JP3618680B2 - 温度偏差補償型無線部校正装置 - Google Patents

温度偏差補償型無線部校正装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アレイアンテナを採用して多元接続が可能な複数の個別な通信経路毎に送受信ビームが設定できるようにしたCDMA方式における無線部校正装置に対する温度補正に関する技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
複数の個別な通信経路毎に送受信ビームが設定できるようにするCDMA方式におけるアンテナは多数のアンテナエレメントの配列からなるアレイアンテナであり、各アンテナエレメント毎に送信部、受信部および送受信共用器からなる無線部ユニットが設けられている。
アレイアンテナにおける指向性ビームの制御は、各アンテナエレメントからの受信信号に対する振幅および位相の制御或いは各アンテナエレメントへ送る送信信号に対する振幅および位相の制御を行うことによってなされている。従って、各アンテナエレメント毎に設けられている無線部ユニットの送信系および受信系の振幅・位相特性は均一であることが要求される。
しかし、実際には製造上の誤差によるばらつきが存在するため、このばらつきを校正して全アンテナエレメントを通じて均一になるように校正装置が用いられている。
【0003】
図3は、アンテナエレメント毎の従来の校正装置の構成を示すブロック図である。その校正作用は以下の通りである。
まず、受信系の振幅・位相の変位を検出するために送信信号を自己相関が充分小さくなるように遅延器24で遅延させて受信参照信号として参照信号導入部11へ入力し、ここで受信周波数fに変換して第1の減衰器13、方向性結合器12を経て、受信信号として送受信共用器15を経て受信部16で増幅し出力させる。そして、このときの受信参照信号と受信部16の出力とを第1の誤差検出器21で比較し受信参照信号に対する受信部16の出力の振幅・位相変移を検出し、これを相殺させるような制御信号を受信側振幅・位相制御器18へ送り、ここで、受信系で生じる振幅・位相の変移を相殺する。この状態では、参照信号導入部11から送受信共用器15、受信部16を経て受信側振幅・位相制御器18の出力までの振幅・位相変移はゼロということになる。
【0004】
従って、参照信号導入部11の振幅・位相変移がアンテナエレメント毎にばらつきの少ない固定値であれば、送受信共用器15から受信側振幅・位相制御器18の出力までの振幅・位相変移はアンテナエレメント毎のばらつきの少ない固定値ということになりアンテナエレメント毎に均一でなければならないという要求を満たすことになる。
【0005】
このように、受信系の振幅・位相変移が補正(校正)された状態を前提として、次に送信系の振幅・位相変移の補正作用について述べる。
送信系の場合には、送信信号入力端から入力され、送信側振幅・位相制御器19を経由して送信部17、送受信共用器15を経てアンテナエレメント7の方向へ出力された送信信号を送信参照信号導出部8の方向性結合器9で抽出した後、第2の減衰器10を経て受信周波数fに周波数変換した後、参照信号導入部11から再び抽入し送受信共用器15を経て受信部16へ入力する。
【0006】
そして、このとき送信部17への入力信号と受信側振幅・位相制御器18の出力とを第2の誤差検出器20で比較し、送信部17の入力信号に対する受信側振幅・位相制御器18の出力の振幅・位相変移を検出する。
ところで、送信参照信号の流れる経路のうち、参照信号導入部11、送受信共用器15、受信部16および受信側振幅・位相制御器18に渡る部分の振幅・位相変移は、既に先の受信系における制御によりゼロとなっているから、第2の誤差検出器20で検出される振幅・位相変移は、残る送信部17、送受信共用器15および送信参照信号導出部8で生じたものとなる。第2の誤差検出器20はこの振幅・位相変移を相殺させるような制御信号を送信側振幅・位相制御器19へ送り、ここで、送信部17、送受信共用器15、送信参照信号導出部8で生ずる振幅・位相変移分を予め相殺することになる。
【0007】
その結果、送信側振幅・位相制御器19の入力点から送信部17、送受信共用器15を経て送信参照信号導出部8の出力までの振幅・位相変移はゼロということになる。従って、送信参照信号導出部8の振幅・位相変移がアンテナエレメント毎にばらつきの少ない固定値であれば、送信側振幅・位相制御器19の入力点から送受信共用器15の出力までの振幅・位相変移は、アンテナエレメント毎のばらつきの少ない固定値ということになり、アンテナエレメント毎に均一でなければならないという要求を満たすことになる。
【0008】
以上の振幅・位相変移の相殺制御のために受信系に入った受信参照信号や送信参照信号は、受信側振幅・位相制御器18の出力信号中に残存するので、これを減算除去するために第1の減算器23と第2の減算器22が設けられている。第1の減算器23へは受信参照信号が送られ前記出力信号中の残存受信参照信号を減算相殺して除去する。また、第2の減算器22へは送信信号が送られ、前記出力信号中の残存送信参照信号を減算相殺して除去する。こうして、本来の受信信号に影響を及ぼさないようにされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べた従来の校正装置においては、前述のように参照信号導入部11および送信参照信号導出部8の振幅・位相変移がアンテナエレメント毎にばらつきの少ない固定値であることを前提としていた。
しかしながら、この部分は、アンテナエレメントとともに屋外に設置される。そのため昼夜の温度変化に晒され第1の可変減衰器および第2の可変減衰器の振幅・位相変移が固定値ではなく変化することとなり、更に変化の程度がアンテナエレメント間でばらつきがあるという問題がある。減衰器に温度の影響を受けない高精度の素子の採用も考えられるがコストが高くなり現実的でない。
【0010】
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑みて、第1、第2の可変減衰器の近傍に温度センサを設け、その温度データに基づいて、各可変減衰器の減衰量を補正するとともに、受信側振幅・位相制御器および送信側振幅・位相制御器における制御量を温度補正し、加えて、第1の減算器へ送る減算相殺用の受信参照信号および第2の減算器へ送る減算相殺用の送信信号についても振幅・位相の温度補正を加えることにより、温度変化の影響を実用上無視し得る程度に除去した校正装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の温度偏差補償型無線部校正装置は、下記の各手段を有することを特徴とする。
(イ)受信部の受信出力信号に対し、受信系で生ずる振幅および位相の変移を制御信号に基づいて相殺する受信側振幅・位相制御器
(ロ)送信部へ入力する送信信号に対し、送信系で生ずる振幅および位相の変移を制御信号に基づいて予め相殺する送信側振幅・位相制御器
(ハ)受信部と送信部をアンテナエレメントへ結合する送受信共用器からアンテナエレメントへの途中に設けられた受信参照信号および送信参照信号抽入用の方向性結合器と第1の可変減衰器からなる参照信号導入部
(ニ)送受信共用器からアンテナエレメントへの途中に設けられた送信参照信号抽出用の方向性結合器と第2の可変減衰器とからなる送信参照信号導出部
(ホ)受信部出力信号と前記参照信号導入部への受信参照信号とを受けて両信号間の振幅・位相変移を検出して、この変移を補正させようとする制御信号を出力する第1の誤差検出器
(ヘ)前記受信側振幅・位相制御器の出力信号と送信部入力端の信号を受けて両信号間の振幅・位相変移を検出してこの変移を予め補正しようとする制御信号を出力する第2の誤差検出器
(ト)前記受信側振幅・位相制御器の出力中に残存する受信参照信号を抽入前の受信参照信号で相殺除去するための第1の減算器
(チ)前記受信側振幅・位相制御器の出力中に残存する送信参照信号を前記送信側振幅・位相制御器の入力端での送信信号で相殺除去するための第2の減算器
(リ)前記第1の可変減衰器および第2の可変減衰器近傍の温度を検出する温度センサ
(ヌ)前記第1の誤差検出器と受信側振幅・位相制御器の間に設けられ、第1の誤差検出器の出力する制御信号に温度補正を施して受信側振幅・位相制御器へ送る受信側制御温度補正器
(ル)前記第2の誤差検出器と送信側振幅・位相制御器の間に設けられ、第2の誤差検出器の出力する制御信号に温度補正を施して送信側振幅・位相制御器へ送る送信側制御温度補正器
(オ)前記第1の減算器へ入力する受信参照信号の振幅・位相に対して温度補正を施す受信減算温度補正器
(ワ)前記第2の減算器へ入力する送信信号の振幅・位相に対して温度補正を施す送信減算温度補正器
(カ)前記温度センサからの温度データと受信部増幅利得設定値と送信部増幅利得設定値とをパラメータとする、前記第1の可変減衰器および第2の可変減衰器の減衰量と前記受信側制御温度補正器、受信減算温度補正器、送信側制御温度補正器および送信減算温度補正器への各温度補正量をテーブルとして有し、入力された温度データと受信部増幅利得設定値と送信部増幅利得設定値に対応して、テーブルに基づき、減衰量制御信号を第1および第2の可変減衰器へ、各温度補正信号を前記各温度補正器へ送出する温度偏差補正制御器
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態は、従来の校正装置に下記の各手段を付加した構成となっている。
まず、第1の可変減衰器および第2の可変減衰器の近傍に温度センサ(課題解決手段における(リ))を設け、これからの温度データと受信部および送信部における増幅利得設定値とを入力パラメータとして第1、第2の可変減衰器の減衰量を制御する信号や受信側、送信側の振幅・位相制御量の温度補正を行う温度補正信号や第1、第2の減算器へ送る受信参照信号、送信信号の振幅・位相の温度補正を行う温度補正信号を出力する温度偏差補正制御器(同(カ))、第1の誤差検出器の出力する制御信号に温度補正を施して受信側振幅・位相制御器へ送る受信側制御温度補正器(同(ヌ))、第2の誤差検出器の出力する制御信号に温度補正を施して送信側振幅・位相制御器へ送る送信側制御温度補正器(同(ル))、受信参照信号の振幅・位相に温度補正を施して第1の減算器へ送る受信減算温度補正器、送信信号の振幅・位相に温度補正を施して第2の減算器へ送る送信減算温度補正器、以上の6手段が付加された構成となっている。
【0013】
そして、温度偏差補正制御器は、入力された温度データ、送信部、受信部の増幅利得設定値に対して、数式で示されるような減衰量制御信号や温度補正信号を出力するのではなく、温度データと各増幅利得設定値に対して出力すべき減衰制御量や温度補正量をテーブルとして持っている。
そして、このテーブルの作成は実際の測定に基づいて作成されるものとなっている。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の温度偏差補償型無線部校正装置の実施例を図面を参照して説明する。
図1は本発明校正装置の構成を示すブロック図である。温度センサ1は温度の影響を受ける第1の可変減衰器13、第2の可変減衰器10の近傍に配設される。温度センサ1からの温度データは温度偏差補正制御器2へ送られる。この他温度偏差補正制御器2へは受信部16からの受信増幅利得設定信号と、外部からの送信増幅利得設定信号が入力されている。
受信部16は自動利得制御(AGC)増幅器であるので、入力信号のレベルによって自動的に増幅利得を制御しているのでその増幅利得設定信号を受信部16から受けるようになっている。他方、送信部の増幅利得設定は送信部外から行われるのでその増幅利得設定信号を分岐して入力するようになっている。
【0015】
これらの入力を受けて、温度偏差補正制御器2は第1、第2の可変減衰器へ減衰量温度補正のための減衰量制御信号を、また各温度補正器へ温度補正信号を出力する。
その内部構成は図2のように送信補正テーブル2−2と受信補正テーブル2−1とからなっている。
【0016】
受信側温度補正信号は、受信側制御温度補正器4と受信減算温度補正器6へ送られる。
受信側制御温度補正器4は温度補正信号を受けて、第1の誤差検出器21で検出された受信系で生じる振幅・位相変移を相殺させる制御信号に対し、温度補正を加えて受信側振幅・位相制御器18へ送る。
これにより、受信側振幅・位相制御器18では受信系で生じる振幅・位相変移を相殺する際に、受信参照信号が通過している第1の可変減衰器13の、温度変化による振幅・位相変移分を補正した相殺を行うようになる。
【0017】
また、受信減算温度補正器6は受信側制御温度補正器4と同じ温度補正信号を受け、受信側振幅・位相制御器18で前記温度補正を受けた後の受信参照信号を第1の減算器で減算相殺できるように、受信参照信号の振幅・位相に対し、受信側振幅・位相制御器18で温度補正として受けた振幅・位相変移と同じ変移を与える補正を行っている。これにより減算すると丁度ゼロになる。
【0018】
次に、送信側温度補正信号は、送信側制御温度補正器3と送信減算温度補正器5へ送られる。
送信側制御温度補正器3は温度補正信号を受けて、第2の誤差検出器20で検出された送信系で生じる振幅・位相変移を相殺させる制御信号に対し温度補正を加えて送信側振幅・位相制御器19へ送る。
【0019】
これにより、送信側振幅・位相制御器19では送信系で生じる振幅・位相変移を相殺する際に、送信参照信号が通過する第2の可変減衰器10、第1の可変減衰器13の、温度変化による振幅・位相変移分を補正した相殺を行うようになる。
【0020】
また、送信減算温度補正器5は、送信側制御温度補正器3と同じ温度補正信号を受け、送信側振幅・位相制御器19で前記温度補正を受けた後の受信部16の出力中における送信参照信号を第2の減算器22で減算相殺できるように、送信信号の振幅・位相に対し、送信側振幅・位相制御器19で温度補正として受けた振幅・位相変移と同じ変位を与える補正を行っている。これにより減算すると丁度ゼロになる。
【0021】
次に、温度偏差補正制御器2の受信補正テーブル2−1および送信補正テーブル2−2の作成について述べる。
いずれも実測的に作成される。まず、受信補正テーブルは、アンテナ端から振幅と位相が既知の検査信号を入力し、受信系の校正動作を行わせ、受信信号出力端で出力を測定するようにしておき、検査信号のレベルと装置周辺の温度を変化させて、それぞれの場合について、受信信号出力端での振幅と位相が、予め定めた温度およびレベルのときの値となるような受信側温度補正値(信号)を求めてテーブルを作成する。
【0022】
受信部16はAGC増幅器であるから検査信号のレベルを変化させることにより受信増幅利得設定値(信号)を変化させたことになる。
第1の可変減衰器13への減衰量制御信号は、予め第1の可変減衰器の減衰量温度特性を測定しておきこれに基づいて温度対減衰量制御信号のテーブルを作成する。
【0023】
次に、送信補正テーブルは、送信信号入力端から振幅と位相が既知の検査信号を入力し、受信系と送信系の校正動作を行わせ、アンテナ端で出力を測定するようにしておき、装置周辺の温度と送信増幅利得設定値(信号)を変化させ、各場合につき、アンテナ端における出力信号の振幅と位相が予め定めた温度と送信増幅利得設定値のときの値となるような送信側温度補正値(信号)を求めてテーブルを作成する。
第2の可変減衰器への減衰量制御信号については、第1の可変減衰器の場合と同様である。
なお、図1において、送信参照信号導出部8を参照信号導入部11と送受信共用器15との間に入れても、以上述べてきた本発明の説明は全く同じである。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の無線部校正装置は、参照信号導入部(主として第1の可変減衰器)と送信参照信号導出部(主として第2の可変減衰器)が温度変化により受ける振幅および位相の変移に対し、実測的に作成された温度補正テーブルにより、各可変減衰器の減衰量に対する温度補正、受信側および送信側の各振幅・位相制御における温度補正、および第1、第2の減算器への減算相殺用の受信参照信号や送信信号の振幅・位相に対する温度補正を行うことにより、参照信号導入部や送信参照信号導出部の温度変化による影響を受けない校正を行うことが可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温度偏差補償型無線部校正装置アンテナエレメント毎の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の温度偏差補正制御器2の構成図である。
【図3】従来の校正装置の1アンテナエレメントに対応する校正装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 温度センサ
2 温度偏差補正制御器
3 送信側制御温度補正器
4 受信側制御温度補正器
5 送信減算温度補正器
6 受信減算温度補正器
7 アンテナエレメント
8 送信参照信号導出部
9 方向性結合器
10 第2の可変減衰器
11 参照信号導入部
12 方向性結合器
13 第1の可変減衰器
14 無線部ユニット
15 送受信共用器
16 受信部
17 送信部
18 受信側振幅・位相制御器
19 送信側振幅・位相制御器
20 第2の誤差検出器
21 第1の誤差検出器
22 第2の減算器
23 第1の減算器
24 遅延器

Claims (1)

  1. 下記の各手段を有することを特徴とする温度偏差補償型無線部校正装置。
    (イ)受信部の受信出力信号に対し、受信系で生ずる振幅および位相の変移を制御信号に基づいて相殺する受信側振幅・位相制御器
    (ロ)送信部へ入力する送信信号に対し、送信系で生ずる振幅および位相の変移を制御信号に基づいて予め相殺する送信側振幅・位相制御器
    (ハ)受信部と送信部をアンテナエレメントへ結合する送受信共用器からアンテナエレメントへの途中に設けられた受信参照信号および送信参照信号抽入用の方向性結合器と第1の可変減衰器からなる参照信号導入部
    (ニ)送受信共用器からアンテナエレメントへの途中に設けられた送信参照信号抽出用の方向性結合器と第2の可変減衰器とからなる送信参照信号導出部
    (ホ)受信部出力信号と前記参照信号導入部への受信参照信号とを受けて両信号間の振幅・位相変移を検出して、この変移を補正させようとする制御信号を出力する第1の誤差検出器
    (ヘ)前記受信側振幅・位相制御器の出力信号と送信部入力端の信号を受けて両信号間の振幅・位相変移を検出してこの変移を予め補正しようとする制御信号を出力する第2の誤差検出器
    (ト)前記受信側振幅・位相制御器の出力中に残存する受信参照信号を抽入前の受信参照信号で相殺除去するための第1の減算器
    (チ)前記受信側振幅・位相制御器の出力中に残存する送信参照信号を前記送信側振幅・位相制御器の入力端での送信信号で相殺除去するための第2の減算器
    (リ)前記第1の可変減衰器および第2の可変減衰器近傍の温度を検出する温度センサ
    (ヌ)前記第1の誤差検出器と受信側振幅・位相制御器の間に設けられ、第1の誤差検出器の出力する制御信号に温度補正を施して受信側振幅・位相制御器へ送る受信側制御温度補正器
    (ル)前記第2の誤差検出器と送信側振幅・位相制御器の間に設けられ、第2の誤差検出器の出力する制御信号に温度補正を施して送信側振幅・位相制御器へ送る送信側制御温度補正器
    (オ)前記第1の減算器へ入力する受信参照信号の振幅・位相に対して温度補正を施す受信減算温度補正器
    (ワ)前記第2の減算器へ入力する送信信号の振幅・位相に対して温度補正を施す送信減算温度補正器
    (カ)前記温度センサからの温度データと受信部増幅利得設定値と送信部増幅利得設定値とをパラメータとする、前記第1の可変減衰器および第2の可変減衰器の減衰量と前記受信側制御温度補正器、受信減算温度補正器、送信側制御温度補正器および送信減算温度補正器への各温度補正量をテーブルとして有し、入力された温度データと受信部増幅利得設定値と送信部増幅利得設定値に対応して、テーブルに基づき、減衰量制御信号を第1および第2の可変減衰器へ、各温度補正信号を前記各温度補正器へ送出する温度偏差補正制御器
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