JP3616843B2 - 自動車用ヘッドライトのすれ違い灯の測定装置 - Google Patents
自動車用ヘッドライトのすれ違い灯の測定装置 Download PDFInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、すれ違い灯のエルボー点の左右のずれを測定して、これを修正できる様にすることを目的とした自動車用ヘッドライトのすれ違い灯の測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来ヘッドライトテスタは、すれ違い灯に関し、カットラインのみを測定していた(実公平7−43632号)。
【0003】
【発明により解決すべき課題】
前記従来のテスタによれば、各種方式によってカットラインを測定していたので、すれ違い灯のカットラインはほぼ正確に修正されていた。然し乍ら対向車のすれ違い灯のカットラインが正しく配光されるようになっていても、エルボー点に左右のずれがあると、ずれ量だけカットラインから外れることになって、対向車の位置によっては、眩しさを防止できない問題点があった。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
然るにこの発明は、すれ違い灯のカットラインのエルボー点を測定し、そのずれ量を算出できるようにしたので、前記従来の問題点を解消することに成功したのである。
【0005】
即ちこの発明は、ヘッドライトから前方10m先の配光と近似の配光を再現できるフレーネルレンズと、前記の配光を反射できる反射板と、反射板の反射光を投映するスクリーン板よりなる装置において、スクリーン板上に測定の基準となるように水平基線を設け、該水平基線に対し直角なすれ違い灯のカットラインの測定センサを設けると共に、前記水平基線を跨ぐように、35度〜55度の角度で、エルボー点の測定センサを設けたことを特徴とする自動車用ヘッドライトのすれ違い灯の測定装置である。
【0006】
この発明におけるエルボー点の測定と、これに基づく光軸の修正は、スクリーン板又は、反射板の何れか一方の移動で行うことができる。即ちスクリーン板に基点及び左右の目盛りを施しておけば、エルボー点を基点に合せるまでのスクリーン板の移動量又は反射板の修正角度量を算出することによってすれ違い灯の取付け位置の修正量をきめることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明は、フレーネルレンズの透過光線を反射板により、反射してスクリーン板へ投映し、その映像からカットラインのエルボー点を基準点(0点)と合せることにより、エルボー点の左右のずれを測定することができる。
【0008】
【実施例】
この発明の実施例を図に基づいて説明する。図1において自動車のヘッドライトのすれ違い灯1の投射光線を、フレーネルレンズ2に受けて集光し、これを反射板3に反射させて、スクリーン板4には、エルボー点センサ5a、5b、5cが水平線6に対して45度で中心点にセンサ5bを配し、各センサは若干の相互間隔をとっている。また水平線6上には、これと直角(垂直)に水平カットセンサ7a、7b、7cが相互に近接して配設してある。図中8a、8b、9a、9bは走行灯測定用センサである。前記エルボー点センサ5a、5b、5cの水平線に対する配置角度は、35度〜55度が実用的に好ましい。何故ならば、図3(a)、(b)のようなカットライン例に対しても正しく反応するからである。
【0009】
前記実施例において、スクリーン板4上のエルボー点センサ5a、5b、5cによって、エルボー点が0点に合致するようにスクリーン板4を移動し、その移動量を測定し、その数値に基づき、すれ違い灯1の位置を修正することができる。
【0010】
前記実施例において、スクリーン板4を移動したが、反射板3の角度を変えて、スクリーン板4上の配光を合せ、反射板3の変更量を読めば、その変化を算定してすれ違い灯1の位置を修正することができる。
【0011】
前記実施例において、図3(a)のようにカットライン10が鈍角状折線の場合には、水平カットセンサ7a、7b、7cにより水平線11の位置を測定し、エルボー点センサ5a、5b、5cで水平線11と、斜線12の交叉点(エルボー点)のずれを測定する。
【0012】
図3(b)において、カットライン13の水平線14は水平カットセンサ7a、7b、7cにより測定し、垂直線15と水平線14との交叉点0はエルボー点センサ5a、5b、5cで測定する。
【0013】
図4はスクリーン板4の一例である。スクリーン板4の上部にヘッドライトの正対を示すスクリーン16を有し、下部にカットラインの配光を示すスクリーン17がある。スクリーン17には、縦横の目盛り18、19があって、中心点0があるので、エルボー点が中心点0に対し、左右へどの位ずれているかを測定することができる。図5、6中20はヘッドライトスクリーン(走行)、4aはスクリーン板4の匣体、21は支柱、22は昇降用のハンドルである。
【0014】
【発明の効果】
この発明は、スクリーン板上へ、すれ違い灯のカットラインのエルボー点を測定するセンサをスクリーン板の水平基線に対し35度〜55度の角度に配置したので、エルボー点と0点との偏向距離を正確に算定し、その測定値によってすれ違い灯の位置を正確に修正することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のヘッドライト光の反射及びスクリーン板の関係を示す概念図。
【図2】同じく各センサの配置を示す図。
【図3】(a)同じくカットラインの例示図。
(b)同じく他のカットラインの例示図。
【図4】同じくスクリーン板の例示拡大図。
【図5】同じくヘッドライトテスタの一部を省略した例示正面図。
【図6】同じく一部を省略した側面図。
【符号の説明】
1 すれ違い灯
2 フレーネルレンズ
3 反射板
4 スクリーン板
5a、5b、5c エルボー点センサ
6 水平線
7a、7b、7c 水平カットセンサ
8、9 走行灯測定用センサ
10、13 カットライン
11、14 水平線
12 斜線
15 垂直線
16、17 スクリーン
18、19 目盛り
20 ヘッドライトスクリーン
21 支柱
22 ハンドル
【発明の属する技術分野】
この発明は、すれ違い灯のエルボー点の左右のずれを測定して、これを修正できる様にすることを目的とした自動車用ヘッドライトのすれ違い灯の測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来ヘッドライトテスタは、すれ違い灯に関し、カットラインのみを測定していた(実公平7−43632号)。
【0003】
【発明により解決すべき課題】
前記従来のテスタによれば、各種方式によってカットラインを測定していたので、すれ違い灯のカットラインはほぼ正確に修正されていた。然し乍ら対向車のすれ違い灯のカットラインが正しく配光されるようになっていても、エルボー点に左右のずれがあると、ずれ量だけカットラインから外れることになって、対向車の位置によっては、眩しさを防止できない問題点があった。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
然るにこの発明は、すれ違い灯のカットラインのエルボー点を測定し、そのずれ量を算出できるようにしたので、前記従来の問題点を解消することに成功したのである。
【0005】
即ちこの発明は、ヘッドライトから前方10m先の配光と近似の配光を再現できるフレーネルレンズと、前記の配光を反射できる反射板と、反射板の反射光を投映するスクリーン板よりなる装置において、スクリーン板上に測定の基準となるように水平基線を設け、該水平基線に対し直角なすれ違い灯のカットラインの測定センサを設けると共に、前記水平基線を跨ぐように、35度〜55度の角度で、エルボー点の測定センサを設けたことを特徴とする自動車用ヘッドライトのすれ違い灯の測定装置である。
【0006】
この発明におけるエルボー点の測定と、これに基づく光軸の修正は、スクリーン板又は、反射板の何れか一方の移動で行うことができる。即ちスクリーン板に基点及び左右の目盛りを施しておけば、エルボー点を基点に合せるまでのスクリーン板の移動量又は反射板の修正角度量を算出することによってすれ違い灯の取付け位置の修正量をきめることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明は、フレーネルレンズの透過光線を反射板により、反射してスクリーン板へ投映し、その映像からカットラインのエルボー点を基準点(0点)と合せることにより、エルボー点の左右のずれを測定することができる。
【0008】
【実施例】
この発明の実施例を図に基づいて説明する。図1において自動車のヘッドライトのすれ違い灯1の投射光線を、フレーネルレンズ2に受けて集光し、これを反射板3に反射させて、スクリーン板4には、エルボー点センサ5a、5b、5cが水平線6に対して45度で中心点にセンサ5bを配し、各センサは若干の相互間隔をとっている。また水平線6上には、これと直角(垂直)に水平カットセンサ7a、7b、7cが相互に近接して配設してある。図中8a、8b、9a、9bは走行灯測定用センサである。前記エルボー点センサ5a、5b、5cの水平線に対する配置角度は、35度〜55度が実用的に好ましい。何故ならば、図3(a)、(b)のようなカットライン例に対しても正しく反応するからである。
【0009】
前記実施例において、スクリーン板4上のエルボー点センサ5a、5b、5cによって、エルボー点が0点に合致するようにスクリーン板4を移動し、その移動量を測定し、その数値に基づき、すれ違い灯1の位置を修正することができる。
【0010】
前記実施例において、スクリーン板4を移動したが、反射板3の角度を変えて、スクリーン板4上の配光を合せ、反射板3の変更量を読めば、その変化を算定してすれ違い灯1の位置を修正することができる。
【0011】
前記実施例において、図3(a)のようにカットライン10が鈍角状折線の場合には、水平カットセンサ7a、7b、7cにより水平線11の位置を測定し、エルボー点センサ5a、5b、5cで水平線11と、斜線12の交叉点(エルボー点)のずれを測定する。
【0012】
図3(b)において、カットライン13の水平線14は水平カットセンサ7a、7b、7cにより測定し、垂直線15と水平線14との交叉点0はエルボー点センサ5a、5b、5cで測定する。
【0013】
図4はスクリーン板4の一例である。スクリーン板4の上部にヘッドライトの正対を示すスクリーン16を有し、下部にカットラインの配光を示すスクリーン17がある。スクリーン17には、縦横の目盛り18、19があって、中心点0があるので、エルボー点が中心点0に対し、左右へどの位ずれているかを測定することができる。図5、6中20はヘッドライトスクリーン(走行)、4aはスクリーン板4の匣体、21は支柱、22は昇降用のハンドルである。
【0014】
【発明の効果】
この発明は、スクリーン板上へ、すれ違い灯のカットラインのエルボー点を測定するセンサをスクリーン板の水平基線に対し35度〜55度の角度に配置したので、エルボー点と0点との偏向距離を正確に算定し、その測定値によってすれ違い灯の位置を正確に修正することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のヘッドライト光の反射及びスクリーン板の関係を示す概念図。
【図2】同じく各センサの配置を示す図。
【図3】(a)同じくカットラインの例示図。
(b)同じく他のカットラインの例示図。
【図4】同じくスクリーン板の例示拡大図。
【図5】同じくヘッドライトテスタの一部を省略した例示正面図。
【図6】同じく一部を省略した側面図。
【符号の説明】
1 すれ違い灯
2 フレーネルレンズ
3 反射板
4 スクリーン板
5a、5b、5c エルボー点センサ
6 水平線
7a、7b、7c 水平カットセンサ
8、9 走行灯測定用センサ
10、13 カットライン
11、14 水平線
12 斜線
15 垂直線
16、17 スクリーン
18、19 目盛り
20 ヘッドライトスクリーン
21 支柱
22 ハンドル
Claims (1)
- ヘッドライトから前方10m先の配光と近似の配光を再現できるフレーネルレンズと、前記の配光を反射できる反射板と、反射板の反射光を投映するスクリーン板よりなる装置において、スクリーン板上に測定の基準となるように水平基線を設け、該水平基線に対し直角なすれ違い灯のカットラインの測定センサを設けると共に、前記水平基線を跨ぐように、35度〜55度の角度で、エルボー点の測定センサを設けたことを特徴とする自動車用ヘッドライトのすれ違い灯の測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13209198A JP3616843B2 (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 自動車用ヘッドライトのすれ違い灯の測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13209198A JP3616843B2 (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 自動車用ヘッドライトのすれ違い灯の測定装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19102896A Division JP3312236B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 自動車用ヘッドライトのすれ違い灯の測定方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10281935A JPH10281935A (ja) | 1998-10-23 |
JP3616843B2 true JP3616843B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=15073287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13209198A Expired - Fee Related JP3616843B2 (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 自動車用ヘッドライトのすれ違い灯の測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3616843B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4528543B2 (ja) * | 2004-03-12 | 2010-08-18 | 渡辺電機工業株式会社 | ヘッドライトテスターの照射方向検出装置 |
-
1998
- 1998-05-14 JP JP13209198A patent/JP3616843B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10281935A (ja) | 1998-10-23 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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