JP3615860B2 - 口腔用組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯磨き剤、口腔洗浄剤(マウスウォッシュ)、含嗽剤などの口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
歯及び口腔内を清浄にするため、従来から、様々な組成物が提案されてきた。例えば、歯磨き剤としては、炭酸カルシウムをはじめとする粉末基材に結合剤や希釈剤を混合した一般的なもの、さらには虫歯の予防のため殺菌剤や酵素抑制剤を添加した薬用歯磨き剤、歯槽膿漏の防止のためにゼオライトなどの歯石除去剤やヒノキチオール、アズレンなどの消炎剤を添加した薬用歯磨き剤、また、口臭除去を目的としてクロロフィルを添加した薬用歯磨き剤などが知られている。
【0003】
さらに、最近では、粉末アパタイトを添加した歯磨き剤が歯の美白効果やエナメル質の再石灰化効果を発揮するものとして提案された。しかしながら、粉末アパタイトを含む歯磨き剤は、アパタイト中のカルシウム及びリン酸基がイオン化しないため、美白効果もエナメルの再石灰化効果も極めて低いものであり、臨床的には乳歯の虫歯予防効果しか確認できなかった。
そこで、美白効果及びエナメルの再石灰化効果を充分に実現しうる歯磨き剤などの口腔用組成物の開発が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、エナメル質の再石灰化効果、歯の美白効果及び抗菌効果に優れた口腔用組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液状化リン酸カルシウム系化合物を添加した組成物が上記目的を達成しうるものであるとの知見に基づいて完成したものである。すなわち、本発明の口腔用組成物は、Ca/P比1.0〜2.0のリン酸カルシウム系化合物と卵殻との和1〜80重量部及び澱粉及び/又は穀類粉末10〜50重量部からなる粉砕混合物を発酵熟成させて得られる液体である液状化リン酸カルシウム系化合物を0.01〜30重量%含有することを特徴とする。本発明の口腔用組成物において、液状化リン酸カルシウム系化合物の含有量が0.01重量%未満であると、効果が発揮されず、また、30重量%を超えると、酸味臭が著しくなり実用に適さない。
【0006】
【発明の実施の形態】
液状化リン酸カルシウム系化合物の含有量は、0.1〜10重量%であるのが好ましく、0.1〜1重量%であるのがさらに好ましい。
本発明に使用する液状化リン酸カルシウム系化合物は、Ca/P比1.0〜2.0のリン酸カルシウム系化合物と卵殻との和1〜80重量部及び澱粉及び/又は穀類粉末10〜50重量部からなる粉砕混合物を発酵熟成させて得られる液体である。
【0007】
リン酸カルシウム系化合物と卵殻との和が80重量部を超えると溶解不良を起こし、残渣が残ってしまう。一方、1重量部未満では液状化した際のミネラルが少なく、有効成分が得られない。澱粉及び/又は穀類粉末が10重量部未満では有機酸生成量が少なく、ミネラルの溶解力が低下し、50重量部を超えると発酵不良と残渣が多く、有効成分を抽出できなくなる。
【0008】
本発明に使用しうる澱粉としては、特に制限はなく、サツマイモ澱粉、バレイショ澱粉などの芋澱粉、トウモロコシ澱粉などが挙げられる。
また、穀類粉末についても特に制限はなく、例えば、米粉、小麦粉、そば粉などを使用することができる。
【0009】
本発明に使用するリン酸カルシウム系化合物としては、Ca/P比が1.0〜2.0のものであれば各種のものを使用することができるが、ハイドロキシアパタイト、ハロゲン化アパタイト等の各種のアパタイト、リン酸第一カルシウム、リン酸第二カルシウム、リン酸三カルシウム、リン酸四カルシウムなどが挙げられ、これらを単独で又は2種以上の混合物として使用することができる。これらのうち、アパタイト類が好ましい。
【0010】
本発明に用いる液状化リン酸カルシウム系化合物を製造するには、上記のような各原料を所定の割合で配合し、粉砕混合し、得られた混合物を発酵タンクに投入し、この混合原料1に対して水2〜8を加え、攪拌しながら50〜100℃に加熱して澱粉をα化した後、30〜40℃に保温して粘稠な混合液とする。この混合液を30〜40℃に保温して所定量の麹菌などを加えて複合発酵させる。
その後、複合発酵させた混合液を1ケ月〜2ケ月間熟成させるのが好ましい。こうして得られた発酵熟成液は、酸臭を有し、発酵によって生成した有機酸を含む。
【0011】
こうして得られた液状化リン酸カルシウム系化合物は、カルシウムイオン及びリン酸イオン、さらには卵殻中に含まれていた微量のミネラルイオンを含むが、これらの各イオンは個々に、細分化された水分子に包囲されて水中に微細に分散されており、細分化された水と共に口内の粘膜細胞に吸収され、また、歯の表面に沈着、エナメル質の再石灰化を促進するとともに美白効果を示す。
【0012】
本発明の口腔用組成物は、上記のような液状化リン酸カルシウム系化合物の他に、リン酸カルシウム系化合物粉末を含有することができる。この粉末で用いられるリン酸カルシウム系化合物としては、Ca/P比が1.0〜2.0のものであれば各種のものを使用することができるが、ハイドロキシアパタイト、ハロゲン化アパタイト等の各種のアパタイト、リン酸第一カルシウム、リン酸第二カルシウム、リン酸三カルシウム、リン酸四カルシウムなどが挙げられ、これらを単独で又は2種以上の混合物として使用することができる。これらのうち、アパタイト類が好ましい。
【0013】
これらのリン酸カルシウム系化合物粉末は、細菌やウイルスに対する吸着作用を示すため、口腔内細菌やウイルスを吸着除去することができ、また、歯磨き剤では汚れを物理化学的に吸着除去できるので、効果的に歯を清浄にすることができる。これらの効果を有効に発揮するためには、リン酸カルシウム系化合物粉末は、1〜10μmの粒径を有するものが好ましく、また、1〜10重量%の範囲で配合されるのが好ましく。
【0014】
本発明の口腔用組成物は、本発明の目的を損なわない範囲で、口腔用組成物に使用しうることが知られている各種の物質を含有することができる。例えば、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、無水珪酸、リン酸水素カルシウム、ピロリン酸カルシウム等の研磨剤、精製水、エタノール等の溶剤、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等の湿潤剤、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム等の発泡剤、カラギーナン(アイリッシュモス)、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、キサンタンガム等の粘着剤、パラベン、安息香酸、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等の防腐剤、サッカリンナトリウム、ステビアエキス等の甘味料、ハッカ油、スペアミント油、調合香料、メントール等の香料、その他フッ化物、銅クロロフィリンの金属塩、酢酸トコフェロール、グリチルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、アラントイン誘導体、イソプロピルメチルフェノール、エピジヒドロコレステリン、グアイアズレン及びその塩類、クロルヘキシジン類、エデト酸塩、炭酸水素ナトリウムなどを配合することができる。
【0015】
また、茶葉の水あるいはアルコール抽出物から得られるポリフェノール化合物類が口腔内細菌に対して抗菌作用を有することが知られており(特開昭64−90124号公報)、本発明の口腔内組成物にこのようなポリフェノール化合物を配合することもできる。
【0016】
本発明の口腔用組成物は、具体的には、例えば練り歯磨き剤、液状歯磨き剤、口腔洗浄剤(マウスウォシュ)、含嗽剤などとして使用することができ、必須成分である上記のような液状化リン酸カルシウム系化合物とともに、各用途に応じて、上記のような各種の添加剤の中から適宜選択して配合することによって製造することができる。
【0017】
【発明の実施例】
次に、実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれによって制限されるものではない。
【0018】
実施例1
(1)液状化ハイドロキシアパタイトの製造
原料としてバレイショ澱粉20重量部及び平均粒径4μmのハイドロキシアパタイト粉末と卵殻の合計量30重量部を混合し、粉砕した。次に、この混合粉体を発酵タンクに投入し、混合粉体に対して純水を3倍加え、攪拌し、80℃に2時間加熱して澱粉粒をα化させ、その後38℃に保持し、所定量のコウジ菌を加えて複合発酵させた。この際、曝気及び光の照射により発酵の促進を図った。得られた発酵液を10℃以下の場所で1.5ケ月間熟成させた。
こうして得られた液状化ハイドロキシアパタイトは、この液100g中にミネラル成分としてカルシウム10700mg、マグネシウム9280mgを含んでいた。
【0019】
(2)歯磨き剤の製造
下記の成分を混合し、均一になるまで攪拌して歯磨き剤を得た。
リン酸水素カルシウム2水和物 45重量%
ハイドロキシアパタイト粉末(粒径4μm) 2重量%
グリセリン 10重量%
ソルビトール 10重量%
カルボキシメチルセルロース 1重量%
アイリッシュモス 0.3重量%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.8重量%
精製水 28.9重量%
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 0.2重量%
銅クロロフィリンナトリウム 0.1重量%
ステビアエキス 0.6重量%
香料 0.1重量%
【0020】
実施例2
下記の成分を混合し、均一になるまで攪拌して歯磨き剤を得た。
リン酸水素カルシウム2水和物 45重量%
グリセリン 10重量%
ソルビトール 10重量%
カルボキシメチルセルロース 1重量%
アイリッシュモス 0.3重量%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.8重量%
精製水 30.9重量%
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 0.2重量%
銅クロロフィリンナトリウム 0.1重量%
ステビアエキス 0.6重量%
香料 0.1重量%
【0021】
実施例3
下記の成分を混合し、均一になるまで攪拌して歯磨き剤を得た。
リン酸水素カルシウム 40重量%
無水珪酸 4重量%
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 1重量%
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1重量%
グリセリン 15重量%
ソルビット酸 10重量%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.5重量%
ポリフェノール化合物 0.5重量%
銅クロロフィリンナトリウム 0.08重量%
パラベン 0.1重量%
香料 0.9重量%
精製水 25.92重量%
【0022】
実施例4
下記の成分を混合し、均一になるまで攪拌して液状歯磨き剤を得た。
ソルビトール 2重量%
グリセリン 2重量%
ハイドロキシアパタイト粉末(粒径4μm) 1重量%
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 0.5重量%
エタノール 5重量%
茶抽出物粉末 0.5重量%
銅クロロフィリンナトリウム 0.02重量%
パラベン 0.1重量%
香料 0.1重量%
精製水 88.78重量%
【0023】
実施例5
下記の成分を混合し、均一になるまで攪拌して液状歯磨き剤を得た。
ソルビトール 2重量%
グリセリン 2重量%
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 0.5重量%
エタノール 5重量%
茶抽出物粉末 0.5重量%
銅クロロフィリンナトリウム 0.02重量%
パラベン 0.1重量%
香料 0.1重量%
精製水 89.78重量%
【0024】
実施例6
下記の成分を混合し、均一になるまで攪拌してマウスウォシュを得た。
メントール 0.2重量%
エタノール 5重量%
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 0.5重量%
パラベン 0.1重量%
フッ化ナトリウム 0.1重量%
銅クロロフィリンナトリウム 0.05重量%
精製水 94.05重量%
【0025】
実施例7
下記の成分を混合し、均一になるまで攪拌して含嗽剤を得た。
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 0.5重量%
茶抽出物粉末 0.5重量%
ハイドロキシアパタイト粉末(粒径4μm) 0.5重量%
銅クロロフィリンナトリウム 0.1重量%
エタノール 2重量%
精製水 96.4重量%
【0026】
実施例8
下記の成分を混合し、均一になるまで攪拌して含嗽剤を得た。
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 0.5重量%
茶抽出物粉末 0.5重量%
銅クロロフィリンナトリウム 0.1重量%
エタノール 2重量%
精製水 96.9重量%
【0027】
実施例9
下記の成分を混合し、均一になるまで混練して歯磨き剤を得た。
リン酸水素カルシウム2水和物 45重量%
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 0.2重量%
グリセリン 10重量%
ソルビトール 10重量%
カルボキシメチルセルロース 1重量%
カラギーナン(アイリッシュモス) 0.3重量%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.8重量%
銅クロロフィリンナトリウム 0.1重量%
ステビアエキス 0.6重量%
香料 0.1重量%
精製水 全量100重量%に調整
【0028】
実施例10
下記の成分を混合し、均一になるまで混練して歯磨き剤を得た。
リン酸水素カルシウム2水和物 45重量%
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 0.1重量%
グリセリン 10重量%
ソルビトール 10重量%
カルボキシメチルセルロース 1重量%
カラギーナン(アイリッシュモス) 0.3重量%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.8重量%
銅クロロフィリンナトリウム 0.1重量%
ステビアエキス 0.6重量%
香料 0.1重量%
精製水 全量100重量%に調整
【0029】
実施例11
下記の成分を混合し、均一になるまで混練して歯磨き剤を得た。
リン酸水素カルシウム2水和物 45重量%
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 0.5重量%
グリセリン 10重量%
ソルビトール 10重量%
カルボキシメチルセルロース 1重量%
カラギーナン(アイリッシュモス) 0.3重量%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.8重量%
銅クロロフィリンナトリウム 0.1重量%
ステビアエキス 0.6重量%
香料 0.1重量%
精製水 全量100重量%に調整
【0030】
実施例12
下記の成分を混合し、均一になるまで混練して歯磨き剤を得た。
リン酸水素カルシウム2水和物 45重量%
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 1.0重量%
グリセリン 10重量%
ソルビトール 10重量%
カルボキシメチルセルロース 1重量%
カラギーナン(アイリッシュモス) 0.3重量%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.8重量%
銅クロロフィリンナトリウム 0.1重量%
ステビアエキス 0.6重量%
香料 0.1重量%
精製水 全量100重量%に調整
【0031】
実施例13
下記の成分を混合し、均一になるまで混練して歯磨き剤を得た。
リン酸水素カルシウム2水和物 45重量%
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 0.01重量%
グリセリン 10重量%
ソルビトール 10重量%
カルボキシメチルセルロース 1重量%
カラギーナン(アイリッシュモス) 0.3重量%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.8重量%
銅クロロフィリンナトリウム 0.1重量%
ステビアエキス 0.6重量%
香料 0.1重量%
精製水 全量100重量%に調整
【0032】
実施例14
(1)液状化リン酸三カルシウムの製造
実施例1におけるハイドロキシアパタイト粉末の代わりにリン酸三カルシウムを用いて同様な複合発酵を行い、液状化リン酸三カルシウムを得た。
(2)歯磨き剤の製造
下記の成分を混合し、均一になるまで混練して歯磨き剤を得た。
リン酸水素カルシウム2水和物 45重量%
上記(1)で得た液状化リン酸三カルシウム 0.2重量%
グリセリン 10重量%
ソルビトール 10重量%
カルボキシメチルセルロース 1重量%
カラギーナン(アイリッシュモス) 0.3重量%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.8重量%
銅クロロフィリンナトリウム 0.1重量%
ステビアエキス 0.6重量%
香料 0.1重量%
精製水 全量100重量%に調整
【0033】
実施例15
下記の成分を混合し、均一になるまで攪拌して液状歯磨き剤を得た。
ソルビトール 2重量%
グリセリン 2重量%
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 0.5重量%
エタノール 5重量%
香料 0.1重量%
ステビアエキス 0.6重量%
精製水 全量100重量%に調整
【0034】
実施例16
下記の成分を混合し、均一になるまで攪拌して含嗽剤を得た。
ソルビトール 2重量%
グリセリン 2重量%
実施例1で得た液状化ハイドロキシアパタイト 0.5重量%
エタノール 5重量%
香料 0.1重量%
ステビアエキス 0.6重量%
精製水 全量100重量%に調整
【0035】
【発明の効果】
本発明の口腔用組成物は、カルシウムイオンを水の単集団によって取り囲んで、吸収されやすい状態で含むため、優れたエナメル質の再石灰化効果を奏し、歯の表面修復に有効であるとともに、歯の美白効果も高く、また、虫歯菌に対する抗菌効果に優れている。本発明の口腔用組成物は、カルシウムイオンと同様に、共存する薬用成分も粘膜に吸収されやすい状態で含まれるため、意図する薬効を高度に得ることができる。したがって、本発明の口腔用組成物は、例えば、歯磨き剤、口腔洗浄剤、含嗽剤などとして有用である。
Claims (3)
- Ca/P比1.0〜2.0のリン酸カルシウム系化合物と卵殻との和1〜80重量部及び澱粉及び/又は穀類粉末10〜50重量部からなる粉砕混合物を発酵熟成させて得られる液体である液状化リン酸カルシウム系化合物を0.01〜30重量%含有することを特徴とする口腔用組成物。
- さらにリン酸カルシウム系化合物粉末を含有する請求項1記載の口腔用組成物。
- 粒径が1〜10μmのリン酸カルシウム系化合物粉末を1〜10重量%含有する請求項2記載の口腔用組成物。
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