JP3619768B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子レンジ等の高周波加熱調理器のキャビネットの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子レンジとして、図11に示すように、加熱室40と、その加熱室40の開口部周縁の前板41と、加熱室40の後方の後板42と、加熱室40の上面および左右側面を覆うカバー43と、底板44とから構成される。前板41と後板42は底板44上に立設され、カバー43は前板41および後板42に固定される。
【0003】
前板41および後板42の外周縁は、内側に折曲されてフランジ45とされる。また、カバー43は、一枚の金属板の前縁を折り返して爪46を形成し、また、後縁を折り曲げて折曲体47を形成した後、略コの字形に型付けして製造する。そして、カバー43の前縁の爪46を前板41のフランジ45を挟み付けることによって、前板41に係合し、後縁の折曲体47を後板42にねじ止めする。
【0004】
ところで、前板、後板およびカバーの形状は、電子レンジとしての使い勝手や製造コストを考慮して、直線を基調としたものが主流となっているが、消費者のニ−ズの多様化に伴って、外観が丸みを帯びた新規なデザインを採用した電子レンジの需要が高まってきている。このようなデザインを採用する場合、湾曲面から構成されるキャビネット構造となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、キャビネットを湾曲させたデザインを採用した場合、従来構造のカバーでは、カバーの前後縁のほぼ全域に亘って爪が存在するため、その爪が補強リブとして作用し、腰が強くなり、カバーを湾曲させることができず、これをそのまま流用することはできない。したがって、前板および後板の形状に応じて湾曲させたカバーを別に用意する必要があり、このカバーを形成するための金型も作成する必要が生じるので、製造コストが上昇するという問題があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑み、従来と同様な型付けしたカバーを用い、その前後縁の爪と折曲体の構造を変更して、湾曲面を有するキャビネット構造に対応可能な加熱調理器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の加熱調理器では、前板および後板の外周縁が湾曲した形状とされている場合、これらに取付けられるカバーを撓みやすくすることによって、前板および後板の形状に合わせてカバーを湾曲させることができるような構造としたものである。そのため、カバーの係止体は、その一部が切り欠かれて形成されている。また、カバーの後端を折り曲げることにより形成された折曲体は、その一部が切欠かれている。
【0008】
これにより、カバーの腰の強さを保ちつつ、撓み量を大きくすることができる。そのため、湾曲した形状のカバーを製作しなくてもよいので、金型費の削減が図れ、製造コストを低減できる。また、カバーは従来と同様に、略コの字状に型付けしたものを使用するので、湾曲キャビネットのみならず、直方体形状の調理器のカバーとしても使用可能である。ここで、前板および後板の外周縁は内側に折曲されてフランジが形成され、カバーの前縁は、折り曲げられて係止体が形成されている。
【0009】
そして、係止体は、前板のフランジに係合する複数の爪部からなり、隣り合う爪部の間に切欠部が形成されている。爪部は、カバーの前方から挿入される前板のフランジを挟みつけることによって前板を係合するものである。係止体において、爪部を等間隔に形成すれば、カバーを等しい曲率で湾曲させることができる。
【0010】
また、カバーのサイズの違いにより、構造上、強度不足が懸念される場合には、爪部を任意の幅に形成して、カバーの強度を保ちつつ、撓みやすくすればよい。すなわち、ある箇所の爪部の幅を他の爪部よりも大きくすれば、その箇所においてはカバーの腰の強さが保たれ、カバーの強度不足を防げる。この場合の一例として、係止体の中央部に位置する爪部の幅を端の爪部の幅よりも大きく形成すれば、カバーの強度を保つことができるとともに、端部の曲率と中央部の曲率とが異なるカバーを製作することができる。すなわち、爪部の幅を調節することにより、曲率を自由に制御することができる。
【0011】
カバーの爪部の態様としては、キャビネットの端部を折り曲げることにより形成する態様、あるいはカバーの一端に別部材としての爪を固定することにより形成する態様のいずれをも含む。ここで、爪部の前端を連結して係止片を構成すれば、前板のフランジとの接触面積が増えるので、カバーの装着時の強度を増大させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は電子レンジの分解斜視図、図2は電子レンジの斜視図、図3および図4はカバー1を下から見た図である。本実施形態の電子レンジは、キャビネット2の上面を湾曲させた構造とするものであって、キャビネット2は、加熱室3の開口部周縁に取付けられた前板4と、加熱室3の後方に配された後板5と、底板6と、加熱室3の上面および左右側面を覆うカバー1とから構成されている。前板4および後板5の上部の外周縁は、上に向かうにつれて湾曲している。
【0013】
前板4の外周縁は内側に折り曲げられ、前板4の上、下部にはそれぞれ上フランジ7、下フランジ8が、左右側部には横フランジ9が形成されている。このとき、フランジを折り曲げやすくするため、前板4の角部10は切り欠かれている。また、後板5も前板4と同様に、上フランジ7、下フランジ8、横フランジ9が形成されている。
【0014】
カバー1は、一枚の平板を略コの字状に折り曲げて形成され、前側に前板4の上フランジ7を係合するための上係止体20が形成され、さらに左右の横フランジ9を係合するための横係止体21が形成されている。上係止体20は、図4に示すように、カバー1の端部に形成された櫛歯形状の凸片22を折り曲げたものである。この凸片22を基線aから内側に向けて折り返し、さらに中間線bにおいて外側に折り曲げることによって、上係止体20が完成する。これにより、図5、6に示すように、上係止体20には、前方に向かって開放された複数の爪部23が形成される。
【0015】
このとき、隣り合う爪部23の間に形成される空間が切欠部24とされる。爪部23は、断面が略J字状とされ、先端が下側に少し折り曲げられており、前板4の上フランジ7を挟みやすくされている。また、横係止体21も同様に断面略J字状に形成される。
【0016】
なお、本実施形態では、略コの字状に型付け成形したカバー1の上面のみを前板および後板の上縁の曲率に合わせて湾曲させる態様であるため、横係止体21は切り欠かれていない。また、カバー1の左右の下縁に、内側に折り曲げられた下折曲体25が形成され、両下折曲体25が底板6の下面に当接して、底板6がカバー1に挟み込まれるようになっている。
【0017】
上記のごとく、カバー1の上係止体20の一部が切り欠かれた切欠部24は、爪部23に比べて腰が弱くなり、カバー1は撓みやすくなる。そのため、前板4の形状に合わせて湾曲させることができる。また、爪部23は等間隔で形成されているので、カバー1を一定の曲率で湾曲させることが可能となる。
【0018】
カバー1の後側では、外周縁を内側に折り曲げることによって、上折曲体26および横折曲体27が形成されている。上折曲体26には、等間隔に一部を切り欠いた凹部28が形成されている。この凹部28によって、カバー1が湾曲可能とされる。
【0019】
隣り合う凹部28の間の凸部29には、ねじ穴30が形成され、ねじ31により後板5に固定される。また、カバー1の強度を保持しつつ、撓みやすくするために、凹部28の長さLは約4〜6mm、凸部29の長さHは10mm以上とするのが好適である。なお、本実施形態では、後板5の上部のみが丸みを帯びているので、左右の横折曲体27は切り欠かれていない。
【0020】
次に、キャビネット2の組み立てについて説明する。加熱室3に固定された前板4および後板5の下フランジ8を底板6にねじ31で固定し、前板4および後板5を立設する。そして、略コの字状に型付け成形したカバーを用意し、そのカバー1上面を湾曲させながら、カバー1の下折曲体25を底板6の下面に沿わせて、カバー1を前方にスライドさせていく。
【0021】
前板4の上フランジ7が上係止体20の爪部23によって挟み込まれて係合され、同時に横フランジ9が横係止体21に挟み込まれて係合される。このとき、カバー1の上面は前板4の上フランジ7の湾曲に応じて湾曲される。この後、カバー1の上折曲体26および横折曲体27が後板5に当接するので、カバー1を後板5にねじで固定する。このようにして、上面が湾曲したキャビネット2が完成する。
【0022】
(第二実施形態)
本実施形態では、図8に示すように、カバー1の強度を向上させるため、上係止体20の爪部23を任意の幅で形成したことを特徴としており、この他のキャビネット2の構成は、第一実施形態と同様である。カバー1のサイズの違いにより構造上、強度不足が懸念される場合でも、爪部23を任意の幅で形成することにより、カバー1の装着時の取付け強度を向上させることができる。また、切欠部24の存在によりカバー1は湾曲可能となることから、デザイン性を損なうこともない。
【0023】
ここで、中央に位置する爪部23を、端に位置する爪部23よりも幅広に形成することにより、切欠部24の間隔がランダムになる。すなわち、爪部23の幅が広い中央部では、カバー1の強度が増すため、カバー1は撓みにくくなる。一方、端部では、撓みやすくなる。これにより、カバー1の端部の曲率と中央部の曲率とが異なる形状のカバー1を作成することができる。
【0024】
(第三実施形態)
本実施形態では、図9、10に示すように、カバー1の取付け強度を向上させるため、爪部23の前端を連結したことを特徴としており、その他の構造は、第一実施形態と同様である。爪部23の前端を連結したことにより、カバー1の装着時の取付け強度を増大させることができる。
【0025】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、カバーの上面が湾曲した形状としたが、側面を湾曲させてもよく、横係止体および横折曲体の一部を切り欠けばよい。これにより、キャビネット全体を曲面形状とすることができる。また、カバーの折曲体の凹部を任意の幅に形成してもよい。さらに、本実施形態では、電子レンジのキャビネットを湾曲させた態様を例示したが、電子レンジ以外の加熱調理器のキャビネットにも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によると、従来と同様に略コの字状に型付けしたカバーを使用し、前板と係合する係止体および後板に固定される折曲体を夫々一部切り欠いて湾曲可能な構成としたので、カバーに所定の強度を保ちつつ、カバーを容易に湾曲させることができる。したがって、予め湾曲させたキャビネットを別部品として製作しなくてよく、製造コストを低減できる。
【0027】
また、係止体において、爪部と切欠部を形成する位置を変更することにより、カバーの曲率を自由に制御することができ、さらにカバーの取付け強度を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の電子レンジのキャビネットの分解斜視図
【図2】扉を外した状態の電子レンジの斜視図
【図3】カバーを下から見た図
【図4】上係止体形成前のカバーを示す図
【図5】上係止体の斜視図
【図6】(a)図3のB−B断面図、(b)図3のC−C断面図
【図7】カバーの後面図
【図8】第二実施形態のカバーを下から見た図
【図9】第三実施形態のカバーを下から見た図
【図10】第三実施形態の上係止体の斜視図
【図11】従来の電子レンジの斜視図
【符号の説明】
1 カバー
2 キャビネット
4 前板
5 後板
7 上フランジ
9 横フランジ
20 上係止体
23 爪部
24 切欠部
25 上折曲体
27 横折曲体
28 凹部

Claims (6)

  1. 加熱室の開口部周縁に前板が配され、前記加熱室を覆うカバーが前記前板に取付けられ、前記カバーに、前記前板の湾曲した外周縁に係合する係止体が設けられ、湾曲した前記前板に合わせて前記カバーを湾曲させるために前記係止体の一部が切り欠かれたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 加熱室の後方に、湾曲した外周縁を有する後板が配され、カバーに、前記後板の外周縁に取付けられる折曲体が設けられ、湾曲した前記後板に合わせて前記カバーを湾曲させるために前記折曲体の一部が切り欠かれたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 係止体は、前板に係合する複数の爪部からなり、隣り合う爪部の間に切欠部が形成され、前記爪部は等間隔に配されたことを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
  4. 係止体は、前板に係合する複数の爪部からなり、隣り合う爪部の間に切欠部が形成され、前記爪部は任意の幅に形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
  5. 中央に位置する爪部は、端に位置する爪部よりも幅広とされたことを特徴とする請求項4記載の加熱調理器。
  6. 爪部は、前板の外周縁を挟みつける構造とされ、隣り合う爪部の前端が連結されたことを特徴とする請求項3または4記載の加熱調理器。
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