JP3621616B2 - 人体屈伸用椅子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、体重により人体を屈曲させて腰痛や関節痛などを予防し軽減するために使用する人体屈伸用椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
人類は直立2足歩行をするため、体重が脊柱や脚の関節に作用してこれを圧迫し、腰痛や脚の関節痛などの原因となっている。
【0003】
これらの腰痛や脚の関節痛などの治療のために、医療機関においては各種の器具が用いられている。また、いくつかの身体トレーニング用器具が開発されている。しかし、家庭用としてはマッサージ器が普及している程度であり、気軽に脊柱や脚の関節の伸張できる器具は開発されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、家庭において簡便に使用して腰痛や関節痛などを予防し軽減することができる人体屈伸用椅子を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記課題を解決するための手段として、人体屈伸用椅子は、請求項1に記載したように、上方に向かって延びたブラケットを含む左右一対の脚部と、左右一対の肘掛けを含みブラケットと肘掛けとの間に形成されその座面よりも上方に位置する左右一対の軸の回りに傾動可能に取り付けられた座部と、座部に屈曲可能に結合された背もたれ部と、座部に屈曲可能に結合された脚載せ部と、から成る。
この人体屈伸用椅子において、座部と背もたれ部とは180度を成しかつ頭側が腰側よりも低くなりしかも脚載せ部は足先側が低くなるように傾斜した状態、座部と脚載せ部とは180度を成しかつ水平でしかも背もたれ部は頭側が低くなるように傾斜した状態、及び座部は水平でしかも背もたれ及び脚載せ部は座部に対して鈍角をなす状態、になることができる。
【0006】
請求項2に記載された人体屈伸用椅子は、左右一対の軸は、ブラケットの上端と肘掛けの後方寄り部分との間に配置されている。
【0007】
請求項3に記載された人体屈伸用椅子は、左右一対の軸は、座部に座り背もたれ部にもたれた使用者の重心とほぼ一致している。
【0008】
請求項4に記載された人体屈伸用椅子は、座部を傾動させる第1モーター、背もたれ部を傾動させる第2モーター及び脚載せ部を傾動させる第3モーターを含む。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1及び図2において、左右一対の脚部1は水平材2と、その前後の斜め下向きに前後一対の脚材3とを含む。各脚材3には数個の孔4が長さ方向に形成されていて、脚材3が挿入された筒体6の上端部に形成された孔を任意の孔4に整合させてピン5を差し込むことにより脚部1の高さが調整できるようになっている。
【0011】
両側の脚部1の水平材2間にひじ掛け14が一体に形成された座部16が配置されている。また、水平材2の中央部にはブラケット13が立設されて、その上端部に互いに対向するように回転自由に突設された左右一対の軸15がひじ掛け14に固定されている。一側のブラケット13に取り付けられた第1の減速機付きモーター17の駆動により座部16が軸15のまわりに傾動するようになっている。
【0012】
この軸15は座部16の座面よりも上方に位置し、しかも座部16に座って背もたれ部9にもたれた人体aの重心点にほぼ一致するようになっている。
【0013】
座部16の後部に第2の減速機付きモーター7が固定されていて、その駆動によりアーム8が傾動することにより背もたれ部9が座部16に対して任意の角度に傾動するようになっている。座部16の前側には、アーム11を介して脚載せ部12の座部16に対する角度を調節する第3の減速機付きモーター10が取り付けられている。
【0014】
座部16の後部には安全ベルト18が取り付けられている。
【0015】
本実施の形態の人体屈伸用椅子を普通の椅子として用いる場合には、図1,2に示すように、ピン5の差込位置を調整して脚部1を低くし座部16は水平としモーター7で背もたれ部9をほぼ垂直状態に起こして使用する。脚がだるい場合には図3に示すように、背もたれ部9を座部16に対して鈍角となるように後ろに少し傾け、モーター10で脚載せ部12を座部16に対して鈍角を成すように起こして下肢を高くする。
【0016】
ベッドとして使用する場合には、図4に示すように、背もたれ部9と脚載せ部12とをほぼ180度を成す水平にし、脚部1は適宜の高さにする。
【0017】
次に、脊柱伸長用に使用する場合には、図5、6に示すように、第1の固定具であるベルト18を締め、座部16と背もたれ部9とをほぼ180度にし、座部16を第1のモーター17の駆動により背もたれ部9とともに頭側が低くなる後ろ下がりに傾けると、人体aの自重により脊柱が伸びて脊柱の圧迫が除去される。
【0018】
このとき、モーター10により脚載せ部12を座部16とほぼ直角となるように倒しておくと、下肢(特にひざ)が座部16に引っ掛かって安全ベルト18に掛かる荷重が小さくなる。
【0019】
座部16と背もたれ部9の傾き角度が大きくなるほど脊柱を伸ばす力が大きくなるので、適宜の角度を選択すべきである。
【0020】
脊柱の最も負担のかかる腰部を伸ばすには、図7に示すように、モーター7及び10により座部16と脚載せ部12とをほぼ180度を成しかつ水平にして、第2の固定具であるバンド19で足首を脚載せ部12に固定し、モーター7により背もたれ部9を頭が下がるように傾けると、脊柱が普段と逆方向に曲げられる。
【0021】
脚の関節を伸ばすには、図8に示すように、モーター17及び10により座部16と脚載せ部12とをほぼ180度を成しかつ急角度に傾斜させ、背もたれ部9をモーター7により座部16に対して鈍角に傾け、バンド19で足首を脚載せ部12に固定すると全体重が脚の関節に作用し伸長される。
【0022】
第2の固定具は、図9に示すように、脚載せ部12の2本に別れた側板の間に差し渡した横棒21に足の甲を引っかけるようにしてもよい。脚載せ部12をモーター10により足先側が低くなるように傾ける。
【0023】
本実施の形態においては座部16の回転中心たる左右一対の軸15が人体aの重心にほぼ一致しているから、座部16を傾動させる第1モータ17の出力は小さいもので十分である。
【0024】
3つのモーター7、10、17の起動と停止および正逆転の切り替えは人体aの手元にある有線または無線のコントローラーによって行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】背もたれ部を起こした状態の斜視図である。
【図2】背もたれ部を起こした状態の側面図である。
【図3】背もたれ部と脚載せ部を傾けた状態の側面図である。
【図4】座部と背もたれ部と脚載せ部を水平にした状態の側面図である。
【図5】座部と背もたれ部とを傾斜させた状態の側面図である。
【図6】その斜視図である。
【図7】背もたれ部を傾けた状態の側面図である。
【図8】背もたれ部と座部と脚載せ部とを傾けた状態の側面図である。
【図9】第2の固定具の変形例の側面図である。
【符号の説明】
1:脚部
7:第2のモーター
9:背もたれ部
10:第3のモーター
12:脚載せ部
15:軸
16:座部
17:第1のモーター
18:ベルト(第1の固定具)
19:バンド(第2の固定具)
Claims (4)
- 上方に向かって延びたブラケットを含む左右一対の脚部と、
左右一対の肘掛けを含み、前記ブラケットと該肘掛けとの間に形成されその座面よりも上方に位置する左右一対の軸の回りに傾動可能に取り付けられた座部と、
前記座部に屈曲可能に結合された背もたれ部と、
前記座部に屈曲可能に結合された脚載せ部と、から成り、
前記座部と前記背もたれ部とは180度を成しかつ頭側が腰側よりも低くなり、しかも前記脚載せ部は足先側が低くなるように傾斜した状態、
前記座部と前記脚載せ部とは180度を成しかつ水平で、しかも前記背もたれ部は頭側が低くなるように傾斜した状態、及び
前記座部は水平で、しかも前記背もたれ及び前記脚載せ部は該座部に対して鈍角をなす状態、
になることができることを特徴とする人体屈伸用椅子。 - 前記左右一対の軸は、前記ブラケットの上端と前記肘掛けの後方寄り部分との間に配置されている請求項1に記載の人体屈伸用椅子。
- 前記左右一対の軸は、前記座部に座り前記背もたれ部にもたれた使用者の重心とほぼ一致している請求項2に記載の人体屈伸用椅子。
- 前記座部を傾動させる第1モーター、前記背もたれ部を傾動させる第2モーター及び前記脚載せ部を傾動させる第3モーターを含む請求項3に記載の人体屈伸用椅子。
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