JP3625529B2 - カキ・ホタテ剥き機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、カキやホタテの中味を剥き取る剥き機に係り、特に、簡単な半自動動作により中味を剥き取り得るカキ・ホタテ剥き機に関する。
【0002】
【従来の技術】
カキやホタテの中味を剥き取る取る方法としてはこれ等のものを片手に把持し、もう一方の手でナイフ等を持って貝の口元を押し広げ、ナイフを内部に差し込みながら上下,左右に移動させて中味を剥き取る方法が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記の従来技術はもっぱら人手によって行われるもので、作業時間がかかると共に熟練度を必要とする。また、生産性も低い問題点がある。また、作業中にナイフで指等を傷める場合もあり安全性の面にも問題がある。
【0004】
本発明は、以上の問題点を解決するもので、カキ・ホタテの中味を剥き取る作業が半自動的に行われ、作業が容易で、かつ短時間で行われ、熟練度が低くても実施可能であり、且つ安全作業が可能なカキ・ホタテ剥き機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の目的を達成するために、カキおよびホタテにナイフを押し込みながら移動して中味を剥がすための剥き機であって、カキ又はホタテの剥き取りに見合う先端形状を有すると共に基端側に回転中心孔を設けた剥き取り器具と、該剥き取り器具の前記回転中心孔を偏心支持すると共に駆動モータおよび該モータの操作部や駆動機構部を内蔵する操作駆動部と、前記剥き取り器具の中間部を挟持すると共に前記操作駆動部側に支持されるガイドローラを設けることを特徴とするカキ・ホタテ剥き機を構成するものである。更に具体的に、前記剥き取り器具の先端は、ホタテに対してはスプーン状のものからなり、カキに対してはナイフ刃状のものからなり、前記操作駆動部は、その外輪郭が手で把持可能な形状,大きさに形成されるものであることを特徴とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の発明の課題を達成するために、カキおよびホタテにナイフを押し込みながら移動して中味を剥がすための剥き機であって、カキ又はホタテの剥き取りに見合う先端形状を有すると共に基端側に回転中心孔を設けた剥き取り器貝と、該剥き取り器具の前記回転中心孔に嵌合する回転軸によって該剥き取り器具の基端を偏心支持する駆動モータ、該駆動モー夕の操作部および該駆動モータと回転軸との伝動機構を備えた駆動機構部を内蔵する操作駆動部と、前記剥き取り器具の中間部を扶持すると共に前記操作駆動部側で軸支持され前記剥き取り器具の動きを案内するガイドローラを設けてなり、前記操作駆動部内の前記駆動モータの回転軸の回動にともない前記剥き取り器具の先端が前記ガイドローラに案内されて前後に動くと共に前記ガイドローラとの挟持部分を中心に左右に動くカキ・ホタテ剥き機装置の構成するもので、ある。更に、具体的に、前記剥き取り器具の先端の形状は、ホタテに対してはスプーン状で、カキに対してはナイフ状であり、前記操作駆動部は、その外輪郭が手で把持可能な形状・大きさに形成されるものであることを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。図1はホタテ用の本実施例の全体構造を示す一部断面図、図2は図1の平面図、図3乃至図6は剥き取り器具の振動状態および剥き取り方法を説明するための図面、図7はカキ用の本実施例の主要構造を示す部分側面図、図8は図7の一部平面図である。
【0008】
まず、図1および図2により本実施例の全体構造を説明する。カキ・ホタテ剥き機1は大別して剥き取り器具2と、これを偏心駆動する操作駆動部3と、剥き取り器具の中間部を挟持するガイドローラ4等からなる。図1,図2に示すものはホタテ5に適用される実施例を示すものである。また、本実施例では操作駆動部3の外輪郭は剥き取り操作の容易化を考慮してピストル型のものからなるが勿論これに限定するものではない。
【0009】
剥き取り器具2は、細長のものからなり、先端にはホタテの剥き取り用にはスプ−ン6が形成され、基端側には回転中心孔7を有するボス部8が形成される。また、スプ−ン6とボス部8間は細長で細巾の平板部材9により一体的に連結される。スプ−ン6はホタテ用であり、カキ用には図7に示すようにナイフ形状のものが用いられる。なお、ボス部8の回転中心孔7の軸線方向はスプ−ンの開いている方向に沿って形成され、平板部材9もその板巾方向をスプーンの開いた方向に沿って形成する。
【0010】
次に、操作駆動部3を説明する。操作駆動部3は大別して回転軸21と、回転軸21に固定される偏心軸22と、駆動モータ11と、この操作部12と、駆動モータ11の回転を回転軸21側に伝達する駆動機構部13と、これ等を収納する本体ケース14等からなる。本体ケース14は本実施例では操作性を向上する目的でピストル型の外輪郭形状を有するものからなり、内部に空洞部が形成される。なお、材質は軽量性を目的として例えばプラスチック材が適用される。
【0011】
駆動モータ11は本体ケース14の前記空洞内に収納され、図略の保持手段により本体ケース14に保持される。その電源コード15は本体ケース14にプラグ16等により保持され外部に延設される。なお、駆動モータは直流モータで5000乃至10,000RPMの高速型のものが一例として採用される。従ってAC電源に対してはD/A変換器(図略)を介在させる必要がある。
【0012】
操作部12は本体ケース14に支持されるスイッチ用レバ17と、駆動モータ11に連結されるスイッチ18等からなる。本体ケース14を把持しスイッチ用レバ17を引くことによりスイッチ18がONとなり駆動モータ11が回転する。
【0013】
駆動機構部13は回転軸21に固定される傘歯車19とこれに噛合すると共に駆動モータ11の回転軸10に固持される傘歯車20等からなる。本実施例においては1例として傘歯車を用いたが、前記の如き回転数が得られる場合は傘歯車を利用することなく、本体ケ−ス14および駆動モ−タ11を剥き取り器具2に対して直角方向とし、駆動モ−タ11の回転軸10に直接偏心軸22を固定する方式を採用することができる
【0014】
傘歯車19の回転軸21は、図4および図5に示すように回転軸21に対し偏心量δだけ偏心した偏心軸22を固定している。なお、前記δの値は1[mm]以下の微少量のものからなる。偏心軸22は剥き取り器具2のボス部8の回転中心孔7に挿着される。
【0015】
以上の構造により電源コード15を電源に連結し、スイッチ用レバ17を操作しスイッチ18をONにすることにより駆動モータ11が回転し、その回転が傘歯車20,19を介して回転軸21に伝わり、偏心軸22を偏心回転させる。
【0016】
ガイドローラ4は、一対のゴムローラ23,23と、ゴムローラ23を枢支する回転軸24を支持する腕木25等からなる。一対のゴムローラ23,23は腕木25の先端側に装着され、剥き取り器具2の平板部材9を挟持する。また、腕木25の基端部は操作駆動部3の本体ケース14に固定される。本実施例においてはゴムロ−ラを利用したが、緩衝性のある部材、例えば樹脂等を使用することができる。
【0017】
次に、本実施例のカキ・ホタテ剥き機1の全体の動作について説明する。前記したように操作駆動部3の駆動モータ11を作動することにより偏心軸22が偏心回転する。図3および図4に示すように偏心軸22およびボス部8の回転中心孔7が偏心量δで偏心回転すると剥き取り器具2の平板部材9は矢印のB方向に沿って往復動すると共にガイドローラ4の挟持部(Pで示す)を支点として上下動作する。その結果、剥き取り器具2の先端は矢印B方向および矢印B、B方向に沿って移動する。しかしながら、偏心量δは極めて小さく、且つ駆動モータ11が高速回転するため剥き取り器具2の先端は上下、左右方向のビビリ振動が生ずる。
【0018】
図6に示すように、B方向およびB、B方向に沿ってビビリ振動している剥き取り器具2の先端をホタテ5の口元5aに当てると前記ビビリ振動により口元5aは簡単に開き、剥き取り器具2の先端をホタテ5内に挿入することが出来る。この状態で図1に示すように前記先端をA−A方向に移動させるとスプ−ン6がビビリ振動しているため、ホタテ5内の中味は容易に剥き取られる。
【0019】
図7および図8はカキ26の中味を剥き取るカキ・ホタテ剥き機1の主要部の構造を示す。この場合、ナイフ2aの構造以外は前記実施例のカキ・ホタテ剥き機1の構造と同一である。ナイフ2aはナイフ刃状の先端を有し基端部に回転中心孔7を有するボス部8の両端を平板部材9aで一体的に連結したものからなる。剥き取り器具2の先端をナイフ刃状にしたのはカキ26の中味を剥き取るにはスプーン状のものよりナイフ刃状のものが効果的であるためである。本実施例の場合も前記先端をビビリ振動させながらA−A方向に移動させることによりカキ26の中味を簡単に剥き取ることが出来る。
【0020】
以上の説明において剥き取り器具の先端構造をスプーン状またはナイフ状としたがこれに限定するものではない。また、操作駆動部の構造,配置についても以上の実施例の内容に限定するものではない。また、本体ケースをピストル型としたが、操作性のよいその他の外輪郭を有するものが適用される。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような顕著な効果を奏する。
1)剥き取り器具の先端を微振動可能な構造にすることにより、貝の口元の開口が容易に行われ、内部への挿入も容易に行われる。
2)操作駆動部を把持し剥き取り器具の先端を貝の中味に沿って移動させることが容易に出来るため中味の剥き取り作業が特別の熟練度を必要とすることなく容易に、且つ確実に行われる。
3)剥き取り作業が短時間に行われ、作業効率の向上が図れる。
4)貝の口元の開口や中味の剥き取りが容易に行われるため作業の安全性向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホタテ用の一実施例の全体構造を示す断面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】本実施例におけるスプ−ンの微振動動作を説明するための部分平面図。
【図4】本実施例の偏心軸の偏心動作に伴う剥き取り器具2の上下、左右動を示す部分平面図。
【図5】本実施例の偏心軸の偏心構造を示す部分断面図。
【図6】本実施例による貝の口元の開口動作を示す説明図。
【図7】カキ用のナイフ形状を示す部分側面図。
【図8】図7の平面図。
【符号の説明】
1 カキ・ホタテ剥き機
2 剥き取り器具
2a ナイフ
3 操作駆動部
4 ガイドローラ
5 ホタテ
5a 口元
6 スプ−ン
7 回転中心孔
8 ボス部
9 平板部材
10 回転軸
11 駆動モータ
12 操作部
13 駆動機構部
14 本体ケース
15 電源コード
16 プラグ
17 スイッチ用レバ
18 スイッチ
19 傘歯車
20 傘歯車
21 回転軸
22 偏心軸
23 ゴムローラ
24 回転軸
25 腕木
26 カキ
A 移動方向
B 振動方向
P 挟持部
δ 偏心量

Claims (3)

  1. カキおよびホタテにナイフを押し込みながら移動して中味を剥がすための剥き機であって、カキ又はホタテの剥き取りに見合う先端形状を有すると共に基端側に回転中心孔を設けた剥き取り器貝と、
    該剥き取り器具の前記回転中心孔に嵌合する回転軸によって該剥き取り器具の基端を偏心支持すると共に回転軸を駆動する駆動モータ、該駆動モー夕の操作部および該駆動モータと回転軸との伝動機構を備えた駆動機構部を内蔵する操作駆動部と、
    前記剥き取り器具の中間部を扶持すると共に前記操作駆動部側で軸支持され前記剥き取り器具の動きを案内するガイドローラを設けてなり、前記操作駆動部内の前記駆動モータの回転軸の回動にともない前記剥き取り器具の先端が前記ガイドローラに案内されて前後左右に動くと共に前記ガイドローラとの挟持部分を中心に左右に動くことを特徹とするカキ・ホタテ剥き機。
  2. 前記剥き取り器具の先端の形状は、ホタテに対してはスプーン状で、カキに対してはナイフ状であることを特徴とする請求項1に記載のカキ・ホタテ剥き機。
  3. 前記操作駆動部は、その外輪郭が手で把持可能な形状・大きさに形成されるものであることを特徴とする請求項1に記載のカキ・ホタテ剥き機。
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