JP3613827B2 - ディジタル信号再生装置 - Google Patents

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  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、例えば、光ディスク装置、磁気テープ装置、磁気ディスク装置等、ディジタルデータを再生する機能を有する装置全般に適用することができるディジタル信号再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、光磁気ディスク装置においては、メディアの記録感度の変動、記録光パワーの変動、環境温度の変動等の要因によって、記録されるマークの長さが変動し、マーク長の非対称性、すなわちアシンメトリが発生していた。一方、再生信号の処理に用いるクロックは、再生され2値化さたデータのエッジ情報に基づいて形成される。
【0003】
このように、アシンメトリによって、再生クロックの位相のズレが生じ、またデータ自身の長さが正規のものからズレる結果、再生データを正しく読み取ることができない。すなわち、アシンメトリは、エラーレートを悪化させる大きな要因となるため、アシンメトリを抑圧することは、非常に重要な技術である。
【0004】
従来、2値化されたデータを記録するときに、ある長い時間tの間、記録コードのマーク `+1’ とマークでない所 `−1’ の割合が1対1なるように変調する直流成分を持たない変調方式、例えばEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調が知られている。この場合には、2値化したデータを時間tの間、記録コードを積分することにより、+側に偏っているか、或いは−側に偏っているかを検出し、検出によって、アシンメトリ補正量(最適なマーク長を検出する最適スライスレベルと実際にスライスしているスライスレベルとのズレ量)を算出してアシンメトリ補正を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この手法は、直流成分を持たない変調方式のEFM等には有効であるが、(1,7)RLL(Run Length Limited)記録のような直流成分を持つ変調方式には用いることができなかった。
【0006】
従って、この発明は、直流成分を持つ変調方式においても、有効にアシンメトリが検出することができるディジタル信号再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、記録媒体から再生された再生信号を2値化してディジタル信号を得るディジタル信号再生装置であって、再生信号をスライスレベルと比較し、再生2値化データを得るためのコンパレータと、コンパレータか出力された再生2値化データと同期した再生クロックを生成するPLLと、再生2値化データをPLLから出力された再生クロック期さる手段と、再生2値化データと再生クロックとの位相比較を行い、この位相比較の出力の平均値に基づいて再生信号のアシンメトリを検出する検出手段と、検出手段の検出結果に基づいてアシンメトリの補正を行う補正手段とをえるディジタル信号再生装置である。
【0008】
【作用】
この発明に係るディジタル信号再生装置は、ディジタルデータにより記録されている信号のアシンメトリ補正を効率よく行うことができる。
【0009】
【実施例】
以下、この発明に係るアシンメトリ補正を施す実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、シングルPLL(Phase Locked Loop )型のアシンメトリ補正回路の一実施例のブロック図である。1で示される入力端子は、記録媒体から再生されたRF信号(以下、再生RF信号と称する)が供給される。供給された再生RF信号は、等化器2に供給され、等化器2からのEQ信号として、コンパレータ3へ供給される。なお、等化器2の有無は、この発明には、直接影響しない。
【0010】
コンパレータ3では、スライスレベル4から供給されるスライスレベルを基準として、等化器2から供給されるEQ信号の2値化がなされる。このコンパレータ3から出力される再生2値化データは、アシンメトリ検出回路6、PLL生成回路7、および弁別器8へ供給される。再生2値化データが供給されたPLL生成回路7では、再生クロックが生成され、この再生クロックは、PLL生成回路7からアシンメトリ検出回路6、および弁別器8へ供給される。
【0011】
アシンメトリ検出回路6では、PLL生成回路7から再生クロックが供給され、供給された再生クロックを1/4チャンネルクロック遅延させた信号(以下、T/4クロックと称し、Tは、チャンネルクロック周期を表す)と、コンパレータ3からの再生2値化データとからアシンメトリが検出された後、補正量が加算器5へ供給される。この加算器5では、スライスレベル4から供給されるスライスレベルへ、アシンメトリ検出回路6から供給される補正量が加算されることにより、スライスレベルの補正がなされる。
【0012】
補正がなされたスライスレベルは、コンパレータ3へ供給され、コンパレータ3において、上述したようにEQ信号の2値化が施される。弁別器8は、コンパレータ3からの再生2値化データをPLL生成回路7からの再生クロックに同期して、出力するための回路である。この弁別器8から再生データが生成され、出力端子9から取り出される。
【0013】
ここで、アシンメトリ検出回路6の詳細な構成を図2を用いて説明する。端子11から再生2値化データがEXOR回路13へ供給され、端子12から再生クロック(T/4クロック)がEXOR回路13へ供給される。EXOR回路13では、再生2値化データと、再生クロックとの排他的論理和が施され、排他的論理和が施されたデータは、LPF14へ供給される。
【0014】
LPF14では、供給されたデータの積分がなされ、中心値に対して+側または、−側のどちらに偏っているかが検出される。ゲイン調整回路15では、アシンメトリ検出量に対して、アシンメトリ補正量が設定される。ゲイン調整回路15から設定された補正量が出力端子16を介して、図1中の加算器5へ供給される。すなわち、T/4クロックと再生2値化データとの排他的論理和出力の平均的レベルからアシンメトリが検出され、補正量が設定される。
【0015】
ここで、図3は、上述の図2のEXOR回路13の一例を示すタイミングチャートである。図3Aは、適正なマーク長(以下、適正マーク長と称する)21を示し、図3Bは、その適正マーク長21を再生2値化データとして表した信号、すなわちコンパレータ3からアシンメトリ検出回路6へ供給される再生2値化データを示している。図3Cは、PLL生成回路7からの再生クロックを示し、図3Dは、図3Cの再生クロックに対するT/4クロックを示す。
【0016】
図3Eは、図3Bの再生2値化データと、図3DのT/4クロックとを排他的論理和がなされた信号を示す。すなわち、この図3Eは、コンパレータ3から供給された再生2値化データと、PLL生成回路7から供給された再生クロック、すなわちT/4クロックとをEXOR回路13において、排他的論理和の演算がなされ、LPF14へ出力する信号を示している。また、この図3の一例では、LPF14において、積分された値が `0’ すなわち、中心値とされ、ゲイン調整回路15において、補正量は、 `0’ となされる。
【0017】
ここで、図4は、検出されるマーク長(以下、検出マーク長と称する)が適正マーク長より長い場合の一例を示すタイミングチャートである。図4Aは、マーク長を示し、21は、適正マーク長が示され、22は、検出マーク長が示されている。図4Bは、検出マーク長を再生2値化データとして、表した信号である。図4Cは、T/4クロックを示し、図4Dは、図4Bの再生2値化データと、図4CのT/4クロックとを排他的論理和がなされた信号を示す。
【0018】
この図4中に矢印で示されている部分が増加分となり、図2中のLPF14において、積分された値は、中心値に対して+側に偏り、ゲイン調整回路15において、補正量が設定される。
【0019】
また、図5は、検出マーク長が適正マーク長より短い場合の一例を示すタイミングチャートである。図5Aは、マーク長を示し、21は、適正マーク長が示され、22は、検出マーク長が示されている。図5Bは、検出マーク長を再生2値化データとして、表した信号である。図5Cは、T/4クロックを示し、図5Dは、図5Bの再生2値化データと、図5CのT/4クロックとを排他的論理和がなされた信号を示す。
【0020】
この図5中に矢印で示されている部分が減少分となり、図2中のLPF14において、積分された値は、中心値に対して−側に偏り、ゲイン調整回路15において、補正量が設定される。
【0021】
ここで、図6は、シングルPLL型のアシンメトリ検出のエラー電圧とマークシフト量の関係を示す。Tは、クロック周期を示し、中心の `0’ が適正マーク長を示している。適正マーク長より検出マーク長が長くなると、0〜Tの範囲では、エラー電圧は、中心値に対して+側とされるため、積分された値が中心値に対して+側に偏る。また、適正マーク長より検出マーク長が短くなると、0〜−Tの範囲では、エラー電圧は、中心値に対して−側とされるため、積分された値が中心値に対して−側に偏る。
【0022】
さらに、図6Aに示すようにこれらの範囲のT/2と−T/2を中心として、中心値に対して+側の0〜T/2の範囲では、エラー電圧が上昇し、T/2〜Tの範囲では、エラー電圧が下降し、Tを超える領域では、エラー電圧は、中心値に対して−側へ移る。同様に、中心値に対して−側の0〜−T/2の範囲では、エラー電圧が下降し、−T/2〜−Tの範囲では、エラー電圧が上昇し、−Tを超える領域では、エラー電圧は、中心値に対して+側へ移る。なお、上述の位相比較と異なる手法を用いることにより、図6Bに示すように−T〜Tの範囲でエラー電圧が単調増加(減少)する検出系を構成することも可能である。
【0023】
ここで、図7は、シングルPLL型のアシンメトリ補正回路の異なる実施例を示すブロック図である。入力端子1を介して、記録媒体から供給される再生RF信号を等化器2へ供給し、等化器2からのEQ信号が減算器23へ供給される。アシンメトリ検出回路6から供給された補正量と、等化器2から供給されたEQ信号とを減算器23において、演算がなされる。これによって、EQ信号の中心レベルが制御され、すなわち補正が施されたEQ信号は、コンパレータ3へ供給される。
【0024】
コンパレータ3では、スライスレベル4から供給されるスライスレベルを基準として、補正が施されたEQ信号の2値化が行われる。2値化が行われたデータは、コンパレータ3から再生2値化データとして、アシンメトリ検出回路6、PLL生成回路7、および弁別器8へ供給される。上述のようにPLL生成回路7では、再生クロックが生成され、アシンメトリ検出回路6では、再生2値化データと、再生クロック(T/4クロック)からアシンメトリが検出され、補正量が出力される。また、再生2値化データと再生クロックとが供給される弁別器8では、再生データが生成され、出力端子9から取り出される。
【0025】
ここで、図8は、デュアル(ダブル)PLL型のアシンメトリ補正回路の一実施例のブロック図である。31は、入力端子を示し、記録媒体から再生された再生RF信号が供給される。入力端子31から供給された再生RF信号は、等化器32へ供給され、等化器32では、EQ信号としてコンパレータ33へ供給される。コンパレータ33では、等化器32から供給されたEQ信号をスライスレベル34から供給されるスライスレベルを基準として、2値化が施される。ここで、コンパレータ33へ供給されるスライスレベルは、加算器35において、アシンメトリ検出回路36から供給される補正量が加算されている。
【0026】
コンパレータ33から再生2値化データがエッジ検出回路37、および弁別器40へ供給される。エッジ検出回路37では、供給された再生2値化データから立ち上がりエッジ、および立ち下がりエッジが検出され、検出された立ち上がりエッジは、PLL38へ供給され、立ち下がりエッジは、PLL39へ供給される。PLL38では、供給された立ち上がりエッジから再生クロックが生成され、PLL39では、供給された立ち下がりエッジから再生されたクロックを反転した再生クロック(以下、反転再生クロックと称する)が生成される。
【0027】
PLL38において、生成される再生クロックは、アシンメトリ検出回路36、および弁別器40へ供給され、PLL39において、生成される反転再生クロックは、アシンメトリ検出回路36、および弁別器40へ供給される。PLL38からの再生クロックがセットパルスとして、PLL39からの反転再生クロックがリセットパルスとして、供給されるアシンメトリ検出回路36では、後述するように、検出されるアシンメトリに基づいて、補正量が設定され、その補正量は、加算器35へ供給される。
【0028】
加算器35では、上述したようにコンパレータ33において、基準となるスライスレベルへ補正量が加算される。弁別器40は、PLL38からの再生クロックと、PLL39からの反転再生クロックとに同期して、コンパレータ33からの再生2値化データを出力するための回路である。この弁別器40から再生データが生成され、出力端子41から取り出される。
【0029】
ここで、図9は、上述したアシンメトリ検出回路36の詳細な構成をブロック図で示す。入力端子51から再生クロックが供給され、入力端子52から反転再生クロックが供給される。位相比較器53では、供給された再生クロックは、セットパルスとして、供給された反転再生クロックは、リセットパルスとして用いられ、出力信号の生成がなされ、LPF54へ供給される。LPF54において、供給された出力信号の積分がなされ、供給された出力信号の中心値に対する偏りが検出される。
【0030】
検出された偏りは、ゲイン調整回路55において、アシンメトリ検出量に対して、アシンメトリ補正量が設定され、出力端子56を介して、図8中の加算器35へ供給される。すなわち、セットパルスとリセットパルスの位相比較出力の平均的レベルからアシンメトリが検出され、補正量が設定される。
【0031】
ここで、図10は、上述の図9の位相比較器53の一例を示すタイミングチャートである。図10Aは、61で示される適正マーク長と検出マーク長を示し、適正マーク長と、検出マーク長とが同じ長さを有している場合を表している。図10Bは、その適正マーク長を再生2値化データとして表した信号を示し、図10Cは、PLL38から供給される再生クロック、すなわちセットパルスを示している。図10Dは、立ち下がりエッジを示し、図10Eは、PLL39から供給される反転再生クロック、すなわちリセットパルスを示している。
【0032】
図10Fは、図10Cのセットパルスと、図10Eのリセットパルスにより生成された、位相比較器53の出力信号が示されている。この出力信号は、LPF54へ供給され、LPF54において、積分された値が `0’ すなわち、中心値とされ、ゲイン調整回路6を介して、補正量は、 `0’ となされる。このとき、ΔTは、最適マーク長と検出マーク長とが同じ長さのため `0’ とされる。
【0033】
ここで、図11は、検出マーク長が適正マーク長より長い場合の一例を示すタイミングチャートである。図11Aは、マーク長を示し、61は、適正マーク長が示され、62は、検出マーク長が示されている。図11Bは、検出マーク長を再生2値化データとして、表した信号である。図11Cは、図8に示すPLL38から供給される再生クロック、すなわちセットパルスが示され、図11Dは、PLL39から供給される反転再生クロック、すなわちリセットパルスが示されている。
【0034】
図11Eは、図9に示す位相比較器53の出力信号が示されている。この図11Eは、図11Cのセットパルスに対応して `1’ となり、図11Dのリセット信号に対応して `0’ となる。ここでは、T/2+ΔTの時間、 `1’ となる。また、ΔTは、適正マーク長61と検出マーク長62の誤差を示す。ここで、図9のLPF54において、積分された値は、中心値に対して+側に偏り、ゲイン調整回路6において、補正量が出力される。
【0035】
また、図12は、検出マーク長が適正マーク長より短い場合の一例を示すタイミングチャートである。図12Aは、マーク長を示し、61は、適正マーク長が示され、62は、検出マーク長が示されている。図12Bは、検出マーク長を再生2値化データとして、表した信号である。図12Cは、図8中に示すPLL38から供給される再生クロック、すなわちセットパルスが示され、図12Dは、PLL39から供給される反転再生クロック、すなわちリセットパルスが示されている。
【0036】
図12Eは、図9に示す位相比較器53の出力信号が示されている。この図12Eは、図12Cのセットパルスに対応して `1’ となり、図12Dのリセットパルスに対応して `0’ となる。ここでは、T/2−ΔTの時間、 `1’ となる。また、ΔTは、適正マーク長61と検出マーク長62の誤差を示す。ここで、図9中のLPF54において、積分された値は、中心値に対して−側に偏り、ゲイン調整回路6において、補正量が出力される。
【0037】
ここで、図13は、デュアル(ダブル)PLL型のアシンメトリ検出のエラー電圧とマークシフト量の関係を示す。Tは、クロック周期を示し、中心の `0’ が適正マーク長を示している。適正マーク長より検出マーク長が長くなると、0〜T/2の範囲、および−T/2〜−Tの範囲では、エラー電圧は、中心値に対して+側とされるため、積分された値が中心値に対して+側に偏る。また、適正マーク長より検出マーク長が短くなると、T/2〜Tの範囲、および0〜−T/2の範囲では、エラー電圧は、中心値に対して−側とされるため、積分された値が中心値に対して−側に偏る。なお、このデュアル(ダブル)PLLの立ち上がりクロック、立ち下がりクロックを用い、上述の位相比較と異なる手法を用いることにより、図6Bに示すように−T〜Tの範囲でエラー電圧が単調増加(減少)する検出系を構成することも可能である。
【0038】
また、図14および図15は、上述の図9の位相比較器53の他の例を示すタイミングチャートである。図14は、検出マーク長が適正マーク長より長い場合の一例を示す。図14Aは、マーク長を示し、61は、適正マーク長が示され、62は、検出マーク長が示されている。図14Bは、検出マーク長を再生2値化データとして、表した信号である。図14Cは、再生2値化データの立ち上がりエッジから再生した立ち上がりクロックを示し、図14Dは、再生2値化データの立ち下がりエッジから再生した立ち下がりクロックを示す。
【0039】
図14Eは、図14Cの立ち上がりクロックを反転した信号を示している。再生2値化データ(図14B)が反転立ち上がりクロック(図14E)の立ち上がりクロック時に読み出された信号は、図14Fに示される。図14Gは、再生2値化データ(図14B)を反転した信号を示し、この反転再生2値化データ(図14G)の信号と図14Fの信号のAND出力が図14Hに示す信号となる。ここでは、T/2−ΔTの時間、 `1’ となる。また、ΔTは、適正マーク長61と検出マーク長62の誤差を示す。ここで、図9のLPF54において、積分された値は、中心値に対して+側に偏り、ゲイン調整回路6において、補正量が出力される。
【0040】
また、図15は、検出マーク長が適正マーク長より短い場合の一例を示すタイミングチャートである。図15Aは、マーク長を示し、61は、適正マーク長が示され、62は、検出マーク長が示されている。図15Bは、検出マーク長を再生2値化データとして、表した信号である。図15Cは、再生2値化データの立ち上がりエッジから再生した立ち上がりクロックを示し、図15Dは、再生2値化データの立ち下がりエッジから再生した立ち下がりクロックを示す。
【0041】
図15Eは、図15Cの立ち上がりクロックを反転した信号を示している。再生2値化データ(図15B)が反転立ち上がりクロック(図15E)の立ち上がりクロック時に読み出された信号は、図15Fに示される。図15Gは、再生2値化データ(図15B)を反転した信号を示し、この反転再生2値化データ(図15G)の信号と図15Fの信号のAND出力が図15Hに示す信号となる。ここでは、T/2+ΔTの時間、 `1’ となる。また、ΔTは、適正マーク長61と検出マーク長62の誤差を示す。ここで、図9のLPF54において、積分された値は、中心値に対して−側に偏り、ゲイン調整回路6において、補正量が出力される。
【0042】
図16は、デュアル(ダブル)PLL型のアシンメトリ補正回路の他の実施例を示すブロック図である。入力端子31を介して、記録媒体から再生された再生RF信号が入力され、等化器32へ供給される。供給された再生RF信号は、等化器32からのEQ信号として、減算器63へ供給される。減算器63では、等化器32から供給されたEQ信号が、アシンメトリ検出回路36から供給された補正量によって、補正がなされる。
【0043】
コンパレータ33では、補正が施されたEQ信号がスライスレベル34から供給される基準となるスライスレベルによって、2値化が行われる。コンパレータ33からエッジ検出回路37、および弁別器40へ再生2値化データが供給される。上述のようにエッジ検出回路37では、立ち上がりエッジ、および立ち下がりエッジが検出され、PLL38において、再生クロックが生成され、PLL39において、反転再生クロックが生成される。
【0044】
再生クロック、すなわちセットパルス、および反転再生クロック、すなわちリセットパルスが供給されたアシンメトリ検出回路36では、アシンメトリが検出され、補正量が減算器63へ供給される。弁別器40では、再生クロック、反転再生クロック、および再生2値化データが供給され、再生データが出力端子41から取り出される。
【0045】
【発明の効果】
この発明を用いることにより、アシンメトリ補正を行うことが可能となり、再生エラーレートを向上させることができる。また、再生エラーレートが向上することにより、ディジタルデータの記録/再生装置の記録密度の向上、記録時間の向上、信頼性の向上等の効果が得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るシングルPLL型のアシンメトリ補正回路の一実施例のブロック図である。
【図2】この発明に係るアシンメトリ検出回路の一例のブロック図である。
【図3】この発明に係るシングルPLL型のアシンメトリ検出回路の一例のタイミングチャートである。
【図4】この発明に係るシングルPLL型のアシンメトリ検出回路の一例のタイミングチャートである。
【図5】この発明に係るシングルPLL型のアシンメトリ検出回路の一例のタイミングチャートである。
【図6】エラー電圧とマークシフト量の関係を示した一例の略線図である。
【図7】この発明に係るシングルPLL型のアシンメトリ補正回路の他の実施例のブロック図である。
【図8】この発明に係るデュアル(ダブル)PLL型のアシンメトリ補正回路の一実施例のブロック図である。
【図9】この発明に係るアシンメトリ検出回路の他の例のブロック図である。
【図10】この発明に係るデュアル(ダブル)PLL型のアシンメトリ検出回路の一例のタイミングチャートである。
【図11】この発明に係るデュアル(ダブル)PLL型のアシンメトリ検出回路の一例のタイミングチャートである。
【図12】この発明に係るデュアル(ダブル)PLL型のアシンメトリ検出回路の一例のタイミングチャートである。
【図13】エラー電圧とマークシフト量の関係を示した一例の略線図である。
【図14】この発明に係るデュアル(ダブル)PLL型のアシンメトリ検出回路の他の例のタイミングチャートである。
【図15】この発明に係るデュアル(ダブル)PLL型のアシンメトリ検出回路の他の例のタイミングチャートである。
【図16】この発明に係るデュアル(ダブル)PLL型のアシンメトリ補正回路の他の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
2 等化器
3 コンパレータ
4 スライスレベル
6 アシンメトリ検出回路
7 PLL生成回路
8 弁別器

Claims (5)

  1. 記録媒体から再生された再生信号を2値化してディジタル信号を得るディジタル信号再生装置であって
    上記再生信号をスライスレベルと比較し、再生2値化データを得るためのコンパレータと
    上記コンパレータか出力された上記再生2値化データと同期した再生クロックを生成するPLLと、
    上記再生2値化データを上記PLLから出力された上記再生クロック期さる手段と、
    上記再生2値化データと上記再生クロックとの位相比較を行い、この位相比較の出力の平均値に基づいて上記再生信号のアシンメトリを検出する検出手段と、
    上記検出手段の検出結果に基づいてアシンメトリの補正を行う補正手段とをえるディジタル信号再生装置。
  2. 記録媒体から再生された再生信号を2値化してディジタル信号を得るディジタル信号再生装置であって
    上記再生信号をスライスレベルと比較し、再生2値化データを得るためのコンパレータと
    上記再生2値化データ立ち上がりエッジに基づいて生成される第1のクロックを生成する第1のPLLと、
    上記再生2値化データ立ち下がりエッジに基づいて生成される第2のクロックを生成する第2のPLLと、
    上記第1のクロックと上記第2のクロックとの位相比較を行いこの位相比較出力の平均値に基づいて上記再生信号のアシンメトリを検出する検出手段と、
    上記検出手段の検出結果に基づいてアシンメトリの補正を行う補正手段とを備えるディジタル信号再生装置。
  3. 記録媒体から再生された再生信号を2値化してディジタル信号を得るディジタル信号再生装置であって
    上記再生信号をスライスレベルと比較し、再生2値化データを得るためのコンパレータと
    上記コンパレータから出力された上記再生2値化データと同期した再生クロックを生成するPLLと、
    上記再生2値化データを上記PLLから出力された上記再生クロックと同期させる手段と、
    上記再生2値化データと上記再生クロックとの排他的論理和に基づいて、上記再生信号のアシンメトリを検出する検出手段と、
    上記検出手段の検出結果に基づいてアシンメトリの補正を行う補正手段を備えるディジタル信号再生装置。
  4. 記録媒体から再生された再生信号を2値化してディジタル信号を得るディジタル信号再生装置であって、
    上記再生信号をスライスレベルと比較し、再生2値化データを得るためのコンパレータと、
    上記再生2値化信号の立ち上がりエッジに基づいて生成される第1のクロックを生成する第1のPLLと、
    上記再生2値化信号の立ち下がりエッジに基づいて生成される第2のクロックを生成する第2のPLLと、
    上記第1のクロックと上記第2のクロックとの排他的論理和に基づいて上記再生信号の アシンメトリを検出する検出手段と、
    上記検出手段の検出結果に基づいてアシンメトリの補正を行う補正手段とを備えるディジタル信号再生装置。
  5. 上記アシンメトリの補正は、検出された上記アシンメトリに基づいて、上記コンパレータに供給されるまえの上記再生信号の中心レベル制御することによって行われることを特徴とする請求項1に記載のディジタル信号再生装置。
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