JP3622558B2 - 楽音編集装置及び楽音編集処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

楽音編集装置及び楽音編集処理プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、楽音編集装置及び楽音編集処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の楽音編集装置において、例えば、鍵盤を備えた電子楽器の中には、通常演奏機能のほかに、パターンシーケンサー機能を具備したものがある。パターンシーケンサー機能によれば、リズム等の伴奏データを編集作成することができる。すなわち、通常演奏モードにおいては、鍵盤演奏に応じてメロディチャンネルからメロディパートの発音を行うとともに、複数の伴奏チャンネルからリズム、ベース、コードの伴奏パートの発音を行う。一方、伴奏データを作成するパターン作成モードにおいては、1つの伴奏パートを指定して、そのパートの伴奏データの作成を行う。
【0003】
例えば、ギター音色で伴奏データのパターンを作成する場合において、通常演奏モードからパターン作成モードに変更すると、ギター音色で音色設定を行う。音色設定を行った後は、鍵盤を演奏してギター音の伴奏パターンを作成してメモリに記憶する。次に、通常演奏モードに変更して、鍵盤を演奏して例えばピアノ音色によるメロディパートの発音を行うとともに、作成したギター音色の伴奏パートを自動演奏によって発音させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、伴奏データのパターンを作成する場合には、1回のパターン作成で所望の伴奏パターンができることは極めて少ない。通常は、何回かパターン作成を繰り返して、所望の伴奏パターンを作り上げる場合が多い。しかしながら、従来の楽音編集装置においては、通常演奏モードにおける音色設定と、パターンシーケンサーとしてのパターン作成モードにおける音色設定とが関連していないので、伴奏データのパターン作成作業が非常に煩雑であるという問題があった。
【0005】
例えば、ギター音色で伴奏データのパターンを作成する場合において、音色選択スイッチを操作してギター音色で音色設定を行ってパターンを作成した後、通常演奏モードに変更して作成パターンで演奏を行い、再びパターン作成モードに変更した場合には、再び音色選択スイッチを操作してギター音色の設定を行わなければならない。この場合において、通常演奏モードにおける鍵盤の音色がギター音色であったとしても、パターン作成モードに変更した場合には、改めてギター音色で音色設定を行う必要がある。すなわち、伴奏パターンを作成する作業において、通常演奏モードからパターン作成モードに変更するたびに、音色選択スイッチを操作してパターン作成の音色を設定しなければならず、パターン作成作業が非常に煩雑になっていた。
【0006】
本発明の課題は、通常演奏モード及びパターン作成モードにおける音色設定を関連させて、伴奏データのパターン作成作業を容易に行えるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の楽音編集装置は、第1及び第2モードのいずれかのモードを選択するモード選択手段と、夫々音色と音高列からなるパターンが記憶可能なエリアからなるチャンネルを複数個有するパターン記憶手段と、このパターン記憶手段にある複数のチャンネルの中からひとつのチャンネルを指定するチャンネル指定手段と、音高を順次指定する鍵盤と、音色を指定する音色指定手段と、音色を記憶可能な音色記憶手段と、この音色記憶手段に前記音色指定手段にて指定された音色を記憶させるとともに、前記モード選択手段が第1モードを選択している場合には、この音色記憶手段に記憶された音色を前記チャンネル指定手段にて指定されたチャンネルの音色エリアに記憶させる音色記憶制御手段と、前記鍵盤で入力された音高及び前記音色記憶手段に記憶されている音色に基づいて発音を指示する鍵盤発音指示手段と、前記モード選択手段が第1モードを選択している場合に、前記鍵盤にて入力された音高列から成るパターンを、前記チャンネル指定手段にて指定された前記パターン記憶手段のチャンネルのパターンエリアに記憶させるパターン作成手段と、前記モード選択手段が第2モードを選択している場合に、前記チャンネル指定手段にて指定された前記パターン記憶手段のチャンネルに記憶されているパターン及び音色に基づいた発音の指示を行う伴奏発音指示手段と、音色バッファと、前記モード選択手段により第2モードから第1モードに変更した際、前記音色記憶手段に記憶されている音色を前記音色バッファに退避させるとともに、前記モード選択手段により第1モードから第2モードに変更した際、前記音色バッファに記憶されている音色を前記音色記憶手段に記憶するモード変更制御手段と、を備えた構成になっている。
【0008】
請求項3に記載の記録媒体は、第1及び第2モードのいずれかのモードを選択するモード選択手順と、夫々音色と音高列からなるパターンが記憶可能なエリアからなるチャンネルを複数個有するパターン記憶手段の中からひとつのチャンネルを指定するチャンネル指定手順と、音色指定手段にて音色が指定された場合は、音色記憶手段に前記を記憶させるとともに、前記モード選択手順により第1モードが選択されている場合には、この音色記憶手段に記憶された音色を前記チャンネル指定手段にて指定されたチャンネルの音色エリアに記憶させる音色記憶制御手順と、鍵盤で入力された音高及び前記音色記憶手段に記憶されている音色に基づいて発音を指示する鍵盤発音指示手順と、前記モード選択手順により第1モードが選択されている場合に、前記鍵盤にて入力された音高列から成るパターンを、前記チャンネル指定手順により指定された前記パターン記憶手段のチャンネルのパターンエリアに記憶させるパターン作成手順と、前記モード選択手順により第2モードを選択されている場合に、前記チャンネル指定手順により指定された前記パターン記憶手段のチャンネルに記憶されているパターン及び音色に基づいた発音の指示を行う伴奏発音指示手順と、前記モード選択手順により第2モードから第1モードに変更された際、前記音色記憶手段に記憶されている音色を音色バッファに退避させるとともに、前記モード選択手順により第1モードから第2モードに変更された際、前記音色バッファに記憶されている音色を前記指定音色記憶手段に記憶するモード変更制御手順と、をコンピュータで実行するための楽音編集プログラムを記録している。
【0009】
請求項1に記載の楽音編集装置、及び請求項7に記載の記録媒体によれば、通常演奏モードから伴奏データのパターン作成モードに変更されたときは、通常演奏モードにおける音色から、チャンネル指定手段によって指定されているチャンネルの音色に自動的に変更する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における楽音編集装置の第1及び第2実施形態を、図を参照して説明する。図1は、本発明の楽音編集装置を適用した各実施形態のシステム構成を示すブロック図である。楽音編集装置100の制御部1はCPU等で構成され、システムバス2を介して、メモリ部3、表示部4、スイッチ部5、鍵盤部6、外部記憶装置部7に接続され、これらの各部との間でコマンド及びデータの授受を行って、この装置全体を制御する。制御部1はまた、MIDI通信ケーブルによって音源装置200の楽音発生部8に接続され、楽音発生部8に対して発音を制御する発音制御手段を構成する。
【0011】
メモリ部3は、ROM及びRAMで構成され、CPU1が実行する楽音編集処理プログラム、楽音発生に必要な音色データ、自動伴奏を演奏するための伴奏データ、デモ曲やシーケンサーで作成された曲データなどが格納されている。発音する音色(楽器)には、ピアノ、オルガン、ギター、フルート、サックスその他が用意されている。
【0012】
このため、スイッチ部5には、音色を選択する音色選択スイッチが設けられている。さらに、スイッチ部5には、通常演奏モード又は伴奏データのパターン作成モード(パターンシーケンサー機能のモード)のいずれかを選択するモード選択スイッチ(モード選択手段)、及び、パターン作成の対象となるカレントチャンネルの1つを選択するチャンネル選択スイッチ(チャンネル選択手段)が設けられている。
【0013】
鍵盤部6は、音高入力手段であり、図には示さないが、音高に対応する白鍵及び黒鍵からなる鍵盤と、鍵盤の押鍵及び離鍵を走査するためのマトリックス回路で構成され、制御部1から出力される鍵走査信号に応じて、各鍵のオン(押鍵)、オフ(離鍵)の状態を検出して、制御部1に音高データ及びベロシティデータを入力する。
【0014】
表示部4は、LCD(液晶表示部)及びLED(発光ダイオード)で構成され、装置の状態を表示する。外部記憶装置部7は、フロッピーディスクドライブ(FDD)その他のディスクドライブで構成され、メモリ部3の情報をフロッピーディスクその他の外部記録媒体に書き込むことができる。
【0015】
音源部200の楽音発生部8は、DCO、DCF、DCA、ENV(エンベロープジェネレータ)で構成され、制御部1からのMIDIデータを受信して楽音信号を生成する。そして、楽音発生部8に接続されているD/Aコンバータ9でアナログ信号に変換した後、増幅器10でフィルタ処理や増幅処理をして、スピーカー11から発音する。
【0016】
図2(1)は、メモリ部3のRAMにおける複数の記憶エリアであるMEM[1]〜MEM[N]の各エリアにストアされるデータのフォーマットである。図2(2)は、楽音発生部8の複数のチャンネル(0)からチャンネル(N)の各チャンネルにストアされるデータのフォーマットである。この図に示すように、各MEM[ ]及び各チャンネル( )のデータはそれぞれ対応関係にあり、音色データ、タイムデータ、及びノートデータ(ノートオン又はノートオフ)で構成されている。
【0017】
発音指示及び消音指示の際には、制御部1の発音指示によって、RAMのMEM[ ]のデータが楽音発生部8の対応するチャンネル[ ]にストアされる。すなわち、記憶手段であるRAMの各記憶エリアは、それぞれ各チャンネルに対応している。ただし、チャンネル(0)は、鍵盤のリアルタイムの発音用に指定されているチャンネルであり、対応する記憶エリアは設けられていない。
【0018】
また、RAM内には、スタートスイッチのオン操作によって反転するスタートフラグSTF、モード選択スイッチのオン操作によって反転するモードフラグMF、チャンネル選択スイッチのオン操作によって反転するチャンネルフラグCHF、伴奏データのパターン作成の対象となるチャンネルを示すカレントチャンネル番号をセットするレジスタCURRENT、音色データをセットするレジスタTONE及びKTONE、音高データをセットするレジスタNOTE、ベロシティデータをセットするレジスタVELOCITY、タイマインタラプトに応じてインクリメントされるレジスタTIME、ポインタレジスタ、その他のエリアが設けられている。
【0019】
次に、第1実施形態における動作を図3〜図13に示す楽音編集装置100側のフローチャート、図14に示すRAMの所定のエリアのデータの変遷、及び図15〜図17に示す音源装置200側のフローチャートに基づいて説明する。
【0020】
図3は楽音編集装置100側のメインフローであり、所定のイニシャライズ処理(ステップA1)の後、スイッチ処理(ステップA2)、鍵盤処理(ステップA3)、伴奏処理(ステップA4)、パターン作成処理(ステップA5)、出力処理(ステップA6)、その他の処理(ステップA7)を繰り返し実行する。
【0021】
図4は、メインフローにおけるステップA2のスイッチ処理のフローである。この処理では、モードスイッチ処理(ステップB1)、自動伴奏のスタートスイッチ処理(ステップB2)、音色選択スイッチ処理(ステップB3)、チャンネル選択スイッチ処理(ステップB4)、その他のスイッチ処理(ステップB5)を行って、メインフローに戻る。
【0022】
図5は、図4のスイッチ処理におけるステップB1のモードスイッチ処理のフローである。この処理では、スタートフラグSTFが「0」であるか否かを判別し(ステップC1)、STFが「1(自動伴奏)」である場合には、このフローを終了して図4のフローに戻る。STFが「0」である場合には、モードスイッチがオンされたか否かを判別する(ステップC2)。このスイッチがオンされない場合には、このフローを終了して図4のフローに戻る。
【0023】
ステップC2において、モードスイッチがオンされたときは、モードフラグMFを反転する(ステップC3)。そして、MFが「0」から「1」に反転したか否かを判別する(ステップC4)。MFが「1」に反転した場合には、パターン作成の対象であるチャンネルフラグCHF(CURRENT)のみ「1」とする(ステップC5)。次に、レジスタTONEにセットされている音色データを、鍵盤用の音色データのレジスタKTONEにセットする(ステップC6)。
【0024】
例えば、図14において(a)に示すように、MFが「0」、TONEの音色データが「ピアノ」、KTONEに音色データがない状態、又は、任意の音色データがセットされている状態において、モードスイッチがオンされると、(b)に示すように、MFが「1」に反転し、KTONEにTONEの音色データ「ピアノ」がセットされる。ステップC6において、KTONEに音色データをセットした後は、このフローを終了して図4のフローに戻る。
【0025】
ステップC4において、MFが「0」である場合には、KTONEの音色データをTONEにセットする(ステップC7)。例えば、図14において(d)に示すように、MFが「1」、TONEの音色データが「フルート」、KTONEの音色データが「ピアノ」である状態において、モードスイッチがオンされると、(e)に示すように、MFが「0」に反転し、TONEにKTONEの音色データ「ピアノ」がセットされる。そして、音源装置において鍵盤の発音用に指定されているチャンネル(0)のデータ及びTONEの音色データに基づく音色変更データを作成して、出力バッファにストアする(ステップC8)。そして、このフローを終了して図4のフローに戻る。
【0026】
図6及び図7は、図4のスイッチ処理におけるステップB2のスタートスイッチ処理のフローである。この処理では、自動伴奏のスタートスイッチがオンされたか否かを判別し(ステップD1)、オンされない場合にはこのフローを終了して図4のフローに戻る。スタートスイッチがオンされたときは、スタートフラグSTFを反転する(ステップD2)。そして、STFが「1」であるか否かを判別する(ステップD3)。
【0027】
STFが「1」である場合には、図7において、MFが「0」であるか否かを判別する(ステップD4)。MFが「0」である場合には、音源装置のチャンネルを指定するポインタnを「1」にセットして(ステップD5)、nをインクリメントしながら、以下の各処理を繰り返す。すなわち、nで指定したチャンネルごとのスタートフラグSTF(n)を「1」にセットし、アドレスAD(n)を「0(先頭アドレス)」にセットする(ステップD6)。次に、MEM[n、0]の音色データをTONEにセットする(ステップD7)。そして、音源装置において発音用に指定されているチャンネル(n)のデータ及びTONEの音色データに基づく音色変更データを作成して、出力バッファにストアする(ステップD8)。
【0028】
次に、AD(n)をインクリメントして(ステップD9)、MEM[n、AD(n)]のデータをTIME(n)にセットする(ステップD10)。次に、nをインクリメントして(ステップD11)、nが最大値Nを超えたか否かを判別する(ステップD12)。nがN以下である場合には、ステップD6に移行して上記した各処理の実行を繰り返す。
【0029】
ステップD12において、nがNを超えた場合には、タイマインタラプトを禁止解除する(ステップD13)。そして、このフローを終了して図4のフローに戻る。この結果、図2に示したように、すべての伴奏用のチャンネル(1)〜(N)の最初のアドレスの音色データ及び次のアドレスのタイムデータが、対応するメモリ部のMEM(1)〜(N)における最初のアドレスの音色データ及び次のアドレスのタイムデータにストアされる。
【0030】
ステップD4において、MFが「1」である場合には、パターン作成の対象として指定されているカレントチャンネルのアドレスを「1」にセットする(ステップD14)。次に、カレントチャンネルのタイムレジスタTIMEに「0」をセットしてクリアする(ステップD15)。そして、タイマインタラプトの禁止解除をして(ステップD16)、このフローを終了して図4のフローに戻る。
【0031】
図6のステップD3において、STFが「0」である場合には、全てのチャンネルを強制的に消音させ(ステップD17)、タイマインタラプトを禁止する(ステップD18)。次に、STFを「0」にリセットし(ステップD19)、全てのチャンネルに対応するSTF( )を「0」にリセットする(ステップD20)。そして、このフローを終了して図4のフローに戻る。
【0032】
図4のステップB3における音色選択スイッチ処理は、図8に示すように、音色選択スイッチがオンされたか否かを判別し(ステップE1)、オンされない場合にはこのフローを終了する。音色選択スイッチがオンされたときは、その音色データ(音色番号)をレジスタTONEにストアする(ステップE2)。次に、音源装置において鍵盤の発音用に指定されているチャンネル(0)のデータ及びTONEの音色データに基づく音色変更データを作成して、出力バッファにストアする(ステップE3)。
【0033】
例えば、図14の(e)に示すように、MFが「0」、TONEの音色データが「ピアノ」、MEM[1]〜[3]の音色データがそれぞれ「オルガン」、「フルート」、「サックス」である状態において、「クラリネット」の音色選択スイッチがオンされた場合には、(f)に示すように、TONEの音色データが「ピアノ」から「クラリネット」に変更される。この場合には、MEM[1]〜[3]の音色データは変更されない。
【0034】
次に、MFが「1」であるか否かを判別し(ステップE4)、MFが「0」である場合には、このフローを終了して図4のフローに戻る。MFが「1」である場合には、指定されているチャンネルに対応するRAMのMEM[CURRENT、0]のエリアにTONEの音色データをストアする(ステップE5)。
【0035】
例えば、図14の(b)に示すように、MFが「1」、TONEの音色データが「ピアノ」、カレントチャンネルが「1」、MEM[1]〜[3]の音色データがそれぞれ「ギター」、「フルート」、「サックス」である状態において、「オルガン」の音色選択スイッチがオンされた場合には、(c)に示すように、TONEの音色データが「ピアノ」から「ギター」に変更されるとともに、カレントチャンネルに対応するMEM[1]の音色データが「ギター」から「オルガン」に変更される。ステップE5の処理の後、このフローを終了して図4のフローに戻る。
【0036】
図4のステップB4におけるチャンネル選択スイッチ処理のフローを図9に示す。この処理では、チャンネルを指定するポインタnを「1」にセットして(ステップF1)、nをインクリメントしながら以下のループ処理を繰り返す。
【0037】
すなわち、チャンネル(n)スイッチがオンされたか否かを判別し(ステップF2)、オンされたときはMFが「1」であるか否かを判別する(ステップF3)。MFが「0」である場合には、チャンネルフラグCHF(n)を反転する(ステップF4)。CHF(n)が「1」に反転した場合には、チャンネル(n)は発音チャンネルとなる。CHF(n)が「0」に反転した場合には、チャンネル(n)は消音チャンネルとなる。
【0038】
ステップF3においてMFが「1」である場合には、CHF(n)を「1」にセットし(ステップF5)、カレントチャンネルを示すレジスタCURRENTに「n」をセットする(ステップF6)。また、n以外のチャンネルのCHF(
)を「0」にリセットする(ステップF7)。
【0039】
次に、カレントチャンネルに対応するMEM[CURRENT、0]の音色データをTONEにストアする(ステップF8)。次に、音源装置において鍵盤の発音用に指定されているチャンネル(0)のデータ及びTONEの音色データに基づく音色変更データを作成して、出力バッファにストアする(ステップF9)。ステップF9の後、又は、ステップF2においてチャンネル(n)スイッチがオンされない場合、若しくはステップF4においてCHF(n)を反転した場合には、nをインクリメントする(ステップF10)。そして、nが最大値Nを超えたか否かを判別し(ステップF11)、超えていない場合には、ステップF2に移行して上記各ステップを繰り返す。nがNを超えたときは、このフローを終了して図4のフローに戻る。
【0040】
例えば、図14の(c)に示すように、MFが「1」、TONEの音色データが「オルガン」、MEM[1]〜[3]の音色データがそれぞれ「オルガン」、「フルート」、「サックス」である状態において、チャンネル選択スイッチ「2」がオンされた場合には、(d)に示すように、TONEの音色データが「オルガン」から「フルート」に変更される。
【0041】
図10は、図3のメインフローにおける鍵盤処理のフローである。まず、鍵走査をして(ステップG1)、鍵変化があったか否かを判別する(ステップG2)。鍵変化がない場合には、このフローを終了して図3のメインフローに戻る。押鍵(オン)の鍵変化があったときは、レジスタNOTEにその鍵番号すなわち音高データをストアし(ステップG3)、レジスタVELOCITYにベロシティデータをストアする(ステップG4)。次に、鍵盤の発音用のチャンネル(0)のデータ、NOTEの音高データ、及びVELOCITYのデータに基づいて、ノートオンデータを作成して、出力バッファにストアする(ステップG5)。そして、このフローを終了して図3のメインフローに戻る。
【0042】
ステップG2において離鍵(オフ)の鍵変化があったときは、レジスタNOTEにその鍵番号すなわち音高データをストアし(ステップG6)、レジスタVELOCITYに「0」をストアする(ステップG7)。次に、鍵盤の発音用のチャンネル(0)のデータ、NOTEの音高データ、及びVELOCITYのデータに基づいて、ノートオフデータを作成して、出力バッファにストアする(ステップG8)。そして、このフローを終了して図3のメインフローに戻る。
【0043】
図11は、図3のメインフローにおける伴奏処理のフローである。まず、スタートフラグSTFが「1」であるか否かを判別する(ステップJ1)。STFが「0」である場合には、このフローを終了して図3のメインフローに戻る。STFが「1」である場合には、チャンネルを指定するポインタnを「1」にセットして(ステップJ2)、nをインクリメントしながら以下のループ処理を繰り返す。
【0044】
すなわち、チャンネルごとのスタートフラグSTF(n)が「1」であるか否かを判別し(ステップJ3)、STF(n)が「1」である場合には、タイマインタラプトごとにデクリメントされるTIME(n)のタイムデータが「0」に達したか否か、すなわち伴奏データの開始時間になったか否かを判別する(ステップJ4)。TIME(n)のタイムデータが「0」に達したときは、AD(n)をインクリメントして次のイベントデータを指定する(ステップJ5)。
【0045】
次に、チャンネルフラグCHF(n)が「1(発音チャンネル)」であるか否かを判別する(ステップJ6)。CHF(n)が「1」である場合には、MEM[AD(n)]に記憶されたデータを出力バッファにストアする(ステップJ7)。そして、AD(n)をインクリメントして次のデータを指定する(ステップJ8)。ステップJ6においてCHF(n)が「0(消音チャンネル)」である場合にも、ステップJ8に移行してAD(n)をインクリメントする。
【0046】
次に、AD(n)がエンドアドレスを超えたか否かを判別する(ステップJ9)。エンドアドレスを超えた場合には、STF(n)を「0」にリセットする(ステップJ10)。STF(n)をリセットした後、ステップJ9においてAD(n)がエンドアドレスを超えない場合、ステップJ4においてTIME(n)が「0」に達していない場合、又は、ステップJ3においてSTF(n)が「0」である場合には、nをインクリメントして次のチャンネルを指定する(ステップJ11)。
【0047】
そして、nが最大値Nを超えたか否かを判別する(ステップJ12)。nがN以下である場合には、ステップJ3に移行して、上記の各ステップの処理を繰り返す。ステップJ12において、nがNを超えたときは、このフローを終了して図3のメインフローに戻る。
【0048】
図12は、図3のメインフローにおけるパターンデータ作成処理のフローである。まず、モードフラグMFが「1(パターン作成モード)」であるか否かを判別する(ステップH1)。MFが「0(通常演奏モード)」である場合には、このフローを終了して図3のメインフローに戻る。MFが「1」である場合には、出力バッファにデータがあるか否かを判別する(ステップH2)。
【0049】
出力バッファにデータがある場合には、そのデータがノートデータであるか否かを判別する(ステップH3)。ノートデータである場合には、そのノートデータのチャンネルがCURRENTのカレントチャンネルであるか否かを判別する(ステップH4)。カレントチャンネルである場合には、そのカレントチャンネルのアドレスAD[CURRENT]をインクリメントする(ステップH5)。
【0050】
次に、カレントチャンネルに対応するメモリのエリアMEM[AD(CURRENT)]に、TIME(CURRENT)のタイムデータをストアする(ステップH6)。次に、TIME(CURRENT)のタイムデータを「0」にクリアする(ステップH7)。そして、AD(CURRENT)をインクリメントして(ステップH8)、MEM[AD(CURRENT)]に出力バッファのデータをストアする(ステップH9)。
【0051】
出力バッファのデータをストアした後、又は、ステップH3において出力バッファのデータがノートデータでない場合、若しくはステップH4においてノートデータのチャンネルがカレントチャンネルではない場合には、ステップH2に移行して出力バッファのデータの有無を判別する。出力バッファにデータがある場合には、上記の各ステップの処理を繰り返す。出力バッファの指定したアドレスにデータがない場合には、このフローを終了して図3のメインフローに戻る。
【0052】
図13は、図3のメインフローにおける出力処理のフローである。この処理では、出力バッファにデータがあるか否かを判別し(ステップK1)、データがある場合には、そのデータを音源に出力する(ステップK2)。次に、そのデータを削除する(ステップK3)。そして、ステップK1に移行して出力バッファのデータの有無を判別し、データがない場合にはこのフローを終了して図3のメインフローに戻る。
【0053】
図15は、音源装置200のメインフローである。チャンネルを指定するポインタnを「0」にセットして(ステップL1)、最初は鍵盤の発音用に指定されているチャンネル(0)から順に、チャンネル(n)処理を実行する(ステップL2)。チャンネル(n)処理が終了すると、nをインクリメントして次のチャンネルを指定する(ステップL3)。そして、nが最大数Nを超えたか否かを判別し(ステップL4)、nがN以下である場合には、ステップL2におけるチャンネル(n)処理を実行する。一方、nがNを超えたときは、ステップLに移行して再びnを「0」にセットし、上記各ステップを実行する。
【0054】
図16は、図15のメインフローにおけるチャンネル(n)処理のフローである。楽音編集装置100からデータを受信したか否かを判別し(ステップM1)、受信したときは、受信データのチャンネルが指定しているチャンネル(n)であるか否かを判別する(ステップM2)。指定しているチャンネル(n)でない場合、又はステップM1においてデータの受信がない場合には、このフローを終了して図15のメインフローに戻る。
【0055】
ステップM2において、受信データのチャンネルが指定しているチャンネル(n)である場合には、受信データの内容を判別する(ステップM3)。受信データが音色データである場合には、そのデータをTONE(n)にストアする(ステップM4)。受信データがノートオンデータである場合には、NOTEの音高データ、VELOCITYのベロシティデータ、TONE(n)の音色データで発音処理を実行する(ステップM5)。受信データがノートオフデータである場合には、NOTEの楽音の消音処理を実行する(ステップM6)。ステップM4、M5、又はM6の処理の後は、このフローを終了して図15のメインフローに戻る。
【0056】
このように、上記第1実施形態によれば、通常演奏モードから伴奏データのパターンを作成するパターン作成モードに変更されたときは、通常演奏モードにおける音色から、チャンネル指定手段としての制御部1によって指定されているチャンネルの音色に自動的に変更する。したがって、通常演奏モード及びパターン作成モードにおける音色設定を関連させることにより、伴奏データのパターン作成作業を容易に行える。
【0057】
また、モード選択スイッチによってパターン作成モードから通常演奏モードに変更されたときは、通常演奏モードにおいて設定されている音色データがKTONEからTONEに転送され、通常演奏モードにおいて設定されている音色データに基づいて発音を制御する。したがって、モード変更の際にあらためて元の通常演奏モードの音色に戻す操作を行う必要がない。
【0058】
また、パターン作成モードにおいて、操作に応じて音色データが変更されたときは、鍵盤の発音用に指定されているチャンネルにおいて、変更された音色データに基づいて発音を制御するとともに、指定されているカレントチャンネルに対応するRAMの記憶エリアの音色データを変更された音色データに変更する。したがって、パターン作成モードにおいて設定した音色で鍵盤を演奏して録音したときの音色と、録音後に自動演奏したときの音色とを常に同じ音色にすることができる。
【0059】
さらに、パターン作成モードにおいて、指定するチャンネルが変更されたときは、鍵盤の発音用に指定されているチャンネルにおいて、変更されたチャンネルに対応するRAMの記憶エリアの音色データに基づいて発音を制御する。したがって、パターン作成のチャンネルを変更するたびに鍵盤用のチャンネルの音色設定を行う必要がない。
【0060】
次に、本発明の第2実施形態における動作を図17〜図19に示す楽音編集装置100側のフローチャートに基づいて説明する。図4に示した第1実施形態のスイッチ処理において、モードスイッチ処理、スタートスイッチ処理、その他のスイッチ処理については、第2実施形態においても同じである。また、図3に示した第1実施形態のメインフローにおいて、伴奏処理、パターン作成処理、出力処理、及びその他の処理については、第2実施形態においても同じである。また、図15及び図16に示した第1実施形態の音源装置200側の処理についても、第2実施形態と同じである。したがって、第1実施形態における動作と共通するものについては、図面及び説明は省略する。
【0061】
すなわち、第2実施形態においては、図17に示す音色選択スイッチ処理、図18に示すチャンネル選択スイッチ処理、図19に示す鍵盤処理が第1実施形態の処理と異なっている。なお、図20は、第2実施形態におけるRAMの所定のエリアのデータの変遷を示す図である。
【0062】
図17の音色選択スイッチ処理のフローにおいて、音色スイッチがオンされたか否かを判別し(ステップN1)、オンされない場合にはこのフローを終了する。音色選択スイッチがオンされたときは、その音色データ(音色番号)をレジスタTONEにストアする(ステップN2)。次に、MFが「1」であるか否かを判別する(ステップN2)。MFが「0(通常演奏モード)」である場合には、音源装置において鍵盤の発音用に指定されているチャンネル(0)のデータ及びTONEの音色データに基づく音色変更データを作成して、出力バッファにストアする(ステップN3)。
【0063】
例えば、図20の(a)に示すように、MFが「0」、TONEの音色データが「ピアノ」、MEM[1]〜[3]の音色データがそれぞれ「ギター」、「フルート」、「サックス」である状態において、「オルガン」の音色選択スイッチがオンされた場合には、(b)に示すように、TONEの音色データが「ピアノ」から「オルガン」に変更される。この場合には、MEM[1]〜[3]の音色データは変更されない。ステップN4の処理の後は、このフローを終了する。
【0064】
MFが「1(パターン作成モード)」である場合には、CURRENTのチャンネルのデータ及びTONEの音色データに基づいて音色変更データを作成し、出力バッファにストアする(ステップN5)。次に、指定されているカレントチャンネルに対応するMEM[CURRENT、0]のエリアにTONEの音色データをストアする(ステップN6)。
【0065】
例えば、図20の(c)に示すように、MFが「1」、TONEの音色データが「ピアノ」、カレントチャンネルが「1」、MEM[1]〜[3]の音色データがそれぞれ「ギター」、「フルート」、「サックス」である状態において、「オルガン」の音色選択スイッチがオンされた場合には、(d)に示すように、TONEの音色データが「ピアノ」から「オルガン」に変更されるとともに、カレントチャンネルに対応するMEM[1]の音色データが「ギター」から「オルガン」に変更される。ステップN6の処理の後は、このフローを終了する。
【0066】
図18は、チャンネル選択スイッチ処理のフローである。この処理では、チャンネルを指定するポインタnを「1」にセットして(ステップP1)、nをインクリメントしながら以下のループ処理を繰り返す。
【0067】
すなわち、チャンネル(n)スイッチがオンされたか否かを判別し(ステップP2)、オンされたときはMFが「1」であるか否かを判別する(ステップP3)。MFが「0」である場合には、チャンネルフラグCHF(n)を反転する(ステップP4)。CHF(n)が「1」に反転した場合には、チャンネル(n)は発音チャンネルとなる。CHF(n)が「0」に反転した場合には、チャンネル(n)は消音チャンネルとなる。
【0068】
ステップP3においてMFが「1」である場合には、CHF(n)を「1」にセットし(ステップP5)、カレントチャンネルを示すレジスタCURRENTに「n」をセットする(ステップP6)。また、n以外のチャンネルのCHF()を「0」にリセットする(ステップP7)。
【0069】
次に、カレントチャンネルに対応するMEM[CURRENT、0]の音色データをTONEにストアする(ステップP8)。次に、音源装置において伴奏データのカレントチャンネルの発音用に指定されているチャンネル(n)のデータ及びTONEの音色データに基づく音色変更データを作成して、出力バッファにストアする(ステップP9)。ステップP9の後、又は、ステップP2においてチャンネル(n)スイッチがオンされない場合、若しくはステップP4においてCHF(n)を反転した場合には、nをインクリメントする(ステップP10)。そして、nが最大値Nを超えたか否かを判別し(ステップP11)、超えていない場合には、ステップP2に移行して上記各ステップを繰り返す。nがNを超えたときは、このフローを終了する。
【0070】
例えば、図20の(d)に示すように、MFが「1」、TONEの音色データが「オルガン」、MEM[1]〜[3]の音色データがそれぞれ「オルガン」、「フルート」、「サックス」である状態において、チャンネル選択スイッチ「2」がオンされた場合には、(e)に示すように、TONEの音色データが「オルガン」から「フルート」に変更される。この場合には、鍵盤を演奏すると、チャンネル(2)から「フルート」の音色で発音される。さらに、(e)の状態からチャンネル選択スイッチ「3」がオンされた場合には、(f)に示すように、TONEの音色データが「フルート」から「サックス」に変更される。この場合には、鍵盤を演奏すると、チャンネル(3)から「サックス」の音色で発音される。
【0071】
図19は、鍵盤処理のフローである。まず、鍵走査をして(ステップQ1)、鍵変化があったか否かを判別する(ステップQ2)。鍵変化がない場合には、このフローを終了する。押鍵(オン)の鍵変化があったときは、レジスタNOTEにその鍵番号すなわち音高データをストアし(ステップQ3)、レジスタVELOCITYにベロシティデータをストアする(ステップQ4)。次に、MFが「1」であるか否かを判別する(ステップQ5)。
【0072】
MFが「0(通常演奏モード)」である場合には、鍵盤の発音用のチャンネル(0)のデータ、NOTEの音高データ、及びVELOCITYのデータに基づいて、ノートオンデータを作成して、出力バッファにストアする(ステップQ6)。MFが「1(パターン作成モード)」である場合には、パターン作成のカレントチャンネルのデータ、NOTEの音高データ、及びVELOCITYのベロシティデータに基づいて、ノートオンデータを作成して、出力バッファにストアする(ステップQ7)。
【0073】
ステップQ2において離鍵(オフ)の鍵変化があったときは、レジスタNOTEにその鍵番号すなわち音高データをストアし(ステップQ8)、レジスタVELOCITYに「0」をストアする(ステップQ9)。次に、MFが「1」であるか否かを判別する(ステップQ10)。
【0074】
MFが「0」である場合には、鍵盤の発音用のチャンネル(0)のデータ、NOTEの音高データ、及びVELOCITYのデータ「0」に基づいて、ノートオフデータを作成して、出力バッファにストアする(ステップQ11)。MFが「1」である場合には、パターン作成のカレントチャンネルのデータ、NOTEの音高データ、及びVELOCITYのデータ「0」に基づいて、ノートオフデータを作成して、出力バッファにストアする(ステップQ12)。
【0075】
ステップQ6若しくはステップQ7において、ノートオンデータを作成して出力バッファにストアした後、又はステップQ11若しくはステップQ12において、ノートオフデータを作成して出力バッファにストアした後は、このフローを終了してメインフローに戻る。
【0076】
このように、上記第2実施形態によれば、音色選択スイッチによって音色が変更されたときは、通常演奏モードが選択されている場合には、鍵盤の発音用に指定されているチャンネルにおいて、変更された音色データに基づいて発音を制御するが、パターン作成モードが選択されている場合には、指定されているチャンネルにおいて、変更された音色データに基づいて発音を制御するとともに、指定されているチャンネルに対応するRAMの記憶エリアの音色データを変更された音色データに設定する。
【0077】
したがって、パターン作成モードにおいては、鍵盤の発音用に指定されているチャンネルと鍵盤の演奏とが切り離されて、パターン作成の対象に指定されているチャンネルと鍵盤の演奏とが連動する。
【0078】
また、パターン作成モードにおいて、指定するチャンネルが変更されたときは、変更されたチャンネルにおいて、変更されたチャンネルに対応する記憶エリアの音色データに基づいて発音を制御する。したがって、パターン作成の対象となるチャンネルを変更したときは、自動的にその変更したチャンネルに対応するRAMの記憶エリアの音色データでパターン作成作業を行うことができる。
【0079】
なお、上記各実施形態においては、メモリ部の楽音編集処理プログラムを制御部1が実行する構成にしたが、例えば、パソコンを利用して楽音編集作業を行う場合に、フロッピーディスクやCD等の記録媒体に楽音演奏処理プログラムを記録して、パソコンでこの記録媒体を駆動させ、楽音演奏処理プログラムを実行させる構成にしてもよい。
【0080】
この場合には、第1及び第2モードのいずれかのモードを選択するモード選択手順と、夫々音色と音高列からなるパターンが記憶可能なエリアからなるチャンネルを複数個有するパターン記憶手段の中からひとつのチャンネルを指定するチャンネル指定手順と、音色指定手段にて音色が指定された場合は、音色記憶手段に前記を記憶させるとともに、前記モード選択手順により第1モードが選択されている場合には、この音色記憶手段に記憶された音色を前記チャンネル指定手段にて指定されたチャンネルの音色エリアに記憶させる音色記憶制御手順と、鍵盤で入力された音高及び前記音色記憶手段に記憶されている音色に基づいて発音を指示する鍵盤発音指示手順と、前記モード選択手順により第1モードが選択されている場合に、前記鍵盤にて入力された音高列から成るパターンを、前記チャンネル指定手順により指定された前記パターン記憶手段のチャンネルのパターンエリアに記憶させるパターン作成手順と、前記モード選択手順により第2モードを選択されている場合に、前記チャンネル指定手順により指定された前記パターン記憶手段のチャンネルに記憶されているパターン及び音色に基づいた発音の指示を行う伴奏発音指示手順と、前記モード選択手順により第2モードから第1モードに変更された際、前記音色記憶手段に記憶されている音色を音色バッファに退避させるとともに、前記モード選択手順により第1モードから第2モードに変更された際、前記音色バッファに記憶されている音色を前記指定音色記憶手段に記憶するモード変更制御手順と、をコンピュータで実行するための楽音編集プログラムを所定の記録媒体に記録する。
【0081】
【発明の効果】
発明によれば、通常演奏モードから伴奏データのパターン作成モードに変更されたときは、通常演奏モードにおける音色から、チャンネル指定手段によって指定されているチャンネルの音色に自動的に変更する。したがって、通常演奏モード及び伴奏データのパターン作成モードにおける音色設定を関連させて、伴奏データのパターン作成作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施形態における楽音編集装置及び音源装置のシステムを示すブロック図。
【図2】(1)は、楽音編集装置におけるメモリ部の記憶エリアのデータを示す図、(2)は、音源装置における複数のチャンネルのデータを示す図。
【図3】第1実施形態における楽音編集装置のメインフローチャート。
【図4】図3におけるスイッチ処理のフローチャート。
【図5】図4におけるモードスイッチ処理のフローチャート。
【図6】図4におけるスタートスイッチ処理のフローチャート。
【図7】図6に続くスタートスイッチ処理のフローチャート。
【図8】図4における音色選択スイッチ処理のフローチャート。
【図9】図4におけるチャンネル選択スイッチ処理のフローチャート。
【図10】図3における鍵盤処理のフローチャート。
【図11】図3における伴奏処理のフローチャート。
【図12】図3におけるパターンデータ作成処理のフローチャート。
【図13】図3における出力処理のフローチャート。
【図14】第1実施形態におけるメモリ部のデータの変遷を示す図。
【図15】第1実施形態における音源装置のメインフローチャート。
【図16】図15におけるチャンネル処理のフローチャート。
【図17】第2実施形態における音色選択スイッチ処理のフローチャート。
【図18】第2実施形態におけるチャンネル選択スイッチ処理のフローチャート。
【図19】第2実施形態における鍵盤処理のフローチャート。
【図20】第2実施形態におけるメモリ部のデータの変遷を示す図。
【符号の説明】
1 制御部
3 メモリ部
5 スイッチ部
6 鍵盤部
8 楽音発生部

Claims (3)

  1. 第1及び第2モードのいずれかのモードを選択するモード選択手段と、
    夫々音色と音高列からなるパターンが記憶可能なエリアからなるチャンネルを複数個有するパターン記憶手段と、
    このパターン記憶手段にある複数のチャンネルの中からひとつのチャンネルを指定するチャンネル指定手段と、
    音高を順次指定する鍵盤と、
    音色を指定する音色指定手段と、
    音色を記憶可能な音色記憶手段と、
    この音色記憶手段に前記音色指定手段にて指定された音色を記憶させるとともに、前記モード選択手段が第1モードを選択している場合には、この音色記憶手段に記憶された音色を前記チャンネル指定手段にて指定されたチャンネルの音色エリアに記憶させる音色記憶制御手段と、
    前記鍵盤で入力された音高及び前記音色記憶手段に記憶されている音色に基づいて発音を指示する鍵盤発音指示手段と、
    前記モード選択手段が第1モードを選択している場合に、前記鍵盤にて入力された音高列から成るパターンを、前記チャンネル指定手段にて指定された前記パターン記憶手段のチャンネルのパターンエリアに記憶させるパターン作成手段と、
    前記モード選択手段が第2モードを選択している場合に、前記チャンネル指定手段にて指定された前記パターン記憶手段のチャンネルに記憶されているパターン及び音色に基づいた発音の指示を行う伴奏発音指示手段と、
    音色バッファと、
    前記モード選択手段により第2モードから第1モードに変更した際、前記音色記憶手段に記憶されている音色を前記音色バッファに退避させるとともに、前記モード選択手段により第1モードから第2モードに変更した際、前記音色バッファに記憶されている音色を前記音色記憶手段に記憶するモード変更制御手段と、
    を有することを特徴とする楽音編集装置。
  2. 前記楽音編集装置は、さらに前記モード選択手段が第1モードを選択している場合に、前記チャンネル指定手段にてチャンネルが指定されたときは、当該指定されたチャンネルに記憶されている音色を前記音色記憶手段に記憶されている音高に変更するチャンネル音高変更手段を有することを特徴とする請求項1記載の楽音編集装置。
  3. 第1及び第2モードのいずれかのモードを選択するモード選択手順と、
    夫々音色と音高列からなるパターンが記憶可能なエリアからなるチャンネルを複数個有するパターン記憶手段の中からひとつのチャンネルを指定するチャンネル指定手順と、
    音色指定手段にて音色が指定された場合は、音色記憶手段に前記を記憶させるとともに、前記モード選択手順により第1モードが選択されている場合には、この音色記憶手段に記憶された音色を前記チャンネル指定手段にて指定されたチャンネルの音色エリアに記憶させる音色記憶制御手順と、
    鍵盤で入力された音高及び前記音色記憶手段に記憶されている音色に基づいて発音を指示する鍵盤発音指示手順と、
    前記モード選択手順により第1モードが選択されている場合に、前記鍵盤にて入力された音高列から成るパターンを、前記チャンネル指定手順により指定された前記パターン記憶手段のチャンネルのパターンエリアに記憶させるパターン作成手順と、
    前記モード選択手順により第2モードを選択されている場合に、前記チャンネル指定手順により指定された前記パターン記憶手段のチャンネルに記憶されているパターン及び音色に基づいた発音の指示を行う伴奏発音指示手順と、
    前記モード選択手順により第2モードから第1モードに変更された際、前記音色記憶手段に記憶されている音色を音色バッファに退避させるとともに、前記モード選択手順によ り第1モードから第2モードに変更された際、前記音色バッファに記憶されている音色を前記指定音色記憶手段に記憶するモード変更制御手順と、
    をコンピュータで実行するための楽音編集プログラムを記憶した記憶媒体。
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