JP3612815B2 - チューナ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛星放送受信用チューナ装置等のチューナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば衛星放送受信用チューナ装置は、図4に示すように、構成されている。
即ち、図4において、衛星放送受信用チューナ装置1は、BSコンバータに接続されるべき入力端子2からの信号が入力されるRF同調増幅部3,ミキサ4,IF増幅部5,AGC制御部6及びFM復調部7とから構成されている。
上記ミキサ4には、発振器4aからの局部発振周波数が入力されている。
さらに、AGC制御部6からの制御信号が、RF同調増幅部3及びIF増幅部5に入力されている。
【0003】
このように構成された衛星放送受信用チューナ装置1によれば、BSコンバータからの信号が、RF同調増幅部3に入力されることにより、所望の周波数成分のみが通過し、ミキサ4に入力される。該ミキサ4には、発振器4aからの所定の局部発振周波数の発振信号が入力されており、該ミキサ4は、RF同調増幅部3からの信号と該発振信号とを混合して、中間周波数信号を生成する。
【0004】
上記中間周波数信号は、IF増幅部5にて増幅され、AGC制御部6によりゲインコントロールされた後、FM復調部7に入力される。該FM復調部7において、入力信号が復調されることにより、テレビジョン信号が出力されるようになっている。
【0005】
かくして、このテレビジョン信号に基づいて、チューナ装置1とは別体に構成された映像処理部8により、ビデオ信号が生成されると共に、音声処理部9により、音声信号が生成される。このビデオ信号及び音声信号が、図示しないテレビジョン装置やビデオ装置の入力端子に入力されることにより、ブラウン管などのディスプレイ装置に表示それ、あるいはビデオテープに録画され得るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成された衛星放送受信用チューナ装置1においては、映像処理部8及び音声処理部9が、チューナ装置1とは別体に構成されている。従って、これらの映像処理部8及び音声処理部9を一つの機器として組み立てる場合には、機器全体が大型化してしまうという問題があった。
また、チューナ装置1と映像処理部8及び音声処理部9を接続する際に、マッチング調整作業が必要になることから、組立が面倒であるという問題があった。さらに、音声処理部9においては、一般にPCM変調による処理が行なわれることから、PCM変調によるノイズが外部に漏出しないように、シールドケース内に入れる必要があった。
【0007】
本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構成により、小型に且つ低コストで構成され得ると共に、容易に組み立てられ得るようにした、チューナ装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明によれば、順次に接続されたRF同調増幅部、発振器からの局部発振周波数が入力されるミキサ部、IF増幅部、AGC制御部及びFM復調部とから成る、チューナ装置において、FM復調部から出力される復調信号に基づいて映像信号を生成する映像処理ICと、上記復調信号に基づいて音声信号を生成する音声処理ICとを備え、全体がシールドケース内に収容されて一体のユニットとして構成されており、前記映像処理ICと前記音声処理ICとは前記シールドケースによって分離され、前記音声処理IC用クロックのための音声用水晶発振器と前記映像処理IC用クロックのための映像用水晶発振器とを前記映像処理ICの部内に配置し、かつ前記映像用水晶発振器と前記音声用水晶発振器は前記映像処理ICを挟んで対面する位置に配置することを特徴とするチューナ装置により、達成される。
【0009】
本発明によるチューナ装置は、好ましくは、上記音声処理部用の水晶発振器が、映像処理部内に形成される。
【0010】
上記構成によれば、FM復調部からの復調信号を処理するための映像処理部と音声処理部が、一体のユニットとして構成されているので、これらの映像処理部及び音声処理部をチューナ装置のFM復調部の出力に接続する必要がない。従って、接続作業及び調整作業が不要となり、チューナ装置の組立が容易に行なわれ得ることになる。
また、音声処理部は、チューナ装置のシールドケース内に収容されることになるので、音声処理部からのノイズが外部に漏出するようなこともない。
【0011】
上記音声処理部用の水晶発振器が、映像処理部内に形成された場合には、水晶発振器から発生するノイズが、音声処理部内に入り込むことがないので、音声処理部の誤動作が排除され得ることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1乃至図3は、本発明による衛星放送受信用チューナ装置の一実施形態の構成を示している。
【0013】
図1において、衛星放送受信用チューナ装置10は、BSコンバータに接続されるべき入力端子11からの信号が入力されるRF同調増幅部12,ミキサ13,IF増幅部14,AGC制御部15及びFM復調部16と、さらに同一ユニット内に配設された映像処理部17,音声処理部18とから構成されている。
【0014】
ここで、上記RF同調増幅部12,ミキサ13,IF増幅部14,AGC制御部15及びFM復調部16は、図4に示した従来のチューナ装置1におけるRF同調増幅部3,ミキサ4,IF増幅部5,AGC制御部6及びFM復調部7と同様に構成されている。
【0015】
映像処理部17は、図1に示すように、映像処理IC17aと、それに隣接した水晶発振器17b,17cとを備えている。
ここで、映像処理IC17aは、図2に示すように、ディエンファシスローパスフィルタ17d,エネルギー拡散信号除去回路17e及び映像増幅回路17fから構成されており、FM復調部16からの復調信号に基づいて、ビデオ信号を生成する。
また、音声処理部18は、図3に示すように、音声処理ICから成り、この音声処理ICは、図3に示すように、音声用のバンドパスフィルタ18a,4相DPSK復調回路18b,PCM復調回路18c及びアナログ音声処理回路18dから構成されており、FM分頂部16からの復調信号に基づいて、音声信号を生成する。
【0016】
ここで、水晶発振器17bは、音声処理ICのクロックのための例えば18.43MHzの振動周波数を有するように、構成されており、また水晶発振器17bは、映像処理IC17aのクロックそして映像処理IC17a及び音声処理ICのデジタルフィルタ用クロックのための例えば5.72MHzの振動周波数を有するように、構成されている。
【0017】
本発明実施例による衛星放送受信用チューナ装置10は、以上のように構成されており、BSコンバータからの信号が、入力端子11からRF同調増幅部12に入力されることにより、所望の周波数成分のみが通過し、ミキサ13に入力される。該ミキサ13には、図示しない発振器からの所定の局部発振周波数の発振信号が入力されており、該ミキサ13は、RF同調増幅部12からの信号と該発振信号とを混合して、中間周波数信号を生成する。
【0018】
上記中間周波数信号は、IF増幅部14にて増幅され、AGC制御部15によりゲインコントロールされた後、FM復調部16に入力される。該FM復調部16において、入力信号が復調されることにより、テレビジョン信号が生成される。
【0019】
そして、このテレビジョン信号は、映像処理部17及び音声処理部18に入力される。これにより、映像処理部17においては、ビデオ信号が生成されると共に、音声処理部18においては、音声信号が生成される。かくして、このビデオ信号及び音声信号が、図示しないテレビジョン装置やビデオ装置の入力端子に入力されることにより、ブラウン管などのディスプレイ装置に表示それ、あるいはビデオテープに録画され得るようになっている。
【0020】
この場合、チューナ装置10内に、映像処理部17及び音声処理部18が一体のユニットとして組み込まれているので、FM復調部16の出力と映像処理部17及び音声処理部18を接続する必要はなく、従って接続の際のマッチング調整作業も不要である。さらに、映像処理部17及び音声処理部18を内蔵したチューナ装置10が全体として小型に構成され得ることになる。
【0021】
また、音声処理部18で使用される水晶発振器17bが、映像処理部17内に配設されていることから、音声処理部18内にはノイズ源となるフィルタが配設されない。従って、音声処理部18は、フィルタからのノイズの影響が低減され得ることになる。
【0022】
さらに、音声処理部18のPCM復調回路18cが、チューナ装置10のシールドケース内に収容されることになるため、音声処理部18から外部へのノイズの漏出が低減され得ることになる。
【0023】
尚、チューナ装置10は、その入力側に、BS分配器19が備えられていてもよい。この場合、入力端子11からのBS信号は、分配器19に入力され、二つの分配出力のうち、一方の分配出力が、出力端子20から外部に出力されると共に、他方の分配出力が、RF同調増幅部12に入力される。
これにより、外部に分配器を備える必要なく、他の機器、例えばテレビ受像機やビデオ装置等に、BS信号を分配することが可能となる。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、FM復調部からの復調信号を処理するための映像処理部と音声処理部が、一体のユニットとして構成されているので、これらの映像処理部及び音声処理部をチューナ装置のFM復調部の出力に接続する必要がない。従って、接続作業及び調整作業が不要となり、チューナ装置の組立が容易に行なわれ得ることになる。また、音声処理部は、チューナ装置のシールドケース内に収容されることになるので、音声処理部からのノイズが外部に漏出するようなこともない。
かくして、本発明によれば、簡単な構成により、小型に且つ低コストで構成され得ると共に、容易に組み立てられ得るようにした、極めて優れたチューナ装置が提供され得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチューナ装置の一実施形態における構成を示す概略図である。
【図2】図1のチューナ装置の映像処理部の構成を示すブロック図である。
【図3】図1のチューナ装置の音声処理部の構成を示すブロック図である。
【図4】従来のチューナ装置の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 チューナ装置
11 入力端子
12 RF同調増幅部
13 ミキサ
14 IF増幅部
15 AGC制御部
16 FM復調部
17 映像処理部
17a 映像処理IC
17b,17b 水晶発振器
18 音声処理部
19 分配器
20 出力端子
Claims (1)
- 順次に接続されたRF同調増幅部、発振器からの局部発振周波数が入力されるミキサ部、IF増幅部、AGC制御部及びFM復調部とから成る、チューナ装置において、FM復調部から出力される復調信号に基づいて映像信号を生成する映像処理ICと、上記復調信号に基づいて音声信号を生成する音声処理ICとを備え、全体がシールドケース内に収容されて一体のユニットとして構成されており、前記映像処理ICと前記音声処理ICとは前記シールドケースによって分離され、前記音声処理IC用クロックのための音声用水晶発振器と前記映像処理IC用クロックのための映像用水晶発振器とを前記映像処理ICの部内に配置し、かつ前記映像用水晶発振器と前記音声用水晶発振器は前記映像処理ICを挟んで対面する位置に配置することを特徴とするチューナ装置。
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JP24528495A JP3612815B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | チューナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP24528495A JP3612815B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | チューナ装置 |
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JPH0969797A JPH0969797A (ja) | 1997-03-11 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24528495A Expired - Fee Related JP3612815B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | チューナ装置 |
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JP (1) | JP3612815B2 (ja) |
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1995
- 1995-08-30 JP JP24528495A patent/JP3612815B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0969797A (ja) | 1997-03-11 |
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