JP3617408B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents
電気湯沸かし器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3617408B2 JP3617408B2 JP2000113747A JP2000113747A JP3617408B2 JP 3617408 B2 JP3617408 B2 JP 3617408B2 JP 2000113747 A JP2000113747 A JP 2000113747A JP 2000113747 A JP2000113747 A JP 2000113747A JP 3617408 B2 JP3617408 B2 JP 3617408B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- case
- water heater
- electric water
- porous body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cookers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器に収容した液体を加熱・保温し、器体外へ導出する電気湯沸かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気湯沸かし器は、図6に示すように、液体収容容器1から伸出した導出パイプ2を容器1の上方側面に設けた環流パイプ2aへ切替弁装置3を介して接続すると共に、底が多孔体11aの下ケース11bと前記下ケース11bとの接合面に多孔体12aを設置した上ケース12bとに覆われた浄化剤10を内蔵させた箱体13を、環流パイプ2aの容器1内側へ下ケース11bに設けた取付部により装着した構成により、流路17のように湯が環流パイプ2aから取付治具4を介し、上ケース12bに流れ込み、上から下へ多孔体12aと浄化剤10と多孔体11aとを通過し、ケース11bに沿って容器1内に流れ込み、容器1内水の浄化を行い、美味しい湯を得る構造をとっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電気湯沸かし器では、浄化剤10を箱体13と2つの多孔体11aおよび多孔体12aで覆う必要があった。つまり、浄化剤10を封入するために液体の流入側と流出側に多孔体がそれぞれ1個ずつ、合計2個必要であるため、部品点数が多く、組立工数も多くなり、コスト高になるといった課題があった。
【0004】
本発明は上記課題を解決するもので、安価で、組立性を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の電気湯沸かし器は、水質を改善するフィルターケースを設け、前記フィルターケースには浄化剤と、前記浄化剤を収容するカバーケースとを備え、前記カバーケースの開口部を一個の多孔体で形成されたフィルターで覆うと共に、前記フィルターの上部に流入口を、下部に流出口をそれぞれ設け、前記流入口より流入した湯が前記フィルターを通過して前記カバーケース内に入り、前記浄化剤を通過し、再び前記フィルターを通過して前記流出口から流出するようにし、前記フィルタが目詰まりを起こした時に、前記流入口より流入した湯を容器内に排出する排出口を設けた構成とする。
【0006】
これらの構成により、一個の多孔体形成されたフィルターで浄化剤内蔵ケースを構成することができ、安価でかつ組立性の向上を図るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、水質を改善するフィルターケースを設け、前記フィルターケースには浄化剤と、前記浄化剤を収容するカバーケースとを備え、前記カバーケースの開口部を1個の多孔体で形成されたフィルターで覆うと共に、前記フィルターの上部に流入口を、下部に流出口をそれぞれ設け、前記流入口より流入した湯が前記フィルターを通過して前記カバーケース内に入り、前記浄化剤を通過し、再び前記フィルターを通過して前記流出口から流出するようにし、前記フィルタが目詰まりを起こした時に、前記流入口より流入した湯を容器内に排出する排出口を設けた電気湯沸かし器とするものである。
【0008】
請求項2記載の発明は、取付ケースに仕切り板を設け、前記仕切り板の上部に流入口を設け、下部に流出口を設けた請求項1に記載の電気湯沸かし器とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、多孔体で形成したフィルターは、カバーケースと取付ケースとの間に挟持される請求項1に記載の電気湯沸かし器とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、多孔体で形成したフィルターは、取付ケースまたはフィルターケースと一体である請求項1に記載の電気湯沸かし器とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、カバーケースの浄化剤の収容部底面が傾斜している請求項1に記載の電気湯沸かし器とする。
【0012】
請求項6記載の発明は、取付ケースの流入口に液体の流れ方向に広がるハの字状の傾斜させた整流板を設けた請求項1に記載の電気湯沸かし器とする。
【0013】
そして、本発明は、水質を改善するフィルターケースを設け、前記フィルターケースには、浄化剤と前記浄化剤を収容するカバーケースとを備え、前記カバーケースの開口部を一個の多孔体で形成されたフィルターで覆い、また、取付ケースに仕切り板を設けることにより、前記多孔体で形成されたフィルターの上部に液体流入口を設け、下部には液体流入口を設けた構成としたので、安価でかつ組立性の向上を図ることができる。
【0014】
また、浄化剤を内蔵するための多孔体で形成されたフィルターの孔が水垢やゴミで目づまりしても、切替弁装置などに水圧が掛かることが防止でき、水漏れが発生することを防止することができる。
【0015】
また、本発明は、多孔体で形成されたフィルターがカバーケースと取付ケースとの間に挟持される構成とするもので、前記多孔体をカバーケースまたは取付ケースのいずれか一方に接合する必要がなく、組立性の向上を具現化する事ができる。
【0016】
さらには、多孔体で形成されたフィルターを取付ケースまたはフィルターケースと一体とすることで、部品を一体となり、前記多孔体で形成されたフィルターをカバーケースまたは取付ケースに接合する必要がなく、部品点数と組立工数を少なくすることができ、安価でかつ組立性の向上を図ることができる。
【0017】
また、本発明はカバーケースの底面が傾斜させており、液体が通過する部分に効率的に浄化剤を設置し、浄化剤を効率的に用いることにより、浄化剤の充填量を低減することができる。
【0018】
また、取付ケースの流入口に液体の流れに対して傾斜した整流板を設け、環流パイプから出た水流は、この整流板に当って広がり、カバーケース内の浄化剤の隅々に効率的に水を供給することができるため、効率的な浄水ができるとともに浄化剤の劣化も均一となって、全体としての寿命を延ばすことができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図1〜5を参照しながら説明する。図1に示すように、底にヒーターを配設した液体収容容器1の底より導出した導出パイプ2は切替弁装置3を介して、一方は容器1の上方の側面につながる環流パイプ2aへ接続するとともに、他方はパイプ5を通じて外部へ放出する吐出パイプへとつながっている。
【0020】
そして、取付治具4が容器1内側に位置し、前記取付治具4により容器1と環流パイプ2aとは結合されている。
【0021】
また、粒状の活性炭などから成る浄化剤10をカバーケース7に内蔵し、前記カバーケースの開口部に、接合面に多孔体で形成されたフィルター6を設置した取付ケース8を、ネジまたは熱溶着といった方法により接合し、浄化剤10を内蔵したフィルターケース9を形成している。
【0022】
図2は、多孔体で形成されたフィルター6を、取付ケース8に一体に形成した別の構成を示すものである。
また、浄化剤10は、液体を浄化する作用があれば取付けケース8の多孔体で形成されたフィルターの穴径よりも大きい球状活性炭のようなものでもよい。
【0023】
図3は、環流パイプ2aおよび取付治具4に取付ケース8を装着したときに形成される流路15を示しており、前記取付ケース8の仕切り板8cより上部の流入口8aに流入した湯が、多孔体で形成されたフィルター6を通過し、カバーケース7内に入り、前記カバーケース7に内蔵された浄化剤10を通過し、再び前記フィルター6を通過し、前記取付ケース8の前記仕切り板8cより下部に設けられた流出口8bより容器1内へ流入する湯の経路を示したものである。
【0024】
図4は、環流パイプ2aおよび取付治具4に取付ケース8を装着したときに形成される流路15を示しており、環流パイプ4からの水流の噴出方向を意図的に変えることができる整流板9を、前記取付ケース8のフィルター6に至るまでに流路を拡大する方向(ハの字型)に設置されている。
【0025】
切替弁装置3は、電気的に制御されていて、必要な時間だけ導出パイプ2から押し出された湯が、環流パイプ2a側へ流される。これ以外のときは、外部からの操作に応じてパイプ5側へ流れ、容器1内の湯を取り出すことができるものである。
【0026】
そして、環流パイプ2aへ導かれた湯は、整流板9により流路を左右に拡大されて、取付ケース8のフィルター6を介して浄化剤10へ均一に散らされる。
【0027】
このように、浄化剤10に均等に湯を供給することで、効率的な浄化を行い、かつ、浄化剤10の部分劣化を防止し、延いては全体として長く循環浄水が行ことができる。
【0028】
また、長時間循環浄水を行っていると、水垢やゴミの付着により、フィルター6の孔が目詰まりを起こして、水流が阻止される場合があるが、整流板9により左右に流路を変えられた水は、排出口14から容器1内へ排出され、切替弁装置3などの内部装置に過大な圧力が掛からないため、故障などの不具合を防止することもできる。
【0029】
図5は、カバーケース7の底面を傾斜させたもので、傾斜部に浄化剤10集中させて配置するために、効率的な浄化作用を行うことができる。
【0030】
【発明の効果】
以上の実施例の説明より明らかなように、本発明によれば、一個の多孔体形成されたフィルターで浄化剤内蔵ケースを構成することができ、安価でかつ組立性の向上を図ることができる電気湯沸かし器を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気湯沸かし器における浄化フィルター装置を示す要部断面図
【図2】本発明の別の形態を示す電気湯沸かし器の浄化フィルター装置を示す要部断面図
【図3】本発明の電気湯沸かし器における浄化フィルター装置に供給される水の流路を示す断面図
【図4】本発明の電気湯沸かし器における浄化フィルター装置に供給される水の流路を示す平面断面図
【図5】本発明の電気湯沸かし器におけるカバーケースの底面が傾斜している浄化フィルター装置を示す断面図
【図6】従来例の電気湯沸かし器の浄化フィルター装置を示す主要断面図
【符号の説明】
1 容器
2 導出パイプ
2a 環流パイプ
3 切替弁装置
4 取付治具
5 パイプ
6 フィルター
7 カバーケース
8 取付ケース
8a 流入口
8b 流出口
9 整流板
10 浄化剤
11a 多孔体で形成されたフィルター
11b 下ケース
12a 多孔体
12b 上ケース
13 箱体
14 排出口
15 流路
Claims (6)
- 水質を改善するフィルターケースを設け、前記フィルターケースには浄化剤と、前記浄化剤を収容するカバーケースとを備え、前記カバーケースの開口部を一個の多孔体で形成したフィルターで覆うと共に、前記フィルターの上部に流入口を、下部に流出口をそれぞれ設け、前記流入口より流入した湯が前記フィルターを通過して前記カバーケース内に入り、前記浄化剤を通過し、再び前記フィルターを通過して前記流出口から流出するようにし、前記フィルタが目詰まりを起こした時に、前記流入口より流入した湯を容器内に排出する排出口を設けた電気湯沸かし器。
- 取付ケースに仕切り板を設け、前記仕切り板の上部に流入口を設け、下部に流出口を設けた請求項1に記載の電気湯沸かし器。
- 多孔体で形成したフィルターは、カバーケースと取付ケースとの間に挟持される請求項1に記載の電気湯沸かし器。
- 多孔体で形成したフィルターは、取付ケースまたはフィルターケースと一体である請求項1に記載の電気湯沸かし器。
- カバーケースの浄化剤の収容部底面が傾斜している請求項1に記載の電気湯沸かし器。
- 取付ケースの流入口に液体の流れ方向に広がるハの字状の傾斜させた整流板を設けた請求項1に記載の電気湯沸かし器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000113747A JP3617408B2 (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | 電気湯沸かし器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000113747A JP3617408B2 (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | 電気湯沸かし器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001292903A JP2001292903A (ja) | 2001-10-23 |
JP3617408B2 true JP3617408B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=18625664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000113747A Expired - Fee Related JP3617408B2 (ja) | 2000-04-14 | 2000-04-14 | 電気湯沸かし器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3617408B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003090591A1 (fr) * | 2002-04-26 | 2003-11-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Chauffe-eau electrique |
-
2000
- 2000-04-14 JP JP2000113747A patent/JP3617408B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001292903A (ja) | 2001-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4849396B2 (ja) | オイルフィルタユニット | |
US6723149B2 (en) | Separator for liquids comprising a separating cartridge, particularly for separating oil from crankcase gases | |
BRPI0413043B1 (pt) | Elemento de filtro e conjunto de filtro para elemento de filtro. | |
JP2007275786A (ja) | 燃料フィルタ | |
JP3719730B2 (ja) | 燃料フィルタ組立体 | |
KR20060039011A (ko) | 연료 필터 | |
JP3617408B2 (ja) | 電気湯沸かし器 | |
US20070227108A1 (en) | Hydrocarbon filter, frame for fixing hydrocarbon filter, and air cleaner | |
SK5212002A3 (en) | Diesel fuel filter with interchangeable cartridge | |
KR100614894B1 (ko) | 정수 카트리지 | |
US20200206663A1 (en) | Liquid filter and tank filter system including a liquid filter | |
JP3669470B2 (ja) | エアクリーナ | |
JP7150489B2 (ja) | フラットフィルタエレメント | |
KR100736410B1 (ko) | 자동차 캐니스터의 에어 드레인장치 | |
JPH02191862A (ja) | 自動車用燃料供給装置 | |
KR200424252Y1 (ko) | 자동차 캐니스터의 에어 드레인장치 | |
JP4195756B2 (ja) | フィルタエレメント | |
JP3876524B2 (ja) | 電気湯沸かし器 | |
CN221705796U (zh) | 一种过滤器装置及热水器 | |
JP4395888B2 (ja) | エアクリーナ | |
JP3113092U (ja) | 加湿器の水桶栓,加湿器の水桶栓における中孔型フィルター組立体 | |
JP4072494B2 (ja) | エアクリーナ | |
JPH1147518A (ja) | 浴水浄化ユニット | |
JPH11253935A (ja) | 浄水器 | |
JP3405577B2 (ja) | 浄水カートリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040302 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040615 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040805 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041019 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041101 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071119 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121119 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |