JP5848930B2 - 情報処理システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、処理制御技術に関し、特に情報処理装置間で連携して実行する情報処理の処理状況を音声で利用者に通知する処理状況通知技術に関する。
スマートフォン、携帯電話、パソコンなどの情報処理装置には、実行している情報処理の処理状況を画面表示や確認音で利用者に通知する機能が設けられている。例えば、スマートフォンでメールを送信する場合、利用者による送信開始操作に応じて、送信中である旨を示すメッセージが画面表示され、送信終了に応じて確認音がスピーカから出力される。利用者はこれら画面表示や確認音により、メール送信の処理状況を容易に確認できる。
従来、このような処理状況通知技術の1つとして、他の装置へデータを送信する場合、本体装置と外部接続されたカードリーダとの間でデータをやり取りする際、本体装置に設けた2つのスピーカから出力する音の大きさを、データの転送方向に応じて変更する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。具体的には、本体装置からカードリーダへデータを転送する場合には、一方のスピーカから出力する音を小さくしつつ、他方のスピーカから出力する音を大きくし、逆にカードリーダから本体装置へデータを転送する場合には、他方のスピーカから出力する音を小さくしつつ、一方のスピーカから出力する音を大きくするものである。
特開2009−071501号公報
このような特許文献1の技術では、データ転送の方向に応じて2つのスピーカから出力される音声の大きさを変化させているものの、これらスピーカの両方が、データ転送処理を行う一方の本体装置にのみ設けられているため、これらスピーカの間に利用者が存在する場合、すなわち本体装置の傍に利用者が存在する場合には、各スピーカから出力される音を容易に識別できる。すなわち、この技術は、利用者が1人であって、2つのスピーカの間に利用者が存在している場合を前提としており、この前提条件が成立した環境において、データ転送処理の状況を利用者が把握することができる。
一方、利用者が異なる2つの情報処理装置間でデータ転送を行う場合、これら情報処理装置の傍にそれぞれの利用者が存在する状況が一般的である。例えば、2つのスマートフォン間で任意のコンテンツをデータ転送する場合、それぞれの利用者が自己のスマートフォンを携帯している状況となる。このように、各情報処理装置の傍にそれぞれの利用者が存在する場合、他方の情報処理装置の利用者は、2つのスピーカの間に存在している訳ではない。
したがって、特許文献1の技術では、このような環境において、各スピーカから出力される音を容易に識別できない。一方の情報処理装置から2つのスピーカで別個の音声を出力しても、他方の情報処理装置の利用者は、ほぼ同じ方向から音声が聞こえてしまうからである。
このため、特許文献1の技術によれば、それぞれの利用者が、自己の情報処理装置における処理状況、さらには相手の情報処理装置における処理状況を、音声により把握するのは難しいという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、情報処理装置間におけるデータ転送処理の処理状況を、これら情報処理装置の利用者がそれぞれ音声により容易に把握できる処理状況通知技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる情報処理システムは、通信回線を介して互いに接続された第1および第2の情報処理装置から構成されて、これら情報処理装置間で連携することにより、当該通信回線を介して当該第1の情報処理装置から当該第2の情報処理装置へ転送データを転送するデータ転送処理を実行する情報処理システムであって、第1の情報処理装置に、データ転送処理の処理状況に応じて変化する第1の音声を、当該処理状況から特定するための第1の発音データと、データ転送処理の処理状況に応じて変化する、第1の音声とは異なる第2の音声を、当該処理状況から特定するための第2の発音データとを予め記憶する記憶部と、データ転送処理により当該第1の情報処理装置から送信した送信済データ量の、転送データの全データ量に対する割合を、第1の処理状況として検出する処理状況検出部と、データ転送処理を開始する前に、通信回線を介して第2の情報処理装置へ第2の発音データを送信し、データ転送処理と並行して、第1の処理状況に応じた第1の音声を、第1の発音データにより特定して順次出力する発音制御部とを備え、第2の情報処理装置に、データ転送処理により第1の情報処理装置から受信した受信済データ量の、転送データの全データ量に対する割合を、第2の処理状況として検出する処理状況検出部と、データ転送処理を開始する前に、通信回線を介して第1の情報処理装置から第2の発音データを受信し、データ転送処理と並行して、第2の処理状況に応じた第2の音声を、第2の発音データにより特定して順次出力する発音制御部とを備えている。
また、本発明にかかる他の情報処理システムは、通信回線を介して互いに接続された第1および第2の情報処理装置から構成されて、これら情報処理装置間で連携することにより、当該通信回線を介して当該第1の情報処理装置から当該第2の情報処理装置へ転送データを転送するデータ転送処理を実行する情報処理システムであって、第1の情報処理装置に、データ転送処理の処理状況に応じて変化する第1の音声を、当該処理状況から特定するための第1の発音データと、データ転送処理の処理状況に応じて変化する、第1の音声とは異なる第2の音声を、当該処理状況から特定するための第2の発音データとを予め記憶する記憶部と、データ転送処理により当該第1の情報処理装置から送信した送信済データ量の、転送データの全データ量に対する割合を、第1の処理状況として検出する処理状況検出部と、データ転送処理と並行して、第1の処理状況に応じた第2の音声を第2の発音データにより特定し、当該第2の音声の出力を指示する発音指示データを第2の情報処理装置へ順次送信し、データ転送処理と並行して、第1の処理状況に応じた第1の音声を、第1の発音データにより特定して順次出力する発音制御部とを備え、第2の情報処理装置に、データ転送処理と並行して、通信回線を介して第1の情報処理装置から発音指示データを順次受信し、当該発音指示データに基づいて第2の音声を出力する発音制御部を備えている。
この際、第1または第2の発音データに、処理状況に応じた、周波数、音量、または音色を示す制御データ、および/または処理状況に応じた音声データを含むようにしてもよい。
また、本発明にかかるプログラムは、通信回線を介して互いに接続された第1および第2の情報処理装置から構成されて、これら情報処理装置間で連携することにより、当該通信回線を介して当該第1の情報処理装置から当該第2の情報処理装置へ転送データを転送するデータ転送処理を実行する情報処理システムのうち、第1および第2の情報処理装置で共用されるプログラムであって、第1の情報処理装置において、記憶部で、データ転送処理の処理状況に応じて変化する第1の音声を、当該処理状況から特定するための第1の発音データと、データ転送処理の処理状況に応じて変化する、第1の音声とは異なる第2の音声を、当該処理状況から特定するための第2の発音データとを予め記憶する記憶ステップと、処理状況検出部で、データ転送処理により当該第1の情報処理装置から送信した送信済データ量の、転送データの全データ量に対する割合を、第1の処理状況として検出する処理状況検出ステップと、発音制御部で、データ転送処理を開始する前に、通信回線を介して第2の情報処理装置へ第2の発音データを送信し、データ転送処理と並行して、第1の処理状況に応じた第1の音声を、第1の発音データにより特定して順次出力する発音制御ステップとを実行し、第2の情報処理装置において、処理状況検出部で、データ転送処理により第1の情報処理装置から受信した受信済データ量の、転送データの全データ量に対する割合を、第2の処理状況として検出する処理状況検出ステップと、発音制御部で、データ転送処理を開始する前に、通信回線を介して第1の情報処理装置から第2の発音データを受信し、データ転送処理と並行して、第2の処理状況に応じた第2の音声を、第2の発音データにより特定して順次出力する発音制御ステップとを実行する。
また、本発明にかかる他のプログラムは、通信回線を介して互いに接続された第1および第2の情報処理装置から構成されて、これら情報処理装置間で連携することにより、当該通信回線を介して当該第1の情報処理装置から当該第2の情報処理装置へ転送データを転送するデータ転送処理を実行する情報処理システムのうち、第1および第2の情報処理装置で共用されるプログラムであって、第1の情報処理装置において、記憶部で、データ転送処理の処理状況に応じて変化する第1の音声を、当該処理状況から特定するための第1の発音データと、データ転送処理の処理状況に応じて変化する、第1の音声とは異なる第2の音声を、当該処理状況から特定するための第2の発音データとを予め記憶する記憶ステップと、処理状況検出部で、データ転送処理により当該第1の情報処理装置から送信した送信済データ量の、転送データの全データ量に対する割合を、第1の処理状況として検出する処理状況検出ステップと、発音制御部で、データ転送処理と並行して、第1の処理状況に応じた第2の音声を第2の発音データにより特定し、当該第2の音声の出力を指示する発音指示データを第2の情報処理装置へ順次送信し、データ転送処理と並行して、第1の処理状況に応じた第1の音声を、第1の発音データにより特定して順次出力する発音制御ステップとを実行し、第2の情報処理装置において、発音制御部で、データ転送処理と並行して、通信回線を介して第1の情報処理装置から発音指示データを順次受信し、当該発音指示データに基づいて第2の音声を出力する発音制御ステップを実行する。
本発明によれば、各利用者がそれぞれ自己の情報処理装置の傍に存在する場合でも、それぞれの利用者が、これら情報処理装置から出力される第1の音声と第2の音声とを容易に識別できる。
このため、本実施の形態によれば、情報処理装置間におけるデータ転送処理の処理状況、さらには、データ転送の方向や、他の情報処理装置に対する情報処理装置間の連携状況を、これら情報処理装置の利用者が、それぞれ音声により容易に把握することが可能となる。
第1の実施の形態にかかる情報処理システムおよび情報処理装置の構成を示すブロック図である。 発音データの構成例である。 発音データの他の構成例(テーブル)である。 発音データの他の構成例(関数)である。 第1の実施の形態にかかる情報処理システムの動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる情報処理システムの動作を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態にかかる情報処理システムの動作例である。 第2の実施の形態にかかる情報処理システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態にかかる情報処理システムの動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる情報処理システムの動作を示すシーケンス図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる情報処理システム1および情報処理装置10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムおよび情報処理装置の構成を示すブロック図である。
この情報処理システム1は、通信回線30を介して互いに接続された情報処理装置(第1の情報処理装置)10と情報処理装置(第2の情報処理装置)20とから構成されて、これら情報処理装置10,20間で連携することにより、通信回線30を介して転送データを転送するデータ転送処理を実行する機能を有している。本発明では、2つの情報処理装置からなる情報処理システム1を基本形態とし、3つ以上の情報処理装置で情報処理システム1を構成する場合には、この基本形態を、各情報処理装置間にそれぞれ適用すればよい。
情報処理装置10,20は、スマートフォン、携帯電話、パソコンなどの情報処理装置からなり、通信回線30を介してデータ通信を行う機能を有している。各実施の形態では、情報処理装置10をデータ転送時の送信側とするとともに、情報処理装置20をデータ転送時の受信側とし、情報処理装置10から情報処理装置20に対して、メモ、メッセージ、住所データなどの文字データ、あるいは画像、映像、音楽、アプリケーションファイル、WEB文書、クーポンや広告などのサービス情報などのファイルデータといった、一般的なコンテンツをデータ転送する場合を例として説明する。
本実施の形態は、情報処理装置10において、情報処理装置20とのデータ転送処理を開始する前に、通信回線30を介して情報処理装置20へ第2の発音データを送信し、データ転送処理と並行して、自装置での第1の処理状況に応じた第1の音声を第1の発音データにより特定して順次出力し、情報処理装置20において、情報処理装置10とのデータ転送処理を開始する前に、通信回線30を介して情報処理装置10から第2の発音データを受信し、データ転送処理と並行して、自装置での第2の処理状況に応じた、第1の音声とは異なる第2の音声を第2の発音データにより特定して順次出力するようにしたものである。
[情報処理装置]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる情報処理装置10,20の構成について詳細に説明する。
情報処理装置10には、主な機能部として、通信I/F部11、操作入力部12、表示部13、音声処理部14、記憶部15、および制御部16が設けられている。
通信I/F部11は、専用のデータ通信回路からなり、通信回線30を介して情報処理装置20などの情報処理装置とデータ通信を行う機能を有している。この際、通信方式としては、携帯電話用の移動体通信方式のほか、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などの無線通信方式を用いてもよく、インターネットやLANなどの有線通信方式を用いてもよい。
操作入力部12は、タッチパネルやキーボードなどの操作入力装置からなり、利用者の操作を検出して制御部16へ出力する機能を有している。
表示部13は、LCDやLEDなどの表示装置からなり、制御部16からの指示に応じて、データ転送状況の動作状況など、各種の情報を表示する機能を有している。
音声処理部14は、制御部16からの発音指示に基づいて、情報処理装置20とのデータ転送処理に関する処理状況に応じた第1の音声を生成して、スピーカ(図示せず)から出力する機能を有している。
記憶部15は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部16での各種処理に用いる処理情報やプログラム15Pを記憶する機能を有している。
プログラム15Pは、制御部16を構成するCPUに読み込まれて実行されることにより、制御部16の各種処理部を実現する機能を有しており、予め外部装置や記録媒体(ともに図示せず)から記憶部15へ格納される。
記憶部15で記憶される主な処理情報として、第1の発音データ15A、第2の発音データ15B、および転送データ15Cがある。
第1の発音データ15Aは、データ転送処理の処理状況に応じて変化する第1の音声を、当該処理状況から特定するためのデータである。この第1の音声は、情報処理装置10から出力される音声である。
第2の発音データ15Bは、データ転送処理の処理状況に応じて変化する、第1の音声とは異なる第2の音声を、当該処理状況から特定するためのデータである。この第2の音声は、情報処理装置20から出力される音声である。
第1音声および第2の音声は、データ転送処理の処理状況に応じて変化する。このため、第1および第2の発音データ15A,15Bは、データ転送処理の処理状況に応じた、周波数、音量、または音色を示すパラメータ(制御データ)で記述される。この場合、周波数は、第1音声および第2の音声の高さを特定し、音量は、第1音声および第2の音声の大きさを特定し、音色は、第1音声および第2の音声に関する、周波数や音量以外の波形成分を特定する。第1および第2の発音データ15A,15Bについては、例えば音声の出力タイミング、出力間隔、変化速度など、周波数、音量、および音色以外のパラメータを用いてもよい。
また、第1および第2の発音データ15A,15Bとして、データ転送処理の処理状況に応じた音声データで構成してもよい。この音声データは、特定の符号化方式で音声信号を符号化して得られたデータである。このような音声データそのものを用いることにより、より自由度の高い音声を出力することができる。
また、第1および第2の発音データ15A,15Bとして、電子楽器で用いられている、MIDI(Musical Instrument Digital Interface:登録商標)などの規格に基づくデータフォーマットで記述された演奏データを用いてもよい。
図2は、発音データの構成例である。ここでは、音声の特徴を示すパラメータとして、処理状況に応じた周波数や音量がそれぞれ特定されている。例えば、第1の発音データ15Aでは、処理状況が0%すなわちデータ転送処理の開始時において、周波数が500Hzで音量がmax(最大)であり、処理状況が100%すなわちデータ転送処理の終了時において、周波数が2500Hzで音量がmin(最小)であることが特定されている。この場合、中間の処理状況における周波数や音量については、処理状況0%と100%との値から線形的に補間される。
同様に、第2の発音データ15Bでは、処理状況が0%すなわちデータ転送処理の開始時において、周波数が2500Hz音量がmin(最小)であり、処理状況が100%すなわちデータ転送処理の終了時において、周波数が500Hzで音量がmax(最大)であることが特定されている。この場合も、中間の処理状況におけるパラメータ値については、処理状況0%と100%との値から線形的に補間される。
これら第1および第2の発音データ15A,15Bについては、図2に示した構成例に限定されるものではなく、テーブルや関数式を用いて表してもよい。
図3は、発音データの他の構成例(テーブル)である。ここでは、第1の発音データ15Aの例として、各処理状況に対応する周波数や音量がテーブル形式で登録されている。具体的には、処理状況が0%から25%未満の場合、周波数が500Hzであり、処理状況が25%以上から50%未満の場合には1000Hzであり、処理状況が50%以上から75%未満の場合には1500Hzであり、処理状況が75%以上から100%以下の場合2500Hzであることが登録されている。
図4は、発音データの他の構成例(関数)である。ここでは、第1の発音データ15Aの例として、各処理状況に対応する周波数や音量がテーブル形式で登録されている。具体的には、特性41が線形関数であり、処理状況0%から100%まで周波数が線形的に増加しており、図2に示したものと同じ特性を示している。また、特性42はステップ関数であり、処理状況0%から100%まで周波数が階段的に増加しており、図3に示したものと同じ特性を示している。また、特性43は非線形関数であり、非線形的に周波数が変化している。
転送データ15Cは、データ転送処理により情報処理装置20へ転送するデータである。この転送データ15Cとしては、メモ、メッセージ、住所データなどの文字データからなるコンテンツがある。この他、画像、映像、音楽、アプリケーションファイル、WEB文書、クーポンや広告などのサービス情報などのファイルデータからなるコンテンツもある。
なお、情報処理装置10,20間で連携して第1の音声と第2の音声とを出力することを目的とする場合には、データとして意味を持たないダミーデータを転送データ15Cとして用いてもよい。これにより、情報処理装置10,20がゲーム機のコントローラからなる場合、これらコントローラ間で第1および第2の音声を連携して出力することができ、コントローラを操作するそれぞれプレーヤーが、ゲーム上の架空物のやり取りを、第1および第2の音声から、より印象的にイメージすることができる。
制御部16は、CPUおよびその周辺回路を有し、記憶部15のプログラム15Pを読み込んで実行することにより、各種処理部を実現する機能を有している。
制御部16で実現される主な処理部としては、データ転送処理部16A、処理状況検出部16B、および発音制御部16Cがある。
データ転送処理部16Aは、通信回線30を介して情報処理装置20との間でデータ転送処理を行う機能を有している。具体的には、記憶部15から読み出した転送データ15Cを複数の個別データに分割してパケット化する機能と、得られたパケットを通信I/F部11から通信回線30を介して情報処理装置20へ順次送信する機能とを有している。
処理状況検出部16Bは、データ転送処理部16Aまたは通信I/F部11での処理動作をモニタすることにより、転送データ15Cのうち、通信I/F部11から情報処理装置20へ送信した送信済データ量を検出(算出)する機能と、転送データ15Cの全データ量に対する送信済データ量の割合を第1の処理状況として検出する機能とを有している。また、処理状況を算出する際、データ量の比率に代えてパケット数や個別データ数の比率を用いてもよい。
発音制御部16Cは、データ転送処理を開始する前に、記憶部15から読み出した第2の発音データ15Bを、通信I/F部11から通信回線30を介して情報処理装置20へ送信する機能と、データ転送処理と並行して、処理状況検出部16Bで検出した第1の処理状況に応じた第1の音声を、記憶部15から読み出した第1の発音データ15Aにより特定する機能と、特定した第1の音声に関するパラメータから生成した発音指示を、音声処理部14へ出力することにより、第1の音声を順次出力する機能とを有している。
情報処理装置20には、全体として情報処理装置10とほぼ同様の機能部が設けられており、主な機能部として、通信I/F部21、操作入力部22、表示部23、音声処理部24、記憶部25、および制御部26が設けられている。これら機能部は、それぞれ通信I/F部11、操作入力部12、表示部13、音声処理部14、記憶部15、および制御部16に対応付けられている。
通信I/F部21は、専用のデータ通信回路からなり、通信回線30を介して情報処理装置10などの情報処理装置とデータ通信を行う機能を有している。この際、通信方式としては、携帯電話用の移動体通信方式のほか、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などの無線通信方式を用いてもよく、インターネットやLANなどの有線通信方式を用いてもよい。
操作入力部22は、タッチパネルやキーボードなどの操作入力装置からなり、利用者の操作を検出して制御部26へ出力する機能を有している。
表示部23は、LCDやLEDなどの表示装置からなり、制御部26からの指示に応じて、データ転送状況の動作状況など、各種の情報を表示する機能を有している。
音声処理部24は、制御部26からの発音指示に基づいて、情報処理装置20とのデータ転送処理に関する処理状況に応じた第2の音声を生成して、スピーカ(図示せず)から出力する機能を有している。
記憶部25は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部26での各種処理に用いる処理情報やプログラム25Pを記憶する機能を有している。
プログラム25Pは、制御部26を構成するCPUに読み込まれて実行されることにより、制御部26の各種処理部を実現する機能を有しており、予め外部装置や記録媒体(ともに図示せず)から読み込まれて記憶部25に格納される。
記憶部25で記憶される主な処理情報として、第2の発音データ25B、および転送データ25Cがある。
第2の発音データ25Bは、データ転送処理の処理状況に応じて情報処理装置20で出力する第2の音声を特定するためのデータである。
転送データ25Cは、データ転送処理により情報処理装置10から受信したデータである。
制御部26は、CPUおよびその周辺回路を有し、記憶部25のプログラム25Pを読み込んで実行することにより、各種処理部を実現する機能を有している。
制御部26で実現される主な処理部としては、データ転送処理部26A、処理状況検出部26B、および発音制御部26Cがある。
データ転送処理部26Aは、通信回線30を介して情報処理装置10との間でデータ転送処理を行う機能を有している。具体的には、通信回線30を介して通信I/F部21で受信した情報処理装置20からのパケットを分解し、パケットから個別データを順次抽出する機能と、これら個別データを連結することにより元の転送データ15Cと同じ転送データ25Cを生成して記憶部25へ保存する機能とを有している。
処理状況検出部26Bは、データ転送処理部26Aまたは通信I/F部21での処理動作をモニタすることにより、転送データ25Cのうち、通信I/F部21で情報処理装置10から受信した受信済データ量を検出する機能と、転送データ25Cの全データ量に対する受信済データ量の割合を第2の処理状況として検出(算出)する機能とを有している。転送データ15Cの全データ量については、データ転送開始要求メッセージで情報処理装置10から通知されたものを用いてもよく、逐次個別データに添付されたものを用いてもよい。また、処理状況を算出する際、データ量の比率に代えてパケット数や個別データ数の比率を用いてもよい。
発音制御部26Cは、データ転送処理を開始する前に、情報処理装置10から通信回線30を介して通信I/F部21で受信した第2の発音データ25Bを記憶部25へ保存する機能と、データ転送処理と並行して、処理状況検出部26Bで検出した第2の処理状況に応じた第2の音声を、記憶部25から読み出した第2の発音データにより特定する機能と、特定した第2の音声に関するパラメータから生成した発音指示を、音声処理部24へ出力することにより、第2の音声を順次出力する機能とを有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図5および図6を参照して、本実施の形態にかかる情報処理システム1の動作について説明する。図5は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムの動作を示すフローチャートである。図6は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムの動作を示すシーケンス図である。
情報処理装置10の制御部16は、利用者のデータ転送指示操作に応じて、データ転送処理部16Aにより、データ転送開始を要求するためのデータ転送開始要求メッセージを、情報処理装置20へ送信する(ステップ100)。
情報処理装置20の制御部26は、情報処理装置10からのデータ転送開始要求メッセージに応じて、データ転送処理部26Aにより、データ転送開始を許諾するための応答メッセージを、情報処理装置10へ返送する(ステップ110)。
これにより、情報処理装置10,20間で、データ転送のためのリンクが確立される。
次に、発音制御部16Cは、記憶部15から第2の発音データ15Bを読み出して、情報処理装置10へ送信する(ステップ101)。
発音制御部26Cは、情報処理装置10からの第2の発音データ15Bを受信し、第2の発音データ25Bとして記憶部25へ保存し、応答メッセージを返送する(ステップ111)。
この後、データ転送処理部16Aは、記憶部15から読み出した転送データ15Cを分割し、得られた個別データを順次送信する(ステップ102)。
データ転送処理部26Aは、情報処理装置10からの個別データを順次受信して、これら個別データを連結し、転送データ25Cとして記憶部25へ保存する(ステップ112)。
また、発音制御部16Cは、上記データ転送処理と並行して、処理状況検出部16Bで検出した第1の処理状況に応じた第1の音声を、記憶部15から読み出した第1の発音データ15Aにより特定し、特定した第1の音声に関するパラメータから生成した発音指示を、音声処理部14へ出力することにより、第1の音声を順次出力する(ステップ103)。これにより、情報処理装置10での処理状況が、情報処理装置10から利用者に対して第1の音声により通知される。
一方、発音制御部26Cは、上記データ転送処理と並行して、処理状況検出部26Bで検出した第2の処理状況に応じた第2の音声を、記憶部25から読み出した第2の発音データ25Bにより特定し、特定した第2の音声に関するパラメータから生成した発音指示を、音声処理部24へ出力することにより、第2の音声を順次出力する(ステップ113)。これにより、情報処理端末20での処理状況が、情報処理端末20から利用者に対して第2の音声により通知される。
このようにして、すべての個別データの送信が終了するまで(ステップ104:NO)、データ転送処理部16Aによる個別データ送信と、発音制御部16Cによる第1の音声の発音処理が繰り返し実行される。また、すべての個別データの受信が終了するまで(ステップ114:NO)、データ転送処理部26Aによる個別データ受信と、発音制御部26Cによる第2の音声の発音処理が繰り返し実行される。
また、すべての個別データの送信が終了した後(ステップ104:YES)、データ転送処理部16Aは、データ転送を終了するためのデータ転送終了メッセージを、情報処理装置20へ送信する(ステップ105)。
データ転送処理部26Aは、すべての個別データの受信が終了した後(ステップ114:YES)、情報処理装置10からのデータ転送終了メッセージに応じて、データ転送終了を許諾するための応答メッセージを、情報処理装置10へ返送する(ステップ115)。
これにより、情報処理装置10,20間で、データ転送のためのリンクが切断される。
この後、発音制御部16Cは、第1の音声に関する発音を停止して発音処理を終了し(ステップ106)、発音制御部26Cは、第2の音声に関する発音を停止して発音処理を終了する(ステップ116)。
図7は、第1の実施の形態にかかる情報処理システムの動作例である。ここでは、図2に示した発音データの構成例に基づいて、時刻T1から開始されたデータ転送処理が、時刻T2で終了した場合における、第1および第2の音声の変化が示されている。
情報処理装置10では、時刻T1において、処理状況が0%であることから、周波数が500Hzで音量が最大(max)である第1の音声が出力される。
この後、データ転送処理が進んで処理状況が増大するにつれて、第1の音声の周波数が高くなるとともに、音量が小さくなる。
そして、時刻T2において、処理状況が100%となった時点で、周波数2500Hzまで上昇し、音量が0となる。
一方、情報処理装置20では、時刻T1において、処理状況が0%であることから、周波数が2500Hzで音量が0である第2の音声が出力される。
この後、データ転送処理が進んで処理状況が増大するにつれて、第2の音声の周波数が低くなるとともに、音量が大きくなる。
そして、時刻T2において、処理状況が100%となった時点で、周波数500Hzまで低下し、音量が最大(max)となる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、情報処理装置10において、データ転送処理の処理状況に応じて変化する第1の音声を、当該処理状況から特定するための第1の発音データ15Aと、データ転送処理の処理状況に応じて変化する、第1の音声とは異なる第2の音声を、当該処理状況から特定するための第2の発音データ15Bとを予め記憶しておき、発音制御部16Cで、データ転送処理を開始する前に、情報処理装置20へ第2の発音データ15Bを送信し、処理状況検出部16Bで、データ転送処理により情報処理装置10から送信した送信済データ量の、転送データの全データ量に対する割合を、第1の処理状況として検出し、発音制御部16Cで、データ転送処理と並行して、第1の処理状況に応じた第1の音声を、第1の発音データ15Aにより特定して順次出力するようにしたものである。
また、情報処理装置20において、発音制御部26Cで、データ転送処理を開始する前に、第1の情報処理装置から第2の発音データを受信し、処理状況検出部26Bで、データ転送処理により情報処理装置10から受信した受信済データ量の、転送データの全データ量に対する割合を、第2の処理状況として検出し、発音制御部26Cで、データ転送処理と並行して、第2の処理状況に応じた第2の音声を、第2の発音データにより特定して順次出力するようにしたものである。
これにより、情報処理装置10,20間でのデータ転送処理の処理状況に応じて変化する第1の音声が、情報処理装置10から出力されるとともに、処理状況に応じて変化する、第1の音声とは異なる第2の音声が、情報処理装置20から出力される。
したがって、情報処理装置10の利用者が当該情報処理装置10の傍に存在するとともに、情報処理装置20の利用者が当該情報処理装置20の傍に存在する場合でも、それぞれの利用者が、情報処理装置10,20から出力される第1の音声と第2の音声とを容易に識別できる。
このため、本実施の形態によれば、情報処理装置10,20間におけるデータ転送処理の処理状況、さらには、データ転送の方向や、他の情報処理装置に対する情報処理装置10,20間の連携状況を、これら情報処理装置10,20の利用者が、それぞれ音声により容易に把握することが可能となる。
また、本実施の形態では、第1および第2の発音データ15A,15Bとして、データ転送処理の処理状況に応じた、周波数、音量、または音色を示す制御データを含むようにしたので、利用者が第1および第2の音声により、データ転送処理の処理状況を容易に把握できる。特に、第1の音声と第2の音声とが、処理状況に応じて互いの周波数、音量、または音色などのパラメータが逆方向に変化する音声を用いてもよい。この場合、第2の発音データ15Bは、第1の発音データ15Aと比較して逆特性を持つことになる。これにより、極めて容易に第1および第2の音声を識別できるとともに、データ転送の方向や、情報処理装置10,20間の連携状況を極めて容易に把握できる。
また、本実施の形態では、図7に示したように、転送データを送信する情報処理装置10から出力する第1の音声について、データ転送処理の処理状況が進につれて、その周波数を上昇させてもよい。これにより、転送データが情報処理装置10から離れて情報処理装置20へ送信されたイメージを、利用者に印象付けることができ、極めて自然な形で利用者が処理状況を把握できる。この際、第1の音声の周波数の上昇に代えて、音量を低下させるようにしても、極めて自然な形で利用者が処理状況を把握できる。
また、これとは逆に、転送データを送信する情報処理装置20から出力する第2の音声について、データ転送処理の処理状況が進につれて、その周波数を低下させてもよい。これにより、情報処理装置20から送信された転送データが情報処理装置20へ届いたイメージを、利用者に印象付けることができ、極めて自然な形で利用者が処理状況を把握できる。この際、第2の音声の周波数の低下に代えて、音量を増加させるようにしても、極めて自然な形で利用者が処理状況を把握できる。
[第2の実施の形態]
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる情報処理システム1について説明する。図8は、第2の実施の形態にかかる情報処理システムの構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態では、情報処理装置20において、データ転送処理の開始前に情報処理装置10から通知された第2の発音データ25Bに基づいて、処理状況検出部26Bで検出した当該情報処理装置20の処理状況と対応する第2の音声を特定して出力する場合を例として説明した。
本実施の形態では、情報処理装置10において、データ転送処理の処理状況に応じた第2の音声を特定し、当該第2の音声の発音を示す発音指示データを、データ転送処理と並行して、順次、情報処理装置20へ送信し、情報処理装置20において、この発音指示データに基づき第2の音声を出力する場合について説明する。
本実施の形態において、情報処理装置10の発音制御部16Cは、データ転送処理と並行して、処理状況検出部16Bで検出した第1の処理状況に応じた第2の音声を第2の発音データ15Bにより特定する機能と、当該第2の音声の出力を指示する発音指示データを情報処理装置20へ順次送信する機能とを有している。
また、情報処理装置20の発音制御部26Cは、データ転送処理と並行して、情報処理装置10から発音指示データを順次受信する機能と、当該発音指示データに基づいて第2の音声を出力する機能とを有している。
なお、第1の実施の形態(図1参照)と比較して、本実施の形態では、情報処理装置20に処理状況検出部26Bが含まれていない。また、この他の構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図9および図10を参照して、本実施の形態にかかる情報処理システム1の動作について説明する。図9は、第2の実施の形態にかかる情報処理システムの動作を示すフローチャートである。図10は、第2の実施の形態にかかる情報処理システムの動作を示すシーケンス図である。
情報処理装置10の制御部16は、利用者のデータ転送指示操作に応じて、データ転送処理部16Aにより、データ転送開始を要求するためのデータ転送開始要求メッセージを、情報処理装置20へ送信する(ステップ200)。
情報処理装置20の制御部26は、情報処理装置10からのデータ転送開始要求メッセージに応じて、データ転送処理部26Aにより、データ転送開始を許諾するための応答メッセージを、情報処理装置10へ返送する(ステップ210)。
これにより、情報処理装置10,20間で、データ転送のためのリンクが確立される。
この後、データ転送処理部16Aは、記憶部15から読み出した転送データ15Cを分割し、得られた個別データを順次送信する(ステップ201)。
また、発音制御部16Cは、処理状況検出部16Bで検出した第1の処理状況に応じた第2の音声を第2の発音データ15Bにより特定し、当該第2の音声の出力を指示する発音指示データを順次送信する(ステップ202)。この際、発音指示データを個別データに付加して送信してもよい。
また、発音制御部16Cは、上記データ転送処理と並行して、処理状況検出部16Bで検出した第1の処理状況に応じた第1の音声を、記憶部15から読み出した第1の発音データ15Aにより特定し、特定した第1の音声に関するパラメータから生成した発音指示を、音声処理部14へ出力することにより、第1の音声を順次出力する(ステップ203)。これにより、情報処理装置10での処理状況が、情報処理装置10から利用者に対して第1の音声により通知される。
一方、データ転送処理部26Aは、情報処理装置20からの個別データを順次受信して、これら個別データを連結し、転送データ25Cとして記憶部25へ保存する(ステップ211)。
また、発音制御部26Cは、情報処理装置10から発音指示データを順次受信し(ステップ212)、当該発音指示データに基づいて第2の音声を出力する(ステップ213)。これにより、情報処理端末20での処理状況が、情報処理端末20から利用者に対して第2の音声により通知される。
このようにして、すべての個別データの送信が終了するまで(ステップ204:NO)、データ転送処理部16Aによる個別データ送信、および発音制御部16Cにより発音指示データ送信と、発音制御部16Cによる第1の音声の発音処理が繰り返し実行される。また、すべての個別データの受信が終了するまで(ステップ214:NO)、データ転送処理部26Aによる個別データ受信、および発音制御部26Cによる発音指示データの受信と、発音制御部26Cによる第2の音声の発音処理が繰り返し実行される。
また、すべての個別データの送信が終了した後(ステップ204:YES)、データ転送処理部16Aは、データ転送を終了するためのデータ転送終了メッセージを、情報処理装置20へ送信する(ステップ205)。
データ転送処理部26Aは、すべての個別データの受信が終了した後(ステップ214:YES)、情報処理装置10からのデータ転送終了メッセージに応じて、データ転送終了を許諾するための応答メッセージを、情報処理装置10へ返送する(ステップ215)。
これにより、情報処理装置10,20間で、データ転送のためのリンクが切断される。
この後、発音制御部16Cは、第1の音声に関する発音を停止して発音処理を終了し(ステップ206)、発音制御部26Cは、第2の音声に関する発音を停止して発音処理を終了する(ステップ216)。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、情報処理装置10の発音制御部16Cで、データ転送処理と並行して、処理状況検出部16Bで検出した第1の処理状況に応じた第2の音声を第2の発音データ15Bにより特定して、当該第2の音声の出力を指示する発音指示データを情報処理装置20へ順次送信し、情報処理装置20の発音制御部26Cで、データ転送処理と並行して、情報処理装置10から発音指示データを順次受信し、当該発音指示データに基づいて第2の音声を出力するようにしたものである。
このため、第1の実施の形態と比較して、情報処理装置20での発音制御に要する構成および処理動作を簡略化することができ、一般的なスマートフォンや携帯電話に対して、情報処理装置20の機能を容易に搭載することが可能となる。したがって、例えばデジタルサイネージなどの、不特定多数の利用者が閲覧するような情報提供装置から、各利用者のスマートフォンに対して、クーポンや広告などのサービス情報を配信する際、利用者が情報提供装置から自己のスマートフォンにサービス情報が届いたことを、自然な形で容易に把握することが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
また、各実施の形態では、情報処理装置10から情報処理装置20に対して転送データ15Cを送信する場合を例として説明したが、情報処理装置20から情報処理処理10に対して転送データ25Cを送信することも考えられる。この場合には、情報処理装置10のうち、データ転送処理部16A、処理状況検出部16B、および発音制御部16Cの機能を、情報処理装置20の制御部26で実現するとともに、第1および第2の発音データ15A,15Bを情報処理装置20の記憶部25に記憶しておき、情報処理装置20のデータ転送処理部26A、処理状況検出部26B、および発音制御部26Cの機能を、情報処理装置10の制御部16で実現すればよい。
したがって、情報処理装置10と情報処理装置20との間で、双方向に転送データをやり取りすることができる。
また、プログラム15P,25Pについても、これらプログラム15P,25Pの両方を含む共用プログラムを作成して、記憶部15,25に予め格納しておけばよい。これにより、転送データの送信方向に応じた処理を、制御部15,25で選択的に実行することができる。したがって、プログラムを情報処理装置10,20で共用することができる。
1…情報処理システム、10…情報処理装置(第1の情報処理装置)、11,21…通信I/F部、12,22…操作入力部、13,23…表示部、14,24…音声処理部、15,25…記憶部、15A…第1の発音データ、15B,25B…第2の発音データ、15C,25C…転送データ、15P,25P…プログラム、16,26…制御部、16A,26A…データ転送処理部、16B,26B…処理状況検出部、16C,26C…発音制御部、20…情報処理装置(第2の情報処理装置)、30…通信回線。

Claims (5)

  1. 通信回線を介して互いに接続された第1および第2の情報処理装置から構成されて、これら情報処理装置間で連携することにより、当該通信回線を介して当該第1の情報処理装置から当該第2の情報処理装置へ転送データを転送するデータ転送処理を実行する情報処理システムであって、
    前記第1の情報処理装置は、
    前記データ転送処理の処理状況に応じて変化する第1の音声を、当該処理状況から特定するための第1の発音データと、前記データ転送処理の処理状況に応じて変化する、前記第1の音声とは異なる第2の音声を、当該処理状況から特定するための第2の発音データとを予め記憶する記憶部と、
    前記データ転送処理により当該第1の情報処理装置から送信した送信済データ量の、前記転送データの全データ量に対する割合を、第1の処理状況として検出する処理状況検出部と、
    前記データ転送処理を開始する前に、前記通信回線を介して前記第2の情報処理装置へ前記第2の発音データを送信し、前記データ転送処理と並行して、前記第1の処理状況に応じた前記第1の音声を、前記第1の発音データにより特定して順次出力する発音制御部とを備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記データ転送処理により前記第1の情報処理装置から受信した受信済データ量の、前記転送データの全データ量に対する割合を、第2の処理状況として検出する処理状況検出部と、
    前記データ転送処理を開始する前に、前記通信回線を介して前記第1の情報処理装置から前記第2の発音データを受信し、前記データ転送処理と並行して、前記第2の処理状況に応じた前記第2の音声を、前記第2の発音データにより特定して順次出力する発音制御部とを備える
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 通信回線を介して互いに接続された第1および第2の情報処理装置から構成されて、これら情報処理装置間で連携することにより、当該通信回線を介して当該第1の情報処理装置から当該第2の情報処理装置へ転送データを転送するデータ転送処理を実行する情報処理システムであって、
    前記第1の情報処理装置は、
    前記データ転送処理の処理状況に応じて変化する第1の音声を、当該処理状況から特定するための第1の発音データと、前記データ転送処理の処理状況に応じて変化する、前記第1の音声とは異なる第2の音声を、当該処理状況から特定するための第2の発音データとを予め記憶する記憶部と、
    前記データ転送処理により当該第1の情報処理装置から送信した送信済データ量の、前記転送データの全データ量に対する割合を、第1の処理状況として検出する処理状況検出部と、
    前記データ転送処理と並行して、前記第1の処理状況に応じた前記第2の音声を前記第2の発音データにより特定し、当該第2の音声の出力を指示する発音指示データを前記第2の情報処理装置へ順次送信し、前記データ転送処理と並行して、前記第1の処理状況に応じた前記第1の音声を、前記第1の発音データにより特定して順次出力する発音制御部とを備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記データ転送処理と並行して、前記通信回線を介して前記第1の情報処理装置から前記発音指示データを順次受信し、当該発音指示データに基づいて前記第2の音声を出力する発音制御部を備える
    ことを特徴とする情報処理システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
    前記第1または第2の発音データは、前記処理状況に応じた、周波数、音量、または音色を示す制御データ、および/または前記処理状況に応じた音声データを含むことを特徴とする情報処理システム。
  4. 通信回線を介して互いに接続された第1および第2の情報処理装置から構成されて、これら情報処理装置間で連携することにより、当該通信回線を介して当該第1の情報処理装置から当該第2の情報処理装置へ転送データを転送するデータ転送処理を実行する情報処理システムのうち、前記第1および第2の情報処理装置で共用されるプログラムであって、
    前記第1の情報処理装置において、
    記憶部で、前記データ転送処理の処理状況に応じて変化する第1の音声を、当該処理状況から特定するための第1の発音データと、前記データ転送処理の処理状況に応じて変化する、前記第1の音声とは異なる第2の音声を、当該処理状況から特定するための第2の発音データとを予め記憶する記憶ステップと、
    処理状況検出部で、前記データ転送処理により当該第1の情報処理装置から送信した送信済データ量の、前記転送データの全データ量に対する割合を、第1の処理状況として検出する処理状況検出ステップと、
    発音制御部で、前記データ転送処理を開始する前に、前記通信回線を介して前記第2の情報処理装置へ前記第2の発音データを送信し、前記データ転送処理と並行して、前記第1の処理状況に応じた前記第1の音声を、前記第1の発音データにより特定して順次出力する発音制御ステップとを実行し、
    前記第2の情報処理装置において、
    処理状況検出部で、前記データ転送処理により前記第1の情報処理装置から受信した受信済データ量の、前記転送データの全データ量に対する割合を、第2の処理状況として検出する処理状況検出ステップと、
    発音制御部で、前記データ転送処理を開始する前に、前記通信回線を介して前記第1の情報処理装置から前記第2の発音データを受信し、前記データ転送処理と並行して、前記第2の処理状況に応じた前記第2の音声を、前記第2の発音データにより特定して順次出力する発音制御ステップとを実行する
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 通信回線を介して互いに接続された第1および第2の情報処理装置から構成されて、これら情報処理装置間で連携することにより、当該通信回線を介して当該第1の情報処理装置から当該第2の情報処理装置へ転送データを転送するデータ転送処理を実行する情報処理システムのうち、前記第1および第2の情報処理装置で共用されるプログラムであって、
    前記第1の情報処理装置において、
    記憶部で、前記データ転送処理の処理状況に応じて変化する第1の音声を、当該処理状況から特定するための第1の発音データと、前記データ転送処理の処理状況に応じて変化する、前記第1の音声とは異なる第2の音声を、当該処理状況から特定するための第2の発音データとを予め記憶する記憶ステップと、
    処理状況検出部で、前記データ転送処理により当該第1の情報処理装置から送信した送信済データ量の、前記転送データの全データ量に対する割合を、第1の処理状況として検出する処理状況検出ステップと、
    発音制御部で、前記データ転送処理と並行して、前記第1の処理状況に応じた前記第2の音声を前記第2の発音データにより特定し、当該第2の音声の出力を指示する発音指示データを前記第2の情報処理装置へ順次送信し、前記データ転送処理と並行して、前記第1の処理状況に応じた前記第1の音声を、前記第1の発音データにより特定して順次出力する発音制御ステップとを実行し、
    前記第2の情報処理装置において、
    発音制御部で、前記データ転送処理と並行して、前記通信回線を介して前記第1の情報処理装置から前記発音指示データを順次受信し、当該発音指示データに基づいて前記第2の音声を出力する発音制御ステップを実行する
    ことを特徴とするプログラム。
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