JP3618887B2 - テープ・ドライブ装置 - Google Patents
テープ・ドライブ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3618887B2 JP3618887B2 JP07394896A JP7394896A JP3618887B2 JP 3618887 B2 JP3618887 B2 JP 3618887B2 JP 07394896 A JP07394896 A JP 07394896A JP 7394896 A JP7394896 A JP 7394896A JP 3618887 B2 JP3618887 B2 JP 3618887B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cartridge
- mini
- base plate
- drive
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/60—Guiding record carrier
- G11B15/605—Guiding record carrier without displacing the guiding means
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は全般的には、コンピュータ大容量メモリ・ドライブ機構に関し、より詳細には、ドライブに挿入された磁気データ・カートリッジ上に機械的な位置合わせのための力を加える機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、オーディオ・テープ・カセット、ビデオ・テープ・カセット、データ・テープ・カートリッジ、取り外し可能なディスク・カートリッジ、その他の取り外し可能な媒体は、固定位置を有する内部駆動部品に対して取り外し可能な媒体を機械的に位置決めする何らかの方法を有さなければならない。例えば、通常の磁気テープ・カートリッジおよびドライブでは、ドライブ中の磁気ヘッドが、テープの平面に垂直な方向に固定位置を有し、取り外し可能なカートリッジ中の磁気テープを磁気ヘッドに対して厳密に位置合わせしなければらない。また、一般に、テープ・カートリッジは、ドライブの振動または機械的衝撃を受けた時のカートリッジのヘッドに対する移動を防止するために、位置合わせ位置に固定ラッチしなければならない。
【0003】
本出願に特に関係するものは、パーソナル・コンピュータ業界でデータ記憶のために一般的に使用される、ベルト駆動式の、剛性ベースプレートの磁気テープ・ミニカートリッジである。一般に、このようなミニカートリッジは、コンピュータ業界で使用するために、1970年代の始めにMinnesota Mining and Manufacturing Company(3M)によって初めて導入されたデータ・カートリッジ設計を改良したものである(1972年に発行された米国特許第3,692,255号)。1970年代の始めに3M社によって導入されたベルト駆動式磁気データ・カートリッジは約100mm×150mmであり、磁気テープは幅6.35mm(0.250インチ)であった。この寸法のカートリッジおよび対応するドライブ機構は依然として市販されている。1976年に、Alan J. Richards著「Mini Data Cartridge: A Convincing Alternative for Low−Cost, Removable Storage」、(Hewlett−Packard Journal,1976年5月出版)に記載された、より小形のミニカートリッジが開発された。このミニカートリッジの寸法は63.5mm×82.5mmである。このミニカートリッジは、様々なベンダから市販されており、そのバージョンは、テープ幅が3.81mm(0.150インチ)ないし8.00mm(0.315インチ)と、様々のものがある。
【0004】
最近、3M社は、増大されたデータ容量を有する改良されたミニカートリッジを導入した。新型のミニカートリッジは、前述のミニカートリッジよりも大型である。旧型のタイプのミニカートリッジでも新しいタイプのミニカートリッジでも収容する(機械的に位置合わせしラッチする)ことができるドライブが必要である。
【0005】
図1A(従来技術)は、ミニカートリッジ100およびそれに整合するドライブ102を示す。ミニカートリッジ100は、金属ベースプレート104とプラスチック・カバー106とを有する。ミニカートリッジ100上のプラスチック・カバー106は、上面108(最も大きな表面)と、2つの開口部112、114(一方の開口部(112)は、ドライブ機構にドライブ・ローラを受け入れるためのものであり、第2の開口部(114)は、ドライブ機構に磁気ヘッドを受け入れるためのものである)を有する前面110と、2つの側面(116、118)とを有する。各側面は、金属ベースプレート104の面に平行な縦長の溝(例えば、側面118の溝120)を有し、各溝の一方の側面は、金属ベースプレートの上部の露出された部分で形成される。
【0006】
金属ベースプレートは、(プラスチック・カバーに面する)上面122と、底面124とを有する。金属ベースプレート104の上面122は部分的に露出され、底面124は完全に露出される。図1B(従来技術)は、プラスチック・トップおよびその他の部品が取り除かれた金属ベースプレート104の平面図である。点線126および128は、ベースプレートの露出された領域を明示する、プラスチック・カバーの側壁の位置を示すものである。下記でノッチ119(2つのうちの1つ)について説明する。金属ベースプレートの上面の露出された部分上の3つの基準点(130、132、134)は、ミニカートリッジ用の基準平面(基準面)を画定する。ミニカートリッジ基準平面は、ドライブ102内の対応する基準平面に対して厳密に位置合わせしなければならない。
【0007】
ミニカートリッジ用の通常のドライブは、ミニカートリッジの金属ベースプレートに平行な方向(図1A、矢印140)でミニカートリッジをドライブに位置合わせできるように、ミニカートリッジ側面の溝(図1A、116、118)に対応する縦長のガイド(図1A、136、138)を有する。ミニカートリッジの金属ベースプレートに垂直な方向(図1A、矢印142)でのミニカートリッジのドライブへの位置合わせは、金属ベースプレートの上面上の露出された基準点(図1B、130、132、134)を架台ガイド(図1A、136、138)の底面上の対応する3つの基準点に押し付けることによって行われる。通常、位置合わせのために加えられる力は、ミニカートリッジをドライブにラッチして、振動および機械的衝撃を受けた時のカートリッジとドライブの相対運動を防止するのに十分なものでもある。
【0008】
図1C(従来技術)は、架台ガイド138に位置合わせされたベースプレート104の側面図を示す。ベースプレート104上の基準点132および134がドライブ架台のガイド138上の対応する基準点または表面152および154に接触することに留意されたい。位置合わせのための力(矢印150)は、ベースプレートのノッチ119の前縁部を上向きに押すドライブ架台中のばね装填されたローラ148によってもたらされる。前向きの力は、ノッチの前縁部を押す丸いローラによってもたらされる。ミニカートリッジの反対側の側面(116)上の同じノッチにも同じローラが係合する。垂直方向の力は、上面基準点(130、132、134)を位置合わせするものである。前向きの力は、ベースプレート104の前面を対応する架台止め156に対して位置合わせするものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
新型のミニカートリッジは、旧型のミニカートリッジの前面110と寸法が同じである前面を有するプラスチック・カバーを有する。しかし、他のすべての面は、より大きなテープ・リールを収容するように変更されている。テープ・リールがより大きいために、ミニカートリッジ側面の溝は、その側面の全長に沿って延びることはできない。側面の溝がより短いために、金属ベースプレート上面の露出された部分は限られてしまう。特に、旧型のミニカートリッジ用に画定された3つの基準点のうちの1つ(図1B、基準点134)は露出されない。新型のミニカートリッジは、露出されたベースプレート上面の減少された領域内に固定することができるかも知れない。しかし、新型のミニカートリッジは、かなりの質量をベースプレートの露出された領域の外側に有し、固定が、露出された領域内のみでしか行われないと、片持ち梁式に支えなければならない。従って、より小さな露出されたこの領域は、振動および機械的衝撃に対する適切なラッチングを施すのに十分なものではない。その上、固定力を増大させることも、ミニカートリッジをドライブに挿入するのに必要な力を増大させるうえで望ましいものではない。新型のミニカートリッジを位置合わせしラッチするための新しい方法および機構が必要であり、この新型の位置合わせ・ラッチング機構は旧型のミニカートリッジにも整合しなければならない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
旧型のカートリッジでも新型のミニカートリッジでも位置合わせしラッチする機構の様々な実施例を提供する。ある1組の実施例では、ミニカートリッジ基準面が、ベースプレートの上面とベースプレートの底面との間で分割される。すなわち、ミニカートリッジ基準平面を画定する3つの基準点のうちの少なくとも1つはベースプレートの上面上にあり、3つの基準点のうちの少なくとも1つは底面上にある。基準面を分割した実施例では、ベースプレートの上面上の1つまたは複数の基準点が、ある方向へ、対応する固定ドライブ架台基準点に押し付けられ、ベースプレートの底面上の1つまたは複数の基準点が、対向する方向へ、対応する固定ドライブ架台基準点に押し付けられる。第2の組の実施例では、ミニカートリッジ基準平面を画定する3つの基準点がすべて、ミニカートリッジ・ベースプレートの底面上にある。
【0011】
ベースプレートに対する下向きの力は、カートリッジのプラスチック・トップ・カバーに対する圧力によってもたらされる。上方プラスチック・カバーに対する圧力は、平坦な摩擦表面、ばね付勢されたローラ、ホイール、またはばね付勢された球形ボールによってもたらされる。一実施例では、カートリッジ挿入に必要な力を小さくし、同時に、カートリッジをラッチするための大きな力ももたらすように、平坦な摩擦表面を2つの力のレベルの間で切り替える。一実施例では、段付き直径ローラが、ミニカートリッジの挿入時にガイドを行い、挿入後に位置合わせ及びラッチングのための力を与える。
【0012】
基準面を分割した実施例では、下方ローラまたはカム表面が、ベースプレートの底面を押して、ベースプレートの前面を位置合わせするための前向きの圧力と、ベースプレートの上面基準点における上向きの圧力をもたらす。ベースプレートの底面を基準面とする実施例では、下方ローラまたはカム表面が、ベースプレートの上面を押して、ベースプレートの前面を位置合わせするための前向きの圧力と、ベースプレート底面基準面における下向きの圧力をもたらす。
【0013】
【実施例】
本出願では、下記の業界の従来の方向の画定法を使用する。ミニカートリッジにおいて、磁気ヘッドのための出入り穴を有する面は、カートリッジの前部である。ミニカートリッジを受け入れる開口部を有するドライブの面は、ドライブの前部である。ミニカートリッジをドライブに挿入すると、カートリッジの前方基準点がドライブの後方基準点に整列し、カートリッジの後方基準点がドライブの前方基準点に整列する。ミニカートリッジに対してもドライブに対しても、右側は、ページの上部に前部を配置した平面図の右手側である。従って、ミニカートリッジとドライブを組み合わせた斜視図では、ミニカートリッジに対する前後および左右は、ドライブに対する前後および左右と逆である。例えば、(ドライブに挿入された)カートリッジの上右後斜視図では、図はミニカートリッジの右後から見たところを示すが、ドライブについては左前から見たところを示す。
【0014】
図2Aは、新型のミニカートリッジ200を示す。新型のミニカートリッジは、旧型のミニカートリッジの前面110(図1A)と寸法が同じである前面202を有する。他のすべての表面は、より大きなテープ・リールを使用できるように変更されている。プラスチック・トップ216は、段218および220を有する。段218と段220との間の距離は、ミニカートリッジ(100)の幅と同じである。新型のミニカートリッジの段218と段220の間の部分の高さは、旧型のミニカートリッジの高さと同じである。段218および段220よりも外側の部分の高さは、旧型のミニカートリッジの高さよりも低い。本発明は、ドライブが、図1Aに示した最初のミニカートリッジでも、図2Aに示した新型のミニカートリッジでも位置合わせし、ラッチすることができるようにする方法および機構を提供する。
【0015】
図2Bは、図2Aのミニカートリッジの金属ベースプレート204の平面図である。点線206および208は、図2Aのミニカートリッジのプラスチック側壁の位置を示す。基準点210および212(図2B)はそれぞれ、基準点130および132に対応する(図1B)。しかし、図2Bで、基準点134(図1B)に対応する領域が露出されないことに留意されたい。また、露出される領域が非常に限られることにも留意されたい。ベースプレートの露出された上面のどこかに新型の第3の基準点を画定する場合、振動および機械的衝撃に対する適当なラッチングを確保するにはかなりの固定力が必要である。従って、ベースプレートの平面をそれに垂直な方向の位置を決めるための代替基準面を画定しなければならない。
【0016】
1つの代替策は、金属ベースプレートの上面と底面の両方を使用して基準面を分割することである。例えば、ベースプレートの上面上に2つの前方基準点210および212を残し、ベースプレートの底面上に後方基準点214を画定することができる。好ましくは、振動および機械的衝撃時にミニカートリッジ質量をしっかり支持するために後方基準点をできるだけ後方に配置すべきである。しかし、ドライブ架台ドアまたはその他の部品によって、後方基準点の配置が制限されることがある。
【0017】
図3は、(図2Bに示した)分割した基準面を収容するうえでドライブに必要な位置合わせ及びラッチングのための力を示す、ミニカートリッジ300(旧型のカートリッジまたは新型のカートリッジ)の側面図である。基準面を分割する場合、ベースプレートの上面上の1つまたは複数の基準点を、固定ドライブ架台上の対応する基準点に対してある向きに押し付け、ベースプレートの底面上の1つまたは複数の基準点を、固定ドライブ架台上の対応する基準点に対して前記の向きと反対の向きに押し付けなければならない。例えば図3で、架台ガイド302は、ベースプレート前方基準点212(または図1Bの132)に対応するドライブ後方基準面310を与える。ミニカートリッジ前方基準点210および212(または図1Bの130および132)および架台止め156については、矢印304で示した上向きおよび前向きの力が必要である。ベースプレート後方基準点214はベースプレートの底面上に画定され、それに対応するドライブ前方基準点306はドライブ架台上に画定される。ミニカートリッジ・ベースプレートが剛性であり、平面を画定するうえで3つの点しか必要とされないことに留意されたい。しかし、ドライブ架台が比較的可撓性であり、ドライブ架台による、より良い支持を得るために、4つの基準点(前方に2つおよび後方に2つ)を画定することが望ましいこともある。従って、基準点214は、図2B中の参照番号214で示したように、単一の点でも、あるいは一対の基準点の一方でもよい。基準点214については、矢印308で示したような下向きの力が必要である。便宜上、ミニカートリッジのプラスチック・トップに対する力308があるものとする。
【0018】
他の基準面画定方法は、金属ベースプレートの完全に露出された底面上にすべてのベースプレート基準点を配置することである。基準面を全てベースプレートの底面上に移す場合、ドライブは、ベースプレートの底面を、旧型のミニカートリッジ用の現行のドライブの方向とは逆の方向へ、対応するドライブ架台基準点に押し付けなければならない。
【0019】
図4は、ベースプレートの底面上に全て画定された基準面を収容するうえで、ドライブに必要な位置合わせのための力およびラッチングのための力を示すミニカートリッジ300(旧型のカートリッジまたは新型のカートリッジ)の側面図である。図4で、基準点406はベースプレートの底面上に画定され、それに対応する基準点408は架台の上面上に画定される。架台基準点または基準面408は、ミニカートリッジ基準点406に対応する。ミニカートリッジ基準点406および214は共にそれぞれ、対応する架台基準点408および306に押し付けられなければならない。プラスチック・トップに垂直に加えられる力400は、基準点214および306の位置合わせおよび固定のためのものである。プラスチック・トップに加えられる力402は、基準点406および408に垂直な力と、金属ベースプレートの前部を架台止め156に押し付ける前向きの力の両方を与える。ベースプレートの上面の露出された部分に対する力404も、垂直な力と前向きの力の両方を与える。好ましくは、力400と力402の組合せ、または力400と力404の組合せを使用して、大きく分離された少なくとも3つの基準点および架台止め156に対する適切なラッチングのための力を確保する。
【0020】
一般に、力308(図3)または力400(図4)を加えるには、ばね付勢による接触が必要である。低コストで容易に製造できる1つのばね付勢接触機構は、簡単な板ばねである。図5Aは、板ばね500によって下向きに付勢された、新型のミニカートリッジ200の背面図を示す。架台壁(図示せず)に取り付けブラケット510が取り付けられる。図のように、単一のばね材料を中央のブラケット510上に取り付けることも、あるいは2つの別々なばね材料を、個別にブラケット上に取り付けることも、あるいは直接、架台側壁上に取り付けることもできる。好ましくは、ミニカートリッジ・プラスチック・トップ・カバーに接触するばね500の所定の領域にプラスチック、またはテフロンなどの低摩擦材料を塗布して、プラスチック・トップ・カバーのひっかかりを低減させ、挿入する際に必要な力を低減させる。新型のミニカートリッジでは、段218と段220の間の高さは、旧型のミニカートリッジの高さと同じである。従って、ばね500は、旧型のミニカートリッジにも新型のミニカートリッジにも、同じ垂直方向の位置合わせ及びラッチングのための力を与える。
【0021】
図5Bは、図5Aに示したばね500およびブラケット510の実施例のさらに詳細な斜視図である。図示された実施例では、ブラケット510は、その長さの大部分にわたって走る補強リブと、板ばね500用の取り付け部材、および架台への取り付け用の取り付け部材とを有するシート状メタルとして形成される。切り欠きによって、板ばね500はブラケット510から突き出ることができる。板ばね500は、ブラケット510の中央近くでブラケットに取り付けられる。板ばね500は、ミニカートリッジ・トップ・カバーの上部に当たる。
【0022】
図5Aおよび図5Bのばね付勢接触による板ばねの実施例では、ミニカートリッジがドライブに挿入される際、比較的早い時間にある程度の挿入力がもたらされる。また、ミニカートリッジが完全に挿入された後、垂直な力はミニカートリッジの(測定された前後の)中央領域にしか存在しない。すなわち、図5Aおよび図5Bの実施例は、力308(図3)または力400(図4)をもたらすが、力402(図4)の垂直成分はもたらさない。図6Aないし図6Dは、ミニカートリッジがほぼ完全に挿入されるまではほとんど力を発生させず、完全に挿入された後、ミニカートリッジの前方領域(図4の垂直成分力402)と中央領域(図3の力308または図4の力400)の両方で力をもたらす板ばね実施例を示す。
【0023】
図6Aで、板ばね600は、形成された領域604と、旋回可能取り付け点602と、剛性後縁部606とを有する。ミニカートリッジ(旧型のミニカートリッジ100または新型のミニカートリッジ200)が挿入されると、ミニカートリッジは最初、ばね600を旋回させる(図6A)。ミニカートリッジは、さらにドライブ内に挿入されると、最終的に、旋回点602の後方の点608(図6B)でばね600からの抵抗を受ける。点608を越えた位置まで挿入されると、ミニカートリッジは、ばね600の後方領域を上向きに押し始め、そのため、ばね600は旋回点602の周りで旋回し、形成された領域604をミニカートリッジに押し付ける。ミニカートリッジが完全に挿入されると(図6C)、後方縁部606と形成された領域604が共に、旋回点602に対して非たわみ位置から上向きにたわむ。その結果、(カートリッジ300の前方領域にある)縁部606および(カートリッジ300の中央領域にある)形成された領域604に垂直な力がもたらされる。図6Dは、旋回ばね600を有するドライブに完全に挿入された新型のミニカートリッジ200を示す斜視図である。ばね600の後方縁部606が折り畳まれていることに留意されたい。この折り畳みによって、剛性がもたらされてたるみが防止され、ミニカートリッジの引き抜き時のミニカートリッジ・トップ・カバーのひっかかりが軽減され、ばねの力がミニカートリッジのトップ・カバーとの接触領域に渡ってより一様に分散される傾向があり、部品の縁部に露出された鋭い縁部による怪我の可能性が低減される。折り畳まれた領域604または点608、あるいはその両方にローラを追加して、ばねとカートリッジの間の摩擦を低減させ、カートリッジ・カバーの磨耗を低減させることができることに留意されたい。
【0024】
図5Aないし図6Dのどのばね接触実施例でも、摩擦に関係するある種の挿入力がもたらされ、ミニカートリッジ・プラスチック・トップ・カバーがこすられる。この摩擦およびこすりは、ローラ、ホイール、またはボールを使用することにより、大幅に低減することができる。一般に、本出願では、「ローラ」という語は「ホイール」という語に置換えることができる。図7Aは、2つの円筒形ばねローラ700を通じて加えられる垂直な力を示す。
【0025】
図7Bは、片持ち梁式線ばね704上で球形ローラ702を使用する図7Aの実施例を示す。一般に、軸方向片持ち梁ばね構造では、ローラは、一方の側しか支持されないので、ミニカートリッジに接触したときに一方の縁部によりかかる傾向がある。従って、図7Bに示した片持ち梁ばね構造を用いる場合、転動部品が常に、ローラの一方の縁部ではなく本体上に位置するように、球形の半径方向クラウン付きローラまたはテーパ・クラウン付きローラが好ましい。これらの非円筒形ローラは、架台の高さを最小限に抑える上でも有用である。円筒形ローラが縁部によりかかる場合、側面図または前面図で見たときのローラの有効高さが大きくなり、そのため、最小架台高さのための設計が困難になる。本出願では、図7Bのローラ構成以外の各ローラ構成で、ローラが円筒形のものとして示されているが、一般に球形の半径方向クラウン付きのものでも、あるいはテーパ・クラウン付きのものでもよいことに留意されたい。
【0026】
図7Bの実施例は、生産用の機械を設備するのが容易であるという利点を有する。線ばね704は、ブラケット自体の長さの大部分にわたって走る補強リブを有する形成されたシート・メタル・ブラケット706に取り付けられる。切り欠きによって、ローラ702はブラケット706から突き出ることができる。折り畳まれた金属タブ708は、ばねの片持ち梁部分の一端を固定する。円筒形ローラはハブを有さず、ローラは、ばねの軸方向に容易に摺動することができる。切り欠きの側方で下向きに突き出る金属タブによって、ローラの軸方向の動きが制限される。
【0027】
図7Cは、場合によっては、図7Bの実施例と比べて単位製造費がより低くなるが、大量生産部品のための設備がより高価である(時間もかかる)実施例を示す。図7Cの実施例は、各ローラの両側で同様にローラを支持し、それにより、円筒形ローラを使用できるようにする。形成されたシート・メタル・ブラケット710は、板ばね712が形成された2つの領域を除いて、ブラケット自体の長さの大部分にわたって設けられた補強リブを有する。切り欠き714によって、円筒形ローラ716はブラケットから突き出ることができる。図7Cの実施例中のブラケット710は、ローラの車軸用のノッチを形成する2つの深く入り込んだ領域718を各ローラごとに有する。別々の板ばねを設けて、ノッチに車軸を保持し、かつ垂直方向の位置合わせのための力を与えることができる。しかし、図7Cに示した実施例では、ブラケット材料の一部を折り畳んで板ばね712が形成されており、別々のばねの費用は不要である。板ばね712は、ローラ車軸に接触して下向きの荷重をもたらす。
【0028】
再び図5Aを参照して、新型のミニカートリッジ200の段218と段220との間の高さが、最初のミニカートリッジ100(図1A)の高さと同じであることを想起されたい。新型のミニカートリッジ200は、わずかに低い高さのショルダ部を有する。段218および220を使用して、新型のミニカートリッジの挿入時にミニカートリッジを(図1Aの方向140に沿って)ドライブ開口部に対して心合わせするのを助けることができる。図8Aおよび図8Bに示した実施例では、段付き(二重直径)ローラは、ミニカートリッジの挿入時に旧型のミニカートリッジと新型のカートリッジの両方のガイド用に使用されると共に、ミニカートリッジ挿入後の垂直位置合わせ及びラッチングのための力を得るために同様のガイド用に使用される。
【0029】
図8Aは、段付きローラ800を有するドライブに挿入された新型のミニカートリッジ200を示す。各段付きローラ800は、大径部802と小径部804とを有する。ローラは、図7C中のブラケット710と同様なブラケットに取り付けることができる。大径ローラ部802は、新型のミニカートリッジ・トップ・カバーに対して垂直方向の力を与える。挿入時に、ミニカートリッジ・トップ・カバーの上面上の段218および220は、ローラの大径部802の内側面によってガイドされる。
【0030】
図8Bは、段付きローラ800を有するドライブに挿入された旧型のミニカートリッジ100を示す。小径ローラ部804は、旧型のミニカートリッジ・トップ・カバーに対して垂直方向の力を加える。挿入時に、旧型のミニカートリッジ・トップ・カバーの側面は、ローラの大径部802の内側面によってガイドされる。
【0031】
好ましくは、2つのローラ部802および804の直径は、新型のミニカートリッジ200がドライブに挿入されたときに大径部802のみがプラスチック・トップ・カバー(ショルダ部のみ)に接触するように選択される。これにより、結果として得られる垂直方向のラッチングのための力は、旧型のミニカートリッジ100の場合よりも新型のミニカートリッジ200の場合の方が大きくなり、新型のミニカートリッジ200の、より大きな質量を補償することができる。
【0032】
再び図3および図4を参照すると分かるように、図5Aから図8Bに示した、どの垂直方向の力に関するどの実施例を使用しても、力308(図3)または力400(図4)を得ることができる。図5Aおよび図5Bならびに図7Aないし図8Bの各実施例はまた、分割した基準面システムでは力304(図3)と共に使用し、ベースプレートの底面のみに存在する基準面では力404(図4)と共に使用しなければならない。再び図1Cを参照すると分かるように、力304(図3)を得るための一般的な従来技術の機構は、ベースプレート104の側面のノッチ119に押し込まれるばねローラ148である。図9Aおよび図9Bは、分割基準面システム用のベースプレートに対して垂直な前向きの力404(図4)を与えるローラ・システムの実施例を示す。
【0033】
図9Aは、固定位置ブラケット906に取り付けられ、旋回点904の周りで旋回するばね付勢されたレバー・アーム902上にホイールまたはローラ900を含む、ローラ・アセンブリの側面図である。圧縮ばね908の上部は、ピンによってブラケット906上に固定される。圧縮ばね908の下部は、ピンによってレバー・アーム902上に固定される。その結果、ばね908はレバー・アーム902を下向きに押す。ローラ900が最初にノッチ119の前方縁部に押し付けられることによって、ミニカートリッジを前方に押す力が必要になる。ローラ900が、ベースプレートとカートリッジ・カバー(図1Aおよび図2A参照)上の突き出るリップとの間にはまるように寸法付けしなければならないことに留意されたい。
【0034】
図9Bは、ミニカートリッジの左側面用のローラ・アセンブリの上左前斜視図である。すなわち、図9Bのローラ・アセンブリは、図9Aのローラ・アセンブリの鏡像である。
【0035】
図9Aおよび図9Bが、圧縮ばね908を使用する実施例を説明していることに留意されたい。代替実施例では、引張りばねを使用することができる。すなわち、引張りばねがレバー・アーム902を下向きにカートリッジ・ベースプレートの方へ引くように、引張りばねの一端をブラケット906の(図9Aを参照したときの)下部近くに取り付けることができ、、ばねのもう一方の端部をレバー・アーム902の上面近くに取り付けることができる。
【0036】
図10Aは、図9Aおよび9Bに示したピボット周辺構造と異なった、ほぼ垂直に自由に移動するローラ構造と、それに係合するミニカートリッジ300のベースプレートを示す平面図である。ローラ1000は、ピン1004上で摺動する摺動ブロック1002に取り付けられる。ブロックの回転は、図のように架台側壁の形状によって制御することも、あるいはピン1004の形状によって制御することもできる。
【0037】
図10Bは、図10Aのローラ構造の左側面図である。ばね1006がブロック1002およびローラ1000をノッチ119の前方縁部に押し付けることに留意されたい。圧縮ばねが図示されているが、この構成は、圧縮ばねの代わりに引張りばねを使用することも容易にできる。他の代替例(図示せず)は、ローラの代わりにばね付勢されたボールベアリングを使用するものである。ボールベアリングは、図10Bの構造に類似した構造の中で、上方のばねに支えられ、ハウジングに収容することができる。
【0038】
図11は、図4に示した前方下向き位置合わせのための力404をもたらす、図9A、9B、10A、10Bの実施例の代替例を示す、ミニカートリッジ300(旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジ)および架台の一部の側面図である。図11の実施例では、アーム1100は、下部カム表面1102を有する。カム表面1102は、ノッチ119の前面を(図11で見たときの)下向きおよび前方に押して、図4に示した力404をもたらす。アーム1100は、ばね(図示せず)による逆時計回りの付勢によって図のように旋回点1106の周りで旋回するようにしてもよいし、あるいは可撓性材料で作製し、それを剛性の固定装置から片持ち梁式に支えた構造にしてもよい。他の代替例として、カム表面1102は、架台取り付け点から片持ち梁式に構成された湾曲板ばねでもよい。もちろん、アーム1100を、カートリッジ300の底面から接触させ、図3の力304で示した前方上向きの力をもたらすように架台に取り付けることもできる。
【0039】
通常、ミニカートリッジ(旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジのどちらでも)をドライブに挿入すると、そのミニカートリッジは、下方ローラまたはカム(図1C、図9A、図9B、図10A、図10B、または図11)に係合する前に上方ラッチ・システム(図5Aから図8B)に係合する。下方ローラ/カムは、ミニカートリッジのベースプレート上で転動/摺動するようになるまで旋回または摺動(図1Cの場合は下向き、図9A、図9B、図10A、図10B、図11の場合は上向き)するように設計される。旧型のミニカートリッジと新型のミニカートリッジが共に、ミニカートリッジ・ベースプレートの露出された上面を覆うミニカートリッジ・トップ・カバーを有するので、図9A、図9B、図10A、図10Bのローラまたは図11のカム表面は、トップ・カバーとベースプレートの間の開口部よりも小さくなければならない。ミニカートリッジがさらにドライブに挿入されると、ローラ/カムは、ベースプレートの側面のノッチの前方縁部に当たる。ノッチの前方縁部に対する垂直な圧力のために、ミニカートリッジは架台止め156に押し付けられる。この前方への運動は、オーバセンタばね機構に類似している。図1Cのローラの場合、ローラは、ベースプレートの前部の上面を架台基準点に押し付ける。図9A、図9B、図10A、図10Bのローラまたは図11のカムの場合、ローラ/カムは、ベースプレートの前部の底面を架台基準点に押し付ける。
【0040】
本発明の前述の説明は、例示および説明のために与えたものである。前述の説明は、網羅的なものでも、あるいは開示した厳密な態様に本発明を限定するものでもなく、前記の教示に照らして他の修正例および変形例が可能である。実施例は、本発明の原則およびその実際の応用を最も適切に説明し、それにより、当業者が、構想される特定の用途に適した様々な実施例および様々な修正例で本発明を最も適切に使用できるように選択され記載されている。また、特許請求の範囲は、従来技術で制限されるものを除いて、本発明の他の代替実施例を含むものと解釈されたい。
【0041】
〔実施態様〕
なお、本発明の実施態様の例を以下に示す。
【0042】
〔実施態様1〕
磁気データ・テープ・ミニカートリッジ100、200をドライブ架台に整列させるためのドライブ架台中の装置であって、前記ミニカートリッジがトップ・カバー106、216とベースプレート104、204とを有し、
前記ベースプレートが、
底面124と、
前記底面上に画定された少なくとも1つのミニカートリッジ後方基準点214と、
上面122と、
前面と、
側面と、
前記ベースプレートの前記底面上に画定された少なくとも1つのミニカートリッジ前方基準点406と、
前記ベースプレートの前記側面上のノッチ119と
を有し、
前記ノッチがノッチ前面を有する
ことを特徴とする装置であって、
ドライブ架台に画定された少なくとも1つのドライブ前方基準点306と、
前記ミニカートリッジの上面カバーを前記ドライブ前方基準点306の方へ押圧し、それによって、前記ミニカートリッジ後方基準点214を前記ドライブ前方基準点306に押圧するための力400を加える手段と、
前記ドライブ架台に画定された少なくとも1つのドライブ後方基準点408と、
前記ドライブ架台にばね装填された、第1のローラ900、1000と
を備えたことを特徴とする装置であって、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記第1のローラ900、1000が、前記ベースプレートの上面および前記ノッチ前面を押圧し、それによって、前記ミニカートリッジ前方基準点406を前記ドライブ後方基準点408に押圧する力が前記ベースプレート面に垂直に加わり、また、前記ベースプレートの前方へ、前記ベースプレート面に平行な力が加わることを特徴とする装置。
【0043】
〔実施態様2〕
磁気データ・テープ・ミニカートリッジ100、200をドライブ架台に整列させるためのドライブ架台中の装置であって、前記ミニカートリッジがトップ・カバー106、216とベースプレート104、204とを有し、
前記ベースプレートが、
底面124と、
前記底面上に画定された少なくとも1つのミニカートリッジ後方基準点214と、
上面122と、
前面と、
側面と、
前記ベースプレートの前記上面上に画定された少なくとも1つのミニカートリッジ前方基準点212と、
前記ベースプレートの前記側面上のノッチ119と
を有し、
前記ノッチがノッチ前面を有する
ことを特徴とする装置であって、
ドライブ架台に画定された少なくとも1つのドライブ前方基準点306と、
前記ミニカートリッジの上面カバーを前記ドライブ前方基準点306の方へ押圧し、それによって、前記ミニカートリッジ後方基準点214を前記ドライブ前方基準点306に押圧するための力308を加える手段と、
前記ドライブ架台に画定された少なくとも1つのドライブ後方基準点310と、
前記ドライブ架台にばね装填された、第1のローラ148と
を備えたことを特徴とする装置であって、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記第1のローラ148が、前記ベースプレートの底面および前記ノッチ前面を押圧し、それによって、前記ミニカートリッジ前方基準点212を前記ドライブ後方基準点310に押圧する力が前記ベースプレート面に垂直に加わり、また、前記ベースプレートの前方へ、前記ベースプレート面に平行な力が加わることを特徴とする装置。
【0044】
〔実施態様3〕
前記ミニカートリッジのトップ・カバーを前記ドライブ前方基準点の方へ押圧するための前記力308を加える前記手段が、
前記ドライブ架台に装着されたブラケット510と、
剛性であり前記ブラケットに装着された第1の端と、可撓性の第2の端を有する、少なくとも1つの板ばね500と
をさらに含み、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記板ばねの前記第2の端が前記トップ・カバーを押圧する
ことを特徴とする、実施態様1または実施態様2に記載の装置。
【0045】
〔実施態様4〕
前記ミニカートリッジのトップ・カバーを前記ドライブ前方基準点の方へ押圧するための前記力308を加える前記手段が、
前記ドライブ架台に旋回可能に装着され、前端604と後端606とを有する板ばね600
をさらに含み、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記トップ・カバーの前方領域が前記板ばねの後端606に接触し、前記板ばねの後端を上方へ、前記カバーの上へ押しやって、それによって、前記板ばねの前記前端604を前記トップ・カバーの前記後方領域に枢着する
ことを特徴とする、実施態様1または実施態様2に記載の装置。
【0046】
〔実施態様5〕
前記ミニカートリッジのトップ・カバーを前記ドライブ前方基準点の方へ押圧するための前記力308を加える前記手段が、
前記ドライブ架台に装着されたブラケット706と、
前記ブラケットに装着された第1の端と移動可能な第2の端とを有する、少なくとも1つのばね704と、
前記ばねの第2の端に装着された第2のローラ700と
をさらに含み、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記第2のローラが前記トップ・カバーを押圧する
ことを特徴とする、実施態様1または実施態様2に記載の装置。
【0047】
〔実施態様6〕
前記ミニカートリッジのトップ・カバーを前記ドライブ前方基準点の方へ押圧するための前記力を加える前記手段が、
前記ドライブ架台に装着されたブラケット710と、
前記ブラケット中に設けられた、第1と第2の側を有する少なくとも1つの開口714と、
少なくとも1つの車軸と、
前記車軸上の第2のローラ716と、
板ばね712と
をさらに含み、
前記ブラケットは、前記第1と第2の側にそれぞれ入り込んだ第1と第2のノッチ718を有し、
前記車軸は、前記第2のローラとともに、前記開口から部分的に突出して前記ノッチに配置されており、
前記板ばねは、前記ブラケットに連結されており、前記車軸を前記第1と前記第2のノッチにそれぞれ保持させるための、第1と第2の指状部材を有しており、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記第2のローラが、前記トップ・カバーを押圧し、前記板ばねの前記第1と前記第2の指状部材を反らせる
ことを特徴とする、実施態様1または実施態様2に記載の装置。
【0048】
〔実施態様7〕
前記ミニカートリッジのトップ・カバーが段218、220を有し、
前記ミニカートリッジのトップ・カバーを前記ドライブ前方基準点の方へ押圧するための前記力308を加える前記手段が、
前記ドライブ架台に装着されたブラケットと、
前記ブラケットにばね装填された、少なくとも1つの第2のローラ800とを有し、
前記第2のローラは第1の円筒状部802と第2の円筒状部804とを有し、
前記第1の円筒状部は第1の直径を有し、
前記第2の円筒状部は第2の直径を有し、
前記第1と前記第2の直径は、異なっており、前記第1と前記第2の円筒状部の間において段差を有する回転を形成しており、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記第2のローラの円筒状部のうちの1つが、前記トップ・カバーを押圧する
ことを特徴とする、実施態様1または実施態様2に記載の装置。
【0049】
〔実施態様8〕
磁気データ・テープ・ミニカートリッジ100、200をドライブ架台に整列させるためのドライブ架台中の装置であって、前記ミニカートリッジがベースプレート104、204とを有し、
前記ベースプレートが、
上面122と、
底面124と、
前面と、
側面と、
前記ベースプレートの前記底面上に画定された少なくとも1つのミニカートリッジ前方基準点406と、
前記ベースプレートの前記側面上のノッチ119と
を有し、
前記ノッチがノッチ前面を有する
ことを特徴とする装置であって、
ドライブ架台に画定された少なくとも1つのドライブ後方基準点408と、
前記ベースプレートの底面によって画定される平面と、
前記平面に対して実質的に垂直な個別の方向に沿って動くように構成され、前記個別の方向で前記ドライブ架台に対してばね付勢された、ローラ1000と、を備えたことを特徴とする装置であって、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記ローラ1000が、前記ベースプレートの上面および前記ノッチ前面を押圧し、それによって、前記ミニカートリッジ前方基準点406を前記ドライブ後方基準点408に押圧する力が前記ベースプレート面に垂直に加わり、また、前記ベースプレートの前面へ、前記ベースプレート面に平行な力が加わることを特徴とする装置。
【0050】
〔実施態様9〕
磁気データ・テープ・ミニカートリッジ100、200をドライブ架台に整列させるためのドライブ架台中の装置であって、前記ミニカートリッジがベースプレート104、204とを有し、
前記ベースプレートが、
上面122と、
底面124と、
前面と、
側面と、
前記ベースプレートの前記底面上に画定された少なくとも1つのミニカートリッジ前方基準点406と、
前記ベースプレートの前記側面上のノッチ119と
を有し、
前記ノッチがノッチ前面を有する
ことを特徴とする装置であって、
ドライブ架台に画定された少なくとも1つのドライブ後方基準点408と、
カム端と、前記ドライブ架台に装着される装着端とを有するレバー・アーム1100と、
前記レバー・アームの前記カム端に形成されたカム面1102と
を備えたことを特徴とする装置であって、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記カム面1102が、前記ベースプレートの上面および前記ノッチ前面を押圧し、それによって、前記ミニカートリッジ前方基準点406を前記ドライブ後方基準点408に押圧する力が前記ベースプレート面に垂直に加わり、また、前記ベースプレートの前面へ、前記ベースプレート面に平行な力が加わることを特徴とする装置。
【0051】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、データ・テープ・ミニカートリッジが、旧型のものであっても、それよりもサイズの大きい新型のものであっても、テープドライブへの位置合わせ及びラッチングが確実に成される機構を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1A】従来技術のミニカートリッジおよびそれに整合するドライブ架台の一部の上右後斜視図である。
【図1B】図1Aに示したミニカートリッジのベースプレートの平面切り取り図である。
【図1C】図1Aのミニカートリッジの一部の側面図と、挿入されたミニカートリッジを位置合わせするために使用される架台の特徴を示す図1Aの架台の一部の切り取り側面図である。
【図2A】新型のミニカートリッジの上右後斜視図である。
【図2B】図2Aの新型のミニカートリッジのベースプレートの平面切り取り図である。
【図3】新型のミニカートリッジと架台の両方における基準点の一実施例を示す、ミニカートリッジ(旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジ)の一部の右側面図と、架台の一部の切り取り側面図である。
【図4】新型のミニカートリッジと架台の両方における基準点の代替実施例を示す、ミニカートリッジ(旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジ)の一部の右側面図と、架台の一部の切り取り側面図である。
【図5A】旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジに対する位置合わせのための力を得るための、片持ち梁式板ばね装置を有する架台の前面図である。
【図5B】図5Aの架台および片持ち梁式板ばね装置の上右後斜視図である。
【図6A】旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジに対する位置合わせのための力を得るための切替板ばね装置を有し、ミニカートリッジが部分的に挿入された架台の切り取り右側面図である。
【図6B】ミニカートリッジがさらに挿入された、図6Aの架台および切替板ばね装置の切り取り側面図である。
【図6C】ミニカートリッジが完全に挿入された、図6Aの架台および切替板ばね装置の切り取り側面図である。
【図6D】図6Aないし図6Cの架台および切替板ばね装置の上右後斜視図である。
【図7A】旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジに対する位置合わせのための力を得るための上方ローラを有する架台の前面図である。
【図7B】片持ち梁式ばね上に球形ローラを有する実施例における、図7Aと同様に上方ローラを有する架台の上右後斜視図である。
【図7C】深く入り込んだ領域を有するブラケットに取り付けられた円筒形ローラを有する実施例における、図7Aと同様に上方ローラを有する架台の上左前斜視図である。
【図8A】段付きローラが位置合わせのための力をもたらすと共に挿入ガイドを行う実施例において、図2Aの新型のミニカートリッジと共に使用されているものとして示された、上方ローラを有する架台の前面図である。
【図8B】図1Aの旧型のミニカートリッジと共に使用されている、図8Aの架台および段付き上方ローラの前面図である。
【図9A】ミニカートリッジ(旧型のカートリッジまたは新型のカートリッジ)の右側面図と、図4に示した基準点に関する下方ローラ位置合わせ装置の実施例を示す架台ローラ装置の切り取り左側面図である。
【図9B】図9Aに示した下部ローラの上左前斜視図である。
【図10A】ミニカートリッジ(旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジ)のベースプレートと、図4に示した位置合わせのための力を得るための図9Aおよび図9Bの構成の代替を示す架台ローラ装置の一部との切り取り平面図である。
【図10B】図10Aのローラ装置の左側面図である。
【図11】ミニカートリッジ(旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジ)の側面図と、図4に示した位置合わせのための力を得るための図9A、図9B、図10A、図10Bのローラ構成の代替としてのカム表面を示す架台の一部の切り取り側面図である。
【符号の説明】
119:ノッチ
156:架台止め
212:ミニカートリッジ前方基準点
214:ミニカートリッジ後方基準点
300:ミニカートリッジ
302:架台ガイド
306:ドライブ前方基準点
310:ドライブ後方基準点
406:ミニカートリッジ前方基準点
408:ドライブ後方基準点
【発明の属する技術分野】
本発明は全般的には、コンピュータ大容量メモリ・ドライブ機構に関し、より詳細には、ドライブに挿入された磁気データ・カートリッジ上に機械的な位置合わせのための力を加える機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、オーディオ・テープ・カセット、ビデオ・テープ・カセット、データ・テープ・カートリッジ、取り外し可能なディスク・カートリッジ、その他の取り外し可能な媒体は、固定位置を有する内部駆動部品に対して取り外し可能な媒体を機械的に位置決めする何らかの方法を有さなければならない。例えば、通常の磁気テープ・カートリッジおよびドライブでは、ドライブ中の磁気ヘッドが、テープの平面に垂直な方向に固定位置を有し、取り外し可能なカートリッジ中の磁気テープを磁気ヘッドに対して厳密に位置合わせしなければらない。また、一般に、テープ・カートリッジは、ドライブの振動または機械的衝撃を受けた時のカートリッジのヘッドに対する移動を防止するために、位置合わせ位置に固定ラッチしなければならない。
【0003】
本出願に特に関係するものは、パーソナル・コンピュータ業界でデータ記憶のために一般的に使用される、ベルト駆動式の、剛性ベースプレートの磁気テープ・ミニカートリッジである。一般に、このようなミニカートリッジは、コンピュータ業界で使用するために、1970年代の始めにMinnesota Mining and Manufacturing Company(3M)によって初めて導入されたデータ・カートリッジ設計を改良したものである(1972年に発行された米国特許第3,692,255号)。1970年代の始めに3M社によって導入されたベルト駆動式磁気データ・カートリッジは約100mm×150mmであり、磁気テープは幅6.35mm(0.250インチ)であった。この寸法のカートリッジおよび対応するドライブ機構は依然として市販されている。1976年に、Alan J. Richards著「Mini Data Cartridge: A Convincing Alternative for Low−Cost, Removable Storage」、(Hewlett−Packard Journal,1976年5月出版)に記載された、より小形のミニカートリッジが開発された。このミニカートリッジの寸法は63.5mm×82.5mmである。このミニカートリッジは、様々なベンダから市販されており、そのバージョンは、テープ幅が3.81mm(0.150インチ)ないし8.00mm(0.315インチ)と、様々のものがある。
【0004】
最近、3M社は、増大されたデータ容量を有する改良されたミニカートリッジを導入した。新型のミニカートリッジは、前述のミニカートリッジよりも大型である。旧型のタイプのミニカートリッジでも新しいタイプのミニカートリッジでも収容する(機械的に位置合わせしラッチする)ことができるドライブが必要である。
【0005】
図1A(従来技術)は、ミニカートリッジ100およびそれに整合するドライブ102を示す。ミニカートリッジ100は、金属ベースプレート104とプラスチック・カバー106とを有する。ミニカートリッジ100上のプラスチック・カバー106は、上面108(最も大きな表面)と、2つの開口部112、114(一方の開口部(112)は、ドライブ機構にドライブ・ローラを受け入れるためのものであり、第2の開口部(114)は、ドライブ機構に磁気ヘッドを受け入れるためのものである)を有する前面110と、2つの側面(116、118)とを有する。各側面は、金属ベースプレート104の面に平行な縦長の溝(例えば、側面118の溝120)を有し、各溝の一方の側面は、金属ベースプレートの上部の露出された部分で形成される。
【0006】
金属ベースプレートは、(プラスチック・カバーに面する)上面122と、底面124とを有する。金属ベースプレート104の上面122は部分的に露出され、底面124は完全に露出される。図1B(従来技術)は、プラスチック・トップおよびその他の部品が取り除かれた金属ベースプレート104の平面図である。点線126および128は、ベースプレートの露出された領域を明示する、プラスチック・カバーの側壁の位置を示すものである。下記でノッチ119(2つのうちの1つ)について説明する。金属ベースプレートの上面の露出された部分上の3つの基準点(130、132、134)は、ミニカートリッジ用の基準平面(基準面)を画定する。ミニカートリッジ基準平面は、ドライブ102内の対応する基準平面に対して厳密に位置合わせしなければならない。
【0007】
ミニカートリッジ用の通常のドライブは、ミニカートリッジの金属ベースプレートに平行な方向(図1A、矢印140)でミニカートリッジをドライブに位置合わせできるように、ミニカートリッジ側面の溝(図1A、116、118)に対応する縦長のガイド(図1A、136、138)を有する。ミニカートリッジの金属ベースプレートに垂直な方向(図1A、矢印142)でのミニカートリッジのドライブへの位置合わせは、金属ベースプレートの上面上の露出された基準点(図1B、130、132、134)を架台ガイド(図1A、136、138)の底面上の対応する3つの基準点に押し付けることによって行われる。通常、位置合わせのために加えられる力は、ミニカートリッジをドライブにラッチして、振動および機械的衝撃を受けた時のカートリッジとドライブの相対運動を防止するのに十分なものでもある。
【0008】
図1C(従来技術)は、架台ガイド138に位置合わせされたベースプレート104の側面図を示す。ベースプレート104上の基準点132および134がドライブ架台のガイド138上の対応する基準点または表面152および154に接触することに留意されたい。位置合わせのための力(矢印150)は、ベースプレートのノッチ119の前縁部を上向きに押すドライブ架台中のばね装填されたローラ148によってもたらされる。前向きの力は、ノッチの前縁部を押す丸いローラによってもたらされる。ミニカートリッジの反対側の側面(116)上の同じノッチにも同じローラが係合する。垂直方向の力は、上面基準点(130、132、134)を位置合わせするものである。前向きの力は、ベースプレート104の前面を対応する架台止め156に対して位置合わせするものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
新型のミニカートリッジは、旧型のミニカートリッジの前面110と寸法が同じである前面を有するプラスチック・カバーを有する。しかし、他のすべての面は、より大きなテープ・リールを収容するように変更されている。テープ・リールがより大きいために、ミニカートリッジ側面の溝は、その側面の全長に沿って延びることはできない。側面の溝がより短いために、金属ベースプレート上面の露出された部分は限られてしまう。特に、旧型のミニカートリッジ用に画定された3つの基準点のうちの1つ(図1B、基準点134)は露出されない。新型のミニカートリッジは、露出されたベースプレート上面の減少された領域内に固定することができるかも知れない。しかし、新型のミニカートリッジは、かなりの質量をベースプレートの露出された領域の外側に有し、固定が、露出された領域内のみでしか行われないと、片持ち梁式に支えなければならない。従って、より小さな露出されたこの領域は、振動および機械的衝撃に対する適切なラッチングを施すのに十分なものではない。その上、固定力を増大させることも、ミニカートリッジをドライブに挿入するのに必要な力を増大させるうえで望ましいものではない。新型のミニカートリッジを位置合わせしラッチするための新しい方法および機構が必要であり、この新型の位置合わせ・ラッチング機構は旧型のミニカートリッジにも整合しなければならない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
旧型のカートリッジでも新型のミニカートリッジでも位置合わせしラッチする機構の様々な実施例を提供する。ある1組の実施例では、ミニカートリッジ基準面が、ベースプレートの上面とベースプレートの底面との間で分割される。すなわち、ミニカートリッジ基準平面を画定する3つの基準点のうちの少なくとも1つはベースプレートの上面上にあり、3つの基準点のうちの少なくとも1つは底面上にある。基準面を分割した実施例では、ベースプレートの上面上の1つまたは複数の基準点が、ある方向へ、対応する固定ドライブ架台基準点に押し付けられ、ベースプレートの底面上の1つまたは複数の基準点が、対向する方向へ、対応する固定ドライブ架台基準点に押し付けられる。第2の組の実施例では、ミニカートリッジ基準平面を画定する3つの基準点がすべて、ミニカートリッジ・ベースプレートの底面上にある。
【0011】
ベースプレートに対する下向きの力は、カートリッジのプラスチック・トップ・カバーに対する圧力によってもたらされる。上方プラスチック・カバーに対する圧力は、平坦な摩擦表面、ばね付勢されたローラ、ホイール、またはばね付勢された球形ボールによってもたらされる。一実施例では、カートリッジ挿入に必要な力を小さくし、同時に、カートリッジをラッチするための大きな力ももたらすように、平坦な摩擦表面を2つの力のレベルの間で切り替える。一実施例では、段付き直径ローラが、ミニカートリッジの挿入時にガイドを行い、挿入後に位置合わせ及びラッチングのための力を与える。
【0012】
基準面を分割した実施例では、下方ローラまたはカム表面が、ベースプレートの底面を押して、ベースプレートの前面を位置合わせするための前向きの圧力と、ベースプレートの上面基準点における上向きの圧力をもたらす。ベースプレートの底面を基準面とする実施例では、下方ローラまたはカム表面が、ベースプレートの上面を押して、ベースプレートの前面を位置合わせするための前向きの圧力と、ベースプレート底面基準面における下向きの圧力をもたらす。
【0013】
【実施例】
本出願では、下記の業界の従来の方向の画定法を使用する。ミニカートリッジにおいて、磁気ヘッドのための出入り穴を有する面は、カートリッジの前部である。ミニカートリッジを受け入れる開口部を有するドライブの面は、ドライブの前部である。ミニカートリッジをドライブに挿入すると、カートリッジの前方基準点がドライブの後方基準点に整列し、カートリッジの後方基準点がドライブの前方基準点に整列する。ミニカートリッジに対してもドライブに対しても、右側は、ページの上部に前部を配置した平面図の右手側である。従って、ミニカートリッジとドライブを組み合わせた斜視図では、ミニカートリッジに対する前後および左右は、ドライブに対する前後および左右と逆である。例えば、(ドライブに挿入された)カートリッジの上右後斜視図では、図はミニカートリッジの右後から見たところを示すが、ドライブについては左前から見たところを示す。
【0014】
図2Aは、新型のミニカートリッジ200を示す。新型のミニカートリッジは、旧型のミニカートリッジの前面110(図1A)と寸法が同じである前面202を有する。他のすべての表面は、より大きなテープ・リールを使用できるように変更されている。プラスチック・トップ216は、段218および220を有する。段218と段220との間の距離は、ミニカートリッジ(100)の幅と同じである。新型のミニカートリッジの段218と段220の間の部分の高さは、旧型のミニカートリッジの高さと同じである。段218および段220よりも外側の部分の高さは、旧型のミニカートリッジの高さよりも低い。本発明は、ドライブが、図1Aに示した最初のミニカートリッジでも、図2Aに示した新型のミニカートリッジでも位置合わせし、ラッチすることができるようにする方法および機構を提供する。
【0015】
図2Bは、図2Aのミニカートリッジの金属ベースプレート204の平面図である。点線206および208は、図2Aのミニカートリッジのプラスチック側壁の位置を示す。基準点210および212(図2B)はそれぞれ、基準点130および132に対応する(図1B)。しかし、図2Bで、基準点134(図1B)に対応する領域が露出されないことに留意されたい。また、露出される領域が非常に限られることにも留意されたい。ベースプレートの露出された上面のどこかに新型の第3の基準点を画定する場合、振動および機械的衝撃に対する適当なラッチングを確保するにはかなりの固定力が必要である。従って、ベースプレートの平面をそれに垂直な方向の位置を決めるための代替基準面を画定しなければならない。
【0016】
1つの代替策は、金属ベースプレートの上面と底面の両方を使用して基準面を分割することである。例えば、ベースプレートの上面上に2つの前方基準点210および212を残し、ベースプレートの底面上に後方基準点214を画定することができる。好ましくは、振動および機械的衝撃時にミニカートリッジ質量をしっかり支持するために後方基準点をできるだけ後方に配置すべきである。しかし、ドライブ架台ドアまたはその他の部品によって、後方基準点の配置が制限されることがある。
【0017】
図3は、(図2Bに示した)分割した基準面を収容するうえでドライブに必要な位置合わせ及びラッチングのための力を示す、ミニカートリッジ300(旧型のカートリッジまたは新型のカートリッジ)の側面図である。基準面を分割する場合、ベースプレートの上面上の1つまたは複数の基準点を、固定ドライブ架台上の対応する基準点に対してある向きに押し付け、ベースプレートの底面上の1つまたは複数の基準点を、固定ドライブ架台上の対応する基準点に対して前記の向きと反対の向きに押し付けなければならない。例えば図3で、架台ガイド302は、ベースプレート前方基準点212(または図1Bの132)に対応するドライブ後方基準面310を与える。ミニカートリッジ前方基準点210および212(または図1Bの130および132)および架台止め156については、矢印304で示した上向きおよび前向きの力が必要である。ベースプレート後方基準点214はベースプレートの底面上に画定され、それに対応するドライブ前方基準点306はドライブ架台上に画定される。ミニカートリッジ・ベースプレートが剛性であり、平面を画定するうえで3つの点しか必要とされないことに留意されたい。しかし、ドライブ架台が比較的可撓性であり、ドライブ架台による、より良い支持を得るために、4つの基準点(前方に2つおよび後方に2つ)を画定することが望ましいこともある。従って、基準点214は、図2B中の参照番号214で示したように、単一の点でも、あるいは一対の基準点の一方でもよい。基準点214については、矢印308で示したような下向きの力が必要である。便宜上、ミニカートリッジのプラスチック・トップに対する力308があるものとする。
【0018】
他の基準面画定方法は、金属ベースプレートの完全に露出された底面上にすべてのベースプレート基準点を配置することである。基準面を全てベースプレートの底面上に移す場合、ドライブは、ベースプレートの底面を、旧型のミニカートリッジ用の現行のドライブの方向とは逆の方向へ、対応するドライブ架台基準点に押し付けなければならない。
【0019】
図4は、ベースプレートの底面上に全て画定された基準面を収容するうえで、ドライブに必要な位置合わせのための力およびラッチングのための力を示すミニカートリッジ300(旧型のカートリッジまたは新型のカートリッジ)の側面図である。図4で、基準点406はベースプレートの底面上に画定され、それに対応する基準点408は架台の上面上に画定される。架台基準点または基準面408は、ミニカートリッジ基準点406に対応する。ミニカートリッジ基準点406および214は共にそれぞれ、対応する架台基準点408および306に押し付けられなければならない。プラスチック・トップに垂直に加えられる力400は、基準点214および306の位置合わせおよび固定のためのものである。プラスチック・トップに加えられる力402は、基準点406および408に垂直な力と、金属ベースプレートの前部を架台止め156に押し付ける前向きの力の両方を与える。ベースプレートの上面の露出された部分に対する力404も、垂直な力と前向きの力の両方を与える。好ましくは、力400と力402の組合せ、または力400と力404の組合せを使用して、大きく分離された少なくとも3つの基準点および架台止め156に対する適切なラッチングのための力を確保する。
【0020】
一般に、力308(図3)または力400(図4)を加えるには、ばね付勢による接触が必要である。低コストで容易に製造できる1つのばね付勢接触機構は、簡単な板ばねである。図5Aは、板ばね500によって下向きに付勢された、新型のミニカートリッジ200の背面図を示す。架台壁(図示せず)に取り付けブラケット510が取り付けられる。図のように、単一のばね材料を中央のブラケット510上に取り付けることも、あるいは2つの別々なばね材料を、個別にブラケット上に取り付けることも、あるいは直接、架台側壁上に取り付けることもできる。好ましくは、ミニカートリッジ・プラスチック・トップ・カバーに接触するばね500の所定の領域にプラスチック、またはテフロンなどの低摩擦材料を塗布して、プラスチック・トップ・カバーのひっかかりを低減させ、挿入する際に必要な力を低減させる。新型のミニカートリッジでは、段218と段220の間の高さは、旧型のミニカートリッジの高さと同じである。従って、ばね500は、旧型のミニカートリッジにも新型のミニカートリッジにも、同じ垂直方向の位置合わせ及びラッチングのための力を与える。
【0021】
図5Bは、図5Aに示したばね500およびブラケット510の実施例のさらに詳細な斜視図である。図示された実施例では、ブラケット510は、その長さの大部分にわたって走る補強リブと、板ばね500用の取り付け部材、および架台への取り付け用の取り付け部材とを有するシート状メタルとして形成される。切り欠きによって、板ばね500はブラケット510から突き出ることができる。板ばね500は、ブラケット510の中央近くでブラケットに取り付けられる。板ばね500は、ミニカートリッジ・トップ・カバーの上部に当たる。
【0022】
図5Aおよび図5Bのばね付勢接触による板ばねの実施例では、ミニカートリッジがドライブに挿入される際、比較的早い時間にある程度の挿入力がもたらされる。また、ミニカートリッジが完全に挿入された後、垂直な力はミニカートリッジの(測定された前後の)中央領域にしか存在しない。すなわち、図5Aおよび図5Bの実施例は、力308(図3)または力400(図4)をもたらすが、力402(図4)の垂直成分はもたらさない。図6Aないし図6Dは、ミニカートリッジがほぼ完全に挿入されるまではほとんど力を発生させず、完全に挿入された後、ミニカートリッジの前方領域(図4の垂直成分力402)と中央領域(図3の力308または図4の力400)の両方で力をもたらす板ばね実施例を示す。
【0023】
図6Aで、板ばね600は、形成された領域604と、旋回可能取り付け点602と、剛性後縁部606とを有する。ミニカートリッジ(旧型のミニカートリッジ100または新型のミニカートリッジ200)が挿入されると、ミニカートリッジは最初、ばね600を旋回させる(図6A)。ミニカートリッジは、さらにドライブ内に挿入されると、最終的に、旋回点602の後方の点608(図6B)でばね600からの抵抗を受ける。点608を越えた位置まで挿入されると、ミニカートリッジは、ばね600の後方領域を上向きに押し始め、そのため、ばね600は旋回点602の周りで旋回し、形成された領域604をミニカートリッジに押し付ける。ミニカートリッジが完全に挿入されると(図6C)、後方縁部606と形成された領域604が共に、旋回点602に対して非たわみ位置から上向きにたわむ。その結果、(カートリッジ300の前方領域にある)縁部606および(カートリッジ300の中央領域にある)形成された領域604に垂直な力がもたらされる。図6Dは、旋回ばね600を有するドライブに完全に挿入された新型のミニカートリッジ200を示す斜視図である。ばね600の後方縁部606が折り畳まれていることに留意されたい。この折り畳みによって、剛性がもたらされてたるみが防止され、ミニカートリッジの引き抜き時のミニカートリッジ・トップ・カバーのひっかかりが軽減され、ばねの力がミニカートリッジのトップ・カバーとの接触領域に渡ってより一様に分散される傾向があり、部品の縁部に露出された鋭い縁部による怪我の可能性が低減される。折り畳まれた領域604または点608、あるいはその両方にローラを追加して、ばねとカートリッジの間の摩擦を低減させ、カートリッジ・カバーの磨耗を低減させることができることに留意されたい。
【0024】
図5Aないし図6Dのどのばね接触実施例でも、摩擦に関係するある種の挿入力がもたらされ、ミニカートリッジ・プラスチック・トップ・カバーがこすられる。この摩擦およびこすりは、ローラ、ホイール、またはボールを使用することにより、大幅に低減することができる。一般に、本出願では、「ローラ」という語は「ホイール」という語に置換えることができる。図7Aは、2つの円筒形ばねローラ700を通じて加えられる垂直な力を示す。
【0025】
図7Bは、片持ち梁式線ばね704上で球形ローラ702を使用する図7Aの実施例を示す。一般に、軸方向片持ち梁ばね構造では、ローラは、一方の側しか支持されないので、ミニカートリッジに接触したときに一方の縁部によりかかる傾向がある。従って、図7Bに示した片持ち梁ばね構造を用いる場合、転動部品が常に、ローラの一方の縁部ではなく本体上に位置するように、球形の半径方向クラウン付きローラまたはテーパ・クラウン付きローラが好ましい。これらの非円筒形ローラは、架台の高さを最小限に抑える上でも有用である。円筒形ローラが縁部によりかかる場合、側面図または前面図で見たときのローラの有効高さが大きくなり、そのため、最小架台高さのための設計が困難になる。本出願では、図7Bのローラ構成以外の各ローラ構成で、ローラが円筒形のものとして示されているが、一般に球形の半径方向クラウン付きのものでも、あるいはテーパ・クラウン付きのものでもよいことに留意されたい。
【0026】
図7Bの実施例は、生産用の機械を設備するのが容易であるという利点を有する。線ばね704は、ブラケット自体の長さの大部分にわたって走る補強リブを有する形成されたシート・メタル・ブラケット706に取り付けられる。切り欠きによって、ローラ702はブラケット706から突き出ることができる。折り畳まれた金属タブ708は、ばねの片持ち梁部分の一端を固定する。円筒形ローラはハブを有さず、ローラは、ばねの軸方向に容易に摺動することができる。切り欠きの側方で下向きに突き出る金属タブによって、ローラの軸方向の動きが制限される。
【0027】
図7Cは、場合によっては、図7Bの実施例と比べて単位製造費がより低くなるが、大量生産部品のための設備がより高価である(時間もかかる)実施例を示す。図7Cの実施例は、各ローラの両側で同様にローラを支持し、それにより、円筒形ローラを使用できるようにする。形成されたシート・メタル・ブラケット710は、板ばね712が形成された2つの領域を除いて、ブラケット自体の長さの大部分にわたって設けられた補強リブを有する。切り欠き714によって、円筒形ローラ716はブラケットから突き出ることができる。図7Cの実施例中のブラケット710は、ローラの車軸用のノッチを形成する2つの深く入り込んだ領域718を各ローラごとに有する。別々の板ばねを設けて、ノッチに車軸を保持し、かつ垂直方向の位置合わせのための力を与えることができる。しかし、図7Cに示した実施例では、ブラケット材料の一部を折り畳んで板ばね712が形成されており、別々のばねの費用は不要である。板ばね712は、ローラ車軸に接触して下向きの荷重をもたらす。
【0028】
再び図5Aを参照して、新型のミニカートリッジ200の段218と段220との間の高さが、最初のミニカートリッジ100(図1A)の高さと同じであることを想起されたい。新型のミニカートリッジ200は、わずかに低い高さのショルダ部を有する。段218および220を使用して、新型のミニカートリッジの挿入時にミニカートリッジを(図1Aの方向140に沿って)ドライブ開口部に対して心合わせするのを助けることができる。図8Aおよび図8Bに示した実施例では、段付き(二重直径)ローラは、ミニカートリッジの挿入時に旧型のミニカートリッジと新型のカートリッジの両方のガイド用に使用されると共に、ミニカートリッジ挿入後の垂直位置合わせ及びラッチングのための力を得るために同様のガイド用に使用される。
【0029】
図8Aは、段付きローラ800を有するドライブに挿入された新型のミニカートリッジ200を示す。各段付きローラ800は、大径部802と小径部804とを有する。ローラは、図7C中のブラケット710と同様なブラケットに取り付けることができる。大径ローラ部802は、新型のミニカートリッジ・トップ・カバーに対して垂直方向の力を与える。挿入時に、ミニカートリッジ・トップ・カバーの上面上の段218および220は、ローラの大径部802の内側面によってガイドされる。
【0030】
図8Bは、段付きローラ800を有するドライブに挿入された旧型のミニカートリッジ100を示す。小径ローラ部804は、旧型のミニカートリッジ・トップ・カバーに対して垂直方向の力を加える。挿入時に、旧型のミニカートリッジ・トップ・カバーの側面は、ローラの大径部802の内側面によってガイドされる。
【0031】
好ましくは、2つのローラ部802および804の直径は、新型のミニカートリッジ200がドライブに挿入されたときに大径部802のみがプラスチック・トップ・カバー(ショルダ部のみ)に接触するように選択される。これにより、結果として得られる垂直方向のラッチングのための力は、旧型のミニカートリッジ100の場合よりも新型のミニカートリッジ200の場合の方が大きくなり、新型のミニカートリッジ200の、より大きな質量を補償することができる。
【0032】
再び図3および図4を参照すると分かるように、図5Aから図8Bに示した、どの垂直方向の力に関するどの実施例を使用しても、力308(図3)または力400(図4)を得ることができる。図5Aおよび図5Bならびに図7Aないし図8Bの各実施例はまた、分割した基準面システムでは力304(図3)と共に使用し、ベースプレートの底面のみに存在する基準面では力404(図4)と共に使用しなければならない。再び図1Cを参照すると分かるように、力304(図3)を得るための一般的な従来技術の機構は、ベースプレート104の側面のノッチ119に押し込まれるばねローラ148である。図9Aおよび図9Bは、分割基準面システム用のベースプレートに対して垂直な前向きの力404(図4)を与えるローラ・システムの実施例を示す。
【0033】
図9Aは、固定位置ブラケット906に取り付けられ、旋回点904の周りで旋回するばね付勢されたレバー・アーム902上にホイールまたはローラ900を含む、ローラ・アセンブリの側面図である。圧縮ばね908の上部は、ピンによってブラケット906上に固定される。圧縮ばね908の下部は、ピンによってレバー・アーム902上に固定される。その結果、ばね908はレバー・アーム902を下向きに押す。ローラ900が最初にノッチ119の前方縁部に押し付けられることによって、ミニカートリッジを前方に押す力が必要になる。ローラ900が、ベースプレートとカートリッジ・カバー(図1Aおよび図2A参照)上の突き出るリップとの間にはまるように寸法付けしなければならないことに留意されたい。
【0034】
図9Bは、ミニカートリッジの左側面用のローラ・アセンブリの上左前斜視図である。すなわち、図9Bのローラ・アセンブリは、図9Aのローラ・アセンブリの鏡像である。
【0035】
図9Aおよび図9Bが、圧縮ばね908を使用する実施例を説明していることに留意されたい。代替実施例では、引張りばねを使用することができる。すなわち、引張りばねがレバー・アーム902を下向きにカートリッジ・ベースプレートの方へ引くように、引張りばねの一端をブラケット906の(図9Aを参照したときの)下部近くに取り付けることができ、、ばねのもう一方の端部をレバー・アーム902の上面近くに取り付けることができる。
【0036】
図10Aは、図9Aおよび9Bに示したピボット周辺構造と異なった、ほぼ垂直に自由に移動するローラ構造と、それに係合するミニカートリッジ300のベースプレートを示す平面図である。ローラ1000は、ピン1004上で摺動する摺動ブロック1002に取り付けられる。ブロックの回転は、図のように架台側壁の形状によって制御することも、あるいはピン1004の形状によって制御することもできる。
【0037】
図10Bは、図10Aのローラ構造の左側面図である。ばね1006がブロック1002およびローラ1000をノッチ119の前方縁部に押し付けることに留意されたい。圧縮ばねが図示されているが、この構成は、圧縮ばねの代わりに引張りばねを使用することも容易にできる。他の代替例(図示せず)は、ローラの代わりにばね付勢されたボールベアリングを使用するものである。ボールベアリングは、図10Bの構造に類似した構造の中で、上方のばねに支えられ、ハウジングに収容することができる。
【0038】
図11は、図4に示した前方下向き位置合わせのための力404をもたらす、図9A、9B、10A、10Bの実施例の代替例を示す、ミニカートリッジ300(旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジ)および架台の一部の側面図である。図11の実施例では、アーム1100は、下部カム表面1102を有する。カム表面1102は、ノッチ119の前面を(図11で見たときの)下向きおよび前方に押して、図4に示した力404をもたらす。アーム1100は、ばね(図示せず)による逆時計回りの付勢によって図のように旋回点1106の周りで旋回するようにしてもよいし、あるいは可撓性材料で作製し、それを剛性の固定装置から片持ち梁式に支えた構造にしてもよい。他の代替例として、カム表面1102は、架台取り付け点から片持ち梁式に構成された湾曲板ばねでもよい。もちろん、アーム1100を、カートリッジ300の底面から接触させ、図3の力304で示した前方上向きの力をもたらすように架台に取り付けることもできる。
【0039】
通常、ミニカートリッジ(旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジのどちらでも)をドライブに挿入すると、そのミニカートリッジは、下方ローラまたはカム(図1C、図9A、図9B、図10A、図10B、または図11)に係合する前に上方ラッチ・システム(図5Aから図8B)に係合する。下方ローラ/カムは、ミニカートリッジのベースプレート上で転動/摺動するようになるまで旋回または摺動(図1Cの場合は下向き、図9A、図9B、図10A、図10B、図11の場合は上向き)するように設計される。旧型のミニカートリッジと新型のミニカートリッジが共に、ミニカートリッジ・ベースプレートの露出された上面を覆うミニカートリッジ・トップ・カバーを有するので、図9A、図9B、図10A、図10Bのローラまたは図11のカム表面は、トップ・カバーとベースプレートの間の開口部よりも小さくなければならない。ミニカートリッジがさらにドライブに挿入されると、ローラ/カムは、ベースプレートの側面のノッチの前方縁部に当たる。ノッチの前方縁部に対する垂直な圧力のために、ミニカートリッジは架台止め156に押し付けられる。この前方への運動は、オーバセンタばね機構に類似している。図1Cのローラの場合、ローラは、ベースプレートの前部の上面を架台基準点に押し付ける。図9A、図9B、図10A、図10Bのローラまたは図11のカムの場合、ローラ/カムは、ベースプレートの前部の底面を架台基準点に押し付ける。
【0040】
本発明の前述の説明は、例示および説明のために与えたものである。前述の説明は、網羅的なものでも、あるいは開示した厳密な態様に本発明を限定するものでもなく、前記の教示に照らして他の修正例および変形例が可能である。実施例は、本発明の原則およびその実際の応用を最も適切に説明し、それにより、当業者が、構想される特定の用途に適した様々な実施例および様々な修正例で本発明を最も適切に使用できるように選択され記載されている。また、特許請求の範囲は、従来技術で制限されるものを除いて、本発明の他の代替実施例を含むものと解釈されたい。
【0041】
〔実施態様〕
なお、本発明の実施態様の例を以下に示す。
【0042】
〔実施態様1〕
磁気データ・テープ・ミニカートリッジ100、200をドライブ架台に整列させるためのドライブ架台中の装置であって、前記ミニカートリッジがトップ・カバー106、216とベースプレート104、204とを有し、
前記ベースプレートが、
底面124と、
前記底面上に画定された少なくとも1つのミニカートリッジ後方基準点214と、
上面122と、
前面と、
側面と、
前記ベースプレートの前記底面上に画定された少なくとも1つのミニカートリッジ前方基準点406と、
前記ベースプレートの前記側面上のノッチ119と
を有し、
前記ノッチがノッチ前面を有する
ことを特徴とする装置であって、
ドライブ架台に画定された少なくとも1つのドライブ前方基準点306と、
前記ミニカートリッジの上面カバーを前記ドライブ前方基準点306の方へ押圧し、それによって、前記ミニカートリッジ後方基準点214を前記ドライブ前方基準点306に押圧するための力400を加える手段と、
前記ドライブ架台に画定された少なくとも1つのドライブ後方基準点408と、
前記ドライブ架台にばね装填された、第1のローラ900、1000と
を備えたことを特徴とする装置であって、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記第1のローラ900、1000が、前記ベースプレートの上面および前記ノッチ前面を押圧し、それによって、前記ミニカートリッジ前方基準点406を前記ドライブ後方基準点408に押圧する力が前記ベースプレート面に垂直に加わり、また、前記ベースプレートの前方へ、前記ベースプレート面に平行な力が加わることを特徴とする装置。
【0043】
〔実施態様2〕
磁気データ・テープ・ミニカートリッジ100、200をドライブ架台に整列させるためのドライブ架台中の装置であって、前記ミニカートリッジがトップ・カバー106、216とベースプレート104、204とを有し、
前記ベースプレートが、
底面124と、
前記底面上に画定された少なくとも1つのミニカートリッジ後方基準点214と、
上面122と、
前面と、
側面と、
前記ベースプレートの前記上面上に画定された少なくとも1つのミニカートリッジ前方基準点212と、
前記ベースプレートの前記側面上のノッチ119と
を有し、
前記ノッチがノッチ前面を有する
ことを特徴とする装置であって、
ドライブ架台に画定された少なくとも1つのドライブ前方基準点306と、
前記ミニカートリッジの上面カバーを前記ドライブ前方基準点306の方へ押圧し、それによって、前記ミニカートリッジ後方基準点214を前記ドライブ前方基準点306に押圧するための力308を加える手段と、
前記ドライブ架台に画定された少なくとも1つのドライブ後方基準点310と、
前記ドライブ架台にばね装填された、第1のローラ148と
を備えたことを特徴とする装置であって、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記第1のローラ148が、前記ベースプレートの底面および前記ノッチ前面を押圧し、それによって、前記ミニカートリッジ前方基準点212を前記ドライブ後方基準点310に押圧する力が前記ベースプレート面に垂直に加わり、また、前記ベースプレートの前方へ、前記ベースプレート面に平行な力が加わることを特徴とする装置。
【0044】
〔実施態様3〕
前記ミニカートリッジのトップ・カバーを前記ドライブ前方基準点の方へ押圧するための前記力308を加える前記手段が、
前記ドライブ架台に装着されたブラケット510と、
剛性であり前記ブラケットに装着された第1の端と、可撓性の第2の端を有する、少なくとも1つの板ばね500と
をさらに含み、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記板ばねの前記第2の端が前記トップ・カバーを押圧する
ことを特徴とする、実施態様1または実施態様2に記載の装置。
【0045】
〔実施態様4〕
前記ミニカートリッジのトップ・カバーを前記ドライブ前方基準点の方へ押圧するための前記力308を加える前記手段が、
前記ドライブ架台に旋回可能に装着され、前端604と後端606とを有する板ばね600
をさらに含み、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記トップ・カバーの前方領域が前記板ばねの後端606に接触し、前記板ばねの後端を上方へ、前記カバーの上へ押しやって、それによって、前記板ばねの前記前端604を前記トップ・カバーの前記後方領域に枢着する
ことを特徴とする、実施態様1または実施態様2に記載の装置。
【0046】
〔実施態様5〕
前記ミニカートリッジのトップ・カバーを前記ドライブ前方基準点の方へ押圧するための前記力308を加える前記手段が、
前記ドライブ架台に装着されたブラケット706と、
前記ブラケットに装着された第1の端と移動可能な第2の端とを有する、少なくとも1つのばね704と、
前記ばねの第2の端に装着された第2のローラ700と
をさらに含み、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記第2のローラが前記トップ・カバーを押圧する
ことを特徴とする、実施態様1または実施態様2に記載の装置。
【0047】
〔実施態様6〕
前記ミニカートリッジのトップ・カバーを前記ドライブ前方基準点の方へ押圧するための前記力を加える前記手段が、
前記ドライブ架台に装着されたブラケット710と、
前記ブラケット中に設けられた、第1と第2の側を有する少なくとも1つの開口714と、
少なくとも1つの車軸と、
前記車軸上の第2のローラ716と、
板ばね712と
をさらに含み、
前記ブラケットは、前記第1と第2の側にそれぞれ入り込んだ第1と第2のノッチ718を有し、
前記車軸は、前記第2のローラとともに、前記開口から部分的に突出して前記ノッチに配置されており、
前記板ばねは、前記ブラケットに連結されており、前記車軸を前記第1と前記第2のノッチにそれぞれ保持させるための、第1と第2の指状部材を有しており、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記第2のローラが、前記トップ・カバーを押圧し、前記板ばねの前記第1と前記第2の指状部材を反らせる
ことを特徴とする、実施態様1または実施態様2に記載の装置。
【0048】
〔実施態様7〕
前記ミニカートリッジのトップ・カバーが段218、220を有し、
前記ミニカートリッジのトップ・カバーを前記ドライブ前方基準点の方へ押圧するための前記力308を加える前記手段が、
前記ドライブ架台に装着されたブラケットと、
前記ブラケットにばね装填された、少なくとも1つの第2のローラ800とを有し、
前記第2のローラは第1の円筒状部802と第2の円筒状部804とを有し、
前記第1の円筒状部は第1の直径を有し、
前記第2の円筒状部は第2の直径を有し、
前記第1と前記第2の直径は、異なっており、前記第1と前記第2の円筒状部の間において段差を有する回転を形成しており、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記第2のローラの円筒状部のうちの1つが、前記トップ・カバーを押圧する
ことを特徴とする、実施態様1または実施態様2に記載の装置。
【0049】
〔実施態様8〕
磁気データ・テープ・ミニカートリッジ100、200をドライブ架台に整列させるためのドライブ架台中の装置であって、前記ミニカートリッジがベースプレート104、204とを有し、
前記ベースプレートが、
上面122と、
底面124と、
前面と、
側面と、
前記ベースプレートの前記底面上に画定された少なくとも1つのミニカートリッジ前方基準点406と、
前記ベースプレートの前記側面上のノッチ119と
を有し、
前記ノッチがノッチ前面を有する
ことを特徴とする装置であって、
ドライブ架台に画定された少なくとも1つのドライブ後方基準点408と、
前記ベースプレートの底面によって画定される平面と、
前記平面に対して実質的に垂直な個別の方向に沿って動くように構成され、前記個別の方向で前記ドライブ架台に対してばね付勢された、ローラ1000と、を備えたことを特徴とする装置であって、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記ローラ1000が、前記ベースプレートの上面および前記ノッチ前面を押圧し、それによって、前記ミニカートリッジ前方基準点406を前記ドライブ後方基準点408に押圧する力が前記ベースプレート面に垂直に加わり、また、前記ベースプレートの前面へ、前記ベースプレート面に平行な力が加わることを特徴とする装置。
【0050】
〔実施態様9〕
磁気データ・テープ・ミニカートリッジ100、200をドライブ架台に整列させるためのドライブ架台中の装置であって、前記ミニカートリッジがベースプレート104、204とを有し、
前記ベースプレートが、
上面122と、
底面124と、
前面と、
側面と、
前記ベースプレートの前記底面上に画定された少なくとも1つのミニカートリッジ前方基準点406と、
前記ベースプレートの前記側面上のノッチ119と
を有し、
前記ノッチがノッチ前面を有する
ことを特徴とする装置であって、
ドライブ架台に画定された少なくとも1つのドライブ後方基準点408と、
カム端と、前記ドライブ架台に装着される装着端とを有するレバー・アーム1100と、
前記レバー・アームの前記カム端に形成されたカム面1102と
を備えたことを特徴とする装置であって、
前記ミニカートリッジがドライブ架台に完全に挿入されたときに、前記カム面1102が、前記ベースプレートの上面および前記ノッチ前面を押圧し、それによって、前記ミニカートリッジ前方基準点406を前記ドライブ後方基準点408に押圧する力が前記ベースプレート面に垂直に加わり、また、前記ベースプレートの前面へ、前記ベースプレート面に平行な力が加わることを特徴とする装置。
【0051】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、データ・テープ・ミニカートリッジが、旧型のものであっても、それよりもサイズの大きい新型のものであっても、テープドライブへの位置合わせ及びラッチングが確実に成される機構を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1A】従来技術のミニカートリッジおよびそれに整合するドライブ架台の一部の上右後斜視図である。
【図1B】図1Aに示したミニカートリッジのベースプレートの平面切り取り図である。
【図1C】図1Aのミニカートリッジの一部の側面図と、挿入されたミニカートリッジを位置合わせするために使用される架台の特徴を示す図1Aの架台の一部の切り取り側面図である。
【図2A】新型のミニカートリッジの上右後斜視図である。
【図2B】図2Aの新型のミニカートリッジのベースプレートの平面切り取り図である。
【図3】新型のミニカートリッジと架台の両方における基準点の一実施例を示す、ミニカートリッジ(旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジ)の一部の右側面図と、架台の一部の切り取り側面図である。
【図4】新型のミニカートリッジと架台の両方における基準点の代替実施例を示す、ミニカートリッジ(旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジ)の一部の右側面図と、架台の一部の切り取り側面図である。
【図5A】旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジに対する位置合わせのための力を得るための、片持ち梁式板ばね装置を有する架台の前面図である。
【図5B】図5Aの架台および片持ち梁式板ばね装置の上右後斜視図である。
【図6A】旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジに対する位置合わせのための力を得るための切替板ばね装置を有し、ミニカートリッジが部分的に挿入された架台の切り取り右側面図である。
【図6B】ミニカートリッジがさらに挿入された、図6Aの架台および切替板ばね装置の切り取り側面図である。
【図6C】ミニカートリッジが完全に挿入された、図6Aの架台および切替板ばね装置の切り取り側面図である。
【図6D】図6Aないし図6Cの架台および切替板ばね装置の上右後斜視図である。
【図7A】旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジに対する位置合わせのための力を得るための上方ローラを有する架台の前面図である。
【図7B】片持ち梁式ばね上に球形ローラを有する実施例における、図7Aと同様に上方ローラを有する架台の上右後斜視図である。
【図7C】深く入り込んだ領域を有するブラケットに取り付けられた円筒形ローラを有する実施例における、図7Aと同様に上方ローラを有する架台の上左前斜視図である。
【図8A】段付きローラが位置合わせのための力をもたらすと共に挿入ガイドを行う実施例において、図2Aの新型のミニカートリッジと共に使用されているものとして示された、上方ローラを有する架台の前面図である。
【図8B】図1Aの旧型のミニカートリッジと共に使用されている、図8Aの架台および段付き上方ローラの前面図である。
【図9A】ミニカートリッジ(旧型のカートリッジまたは新型のカートリッジ)の右側面図と、図4に示した基準点に関する下方ローラ位置合わせ装置の実施例を示す架台ローラ装置の切り取り左側面図である。
【図9B】図9Aに示した下部ローラの上左前斜視図である。
【図10A】ミニカートリッジ(旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジ)のベースプレートと、図4に示した位置合わせのための力を得るための図9Aおよび図9Bの構成の代替を示す架台ローラ装置の一部との切り取り平面図である。
【図10B】図10Aのローラ装置の左側面図である。
【図11】ミニカートリッジ(旧型のミニカートリッジまたは新型のミニカートリッジ)の側面図と、図4に示した位置合わせのための力を得るための図9A、図9B、図10A、図10Bのローラ構成の代替としてのカム表面を示す架台の一部の切り取り側面図である。
【符号の説明】
119:ノッチ
156:架台止め
212:ミニカートリッジ前方基準点
214:ミニカートリッジ後方基準点
300:ミニカートリッジ
302:架台ガイド
306:ドライブ前方基準点
310:ドライブ後方基準点
406:ミニカートリッジ前方基準点
408:ドライブ後方基準点
Claims (1)
- 磁気データ・テープ・ミニカートリッジをドライブ架台に整列させるためのドライブ架台中の装置において、
前記ミニカートリッジはベースプレートを有し、
前記ベースプレートは上面、底面、前面、および側面を有し、
前記ベースプレートは前記ベースプレートの底面に画定された少なくとも1つのミニカートリッジ前方基準点と、前記ベースプレートの側面上のノッチとを有し、
前記ノッチはノッチ前面を有する、
ドライブ架台中の装置であって、
前記ドライブ架台に画定された少なくとも1つのドライブ後方基準点と、
前記ベースプレートの底面で画定される面と、
前記ベースプレートの底面で画定される面と実質的に垂直となるように所定の方向に沿って動くよう拘束されたローラとを備え、
前記ローラのバネは前記所定の方向に沿って前記ドライブ架台に装填され、
前記ミニカートリッジが十分にドライブ架台に挿入されたとき、前記ローラは前記ベースプレートの上面および前記ノッチ前面に対し押圧し、それにより、前記ミニカートリッジ前方基準点を前記ドライブ後方基準点に対して押圧する力を前記ベースプレートと直角方向に前記ベースプレートへ加え、前記ベースプレートに前記ベースプレートの前面に向けて前記ベースプレートと平行に力を付与する、
ことを特徴とする装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/414,972 US5557485A (en) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | Alignment and latching mechanism in a drive for magnetic data tape mini-cartridges |
US414,972 | 1995-03-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08279220A JPH08279220A (ja) | 1996-10-22 |
JP3618887B2 true JP3618887B2 (ja) | 2005-02-09 |
Family
ID=23643802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07394896A Expired - Fee Related JP3618887B2 (ja) | 1995-03-31 | 1996-03-28 | テープ・ドライブ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5557485A (ja) |
JP (1) | JP3618887B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3302257B2 (ja) * | 1995-03-31 | 2002-07-15 | ヒューレット・パッカード・カンパニー | テープ・ドライブ装置 |
KR100299233B1 (ko) * | 1997-05-23 | 2001-10-26 | 구자홍 | 자기기록재생기의카셋트압착구조 |
EP0884725B1 (en) | 1997-06-10 | 2003-05-07 | Alps Electric Co., Ltd. | Magnetic recording/reproducing apparatus |
JPH1139746A (ja) * | 1997-07-17 | 1999-02-12 | Alps Electric Co Ltd | 磁気記録再生装置 |
US6057980A (en) * | 1998-06-24 | 2000-05-02 | Storage Technology Corporation | Cartridge loading method and apparatus |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3964098A (en) * | 1974-11-15 | 1976-06-15 | North Atlantic Industries, Inc. | Tape deck with drive motor remote from drive roller |
US4156260A (en) * | 1977-12-19 | 1979-05-22 | Sycor, Inc. | Cartridge-loading tape recorder |
DE3317720A1 (de) * | 1982-11-29 | 1984-11-22 | Tandberg Data A/S, Oslo | Magnetbandgeraet |
US4656541A (en) * | 1985-01-11 | 1987-04-07 | Hewlett-Packard Company | Front loading cartridge activated clamp and eject mechanism |
US4866552A (en) * | 1986-10-27 | 1989-09-12 | Arnitsu Corporation | Magnetic tape drive with improved cartridge insertion and withdrawal mechanism |
US5204792A (en) * | 1989-11-09 | 1993-04-20 | Wangtek, Inc. | Cartridge tape drive |
JPH0420650U (ja) * | 1990-06-04 | 1992-02-20 | ||
US5323280A (en) * | 1992-02-19 | 1994-06-21 | Tandberg Data A/S | Three point reference system for a cartridge in a tape drive |
-
1995
- 1995-03-31 US US08/414,972 patent/US5557485A/en not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-03-28 JP JP07394896A patent/JP3618887B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5557485A (en) | 1996-09-17 |
JPH08279220A (ja) | 1996-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5701216A (en) | Shutter mechanism for disk drive cartridge insertion opening | |
JP2002352498A (ja) | ディスク装置 | |
JP3618887B2 (ja) | テープ・ドライブ装置 | |
JPS6336664B2 (ja) | ||
US6536696B2 (en) | Printer having a paper supply roll rotatably mounted by a pair of bearing members | |
JP3302257B2 (ja) | テープ・ドライブ装置 | |
JP4156397B2 (ja) | ディスク装置 | |
JP2508396B2 (ja) | Xyプロッタ | |
GB2085635A (en) | Disc record reproducing apparatus with turntable adjusting mechanism | |
US6867945B2 (en) | Cassette loading device | |
JP2709138B2 (ja) | 記録再生装置 | |
JP4114316B2 (ja) | ディスクチャッキング機構と記録及び/又は再生装置 | |
US7337449B2 (en) | Disk drive for minimizing jamming during disk positioning | |
JPS6331244Y2 (ja) | ||
JPH0734528Y2 (ja) | ディスクカセットの装着装置 | |
JP3121170B2 (ja) | テープカセットおよびそれを用いた記録再生装置 | |
KR900006899Y1 (ko) | 컴퓨터용 카세트 테이프 수납장치 | |
JP3180736B2 (ja) | フレキシブル磁気ディスク装置 | |
KR0134732Y1 (ko) | 카세트테이프 회동케이스의 정위치 가이드장치 | |
JPH06349176A (ja) | ディスク装置のチャックアッシー | |
JP3211611B2 (ja) | 磁気リーダライタ装置 | |
JP2625037B2 (ja) | ディスクチェンジャ用マガジンにおける小径ディスク用アダプタ | |
JPH10208342A (ja) | カセット式テープデッキのローディング装置 | |
US20030174443A1 (en) | Recording tape cassette | |
JPH0773638A (ja) | カセットアダプタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041109 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041111 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |