JP4195756B2 - フィルタエレメント - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車等の車両に用いられる燃料フィルタのフィルタエレメントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、燃料中の異物を除去する燃料フィルタ用フィルタエレメントは、蛇腹折りした濾過材の折りピッチが均一間隔で構成されているものが知られている(例えば、特開平11-82212号公報参照)。しかしながら、実際には以下に説明する技術課題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、上述した従来のフィルタエレメントは、蛇腹折りした濾過材の折りピッチが均一間隔で構成されているので、燃料フィルタのフィルタエレメントへ流入する入口近傍の流量が多くフィルタエレメントを通過する濾過速度が速くなる反面、入口から離れてフィルタエレメントから流出する出口近傍の流量が少なく濾過速度が遅くなっていた。
【0004】
このため、フィルタエレメントの濾過流速の速い箇所では濾過材と燃料との通過接触によって発生する静電気の電圧が高くなり、燃料フィルタ本体、燃料、配管系統に帯電して燃料系の劣化を早めたり、タンク内で火花放電が発生し、タンク及び燃料フィルタ本体の寿命を縮める原因となっていた。
【0005】
この発明は、以上の問題点を解決するものであって、フィルタエレメントを通過する濾過速度がほぼ一定となって、局所的な静電気の発生を防止することができるフィルタエレメントを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明は、蛇腹折りした濾過材を保持部材によって保持したフィルタエレメントを具備する燃料フィルタにおいて、前記フィルタエレメントへ流入する入口近傍の濾過材の折りピッチ間隔を密にする一方、フィルタエレメントから流出する出口近傍の折りピッチ間隔を粗くしたことを特徴とする。
【0007】
以上の構成によれば、燃料フィルタのフィルタエレメントへ流入する入口近傍の濾過材の折りピッチ間隔を密に(細かく)し、フィルタエレメントから流出する出口近傍の折りピッチ間隔を粗くしたので、フィルタエレメントへ流入する入口近傍の濾過材の通過抵抗が高くなり、フィルタエレメントから流出する出口近傍の抵抗が低くなるので、フィルタエレメントの濾過材を通過する濾過速度がほぼ一定となって、局所的な静電気の発生を防止できるフィルタエレメントを提供することができた。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。図1はこの発明に係る燃料フィルタの一部を切り欠いた斜視図である。同図に示されているように、燃料フィルタ1は、フィルタエレメント2と、このフィルタエレメント2を収納するため、ケース3、並びに、入口孔4及び出口孔5を有するカバー6から構成されるフィルタケースとにより構成されている。
【0009】
フィルタエレメント2は、断面がC字形に形成されてなり、非導電性樹脂等の非導電性材料によって形成された保持部材により保持されて蛇腹状に折られた濾過材7を備え、該濾過材7はカバー6からフィルタエレメント2へ流入する入口孔4近傍の折りピッチ間隔を密に(細かく)し、フィルタエレメント2からカバー6へ流出する出口孔5近傍の折りピッチ間隔を粗くして構成されている。
【0010】
ケース3は、導電性樹脂あるいは非導電性樹脂によって断面がD型に形成され、カバー6は、導電性樹脂あるいは非導電性樹脂によって断面がC型に形成されている。
【0011】
フィルタエレメント2の保持部材の側面部、上面部、底面部がケース5及びカバー6は、フィルタケースにシールドされて取り付けられている。これにより、フィルタケース内にはフィルタエレメント2の内周側及び外周側とケース5との間に燃料流入室及び燃料流出室が形成されている。本実施の形態では、フィルタエレメント2の外周側に入口孔4から燃料が流入する燃料流入室が形成され、フィルタエレメント2の内周側に燃料が出口孔5を経て流出する燃料流出室が形成されている。また、ケース3には、燃料ポンプ挿入部8が形成されているとともに、燃料ポンプ挿入部8に挿入された燃料ポンプの吐出口が取り付けられる流入側取付孔が形成されている。
【0012】
フィルタエレメント2の構成を図2,3により詳述する。図2はフィルタエレメントの斜視図、図3は図2のA−A視断面図である。フィルタエレメント2は、保持部材と、保持部材により保持されて蛇腹状に折られた濾過材7とにより構成されており、図3によく現れているように、入口孔4側ないしその近傍の折りピッチが細かく密になっているのに対し、出口孔5側ないしその近傍の折りピッチが粗くなっている。
【0013】
保持部材は、非導電性樹脂等の非導電性材料により形成され、側面部9、上面部10、底面部11、内周面部12を有している。側面部9には、フィルタエレメント2をケース3の収納部13に位置決めするための係合部14が形成されているとともに、シールド用の側面側突起リブ15が形成されている。また、上面部10には、シールド用の上面側突起リブ16が上面部10にオフセットされて形成されており、底面部11には底面側突起リブ(図示せず)が形成されている。なお、内周面部12は燃料が通過可能に構成されている。この内面部12は省略することもできる。
【0014】
静電気の発生量は、燃料が濾過材7を通過する速度及び燃料と濾過材7との接触時間によって変化する。このため、濾過材7の折りピッチが均一の場合は、入口孔4近傍の濾過速度が速くなり濾過材7全体を不均一に燃料が通過し静電気の発生に好ましくない。そこで、本実施の形態のように、入口孔4近傍の折りピッチを細かく、出口孔5近傍の折りピッチを粗くすることによって、濾過材7全体を均一に燃料が通過するようにして静電気の発生量を減少させることができる。
【0015】
ケース3の構成を図4により詳述する。図4はケースの一部断面図斜視図である。ケース3の本体部17にはフィルタエレメント2を収納する収納部13が形成されている。この収納部13には、挿入ガイド18、内側面側突起リブ19、及び内低面側突起リブ20が形成されている。挿入ガイド18は、フィルタエレメント2を収納部13に収納する際に、フィルタエレメント2の係合部14をガイドして収納部13内の所定位置に位置決めするためのものである。内側面側突起リブ19及び内低面側突起リブ20は、収納部13にフィルタエレメント2が位置決めされたときに、フィルタエレメント2の側面側突起リブ15及び底面側突起リブと当接する位置に形成されている。係合部14と挿入ガイド18によって、フィルタエレメント2をフィルタケース内に位置決めして収納する位置決め部が構成されている。さらに、本体部17には、燃料ポンプ挿入部8が形成されているとともに、燃料ポンプ挿入部8に挿入された燃料ポンプの吐出口が取り付けられる流入側取付孔21が形成されている。
【0016】
カバー6の構成を図5により詳述する。図5(a)はカバーの斜視図、図5(b)はカバーの底面図である。カバー6の本体部22には、フィルタエレメント2の外周側と本体部17との間に形成された燃料流入室に連通する入口孔4、フィルタエレメント2の内周側と本体部17との間に形成された燃料流出室に連通する出口孔5が形成されている。また、入口孔4と流入側取付孔21とを連通する通路23が形成されている。また、出口孔5と連通され、燃料供給パイプやプレッシャーレギュレータが取り付けられる流出側取付孔24が形成されている。さらに、本体部22の底面には、シールド用の内上面側突起リブ25が形成されている。本体部22の底面には、収納部13の開口をシールドする外周側突起リブ26も形成されている。
【0017】
以上の構成において、燃料ポンプから吐出された燃料はカバー6の通路23を通過して入口孔4からフィルタエレメント2の外周側と本体部17との間に形成された燃料流入室に入り、フィルタエレメント2の濾過材7で濾過され清浄となった燃料はフィルタエレメント2の内周側と本体部17との間に形成された燃料燃料流出室から出口孔5を経て流出側取付孔24へ流出する。この際、濾過材7の折り方を、入口孔4近傍の折りピッチを細かく、出口孔5近傍の折りピッチを粗くして濾過材7全体を均一に燃料が通過するようにして静電気の発生量を減少したものである。
【0018】
【発明の効果】
以上の構成によれば、フィルタエレメントの濾過材を入口孔近傍の折りピッチが密にし、出口孔近傍の折りピッチを粗くしたので、濾過材全体を均一に燃料が通過するため静電気の発生量を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による燃料フィルタの一部を切り欠いた斜視図である。
【図2】この発明によるフィルタエレメントの斜視図である。
【図3】この発明による図2のA-A視断面図である。
【図4】この発明によるケースの一部を切り欠いた斜視図である。
【図5】(a)カバー斜視図である。
(b) カバーの底面図である。
【符号の説明】
2 フィルタエレメント
3 ケース
4 入口孔
5 出口孔
6 カバー

Claims (1)

  1. 蛇腹折りした濾過材を保持部材によって保持したフィルタエレメントを具備する燃料フィルタにおいて、
    前記フィルタエレメントへ流入する入口近傍の濾過材の折りピッチ間隔を密にする一方、フィルタエレメントから流出する出口近傍の折りピッチ間隔を粗くしたことを特徴とするフィルタエレメント。
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