JP3615951B2 - 基板洗浄方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、電子部品などの基板を、処理槽内に収容された2種類もしくはそれ以上の種類の薬液の混合溶液からなる処理液中に浸漬させ、処理液に対し超音波、例えば振動周波数がメガヘルツ帯域の超音波を付与して基板を洗浄する基板洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば半導体デバイスの製造プロセスにおいて、基板、例えばシリコンウエハの表面に付着したパーティクルや有機物といった不要物をウエハ表面から除去する場合には、アンモニア水と過酸化水素水と純水との混合溶液を用いてウエハを洗浄し、その洗浄後にウエハを純水で水洗して、ウエハ上に残存している薬液や分解生成物等の不要物をウエハ表面から除去するようにしている。そして、これらの薬液による洗浄や純水による水洗を1つの処理槽内において行う、いわゆるワンバス方式では、1つの処理槽内へ薬液や純水を順次供給して処理槽内を薬液や純水で順番に満たすようにし、処理槽内に収容されたウエハを薬液中や純水中に順次浸漬させて、ウエハの洗浄および水洗がそれぞれ行われる。
【0003】
このようなウエハの洗浄工程において、前工程から持ち込まれたパーティクルをウエハの表面から効果的に除去するために、800kHzから1MHz程度の周波数帯域の超音波を利用したメガヘルツ超音波洗浄(以下、「メガソニック洗浄」という)を併用することが行われている。
【0004】
このメガソニック洗浄を併用したウエハ洗浄方法では、内部にウエハが収容され純水が満たされた処理槽内へ、純水にアンモニア水と過酸化水素水とを混合させて所定濃度に調整した混合溶液を供給し、処理槽内へその底部から流入する混合溶液により処理槽の上部の溢流部から純水を押し出して、処理槽の内部を、所定濃度に調整された混合溶液で置換し、その所定濃度の混合溶液中にウエハが浸漬されるようにする。このとき、純水にアンモニア水と過酸化水素水とを混合させて所定濃度に調整された混合溶液を処理槽内へ供給するのと同時に、処理槽内の液体に対しメガヘルツレベルの超音波を付与する。また、通常は、薬液を節約するために、処理槽の内部が所定濃度の混合溶液で完全に置換されると、処理槽内への混合溶液の供給を停止する。そして、混合溶液の供給停止後もメガソニック洗浄を継続する。メガソニック洗浄を併用した薬液による洗浄が終了すると、処理槽内の液体に対するメガヘルツ超音波の付与を止め、処理槽内へ純水を供給し、処理槽の底部から流入する純水により処理槽の上部の溢流部から混合溶液を押し出して、処理槽の内部を純水で置換し、純水中にウエハが浸漬されるようにして、ウエハを水洗する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年における半導体デバイスの高集積度化に伴い、粒径が0.1μmといったようなパーティクルについても、ウエハへの付着を抑制する必要があり、その必要性からArレーザ等を使用した異物・欠陥検査装置が開発されている。この検査装置を使用することにより、メガソニック洗浄を併用した従来の上記洗浄方法では、ウエハの表面に極く微小な凹凸(以下、「表面荒れ」という)が発生することが分かってきた。
【0006】
この発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、アンモニア水と過酸化水素水といったように2種類もしくはそれ以上の種類の薬液の混合溶液を用いメガソニック洗浄を併用して基板の洗浄を行う場合において、基板の表面に表面荒れが発生することを防止することができる基板洗浄方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、基板が収容される処理槽内へ、アルカリ性の第1薬液および酸化作用をもつ第2薬液をそれぞれ供給し、処理槽内に貯留された第1薬液および第2薬液を含む処理液に対し超音波を付与して基板を洗浄する基板洗浄方法において、前記処理槽内への前記第1薬液および第2薬液の供給を同時に開始し、その後に第1薬液および第2薬液を含む処理液に対する超音波の付与を行うことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、基板が収容される処理槽内へ、アルカリ性の第1薬液および酸化作用をもつ第2薬液をそれぞれ供給し、処理槽内に貯留された第1薬液および第2薬液を含む処理液に対し超音波を付与して基板を洗浄する基板洗浄方法において、前記処理槽内への前記第1薬液および第2薬液の供給を同時に開始し、その後に処理槽内の液体の薬液濃度がほぼ一定濃度になった時点で処理液に対する超音波の付与を行うことを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載の基板洗浄方法において、前記第1薬液としてアンモニア水を用い、前記第2薬液として過酸化水素水を用いることを特徴とする。
【0011】
ここで、アルカリ性の第1薬液および酸化作用をもつ第2薬液として、例えば、請求項2に係る発明の方法におけるようにそれぞれアンモニア水および過酸化水素水を用い、基板、例えばシリコンウエハを洗浄する場合において、その洗浄工程の前工程では、フッ酸やバッファードフッ酸(フッ化水素とフッ化アンモニウムと水との混合溶液)を用いてウエハを洗浄もしくはエッチングする処理が行われる。この処理後のシリコンウエハは、ウエハ素材面であるシリコン面が露出した表面(ベアシリコン面)を有しているが、洗浄工程において、メガソニックの洗浄を併用しないときには、ウエハに表面荒れは発生しない。このことから、表面荒れの発生原因として、未だシリコン面が露出した表面状態にあるシリコンウエハに対しメガソニック洗浄を施すことにより、アンモニア水によるシリコン面のエッチング作用が優先的に生じたのではないか、といったことが考えられる。
【0012】
そこで、請求項1および請求項2に係る発明の洗浄方法では、処理槽内への第1薬液(アンモニア水)および第2薬液(過酸化水素水)の供給を同時に開始した後に、処理液に対する超音波の付与を行うようにしており、このため、処理液に対する超音波の付与を行う際には、第2薬液による酸化作用により、ウエハの表面に酸化膜が形成されている。したがって、ウエハに対しメガソニック洗浄を施しても、第1薬液によるシリコン面のエッチング作用が抑制され、ウエハに表面荒れが発生することが防止される
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態について図1および図2を参照しながら説明する。
【0016】
図1は、この発明に係る基板洗浄方法を実施するのに使用される基板洗浄装置の概略構成の1例を示す模式図である。この基板洗浄装置は、下部に液体供給口12が形設され、上部から溢れ出た液体が流入する溢流液受け部14が付設された処理槽10を備え、この処理槽10内に基板、例えばシリコンウエハWが搬入されて収容され、この1つの処理槽10内でウエハWの薬液洗浄および水洗が行われる。
【0017】
処理槽10の下部の液体供給口12には、液体供給管16が連通して接続されており、液体供給管16は、ミキシングバルブ18の液体出口に接続されている。ミキシングバルブ18には、純水供給源に接続した純水供給管20、アルカリ性の第1薬液、例えばアンモニア水の供給源に接続した薬液供給管22、および、酸化作用をもつ第2薬液、例えば過酸化水素水の供給源に接続した薬液供給管24がそれぞれ接続されている。純水供給管20および薬液供給管22、24には、それぞれ開閉制御弁26、28、30が介在して設けられており、純水供給管20には、さらに流量調整弁32が介在して設けられている。なお、図示はしないが、薬液供給管22、24の各々にも、流量調整弁が介在して設けられている。そして、開閉制御弁26を開いて開閉制御弁28、30を閉じた状態では、ミキシングバルブ18の液体出口から液体供給管16を通して処理槽10内へ純水が供給され、開閉制御弁26、28、30を全て開いた状態では、ミキシングバルブ18で純水にアンモニア水および過酸化水素水が混合されて一定濃度に調製された混合溶液が、ミキシングバルブ18の液体出口から液体供給管16を通して処理槽10内へ供給されるようになっている。さらに、開閉制御弁26、28を開いて開閉制御弁30を閉じた状態では、ミキシングバルブ18で純水にアンモニア水が混合されて一定濃度に調製されたアンモニア水が、ミキシングバルブ18の液体出口から液体供給管16を通して処理槽10内へ供給され、開閉制御弁26、30を開いて開閉制御弁28を閉じた状態では、ミキシングバルブ18で純水に過酸化水素水が混合されて一定濃度に調製された過酸化水素水が、ミキシングバルブ18の液体出口から液体供給管16を通して処理槽10内へ供給されるようになっている。
【0018】
また、処理槽10の底部には排液口34が形設されており、その排液口34に、開閉弁38が介挿された排液管36が連通している。そして、開閉弁38を開くことにより、処理槽10内から急速に液体を排出させて、処理槽10内を空の状態にすることが可能になっている。また、溢流液受け部14の底部には排液管40が連通しており、溢流液受け部14内へ流入した液体が、排液管40を通って排出され、必要により循環使用されたりする。
【0019】
また、処理槽10には、その内部に収容された液体に対し800kHzから1MHz程度の周波数帯域の超音波を付与する超音波振動子42が併設されている。超音波振動子42は、高周波発振器44によって駆動され、高周波発振器44は、コントローラ46に接続されて、その駆動および停止が制御されるようになっている。また、コントローラ46には、開閉制御弁26、28、30が接続されていて、コントローラ46により各開閉制御弁26、28、30の開閉動作がそれぞれ制御される。
【0020】
次に、図1に示した基板洗浄装置を使用して行われる基板洗浄操作の1例について、図2を参照しながら説明する。
【0021】
例えば、前の工程では、フッ酸を使用してシリコンウエハWを洗浄もしくはエッチングした後、ウエハWを超純水で水洗する、といった処理が行われており、処理槽10内には、純水供給管20および液体供給管16を通って液体供給口12から純水が供給され、処理槽10の内部が純水で満たされて処理槽10の上部から溢流液受け部14へ純水が溢れ出る状態とされ、処理槽10内の純水中にウエハWが浸漬させられている。この状態において、開閉制御弁26、28、30を全て開き、ミキシングバルブ18で純水にアンモニア水および過酸化水素水が混合されて一定濃度に調製された混合溶液が、ミキシングバルブ18の液体出口から液体供給管16を通して処理槽10内へ供給されるようにする。これにより、処理槽10内へその底部から流入する混合溶液で処理槽10の上部から純水が押し出されて、図2に示すように、処理槽10内の液体の薬液(アンモニア水および過酸化水素水)の濃度が次第に上昇していく。
【0022】
処理槽10内の液体の薬液濃度がほぼ一定濃度になると、すなわち、ミキシングバルブ18で調整された所定濃度になると、コントローラ46により、開閉制御弁26、28、30を全て閉じる。これと同時に、コントローラ46により、高周波発振器44を駆動制御し、超音波振動子42から処理槽10の内部に収容された混合溶液に対し800kHzから1MHz程度の周波数帯域の超音波を付与して、メガソニック洗浄を行う。メガソニック洗浄を併用した薬液によるウエハWの洗浄が終了すると、コントローラ46により、高周波発振器44を停止させて処理槽10内の液体に対する超音波の付与を止めるとともに、開閉制御弁28、30を閉じたままで開閉制御弁26だけを開き、処理槽10内へ純水供給管20および液体供給管16を通って純水が供給されるようにする。これにより、処理槽10内へその底部から流入する純水で処理槽10の上部から混合溶液が押し出されて、処理槽10内の液体の薬液濃度が次第に低下していく。そして、処理槽10の内部を純水で完全に置換させ、純水中にウエハWが浸漬されるようにして、ウエハWを水洗する。ウエハWの水洗が終了すると、処理槽10内への純水の供給を停止して、ウエハWを処理槽10内から搬出し、一連の処理が完了する。
【0023】
上記した洗浄操作では、処理槽10内へ薬液(アンモニア水および過酸化水素水)を供給して、両薬液が充分に混合され処理槽10内の液体の薬液濃度がほぼ一定濃度になった後に、処理槽10内の液体に対しメガヘルツ超音波を付与してメガソニック洗浄を行うようにしている。このため、メガソニック洗浄を開始する際には、過酸化水素水による酸化作用により、ウエハWの表面に酸化膜が形成されている。したがって、ウエハWに対しメガソニック洗浄を施しても、アンモニア水によるシリコン面のエッチング作用は抑制され、ウエハWに表面荒れが発生することが防止される。
【0025】
なお、上記した実施形態では、処理槽10内への薬液の供給を停止した状態でメガソニック洗浄を行うようにしているが、これは薬液の節約のためであり、処理槽10内へ薬液を供給しながらメガソニック洗浄を行うようにしても差し支えない。
【0026】
また、上記した実施形態では、メガソニック洗浄を終えるに際して、超音波の付与を止めるとともに、純水の供給を開始したが、必ずしも超音波の付与を止めるのと純水供給の開始とを同時にする必要はなく、超音波の付与を止めて暫くしてから純水供給を開始してもよい。
【0027】
また、基板を洗浄するために処理液に付与する超音波は、メガヘルツ帯域ないしメガヘルツ帯域近辺の周波数を含む超音波とするのが、最も効果的に基板を洗浄できるので、上記した実施形態では、超音波を付与することをメガソニック洗浄としたが、本発明において、超音波の付与は、メガヘルツ帯域ないしメガヘルツ帯域近辺の周波数を含まない帯域の超音波を付与するものであってもよい。
【0028】
また、上記した実施形態は、前の工程としてフッ酸を使用して洗浄もしくはエッチングしてから、超純水でフッ酸除去のための水洗を施したウエハWに関するものであるが、かかるフッ酸を使用して洗浄もしくはエッチングを行う処理槽や、また、超純水でのフッ酸除去のための水洗を行う処理槽は、本発明に係る基板洗浄方法を行う処理槽すなわち上記した実施形態における処理槽10とは、別の処理槽でもよく、同じ処理槽でもよい。
【0029】
【実施例】
次に、この発明のより具体的な実施例を、実験例およびその結果を示して説明する。
【0030】
処理槽内へ純水を供給して、処理槽(内容積:11リットル)の内部に純水を満たし、その純水中にシリコンウエハを浸漬させる。引き続き処理槽内へ純水を供給し、処理槽の上部から純水が溢れ出る状態にして、ウエハを60秒間水洗する。次に、フッ酸と純水との混合溶液を処理槽内へ20リットル/分の流量で120秒間供給して、処理槽の内部を混合溶液で置換した後、混合溶液の供給を停止して、混合溶液中にウエハを390秒間浸漬させる。そして、温純水(65℃)を処理槽内へ20リットル/分の流量で120秒間供給して、処理槽の内部を温純水で置換する。以下の説明において、以上の操作を前工程操作という。
【0031】
前工程操作が終了すると、アンモニア水と過酸化水素水と温純水(65℃)との混合溶液(NHOH:H:HO=1:1:50。以下、「APM」という)を処理槽内へ20リットル/分の流量で120秒間供給して、処理槽の内部をAPMで置換する。処理槽内へのAPMの供給を停止した後、APM中にウエハを浸漬させた状態で480秒間メガソニック洗浄を行う。このときのメガソニック出力は、450W×2とする(以下の実験においても同じ)。
【0032】
メガソニック洗浄が終了すると、処理槽内へ純水を20リットル/分の流量で60秒間供給した後、35秒間、シャワーノズルから処理槽内のウエハの表面に向けて純水を噴射させながら処理槽内から急速排水し、次いで、25秒間、シャワーノズルから処理槽内のウエハの表面に向けて純水を噴射させながら処理槽内へ純水を20リットル/分の流量で供給する。これらの急速排水および純水供給を合計で6回繰り返した後、処理槽内からウエハを搬出して、ウエハを乾燥させる。以下の説明において、メガソニック洗浄以後の前記操作を後工程操作という。
【0035】
〔比較例〕
前工程操作を行った後、APMを処理槽内へ20リットル/分の流量で120秒間供給して、処理槽の内部をAPMで置換する。このとき、処理槽内へのAPMの供給開始と同時に、処理槽内の液体に対するメガヘルツ超音波の付与を開始する。そして、処理槽内へのAPMの供給を停止した後、APM中にウエハを浸漬させた状態で480秒間メガソニック洗浄を行い、その終了後に後工程操作を行う。
【0036】
〔評価〕
上記した本発明の実施例および比較例(従来方法によった場合)について、乾燥後のウエハの表面に残留しているパーティクルの個数をチェックするとともに、ウエハの表面荒れの有無を調べることにより、洗浄効果の評価を行った。パーティクルの個数は、日立電子エンジニアリング(株)製のLS−6500を使用して測定した。また、LS−6500には、ウエハの表面に対して光(Arレーザ)を垂直に当てると異物(パーティクル)および欠陥の全てをカウントし、ウエハの表面に対して光を斜め方向から当てるとシリコンの結晶欠陥を無視してパーティクルのみをカウントする機能があることを利用して、ウエハ表面へ光を垂直に当てたときのカウント数に対し、ウエハ表面へ光を斜め方向から当てたときのカウント数が少ないと、その差は結晶欠陥によって生じるものであるから、ウエハに結晶欠陥すなわち表面荒れが発生していると認定した。測定結果を表1に示す。
【0037】
【表1】
Figure 0003615951
【0038】
表1に示した結果から分かるように、実施例については、ウエハに表面荒れは発生しておらず、パーティクルの除去効果も充分に認められた
【0039】
【発明の効果】
請求項1および請求項2に係る発明の基板洗浄方法によると、アルカリ性の薬液と酸化作用をもつ薬液との混合溶液もしくはさらに別の種類の薬液を含む混合溶液を用いメガソニック洗浄を併用して基板の洗浄を行う場合に、基板の表面に表面荒れが発生することを防止することができる。
【0040】
請求項3に係る発明の基板洗浄方法では、アンモニア水と過酸化水素水とを含む混合溶液を用いメガソニック洗浄を併用して基板の洗浄を行う場合に、基板の表面に表面荒れが発生することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る基板洗浄方法を実施するのに使用される基板洗浄装置の概略構成の1例を示す模式図である。
【図2】図1に示した基板洗浄装置を使用して行われる基板洗浄操作の1例を説明するための図である。
【符号の説明】
W 基板
10 処理槽
12 処理槽の液体供給口
14 溢流液受け部
16 液体供給管
18 ミキシングバルブ
20 純水供給管
22、24 薬液供給管
26、28、30 開閉制御弁
32 流量調整弁
34 処理槽の排液口
36 排液管
38 開閉弁
40 排液管
42 超音波振動子
44 高周波発振器
46 コントローラ

Claims (3)

  1. 基板が収容される処理槽内へ、アルカリ性の第1薬液および酸化作用をもつ第2薬液をそれぞれ供給し、処理槽内に貯留された第1薬液および第2薬液を含む処理液に対し超音波を付与して基板を洗浄する基板洗浄方法において、
    前記処理槽内への前記第1薬液および第2薬液の供給を同時に開始し、その後に第1薬液および第2薬液を含む処理液に対する超音波の付与を行うことを特徴とする基板洗浄方法。
  2. 基板が収容される処理槽内へ、アルカリ性の第1薬液および酸化作用をもつ第2薬液をそれぞれ供給し、処理槽内に貯留された第1薬液および第2薬液を含む処理液に対し超音波を付与して基板を洗浄する基板洗浄方法において、
    前記処理槽内への前記第1薬液および第2薬液の供給を同時に開始し、その後に処理槽内の液体の薬液濃度がほぼ一定濃度になった時点で処理液に対する超音波の付与を行うことを特徴とする基板洗浄方法。
  3. 前記第1薬液がアンモニア水であり前記第2薬液が過酸化水素水である請求項1または請求項2記載の基板洗浄方法。
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