JP3612872B2 - 光学系読取装置の走査体 - Google Patents

光学系読取装置の走査体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静止原稿の読取機能を備えた光学系読取装置であって、例えばコピー機、或いはコピーとファクシミリの両方の機能を備えた画像処理装置等に適用されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
静止原稿の読取を行う光学系読取装置においては、光源及び反射鏡を具備する走査体を移動させて原稿を照射し、その画像を反射して光電変換部に投影し、読み取るのであるが、走査体における光源や反射鏡は、横長形状で、その両端を、走査体の板金製支持体に支持するものとなっている。また、走査体を移動させるため、移動方向に沿って搬送ベルトが配設されるものであり、この搬送ベルトには一般的に歯付きベルトが用いられる。そして、このような搬送ベルトに、該支持体をクランプさせるのであるが、この方法としては、ネジ止め、或いは別途に構成した板金製の押え部材にてクランプするものとなっていた。また、走査体のガイドのため、光学系読取装置の両側或いは片側に水平状のレールを配設し、その上にて、該走査体の両端部を摺動させる構造としているが、この摺動用部材としては、該走査体の両端部にローラーを付設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の問題点としては、搬送ベルトに対しての取付用の部品点数が多く、コストがかかり、組立工数がかかることである。また、歯付きベルトである搬送ベルトに対してのクランプに関しては、位置決めが難しい。即ち、ベルトの歯の形状とクランプ部とが係合するようにしなければならないが、この係合位置は、ローラーの取付位置にも影響を与え、容易かつ確実に位置決めがなされる構造が臨まれるのである。また、光源や反射鏡は横長形状で、どうしても捩じれが生じるので、両端部への取付は、これを想定したものとしなければならない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、静止原稿に対して、光源及び反射鏡を具備する走査体を移動させ、光源にて照射した原稿の画像を反射鏡にて反射して光電変換部に投影し、読取を行う構造の光学系読取装置の走査体における以上のような課題を解決すべく、次のような手段を用いるものである。まず第一に、板金製支持体の両端に、光源或いは反射鏡の取付部と、該走査体の移動方向に沿って装置両側に配設するレールの上面に沿わせる水平板部とを形成し、該水平板部の下面に補強部材を固着してレール上面との間に介在させ、該補助部材は、硬質樹脂製で、搬送用ベルトへのクランプ部を一体形成するとともに、該レール上面に当接させる樹脂製の摺動部材を具備する。
【0005】
そして、該水平板部には、移動方向を長径とする長孔を穿設し、該長孔に対して、該補助部材と該摺動部材とを嵌着し、該補助部材及び該摺動部材を、該長孔の長径方向にて該レールに対し相対移動可能とする。
【0006】
に、前記の両端における光源或いは反射体の取付部の中、一端の取付部は二点支持構造、他端の取付部は一点支持構造とし、かつ両取付部に対して、前記光源或いは反射鏡を、クリップ状の固定具にて固定するものとする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付の図面にて説明する。図1はプリント機能を有する画像処理装置における画像読取装置部分の側面断面図、図2は同じく正面断面図、図3は同じく読取ケース1内の平面図で、走査体が移動初期位置にある状態の図、図4は同じく走査体が移動終端位置にある状態の図、図5は第二走査体R2の両側端部の平面図、図6は同じく裏面図、図7は図5中A矢視図、図8は図5中B−B線断面図、図9は図5中C−C線断面図、図10は図5中D−D線断面図、図11は第二走査体R2の支持体5の平面図、図12は同じく右側面図、図13は同じく左側面図、図14は補助部材10の平面図、図15は同じく側面図、図16は同じく正面図、図17は図14中E−E線断面図、図18は図14中F−F線断面図である。
【0008】
まず、図1乃至図3図示の画像読取装置について説明する。本画像読取装置は読取ケース1にて覆われて、画像処理装置の上部に配設されており、その下方は本画像読取装置にて読み取られた原稿の画像情報や、或いは電送された画像情報を基に、記録紙に記録する記録部Pとなっている。
【0009】
画像読取装置の概略構成について図1乃至図4より説明する。図1及び図2の如く、読取ケース1の上面には、ガラス等の透明な部材よりなる静止原稿載置面2と、連続原稿給送部Gが配設されている。該静止原稿載置面2上には本等の原稿を静止状に載置して、その下方(本体ケース1内)にて走査体を移動させて走査読取を行う。一方、該連続原稿給送部Gには、単数または複数の原稿を連続状に給送することができ、その下方には、走査体を静止状に配置して、原稿を給送することによって走査読取を行うものである。
【0010】
走査読取用の部材としては、まず、読取ケース1内の底部に、レンズ21aと光電変換器(CCD)21bとを具備した光電変換ユニット21が固設されており、その上方は保護カバー22にて覆われている。該保護カバー22において、後記のインバーターユニット24配設側には側面部を設けず、後記ハーネス27・28等が通過可能にしている。
【0011】
静止原稿を読み取る際に移動させる走査体として、第一走査体R1と第二走査体R2がある。第一走査体R1は、板金製の支持体4に光源Lと、第一反射鏡M1とを、また、第二走査体R2には、板金製の支持体5の上部に第二反射鏡M2を、下部に第三反射鏡M3を、それぞれ左右水平方向に横設している。
【0012】
ここで、各走査体R1・R2についての、光源或いは反射鏡の支持体への取付構造の中、特に第二走査体R2における第二反射鏡M2と第三反射鏡M3との支持体5に対する取付構造について、図1乃至図13より説明する。支持体5の両側端部には、左垂直板部5aL及び右垂直板部5aRを一体に形成しており、各上部に切欠状に第二反射鏡取付部5bL・5bRを、また、各下部に第三反射鏡取付部5cL・5cRを形成しており、各々に、第二反射鏡M2及び第三反射鏡M3の両側端部を嵌挿する。右垂直板部5aRにおける第二反射鏡取付部5bRと第三反射鏡取付部5cRにおいては、それぞれ、図12等の如く、二個の爪部5d・5dを突設しており、これを、図7等の如く、第二反射鏡M2及び第三反射鏡M3の各右側端部に当接させる。一方、左垂直板部5aLにおける第二反射鏡取付部5bLと第三反射鏡取付部5cLにおいては、それぞれ、図13等の如く、円弧部5eを突設しており、これを、図9等の如く、第二反射鏡M2及び第三反射鏡M3の各左側端部に当接させる。
【0013】
このように、第二反射鏡M2及び第三反射鏡M3は、支持体5に対して、右側端は爪部5d・5dにて二点支持、左側端は円弧部5eにて一点支持し、従って三点支持されている。支持体5は板金製で、高剛性を有するものの、左右端間距離が長いため、反りや、捩れを生ずる可能性はある。一方、反射鏡M2・M3は横長形状ではあっても、反りや捩れは生じにくい。まず、右垂直板部5aRにおける両取付部5bR、5cRにて、爪部5d・5dに当接させるように第二反射鏡M2及び第三反射鏡M3の右端を位置決めした状態において、仮に支持体5に捩れが生じていても、第二反射鏡M2及び第三反射鏡M3は、各取付部5bL・5cLにおける各円弧部5e上の任意の一点に、各左端を接することで、支持体5に支持される。つまり、支持体5の捩れ方向は、円弧部5e上のずれ方向と一致し、この円弧部5e上のいずれに反射鏡M2・M3の左端部を当接させていても、取付部5bR・5cRにて位置決めした反射鏡M2・M3の姿勢を崩すことなく支持できるのである。なお、上下の取付部5bL・5cLの両円弧部5e・5eは、同一円周上にあるものではなく、従って、各円弧部5e・5eに対する各反射鏡M2・M3の接点は、同一円上にあるものではない。
【0014】
なお、支持体5に反りが生じている場合には、後記のレール3L・3Rに対しての組み付けを通じて、反りが吸収される。
【0015】
第二反射鏡M2の左右両側端を左右の第二反射鏡取付部5bL・5bRに嵌挿すると、図5等の如く、クリップ7・7にて、該両側端を左右垂直板部5aL・5aRに固定する。クリップ7の一部は第二反射鏡取付部5bL・5bRと、これに嵌挿される第二反射鏡M2との隙間に差し込んで、押圧力にて挟持固定するものである。同様にして、図6等の如く、左右の第三反射鏡取付部5cL・5cRに嵌挿された第三反射鏡M3の左右両側端を、クリップ8・8にて、左右垂直板部5aL・5aRに固定するのである。
【0016】
第一走査体R1においても、第一反射鏡M1の左右端を、同様にして、一端は二点支持し、他端は円弧状部の任意の一点にて支持して、クリップ状の固定具にて支持体4に取り付けるようにしている。また、光源Lについても、同様にして取り付けることが可能である。
【0017】
こうして、光源L・第一反射鏡M1を取り付けた第一走査体R1、及び第二反射鏡M2・第三反射鏡M3を取り付けた第二走査体2を用いての、原稿の読取方法について、概略を説明する。光源Lにより、静止原稿載置面2か、または連続原稿給送部G中の最下部に配設されている給送原稿読取部14を照射し、その上方の原稿内容の画像を第一反射鏡M1に反射させる。第一反射鏡M1に反射した画像は、第二反射鏡M2、第三反射鏡M3を経て、レンズ21aに投影され、その画像内容を、光電変換器21bにて電子信号化するのである。
【0018】
静止原稿を読み取る際には、光源Lを移動させて、原稿の全面を照射して読取を行うため、第一走査体R1及び第二走査体R2を移動させなければならない。両走査体R1・R2の搬送手段として、モーター等にて駆動される駆動第一プーリー16と駆動第二プーリー19とが、走査体R1・R2移動範囲の初期位置(連続給送原稿の読取位置)にて、左右両側に配設され、両プーリー16・19は同一軸にて軸支されており、駆動第一プーリー16は、駆動第二プーリー19の2倍径となっている。走査体R1・R2の移動終端部側の左右両側には、従動第一プーリー17と従動第二プーリー20とを配設しており、各々、駆動第一プーリー16と駆動第二プーリー19の同一径となっている。そして、同一側の駆動第一プーリー16・従動第一プーリー17間に第一搬送ベルト15を、また、同一側の駆動第二プーリー19・従動第二プーリー20間に第二搬送ベルト18を巻回している。同一軸にて軸支されて、一体状である駆動第一プーリー16と駆動第二プーリー19とを回転させることにより、第一搬送ベルト15の搬送速度は、第二搬送ベルト18のそれの二倍となる。
【0019】
第一走査体R1の支持体4の両側端部は第一搬送ベルト15・15の一部に、また、第二走査体R2の支持体5の両側端部は第二搬送ベルト18・18の一部に、それぞれ固着される。各搬送ベルト15・18は、それぞれ歯付きベルトとなっていて、各支持体4・5より、各搬送ベルト15・18の歯に係合可能なクランプ部材を延設し、各搬送ベルト15・18に係合固着するものである。第一走査体R1については、図2にて、支持体4両側端の下部に取り付けられた補助部材9より、一体状のクランプ部9aを延設して、左右の第一搬送ベルト15・15に係合しているのが図示されている。第二走査体R2の第二搬送ベルト18・18に対する連結構造については後に詳述する。
【0020】
このようにして、第一搬送ベルト15・15及び第二搬送ベルト18・18に取り付けた第一走査体R1と第二走査体R2とを搬送駆動すると、第一走査体R1は、第二走査体R2の二倍の速度で移動することとなる。まず、図3は、第一走査体R1と第二走査体R2とが最も近接している状態で、この位置は、前記の連続原稿給送部Gの下方位置となっていて、この状態で両走査体R1・R2が静止しており、連続原稿給送部Gに給送される原稿を読み取るのである。
【0021】
そして、静止原稿載置面2上に載置された静止原稿を読み取る場合には、この図3の状態から、反対側に向けて走査体R1・R2を移動させる。この際、第一走査体R1は、第二走査体R2の二倍速で移動する。このことにより、光源Lより発する光Laの、光電変換ユニット21にまで達する間の距離(光路長)は、移動中に常に一定になるのである。第一走査体R1及び第二走査体R2が、図4図示の如く読取終端部まで達すると、図3の初期状態に復帰するよう、往復動するものである。勿論、図4より図3の状態に戻る際も、第一走査体R1が第二走査体R2の二倍速であるのは変わりない。
【0022】
なお、本実施例の画像読取装置の光源Lは、蛍光灯となっており、読取ケース1の底面に固設したガイドフレーム23に摺動自在に嵌合したインバーターユニット24にインバーター25を付設しており、該インバーターユニット24は、クランプ部24aを介して第二搬送ベルト18に固着するとともに、該インバーターユニット24と第一走査体R1との間に屈曲自在のハーネスリンク26を介設し、該ハーネスリンク26に、インバーター25と光源Lとの間を連結する高圧ハーネス27を沿設している。また、読取ケース1下方に配設する電源とインバーター25との間に、屈曲自在の低圧ハーネス28を連結している。
【0023】
そして、読取ケース1の左右両側の内側面には、正面視L字状のレール3L・3Rを固設しており、その水平面部に、第一走査体R1及び第二走査体R2の両側端部に形成した水平板状部を摺動自在に載置して、搬送案内するようにしている。以下、第二走査体R2の両側端のレール3L・3Rに対する組み付け構造について説明する。
【0024】
支持体5の左右垂直板部5aL・5aRの外側に、板金製の左水平板材6L・右水平板材6R(総称して水平板材6)をそれぞれ溶接固着している。この際、図12及び図13の如く、垂直板部5aL・5aRに突設する位置決め用の突起5f・5fを、水平板材6L・6Rに穿設する位置決め用孔6e及び位置決め用長孔6fに嵌合して位置決めを行う。水平板材6L・6Rの下面には、それぞれ図5乃至図10の如く、剛性樹脂製の補助部材10・10を螺止固定する。左右の補助部材10・10は、各水平板材6L・6Rの下面形状に合うように、相互に反転形状となっているもので、図14乃至図18図示の補助部材10は、右水平板材6Rに取り付ける形状のものである。
【0025】
補助部材10には、雌螺子部10aを形成して、雌螺子12を嵌入固設しており、水平板材6に穿設する長孔状(第二走査体R2の移動方向を長径とする)の螺子長孔6aに合わせ、螺子13にて螺止される。また、該補助部材10より下方にクランプ部10bを延設しており、該クランプ部10bを、歯付きベルトである第二搬送ベルト18に係合する。更に、摺動部材孔10c・10dが穿設されており、該摺動部材孔10c・10d内には、図8の如く、樹脂製の摺動部材11・11を下方より嵌入し、水平板部6に穿設した、第二走査体R2の移動方向を長径方向とする長孔6b・6bに対して、該摺動部材11・11の上端より突設する突出部11a・11aを嵌入する。
【0026】
更に、補助部材10には、図14等の如く、治具を嵌挿するための治具孔10eが穿設されており、図5等の如く、右水平板材6Rに穿設した治具孔6c、左水平板材6Lに穿設した治具長孔6dにそれぞれ合わせるようにしている。
【0027】
以上のような補助部材10を介しての、第二走査体R2側端部のレール3及び第二搬送ベルト18への組み付け手順を説明する。まず、摺動部材11・11を摺動部材孔10c・10dに嵌入した状態での補助部材10を、水平板材6L・6Rの下面に沿わせ、摺動部材11・11の下端をレール3L・3Rの水平面部に当接させる。そして治具を、治具孔6c、治具長孔6d、及び治具孔10eに嵌挿して、レール3L・3Rに対する水平板材6L・6Rの位置決めを行い、螺子13を、螺子長孔6a及び雌螺子12に、ある程度螺入して、補助部材10が水平板材6に対して、第二走査体R2の移動方向(螺子長孔6a及び長孔6bの長径方向)に摺動可能な程度に締めつける。
【0028】
次に、補助部材10のクランプ部10bを、歯付きベルトである第二搬送ベルト18に係合させるが、歯の形状によって、クランプ位置は、第二走査体R2の移動方向にずれる可能性がある。しかし、このようにクランプ位置が移動した場合にも、摺動部材11の突出部11aが長孔6b内にて、また、螺子13が長孔6a内にて、その長径方向に移動自在であるので、補助部材10のみがクランプの位置決めに際して移動するのみで、せっかく位置決めした水平板材6をも移動させてしまうことはない。こうして、クランプ部10bと第二搬送ベルト18との係合が完了すると、螺子13を更に雌螺子12に螺入して、補助部材10を水平板材6にしっかりと締めつける。
【0029】
こうして、第二走査体R2の両側端に形成する水平板材6L・6Rとレール3L・3Rとの間には補助部材10が介設されており、各補助部材10に取り付けた摺動部材11・11が各レール3L・3R上に当接しているが、この摩擦度が小さいので、第二走査体R2が移動する際に、摺動部材11が円滑にレール3L・3R上を摺動するのである。
【0030】
なお、第一走査体R1の両側端にも、図2の如く、同様の構造で、摺動部材を有する補助部材9を取り付け、レール3L・3R上にて摺動させる構造としており、また、該補助部材9よりクランプ部9aを延設し、第一搬送ベルト15に係合させているのである。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、光学系読取装置の走査体において、以上のような構成とすることで次のような効果を奏する。まず、請求項1の如く構成することにより、走査体のレールに対する組み付けに関して、従来のようにローラーや別個の板金製補助部材を介設するのに比して、部品点数が少なく、低コスト化を実現する。
【0032】
そして、レール上にて走査体の支持体を位置決めした後に、クランプ部を搬送用ベルトに係合させる際に、長孔の長径方向に補助部材及び摺動部材が移動するのみで、位置決めした支持体が移動することがなく、従って、レール及び搬送用ベルトに対する位置決めが容易化する。
【0033】
また、請求項の如く構成することにより、光源や反射鏡は、走査体の支持体に対して、支持体の捩れを考慮することなく、確実な姿勢でかつ容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリント機能を有する画像処理装置における画像読取装置部分の側面断面図である。
【図2】同じく正面断面図である。
【図3】同じく読取ケース1内の平面図で、走査体が移動初期位置にある状態の図である。
【図4】同じく走査体が移動終端位置にある状態の図である。
【図5】第二走査体R2の両側端部の平面図である。
【図6】同じく裏面図である。
【図7】図5中A矢視図である。
【図8】図5中B−B線断面図である。
【図9】図5中C−C線断面図である。
【図10】図5中D−D線断面図である。
【図11】第二走査体R2の支持体5の平面図である。
【図12】同じく右側面図である。
【図13】同じく左側面図である。
【図14】補助部材10の平面図である。
【図15】同じく側面図である。
【図16】同じく正面図である。
【図17】図14中E−E線断面図である。
【図18】図14中F−F線断面図である。
【符号の説明】
1 読取ケース
2 静止原稿載置面
3L・3R レール
4 支持体
5 支持体
5aL 左垂直板部
5aR 右垂直板部
5bL・5bR 第二反射鏡取付部
5cL・5cR 第三反射鏡取付部
5d 爪部
5e 円弧部
6L・6R 水平板材
6a 螺子長孔
6b 長孔
7 クリップ
8 クリップ
9 補助部材
10 補助部材
10b クランプ部
10c 摺動部材孔
10d 摺動部材孔
11 摺動部材
11a 突出部
12 雌螺子
13 螺子
15 第一搬送ベルト
18 第二搬送ベルト

Claims (2)

  1. 静止原稿に対して、光源及び反射鏡を具備する走査体を移動させ、光源にて照射した原稿の画像を反射鏡にて反射して光電変換部に投影し、読取を行う構造の光学系読取装置の走査体において、板金製支持体の両端に、光源或いは反射鏡の取付部と、該走査体の移動方向に沿って装置両側に配設するレールの上面に沿わせる水平板部とを形成し、該水平板部の下面に補強部材を固着してレール上面との間に介在させ、該補助部材は、硬質樹脂製で、搬送用ベルトへのクランプ部を一体形成するとともに、該レール上面に当接させる樹脂製の摺動部材を具備するものであり、該水平板部には、移動方向を長径とする長孔を穿設し、該長孔に対して、該補助部材と該摺動部材とを嵌着し、該補助部材及び該摺動部材を、該長孔の長径方向にて該レールに対し相対移動可能とすることを特徴とする光学系読取装置の走査体。
  2. 請求項1記載の光学系読取装置の走査体において、前記の両端における光源或いは反射体の取付部の中、一端の取付部は二点支持構造、他端の取付部は一点支持構造とし、かつ両取付部に対して、前記光源或いは反射鏡を、クリップ状の固定具にて固定するものとしたことを特徴とする光学系読取装置の走査体。
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