JP3616738B2 - 汚泥乾燥装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、例えば浄水場や下水処理場、あるいは工場などで発生する汚泥を乾燥させるための汚泥乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
水中から汲み上げられた汚泥は、含水率が95〜97%もあり、その高含水率のままでは次の処理が行えないので、高含水汚泥は乾燥(あるいは脱水)させる必要がある。従来から、汚泥乾燥方法として、汚泥を天日で自然乾燥させる方法と、汚泥を機械的に圧縮濾過する方法とがある。
【0003】
従来の天日乾燥による汚泥乾燥方法は、一般にコンクリートプールの底に砂を敷き詰め、この敷砂の上に汲み上げた汚泥を載せて天日乾燥させるようにしている。尚、汚泥中の水は、敷砂の空間を透過してプール底から外に流れ出すとともに、空気に接触する汚泥上面から水蒸気となって徐々に蒸発する。
【0004】
ところで、このような従来の天日による汚泥乾燥方法では、プール中で乾燥させる汚泥はその上面しか空気に接触していないので、蒸発による乾燥効率が非常に悪い。因に、プール内において例えば厚さ50cm程度の汚泥を天日乾燥させる場合には、季節によって長短があるが1回当たり年平均で5〜6ケ月もかかり、しかも汚泥の厚さが厚いと最終含水率が50%程度までしか乾燥できない。
【0005】
又、このように、汚泥をプール内に入れて天日乾燥させる方法では、単位面積当たりの汚泥量を多くする(厚さを厚くする)と、汚泥中心部まで乾燥させる日数が加速度的に多く必要であり、汚泥乾燥場所の回転効率が悪くなる(単位面積当たりの汚泥乾燥処理量が少ない)。従って、従来の天日乾燥方法では、順次発生する量の汚泥を乾燥処理するためにそれに見合う広面積の処理場所を確保する必要があった。
【0006】
他方、汚泥を機械的に圧縮濾過する方法では、機械設備が大掛かりとなり、且つ濾過材に高圧力がかかるのでその濾過材の耐久期間が短くなるので、汚泥一単位当たりの乾燥処理コストが高価であるという問題がある。
【0007】
本願発明は、汚泥を天日乾燥させる際に、汚泥中の水分の蒸発を促進させて時間当たりの乾燥効率を向上させ得るようにした汚泥乾燥装置を提供することを第1の目的とし、小さい敷地面積で時間当たりの汚泥乾燥処理量を多くできるようにした汚泥乾燥装置を提供することを第2の目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。
[本願請求項1の発明]
本願請求項1の発明は、天日乾燥による汚泥乾燥装置を対象にしている。そして、請求項1の汚泥乾燥装置では、砂の通過を阻止し且つ水及び空気の通過を許容する濾布を敷いた濾過容器であって、この濾過容器内に汚泥を収容し、その汚泥入り濾過容器を地面から離間させて汚泥中の水を濾布を通して自然滴下させた後、汚泥中の残余の水分を大気に開放された上面側及び濾布の接触面からそれぞれ蒸発させながら天日乾燥させる濾過容器と、前記濾過容器が載置可能な複数の棚を上下に間隔をもって重合配置させた乾燥棟と、前記乾燥棟の左右各端部に配置され、前記濾過容器を載せるための載せ台を備えるとともに、前記濾過容器を各段の棚の高さまで昇降させるリフター装置と、前記各載せ台に設けられ、前記濾過容器を各棚に出し入れするための給排装置とを備え、前記汚泥入り濾過容器を、前記複数の棚の下段棚側から上段棚側へ前記リフター装置により順次移動させながら天日乾燥させるようにする。
【0009】
この請求項1の汚泥乾燥装置で使用される濾過容器は、特に限定するものではないが、例えば2m×3〜4m程度の面積で高さが20〜30cm程度の比較的薄型のものがよい。そして、この濾過容器内には、汚泥を例えば10〜20cmの範囲で充填する。
【0010】
汚泥入り濾過容器は、地面から離間させた状態で自然乾燥させるが、水中から汲み出した汚泥を濾過容器内に充填した当初は、汚泥中の水が濾過容器の濾布を通して下方に滴下する。尚、濾過容器内の汚泥厚さが10〜20cm程度であれば、2〜3日程度で水の滴下が終了する。そして、その後は汚泥の上面からだけでなく、濾布の側周面及び底面からも汚泥中の水分が蒸発するようになる。即ち、本願請求項1の汚泥乾燥装置では、水の滴下終了後は汚泥における外気に接触する面積(水分の蒸発面積)が大幅に広くなり、汚泥中の水分の蒸発効率(乾燥効率)が良好となる。
【0011】
この請求項1の汚泥乾燥装置では、棚を2段以上重合配置させた乾燥棟を使用する。又、この請求項1の場合は、汚泥入り濾過容器を下段棚から順次上段棚側へ移動させるのにリフター装置を使用する。そして、水中から汲み出したばかりの高含水の汚泥入り濾過容器は、最下段の棚上に載せてそこで数日間水切りをし、水の滴下が終わったものを順次上段側の棚上に移動させていく。尚、各棚が満杯状態では、最上段の乾燥済みの汚泥入り濾過容器を棚から除去した後、次段の汚泥入り濾過容器を上段棚に載せ変えていけばよい。
【0012】
この請求項1の発明の汚泥乾燥装置では、上下に重合する複数の棚上でそれぞれ汚泥入り濾過容器を乾燥させるようにしているので、単位敷地面積当たりの汚泥乾燥処理量が多くなり、敷地を有効利用できる。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】
図1〜図6を参照して本願実施形態の汚泥乾燥装置を説明すると、図1及び図2には参考例1が示され、図3及び図4には本願発明の第1実施形態(請求項1に対応する)が示され、図5及び図6には参考例2が示されている。
[参考例1]
参考例1の汚泥乾燥方法は、例えば図1に示すような濾過容器10を使用して行う。この濾過容器10は、細鉄筋を四角形の浅皿状に組付けて形成した受け籠11と、その受け籠11内に収容される浅皿容器形の濾布12とで構成されている。尚、濾過容器10の大きさ及び形状は、特に限定するものではないが、図1及び図2に示す実施形態では、2m×3m程度の面積を有する四角形で高さが20cm程度の大きさのものを使用している。
【0016】
濾布12は、砂の通過を阻止する一方、液体及び空気の通過を許容するようなメッシュ状の濾材で形成されている。受け籠11は、濾布12の保形性を確保するためのものであり、濾布12が受け籠11内に過不足なく収まるようになっている。
【0017】
図2に示す参考例1の汚泥乾燥方法は、次のようにして行う。まず、図1に示す受け籠11内に濾布12を組付けで濾過容器10を構成しておき、その濾過容器10内に所定量(例えば15cm程度の厚さ)の汚泥Aを収容する。次に、その汚泥入り濾過容器1を棚13上に載せて地面から離間させる。すると、初期段階では、汚泥A中の水が符号Wで示すように濾布12を通して自然滴下するが、例えば汚泥Aの厚さが10〜15cm程度であれば、2〜3日程度で水Wの滴下が停止する。そして、その後は、汚泥A中の残余の水分を、それぞれ符号Sで示すように大気に開放された上面側及び濾布接触面(側周面及び下面)から蒸発させながら天日乾燥させる。
【0018】
従って、参考例1の汚泥乾燥方法によれば、汚泥を天日乾燥させるのに、汚泥Aを濾過容器10に入れて乾燥させるようにしているので、汚泥Aが外気に接触する面積(水分の蒸発面積)が大幅に広くなり、汚泥中の水分の蒸発効率が良好となる(乾燥時間が短縮される)。
【0019】
尚、汚泥Aを濾過容器10内に15cm程度の厚さで収容した場合の実験では、4〜5日程度経過したときに乾燥汚泥Aに亀裂が発生し始め、外気に接触する面積が一層広くなって蒸発作用がさらに促進された。そして、1カ月後には汚泥Aの含水率が23.6%になった。ところで、汚泥Aがここまで乾燥すると、粉砕すれば汚泥成分がパウダー状になる。従って、この乾燥汚泥を例えばレンガの原料として使用するときには、他の材料との混和性が良好となる。
[第1実施形態]
図3及び図4に示す第1実施形態の汚泥乾燥装置は、上記参考例1に記載した汚泥入り濾過容器を複数の棚上を移動させながら天日乾燥させるようにしたものである。
【0020】
即ち、この第1実施形態では、複数の棚21〜24を上下に重合配置させた乾燥棟2を使用して行う。即ち、図3及び図4に示す実施形態では、乾燥棟2は、上下に4段の棚21,22,23,24を有し、且つ各棚21〜24にそれぞれ3枚の汚泥入り濾過容器1を載せるスペースを有している。又、この乾燥棟2の左右各端部には、汚泥入り濾過容器1を各段の棚21〜24の高さまで昇降させるためのリフター装置25L,25Rがそれぞれ配置されている。この各リフター装置25L,25Rは、汚泥入り濾過容器1を載せるための載せ台26L(又は26R)を昇降させるためのもので、図示例ではパンタグラフ式のものを採用している。そして、各リフター装置25L,25Rにより、左右の載せ台26L,26Rをそれぞれ図4に符号L1〜L4(又はR1〜R4)で示すように各段の棚21〜24と同高さに合致させ得るようにしている。又、各載せ台26L,26Rには、それぞれ汚泥入り濾過容器1を各棚21〜24に出し入れするための給排装置27L(又は27R)が設けられている。
【0021】
そして、この第1実施形態の汚泥乾燥装置は、次のようにして使用される。まず、高含水の汚泥Aを濾過容器10に入れ、→その汚泥入り濾過容器1を左側リフター装置25Lの載せ台26Lに載せ、→その汚泥入り濾過容器1を給排装置27Lで第1段棚21の入口21aから該第1段棚21上に送り込む。同様に、第1段棚21上には、順次玉突き状に3つの汚泥入り濾過容器1を送り込む。この状態では、第1段棚21に載せられている各汚泥入り濾過容器1,1,1の汚泥A(図2)中の水が濾布12(図1、図2)を通して滴下し、2〜3日後には汚泥入り濾過容器1からの水の滴下が終了する。
【0022】
その後に、左側載せ台26Lに次の高含水汚泥入り濾過容器1を載せてその汚泥入り濾過容器1を第1段棚21の入口21a側に送り込む。すると、第1段棚21の出口21bにある水切り済みの汚泥入り濾過容器1が右側載せ台26R上に押し出され、→その汚泥入り濾過容器1を載せた右側載せ台26Rを右側リフター装置25Rで第2段棚22の高さ(符号R2の高さ)まで上昇させ、→給排装置27Rを送り込み側に作動させて汚泥入り濾過容器1を第2段棚22の入口22aに送り込む。同様に、第1段棚21の入口21aへの高含水汚泥入り濾過容器1の送り込み動作と、第1段棚21の出口21bからの水切り済み汚泥入り濾過容器1の右側載せ台26R上への排出動作とを行わせ、→右側載せ台26Rを符号R2の高さまで上昇させ、→その汚泥入り濾過容器を第2段棚22の入口22a側に送り込む。そのとき、先に第2段棚22上に載せられている汚泥入り濾過容器1は、玉突き状に奥側に押される。
【0023】
順次、同様にして、第1段棚21の入口21aから高含水汚泥入り濾過容器1を送り込むとともに、各段の棚にある汚泥入り濾過容器1を順次水平移動又は段上げさせて、最終的に図4に示す各段の棚21〜24にそれぞれ汚泥入り濾過容器1を満杯にして天日乾燥させる。尚、汚泥入り濾過容器1が、第1段棚21の入口21aに送り込まれた後、最上段棚24の出口24bから押し出されるまでに1ケ月程度をかけて移動させるようにすると、濾過容器10内の汚泥Aを十分な乾燥度合いまで乾燥させることができる。
【0024】
最上段棚24の出口24b部分にある乾燥済みの汚泥入り濾過容器1は、次のようにして排出される。即ち、左側載せ台26Lを符号L4の高さまで上動させておき、第3段棚23の出口23bから排出される汚泥入り濾過容器1を右側載せ台26Rに載せた状態で符号R4の高さまで上動させ、右側載せ台26R上の汚泥入り濾過容器1を給排装置27Rで最上段棚24の入口24a側に送り込むことで、最上段棚24の出口24bにあった乾燥済みの汚泥入り濾過容器1を玉突き状に左側載せ台26L上に移乗させる。尚、高さL4の位置において左側載せ台26L上に載せた汚泥入り濾過容器1は、該左側載せ台26Lを降下させる途中で自動的に反転(裏返し)させて、濾過容器10内の乾燥汚泥Aを所定の容器(あるいはトラック荷台)に移し替えるようにしてもよい。
【0025】
このように、汚泥入り濾過容器1を各段棚21〜24の下段側から上段側に順次移動させながら天日乾燥させるようにすると、当初の高含水汚泥入り濾過容器1から滴下する水が第1段棚21部分で完全に切れてしまい、第2段棚22以上の高さに載せられている汚泥入り濾過容器1から水が滴下することがない。又、上下に重合する複数の棚21〜24上でそれぞれ汚泥入り濾過容器1を乾燥させるようにしているので、単位敷地面積当たりの汚泥乾燥処理量が多くなり、敷地を有効利用できる。
[参考例2]
図5及び図6に示す参考例2の汚泥乾燥方法は、上記参考例1に記載した汚泥入り濾過容器を複数の棚上にそれぞれ定置状態で載せて天日乾燥させるようにしたものである。
【0026】
この参考例2では、例えば上下2段の棚31,32を有した乾燥棟3を使用する。この乾燥棟3の各段の棚31,32には、図5に示すように前後に3区画と図6に示すように左右に2区画の合計6区画づつの汚泥入り濾過容器1の載置スペースを設けている。尚、他の実施形態では、乾燥棟3における棚31,32の段数や各棚31,32における汚泥入り濾過容器1の載置スペース数は、適宜に設計変更できることは勿論である。
【0027】
又、この参考例2では、図6に示すように左右2基のリフター装置25L,25Rを使用しているが、この各リフター装置25L,25Rは、乾燥棟3の長さ方向(図5の左右方向)に走行可能となっている。尚、このリフター装置の構造は、基本的に図4のものとほぼ同機能を有しており、各棚31,32に汚泥入り濾過容器1を出し入れし得るようになっている。
【0028】
この乾燥棟3には、上下の棚31,32間に屋根板33を配置している。この各棚31,32間の屋根板33は、上段棚32に載せられた汚泥入り濾過容器1から滴下する水が下段棚31載せられる汚泥入り濾過容器1上に入るのを防止するものであり、上段棚32の面積をカバーできる面積を有している。
【0029】
そして、この参考例2の汚泥乾燥方法では、各棚31,32には水切りしていない汚泥入り濾過容器1をそのまま載せるが、そのとき、汚泥A(図2)中の水が濾過容器10の濾布12を通して滴下する。ところが、その滴下した水は、その上段棚32と下段棚31との間に設置している屋根板33で受け止められ、上段棚32上の汚泥入り濾過容器1側から滴下した水が下段棚31上の汚泥入り濾過容器1内に入ることがない。従って、汚泥入り濾過容器1をそれぞれ各棚31,32上の定位置で乾燥させるようにしたものであっても、滴下する水で下段側の汚泥の乾燥速度が遅くなることがない。尚、この参考例2の汚泥乾燥方法でも、上下に重合する複数の棚31,32上でそれぞれ汚泥入り濾過容器1を乾燥させるようにしているので、小さい敷地面積で効率よく天日乾燥させることができる。
【0030】
【発明の効果】
本願発明の汚泥乾燥装置は、次のような効果がある。
[請求項1の発明の効果]
本願請求項1の発明の汚泥乾燥装置は、濾布12を敷いた濾過容器10内に汚泥Aを収容し、その汚泥入り濾過容器1を地面から離間させて汚泥A中の水を濾布12を通して自然滴下させた後、汚泥A中の残余の水分を天日乾燥させるようにしている。
【0031】
従って、本願請求項1の汚泥乾燥装置によれば、高含水汚泥A中の水を濾布12で水切りでき、さらにそれに続いて天日乾燥させるときに、汚泥Aの上面からだけでなく濾布12の側周面及び底面からも汚泥中の水分を蒸発させることができるので、汚泥の乾燥効率が良好となる(乾燥日数を短くできる)という効果がある。
また、本願請求項1の発明は、上記汚泥入り濾過容器1を、上下に間隔をもって重合配置させた複数の棚上をその下段棚21側から上段棚24側へ順次移動させながら天日乾燥させるようにしている。
【0032】
従って、この請求項1の汚泥乾燥装置では、高含水の汚泥入り濾過容器1は、最下段の棚21上で水切りできるとともに、複数段の各棚上でそれぞれ汚泥入り濾過容器1を乾燥させることができるので、単位敷地面積当たりの汚泥乾燥処理量が多くなり、敷地を有効利用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1の汚泥乾燥方法で使用される濾過容器の斜視図である。
【図2】図1の濾過容器を使用して行う汚泥乾燥方法の説明図である。
【図3】本願第1実施形態の汚泥乾燥装置で使用される乾燥棟の平面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】参考例2の汚泥乾燥方法で使用される乾燥棟の側面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【符号の説明】
1は汚泥入り濾過容器、2は乾燥棟、3は乾燥棟、10は濾過容器、11は受け籠、12は濾布、21〜24は棚、31〜32は棚、Aは汚泥である。
Claims (1)
- 砂の通過を阻止し且つ水及び空気の通過を許容する濾布(12)を敷いた濾過容器(10)であって、この濾過容器(10)内に汚泥(A)を収容し、その汚泥入り濾過容器(1)を地面から離間させて汚泥(A)中の水を濾布(12)を通して自然滴下させた後、汚泥(A)中の残余の水分を大気に開放された上面側及び濾布(12)の接触面からそれぞれ蒸発させながら天日乾燥させる濾過容器(10)と、
前記濾過容器(10)が載置可能な複数の棚(21〜24)を上下に間隔をもって重合配置させた乾燥棟(2)と、
前記乾燥棟(2)の左右各端部に配置され、前記濾過容器(10)を載せるための載せ台(26L,26R)を備えるとともに、前記濾過容器(10)を各段の棚(21〜24)の高さまで昇降させるリフター装置(25L,25R)と、
前記各載せ台(26L,26R)に設けられ、前記濾過容器(10)を各棚(21〜24)に出し入れするための給排装置(27L,27R)とを備え、
前記汚泥入り濾過容器(1)を、前記複数の棚(21〜24)の下段棚(21)側から上段棚(24)側へ前記リフター装置(25L,25R)により順次移動させながら天日乾燥させることを特徴とする汚泥乾燥装置。
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