JP3615034B2 - パルス電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集中定数素子や分布定数線路で形成されるパルス成形回路(パルスフォーミングネットワークまたはパルスフォーミングライン)とパルス成形制御用の出力スイッチとを備えたパルス電源装置に係り、特に高速充電回路を備え、出力スイッチとして磁気スイッチを利用した、主に加速器用電源として好適なパルス電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のパルス成形回路を備えたパルス電源装置の従来例を図10および図11に示す。この電源装置のパルス成形回路は、集中定数素子であるコイルとコンデンサをはしご状に接続したパルスフォーミングネットワークを採用して構成しているが、必ずしもこの構成に限定されるものではない。例えば、分布定数線路であるパルスフォーミングラインを用いてパルス成形回路を構成することもでき、これによっても集中定数素子を用いたものと同様の特徴を有する。
【0003】
図10に示すパルス電源装置は、パルス成形回路としてのパルスフォーミングネットワーク101を有する(破線部参照)。このパルスフォーミングネットワーク101は、コイル102とコンデンサ103をn段、はしご状に接続した構成となっている。パルスフォーミングネットワーク101は、その入力側の入力端T1,T2および出力側の出力端T3,T4を備える。入力端T1,T2は充電用電源回路104に接続され、これにより充電側のループが完成している。出力端T3,T4の内、最終段のコイル102に接続された出力端T3が高圧側を成し、同じく最終段のコンデンサ103に接続された出力端T4が低圧側を成している。高圧側出力端T3は出力用スイッチ105および負荷106を直列に介して低圧側出力端T4に至る。これにより、パルスフォーミングネットワーク101から矩形の出力パルスPを負荷5に供給するループが形成されている。
【0004】
パルスフォーミングネットワーク101の各コンデンサ103が充電用電源回路104からの充電電流により全て同電位に充電された後、図示しない制御回路により出力用スイッチ105がスイッチオン状態に制御される。これにより、各コンデンサ103に充電された電荷が各段のコイル102、コンデンサ103間で共振を起こしながら出力パルスPに成形され、負荷106に出力される。このとき出力パルスPのパルス幅は、パルスフォーミングネットワーク101を構成するコイル102のインダクタンス、コンデンサ103のキャパシタンスおよびパルスフォーミングネットワーク101の段数により決まる。
【0005】
上記充電動作において、各コンデンサ103の電位を全て同電位にするためには、出力パルスPのパルス幅τ2の4倍から5倍以上の時間をかけて各コンデンサ103を充電する必要がある(図11の例はこの条件よりも短い時間で充電した場合である)。各コンデンサ103の充電時間τ1が出力パルス幅τ2の2倍程度である場合のように、前記条件より短い時間幅の場合、充電完了時の各コンデンサ103の電位が不均一であるため、出カパルスPは矩形波とはならない。図11の電流波形図がその一例を示すもので、乱れた波形になっている。このような理由から、高精度の矩形パルス出力を得るには、パルスフォーミングネットワーク101を構成するコンデンサ103…103の充電時間を、出力パルス幅τ2に比べて十分長く設定するという手法が一般的に採用されている。
【0006】
また、パルスフォーミングネットワーク101の各コンデンサ103を充電するとき、出力用スイッチ105はホールドオフ状態に制御される。このため、出力用スイッチ105としては、長いホールドオフ状態を保持できる、スパークギャップスイッチやサイラトロンに代表される放電型スイッチが主に採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、出力用スイッチとして放電型スイッチを使用する上述した従来の電源装置の場合、放電型スイッチは高いホールドオフ電圧を維持しなければならないので、そのスイッチ本体が大きくなり、スイッチインダクタンスも大きくなる。しかも、放電型スイッチを使用する限り、高いホールドオフ電圧、高い繰り返し周波数、および低いスイッチインダクタンスの全てを同時に満足させることは殆ど不可能である。このため、従来のパルス成形回路を搭載した電源装置の場合、要求されるニーズに応え得るほどに高電圧および大電流で、しかも高速立ち上がりの出力パルスを得ることは難しかった。一方、出力パルスに求められる高電圧、大電流、高速立ち上がりの要求が厳しくなるほど、放電型スイッチの消弧のための構成が大形化かつ複雑化し、したがって出力パルスの繰り返し周波数にも一定の限度があり、その値が制限されてしまっていた。
【0008】
そこで、本発明は、矩形状の波形を乱すことなく、高電圧および大電流、高速立ち上がり、ならびに高い繰り返し周波数の出力パルスを供給できる、パルス成形回路を用いたパルス電源装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るパルス電源装置によれば、請求項1に記載したように、充電用の電荷を蓄積する回路要素を有するパルス成形回路と、このパルス成形回路と負荷との間に介挿され且つ前記回路要素に蓄積された電荷を出力パルスとして放電する出力スイッチとを備え、前記回路要素を集中定数素子を用いて形成し、n(n≧2の整数)個の回路要素を直列に多段接続して前記パルス形成回路を構成するとともに、前記パルス成形回路の回路要素に電荷を蓄積する電源回路と、この電源回路から前記n個の回路要素の内の少なくとも2個以上の回路要素の充電端に並列且つ個別に接続した2以上n以下の充電パスとを備え、前記出力スイッチを磁気スイッチで構成したことを特徴とするものである。
【0010】
この構成により、磁気スイッチのコア断面積などの形状を適性化することで低いスイッチインダクタンスを得ることができ、速いスイッチオフ制御が可能になる。したがって、高い繰り返し周波数の要求を満足させることができ、矩形波形を乱すことなく、高速立ち上がりの出力パルスを高繰り返し条件で負荷に供給することができる。また、回路要素への充電時間を短くすることができ、出力スイッチの高いホールドオフ電圧、低いスイッチインダクタンス、および高い繰り返し周波数の全ての要件を同時に満足させることができる。したがって、矩形波形を乱すことなく、高電圧、大電流で、高速立ち上がりの出力パルスを高繰り返し条件で負荷に供給することができる。
【0011】
また上述した構成において、例えば、前記2以上n以下の全充電パスまたはその全充電パスよりも1個少ない任意の充電パスのそれぞれに前記各回路要素から前記電源回路に流れる電流を阻止する電流阻止要素を介挿することもできる。この構成により、回路要素への充電時間を出力パルス幅以下まで短くすることができ、出力スイッチの高いホールドオフ電圧、低いスイッチインダクタンス、および高い繰り返し周波数の全ての要件を同時に満足させることができる。したがって、矩形波形を乱すことなく、高電圧、大電流で、高速立ち上がりの出力パルスを高繰り返し条件で供給できる。
【0012】
また、本発明に係るパルス電源装置は、上述した課題を解決するために、請求項3に記載したように、充電用の電荷を蓄積する回路要素を有するパルス成形回路と、このパルス成形回路と負荷との間に介挿され且つ前記回路要素に蓄積された電荷を出力パルスとして放電する出力スイッチとを備え、前記回路要素を分布定数線路を用いて形成するとともに、前記パルス成形回路の回路要素に電荷を蓄積する電源回路と、この電源回路から前記回路要素の両端の充電端に並列に接続した充電パスと、この並列充電パスの少なくとも一方のパスに介挿され且つその回路要素から前記電源回路に流れる電流を阻止する電流阻止要素とを備え、前記出力スイッチを磁気スイッチで構成したものである。
【0013】
この構成により、出力スイッチの低いスイッチインダクタンスと高い繰り返し周波数の要件を同時に満足することが可能になるため、矩形波形を乱すことなく、高速立ち上がりの出力パルスを高繰り返し条件で得ることができる。また、回路要素の充電時間を短くすることができ、出力スイッチの高いホールドオフ電圧、低いスイッチインダクタンス、および高い繰り返し周波数の全ての要件を同時に満足させる。このため、矩形波形を乱すことなく、高電圧、大電流で、高速立ち上がりの出力パルスを高繰り返し条件で出力できる。
【0014】
また、本発明に係るパルス電源装置は、上述した課題を解決するために、請求項4に記載したように、充電用の電荷を蓄積する回路要素を有するパルス成形回路と、このパルス成形回路と負荷との間に介挿され且つ前記回路要素に蓄積された電荷を出力パルスとして放電する出力スイッチとを備え、前記回路要素を分布定数線路を用いて形成し、n(n≧2の整数)個のその回路要素を直列に多段接続して前記パルス成形回路を構成するとともに、前記パルス成形回路の回路要素に電荷を蓄積する電源回路と、この電源回路から前記n個の回路要素の内の少なくとも2個以上の回路要素それぞれの両端の充電端に並列に接続した2以上で「n+1」以下の充電パスと、この全並列の充電パスまたは「全並列数−1」の充電パスのそれぞれに介挿され且つ前記回路要素から前記電源回路に流れる電流を阻止する電流阻止要素とを備え、前記出力スイッチを磁気スイッチで構成したものである。この構成により、パルスフォーミングラインで形成された回路要素の充電時間を出力パルス幅以下まで短くすることができ、出力スイッチの高いホールドオフ電圧、低いスイッチインダクタンス、および高い繰り返し周波数の全ての要件を同時に満足させる。このため、矩形波形を乱すことなく、高電圧、大電流で、高速立ち上がりの出力パルスを高繰り返し条件で供給できる。
【0015】
この場合、とくに、前記n個の回路要素の相互間それぞれに波形成形補償回路を介挿することが望ましい。これにより、分割状態のパルスフォーミングラインである回路要素間で波形成形を行うことができ、精度の高い矩形出力波形を得ることができる。
【0016】
さらに上述した各態様の構成において、前記負荷又は前記負荷および出力スイッチの直列回路に並列に接続され且つ前記出力パルスの波形立ち下がりを制御するスイッチング手段を備えることも望ましい。このため、スイッチング手段により波形立ち下がり制御ができる。つまり、スイッチング手段のスイッチ要素をオン状態とすることで負荷に電圧および電流が発生しなくなるため、矩形出力波形の立ち下がり時間を制御することができる。
【0017】
このスイッチング手段は、例えば、磁気スイッチを備えて構成される。この構成によれば、磁気スイッチによりスイッチインダクタンスが下がるので、高速立ち下がりの矩形出力波形を得ることができる。
【0018】
好適には、この磁気スイッチは、磁性体と、この磁性体に巻装され且つ前記負荷又は前記負荷および出力スイッチの直列回路に並列に接続される1次巻線と、前記磁性体に巻装され且つ前記1次巻線に磁気的に結合した2次巻線とを備えるとともに、前記スイッチング手段は、この2次巻線に接続され且つ前記磁性体をリセットするリセット回路を備える。これにより、低いスイッチインダクタンスと確実な磁気スイッチのリセットが可能になるため、高速立ち下がりの矩形出力波形を高繰り返し条件で得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0024】
(第1の実施の形態)
第1の実施形態に係るパルス電源装置を図1〜図2を参照して説明する。なお、この実施形態は請求項1および2に記載の電源装置に対応する。
【0025】
図1に示すパルス電源装置PSは、パルス成形回路としてのパルスフォーミングネットワーク1と、このネットワークを充電するための充電用電源回路4とを備える。パルスフォーミングネットワーク1は、充電用電源回路4に対して直列に接続されるコイル2と、充電用電源回路4に対して並列に接続されるコンデンサ3とを有する回路をn段、はしご状に接続したネットワークで構成される。このパルスフォーミングネットワーク1のコイル各段の入力側(各段のコンデンサの高電圧側)には、充電用の充電入力端Tin−1,…,nが形成されている。また入力側の第1段目のコンデンサ3の低圧側には、低圧側入力端T2が形成されている。最終段の回路には高圧側出力端T3および低圧側出力端T4が形成されている。低圧側出力端T4と低圧側入力端T2は電位的に共通である。
【0026】
また充電用電源回路4は、パルスフォーミングネットワーク1のコンデンサ3…3に電荷蓄積を行うための直流電力を供給するように構成されている。このため、充電用電源回路4は高圧側および低圧側電源端Tc1,Tc2を有する。この内、低圧側電源端Tc2はそのまま配線5を介してパルスフォーミングネットワーク1の低圧側入力端T2に接続されている。
【0027】
これに対して、充電用電源回路4の高圧側電源端Tc1はn本の充電用配線6…6の各一端に並列接続され、このn本の配線6…6の他端がパルスフォーミングネットワーク1のn個の充電入力端Tin−1,…,Tin−nにそれぞれ1:1で接続されている。このn本の配線のそれぞれの途中には逆電流防止用素子7が介挿されている。この逆電流防止用素子7は、スイッチ、ダイオードおよび可飽和磁性体などで構成される。この素子7の介挿により、充電用配線6…6を通って電源回路2からパルスフォーミングネットワーク1には通電されるが、その反対向きの電流は阻止されるようになっている。
【0028】
なお、これらn個の逆電流防止用素子7…7の数を1個減らしてn−1個にし、n本の並列の充電用配線6の内、1本だけは逆電流防止用素子7を接続していない配線を設けるようにしてもよい。この理由は、逆電流防止用素子7を1個減らしただけでは、その該当する配線に対応するコンデンサを電源とする、電流閉路が形成されないからである。
【0029】
一方、パルスフォーミングネットワーク1の高圧側出力端T3および低圧側出力端T4は配線8および9を介して電源出力端T5およびT6にそれぞれ至る。この内、高圧側の配線8には、磁気スイッチ10が介挿されている。磁気スイッチ10は、高透磁率で閉磁路のコアに巻線を施した可飽和リアクトル、磁気増幅器などで構成され、飽和前の高インダクタンス状態(オフ状態)と飽和後の低インダクタンス状態(オン状態)を採る。この磁気スイッチは制御巻線を有し、スイッチ制御回路11から制御巻線への制御信号に応答してスイッチオン状態とスイッチオフ状態とを採って、線路をオン/オフスイングできるようになっている。なお、磁気スイッチ10のコア断面積は、充電設定電圧と高速な充電時間とに基づき適値に予め設定されている。
【0030】
電源出力端T5、T6は負荷12に接続され、これにより、パルスフォーミングネットワーク1の出力端T3,T4から見た場合、磁気スイッチ10、負荷12を直列に接続した閉ループが形成されている。
【0031】
このパルス電源装置PSの動作を説明する。
【0032】
スイッチ制御回路11の制御動作を介して出力用スイッチである磁気スイッチ12をホールドオフ状態にする。この状態で充電用電源回路4からパルスフォーミングネットワーク1の各コンデンサ3に対して充電を行わせる。充電電流Icはn並列に接続された充電用配線6…6を通りパルスフォーミングネットワーク1の各コンデンサ3に流れ込み、電荷が各コンデンサ3に蓄積される。このとき充電電流Icはコイル2…2を流れることなく、コンデンサ3…3のそれぞれに同時にかつ直接に流れ込む。このため、充電電流がコイルを通らない分だけ、各コンデンサ3はその端子電位を同電位に保ちながら設定電圧まで高速に充電される。
【0033】
この充電設定電圧と高速な充電時間とに基づき出力用磁気スイッチ10のコア断面積を設定してあるので、磁気スイッチ10は各コンデンサ3の充電完了と同時にスイッチオン状態となる。この磁気スイッチ10のオン状態へのスイッチングにより、パルスフォーミングネットワーク1の各コンデンサ3に蓄えられた電荷の放電が開始される(図2参照)。この放電の際、逆電流防止用素子7を介挿してあるために、放電電流が充電用配線6を経由して流れることはなく、各段のコイル2およびコンデンサ3に強制的に流され、共振によりパルス成形がなされる。このため、パルスフォーミングネットワーク1の最終段の出力である出力パルスPは矩形波形に成形され、負荷12に供給される。
【0034】
このとき、パルスフォーミングネットワーク1の充電時間は上述したように短時間(高速充電)で済むので、磁気スイッチ10のコア断面積は必然的に小さい設計値に帰着する。このため、磁気スイッチ10のスイッチオン時のインダクタンスが低減する。したがって、図2の電流波形図が示すように、出力パルスPの矩形波形は乱されることなく、高電圧、大電流、高速立ち上がり、かつ高繰り返し周波数の出力パルスになり、この出力パルスPが負荷5に供給される。
【0035】
変形形態
図3に、第1の実施形態の変形形態を示す。
【0036】
この変形形態に係るパルス電源装置PSは、上述した図1の回路構成をより簡素化したもので、かつ、従来回路に比べて高速充電の効果を持たせた装置である。
【0037】
図3において、パルスフォーミングネットワーク1の負荷側の回路構成は図1のものと同一である。これに対して、パルスフォーミングネットワーク1の充電側の回路構成が図1のものよりも著しく簡素化されている。
【0038】
具体的には、パルスフォーミングネットワーク1の高圧側には、その中間段に充電用入力端Tin−mが1個のみ形成されている。この充電用入力端Tin−mは1本の充電用配線6を開して充電用電源回路4の高圧側電源端Tc1に接続されている。この配線に逆電流防止用素子は不要である。
【0039】
そのほかの構成は図1のものと同一である。
【0040】
このため、スイッチ制御回路11により磁気スイッチ12をホールドオフ状態として、充電用電源回路4からパルスフォーミングネットワーク1の各コンデンサ3に対して充電を行う。充電電流Icはパルスフォーミングネットワーク1の中間段Tin−mでその電源側および負荷側に2方向に分流するから、n段のCL回路全体が2並列に分けられて「n/2」段ずつ充電される。つまり、パルスフォーミングネットワーク1を構成する各コンデンサ3の充電時間は従来回路の約1/2の時間まで短縮することができる。
【0041】
この変形例によっても、パルスフォーミングネットワーク1の充電時間が従来回路に比べて短時間で済むので、磁気スイッチ10のコア断面積を減少させた設計が可能となる。このため、磁気スイッチ10のスイッチオン時のインダクタンスを減らすことができ、したがって、矩形出力波形を乱すことなく、高電圧、大電流で、高速立ち上がりの出力パルスを高繰り返し条件(高い繰り返し周波数)で負荷に供給することができる。
【0042】
なお、上述した本実施形態およびその変形形態では、パルスフォーミングネットワークを構成する集中定数素子としてコイルとコンデンサのみを組み合わせる回路を例示したが、パルスフォーミングネットワークを形成可能な他の集中定数素子またはそれらとの組み合わせ回路についても、その作用、効果は上述したものと等価である。
【0043】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図4〜図6を参照して説明する。この実施形態は請求項3〜5記載の発明を実施するものである。なお、第1の実施形態と同一または同等の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。この省略または簡略化の手法は、これ以降の変形形態および実施形態においても同様とする。
【0044】
この実施形態のパルス電源装置は、パルス成形回路としてパルスフォーミングラインを用いたことを特徴とする。
【0045】
図4に示すように、このパルス電源装置PSは、そのパルス成形回路として同軸ケーブル、水コンデンサ等の分布定数を利用したパルスフォーミングライン17を備える。このパルスフォーミングライン17は、その所定長さのものが長さ方向にn個に等分割され、これによりn個のパルスフォーミングライン素子17−1…17−nが電気的に直列接続された構成になっている。具体的には、n個のパルスフォーミングライン素子17−1…17−nの間で、その芯線同士および外被同士が互いに接続されている。しかも各パルスフォーミングライン素子17−1(…17−n)の両端側には充電入力端T1…Tn+1が設けられている。つまり全体でn+1個の充電入力端が形成されている。また各パルスフォーミングライン素子の外被がもう一方の端子である共通端cを成す。
【0046】
このパルスフォーミングライン17に対して、その充電側のループにはn+1本の高圧側配線と1本の低圧側配線が使用されている。n+1本の高圧側配線18…18の各一端は充電用電源回路4の高圧側電源端Tc1に並列に接続される一方、その配線18…18の各他端は前述したパルスフォーミングライン17のn+1個のT1…Tn+1にそれぞれ1:1で接続されている。充電用配線18…18の途中には、それぞれ、スイッチ、ダイオードおよび可飽和磁性体に代表される逆電流防止用素子19が介挿されている。このとき、これらn+1個の逆電流防止用素子19をn個とし、n+1本の並列の充電用配線18の内、1本だけは逆電流防止用素子19が接続されていない配線としてもよい。
【0047】
これに対して、パルスフォーミングライン17の負荷側は磁気スイッチ10と負荷12が直列に介挿されたループになっている。最終n段目のパルスフォーミングライン素子17−nの負荷側に位置する充電入力端Tn+1は、高圧側出力端でもあるため、この端子に配線8が接続されて電源出力端T5に至る。配線8の途中には磁気スイッチ10が挿入されている。また最終n段目のパルスフォーミングライン素子17−nの共通端cが配線9を介して電源出力端T6に至る。電源出力端T5,T6に負荷12が接続されている。
【0048】
このパルス電源装置PSの動作を説明する。
【0049】
出力用スイッチである磁気スイッチ10をホールドオフ状態として、充電用電源回路4からパルスフォーミングライン17に対して充電を開始させる。充電電流Icはn+1本の並列接続された充電用配線18…18を通りパルスフォーミングライン17に流れ込み、電荷がライン素子17−1…17−nにそれぞれ蓄積される。このとき充電電流Icは各ライン素子17−1(…17−n)の両端から各ライン素子に同時に流れ込むため、このようにn分割していないパルスフォーミングラインの約1/(2n)の充電時間で設定電圧まで高速に充電される。
【0050】
これにより、第1の実施形態のときと同様に、出力用磁気スイッチ12のコア断面積は充電設定電圧と高速充電時間とに基づき設定されているので、磁気スイッチ10は各ライン素子の充電完了と同時にスイッチオン状態となる。磁気スイッチ10のこのオン状態へのスイッチングに付勢されて、各パルスフォーミングライン素子に蓄えらえれた電荷は、逆電流防止用素子19が存在するために充電用配線18を流れず、互いに直列接続された各ライン回路を流れる。これにより、矩形成形された出力パルスPが負荷12に供給される。このとき、パルスフォーミングライン17の充電時間は高速で、短時間の内に終わるので、磁気スイッチ10のコア断面積を減少させた設計が可能となる。つまり、磁気スイッチ10のスイッチオン時のインダクタンスが低減され、前述した図2の電流波形図が示すように矩形出力波形を乱すことなく、高電圧かつ大電流で、高速立ち上がりの出力パルスPを高繰り返し条件で負荷12に供給することができる。
【0051】
なお、この実施形態に対して、以下のように種々の変形が可能である。
【0052】
変形形態(その1)
上述のようにパルスフォーミングライン17をn分割したパルス成形回路の場合、図5に示すように、各パルスフォーミングライン素子間にコイル、コンデンサおよび抵抗などで構成された波形成形補償回路19を接続することができる。これにより、出力パルスPの矩形波の波形精度をより一層向上させることができる。
【0053】
変形形態(その2)
別の変形形態に係るパルス電源装置を図6に示す。この装置は、上述した図4記載のものよりも簡素な回路構成でありながら、従来回路に比べて、高速に充電できることに特徴がある。
【0054】
図6に示すパルス電源装置において、パルス成形回路は分割されていないパルスフォーミングライン17により構成されている。このパルスフォーミングライン17の負荷側ループは図4記載のものと同様である。一方、パルスフォーミングライン17の充電側ループでは、充電用電源回路4の高電側電源端Tc1に2本の充電用配線18,18が並列に接続され、この両配線の他端がパルスフォーミングライン17両端の充電入力端T1,T2に個別に接続されている。充電用配線18,18のそれぞれには、2個あるいは少なくとも1個のスイッチ、ダイオードおよび可飽和磁性体に代表される逆電流防止用素子19が挿入・接続されている。
【0055】
出力用スイッチである磁気スイッチ10をホールドオフ状態として、充電用電源回路2からパルスフォーミングライン17に対して充電を行うと、充電電流Ipはパルスフォーミングライン17の両端からこのライン17に流れ込む。このため、パルスフォーミングライン17の充電時間は、従来回路の約1/2の時間まで短縮させることができる。また、逆電流防止用素子19は図4のパルス成形回路と同様に機能する。
【0056】
このように、パルスフォーミングライン17の充電時間を従来回路に比べて短時間にできるので、磁気スイッチ10のコア断面積を減少させることができる。そこで、磁気スイッチ10のスイッチオン時のインダクタンスが減少し、出力パルスPの矩形波形を乱すことなく、高電圧および大電流で、高速立ち上がりの出力パルス4を高繰り返し条件で負荷12に供給することができる。
【0057】
なお、上記第2の実施形態およびその変形形態にあっては、パルスフォーミングラインとして同軸ラインを例示したが、これに代えて、ブルームラインなどの他の分布定数線路についても同様に実施でき、その作用効果は上述したものと同一または同等のものが得られる。
【0058】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を図7〜図9を参照して説明する。この実施形態は請求項6〜8記載の発明を実施するものである。
【0059】
第3の実施形態に係るパルス電源装置の特徴は、第1の実施形態と同様に集中定数素子によるパルス成形回路を設けるとともに、このパルス成形回路の負荷側ループに別の磁気スイッチを設け、出力パルスの立ち下がり特性の高速化を実現するものである。
【0060】
図7のパルス電源装置PSは、集中定数素子で多段構成したパルス成形回路としてのパルスフォーミングネットワーク1を備える。このネットワーク1の負荷側の高圧側および低圧側出力端T3,T4には、第1の実施形態と同一構成の負荷ループが接続されるとともに、これに並列状態で、引き出し配線20が接続され、両出力端T3,T4が相互に接続されている。この引き出し配線20の途中には、波形立ち下がり用の磁気スイッチ21が挿入されている。この磁気スイッチ21も前述したものと同様に、コア鉄芯に1次巻線21aおよび2次巻線21bを巻装した可飽和リアクトルで構成されている。1次巻線21aが引き出し線20に電気的に接続され、2次巻線21bはコア鉄芯をリセットするためのリセット回路22に接続されている。コア鉄芯の断面積は、出力パルスPを立ち下げる必要のある所定時間に応じて設定されている。
【0061】
図8(a)に示すように、出力パルスPの立ち下がり特性は、通常(後述するように強制的な立ち下げ制御を行わない場合)、パルスフォーミングネットワーク1のインピーダンスに因って長時間で緩やかな傾きを示す場合がある。これに対して、本実施形態では、波形立ち下がり制御用の磁気スイッチ21のコア断面積を、出力パルスPを立ち下げる必要のある時間に応じて設定してある。このため、磁気スイッチ21は出力パルスPを立ち下げ時間になると同時にスイッチオン状態となる。この磁気スイッチ21のスイッチングにより、パルスフォーミングネットワーク1のコンデンサ3…3に蓄えられた電荷は、負荷12に流れないで、磁気スイッチ21を通るループに流れる。従って、負荷12には電圧あるいは電流の発生がなくなり、図8(b)に示すように出力パルスPは立ち下げに必要な所定時間に立ち下がることとなる。
【0062】
このとき、磁気スイッチ21は低インダクタンスに設計できるため、出力パルスPは高速で立ち下がる。さらに、磁気スイッチ21の2次巻き線21bに接続されたリセット回路23により、この磁気スイッチ21を構成する磁性体をリセットすることで、磁気スイッチ21は高繰り返し(高繰り返し周波数)で動作する。
【0063】
本実施形態ではパルスフォーミングネットワークを構成する集中定数素子としてコイルとコンデンサを例に挙げたが、パルスフォーミングネットワークに用いられる他の集中定数素子についても、その作用効果は本実施形態に記述したものと同様である。
【0064】
また、この磁気スイッチ21およびリセット回路22を用いた波形立ち下がり制御ループは負荷に並列に接続してもよい。
【0065】
変形形態
上記実施形態の変形形態の1例を図9に示す。この変形形態に係るパルス電源装置は、上述した波形立ち下げ制御を、前述した第2の実施形態に係る分布定数線路を用いたパルスフォーミングラインに実施したものである。
【0066】
詳細には図9に示すように、パルス成形回路としてのパルスフォーミングライン17の負荷側ループにおいて、最終段の充電入力端Tn+1と共通端cとに対し、負荷ループに並列に上記磁気スイッチ21が引き出し配線20を介して同様に装備されている。磁気スイッチ21の2次巻線21bにはリセット回路22が同様に接続され、磁気スイッチ21の磁性体をリセットできる。
【0067】
この変形形態のパルス成形の作用・効果は図7記載のものと同様であり、出力パルスPを立ち下げる必要のある時間に高速に立ち下げることができ、高繰り返し条件の出力パルスPを出力することができる。
【0068】
上記変形形態ではパルスフォーミングラインとして同軸ラインを例示したが、ブルームラインなどの他の分布定数線路についても、その作用・効果は同等のものが得られる。
【0069】
【発明の効果】
このように本発明によれば、パルス成形回路の充電時間を出力パルス幅以下まで短くすることができ、出力スイッチの高いホールドオフ電圧、低いスイッチインダクタンス、および高い繰り返し周波数の全ての要件を同時に満足させることができ、これによって、矩形波形を乱すことなく、高電圧・大電流で、高速立ち上がりの出力パルスを高繰り返し条件で負荷に供給することができるという、加速器用電源などに好適なパルス電源装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るパルス電源装置の一部ブロック化した電気回路図。
【図2】図1に示すパルス電源装置の動作を説明するための電流波形図。
【図3】第1の実施形態の変形形態の一例に係るパルス電源装置の一部ブロック化した電気回路図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るパルス電源装置の一部ブロック化した電気回路図。
【図5】第2の実施形態の変形形態の一例に係るパルス電源装置の一部ブロック化した電気回路図。
【図6】第2の実施形態の変形形態の別の例に係るパルス電源装置の一部ブロック化した電気回路図。
【図7】本発明の第3の実施形態に係るパルス電源装置の一部ブロック化した電気回路図。
【図8】図7に示すパルス電源装置の動作を説明するための電流波形図。
【図9】第3の実施形態の変形形態の一例に係るパルス電源装置の一部ブロック化した電気回路図。
【図10】従来例に係るパルス電源装置の一部ブロック化した電気回路図。
【図11】図10に示すパルス電源装置の動作を示す電流波形図。
【符号の説明】
1 パルス成形回路(パルスフォーミングネットワーク)
2 コイル
3 コンデンサ
4 充電用電源回路
5、6、8、9、18、20 配線
7、19 逆電流防止用素子
10 磁気スイッチ
11 スイッチ制御回路
12 負荷
17 パルス成形回路(パルスフォーミングライン)
17−1…17−n パルスフォーミングライン素子
19 波形成形補償回路
21 磁気スイッチ
21a 1次巻線
21b 2次巻線
22 リセット回路
PS パルス電源装置
P 出力スイッチ
Ic 充電電流

Claims (8)

  1. 充電用の電荷を蓄積する回路要素を有するパルス成形回路と、このパルス成形回路と負荷との間に介挿され且つ前記回路要素に蓄積された電荷を出力パルスとして放電する出力スイッチとを備え、前記回路要素を集中定数素子を用いて形成し、n(n≧2の整数)個の回路要素を直列に多段接続して前記パルス形成回路を構成するとともに、前記パルス成形回路の回路要素に電荷を蓄積する電源回路と、この電源回路から前記n個の回路要素の内の少なくとも2個以上の回路要素の充電端に並列且つ個別に接続した2以上n以下の充電パスとを備え、前記出力スイッチを磁気スイッチで構成したことを特徴とするパルス電源装置。
  2. 請求項1記載の発明において、前記2以上n以下の全充電パスまたはその全充電パスよりも1個少ない任意の充電パスのそれぞれに前記各回路要素から前記電源回路に流れる電流を阻止する電流阻止要素を介挿した構成のパルス電源装置。
  3. 充電用の電荷を蓄積する回路要素を有するパルス成形回路と、このパルス成形回路と負荷との間に介挿され且つ前記回路要素に蓄積された電荷を出力パルスとして放電する出力スイッチとを備え、前記回路要素を分布定数線路を用いて形成するとともに、前記パルス成形回路の回路要素に電荷を蓄積する電源回路と、この電源回路から前記回路要素の両端の充電端に並列に接続した充電パスと、この並列充電パスの少なくとも一方のパスに介挿され且つその回路要素から前記電源回路に流れる電流を阻止する電流阻止要素とを備え、前記出力スイッチを磁気スイッチで構成したことを特徴とするパルス電源装置。
  4. 充電用の電荷を蓄積する回路要素を有するパルス成形回路と、このパルス成形回路と負荷との間に介挿され且つ前記回路要素に蓄積された電荷を出力パルスとして放電する出力スイッチとを備え、前記回路要素を分布定数線路を用いて形成し、n(n≧2の整数)個のその回路要素を直列に多段接続して前記パルス成形回路を構成するとともに、前記パルス成形回路の回路要素に電荷を蓄積する電源回路と、この電源回路から前記n個の回路要素の内の少なくとも2個以上の回路要素それぞれの両端の充電端に並列に接続した2以上で「n+1」以下の充電パスと、この全並列の充電パスまたは「全並列数−1」の充電パスのそれぞれに介挿され且つ前記回路要素から前記電源回路に流れる電流を阻止する電流阻止要素とを備え、前記出力スイッチを磁気スイッチで構成したことを特徴とするパルス電源装置。
  5. 請求項4記載の発明において、前記n個の回路要素の相互間それぞれに波形成形補償回路を介挿したパルス電源装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発明において、前記負荷又は前記負荷および出力スイッチの直列回路に並列に接続され且つ前記出力パルスの波形立ち下がりを制御するスイッチング手段を備えたパルス電源装置。
  7. 請求項6記載の発明において、前記スイッチング手段は磁気スイッチを備えたパルス電源装置。
  8. 請求項7記載の発明において、前記磁気スイッチは、磁性体と、この磁性体に巻装され且つ前記負荷又は前記負荷および出力スイッチの直列回路に並列に接続される1次巻線と、前記磁性体に巻装され且つ前記1次巻線に磁気的に結合した2次巻線とを備えるとともに、前記スイッチング手段は、この2次巻線に接続され且つ前記磁性体をリセットするリセット回路を備えるパルス電源装置。
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