JP3622297B2 - 熱交換器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷媒と空気とを熱交換させる冷凍サイクルのコンデンサ、スーパークーラやエバポレータ、あるいはエンジン冷却水と空気とを熱交換させるヒータコアやラジエータ等の熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、熱交換器においては、チューブ内を流れる熱媒体とチューブの外側を流れる空気との熱交換効率を高める放熱フィンとして、チューブの外壁面にルーバ付コルゲートフィンを接触して配設していた(例えば実開昭61−198886号公報に記載された熱交換器等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、チューブの外側を流れる空気は、チューブの外壁面に沿って層流状態で流れることにより、チューブの外壁面付近を流れる空気とチューブの外壁面より離れて流れる空気(主流)との間で、チューブ内を流れる熱媒体との温度差が異なり、空気側に温度境界層が生じることが確認されている。したがって、チューブの外壁面付近を流れる空気は、チューブの外壁面より離れて流れる空気ほどチューブ内を流れる流体との温度差がつかない。このため、チューブの外壁面付近の熱伝達率の低下により空気側全体の放熱性能の向上化が阻害されていた。
【0004】
なお、熱交換器全体の放熱性能の向上化の検討は、性能向上化の寄与率の高い空気側仕様の改良を中心に行われてきている。そして、空気側仕様の改良は、主に放熱フィンの伝熱面積を拡大したり、放熱フィンの先端効果を高めるため放熱フィンを微細なピン形状にしたりしているが、近年ではその最適化が進み、これ以上の改良の余地のない所まで行き着いてしまっている。
【0005】
【発明の目的】
この発明は、チューブの外壁面の熱伝達に着目し、チューブの外壁面付近における第2流体側熱伝達率を向上して、第2流体側全体の熱交換性能を更に高性能化することが可能な熱交換器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、伝熱促進手段は、偏平チューブの外壁面付近における第2流体の流れ方向の上流側に、偏平チューブの外壁面より離れる方向に突き出した壁面伝熱促進体(としての傾斜三角板)を有している。そして、この壁面伝熱促進体は、隣設する2つの偏平チューブ間に形成される流体通路内に収まるように配されて、第2流体の流れ方向の上流側に指向するように傾斜した傾斜面を有している。そして、この壁面伝熱促進体が、主流の誘導、および流れを旋回させることにより、偏平チューブの外壁面より離れて流れる主流の低温の第2流体と偏平チューブの外壁面付近を流れる高温の第2流体とを入れ換える入換え効果により温度境界層(空気側温度分布)が薄くなって温度の均一化が図られる。
【0007】
したがって、主流の低温流体と偏平チューブの外壁面との熱交換を活発にすることにより、偏平チューブの外壁面の温度勾配がきつくなるので、偏平チューブの外壁面付近の第2流体側の熱伝達率を向上できる。この結果、第2流体側全体の熱交換性能を向上できるという効果が得られる。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、伝熱促進手段に設けられた多数の微細フィン部が、拡大伝熱面効果および先端効果により第2流体側全体の熱交換性能を更に向上できるという効果が得られる。また、請求項4に記載の発明によれば、放熱フィンは、冷媒(第1流体、熱媒体)と空気(第2流体、流体)との熱交換効率を高めるための伝熱促進手段で、山部と谷部とが交互に繰り返されるように波形形状に形成されている。この放熱フィンは、偏平チューブの外壁面に接合される壁面接合部を有している。この壁面接合部の風上側端部には、壁面伝熱促進体(としての傾斜三角板)が流体通路(通気路)内に向けて切り起こされている。
【0009】
【発明の実施の形態】
〔第1実施例の構成〕
図1ないし図11はこの発明の第1実施例を示したもので、図1は空気側をハイブリッド熱伝達方式とした熱交換器の主要部を示した図である。
【0010】
熱交換器1は、空気調和装置の冷凍サイクルに組み込まれる冷媒凝縮器(コンデンサ、放熱器)であって、気相冷媒(ガス冷媒)が流入する入口タンク(図示せず)と、液相冷媒(液冷媒)が流出する出口タンク(図示せず)と、一端部が入口タンクに接続され、他端部が出口タンクに接続された複数の偏平チューブ2と、これらの偏平チューブ2の外壁面に接触して設けられた複数の放熱フィン3とからなり、これは一体ろう付けにより一体化されている。
【0011】
偏平チューブ2は、熱伝導性および加工性に優れるアルミニウム合金材を押し出し成形することにより、所定の断面形状に形成されている。この偏平チューブ2は、一端部(上流側端部)から他端部(下流側端部)に向かって直管状に設けられ、上下方向または水平方向に複数積層されたマルチフロー型熱交換器用の偏平チューブ2を使用している。なお、偏平チューブ2は、偏平な長円形状の外周壁4の中に複数の仕切り壁5で仕切られ、内部に冷媒が流れる複数の冷媒通路(熱媒体通路)6を有している。
【0012】
放熱フィン3は、熱伝導性および加工性に優れるアルミニウム合金材、あるいはアルミニウム合金材の表面にろう材を被着したアルミニウムクラッド材よりなる。この放熱フィン3は、冷媒(第1流体、熱媒体)と空気(第2流体、流体)との熱交換効率を高めるための伝熱促進手段で、山部と谷部とが交互に繰り返されるように波形(コルゲート)形状に形成されている。
【0013】
なお、放熱フィン3は、山部と谷部とに当たる部分に、偏平チューブ2の外壁面にろう付けにより接合される平坦な薄板状壁面接合部7を有している。また、2つの壁面接合部7間には、隣設する2つの偏平チューブ2間に形成される空気通路(流体通路)を複数の通気路に区画するように配された平坦な薄板状区画部8が形成されている。
【0014】
また、この実施例では、偏平チューブ2の一方の外壁面に接合し、且つ隣設した2つの壁面接合部7が接触するように配置されている。これにより、放熱フィン3のフィンピッチ(区画部8間のピッチ)がより小さくなるので拡大伝熱面効果が高まる。
【0015】
壁面接合部7の風上側端部には、壁面伝熱促進体としての傾斜三角板9が通気路内に向けて切り起こされている。この傾斜三角板9は、先端部(尖端部)が、空気の流れ方向の上流側に指向するように傾斜した三角傾斜面10を有している。そして、傾斜三角板9は、偏平チューブ2の外壁面に近い側に、風上より通気路内に流入する空気に対向する三角傾斜面11を有している。
【0016】
この実施例の傾斜三角板9の仕様は、三角傾斜面10の高さhが1mm〜4mm、三角傾斜面10と壁面接合部7の平坦部との傾斜角θが15°〜45°、三角傾斜面10の底辺長さ(以下底辺と呼ぶ)lが0.25mm〜0.75mmである。ここで、傾斜三角板9の好ましい仕様は、高さhが2.5mm〜3.5mm、傾斜角θが20°〜40°、底辺lが0.4mm〜0.6mmである。さらに、壁面熱伝達率や通風抵抗を考慮した場合には、高さhを3mm、傾斜角θを30°、底辺lを0.5mmとしたものが最も好ましい。
【0017】
なお、傾斜三角板9は、壁面接合部7の空気の流れ方向(偏平チューブ2の幅方向)に沿って2個以上設けても良く、また壁面接合部7の空気の流れ方向と直交する方向(偏平チューブ2の長さ方向)に2個以上設けても良い。ちなみに、圧力損失を許容できる範囲で、傾斜角を30°として、底辺対高さの比を1:6として大型化しても良い。
【0018】
区画部8は、隣設する通気路に面する両端面に、打ち抜きまたは溶解(エッチング等)によって、放熱フィン3の先端効果を高めるための多数の微細ピンフィン12が形成されている。多数の微細ピンフィン12は、本発明の微細フィン部であって、軸線方向が通気路内の空気の流れ方向に対して直交する方向、つまり隣設する2つの偏平チューブ2に両端がそれぞれ接触するように配されている。
【0019】
〔第1実施例の作用〕
次に、この実施例の熱交換器1の作用を図1に基づいて簡単に説明する。
熱交換器1の入口タンク内に流入したガス冷媒は、偏平チューブ2内に流入し、偏平チューブ2を通過する際に偏平チューブ2の外側を流れる空気と熱交換することにより空気を加熱する。このとき、放熱フィン3の区画部8に設けられた多数の微細ピンフィン12は、拡大伝熱面効果および先端効果により空気側放熱性能の大部分を受け持つ。
【0020】
一方で、偏平チューブ2の外壁面付近の壁面接合部7に設けられた傾斜三角板9は、主流の誘導、および流れの旋回を発生させることにより、温度境界層の外側を流れる低温の空気と温度境界層の内側を流れる高温の空気とを入れ換える。すなわち、偏平チューブ2の外壁面より離れて流れる主流の低温の空気と偏平チューブ2の外壁面付近を流れる高温の空気とを入れ換える入換え効果により温度境界層(空気側温度分布)を薄くして温度の均一化が図られる。
【0021】
〔第1実施例の効果〕
したがって、主流の低温の空気と偏平チューブ2の外壁面(冷媒)との熱交換を活発にすることにより、偏平チューブ2の外壁面の温度勾配が急勾配となることにより、偏平チューブ2の外壁面付近の空気側熱伝達率を向上できる。ちなみに、この実施例の仕様(例えば高さhが3mm、傾斜角θが30°、底辺lが0.5mm)の傾斜三角板9を備えた熱交換器1では、壁面接合部7が平板のみの第1従来例と比較して偏平チューブ2の外壁面付近での空気側熱伝達率を約2倍に向上できる。この結果、空気側全体の放熱性能を5%向上できる。
【0022】
〔伝熱促進原理について〕
図2は伝熱促進原理に基づいた着想ポイントを示した原理図である。
壁面熱伝達率を向上させるためには、壁面Pより離れた温度境界層(B.L.)の外側を流れる低温流体Cと壁面付近の温度境界層の内側を流れる高温流体Hとを入れ換えると効果があることが知られている。そのためには、壁面伝熱促進体の作用として、流体の主流を壁面に誘導させる働きと、温度境界層の外側と壁面とで流体の流れを旋回させる働きとの2点が必要となる。
【0023】
これらの働きを生じさせるためには、壁面伝熱促進体として前方へ傾斜した構造、および旋回流を発生させる構造という2つの必要条件が導かれる。上記2点の構造のうち片方または両方を満たす構造が壁面伝熱促進体の候補となるが、そのうちの最も効果のあるものとして以下の測定結果や数値計算により最適な仕様として傾斜三角板9を採用することにした。
【0024】
〔傾斜三角板9の効果の数値計算結果について〕
図3は傾斜三角板9の効果を数値計算で確認した結果を示したモデル図である。流体としての空気の流れは図3(a)〜(c)に流脈で示し、壁面温度分布は図3(a)に破線で示した。また、傾斜三角板9の仕様は、底辺lを1mm、高さhを4mm、傾斜角(仰角)θを30°としたものを使用した。
【0025】
傾斜三角板9よりも後方側(風下側)では、図3に示したように、傾斜三角板9に沿って壁面へ向かう流れ、傾斜三角板9端面での渦発生、および傾斜三角板9の後方の壁面での旋回が観察できる。同時に、図3(a)に破線で示した壁面温度分布をみると、傾斜三角板9の後方に35℃程度の低温域が長く続いていることが確認できる。
【0026】
そして、空気の風速Vaを1m/s、空気温度Taを20℃とした熱流速一定条件(780W/m2 )を基にして熱伝達率向上割合Kを数1の式〜数3の式に基づいて算出すると、放熱フィン3の壁面接合部7が平板のみ壁面の値と比較して約2倍向上していることが分かる。
【数1】
Q=αt×A×ΔTm
【数2】
Q=αtδ×A×ΔTmδ
【数3】
K=(αtδ/αt)=(ΔTm/ΔTmδ)=1.7
【0027】
ここで、数1の式のQは平板のみの壁面の放熱量、αtは壁面熱伝達率、Aは熱伝達率算出領域、ΔTmは壁面と空気との平均温度差を示し、ΔTm=Tw−Taで表せる。Twは壁面平均温度を示す。また、数2の式のQは傾斜三角板9を持つ壁面の放熱量、αtδは壁面熱伝達率、Aは熱伝達率算出領域、ΔTmδは壁面温度を示す。さらに、Kは熱伝達率向上割合を示す。
【0028】
〔傾斜三角板9の効果の検証結果について〕
図4ないし図7は、上記の数値計算で求めた傾斜三角板9の効果の検証として、可視化による空気の流れを確認する試験装置40やその実験結果を示した図である。
【0029】
図4は可視化による空気の流れの観察に使用した試験装置40を示した図である。この試験装置40は、方形状のダクト41の後方側(風下側)に配置された傾斜三角板9を有する壁面(平板状プレート)42、ドライアイスを内蔵した煙発生装置43、レーザ光を発生するレーザ光源44、空気の流れを撮影する高速ビデオ45等より構成されている。なお、試験装置40の傾斜三角板9の仕様は、前述の通りである。空気の風速Vaは、1m/sである。
【0030】
図5は図4に示した試験装置40により傾斜三角板9の後方側の空気の流れを可視化観察した可視化縦断面図(レーザストリット)a〜cおよび可視化横断面図dである。これらの可視化断面図から主流の壁面42への誘導(渦による巻き込み)がなされている点、および壁面42での旋回流が発生している点を確認することができる。
【0031】
図6(a)は壁面温度分布を測定する試験装置50を示した図で、図6(b)、(c)はその試験装置50で使用したテストピース52を示した図である。この試験装置50は、80mm×80mmのダクト51の後方に配置されたテストピース52、このテストピース52の壁面温度を測定するサーモビュアー(輻射温度計)53、およびテストピース52を加熱する直流電源54等より構成されている。
【0032】
なお、試験装置50のテストピース52は、前述の仕様の傾斜三角板9を設けた長方形状のABS樹脂製平板(72mm×18mm×2mm)55にニッケル鍍金を施し、そのニッケル鍍金部分に直流電源54にて通電することにより壁面を一定熱流速条件で加熱してある。なお、熱伝達率算出領域Aは、図6(b)に示したように、2mm×15mmの長方形状の領域である。
【0033】
図7は図6に示した試験装置50のサーモビュアー53による壁面温度の測定結果を示した壁面温度分布図である。この図7(a)に示した平板の壁面のみの第1従来例の温度差(ΔTm=35℃)よりも、傾斜三角板9を設けたテストピース52の温度差(ΔTmδ=21℃)の方が壁面熱伝達率が約2倍に向上している点が確認できる。これは、傾斜三角板9は、壁面の伝熱促進効果が長く傾斜三角板9の後方に拡がるからであると推測される。したがって、上記の数1の式〜数3の式の数値計算の結果とよく一致していることが分かる。
【0034】
〔傾斜三角板9の最適仕様について〕
図8は傾斜三角板9の最適仕様を数値計算により求めるために使用した計算パラメータを示したモデル図である。なお、図8中のfpは放熱フィン3のフィンピッチ、hは傾斜三角板9の高さ、θは傾斜三角板9の傾斜角、lは傾斜三角板9の底辺を示している。
【0035】
図9(a)〜(c)は図8に示した計算パラメータを用いて傾斜三角板9の最適仕様をナビエストークスの式を用いて数値計算により求めた計算結果を示したグラフである。図9中の○は壁面熱伝達率αt(W/m2 ・K)、△は通風抵抗ΔPa(Pa)、×はαt/ΔPaを示している。
【0036】
図9(a)は、フィンピッチfpを1mm、傾斜角θを30°、底辺lを0.5mmとしたとき、高さhを1mmから4mmまで1mm毎に増加させた場合の、壁面熱伝達率、通風抵抗および壁面熱伝達率/通風抵抗の各計算結果を示したグラフである。
【0037】
図9(b)は、フィンピッチfpを1mm、高さhを3mm、底辺lを0.5mmとしたとき、傾斜角θを15°から45°まで15°ずつ増加させた場合の、壁面熱伝達率、通風抵抗および壁面熱伝達率/通風抵抗の各計算結果を示したグラフである。
【0038】
図9(c)は、フィンピッチfpを1mm、高さhを3mm、傾斜角θを30°としたとき、底辺lを0.25mmから0.75mmまで0.25mmずつ増加させた場合の、壁面熱伝達率、通風抵抗および壁面熱伝達率/通風抵抗の各計算結果を示したグラフである。
以上の図9(a)〜(c)に示したグラフからフィンピッチfpが1mmの場合には、高さhが3mm、傾斜角θが30°、底辺lが0.5mmを最適仕様として選ぶことができる。
【0039】
〔ハイブリッド熱伝達性能について〕
次に、壁面接合部7が平板のみの放熱フィン3を備えた測定コア(第1従来例)、および微細ピンフィンを備えた測定コア(第2従来例)に対して、空気側をハイブリッド熱伝達方式とした放熱フィン3を備えた測定コア(第1実施例)60のハイブリッド熱伝達性能を測定した結果を示す。
【0040】
図10(a)は多数の微細ピンフィン12を有する測定コア60を示した概略図で、図10(b)、(c)は多数の微細ピンフィン12や傾斜三角板9を示した概略図である。微細ピンフィン12の仕様は、フィン径が0.15mm、フィンピッチが1.13mm、フィン間隔が0.3mm、フィン長さが7.75mmである。傾斜三角板9の仕様は、傾斜角θが30°、高さhが3mm、底辺lが0.5mmである。
【0041】
図11(a)は平板のみの第1従来例の測定コア(図に破線で示す)、傾斜三角板9と微細ピンフィンを持つ第1実施例の測定コア50(図に○で示す)について、非定常フィン伝熱性能測定法を利用して空気の風速Vaを変化させながら空気側壁面熱伝達率を測定した結果を示したグラフである。
【0042】
図11(a)のグラフから微細ピンフィン12と傾斜三角板9を設けたハイブリッド熱伝達方式の測定コア60は、多数の微細ピンフィン12による拡大伝熱面効果、先端効果と傾斜三角板9による攪乱効果によって、平板のみの第1従来例の測定コアと比較して、壁面熱伝達率が2倍となることが分かる。
【0043】
図11(b)は微細ピンフィンのみを有する第2従来例の測定コア(図に×で示す)、傾斜三角板9と微細ピンフィン12を持つ第1実施例の測定コア60(図に○で示す)について、非定常フィン伝熱性能測定法を利用して空気の風速Vaを変化させながら通風抵抗を測定した結果を示したグラフである。
図11(b)のグラフから微細ピンフィン12と傾斜三角板9を設けたハイブリッド熱伝達方式のものは、微細ピンフィンのみの第2従来例と比較して、通風抵抗は僅か7%(1Pa)の増加に止まっていることが分かる。
【0044】
〔第2実施例〕
図12および図13はこの発明の第2実施例を示したもので、ルーバーフィンの主要部を示した図である。
この実施例では、伝熱促進手段としてルーバーフィン61を用いている。このルーバーフィン61は、山部と谷部とに当たる部分に平坦な薄板状壁面接合部7a、7bを有し、2つの壁面接合部7a、7b間に、隣設する2つの偏平チューブ(図示せず)間に形成される空気通路を複数の通気路に区画するように配された平坦な薄板状区画部8a、8bを有している。
【0045】
壁面接合部7aは、図示上方側に配され、上側に隣設する偏平チューブの外壁面にろう付けにより接合される山側壁部(第1横壁部、天壁部)を形成する部分である。また、壁面接合部7bは、図示下方側に配され、下側に隣設する偏平チューブの外壁面にろう付けにより接合される谷側壁部(第2横壁部、底壁部)を形成する部分である。壁面接合部7a、7bには、第1実施例と同様にして、壁面伝熱促進体として尖端部が空気の流れ方向の上流側に指向するように傾斜した三角傾斜面を両端面に持った傾斜三角板9が通気路内に向けて切り起こされている。
【0046】
区画部8aは、壁面接合部7aの一端部より略直交するように図示上方に向かって延長された第1側壁部(縦壁部)を形成する部分である。また、区画部8bは、区画部8aとの間に所定の通路幅(例えば1.1mm〜2.0mm程度)の通気路を形成し、壁面接合部7bの一端部より略直交するように図示下方に向かって延長された第2側壁部(縦壁部)を形成する部分である。
【0047】
なお、区画部8a、8bには、空気の流れ方向に対して傾斜するように多数のルーバー部61a、61bが一体成形(切り起こ)されている。これらのルーバー部61a、61bは、区画部8a、8bの中央部から奥側と手前側では傾斜方向が転向している。例えばルーバー部61aは先端部が空気の流れ方向の下流側に指向するように傾斜しており、ルーバー部61bは先端部が空気の流れ方向の上流側に指向するように傾斜している。
この実施例は、ルーバーフィン61に傾斜三角板9を設けているので、第1実施例の微細ピンフィン部と比較してプレス加工により一体成形できるため製造し易く、非常に低価格で製作できる。
【0048】
〔第3実施例〕
図14はこの発明の第3実施例を示したもので、ルーバーフィンの主要部を示した図である。
この実施例では、ルーバーフィン61の区画部8a、8bに形成されるルーバー61cの傾斜方向を全て同一方向としている。
【0049】
〔第4実施例〕
図15はこの発明の第4実施例を示したもので、傾斜ルーバーフィンの主要部を示した図である。
この実施例では、伝熱促進手段として傾斜ルーバーフィン62を用いている。この傾斜ルーバーフィン62は、空気の流れ方向に対して傾斜するように区画部8a、8bを有し、これらの区画部8a、8bの傾斜方向が途中で転向している。なお、区画部8a、8bには、中央部から奥側と手前側では傾斜方向が転向しているルーバー62a、62bが切り起こされている。
【0050】
〔第5実施例〕
図16はこの発明の第5実施例を示したもので、平行ルーバーフィンの主要部を示した図である。
この実施例では、伝熱促進手段として平行ルーバーフィン63を用いている。この平行ルーバーフィン63は、空気の流れ方向に対して傾斜するように区画部8a、8bを有し、これらの区画部8a、8bの傾斜方向が途中で転向している。なお、区画部8a、8bには、空気の流れ方向に平行なルーバー63a、63bが一体成形されている。
【0051】
〔第6実施例〕
図17はこの発明の第6実施例を示したもので、スリットフィンの主要部を示した図である。
この実施例では、伝熱促進手段として隣設するルーバー64a、64bと隣設するルーバー64c、64dとが互いに突出方向の異なる平行ルーバーフィン、所謂スリットフィン64を用いている。
【0052】
〔第7実施例〕
図18はこの発明の第7実施例を示したもので、平板フィンの主要部を示した図である。
この実施例では、伝熱促進手段として区画部8a、8bが平板形状の平板フィン65を用いている。なお、壁面接合部7a、7bには、第1実施例と同様にして、壁面伝熱促進体として三角傾斜面を両端面に有する傾斜三角板9が切り起こされている。
【0053】
〔第8実施例〕
図19はこの発明の第8実施例を示したもので、スロットフィンの主要部を示した図である。
この実施例では、伝熱促進手段として区画部8a、8bに長方形状のスロット66aが多数形成されたスロットフィン66を用いている。なお、壁面接合部7a、7bには、第1実施例と同様にして、壁面伝熱促進体として三角傾斜面を両端面に有する傾斜三角板9が切り起こされている。また、多数のスロットの形状は三角形状、多角形状、円形状、楕円形状等のようにどのような形状でも良く、種々の異なる形状のスロットをランダムに形成しても良い。
【0054】
〔第9実施例〕
図20はこの発明の第9実施例を示したもので、穴開きフィンの主要部を示した図である。
この実施例では、伝熱促進手段として区画部8a、8bに円形状の貫通穴67aが多数形成された穴開きフィン67を用いている。なお、壁面接合部7a、7bには、第1実施例と同様にして、壁面伝熱促進体として三角傾斜面を両端面に有する傾斜三角板9が切り起こされている。また、多数の貫通穴の形状は三角形状、多角形状、円形状、楕円形状等のようにどのような形状でも良く、種々の異なる形状の貫通穴をランダムに形成しても良い。
【0055】
〔第10実施例〕
図21はこの発明の第10実施例を示したもので、オフセットフィンの主要部を示した図である。
この実施例では、伝熱促進手段としてオフセットフィン68を用いている。このオフセットフィン68は、区画部8aに他の部分よりも区画部8b側に突出する複数の凸状壁68aを有し、区画部8bの複数の凸状壁68aに対向する部分に他の部分よりも凹んだ複数の凹状壁68bを有している。そして、凸状壁68aと他の区画部8aとの間には、長方形状開口を有するスリット68cが形成されている。また、凹状壁68bと他の区画部8bとの間には、長方形状開口を有するスリット68cが形成されている。
【0056】
なお、壁面接合部7a、7bには、第1実施例と同様にして、壁面伝熱促進体として三角傾斜面を両端面に有する傾斜三角板9が切り起こされている。また、多数のスリットの形状は三角形状、多角形状、円形状、楕円形状等のようにどのような形状でも良い。さらに、区画部8a、8b、凸状壁68aおよび凹状壁68bに微細フィン部、ルーバー、スロットまたは貫通穴等を設けても良い。
【0057】
〔第11実施例〕
図22はこの発明の第11実施例を示したもので、ウエービィフィンの主要部を示した図である。
この実施例では、伝熱促進手段としてウエービィフィン69を用いている。ウエービィフィン69は、区画部8a、8bが面方向に対して波形形状に曲折しており、壁面接合部7a、7bの両端が区画部8a、8bの形状に沿うように曲折している。なお、壁面接合部7a、7bには、第1実施例と同様にして、壁面伝熱促進体として三角傾斜面を両端面に有する傾斜三角板9が切り起こされている。また、区画部8a、8bに微細フィン部、ルーバー、スロットまたは貫通穴等を設けても良い。
【0058】
〔変形例〕
次に、微細フィン部や壁面伝熱促進体の変形例を図23ないし図25に基づいて説明する。
微細フィン部として、あるいは傾斜三角板9に代わる壁面伝熱促進体として、図23(a)に示したような四角棒状のピンフィン21、図23(b)に示したような丸棒状のピンフィン22、図23(c)に示したような三角棒状のピンフィン23を用いても良い。なお、微細フィン部としては薄板状の微細フィンを用いても良い。
【0059】
また、傾斜三角板9に代わる壁面伝熱促進体として、図23(d)に示したような平板状の四角傾斜板24、図23(e)に示したような平板状の略舌型傾斜板25を用いても良い。なお、以上の図23(a)〜(e)で示した壁面伝熱促進体の壁面より遠い側には、傾斜部22a、23aや傾斜面21a、24a、25aが流体の流れ方向の上流側に指向するように傾斜している。
【0060】
さらに、傾斜三角板9に代わる壁面伝熱促進体として、図24(a)に示したような下(壁面に近づく側)に凸の湾曲板状の四角傾斜板26、図24(b)に示したような下に凸の湾曲板状の略舌型傾斜板27、図24(c)に示したような下に凸の湾曲板状の傾斜三角板28を用いても良い。
【0061】
また、図24(d)に示したような上(壁面より離れる側)に凸の湾曲板状の四角傾斜板29、図24(e)に示したような上に凸の湾曲板状の略舌型傾斜板30、図24(f)に示したような上に凸の湾曲板状の傾斜三角板31を用いても良い。なお、以上の図24(a)〜(f)で示した壁面伝熱促進体の壁面より遠い側には、傾斜面26a〜31aが上記と同様にして設けられている。
【0062】
そして、傾斜三角板9に代わる壁面伝熱促進体として、図25(a)に示したような三角柱状の四角傾斜体32、図25(b)に示したような略半円柱状の略舌型傾斜体33、図25(c)に示したような三角錐状の三角傾斜体34を用いても良い。なお、以上の図24ないし図25で示した壁面伝熱促進体の壁面より遠い側には、流体の流れ方向の上流側に指向するように傾斜した傾斜部22a、23aや傾斜面を有している。なお、以上の図25(a)〜(c)で示した壁面伝熱促進体の壁面より遠い側には、傾斜面32a〜34aが上記と同様にして設けられている。
【0063】
この実施例では、本発明を冷媒凝縮器に適用したが、本発明をエンジン冷却水回路に組み込まれるラジエータまたはヒータコアや、空気調和装置の冷凍サイクルに組み込まれる冷媒蒸発器(エバポレータ、吸熱器)等の熱交換器に適用しても良い。なお、ラジエータやヒータコアの場合には、第1流体がエンジン冷却水等の熱媒体となり、第2流体が空気となる。また、冷媒蒸発器の場合には、第1流体が冷媒等の熱媒体となり、第2流体が空気、温水や高温のオイル等の流体となる。
【0064】
この実施例では、チューブとしてマルチフロー型熱交換器用の偏平チューブ2を用いたが、一端部から他端部に向かって直管部とU字管部とを交互に繰り返すことにより蛇行状に屈曲形成され、上下方向または水平方向に直管部を並列して設けたサーペンタイン型熱交換器用の偏平チューブを用いても良い。また、チューブとして長円形状の偏平チューブだけでなく、円管状の丸型チューブや、薄い皿状の一対の成形プレートの凹み部同士を接合してなる積層型熱交換器用の偏平チューブを使用しても良い。
【0065】
この実施例では、フィン(伝熱促進手段)として多数の微細ピンフィン12を区画部8に設けた放熱フィン3を用いたが、壁面伝熱促進体を壁面接合部に設けているものであればどのような形状のフィンを用いても良い。また、壁面接合部7がコの字状に形成されているものだけでなく、壁面接合部がU字状やC字状、V字状に湾曲していても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱交換器の主要部を示した斜視図である(第1実施例)。
【図2】伝熱促進原理を説明した説明図である。
【図3】傾斜三角板の効果を示したモデル図である。
【図4】可視化観察のための試験装置を示した概略図である。
【図5】空気の流れの可視化縦断面図および可視化横断面図である。
【図6】壁面温度分布を測定する試験装置を示した概略図である。
【図7】壁面温度の測定結果を示した壁面温度分布図である。
【図8】計算パラメータを示したモデル図である。
【図9】傾斜三角板の最適仕様の計算結果を示したグラフである。
【図10】ハイブリッド熱伝達性能の測定に用いた測定コアを示した説明図である。
【図11】ハイブリッド熱伝達性能の測定結果を示したグラフである。
【図12】ルーバーフィンの主要部を示した斜視図である(第2実施例)。
【図13】ルーバーフィンの主要部を示した断面図である(第2実施例)。
【図14】ルーバーフィンの主要部を示した断面図である(第3実施例)。
【図15】傾斜ルーバーフィンの主要部を示した断面図である(第4実施例)。
【図16】平行ルーバーフィンの主要部を示した断面図である(第5実施例)。
【図17】スリットフィンの主要部を示した断面図である(第6実施例)。
【図18】平板フィンの主要部を示した斜視図である(第7実施例)。
【図19】スロットフィンの主要部を示した斜視図である(第8実施例)。
【図20】穴開きフィンの主要部を示した斜視図である(第9実施例)。
【図21】オフセットフィンの主要部を示した斜視図である(第10実施例)。
【図22】ウエービィフィンの主要部を示した斜視図である(第11実施例)。
【図23】微細フィン部や壁面伝熱促進体の変形例を示した斜視図である。
【図24】壁面伝熱促進体の変形例を示した斜視図である。
【図25】壁面伝熱促進体の変形例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 熱交換器
2 偏平チューブ
3 放熱フィン(伝熱促進手段)
7 壁面接合部
8 区画部
9 傾斜三角板(壁面伝熱促進体)
10 三角傾斜面
12 微細ピンフィン(微細フィン部)
61 ルーバーフィン(伝熱促進手段)
62 傾斜ルーバーフィン(伝熱促進手段)
63 平行ルーバーフィン(伝熱促進手段)
64 スリットフィン(伝熱促進手段)
65 平板フィン(伝熱促進手段)
66 スロットフィン(伝熱促進手段)
67 穴開きフィン(伝熱促進手段)
68 オフセットフィン(伝熱促進手段)
69 ウエービィフィン(伝熱促進手段)
Claims (4)
- 内部を流れる第1流体と外側を流れる第2流体とを熱交換させる複数の偏平チューブと、この偏平チューブの外壁面に接触して設けられ、第1流体と第2流体との熱交換効率を高めるための伝熱促進手段とを備えた熱交換器において、
前記伝熱促進手段は、前記偏平チューブの外壁面付近における第2流体の流れ方向の上流側に、前記偏平チューブの外壁面より離れる方向に突き出した壁面伝熱促進体を有し、 この壁面伝熱促進体は、隣設する2つの偏平チューブ間に形成される流体通路内に収まるように配されて、第2流体の流れ方向の上流側に指向するように傾斜した傾斜面を有することを特徴とする熱交換器。 - 請求項1に記載の熱交換器において、
前記伝熱促進手段は、第1流体と第2流体との熱交換効率をより高めるための多数の微細フィン部を有することを特徴とする熱交換器。 - 請求項1に記載の熱交換器において、
前記伝熱促進手段は、ルーバーフィン、平板フィン、スロットフィン、穴開きフィン、オフセットフィン、あるいはウエービィフィンのいずれかであることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1に記載の熱交換器において、
第2流体は、第1流体としての熱媒体と熱交換する空気であって、
前記伝熱促進手段は、山部と谷部とが交互に繰り返されるように波形形状に形成された放熱フィンであって、
前記放熱フィンは、前記偏平チューブの外壁面に接合される壁面接合部を有し、
前記壁面接合部の風上側端部には、前記壁面伝熱促進体が前記流体通路内に向けて切り起こされていることを特徴とする熱交換器。
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