JP3626147B2 - 画像通信システムおよび画像受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データを送受信する画像通信システム、およびそれに関連する技術に関する。
【0002】
【背景技術】
様々な機器がネットワークに接続されるようになり、これらの機器の相互間で様々なデータが転送されることが行われている。このような転送においては、文書データにとどまらず、画像データ(静止画データおよび動画データ)などが転送されている。たとえば、デジタルカメラなどにより撮像された画像データを、ネットワークを介して転送することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年のデジタルカメラの高画素化に伴い、静止画像データのデータサイズが増大している。そのため、大きなサイズの画像データの転送が行われることが多くなってきている。また、動画像データについても同様であり、画質向上の要請等によって、その転送対象データのサイズがさらに増大する傾向にある。
【0004】
そして、このような大量のデータを送信するのに十分高速なネットワーク環境が完備されていない現状に鑑みれば、このような大きなサイズの画像データを転送するためには、一般に長い時間がかかってしまうことになる。
【0005】
このような場合において、データ送信側の装置の操作者は、データ送信中においてその進行状態を把握することができないため、使いづらい状況になっている。同様に、データ受信側の装置の操作者も、データ受信中においてその進行状態がわからないため、使いづらい状況になっている。このように、画像データの通信の進行状態が不明であることに起因して、各装置の操作者の操作性が低下してしまうという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、ネットワークを介した画像データの通信に際して、画像データの通信の進行状態をわかりやすく表示する画像通信システム、画像送信装置、および画像受信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、ネットワークを介して画像データを受信する画像受信装置であって、前記画像データのサムネイル画像データを、前記画像データに先立って受信する手段と、前記画像データの受信の進行程度を取得する進行状況取得手段と、前記画像データの受信中において、前記サムネイル画像データに基づく画像を所定の表示部に表示させ、当該画像の表示状態を前記画像データの受信の進行程度に応じて部分的に変更するように、表示出力を制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像受信装置において、前記表示制御手段は、前記サムネイル画像データに基づく画像の全体を所定の表示部に表示させた上で、当該画像の表示状態を前記画像データの受信の進行程度に応じて部分的に変更するように、表示出力を制御することを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る画像受信装置において、前記表示制御手段は、前記画像データの受信中において、前記サムネイル画像データに基づく画像のコントラストを前記画像データの受信の進行程度に応じて部分的に変更することを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る画像受信装置において、前記表示制御手段は、前記画像データの受信中において、前記サムネイル画像データに基づく画像の表示色を前記画像データの受信の進行程度に応じて部分的に変更することを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像受信装置において、前記画像データは、圧縮されたデータであることを特徴とする。
請求項6の発明は、ネットワークを介して画像データの送受信を行う画像通信システムであって、画像データを送信する画像送信装置と、前記画像送信装置から送信されてきた前記画像データをネットワークを介して受信する画像受信装置とを備え、前記画像送信装置は、前記画像データのサムネイル画像データを、前記画像データに先立って送信する手段、を有し、前記画像受信装置は、前記画像データのサムネイル画像データを、前記画像データに先立って受信する手段と、前記画像データの受信の進行程度を表す受信完了度を取得する取得手段と、前記画像データの受信中において、前記サムネイル画像データに基づく画像を所定の表示部に表示させ、当該画像の表示状態を前記受信完了度に応じて部分的に変更するように、表示出力を制御する表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
<A.第1実施形態>
<A1.システム構成>
図1は、本発明に係る画像通信システムを含む構成図であり、画像送信装置および/または画像受信装置として機能する各機器がネットワークNWに接続されている状況が示されている。ここでは、デジタルカメラ、撮影機能を有する携帯電話、あるいはPDA(Personal Digital Assistant)、セットトップボックス(STB:Set Top Box)、DVD−RAM装置、パーソナルコンピュータ(PC1)が示されている。これらの各機器は、画像送信装置として機能するように構成されてもよく、画像受信装置として機能するように構成されてもよい。さらには、画像送信装置および画像受信装置の両方として機能するように構成されても良い。
【0014】
これらの各機器は、ネットワークNWに接続されている。ここで、「ネットワーク」とは、データ通信を行う通信回線網であり、具体的には、インターネット、LAN、WAN、CATV、ICN(Inter−Community Network)などの、電気通信回線(光通信回線を含む)により構成される各種の通信回線網である。ネットワークに対する接続形態は、専用回線などを利用した常時接続であってもよいし、アナログ回線あるいはデジタル回線(ISDN)などの電話回線を利用したダイアルアップ接続などの一時的な接続のいずれであってもよい。また、その伝送方式は、無線方式および有線方式のいずれであってもよい。
【0015】
各機器は、ネットワークNWを介して画像データを含む各種データの送受信を行う。具体的には、或る機器(たとえばデジタルカメラ)が画像送信装置として機能し、画像受信装置として機能する別の機器へと画像データをネットワークを介して転送(送信)する。一方、画像受信装置は、画像送信装置から送信されてきた画像データをネットワークを介して受信する。このような画像データの送受信においては、この画像送信装置およびこの画像受信装置の組(ペア)が、画像通信システムを構成する。なお、画像データは、静止画像データであってもよく、動画像データであってもよい。
【0016】
以下では、デジタルカメラ1を画像送信装置として用い、パーソナルコンピュータPC1を画像受信装置として用いる場合を例示する。
【0017】
<A2.デジタルカメラ>
図2は、デジタルカメラ1の斜視図である。また、図3は、デジタルカメラ1の背面図である。
【0018】
デジタルカメラ1は、その正面に、被写体像をCCD(Charge Coupled Device)13(破線部)に結像させる撮影レンズ11と、ユーザが被写体を視認するためのファインダ窓7aと、フラッシュFLとが設けられている。CCD13は、撮影レンズ11によって結像された光学像を電気信号に変換し、被写体の画像データを生成する。
【0019】
デジタルカメラ1は、その上面に、ユーザが撮影を指示するためのレリーズボタン3と、2つの撮影モード設定キー4と、撮影に関する表示を行う液晶パネル5と、ズームキー6とを備えるとともに、その側面に、ネットワーク接続用インターフェイス8と、記録媒体として機能するメモリカード9を挿入するための挿入口90とを備えている。また、デジタルカメラ1は、その背面に、正面のファインダ窓7aに対応するファインダ窓7bと、画像データ等を表示する液晶モニタ17と、液晶モニタ17に表示されるカーソルを昇降移動するためのカーソルキー19とを備えている。
【0020】
デジタルカメラ1は、メモリカード9に撮影画像を記録すること、メモリカード9に記録された画像を液晶モニタ17等に表示すること、およびメモリカード9に記録された画像を他の機器にネットワークを介して送信することなどが可能である。
【0021】
また、液晶モニタ17は、撮影時にはライブビュー表示を行うとともに、再生時にはメモリカード9に格納されていた画像を表示することができる。さらには、液晶モニタ17は、画像データ送信時には、後述するように、送信対象画像を表示することができる。なお、送信対象画像は、メモリカード9から読み出した画像データに基づいて表示される。
【0022】
図4は、デジタルカメラ1の機能ブロックを示す図である。
【0023】
デジタルカメラ1は、CCD13、A/D変換部14、画像処理部15、圧縮部16、液晶モニタ17、メモリカード(画像記録媒体)9、ネットワーク接続用インターフェイス8、およびCPU30を備えている。
【0024】
撮影レンズ11を通過してきた光は、CCD13において結像する。CCD13は、光電変換作用により、光学像を電気信号に変換する。この電気信号は、A/D変換部14によって、アナログ信号からデジタル信号に変換された後、画像処理部15によって所定の画像処理が施され、画像データとして生成される。ライブビュー作成部21は、この画像データに基づいて、ライブビュー画像を作成する。このライブビュー画像は、撮影時においてレリーズボタン3が押下されるまで液晶モニタ17において連続的に表示される。
【0025】
また、レリーズボタン3が押下されると、本撮影動作が開始され、押下時点の画像データが撮影画像として取得される。取得された画像データは、圧縮部16によって所定の形式で圧縮された後、メモリカード9に格納される。
【0026】
さらに、デジタルカメラ1は、メモリカード9に格納された撮影画像データを、ネットワーク接続用インターフェイス8を介して、他の機器にネットワークを介して送信することもできる。
【0027】
具体的には、上述したように、デジタルカメラ1は、ネットワーク接続用インターフェイス8を有している。このネットワーク接続用インターフェイス8に所定のネットワークケーブルを接続することによって、デジタルカメラ1はLANに接続することができる。そして、デジタルカメラ1は、このLANを介してインターネットにも接続することが可能である。したがって、デジタルカメラ1は、LAN内の機器に対してのみならず、インターネットに接続された様々な機器に対して、ネットワークを介して画像データを送信することができる。
【0028】
また、このデジタルカメラ1の液晶モニタ17は、撮影された画像データに基づく画像を表示することが可能である。後述するように、この液晶モニタ17においては、送信中の画像が表示される。より具体的には、画像データの送信中において、その送信中の画像データに基づく画像が液晶モニタ17に表示される。また、その表示は、「送信完了度」に応じて画像の表示状態を部分的に変更しつつ行われる。ここで、「送信完了度」は、画像データの送信の進行程度を表す指標であり、たとえば、画像データの全データ量STに対する、送信が既に完了したデータ量SCの割合として表現することができる。すなわち、送信完了度SRは、SR=SC/ST、として表現できる。この送信完了度SRは、CPU30によって算出される。また、液晶モニタ17におけるこのような表示出力の制御は、CPU30によって行われる。
【0029】
このように、CPU30は、画像データの送信の進行程度を表す送信完了度SRを取得する機能、および送信完了度SRに応じて画像の表示を部分的に変更する機能等を有している。
【0030】
<A3.パーソナルコンピュータ>
図5は、パーソナルコンピュータPC1のハードウエア構成を示すブロック図である。パーソナルコンピュータPC1は、図5に示すように、ハードウエア的には、CPU62と、RAM(および/またはROM)などの半導体メモリにより構成される主記憶部およびハードディスクドライブ(HDD)などの補助記憶部を有する記憶部63と、メディアドライブ64と、ディスプレイなどの表示部65と、キーボードおよびマウスなどの入力部66、ネットワークカードなどの通信部67とを備えるコンピュータシステム(以下、単に「コンピュータ」とも称する)として構成される。
【0031】
パーソナルコンピュータPC1は、通信部67を介した無線若しくは有線のデータ通信等によってネットワークを介してデジタルカメラ1との間でデータの授受が可能なように構成される。また、このようなデータ通信において受け取られた画像データは、記憶部63等に格納される。
【0032】
また、メディアドライブ64は、CD−ROM、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク、メモリカードなどの可搬性の記録媒体69からその中に記録されている情報を読み出す。
【0033】
このパーソナルコンピュータPC1は、記録媒体69に記録されたソフトウエアプログラム(以下、単に「プログラム」とも称する)を読み込み、そのプログラムをCPU62等を用いて実行することによって、画像受信装置として機能する。具体的には、この画像受信装置は、(1)画像データを受信する機能、(2)画像データの受信の進行程度を表す受信完了度を取得する機能、および(3)画像データの受信中において画像データに基づく画像の表示状態を受信完了度に応じて部分的に変更しつつその画像を表示部(ディスプレイ)65に表示するように表示出力を制御する機能等を有している。ここで、「受信完了度」は、画像データの受信の進行程度を表す指標であり、たとえば、画像データの全データ量(データサイズ)STに対する、受信が既に完了したデータ量DCの割合として表現することができる。すなわち、受信完了度DRは、DR=DC/ST、として表現できる。
【0034】
なお、各機能を有するプログラムは、記録媒体69を介して供給(ないし配給)される場合に限定されず、LANおよびインターネットなどのネットワークを介して、このコンピュータに対して供給(ないし配給)されてもよい。
【0035】
<A4.動作>
図6および図7は、第1実施形態に係る動作を示すフローチャートである。図6は、送信側のデジタルカメラ1における動作を示すフローチャートであり、図7は、そのうちの一部(ステップSP10)の動作を示すフローチャートである。また、図7においては、受信側のパーソナルコンピュータPC1における動作も併せて示されている。さらに、図8〜図11は、送信側のデジタルカメラ1の液晶モニタ17における表示画面を示す図であり、図12〜図15は、受信側のパーソナルコンピュータPC1のディスプレイ65における表示画面を示す図である。
【0036】
ステップSP1(図6)において、デジタルカメラ1は、画像選択用画面を液晶モニタ17に表示する。そして、デジタルカメラ1の操作者が、この選択用画面に表示された複数枚の画像の中から1枚の画像を送信対象(転送対象)として選択すると、デジタルカメラ1は、この選択された画像を送信対象画像として特定する。
【0037】
ステップSP2において、デジタルカメラ1は、液晶モニタ17に転送を開始して良いか否かを問い合わせる画面を表示し、操作者からの指示を受け付ける状態となる。そして、操作者によって転送開始の指示が入力されると、ステップSP10に移行して画像データ転送処理(画像データ送信処理)が開始される。なお、操作者は、送信対象画像を変更したい場合にはステップSP1に戻って再び送信対象画像の選択動作を行うことができる。
【0038】
ステップSP10の動作については次述する。
【0039】
また、ステップSP10の転送動作が終了すると、ステップSP4に進む。ステップSP4においては、デジタルカメラ1は、操作者からの転送動作の完了指示入力を受け付けると、この完了指示入力に応答して、この転送動作を終了する。一方、操作者からの転送動作の継続指示入力を受け付けると、この継続指示入力に応答して、再びステップSP1に戻り、同様の転送動作を繰り返す。
【0040】
次に、ステップSP10の動作について図7を参照しながら詳細に説明する。
【0041】
まず、ステップSP11において、デジタルカメラ1は、転送対象画像の画像データのデータサイズ(データ量)STを算出する。このデータサイズSTは、本来の画像よりも画素数を少なくしたサムネイル画像データのサイズではなく、その画像の本来の画素数(画素サイズ)を有する画像データ(フルサイズ画像データ)のデータサイズである。算出されたデータサイズSTの情報は、後述する送信完了度SRの演算等に用いられる。
【0042】
次に、ステップSP12において、デジタルカメラ1は、受信側のパーソナルコンピュータPC1に対して、受信準備が完了しているか否かを問い合わせる。これに対して、パーソナルコンピュータPC1は、デジタルカメラ1にその問い合わせに対する結果を返信する(ステップSP31)。
【0043】
デジタルカメラ1は、パーソナルコンピュータPC1の準備が完了していない旨の結果を受信した場合には、転送が出来ない旨の転送不可表示を液晶モニタ17に表示して(ステップSP13)、ステップSP4(図6)に進む。一方、デジタルカメラ1は、パーソナルコンピュータPC1の準備が完了している旨の結果を受信した場合には、次のステップSP14に進む。
【0044】
また、パーソナルコンピュータPC1は、受信準備が完了している場合には、パーソナルコンピュータPC1内の画像データ保管用領域の残存量に関する情報をもデジタルカメラ1に向けて送信する(ステップSP32)。
【0045】
そして、デジタルカメラ1は、ステップSP14において、転送された画像データを保存するのに十分な領域がパーソナルコンピュータPC1に残存しているか否かを判定する。具体的には、パーソナルコンピュータPC1からの情報に含まれていた「残存量」と、算出された「画像データサイズST」とを比較する。たとえば、画像データサイズSTに所定のマージン値を加えた値よりも残存量が大きいときには、十分な残存量が存在すると判定する。
【0046】
この結果、十分な容量が残存していないと判定された場合には、容量が不足している旨の表示(容量不足表示)が液晶モニタ17に表示され(ステップSP15)、ステップSP4に進む。一方、十分な容量が残存していると判定された場合には、次のステップSP16に進む。
【0047】
ステップSP16においては、デジタルカメラ1は、本来の画像サイズの画像データの送信(ステップSP18)に先立って、上記のデータサイズSTとサムネイル画像データとを送信する。サムネイル画像データは本来の画像サイズの画像データに比べて非常に小さなデータ量であるため、上記送信に要する時間は非常に短い。サムネイル画像データとしては、あらかじめ作成されていたものが存在する場合にはそれを用いればよく、あらかじめ作成されたものが未だ存在しない場合にはこの時点で新たに作成したものを用いればよい。
【0048】
一方、パーソナルコンピュータPC1は、送信されてきたデータサイズSTとサムネイル画像データとを受信する(ステップSP33)。なお、後のステップにおいて、パーソナルコンピュータPC1は、受信したデータサイズSTに基づいて受信完了度DRを算出し、受信したサムネイル画像データに基づいてディスプレイ65における表示を行うことになる。
【0049】
次に、デジタルカメラ1は、液晶モニタ17に「送信中」の文字(図8等を参照)を表示する(ステップSP17)とともに、所定量の画像データをパーソナルコンピュータPC1に向けて送信する(ステップSP18)。そして、デジタルカメラ1は、送信完了度SRに基づいて画面表示を変更する(ステップSP19)。そして、ステップSP20において、画像データの転送が全て完了したと判定されるまで、ステップSP17,SP18,SP19の動作が繰り返される。そして、デジタルカメラ1は、ステップSP20において、画像データの転送が全て完了したと判定すると、転送が完了した旨の表示(転送済表示)を液晶モニタ17に表示し(ステップSP21)、一連の画像データ転送処理を終了して、ステップSP4に進む。
【0050】
ここにおいて、図8〜図11に示すように、デジタルカメラ1は、画像の送信中においては、送信対象の画像データに基づく画像を液晶モニタ17に表示する。具体的には、デジタルカメラ1は、この送信対象の画像データに基づく画像として、送信対象の画像データについてのサムネイル画像データに基づく画像を、液晶モニタ17に表示するものとする。この場合、送信対象画像そのものが液晶モニタ17に表示されるので、操作者は、いずれの画像が送信中であるかを容易に確認できる。また、サムネイル画像データは、フルサイズ画像データに比べて画素数が少ないので、ハードウエア処理における負担を低減することもできる。
【0051】
図8に示すように、最初は、送信対象の画像の全部(全体)が表示されている。その後、時間の経過とともに送信完了度SRが増大していくと、各時点の送信完了度SRに応じて画像の表示の有無が部分的に変更されていく。言い換えれば、液晶モニタ17においては、送信が完了した割合に相当する部分が徐々に画面から消えていくような表示が行われる。
【0052】
具体的には、送信完了度SRが50%になると、図9に示すように、画像の上半分が消去され、画像の下半分のみが表示されている状態になる。その後、さらに送信完了度SRが増大して送信完了度SRが75%になると、図10に示すように、画像の上側4分の3が消去され、画像の下側4分の1のみが表示されている状態になる。そして、送信完了度SRが100%に到達し画像の転送が完全に終了すると、図11に示すように、液晶モニタ17において、「画像の転送が終了しました」などの文字が転送済表示として表示される(ステップSP21)。このとき、「送信中」の文字は消去される。
【0053】
このように、送信中の画像の表示状態が送信完了度SRに応じて部分的に変更されるので、操作者は送信の進行程度を容易に把握することが可能である。特に、液晶モニタ17における表示は、送信が完了した割合に相当する部分が画面から徐々に消えていくようなものであるので、直感的にわかりやすいものとなっている。
【0054】
なお、送信完了度SRは、ステップSP18における所定量のデータ転送毎に再計算されるが、より正確な数値を算出するためには、所定量の画像データを単に送出した時点を基準にして送信完了データ量を決定するのではなく、受信側のパーソナルコンピュータPC1からの受信確認通知(受信確認パケット等)を受領した時点を基準にして、その送信データの送信が完了したものとみなすことが好ましい。
【0055】
次に、受信側のパーソナルコンピュータPC1における表示動作について説明する。
【0056】
パーソナルコンピュータPC1は、デジタルカメラ1からの画像データを受信すると、ディスプレイ65に「受信中」の文字(図12等を参照)を表示する(ステップSP34)。その後、パーソナルコンピュータPC1は、デジタルカメラ1からの所定量の画像データを受信する(ステップSP35)と、受信完了度DRを算出し、算出した受信完了度DRに基づいて画面表示を変更する(ステップSP36)。そして、ステップSP37において、画像データの転送が全て完了したと判定されるまで、ステップSP34,SP35,SP36の動作が繰り返される。そして、パーソナルコンピュータPC1は、ステップSP37において、画像データの転送が全て完了したと判定すると、転送が完了した旨の表示(転送済表示)をディスプレイ65に表示し(ステップSP38)、一連の画像データ受信処理を終了する。
【0057】
ここにおいて、図12〜図15に示すように、パーソナルコンピュータPC1は、画像の受信中においては、受信対象の画像データに基づく画像をディスプレイ65に表示する。具体的には、パーソナルコンピュータPC1は、ステップSP33で受信したサムネイル画像データに基づく画像を、受信対象の画像データに基づく画像として表示するものとする。この場合、受信対象画像そのものがディスプレイ65に表示されるので、操作者は、いずれの画像が受信中であるかを容易に確認できる。また、サムネイル画像データは、フルサイズ画像データに比べて画素数が少ないので、ハードウエア処理における負担を低減することもできる。
【0058】
また、図12に示すように、最初は、「受信中」の文字のみが表示されており、画像は全く表示されていない。その後、時間の経過とともに受信完了度DRが増大していくと、各時点の受信完了度DRに応じて画像の表示の有無が部分的に変更されていく。言い換えれば、ディスプレイ65においては、受信が完了した割合に相当する部分が徐々に画面に出現するような表示が行われる。
【0059】
具体的には、受信完了度DRが50%になると、図13に示すように、画像の上半分が表示され、画像の下半分のみが表示されていない状態になる。その後、さらに受信完了度DRが増大して受信完了度DRが75%になると、図14に示すように、画像の上側4分の3が表示され、画像の下側4分の1が表示されていない状態になる。そして、受信完了度DRが100%に到達し画像の転送が完全に終了すると、図15に示すように、ディスプレイ65において、全体が表示された画像が表示されるとともに、その画像の上に「画像の転送が終了しました」などの文字が転送済表示として表示される(ステップSP38)。このとき、「受信中」の文字は消去される。
【0060】
このように、受信中の画像の表示状態が受信完了度DRに応じて部分的に変更されるので、操作者は受信の進行程度を容易に把握することが可能である。特に、ディスプレイ65における表示は、受信が完了した割合に相当する部分が徐々に画面に出現するものであるので、直感的にわかりやすいものとなっている。
【0061】
<B.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例であり、送信側のデジタルカメラ1における表示態様、および受信側のパーソナルコンピュータPC1における表示態様が、第1実施形態におけるものと相違する。以下では、相違点を中心に説明する。
【0062】
図16〜図23は、第2実施形態に係る送信側装置および受信側装置における表示状態を示す図である。より詳細には、図16〜図19は、送信側のデジタルカメラ1の液晶モニタ17における表示画面を示す図であり、図20〜図23は、受信側のパーソナルコンピュータPC1のディスプレイ65における表示画面を示す図である。
【0063】
図16〜図19に示すように、デジタルカメラ1は、画像送信中において、サムネイル画像データに基づく画像を液晶モニタ17に表示する。このサムネイル画像データは、送信中のフルサイズ画像と同一の画像を表現する画像データである。したがって、液晶モニタ17においては、送信対象となっている画像が表示されることになる。これにより、操作者は、いずれの画像が送信中であるかを容易に確認できる。また、サムネイル画像データは、フルサイズ画像データに比べて画素数が少ないので、ハードウエア処理における負担を低減することもできる。
【0064】
また、図16に示すように、最初は、画像の全部が通常の表示態様で表示されている。その後、時間の経過とともに送信完了度SRが増大していくと、各時点の送信完了度SRに応じて画像のコントラストが部分的に変更されていく。より詳細には、送信が完了した割合に相当する部分のコントラストが低くなっていくような表示が行われる。
【0065】
具体的には、送信完了度SRが30%になると、図17に示すように、画像の上側の30パーセントに相当する部分(図の斜線部分)においては、コントラストが低減された状態で表示され、画像の下側の70パーセントに相当する部分においては通常のコントラストで表示される。その後、さらに送信完了度SRが増大して送信完了度SRが60%になると、図18に示すように、画像の上側の60%に相当する部分においては低コントラスト表示がなされ、画像の下半分においては通常コントラストの表示がなされる。そして、送信完了度SRが100%に到達し画像の転送が完全に終了すると、図19に示すように、液晶モニタ17において、「画像の転送が終了しました」などの文字が転送済表示として表示される。このとき、「送信中」の文字は消去される。
【0066】
このように、送信中の画像の表示状態が送信完了度SRに応じて部分的に変更されるので、操作者は送信の進行程度を容易に把握することが可能である。特に、液晶モニタ17における表示は、送信が完了した割合に相当する部分のコントラストが通常のコントラストから低コントラストへと変更されていくもの(端的に言えば、その表示画像が徐々に低コントラストになっていくもの)であるので、操作者は、画像データを送信していることを直感的に理解しやすい。また、送信中においては、コントラストの変更が加えられているものの、送信中の画像が表示され続けているので、操作者は、いずれの画像が送信されているのかを直感的に把握しやすい。
【0067】
次に、受信側のパーソナルコンピュータPC1における表示動作について説明する。
【0068】
図20〜図23に示すように、パーソナルコンピュータPC1は、画像受信中において、サムネイル画像データに基づく画像をディスプレイ65に表示する。このサムネイル画像データは、受信中のフルサイズ画像と同一の画像を表現する画像データである。操作者は、ディスプレイ65の表示内容を見ることによって、受信中の画像がいずれの画像なのかを容易に認識できる。
【0069】
また、図20に示すように、ディスプレイ65においては、「受信中」の文字とともに、最初はその全体が低コントラストの画像が表示される。その後、時間の経過とともに受信完了度DRが増大していくと、各時点の受信完了度DRに応じて画像のコントラストが部分的に変更されていく。より具体的には、受信が完了した割合に相当する部分が、低コントラスト表示から通常コントラスト表示へと変更される。この結果、ディスプレイ65における表示画像は、低コントラスト表示から通常コントラスト表示へと徐々に部分的に変更されていく。
【0070】
具体的には、受信完了度DRが30%になると、図21に示すように、画像の上側30%に相当する部分は通常のコントラストに戻り、画像の下側70%に相当する部分(図の斜線部分)は低コントラスト状態のままで表示される。その後、さらに受信完了度DRが増大して受信完了度DRが60%になると、図22に示すように、画像の上側60%に相当する部分は通常のコントラストに戻り、画像の下側40%に相当する部分は低コントラスト状態のままで表示されている状態になる。そして、受信完了度DRが100%に到達し画像の転送が完全に終了すると、図15に示すように、ディスプレイ65において、表示画像の全体が通常のコントラストで表示されるとともに、その画像の上に「画像の転送が終了しました」などの文字が転送済表示として表示される。一方、「受信中」の文字は消去される。
【0071】
このように、受信中の画像の表示状態が受信完了度DRに応じて部分的に変更されるので、操作者は受信の進行程度を容易に把握することが可能である。特に、ディスプレイ65における表示は、受信が完了した割合に相当する部分のコントラストが徐々に低コントラストから通常のコントラストへと変更されていくもの(端的に言えば、その表示画像が徐々に「くっきり」としてくるもの)であるので、画像データを受信していることを直感的に理解しやすいものとなっている。また、受信中においては、コントラストの変更が加えられているものの、受信中の画像が表示され続けているので、操作者は、いずれの画像が送信されているのかを直感的に把握しやすい。
【0072】
なお、この第2実施形態においては、送信および受信の進行程度に応じて画像のコントラストを部分的に変更する場合について例示したが、これに限定されない。たとえば、送信および受信の進行程度に応じて画像の表示色を部分的に変更するようにしても良い。具体的には、上記の図16〜図23における斜線部分を所定の表示色(より好ましくは低彩度の色)で表示するようにしてもよい。あるいは、上記の図16〜図23における斜線部分をモノクロ表示で表示するようにしてもよい。
【0073】
<C.第3実施形態>
第3実施形態は、第1実施形態の変形例である。上記第1実施形態および第2実施形態においては、1枚の画像を送信する場合について説明したが、この第3実施形態においては、複数枚の画像を送信する場合について説明する。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0074】
図24および図25は、第3実施形態に係る動作を示すフローチャートである。図24は、送信側のデジタルカメラ1における動作を示すフローチャートであり、図25は、そのうちの一部の動作(ステップSP110)を示すフローチャートである。また、図25においては、受信側のパーソナルコンピュータPC1における動作も示されている。さらに、図26〜図29は、デジタルカメラ1の液晶モニタ17における表示画面を示す図であり、図30〜図33は、パーソナルコンピュータPC1のディスプレイ65における表示画面を示す図である。
【0075】
図24に示すように、デジタルカメラ1は、ステップSP101においてカウンタNを初期値(N=1)に設定し、ステップSP102においてN枚目の画像を選択すべき旨の要求を液晶モニタ17に表示する。これに対して、デジタルカメラ1の操作者が、選択用画面に表示された複数枚の画像の中から1枚の画像を送信対象(転送対象)として選択すると、デジタルカメラ1は、この選択入力を受け付け、選択された画像を送信対象画像として特定する(ステップSP103)。
【0076】
その後、ステップSP104において、操作者によって次の画像を選択する旨の操作入力が与えられると、デジタルカメラ1はカウンタNの値を1つ増加させて、再びステップSP102に戻り、ステップSP102,SP103,S104の処理を繰り返す。
【0077】
そして、ステップSP104において、デジタルカメラ1は、選択処理終了の入力を受け付けると、ステップSP106に進む。
【0078】
ステップSP106において、デジタルカメラ1は、液晶モニタ17に転送を開始して良いか否かを問い合わせる画面を表示し、操作者からの転送開始指示を受け付ける状態となる。そして、操作者によって転送開始の指示が入力されると、ステップSP110に移行して画像データ転送処理(画像データ送信処理)が開始される。なお、操作者は、送信対象画像を追加したい場合にはステップSP104に戻って再び送信対象画像の選択動作を行うことができる。
【0079】
また、ステップSP110の転送動作が終了すると、ステップSP107に進む。デジタルカメラ1は、ステップSP107において操作者からの転送動作の完了指示入力を受け付けると、この完了指示入力に応答して、この転送動作を終了する。一方、操作者からの転送動作の継続指示入力を受け付けると、この継続指示入力に応答して、再びステップSP101に戻り、同様の転送動作を繰り返す。
【0080】
次に、図25は、ステップSP110の詳細動作を示す図である。なお、図25においては、ステップSP10(図7)内の詳細動作と同様の動作に対しては、下二桁に図7と同一のステップ番号を付して示している。
【0081】
図25および図7を比較すると判るように、ステップSP110における動作は、ステップSP10(図7)における動作とほぼ同じであるが、「送信中」の表示(ステップSP17)および「受信中」の表示(ステップSP34)を行わない点において相違する。また、送信完了度SRの算出(ステップSP119)および受信完了度DRの算出(ステップSP136)における全データ量STはN枚の画像データの合計値となる点などにおいても相違する。
【0082】
ここでは、送信対象画像として、9枚の画像が選択された場合(N=9の場合)について説明する。
【0083】
図26〜図29に示すように、デジタルカメラ1は、これら9枚の画像送信中において、対応するサムネイル画像データに基づく9枚の画像を液晶モニタ17に表示する。各サムネイル画像データは、それぞれ、送信中のフルサイズ画像と同一の画像を表現する画像データである。このように、液晶モニタ17においては、送信対象となっている9枚の画像が表示される。したがって、操作者は、送信中の画像がいずれの画像であるのかを容易に認識できる。また、サムネイル画像データは、フルサイズ画像データに比べて画素数が少ないので、ハードウエア処理における負担を低減することもできる。
【0084】
図26に示すように、最初は、9枚の画像G1〜G9の全部が、それぞれ、通常の表示態様で表示されている。その後、時間の経過とともに送信完了度SRが増大していくと、各時点の送信完了度SRに応じて画像の表示の有無が部分的に変更されていく。より詳細には、送信が完了した割合に相当する部分の表示が消滅していくような表示が行われる。
【0085】
たとえば、送信完了度SRが約25%となり、9枚の画像G1〜G9のうち3枚目の画像G3の半分程度までの送信が完了してるときには、図27に示すように、送信が完了した2枚の画像G1,G2についてはそれぞれの画像表示が消去されるとともに、「転送終了」の文字がその位置に示される。また、3枚目の画像G3については、その送信の進行程度に応じて画像表示の有無が部分的に変更される。ここでは、3枚目の画像G3の上半分が消去されており、3枚目の画像G3の下半分が表示されている状態が示されている。なお、4枚目以降の画像は、未だ転送されていないので、表示されたままになっている。
【0086】
その後、さらに送信完了度SRが増大して送信完了度SRが約90%になり、9枚の画像G1〜G9のうち8枚の画像G1〜G8の送信が完了してるときには、図28に示すように、送信が完了した8枚の画像G1〜G8についてはそれぞれの画像表示が消去されるとともに、「転送終了」の文字がその位置に示される。そして、9枚目の画像G9は、まだ転送されていないので、表示されたままになっている。
【0087】
そして、送信完了度SRが100%に到達し画像の転送が完全に終了すると、図29に示すように、液晶モニタ17において、9枚全ての画像の上に「転送終了」の文字が表示されるとともに、画面全体にわたって「画像の転送が終了しました」という文字が転送済表示として表示される。
【0088】
以上のように、送信中の画像の表示状態が送信完了度SRに応じて部分的に変更されるので、操作者は送信の進行程度を容易に把握することが可能である。特に、液晶モニタ17における表示は、送信が完了した割合に相当する部分が画面から徐々に消えていくようなものであるので、直感的にわかりやすいものとなっている。また、実際に転送対象(送信対象)となる画像が液晶モニタ17に表示されているので、いずれの画像が転送されているのかを容易に認識できる。さらには、複数枚の画像のうち、実際に送信が完了した画像の表示が消去されるので、いずれの画像の転送動作が終了したのか(たとえば、何番目までの画像データの転送が完了したのかなど)を容易に認識することができる。また、ここでは、複数枚の画像のうちの1枚の画像の送信中においても、送信の進行程度を反映させてその1枚の画像の表示状態を部分的に変更しているので、その1枚の画像データの送信の進行程度をも容易に把握することができる。
【0089】
次に、受信側のパーソナルコンピュータPC1における表示動作について説明する。
【0090】
図30〜図33に示すように、パーソナルコンピュータPC1は、画像受信中において、サムネイル画像データに基づく画像をディスプレイ65に表示する。このサムネイル画像データは、受信中のフルサイズ画像と同一の画像を表現する画像データである。操作者は、ディスプレイ65の表示内容を見ることによって、現在受信している画像がいずれの画像なのかを容易に認識できる。
【0091】
パーソナルコンピュータPC1は、ステップSP133における受信内容に基づいて、受信対象となる画像が9枚であることを認識すると、図30に示すように、9枚分の画像表示領域を確保して各画像表示領域に「転送中」の文字(あるいは「受信中」などの文字であっても良い)を表示する。この状態においては、画像そのものは未だ表示されていない。
【0092】
その後、時間の経過とともに受信完了度DRが増大していくと、各時点の受信完了度DRに応じて画像の表示の有無が部分的に変更されていく。具体的には、受信が完了した割合に相当する部分が徐々にディスプレイ65に現れてくる。
【0093】
たとえば、受信完了度DRが約25%程度となり、9枚の画像G1〜G9のうち3枚目の画像G3の半分程度までの受信が完了してるときには、図31に示すように、受信が完了した2枚の画像G1,G2についてはそれぞれの画像が表示される。また、3枚目の画像G3については、その受信の進行程度に応じて画像表示の有無が部分的に変更される。ここでは、3枚目の画像G3の上半分が表示されており、3枚目の画像G3の下半分が未だ表示されていない状態が示されている。なお、4枚目以降の画像は、未だ受信されていないので、対応する画像は表示されていない。
【0094】
その後、さらに受信完了度DRが増大して受信完了度DRが約95%になり、9枚の画像G1〜G9のうち8枚の画像G1〜G8の受信が完了しかつ9枚目の画像G9の半分程度までの受信が完了しているときには、図32に示すように、受信が完了した8枚の画像G1〜G8についてはそれぞれの画像が表示される。また、9枚目の画像G9は、その上半分が表示されており、その下半分が未だ表示されていない状態になっている。
【0095】
そして、受信完了度DRが100%に到達し画像の転送が完全に終了すると、図33に示すように、ディスプレイ65において、9枚全ての画像G1〜G9が表示されるとともに、画面全体にわたって「すべての受信が終了しました」という文字が転送済表示として表示される。
【0096】
以上のように、受信中の画像の表示状態が受信完了度DRに応じて部分的に変更されるので、操作者は受信の進行程度を容易に把握することが可能である。特に、ディスプレイ65における表示は、受信が完了した割合に相当する部分の画像が徐々に消えていくようなものであるので、直感的にわかりやすいものとなっている。また、実際に受信対象となる画像がディスプレイ65に表示されているので、いずれの画像が受信されているのかを容易に認識できる。さらには、複数枚の画像のうち、実際に受信が完了した部分の表示が消去されるので、どの部分の受信動作が終了したのか(たとえば、何番目までの画像データの受信が完了したのかなど)を容易に認識することができる。また、ここでは、複数枚の画像のうちの1枚の画像の受信中においても、受信の進行程度を反映させてその1枚の画像の表示状態を部分的に変更しているので、その1枚の画像データの受信の進行程度をも容易に把握することができる。
【0097】
なお、この第3実施形態においては、複数枚の画像の通信中(送信中ないし受信中)において、所定のデータ量の転送が終了する毎に表示状態を更新する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、複数枚の画像の送信中(ないし受信中)において、1枚の画像の通信(送信ないし受信)が終了する毎に各表示部(液晶モニタ17あるいはディスプレイ65)における表示状態を更新するようにしても良い。これによれば、表示制御を簡略化することができる。
【0098】
<D.第4実施形態>
上記各実施形態においては、静止画像データの送信および受信について説明したが、本発明は動画像データの送信および受信に対しても適用できる。
【0099】
この第4実施形態においては、動画像データの送受信を行う場合について説明する。
【0100】
具体的には、動画像データの中から複数枚の静止画像を所定の手法に基づいて抽出し、この静止画像を利用して通信の進行程度を表現する。
【0101】
図34〜図36は、送信側のデジタルカメラ1の液晶モニタ17における表示画面を示す図であり、図37〜図39は、受信側のパーソナルコンピュータPC1のディスプレイ65における表示画面を示す図である。
【0102】
デジタルカメラ1は、動画像データから複数枚の静止画像を抽出する。これらの静止画像は、具体的には、所定のシーン判別技術によって抽出したシーン毎の代表画像である。あるいは、所定の時間間隔(たとえば1分毎)で複数の静止画像を抽出するようにしても良い。
【0103】
ここでは、4枚の静止画像が抽出された場合を例示する。各静止画像は、全体の25%ずつのデータ量を表現するものとして利用される。
【0104】
図34に示すように、送信側のデジタルカメラ1の液晶モニタ17において、4枚の静止画像は、少しずつずらされて重ねられた状態で表示されている。そして、最初は、4つの静止画像のすべてが表示されている。
【0105】
その後、時間の経過とともに送信完了度SRが増大していくと、各時点の送信完了度SRに応じて画像の表示状態が部分的に変更されていく。ここでは、送信が完了した割合に相当する部分の画像表示が消滅していくものとする。
【0106】
たとえば、送信完了度SRが1/8程度にまで進行したときには、最も上側の1枚目の静止画像のうち上半分の画像表示が消去されるとともに、画像が消去された領域は所定の色(ここでは灰色)で塗りつぶされる。
【0107】
また、送信完了度SRが50%程度に至ったときには、図35に示すように、4枚のうち、1枚目および2枚目の2枚の静止画像についてはそれぞれの画像表示が消去され、画像が表示されていた領域は灰色で塗りつぶされる。また、3枚目および4枚目の2枚の静止画像についてはそれぞれの画像表示が維持される。
【0108】
そして、送信完了度SRが100%に到達し画像の転送が完全に終了すると、図36に示すように、液晶モニタ17において、4枚全ての静止画像について各画像表示が消去され、画像が表示されていた領域は灰色で塗りつぶされるとともに、「すべての転送が終了しました」という文字が転送済表示として表示される。
【0109】
以上のように、送信中の画像の表示状態が動画像データの送信完了度SRに応じて部分的に変更されるので、操作者は送信動作の進行程度を容易に把握することが可能である。
【0110】
次に受信側のパーソナルコンピュータPC1のディスプレイ65について説明する。
【0111】
図37に示すように、ディスプレイ65においては、4枚の静止画像は、少しずつずらされて重ねられた状態で表示されている。そして、最初は、4つの静止画像については、各静止画像に対応する画像枠は示されているものの、静止画像自体はいずれも表示されていない。また、ここでは、画像枠内の領域は、所定の色(たとえば灰色)で塗りつぶされているものとする。
【0112】
その後、時間の経過とともに受信完了度DRが増大していくと、各時点の受信完了度DRに応じて画像の表示状態が部分的に変更されていく。ここでは、受信が完了した割合に相当する部分の画像表示が徐々に表示されていくものとする。
【0113】
たとえば、受信完了度DRが1/8程度にまで進行したときには、最も上側の1枚目の静止画像のうち上半分において画像が表示される。
【0114】
また、受信完了度DRが50%程度に至ったときには、図38に示すように、4枚のうち、1枚目および2枚目の2枚の静止画像についてはそれぞれの画像が表示されるとともに、3枚目および4枚目の2枚の静止画像についてはそれぞれの画像は未だ表示されていない。
【0115】
そして、受信完了度DRが100%に到達し画像の転送が完全に終了すると、図39に示すように、ディスプレイ65において、「すべての受信が終了しました」という文字が転送済表示として表示される。
【0116】
以上のように、受信中の画像の表示状態が動画像データの受信完了度DRに応じて部分的に変更されるので、操作者は受信動作の進行程度を容易に把握することが可能である。
【0117】
なお、この第4実施形態においては、動画データから抽出された代表的な複数の静止画像を重ねて表示する場合を例示したが、これに限定されない。たとえば、これらの複数の静止画像を、第3実施形態(図26〜図33)のように、液晶モニタ17および/またはディスプレイ65上において重ならないように配列して表示するようにしてもよい。
【0118】
<E.第5実施形態>
上記においては、1枚の静止画像データを送受信する場合(第1実施形態および第2実施形態)、複数枚の画像データを送受信する場合(第3実施形態)、1つの動画像データを送受信する場合(第4実施形態)のそれぞれについて説明してきた。この第5実施形態においては、これらの全ての種類の画像データを送受信することが可能な画像通信システムについて説明する。
【0119】
具体的には、画像送信装置(デジタルカメラ1)は、送信に先立って、送信対象の画像データが静止画像データであるかそれとも動画像データであるかについての情報、すなわち画像データの種別についての情報(種別情報)を取得する。また、同時に、画像送信装置と画像受信装置との間で一括して送受信される一連の画像データの個数(言い換えれば、送受信の対象となる「画像データ群」に含まれる画像データの個数)についての情報(個数情報)をも取得する。
【0120】
そして、デジタルカメラ1は、このような情報(具体的には、画像データの種別および画像データの個数についての情報)に応じて、液晶モニタ17上での表示に用いるべき表示形式を選択して決定し、決定された表示形式に基づいてその画像を表示する。たとえば、1枚の静止画像データが転送対象であると認識されるときには、第1実施形態のような表示形式、より具体的には、図8〜図11に示すような表示形式を用いて液晶モニタ17における表示を行う。あるいは、複数枚の静止画像データが転送対象であると認識されるときには、第3実施形態のような表示形式、より具体的には、図26〜図29に示すような表示形式を用いて液晶モニタ17における表示を行う。また、1つの動画データが転送対象であると認識されるときには、第4実施形態のような表示形式、より具体的には、図34〜図36に示すような表示形式を用いて液晶モニタ17における表示を行う。さらに、複数の動画データが転送対象であると認識されるときには、たとえば、図34に示すような表示を転送対象の動画データの数に応じた個数だけ横方向(および/または縦方向)に配列させた表示形式を用いて液晶モニタ17における表示を行う。
【0121】
また、受信側装置においても同様の動作が行われる。具体的には、画像受信装置(パーソナルコンピュータPC1)は、受信に先立って、受信対象の画像データが静止画像データであるかそれとも動画像データであるかについての情報、すなわち画像データの種別についての情報(種別情報)を取得する。また、同時に、画像送信装置と画像受信装置との間で一括して送受信される一連の画像データの個数についての情報(個数情報)をも取得する。
【0122】
そして、パーソナルコンピュータPC1は、このような情報(具体的には、画像データの種別および画像データの個数についての情報)に応じて、ディスプレイ65上での表示に用いるべき表示形式を決定し、決定された表示形式に基づいてその画像を表示する。たとえば、1枚の静止画像データが転送対象であると認識されるときには、第1実施形態のような表示形式、より具体的には、図12〜図15に示すような表示形式を用いてディスプレイ65における表示を行う。あるいは、複数枚の静止画像データが転送対象であると認識されるときには、第3実施形態のような表示形式、より具体的には、図30〜図33に示すような表示形式を用いてディスプレイ65における表示を行う。また、1つの動画データが転送対象であると認識されるときには、第4実施形態のような表示形式、より具体的には、図37〜図39に示すような表示形式を用いてディスプレイ65における表示を行う。さらに、複数の動画データが転送対象であると認識されるときには、たとえば、図37に示すような表示を転送対象の動画データの数に応じた個数だけ横方向(および/または縦方向)に配列させた表示形式を用いてディスプレイ65における表示を行う。
【0123】
図40は、このような動作の一例を示すフローチャートである。
【0124】
デジタルカメラ1は、ステップSP22において表示形式の選択を行う。たとえば、1枚の静止画像データが転送対象であると認識されるときには、図8〜図11に示すような表示形式を選択する。その後、デジタルカメラ1は、ステップSP19において、その表示形式を用いて液晶モニタ17における表示を行う。また、デジタルカメラ1は、ステップSP22において、表示形式決定のための情報(具体的には、画像データの種別情報および個数情報)をパーソナルコンピュータPC1に向けて送信する。
【0125】
一方、パーソナルコンピュータPC1は、受信した情報(画像データの種別情報および個数情報)に基づいて表示形式の選択を行う(ステップSP39)。たとえば、1枚の静止画像データが転送対象であると認識されるときには、図12〜図15に示すような表示形式を選択する。そして、ステップSP36において、その表示形式を用いてディスプレイ65における表示を行う。
【0126】
なお、ステップSP17の「送信中」表示およびステップSP34の「受信中」表示は必ずしも行うことを要しない。たとえば、複数枚の静止画像データが転送対象であるとき、および動画像データが転送対象であるときには、ステップSP17の「送信中」表示およびステップSP34の「受信中」表示を行わないことによって、図26〜図39に示すような態様の表示を行うことができる。
【0127】
この第5実施形態によれば、送受信の対象となる画像データの種別に応じて、各表示部(液晶モニタ17ないしディスプレイ65)における表示形式が選択されて決定されるので、送受信対象の画像データがどのような種類のデータであるか、およびその個数などを直感的に把握しやすいという利点がある。さらには、送受信の対象となる画像データの個数に応じて、各表示部(液晶モニタ17ないしディスプレイ65)における表示形式が選択されて決定されるので、送受信対象の画像データの個数を直感的に把握しやすいという利点がある。
【0128】
<F.第6実施形態>
この第6実施形態においては、第1実施形態の変形例であり、画像データの全転送時間に応じて、表示モードを切り替える場合について説明する。
【0129】
この第6実施形態においては、第1実施形態における図7の動作の代わりに図41の動作を行う。具体的には、図41に示すように、ステップSP17以降の送信動作等に先立って、ステップSP16の直後のステップSP23において、画像データの全転送時間に応じた表示モードを選択する動作を行う。
【0130】
図42は、ステップSP23における詳細動作を示すフローチャートである。まず、ステップSP51において、画像送信装置としてのデジタルカメラ1は、受信側装置(パーソナルコンピュータPC1)との間でのネットワークを介した転送における転送レート情報を取得する。転送レートとしては、転送路における理論上の値を用いることが可能である他、転送路における実際の転送レートを用いることも可能である。たとえば、後者としては、比較的小さなサイズの計測用ファイルをデジタルカメラ1からパーソナルコンピュータPC1へと実際に転送し、その転送に要した時間に基づいてその転送路における実際の転送レート(実効転送レート)を計測するようにすればよい。
【0131】
その後、ステップSP52において、デジタルカメラ1は、フルサイズ画像データを送信するのに要する全転送時間を、転送レートに基づいて推定する。具体的には、ステップSP11で算出したフルサイズ画像データのデータサイズを、ステップSP51で算出した転送レートで除することによって、全転送時間を算出することができる。
【0132】
そして、デジタルカメラ1は、この全転送時間に応じた分岐処理(ステップSP53,SP54,SP55)を行うことにより、表示モードを決定する。ここでは、4つの表示モードM1,M2,M3,M4の中から、転送時間(全転送時間)に応じた表示モードが選択される。
【0133】
具体的には、転送時間が10秒以内の場合には、ステップSP61に進んで表示モードM1が選択される。また、転送時間が10秒よりも長く且つ1分以内である場合には、ステップSP62に進んで表示モードM2が選択される。さらに、転送時間が1分よりも長く且つ5分以内である場合には、ステップSP63に進んで表示モードM3が選択され、転送時間が5分よりも長い場合には、ステップSP64に進んで表示モードM4が選択される。
【0134】
表示モードM2,M3,M4は、第1実施形態で詳述したような、部分的な表示変更を行うモードであるが、表示モードM1は、そのような部分的な表示変更を行わないモードである。
【0135】
また、表示モードM2においては表示枠F(図8等を参照)の色が青色に設定され、表示モードM3においては表示枠Fの色が黄色に設定され、表示モードM4においては表示枠Fの色が赤色に設定される。このように、表示枠Fの色は、その全転送時間の長さに応じて複数の色の中から選択的に決定される。
【0136】
そして、このような表示モードの設定に従って、ステップSP17以降の処理が行われる。
【0137】
ただし、表示モードM1が選択された場合には、ステップSP19においては、表示画面は変更されない。より具体的には、転送対象画像に対応するサムネイル画像データが液晶モニタ17上に常に表示された状態となる。これは、表示モードM1が選択される程度に転送時間が短い場合には、転送状況を把握する必要性が少ないと判断されるからである。また、表示変更を行わないことにより、表示変更に必要な負荷を削減できるので、より迅速に転送動作を完了することができる。
【0138】
一方、表示モードM2,M3,M4が選択された場合には、ステップSP19における表示変更が行われる。この場合には、転送時間が比較的長いので、転送状況を把握する必要性が高いと判断されるからである。具体的には、上述したように、送信中の画像の表示状態が送信完了度SRに応じて部分的に変更される(図8〜図11等を参照)。
【0139】
また、表示モードM2,M3,M4においては、全転送時間に応じて表示枠の色が異なっている。したがって、操作者は、表示枠Fの色を見ることによって、画像データの転送に要する時間を知ることができる。たとえば、表示枠の色が赤色のときには、画像の転送に長い時間がかかることを容易に理解することができる。この場合、操作者は、たとえば、別の場所で別の作業を行うこと、あるいは、この送信動作自体を中止すことなど、その後の対応を決定することが可能になる。
【0140】
また、受信側のパーソナルコンピュータPC1においても同様の動作が行われる。具体的には、図41に示すように、ステップSP34以降の受信動作等に先立って、ステップSP33の直後のステップSP40において、画像データの全転送時間に応じた表示モードを選択する動作を行う。ステップSP40の動作は、ステップSP23の動作と同様である。ただし、パーソナルコンピュータPC1は、ステップSP33で受信したデータサイズSTを、ステップSP40で求めた転送レートで除することによって、全転送時間を算出することになる。これにより、受信側のパーソナルコンピュータPC1においても、同様の効果を得ることができる。
【0141】
なお、この第6実施形態においては、全転送時間に応じた表示モードによる標示が行われる場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、残り転送時間に応じた表示モードによる表示を行うようにしてもよい。
【0142】
具体的には、図41のステップSP19において、残り転送時間(=未転送データサイズ/転送レート)を算出し、その残り転送時間に応じて表示モードM1からM4のいずれかを選択し、選択した表示モードに応じた表示を行うようにすれば良い。また、残り転送時間の算出用の転送レートとしては、上記と同様にステップSP23中のステップSP51で求めた転送レートの値を利用しても良いが、ステップSP19等において時々刻々と変化する値として算出された転送レートの値を利用するようにしても良い。
【0143】
受信側の装置においても同様である。図41のステップSP36において、残り転送時間を算出し、その残り転送時間に応じた表示モードに基づく表示を行えばよい。これにより、残り時間に応じた表示モードによる表示が行われるので、操作者は、残り転送時間をより直感的に把握することができる。
【0144】
また、この第6実施形態においては、転送時間に応じて表示枠Fの色を変更する場合について説明したが、これに限定されず、様々な表示を採用することができる。たとえば、画像データに基づく画像の下側にカラーバーを設けるようにしても良い。
【0145】
<G.その他>
上記各実施形態においては、デジタルカメラ1を送信側装置(画像送信装置)とし、パーソナルコンピュータPC1を受信側装置(画像受信装置)とする場合について説明したがこれに限定されない。たとえば、逆にパーソナルコンピュータPC1を送信側装置とし、デジタルカメラ1を受信側装置としてもよい。また、上述したように、送信側装置および受信側装置は、これらのデジタルカメラ1およびパーソナルコンピュータPC1に限定されず、それぞれ、様々な種類の機器であってもよい。
【0146】
また、受信側装置における表示部は、その装置内に一体化して設けられている必要はない。たとえば、受信側装置としてのセットトップボックスSTBは、上述のような表示動作を行うような表示出力信号を生成し、本体とは別個に設けられたTVモニタに対して、その生成された表示出力信号を出力するようにしても良い。
【0155】
【発明の効果】
以上のように、請求項1から請求項6に記載の発明によれば、ネットワークを介した画像データの受信の進行状態をわかりやすく表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像通信システムを含む構成図である。
【図2】デジタルカメラ1の斜視図である。
【図3】デジタルカメラ1の背面図である。
【図4】デジタルカメラ1の機能ブロック図である。
【図5】パーソナルコンピュータPC1のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図6】送信側のデジタルカメラ1における動作を示すフローチャートである。
【図7】送信側および受信側装置の送受信動作を示すフローチャートである。
【図8】デジタルカメラ1の液晶モニタ17における表示画面を示す図である。
【図9】液晶モニタ17における表示画面を示す図である。
【図10】液晶モニタ17における表示画面を示す図である。
【図11】液晶モニタ17における表示画面を示す図である。
【図12】パーソナルコンピュータPC1のディスプレイ65における表示画面を示す図である。
【図13】ディスプレイ65における表示画面を示す図である。
【図14】ディスプレイ65における表示画面を示す図である。
【図15】ディスプレイ65における表示画面を示す図である。
【図16】第2実施形態に係る送信装置における表示状態を示す図である。
【図17】第2実施形態に係る送信装置における表示状態を示す図である。
【図18】第2実施形態に係る送信装置における表示状態を示す図である。
【図19】第2実施形態に係る送信装置における表示状態を示す図である。
【図20】第2実施形態に係る受信装置における表示状態を示す図である。
【図21】第2実施形態に係る受信装置における表示状態を示す図である。
【図22】第2実施形態に係る受信装置における表示状態を示す図である。
【図23】第2実施形態に係る受信装置における表示状態を示す図である。
【図24】第3実施形態に係る動作を示すフローチャートである。
【図25】送信装置および受信装置の送受信動作を示すフローチャートである。
【図26】第3実施形態に係る送信装置における表示状態を示す図である。
【図27】送信装置における表示状態を示す図である。
【図28】送信装置における表示状態を示す図である。
【図29】送信装置における表示状態を示す図である。
【図30】第3実施形態に係る受信装置における表示状態を示す図である。
【図31】受信装置における表示状態を示す図である。
【図32】受信装置における表示状態を示す図である。
【図33】受信装置における表示状態を示す図である。
【図34】第4実施形態に係る送信装置における表示状態を示す図である。
【図35】送信装置における表示状態を示す図である。
【図36】送信装置における表示状態を示す図である。
【図37】第4実施形態に係る受信装置における表示状態を示す図である。
【図38】受信装置における表示状態を示す図である。
【図39】受信装置における表示状態を示す図である。
【図40】第5実施形態に係る送受信動作を示すフローチャートである。
【図41】第6実施形態に係る送受信動作を示すフローチャートである。
【図42】第6実施形態に係る動作の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
3 レリーズボタン
8 ネットワーク接続用インターフェイス
9 メモリカード
11 撮影レンズ
17 液晶モニタ
G1〜G9 画像
NW ネットワーク
PC1 パーソナルコンピュータ

Claims (6)

  1. ネットワークを介して画像データを受信する画像受信装置であって、
    前記画像データのサムネイル画像データを、前記画像データに先立って受信する手段と、
    前記画像データの受信の進行程度を取得する進行状況取得手段と、
    前記画像データの受信中において、前記サムネイル画像データに基づく画像を所定の表示部に表示させ、当該画像の表示状態を前記画像データの受信の進行程度に応じて部分的に変更するように、表示出力を制御する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像受信装置。
  2. 請求項1に記載の画像受信装置において、
    前記表示制御手段は、前記サムネイル画像データに基づく画像の全体を所定の表示部に表示させた上で、当該画像の表示状態を前記画像データの受信の進行程度に応じて部分的に変更するように、表示出力を制御することを特徴とする画像受信装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像受信装置において、
    前記表示制御手段は、前記画像データの受信中において、前記サムネイル画像データに基づく画像のコントラストを前記画像データの受信の進行程度に応じて部分的に変更することを特徴とする画像受信装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の画像受信装置において、
    前記表示制御手段は、前記画像データの受信中において、前記サムネイル画像データに基づく画像の表示色を前記画像データの受信の進行程度に応じて部分的に変更することを特徴とする画像受信装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像受信装置において、
    前記画像データは、圧縮されたデータであることを特徴とする画像受信装置。
  6. ネットワークを介して画像データの送受信を行う画像通信システムであって、
    画像データを送信する画像送信装置と、
    前記画像送信装置から送信されてきた前記画像データをネットワークを介して受信する画像受信装置と、
    を備え、
    前記画像送信装置は、
    前記画像データのサムネイル画像データを、前記画像データに先立って送信する手段、
    を有し、
    前記画像受信装置は、
    前記画像データのサムネイル画像データを、前記画像データに先立って受信する手段と、
    前記画像データの受信の進行程度を表す受信完了度を取得する取得手段と、
    前記画像データの受信中において、前記サムネイル画像データに基づく画像を所定の表示部に表示させ、当該画像の表示状態を前記受信完了度に応じて部分的に変更するように、表示出力を制御する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像通信システム。
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