JP3622521B2 - 温水暖房システム用の入力操作器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台の熱源器を接続した大能力用の温水暖房システムに用いるリモートコントローラ等の入力操作器に関する。
【0002】
【従来の技術】
室内床面を例えば2つの領域に分割し、室内の一方床面と他方床面とにそれぞれ床暖房パネルを設置し、一方床面に設置された床暖房パネルと他方床面に設置された床暖房パネルを温水暖房システムにより別々に運転できるようにすることがある。その場合、温水暖房システムの運転と停止、設定温度、タイマ等を系統毎に個別に操作する必要があるので、室内には2つのリモートコントローラを設ける必要がある。
【0003】
しかし、複数のリモートコントローラを室内に設置することは、使い勝手のうえからも外観の点からも好ましくないので、複数系統の床暖房パネルに給湯する温水暖房システムを系統毎に個別にコントロールすることができる複数系統用のリモートコントローラが用いられることがある。図1に示すものは、温水暖房システムをA系統とB系統の2つの系統で制御するためのリモートコントローラ1の一例であって、A系統で温水暖房システムを運転又は停止するための運転/停止スイッチ2、B系統で温水暖房システムを運転又は停止するための運転/停止スイッチ3を備えている。また、4は液晶表示部であって、選択されている系統5、現在時刻6、A系統の温水暖房システムの予約時刻7および温度表示8、B系統の温水暖房システムの予約時刻9および温度表示10が表示される。11は予約設定スイッチ、12は予約選択スイッチ、13は予約運転スイッチであって、A系統の予約かB系統の予約かは、選択スイッチ14によって切り換えられる。また、15は温度や予約時間等を設定するためのアップダウンスイッチ、16は室温検知用のルームセンサである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような2系統用のリモートコントローラでは、温水暖房システムの各系統と3芯の通信線(電源線、信号線、アース線)で結ばれており、両方の系統から電力を供給されていた。そのため、一方の系統と接続されている通信線が断線しても、他方の系統から電力が供給されているので、リモートコントローラ上では、断線した系統のスイッチ入力までが受け付けられ、スイッチ操作に応答してランプが点灯したり、スイッチ受付け音(ブザー音)がなったりする。
【0005】
よって、このリモートコントローラの使用者には断線が分からず、スイッチ入力の受付け音が鳴り、ランプが点灯しているのに一方の系統だけが運転されない現象が起り、使用者に混乱を与えていた。
【0006】
本発明は上述の技術的問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、複数系統で使用される温水暖房システムに用いられる複数系統用の入力操作器において、一部の系統のみが断線した場合にも、断線したことが使用者に分かるようにすることにある。
【0007】
【発明の開示】
請求項1に記載した温水暖房システム用の入力操作器は、複数系統の負荷に温水を供給する温水暖房システムと各系統毎の通信線で接続され、そのうちの少なくとも一つの系統の通信線を通じて温水暖房システムから電源供給を受けていれば動作可能で、各系統の通信線に対応した入力操作を個別に行なうことができる入力操作器において、いずれかの系統の前記通信線において前記温水暖房システムとの通信が所定時間以上中断した場合には、当該系統の入力操作を受け付けないようにする手段を備えたものである。
【0008】
この入力操作器にあっては、いずれかの系統の通信線を通して行なっている前記温水暖房システムとの通信が所定時間以上中断した場合には、その系統の通信線が断線していると判断し、その系統の入力操作を受け付けないようにする。従って、通信線が断線した場合には、当該系統の入力操作が不可能になり、使用者にその系統の信号線が断線していることを伝えることができ、従来のように使用者を混乱させることがない。
【0010】
【発明の実施の形態】
図2は2系統の床暖房パネル22A、22Bに接続された温水暖房システム23と2系統用に用いられるリモートコントローラ21を示す図である。各床暖房パネル22A,22Bに接続された戻り管24A,24Bには水開閉弁を兼ねた流量制御弁25が設けられており、戻り管24A,24Bを合流させた戻り本管24には循環ポンプ26を設けている。戻り本管24と往き管27の間には熱交換器28を設けてあり、熱交換器28を通過する湯はガスバーナー29によって加熱され、往き管27へ出湯される。往き管27は分岐して床暖房パネル22A,22Bに接続されている。
【0011】
しかして、熱交換器28で加熱された湯は、往き管27及び戻り管24A,24B等を通って床暖房パネル22A,22Bを循環し、床暖房パネル22A、22Bで放熱することによって室内を暖房する。また、本体コントローラ30は各系統の通信線31A,31Bを通じてリモートコントローラ21と通信し、リモートコントローラ21との通信により各系統の設定温度に応じて各流量調整弁25等を制御する。
【0012】
図3はリモートコントローラ21の構成を示す概略図である。通信インターフェイス32A,32Bはそれぞれ3芯の通信線31A,31Bにより本体コントローラ30と接続されている。通信線31A,31Bは、それぞれ電源線41、信号線42及びアース線43からなり、リモートコントローラ21は電源線41を通じて本体コントローラ30から電力を受け取っている。通信インターフェイス32A,32Bは、それぞれ給電された電力を、マイコン33や液晶表示部35等に電力を供給する制御電源34に電力を供給している。従って、一方の通信線31A又は31Bが断線していなければ、リモートコントローラ21は動作する。また、各通信インターフェイス32A,32Bはマイコン33と通信しており、各種スイッチ類36(図1参照)から入力された設定値や操作信号を通信線31A,31Bを通じて本体コントローラ30へ送信する。
【0013】
このようなリモートコントローラ21においては、両方の通信線31A,31Bから制御電源34に電力を供給されているので、いずれかの通信線31A,31Bが断線しても両系統のスイッチ類36は入力操作可能な状態となっている。そこで、本発明のリモートコントローラにあっては、一方の系統(A系統)の信号を送信する通信線31Aによる本体コントローラ30との通信と、他方の系統(B系統)の信号を送信する通信線31Bによる本体コントローラ30との通信とを監視し、一定時間以上通信が中断した場合には、当該通信線が断線していると判断し、その系統のスイッチ類36による入力操作を受け付けないにしている。すなわち、その系統のスイッチ類36を操作しても液晶表示部に反映されたり、受付け音がなったり、ランプが点灯しないよう無反応にする。これによってスイッチを操作したものは、異常に気が付くことになる。
【0014】
具体的には、図4に示す手順で通信状態が監視される。まず、A系統の場合には、A系統の通信線31Aを通じて通信中であるか否か判定し(S1)、通信中であれば、減算式の通信タイマの値Nを初期値にセットする(S2)。そして、通信タイマの値Nが0か否か調べる(S3)。正常であれば、通信タイマの値Nは0ではないから、A系統についての処理を終了する。
【0015】
これに対し、A系統の通信が中断した場合(S1)には、通信タイマの値Nが0か否か調べ(S6)、0でない場合には通信タイマの値を1だけ減らす(S7)。よって、図4の処理サイクルで通信状態を調べて通信していないと判断される度に通信タイマの値Nは1ずつ小さくなる。
【0016】
こうして通信タイマの値Nが0となり、ステップS3で通信タイマの値Nが0になったと判断されると、A系統が運転中であればA系統の運転を中止し(S4)、さらにA系統のスイッチ入力を不可能にする(S5)。
【0017】
A系統の処理とB系統の処理は交互に繰り返されており、B系統についても上記A系統の処理(S1〜S7)と同じ処理を繰り返している(S8)。よって、B系統についても一定時間通信が中断すると、B系統の運転が中止され、さらにB系統のスイッチ入力が不可能になる。
【0018】
なお、断線している系統であっても、再度接続されて本体コントローラ30と通信した時点で通信タイマがリセットされるため、再びリモートコントローラのスイッチ入力が受付けられるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2系統用のリモートコントローラの正面図である。
【図2】2系統の床暖房パネルを運転するための温水暖房システムを示す概略構成図である。
【図3】同上のリモートコントローラの構成を示す概略図である。
【図4】同上のリモートコントローラにおける断線判断のための処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
21 リモートコントローラ
22A,22B 床暖房パネル
30 ホンタイコントローラ
31A,31B 通信線
Claims (1)
- 複数系統の負荷に温水を供給する温水暖房システムと各系統毎の通信線で接続され、そのうちの少なくとも一つの系統の通信線を通じて温水暖房システムから電源供給を受けていれば動作可能で、各系統の通信線に対応した入力操作を個別に行なうことができる入力操作器において、
いずれかの系統の前記通信線において前記温水暖房システムとの通信が所定時間以上中断した場合には、当該系統の入力操作を受け付けないようにする手段を備えた温水暖房システム用の入力操作器。
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JP21453198A Expired - Fee Related JP3622521B2 (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 温水暖房システム用の入力操作器 |
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1998
- 1998-07-29 JP JP21453198A patent/JP3622521B2/ja not_active Expired - Fee Related
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