JP3614908B2 - シールドケース - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、第1,第2の導電性ケース部材の対向部が嵌合されてなるシールドケースに係り、特に、高い電磁シールド性が要求されるテレビカメラのケースなどとして用いて好適なシールドケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のシールドケースとしては、例えば、図3に示すように、導電性の第1,第2のケース部材11,12の嵌合部に導電性ゴムのチューブ13を圧縮して介在させることによって、第1,第2のケース部材11,12の間の導電性を確保したものが知られている。
【0003】
また、他の従来例としては、例えば、実開平3−97996号公報に記載のものが知られている。かかるシールドケースは、第1,第2のケース部材(同公報では、「本体部と蓋体部」)との嵌合面のそれぞれに、互いに対向するバネ状金具を固着し、それらのバネ状金具の接触によって電磁波をシールドする構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前者の図3のシールドケースは、電磁シールド性を高めるために、第1,第2のケース部材の嵌合部を複雑にオーバーラップさせる形状としなければならず、またチューブ13を必要とする分、部品点数が増えるという問題があった。
【0005】
また、後者の実開平3−97996号公報に記載のものは、バネ状金具を必要とする分、部品点数が増えると共に、そのバネ状金具を固着する面倒もある。
【0006】
本発明の目的は、部品点数を増やすことなく、簡易な構成によって高い電磁シールドを確保することができるシールドケースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のシールドケースは対向する第1,第2の導電性ケース部材が所定の接合方向から接合されて、ねじ,ボルト等の固定手段で固定されるシールドケースにおいて、前記第1,第2の導電性ケース部材の前記接合方向における対向部の一方に設けられた弾性変形可能な弾性片部と、前記対向部の他方に設けられた圧接部と、前記接合方向に対して傾斜するように前記圧接部に形成されて、前記第1,第2の導電性ケース部材が接合されるときに、前記弾性片部に圧接して該弾性片部をシールドケースの内側に向かって弾性変形させる傾斜面と、前記弾性片部および前記圧接部よりもシールドケースの外側寄りにずれて位置するように前記対向部のそれぞれに形成されて、前記第1,第2の導電性ケース部材が接合されたときに前記接合方向から互いに当接する当接部と、前記対向部の一方における前記弾性片部と前記当接面との間の位置に形成されて、前記圧接部と嵌合する溝部と、を備えることを特徴とする
【0008】
【作用】
本発明のシールドケースは、第1,第2の導電性ケース部材の嵌合部において、一方側に設けられた弾性片部が他方側に設けられた圧接部によって弾性変形されることにより、その弾性片部の弾性変形を利用して、第1,第2の導電性ケース部材の嵌合部を確実に圧接させる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1および図2に基づいて説明する。
【0010】
本実施例のシールドケースは、図1に示すように、高い電磁シールド性が要求されるテレビカメラのケースとしての構成例であり、そのケースは、導電性のカメラ本体(第1の導電性ケース部材)1の両側の開口部1A,1Aに、導電性のサイドパネル(第2の導電性ケース部材)2,2の内側周部2A,2Aを接合させた上、それらをボルト等によって結合した構成となっている。カメラ本体1はアルミニウム、またサイドパネル2は導電性の樹脂によって成形されている。その導電性の樹脂としては、例えば、熱硬化性フェノール系樹脂にカーボンの長繊維を絡ませたCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic)が好適であり、この樹脂は、薄肉成形が可能であり、比重も小さく軽量であり、アルミ合金とはぼ同等の強度(比重比強度)を持ち、剛性、耐候性、難燃性にも優れて安定した導電性を発揮する。CFRPとしては、例えば、(株)神戸製鋼所製のものを用いることができる。
【0011】
サイドパネル2の内側周部2Aは、図2(a)に示すように、その全周に亘って延在する溝部2Bが形成されており、その溝部2Bの内側の壁部は、弾性変形が可能な舌状の弾性片部2Cとされている。弾性片部2Cの一側面は、所定の角度θ2で傾斜する傾斜面2Dとなっている。また、溝部2Bの外側の壁部の端部には、平坦な当接面2Eが形成されている。一方、カメラ本体1の開口部1Aには、図2(a)に示すように、その全周に亘って延在して、サイドパネル2側の溝部2B内に嵌合可能な圧接部1Bが形成されており、その圧接部1Bの内側の周面には、弾性片部2Cの傾斜面2Dと対向する傾斜面1Cが形成されている。その傾斜面1Cは、角度θ2よりも大きな角度θ1で傾斜している。また、開口部1Aの周面には、サイドパネル2側の当接面2Eと対向する平坦な当接面1Dが形成されている。
【0012】
このように形成されたカメラ本体1とサイドパネル2は、図2(b)のように接合されることによって、圧接部1Bが溝部2B内に嵌合し、その傾斜面1Cが弾性片部2Cの傾斜面2Dに圧接して、いわゆるくさび作用によって弾性片部2Cを内側(図2(b)中の下側)に弾性変形させる。したがって、傾斜面1Cと傾斜面2Dは、弾性片部2Cの弾性変形を伴って、互いに密接することになる。そして、ネジ,ボルト等の固定手段によるカメラ本体1とサイドパネル2との結合力によって、当接部1D、2E同士が圧接されて、傾斜面1Cと外側面2Eとの密接状態が保持される。
【0013】
なお、サイドプレート2と同様の導電性樹脂によってカメラ本体1を形成してもよい。また、開口部1Aと内側周部2Aの全周に亘って圧接部1Bと弾性片部2Cを形成する他、弾性片部2Cの弾性を確保するために、圧接部1Bまたは弾性片部2Cに部分的な切り欠きを設けてもよい。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のシールドケースは、第1,第2の導電性ケース部材の嵌合部において、一方側に設けられた弾性片部が他方側に設けられた圧接部によって弾性変形される構成であるから、その弾性片部の弾性変形を利用して、第1,第2の導電性ケース部材の嵌合部を確実に接触させることができ、この結果、部品点数を増やすことなく、簡易な構成によって高い電磁シールドを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシールドケースの分解斜視図である。
【図2】図1に示すシールドケースの要部の拡大断面図である。
【図3】従来のシールドケースの要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体(第1の導電性ケース部材)
1A 開口部
1B 圧入部
1C 傾斜面
1D 圧接面
2 サイドパネル(第2の導電性ケース部材)
2A 内側周部
2B 溝部
2C 弾性片部
2D 傾斜面
2E 圧接面

Claims (4)

  1. 対向する第1,第2の導電性ケース部材が所定の接合方向から接合されて、ねじ,ボルト等の固定手段で固定されるシールドケースにおいて、
    前記第1,第2の導電性ケース部材の前記接合方向における対向部の一方に設けられた弾性変形可能な弾性片部と、
    前記対向部の他方に設けられた圧接部と、
    前記接合方向に対して傾斜するように前記圧接部に形成されて、前記第1,第2の導電性ケース部材が接合されるときに、前記弾性片部に圧接して該弾性片部をシールドケースの内側に向かって弾性変形させる傾斜面と、
    前記弾性片部および前記圧接部よりもシールドケースの外側寄りにずれて位置するように前記対向部のそれぞれに形成されて、前記第1,第2の導電性ケース部材が接合されたときに前記接合方向から互いに当接する当接部と、
    前記対向部の一方における前記弾性片部と前記当接面との間の位置に形成されて、前記圧接部と嵌合する溝部と、
    を備えることを特徴とするシールドケース。
  2. 前記弾性片部の断面形状は、先端に向かって漸次肉薄となる形状であることを特徴とする請求項1に記載のシールドケース。
  3. 前記弾性片部は前記圧接部の傾斜面と圧接する傾斜面を有し、
    前記圧接部の傾斜面は、前記弾性片部の傾斜面よりも前記接合方向に対して大きな角度で傾斜する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシールドケース。
  4. 前記弾性片部が設けられた第1,第2の導電性ケース部材の少なくとも一方は、炭素の長繊維をフェノール樹脂に配合した導電性樹脂によって成形されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシールドケース。
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