JP3625716B2 - プラスチック選別装置 - Google Patents
プラスチック選別装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3625716B2 JP3625716B2 JP31173499A JP31173499A JP3625716B2 JP 3625716 B2 JP3625716 B2 JP 3625716B2 JP 31173499 A JP31173499 A JP 31173499A JP 31173499 A JP31173499 A JP 31173499A JP 3625716 B2 JP3625716 B2 JP 3625716B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plastic
- plastic piece
- moisture content
- unit
- separation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Electrostatic Separation (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リサイクル化に伴うプラスチック片を種類ごとに選別するためのプラスチック選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ごみのリサイクル化が急速に推進されつつある中で、粉砕されたプラスチック片を選別する技術として、図4に示すようなプラスチック選別装置101がある。このプラスチック選別装置101は、複数種のプラスチック片102を投入するホッパ103の下方に配置されて、プラスチック片102を種類ごとの極性・帯電量に帯電させるための摩擦帯電装置104と、この摩擦帯電装置104の下方に配置されて、帯電したプラスチック片102を極性・帯電量に応じて分離するための静電分離装置105とから構成されている。
【0003】
そして、この静電分離装置105は、摩擦帯電装置104のシュートの下方に配置された金属ドラム電極106と、この金属ドラム電極106の斜め上方に配置された高電圧電極107と、金属ドラム電極106の外周面に付着したプラスチック片102を掻き落とすためのブラシ108とを備えている。なお、前記金属ドラム電極106は、水平軸心回りに所定方向に回転自在に構成されているとともに接地され、前記高電圧電極107には例えば高圧電源装置109の陰極が接続され、高圧電源装置109の陽極は接地されている。この接続により、高電圧電極107と金属ドラム電極106との間に選別用静電場110が形成される。
また、この選別用静電場110を通過したプラスチック片102を種類別に回収するため、セパレータ111によって仕切られた第一分離容器112および第二分離容器113が金属ドラム電極106の下方に配置し固定されている。
【0004】
上記プラスチック選別装置101において、プラスチック片102をホッパ103へ投入すると、プラスチック片102がホッパ103から摩擦帯電装置104へ投入されて攪拌され、プラスチック片102ごとにその種類による帯電列に従って所定の極性・帯電量に摩擦帯電される。その後、静電分離装置105に落下して選別用静電場110を通過したプラスチック片101は極性・帯電量ごとに別々の容器112、113に収納される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなプラスチック選別装置101では、リサイクルの観点からプラスチック片102表面の清浄性が重要である。
そこで、プラスチック片102をホッパ103に投入する前に、プラスチック片102を洗浄する洗浄工程を設けることが考えられ、通常、このような洗浄工程では、水による洗浄と乾燥とが行われる。
【0006】
すなわち、水による洗浄を行った後、プラスチック片102の表面に付着した水滴を除去すればよいのであるが、静電分離方式では、プラスチック片102は帯電した電気量の相違に基づき分離が行われるため、単に、その表面に付着した水滴を除去するだけでは、十分な分離精度が得られないという問題が生じる。
そこで、本発明は上記課題を解決し得るプラスチック選別装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係るプラスチック選別装置は、粉砕された複数種のプラスチック片を攪拌して摩擦帯電させるための摩擦帯電装置と、この摩擦帯電装置の下方に配置されて帯電したプラスチック片をその極性・帯電量に応じて静電分離して選別するための静電分離部と、この静電分離部を通過して分離されたプラスチック片を別々に回収するための回収部とが設けられ、上記静電分離部は、所定の水平軸回りに回転自在なドラム電極と、このドラム電極に選別用静電場となる分離用空間を介して配置される対向電極とを備え、上記摩擦帯電装置で種類ごとの極性・帯電量となったプラスチック片を、上記分離用空間を通過させて分離回収するようにしたプラスチック選別装置であって、プラスチック片を洗浄する洗浄部と、洗浄されたプラスチック片を乾燥させる乾燥部と、乾燥されたプラスチック片の含水率を計測する含水率計測部と、乾燥されたプラスチック片を含水率に応じて分別するとともに上記摩擦帯電装置へ供給する分別供給部とからなる清浄装置を具備したものである。
【0008】
この構成によると、乾燥されたプラスチック片の含水率を計測する含水率計測部と、乾燥されたプラスチック片を含水率に応じて分別するとともに摩擦帯電装置へ供給する分別供給部を具備しているので、プラスチック片の含水率を連続的に計測し、含水率に応じて分別されたプラスチック片のみを摩擦帯電装置に供給することができる。
【0009】
また、本発明の請求項2および請求項3に係るプラスチック選別装置は、請求項1に記載の構成において、含水率に関して、以下の条件を満たしているプラスチック片が分別供給部から摩擦帯電装置に供給されるものであり、さらに分別供給部から摩擦帯電装置に供給されないプラスチック片は、乾燥部において再度乾燥されるように構成したものである。
【0010】
含水率≦20℃における含水率+1×10−2(T−20)[T:プラスチック片の温度(℃)]
この構成によると、分別供給部においてプラスチック片を分別する条件として、実験結果に基づく条件式を適用しているので、高純度、高回収率を得られるプラスチック片のみを摩擦帯電装置に供給することができ、しかも、上記条件式を満たしていないプラスチック片は再度乾燥部で乾燥されるようにしているので、効率のよい連続運転が可能とされている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態におけるプラスチック選別装置を、図1〜図3に基づき説明する。
本発明におけるプラスチック選別装置は、異なる複数種の樹脂系のプラスチック片を各種類毎に分離回収するものである。すなわち、プラスチック片は、摩擦帯電装置により摩擦帯電させると、帯電列に従いプラスあるいはマイナスのどちらかに帯電するが、例えばプラスチック片としてPVC(塩化ビニル)とPE(ポリエチレン)を摩擦帯電装置で攪拌して帯電させると、PVCは(−)に、PEは(+)に帯電し、種類毎に分離回収される。なお、PVC、PEは、例えば予め5mm以下に破砕されたものが用いられる。
【0012】
すなわち、図1に示すように、本発明のプラスチック選別装置1は、粉砕されたPVC、PEを混入させて投入した状態で摩擦帯電させる摩擦帯電装置3と、この摩擦帯電装置3における開閉自在な排出口4の下方に配置され、プラスチック片2を供給する定量供給装置5と、この定量供給装置5の下方近傍に配置されて所定の水平軸回りに回転自在に構成されて接地された金属ドラム電極6と、この金属ドラム電極6の斜め上方に配置されるとともに選別用静電場となる分離用空間7を介して配置される高電圧電極(対向電極)8と、この高電圧電極8に陰極が接続されるとともに正極が接地されて高電圧電極8に電圧を印加するための高圧電源装置9と、上記金属ドラム電極6の外周面下部に配置されて金属ドラム電極6に付着したプラスチック片2を掻き落とすためのブラシ10と、上記分離用空間7の下方に、これを通過して極性・帯電量ごとに分離されたプラスチック片2を別々に回収するための回収容器11を有する回収部12とから構成されたものであって、さらに破砕されたPVC、PEを洗浄、乾燥、および選別するとともに上記摩擦帯電装置3に供給する清浄装置13を具備したものである。
【0013】
上記清浄装置13は、図2に示すように、プラスチック片2を水により洗浄する洗浄器21と、洗浄されたプラスチック片2を乾燥する乾燥器22と、この乾燥器22から排出されたプラスチック片2を搬送するベルトコンベア23と、このベルトコンベア23上のプラスチック片2の含水率を計測する含水率計測装置24と、この計測装置24を通過したプラスチック片2を計測された含水率に応じて分別するとともに、所定条件を満たして分別されたプラスチック片2のみを摩擦帯電装置3に供給する分別供給装置25とから構成されている。
【0014】
上記含水率計測装置24は、プラスチック片2に含まれる含水量及びプラスチック片の温度を所定時間おきにセンサ等で計測する計測器31と、計測された含水量から含水率を計算し、所定の条件を満たしているかを判定する演算部32とから構成されている。
この演算部32において所定条件を満たさないプラスチック片2を検知した場合には、演算部32から上記分別供給装置25に信号が出力され、分別供給装置25に投入されたプラスチック片2は分別される。なお、プラスチック片2の含水率は以下のように定義される。
【0015】
含水率(%)={(乾燥前重量−乾燥後重量)/乾燥前重量}×100
また、上記分別供給装置25は、上記ベルトコンベア23から投入されたプラスチック片2をその含水率に基づいて分別する分別部36と、この分別部36の底部と連通するとともにプラスチック片2を摩擦帯電装置3へと供給する供給部37と、上記演算部32から出力される信号に基づき上記分別部36に投入されたプラスチック片2の分別を制御する制御部38とから構成されている。
【0016】
上記供給部37は、プラスチック片2を通過させる筒状のケーシング41と、このケーシング41の内部に配置されるスクリュー羽根42と、これを駆動させるモータ43とから構成されており、分別部36を介してケーシング41に投入されたプラスチック片2は、スクリュー羽根42によって定量ずつケーシング41の外部へ排出され摩擦帯電装置3へ投入される。
【0017】
また、上記分別部36は、平面視矩形状のホッパー部44と、このホッパー部44の一方の傾斜側壁に形成された開口部45と、この開口部45を塞ぐように配置される分別板46とから構成されている。上記分別板46は、下端部に支軸47が挿通固定されるとともにこの支軸47回りに揺動可能に支持されおり、またこの支軸47の端部にはサーボモータ48が配置され、上記制御部43からの信号により支軸47を回転させ、分別板46を支軸47回りに揺動させる。
【0018】
なお、含水率の計測とプラスチック片2の分別部41への投入には時差があるので、含水率計測装置24と制御部43とは、ベルトコンベア23の速度に応じたシーケンス制御がされている。すなわち、計測された含水率が上記条件を満たしていない場合、上記演算部32から信号が入力されると、制御部38は所定時間遅れでサーボモータ48へ駆動信号を出力する。
【0019】
そして、上記制御部38からサーボモータ48へ信号が出力されると、上記分別板46は分別部36の内側へ揺動してその底部を塞ぎ、投入されたプラスチック片2が供給部37へと流れ込まないようにされるとともに、このプラスチック片2は揺動された分別板46の傾斜により分別部36の外部へ放出される。そして、このプラスチック片2はコンベア等の搬送装置(図示せず)により乾燥器22に搬送され、再度乾燥される。
【0020】
なお、含水率が所定条件を満たしている場合は、駆動信号は出力されず、上記分別板46は開口部45を塞ぐ位置に配置されるので、プラスチック片2は分別部36を介して上記供給部37へと流れ込み、摩擦帯電装置3へと供給される。また、図1に示すように、上記回収部12は、平面視矩形状の回収容器12と、その内部で金属ドラム電極6側に配置される第1セパレータ(仕切り壁)51および高電圧電極側8に配置される第2セパレータ(仕切り壁)52と、この2つのセパレータ51、52で仕切られることにより形成される3つの回収室、すなわち金属ドラム電極6の下方に配置される第1回収室53と高電圧電極8の下方に配置される第2回収室54および上記第1、第2回収室の間に配置される第3回収室55と、上記第1および第2セパレータ51、52の位置を制御する制御部56とから構成されている。また、各回収室53、54、55の下方には回収されたプラスチック片2を搬送するコンベア61、62、63がそれぞれ配置されている。
【0021】
上記第1および第2セパレータ51、52はそれぞれ水平に配置された移動レール(図示せず)で両側をガイドされるとともに、上記移動レールに平行に配置されモータ等の駆動装置64により回転されるねじ機構65(ボールねじなどが用いられる)によって、上記金属ドラム電極6に近接離間するよう水平方向に移動可能とされている。
【0022】
そして、投入するプラスチック片2の種類、混合比、印加する電圧等から算出されるプラスチック片2の落下位置に応じて、最適な回収率および純度を得られるように、上記制御部56で駆動装置64を介して各セパレータ51、52の位置を調節している。なお、セパレータの移動手段としては、ねじ機構の他、シリンダー装置等を用いてもよく、また、各セパレータの下端部にサーボモータを備えた支軸を挿通固定し、このサーボモータで支軸を回転させることによりセパレータを支軸回りに揺動させて、回収室の開口部の幅を調節するようにしてもよい。
【0023】
ここで、プラスチック片2を上記分別供給装置25において分別する際の条件、すなわち上記演算部32における判定の条件は、例えば図3に示すような実験結果に基づいて求められる。
図3のグラフは、プラスチック片の温度を変化させた場合のプラスチック片2の含水率をプロットしたものであり、また、これら各プラスチック片2を選別した場合の回収率および純度が所定の基準値以上であるか否かを示している。すなわち、回収率が50%以上、純度が80%以上である場合は○が、それ以外の場合は×がプロットされている。例えば、温度が50℃で含水率0.3%(点A)のプラスチック片2は実験では回収率80%、純度90%となっており、また温度50℃で含水率が0.35%(点B)および0.4%(点C)のプラスチック片2は回収率10%、純度80%程度となっており、同じ温度でも含水率が高いと回収率、純度ともに低下している。
【0024】
そして、回収率および純度において基準値を満たす部分の境界を直線で示すと、高純度、高回収率となるプラスチック片の温度と含水率との関係は、以下のように表される。
含水率≦20℃における含水率+1×10−2(T−20)[T:プラスチック片の温度(℃)]
ここで、プラスチック片は20℃付近では、空気中の水分を吸って飽和状態にあると考えられ、実験値では20℃の含水率が0.1%となっている。
【0025】
すなわち、計測されたプラスチック片2の含水率および温度が上記条件式を満たしていない場合は乾燥が十分されていないため、回収率および純度が低くなり、また満たしている場合は、高い回収率および純度で選別が行われることを示している。
また、上記計測されたプラスチック片2の温度は乾燥温度であり、清浄装置13から静電分離空間7に達するまでは変動がないことが、実験において確認されている。従って、上記プラスチック片2の条件式は静電分離空間7においても有効である。しかし、装置条件等が変化し、乾燥温度から静電分離空間7までの間でプラスチック片2の温度に変化があれば上記条件式の補正を行い、適正化を図る。
【0026】
上記構成において、洗浄器21で水により洗浄されたPVCとPEの混合物であるプラスチック片2は乾燥器22で十分に乾燥された後、ベルトコンベア23で搬送され、含水率計測装置24における計測器31により含水量が測定されるとともに演算部32で含水率が計算される。
そして、例えば温度が30℃で、含水率が0.5%のプラスチック片2を検知した場合は、演算部32において上記条件式を満たしていないと判定され、分別供給装置25の制御部43へ信号が出力される。制御部43では、演算部32からの信号が入力されると、ベルトコンベア23の速度に基づいて所定時間遅れでサーボモータ48へと信号が出力される。そして、この信号によりサーボモータ48は支軸47を回転させて分別板46を分別部36の内部へ揺動させ、分別部36に投入されたプラスチック片2を外部に排出させる。排出されたプラスチック片2は乾燥器22へと搬送されて、さらに上記動作を繰り返す。
【0027】
一方、計測された含水率及び温度が上記条件式を満たしているプラスチック片2は分別部36を介して供給部37から排出され、摩擦帯電装置3で帯電された後、定量供給装置5を介して、金属ドラム電極6上に落下供給される。そして、回転する金属ドラム電極6と高電圧電極8との間をプラスチック片2が通過する際に、摩擦帯電装置3により(+)に帯電したPEは、陰極が接続された高電圧電極8に引き寄せられて第2回収室54に回収される。一方、(−)に帯電したPVCは、金属ドラム電極6に引き寄せられて第1回収室53に回収され、また金属ドラム電極6に付着したPVCはブラシ10によって掻き落とされて第1回収室53に回収される。そして、帯電量の少ないPVCおよびPEは、第1回収室53と第2回収室54の間の第3回収室55に回収される。
【0028】
上記第3回収室55に回収されたプラスチック片2に関しては、除電後、再度摩擦帯電装置3に投入して摩擦帯電させ、上記動作を繰り返す。これにより、純度の低いプラスチック片2を再度分離回収し、回収率を向上させることができる。
このように、本発明の実施の形態によれば、プラスチック片2の含水率を測定するとともにこの含水率が所定条件を満たしているかを判定する含水率計測装置24と、所定条件を満たしていないプラスチック片2が摩擦帯電装置3に供給されないように分別する分別供給装置25とを有する清浄装置13を具備しているので、常に含水率の低いプラスチック片2のみを摩擦帯電装置3に供給することができ、従って高回収率および高純度でプラスチック片2の選別を行うことができる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明のプラスチック選別装置によると、乾燥されたプラスチック片の含水率を計測する含水率計測部と、乾燥されたプラスチック片を含水率に応じて分別するとともに摩擦帯電装置へ供給する分別供給部とを有する清浄装置を具備しているので、プラスチック片の含水率を連続的に計測し、含水率に応じて分別されたプラスチック片のみを摩擦帯電装置に供給することができ、したがって、プラスチック片の分離回収を効率よく行うことができる。
【0030】
さらに、分別供給部においてプラスチック片を分別する条件として、実験結果に基づく以下の条件式を適用しているため、高純度、高回収率を得られるプラスチック片のみを摩擦帯電装置に供給することができ、
含水率≦20℃における含水率+1×10−2(T−20)[T:プラスチック片の温度(℃)]
しかも、上記条件式を満たしていないプラスチック片は再度乾燥部で乾燥されるようにしているので、効率のよい連続運転が可能とされている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるプラスチック選別装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態における清浄装置の概略構成図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるプラスチック片の温度と含水率の関係を示すグラフである。
【図4】従来のプラスチック選別装置の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 プラスチック選別装置
2 プラスチック片
4 摩擦帯電装置
6 金属ドラム電極
7 静電分離空間
8 高電圧電極
12 回収部
13 清浄装置
21 洗浄器
22 乾燥器
24 含水率計測装置
25 分別供給装置
Claims (3)
- 粉砕された複数種のプラスチック片を攪拌して摩擦帯電させるための摩擦帯電装置と、この摩擦帯電装置の下方に配置されて帯電したプラスチック片をその極性・帯電量に応じて静電分離して選別するための静電分離部と、この静電分離部を通過して分離されたプラスチック片を別々に回収するための回収部とが設けられ、上記静電分離部は、所定の水平軸回りに回転自在なドラム電極と、このドラム電極に選別用静電場となる分離用空間を介して配置される対向電極とを備え、上記摩擦帯電装置で種類ごとの極性・帯電量となったプラスチック片を、上記分離用空間を通過させて分離回収するようにしたプラスチック選別装置であって、プラスチック片を洗浄する洗浄部と、洗浄されたプラスチック片を乾燥させる乾燥部と、乾燥されたプラスチック片の含水率を計測する含水率計測部と、乾燥されたプラスチック片を含水率に応じて分別するとともに上記摩擦帯電装置へ供給する分別供給部とからなる清浄装置を具備したことを特徴とするプラスチック選別装置。
- 含水率に関して、以下の条件を満たしているプラスチック片が分別供給部から摩擦帯電装置に供給されることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック選別装置。
含水率≦20℃における含水率+1×10−2(T−20)[T:プラスチック片の温度(℃)] - 分別供給部から摩擦帯電装置に供給されないプラスチック片が、乾燥部において再度乾燥されるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラスチック選別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31173499A JP3625716B2 (ja) | 1999-11-02 | 1999-11-02 | プラスチック選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31173499A JP3625716B2 (ja) | 1999-11-02 | 1999-11-02 | プラスチック選別装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001129434A JP2001129434A (ja) | 2001-05-15 |
JP3625716B2 true JP3625716B2 (ja) | 2005-03-02 |
Family
ID=18020838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31173499A Expired - Fee Related JP3625716B2 (ja) | 1999-11-02 | 1999-11-02 | プラスチック選別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3625716B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105818297A (zh) * | 2016-05-21 | 2016-08-03 | 江先庆 | 一种塑料的挤压脱水装置 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5630988B2 (ja) * | 2009-12-07 | 2014-11-26 | 三菱電機株式会社 | 静電選別装置および静電選別方法 |
KR101514428B1 (ko) * | 2012-11-30 | 2015-04-24 | 이정오 | 금속과 비닐 선별장치 |
CN105818295A (zh) * | 2016-05-21 | 2016-08-03 | 江先庆 | 一种改进型塑料的挤压脱水装置 |
CN105818298A (zh) * | 2016-05-21 | 2016-08-03 | 江先庆 | 一种新型塑料的挤压脱水装置 |
CN110126123B (zh) * | 2019-06-03 | 2021-04-20 | 东莞市奥迪利塑胶原料有限公司 | 一种用于制造聚乙烯的生产系统 |
CN113172797A (zh) * | 2021-04-25 | 2021-07-27 | 太和县大华能源科技有限公司 | 一种用于铅酸电池回收的塑料清洗破碎用一体机 |
-
1999
- 1999-11-02 JP JP31173499A patent/JP3625716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105818297A (zh) * | 2016-05-21 | 2016-08-03 | 江先庆 | 一种塑料的挤压脱水装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001129434A (ja) | 2001-05-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3606749B2 (ja) | プラスチック選別装置 | |
JP5578826B2 (ja) | 廃プラスチックの選別分離方法および選別分離設備 | |
US6426474B1 (en) | Method and apparatus for separating plastic | |
KR100503171B1 (ko) | 플라스틱 선별장치 | |
JP3625716B2 (ja) | プラスチック選別装置 | |
EP1103306B1 (en) | Plastic chip separator | |
JP3239564B2 (ja) | 静電分別装置 | |
EP1132140B1 (en) | Method of separating plastic | |
KR20220124132A (ko) | 폐플라스틱의 재활용 팰릿 제조용 정전분리장치 | |
JPH07178351A (ja) | ゴム・プラスチック廃棄物の静電選別装置 | |
JP3929236B2 (ja) | プラスチック摩擦帯電装置及びそれを用いたプラスチック選別設備 | |
JP3640571B2 (ja) | プラスチック選別装置 | |
WO1999030826A1 (en) | Method and apparatus for separating particles | |
JP3549405B2 (ja) | プラスチック選別装置およびプラスチック選別方法 | |
JPH09299830A (ja) | プラスチックの選別方法および装置 | |
JP2001129435A (ja) | プラスチック選別装置 | |
JP3573633B2 (ja) | 摩擦帯電装置 | |
JP3657152B2 (ja) | プラスチック選別装置 | |
JP2001212824A (ja) | 一般廃棄物プラスチックの処理システム | |
JP3578636B2 (ja) | プラスチック選別方法およびプラスチック選別装置 | |
JP3719952B2 (ja) | プラスチック選別用加熱収縮装置 | |
JPH0871453A (ja) | 異種樹脂材の静電選別装置 | |
JP4043157B2 (ja) | プラスチック選別装置 | |
JP2000308837A (ja) | プラスチック選別装置 | |
JP3746412B2 (ja) | プラスチック選別設備 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041018 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041130 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3625716 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121210 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |