JP3620062B2 - ガス遮断制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
ガス使用状態において、地震か衝撃かを判別し、地震を検知した場合のみ異常と判定し遮断するガス遮断制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のガス遮断制御装置は、例えば特開平3−291535号公報に示されるように図5の構成になっていた。
【0003】
即ち、図5の従来のガス遮断制御装置において、1は感震器を示す。感震器1において、2はセンサ部で、サイスモ系とトランスデューサとの組み合わせにより構成され、感震器1に振動が与えられると、電気信号を出力する。3は前置増幅器で、センサ部2の電気信号を増幅する。4は信号処理判定部で、増幅された電気信号が入力されファジイ推論部5を用いて地震判定を行う。この時、ファジイ推論により地震と判定できるようにチューニング機能部6と、学習機能部7とがある。8は出力部で、信号処理判定部4からの判定結果の出力信号をブザー9や遮断弁10に出力する。
【0004】
次に、上記構成の動作を説明する。信号処理判定部4は、前置増幅器3よりの電気信号、即ち判定対象の信号波を与えられて、これより信号波の振動数と持続時間を検出する。そして振動数と持続時間との2つの条件よりファジイ推論を行い、振動が地震によるものか或いはその他の原因によるものかを判定する。
【0005】
ファジイ推論部5では振動数、振幅、振動の持続時間と及び所定の閾値以上の加速度を持つ所定時間内の振幅のピーク数の4つのメンバーシップ関数が使用されている。(図6に示す)。センサ部2からの信号を増幅し、振動数、振幅、持続時間、ピーク数を検出し、各々のメンバーシップ関数とから適合度μ1(x1)、μ2(x2)、μ3(x3)、μ4(x4)を求め、更に重み係数w1、w2、w3、w4を掛け、それぞれ地震らしさα1、α2、α3、α4を求める。
【0006】
α1=w1*μ1(x1)、 α2=w2*μ2(x2)
α3=w3*μ3(x3)、 α4=w4*μ4(x4)
このようにして得た4つの地震らしさより和集合を行い、地震度αを求める。
【0007】
α=α1Vα2Vα3Vα4この地震度αが閾値以上である場合地震とであると判定し、そうでない場合には地震ではなく、外乱であると判定する。
【0008】
チューニング機能部6は前述の重み係数の初期設定を行うと共に、正しく判定が行われたか否かに関してユーザの判断で行えるスイッチを有する。ユーザが判定した信号に基づき、学習機能部7は地震度に影響を与えた地震らしさを求め、その地震らしさに関連した重み係数を増大し、反対に判定結果が間違いであった時、重み係数を低減する学習制御を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、下記のような課題がある。
【0010】
信号処理判定部4では振動数、持続時間、ピーク数等を計測するためにセンサ部2からの信号を一定時間計測して求める。一定計測時間内に何等かの要因による衝撃信号と感震信号が入力された場合、計測時間内で検出した衝撃信号と感震信号とを含めて振動数、持続時間を求めメンバーシップ関数に入力し適合度を求める。従って、衝撃信号がなくなり、感震信号であるのにファジイ推論の結果衝撃と判定してしまい、本来感震信号を区別して遮断すべきであるのに遮断しないという不具合が生ずる。
【0011】
更に感震器1がトラック等の通過による振動を検知した時、或いはボール等の衝撃振動を検知した場合、感震器1の出力信号は振動数が高く、振幅が大きく、また持続時間が長く、且つ振動ピーク数が多いという場合が多い。従って上記構成では、メンバーシップ関数より適合度を求めその和集合で地震度を決定しているので、各々の地震らしさがそれほど大きくなくとも和集合を行うと結果大きくなり衝撃振動であっても地震と誤判定する。その結果シャワーもしくは調理等でガスを使用中に遮断弁10が作動し、ガスが使えなくなるという不具合、不便さが生ずる。
【0012】
本発明は上記課題を解決するもので、正確に地震信号と地震以外の衝撃信号との判別を行えるガス遮断制御装置を提供することを目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、ガスの使用を遮断する遮断手段と、地震もしくは衝撃信号を検出する感震検出手段と、前記感震検出手段の出力信号より起動される計時手段と、前記感震検出手段の出力信号のON信号時間を計測するON時間計測手段と、前記感震検出手段の出力信号のOFF信号時間を計測するOFF時間計測手段と、前記ON時間計測手段と前記OFF時間計測手段の出力パルス数をカウントする計数手段と、前記計時手段と前記計数手段とより衝撃信号かどうかを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段で衝撃と判定できなかった場合更に長い時間で計数し衝撃かどうかを判定する第2の判定手段と、前記計数手段と前記計時手段からの信号と前記第1及び第2の判定手段よりの出力信号とで前記遮断手段を制御する遮断判定手段と、前記OFF時間計測手段で前記感震検出手段からの信号のオフ時間が一定時間以上継続したのを検出すると前記衝撃判定手段での衝撃判定を解除するOFF時間判定手段とを設けたものである。
【0014】
【作用】
本発明は上記構成によって、感震検出手段によって振動信号(振動パルス)が検出されると計時手段がスタートすると共に、振動信号のON時間、OFF時間を計測開始し、且つその信号数(パルス数)を計数手段でカウント開始する。次に振動信号が入力開始されてから第1の判定手段で第1の計時時間とそれまでに入力されカウントした振動の計数値とを比較する。この時点で所定の計数値以上の場合、感震器に入力された振動信号は地震以外の振動と判定し、遮断手段が作動しないように遮断判定手段に遮断解除信号を出力する。
【0015】
しかし所定の計数値以下の場合、第2の判定手段で第2の計時時間内の計数値を判定し、所定の計数値以上の場合感震器に入力された振動信号は地震以外の振動と判定し、遮断手段が作動しないように遮断判定手段に遮断解除信号を出力する。しかし計時手段がタイムアップ完了するまでにOFF時間判定手段で衝撃信号がなくなったのを検出すると衝撃判定を解除する。その後計時手段の時間内に、感震信号を検出すると即ち計数手段で計数すると遮断判定手段より遮断信号を出力する。
【0016】
よって衝撃などの信号によって誤遮断することなく、地震或いは衝撃振動を正確に判別できると共に、衝撃信号がなくなったのを検知するとすぐに地震信号を検知できるので地震検知が遅れることなく安全性が向上する。
【0017】
【実施例】
以下本発明の一実施例を図1、図2を参照して説明する。
【0018】
まず上記構成の動作を説明する。図1において図5と同相当の構成要素には同一番号を付した。図1で、11は感震検出手段、12は計時手段で、感震検出手段11より地震信号或いは衝撃信号に大別する感震信号が検出されると衝撃信号として比較的高周波で減衰が遅いパルス信号を識別する所定時限の高周波ON識別タイム、および地震信号として比較的低周波で減衰が早いパルス信号を識別する所定時限の低周波ON識別タイム(高周波ON識別タイムより少し短い、更に振動の終りを判定する高周波OFF識別タイムと低周波OFF識別タイムのカウントを各々にスタートする。
【0019】
13はON時間計測手段で、感震検出手段11より出力される振動波の感震信号の各振動パルスのON時間を計測する。14はOFF時間計測手段で、感震検出手段11より出力される感震信号の各振動パルスのON信号とON信号との間のOFF時間を計測する。15は計数手段で、感震検出手段11より出力される感震信号のパルス数をカウントする。16は周波数演算手段で、計時手段12でのタイマー値としての低周波ON識別タイムと計数手段15の振動パルス数とから感震検出手段11が検出した振動パルス数を低周波ON識別タイムで割った単位時間当たりの振動周波数を求める。17は衝撃判定手段で、周波数演算手段16で求めた振動周波数が所定値以上かどうかを判定する。
【0020】
18は遮断判定手段で、ON時間計測手段13、OFF時間計測手段14、計数手段15で各振動パルスのON、OFF時間を計測し、所定時間(地震判定周期)以上(例えば40ms)の基準パルス数を計数したならば地震信号と判定し、遮断手段10(遮断弁など)に遮断作動信号を出力する。19はOFF時間判定手段で、感震検出手段11で検出した感震信号の振動が終るオフ時間を求める。その結果オフ時間が一定時間(高周波OFF識別タイム)以上(例えば1秒以上)あれば、衝撃信号がなくなったと判断し、衝撃判定手段17が出力した遮断停止信号を解除し、かつ計時手段12のタイマカウントを解除して停止する。
【0021】
次に上記構成の動作を図2のフローチャートを用いて説明する。
【0022】
地震が発生した場合、或いはボール等の衝撃力が印加されたり、或いはトラック等の振動が伝搬されたりすると、また人間がガス遮断装置(ガスメータ)に寄りかかり振動が発生すると、感震検出手段11より感震信号としてのパルス信号が出力される(図2のP1)。そのパルス信号が出力されると、計時手段12(例えばタイマ等)がタイマスタートする。同時にON時間計測手段13、OFF時間計測手段14がスタートし、各パルス信号のON時間、OFF時間を計測する(以上が図2のP2、P3)。例えば、80GAL以上の地震波が入力された場合、ON時間、OFF時間共に40ms以上の低周波数のパルスになる。
【0023】
計数手段14はこのような比較的低周波数帯のパルス数を計数する第1の計数手段と、比較的高周波数帯のパルス数をカウントする第2の計数手段とがある(図示せず)。第1の計数手段でカウントしたパルス数と計時手段12でカウントしているタイマ値とが遮断判定手段18に入力され、遮断判定手段18は所定のタイマ時間(低周波ON識別タイム)内(計時手段12で計測)に所定パルス数以上有れば地震と判定し、遮断手段10へのガスの使用停止のための作動信号として記憶し、衝撃判定手段18からの判定結果を待つ。
【0024】
そして衝撃、他の振動などを感震検出手段11で検出すると比較的高い周波数のパルスが出力される。これを計数手段15(特に第2の計数手段)でカウントし、計時手段12で計時していた第2の所定のタイマ時間(前記低周波ON識別タイムよりも長い高周波ON識別タイム)とで周波数演算手段16で周波数を求める。その周波数を衝撃判定手段17で判定し、ある周波数以上に達すると衝撃信号として判定し、遮断判定手段18に作動停止信号を出力する。遮断判定手段18は記憶していた遮断手段10の作動信号を衝撃判定手段17からの作動停止信号で消去し、そして遮断手段10に対し遮断信号が出力しないようにする。以上が図2のP6、P7、P8、P9である。
【0025】
通常、衝撃信号は比較的高い周波数で且つエネルギが大きいので次第に減衰してくると計数手段15で地震信号と判別しにくいパルス状態になる場合がある。一方、地震波の感震信号は比較的低周波信号であるため計時手段12で計測して低周波信号の振動終了を判定する低周波OFF識別タイム(判定時間)は通常高周波OFF識別タイムよりも長く取って有る(例えば3秒等)。従って、計時手段12で設定された低周波OFF識別タイムが完了する前に、感震検出手段11で検出した衝撃信号が速く減衰した後本当の地震が発生し、その信号を検出する場合がある。この場合、計時手段12が低周波OFF識別タイムのカウントを完了していなくとも、直ちに感震信号判定を行えるように、衝撃信号が減衰した後、OFF時間判定手段19で衝撃信号のオフ時間を計測する。オフ時間が例えば高周波OFF識別タイムの1秒以上有れば衝撃信号はなくなったと判断し、衝撃判定手段17に作動停止解除信号を出力する。また、計時手段12はタイマカウントを解除して停止する。その後、本当の地震が発生し、その信号をON時間計測手段13、OFF時間計測手段14、計数手段15で判定すると、再び遮断判定手段18より遮断手段10に遮断信号が出力される(以上が図2のP5、P11)。
【0026】
このように高周波の衝撃信号を判定したときに計時手段12が低周波OFF識別タイムのカウントを完了した次の感震信号から判定すると言うのではなく、衝撃信号がなくなれば即、次に来る感震信号の判定が可能であるため、地震波ではない衝撃波の検出を早く切り上げて速やかに新たな感震状態に入れるから極めて安全性が向上している。
【0027】
次に本発明の第2の実施例を図3、図4を参照しつつ説明する。図3で図1、図5と同相当の構成要素に同一番号を付した。
【0028】
図3で、20は第1の判定手段で、計時手段12でカウントした第1のタイマ時間として、前記高周波ON識別タイムに近い時限設定の第1の高周波ON識別タイム内に感震検出手段11より計数したパルス数、即ち計数手段15の計数値とから所定数以上かどうかを判定する。その結果、所定数以上の場合遮断判定手段22に遮断停止信号を出力する。21は第2の判定手段で、第1の判定手段18で衝撃判定が成立しなかった場合、計時手段12でカウントした第2のタイマ時間第1の高周波ON識別タイムおよび前記高周波ON識別タイムよりも長く、かつ高周波OFF識別タイムよりも短い第2の高周波ON識別タイム内に感震検出手段11より計数したパルス数、即ち計数手段15の計数値とから所定数以上かどうかを判定する。その結果、所定数以上の場合遮断判定手段22に遮断停止信号を出力する。23はOFF時間判定手段で、感震検出手段11で検出した感震信号のオフ時間を求める。その結果オフ時間が一定時間(高周波OFF識別タイム)以上(例えば1秒以上)あれば、衝撃信号がなくなったと判断し、第1の判定手段20、第2の判定手段21が出力した遮断停止信号を解除し、計時手段12のタイマカウントを解除する。
【0029】
次に上記構成の動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
【0030】
地震が発生した場合、或いはボール等の衝撃力が印加されたり、或いはトラック等の振動が伝搬されたりすると、また人間がガス遮断装置(ガスメータ)に寄りかかり振動が発生すると、感震検出手段11より感震信号としてのパルス信号が出力される(図4のP1)。そのパルス信号が出力されると、計時手段12(例えばタイマ等)がタイマスタートする。同時にON時間計測手段13、OFF時間計測手段14がスタートし、各パルス信号のON時間、OFF時間を計測する。(以上は図4のP2、P3)。
【0031】
計数手段12は地震波が入力された場合、比較的低周波数帯のパルスが検出され、そのパルス数を計数する第1の計数手段と、比較的高周波数帯のパルス数をカウントする第2の計数手段とがある。第1の計数手段でカウントしたパルス数と計時手段12でカウントしているタイマ値とが遮断判定手段22に入力され、遮断判定手段22は所定のタイマ時間(低周波ON識別タイム)内に所定パルス数以上有れば地震と判定し、遮断手段10へのガス使用停止の作動信号として記憶し、第1及び第2の判定手段20、21からの判定結果を待つ(以上がP4)。
【0032】
そして衝撃、他の振動などを感震検出手段11で検出すると比較的高い周波数のパルスが出力される。これを計数手段15(特に第2の計数手段)でカウントし、計時手段12で計時しているタイマ値とでまず第1の判定手段20に入力される。第1の判定手段20では第1の高周波ON識別タイム内に計数手段15(特に第2の計数遮断でのカウント値)の計数値が所定値以上かどうかを判定する。所定の計数値以上ならば衝撃信号として判定し、遮断判定手段22に作動停止信号を出力する。即ち遮断手段10に対し遮断信号が出力されないようにする(P12、P13、P16)。
【0033】
しかし第1の判定手段20で衝撃信号と判定できなかった場合、第2の判定手段21で第2の高周波ON識別タイム内(第1の計時時間より長い)に所定の計数値以上(第1の判定での所定計数値より大きい)かどうかを判定する(P14、P15)。パルス数N2が所定の計数値以上ならば衝撃信号として判定し、遮断判定手段22に作動停止信号を出力する。即ち遮断手段10に対し遮断信号が出力されないようにする。
【0034】
通常、衝撃信号は比較的高い周波数で且つエネルギが大きいので次第に減衰してくると計数手段15で地震信号と判別しにくいパルス状態になる場合がある。一方、地震波の感震信号は比較的低周波信号であるため計時手段12で計測する低周波OFF識別タイムは通常高周波OFF識別タイムよりも長く取って有る(例えば3秒等)。従って、計時手段12で設定された低周波OFF識別タイムが完了する前に、感震検出手段11で検出した衝撃信号が速く減衰した後本当の地震が発生し、その信号を検出する場合がある。この場合、計時手段12が低周波OFF識別タイムのカウントを完了していなくとも、直ちに感震信号判定を行えるように、衝撃信号が減衰した後、OFF時間判定手段19で衝撃信号のオフ時間を計測する。オフ時間が例えば1秒以上有れば衝撃信号はなくなったと判断し、第1及び第2の判定手段20、21に作動停止解除信号を出力する。また、計時手段12はタイマカウントを解除して停止する。その後、本当の地震が発生し、その信号をON時間計測手段13、OFF時間計測手段14、計数手段15で判定すると、再び遮断判定手段18より遮断手段10に遮断信号が出力される(以上が図2のP5、P11)。
【0035】
このように高周波の衝撃信号を判定したときに計時手段12が低周波OFF識別タイムのカウントを完了した次の感震信号から判定すると言うのではなく、衝撃信号がなくなれば即、次に来る感震信号の判定が可能であり、しかも第2の高周波ON識別タイムで第1の高周波ON識別タイムでは検出できなかった異種の振動波形を検出でき、また第1の高周波ON識別タイムでより早く衝撃波を検出できる。尚、第2の高周波ON識別タイムで衝撃波を検出しなかったときは、この信号を高周波OFF識別信号として採り入れて高周波OFF検出時期を更に早めることもでき、安全性が高まっている。
【0036】
上説明したように本発明の実施例におけるガス遮断制御装置は、感震検出手段が信号を検出すると同時に計時手段を開始し、かつ振動パルスを計数し、入力された振動パルスの周波数を求め所定周波数以上ならば地震以外の振動伝搬等の振動と判定し、遮断判定手段に遮断動作の作動停止信号を出力し、その後エネルギーが減衰し地震波と区別しにくくなっても正確に地震波と衝撃波との判別を行い、誤って遮断するのを防ぎ、更に衝撃信号が速く減衰しOFF時間判定手段で振動が終ったオフ時間を判定したならば衝撃判定手段の遮断停止信号を解除し、本来の地震信号を素早く検出できるので安全性、信頼性及び使い勝手が向上する。
【0037】
また、感震検出手段が信号を検出すると同時に計時手段を開始しかつ振動パルスを計数し、まず第1の判定手段で入力された振動パルスが第1の判定時間内に所定パルス数以上かどうかを判定し、もし所定パルス数以下の場合、第2の判定手段で第1の判定時間より長い第2の判定時間内に所定パルス数以上かどうかを判定し、所定数以上ならば振動伝搬等の振動と判定し遮断判定手段に遮断動作の作動停止信号を出力し、地震以外の衝撃振動をより早く識別でき、かつ揺れ始めてから直ぐに大きく減衰してまた振動が大きくなる衝撃波形も検出できる。その後エネルギーが減衰し地震波と区別しにくくなっても正確に地震波と衝撃波との判別を行い、誤って遮断するのを防ぎ、更に衝撃信号が速く減衰しOFF時間判定手段でオフ時間を判定したならば衝撃判定手段の遮断停止信号を解除し、本来の地震信号を素早く検出できるようにしているので極めて安全性、信頼性が高まり、また使い勝手の向上する効果を得ている。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のガス遮断制御装置は、正確に地震波と衝撃波との判別を行い、誤って遮断するのを防ぎ、更に衝撃信号が速く減衰しOFF時間判定手段でオフ時間を判定したならば衝撃判定手段の遮断停止信号を解除し、本来の地震信号を素早く検出できるようにしているので極めて安全性、信頼性が高まり、また使い勝手の向上する効果を得ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるガス遮断制御装置の制御ブロック図
【図2】同装置の動作を示すフローチャート
【図3】本発明の第2の実施例におけるガス遮断制御装置の制御ブロック図
【図4】同装置の制御ブロック図
【図5】従来の同ガス遮断制御装置の制御ブロック図
【図6】(イ)ファジイ推論における振動数と適合度の関係を示した図
(ロ)ファジイ推論における振幅と適合度の関係を示した図
(ハ)ファジイ推論における持続時間と適合度の関係を示した図
(ニ)ファジイ推論におけるピーク数と適合度の関係を示した図
【符号の説明】
10 遮断手段
11 感震検出手段
12 計時手段
13 ON時間計測手段
14 OFF時間計測手段
15 計数手段
16 周波数演算手段
17 衝撃判定手段
18、22 遮断判定手段
19、23 OFF時間判定手段
20 第1の判定手段
21 第2の判定手段

Claims (1)

  1. ガスの使用を遮断する遮断手段と、地震等の信号を検出する感震検出手段と、前記感震検出手段の出力信号より起動される計時手段と、前記感震検出手段の出力信号のON信号時間を計測するON時間計測手段と、前記感震検出手段の出力信号のOFF信号時間を計測するOFF時間計測手段と、前記ON時間計測手段と前記OFF時間計測手段の出力パルス数をカウントする計数手段と、前記計時手段と前記計数手段とより衝撃信号かどうかを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段で衝撃と判定できなかった場合更に長い時間で計数し衝撃かどうかを判定する第2の判定手段と、前記計数手段と前記計時手段とより感震信号かどうかを判定すると共に前記第1及び第2の判定手段よりの出力信号で前記遮断手段を制御する遮断判定手段と、前記OFF時間計測手段で前記感震検出手段からの信号のオフ時間が一定時間以上継続したのを検出すると前記衝撃判定手段での衝撃判定を解除するOFF時間判定手段とより構成されたガス遮断制御装置。
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