JP3612703B2 - デジタルビデオ再生/録画装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自機に装填されたテープを再生してIEEE1394シリアルバスケーブルによって接続されたDVHSビデオデッキ(相手機という)に装填されたテープにダビングさせ、又は、相手機に装填されたテープを再生させて自機に装填されたテープにダビングするビデオ再生/録画装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、相手機のテープを再生し、自機のテープにダビングする録音装置が知られており、これらは、ユーザの使い勝手の向上を図るため、様々な工夫がなされている。一例を挙げれば、CDプレーヤの再生した音声をアナログカセットテープにダビングするダビング装置において、ユーザがテープ片面の記録時間を入力し、ダビング時間がこの入力された記録時間に近づくと、すなわちテープ片面の終端が接近すると、録音信号のレベルを次第に減衰させてフェードアウト録音を行うものが知られている(例えば、特許2752065号公報参照)。また同様に、ダビング時にテープの片面の終端に近づき、テープ終端信号を検出すると、録音信号のレベルを次第に減衰させてフェードアウト録音し、その後、テープを反転させ、上記終端部分においてダビング途中であった曲を曲頭から再度ダビングさせるようにしたダビング装置が知られている(例えば、特公平6−97485号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような、ダビング装置をDVHSビデオデッキに適用して、相手機にて再生させた映像を自機にダビングすることは可能であり、この際、上述のように、自機に装填したテープの終端付近からフェードアウト録画を行うこともできる。しかしながら、自機のテープの終端でダビングの途中切れが起こり、その後の映像についてはダビングすることができない。特に、ユーザがその場から離れ、自動でダビングを行う場合は、ダビングが不完全であることに気が付かないので、不便である。また、DVHSビデオデッキに適用されるテープは片面記録であるので、後者のダビング装置のように、テープ終端においてテープを反転させて記録することもできない。
【0004】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、インターフェースバスを介してネットワーク接続された機器の中から、録画側の機器に装填されたテープの残量に応じてダビング動作を制御することにより、ダビングの途中切れを回避するようにしたビデオ再生/録画装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、複数のデジタル機器がインターフェースバスを介してネットワーク接続されることにより、各デジタル機器間での双方向の通信を可能とされ、ネットワーク接続の際に各デジタル機器の接続状態を自動的に認識する通信手段と、各機器自身(自機という)を動作させる動作指令及び他の機器に割り当てられたID情報を添付して該当する機器を動作させる動作指令を出力する出力制御手段とを備え、自機に装填されたテープを再生して、インターフェースバスを介して接続されたビデオ録画装置(相手機という)に装填されたテープにダビングさせるネットワークシステム対応のデジタルビデオ再生/録画装置において、相手機とネットワーク接続され、その接続のためのインターフェースバスは、IEEE1394シリアルバスであり、ダビングを実行させるダビング指令と共に、ダビング時における自機の再生時間を入力するための操作キーを備え、出力制御手段は、ユーザにより、前記ダビング指令が入力されたとき、相手機のテープ残量を問い合わせるための信号を前記通信手段を介して出力し、この信号に対する返答から相手機のテープ残量を検知し、このテープ残量が前記操作キーによって入力された再生時間より大きいときには、録画可能と判断し、相手機に対して録画指令を出力し、該相手機から録画開始動作の完了の通知を受けた後に自機の再生を開始し、ダビングを行うことにより、相手機の録画動作が常に先行して行われるようにし、他方、テープ残量が再生時間より少ないときダビング不可の旨のメッセージを表示するものである。
【0006】
この構成においては、自機及び相手機は双方向の通信が可能なIEEE1394シリアルバスケーブルで接続され、自機から相手機に対して動作指令を出力して相手機を遠隔制御することができる。上記動作指令には、相手機のID情報を添付するものとされ、複数のデジタル機器がネットワーク接続されているときであっても、制御したい相手機を特定することができる。ユーザの操作により、操作キーからダビング指令が入力されると、出力制御手段は、まず、通信手段及びIEEE1394シリアルバスケーブルを介して相手機のテープを走行等させることにより、テープ残量を問い合わせる。そして、相手機すなわち録画用のテープ残量(空き時間)と、ユーザが入力した自機すなわち再生用テープの再生時間を比較して、その結果、テープ残量が再生時間より大きいときは、録画可能と判断し、ダビングを実行させる。このダビングの際には、相手機の録画動作の開始を確認した上で自機の再生を開始することにより、相手機の録画動作が常に先行してなされるので、ダビング箇所の先頭が欠如することもない。なお、テープ残量が再生時間より少ないときは、所定のエラー表示を行うなどして、ダビングを受け付けないものとし、ダビング動作を停止させる。このようにして、テープ残量に応じてダビングの可否を判断し、ダビング可能なときのみダビングを受け付け、ダビングの途中切れを回避する。
【0007】
また、請求項2の発明は、複数のデジタル機器がインターフェースバスを介してネットワーク接続されることにより、各デジタル機器間での双方向の通信を可能とされ、ネットワーク接続の際に各デジタル機器の接続状態を自動的に認識する通信手段と、各機器自身(自機という)を動作させる動作指令及び他の機器に割り当てられたID情報を添付して該当する機器を動作させる動作指令を出力する出力制御手段とを備え、インターフェースバスを介して接続されたビデオ録画装置(相手機という)に装填されたテープを再生させて、自機に装填されたテープにダビングするネットワークシステム対応のデジタルビデオ再生/録画装置において、相手機とネットワーク接続され、その接続のためのインターフェースバスは、IEEE1394シリアルバスであり、ダビングを実行させるダビング指令と共に、ダビング時における相手機の再生時間を入力するための操作キーを備え、出力制御手段は、ユーザにより、前記ダビング指令が入力されたとき、自機のテープ残量を検出し、このテープ残量が前記操作キーによって入力された再生時間より大きいときには、録画可能と判断し、自機の録画を開始し、その後、相手機に対して再生指令を出力し、相手機から再生動作の完了通知を受信することにより相手機の再生動作を確認してからダビングを行い、他方、テープ残量が再生時間より少ないときダビング不可の旨のメッセージを表示するものである。
【0008】
この構成においては、自機及び相手機は双方向の通信が可能なIEEE1394シリアルバスケーブルで接続され、自機から相手機に対して動作指令を出力して相手機を遠隔制御することができる。上記動作指令には、相手機のID情報を添付するものとされ、複数のデジタル機器がネットワーク接続されているときであっても、制御したい相手機を特定することができる。ユーザの操作により、操作キーからダビング指令が入力されると、出力制御手段は、まず、自機のテープを走行等させることにより、テープ残量を検出する。そして、自機すなわち録画用のテープ残量と、ユーザが入力した相手機すなわち再生用テープの再生時間を比較して、その結果、テープ残量が再生時間より大きいときは、録画可能と判断し、ダビングを実行させる。なお、テープ残量が再生時間より少ないときは、請求項1と同様に、ダビングを受け付けないものとし、ダビング動作を停止する。このようにして、テープ残量に応じてダビングの可否を判断し、ダビング可能なときのみダビングを受け付け、ダビングの途中切れを回避する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態に係るビデオ録画装置を用いたネットワークシステムを図面を参照して説明する。図1に本発明のネットワークシステムの概略構成を示す。ネットワークシステム1は、DVHSビデオデッキ10,20をIEEE1394シリアルバスケーブル(以下、IEEE1394ケーブルという)2を介して接続することにより構築される。また、各DVHSビデオデッキ10,20には、TVモニタ19,29が接続されている。
【0015】
各DVHSビデオデッキ10,20はIEEE1394ケーブル2によって情報信号や制御信号を双方向に伝送して通信することができ、ネットワークシステム1内の他の機器に対して制御信号を伝送すれば、他の機器を遠隔制御することができる。例えば、DVHSビデオデッキ10(自機となる)は、DVHSビデオデッキ20(相手機となる)に対して再生コマンドをIEEE1394ケーブル2を介して伝送することにより、DVHSビデオデッキ20に装填されたテープを再生し、その映像信号をIEEE1394ケーブル2を介して取得し、DVHSビデオデッキ10に装填したテープにダビングしたり、TVモニタ19に表示させることができる。
【0016】
本システム1では、DVHSビデオデッキ10,20をIEEE1394シリアルバスを介して接続しているが、さらに、同バスに対応する各種のデジタル機器を接続し、相互間の通信を行うこともできる。このように複数のデジタル機器が接続されているような場合において、各機器を区別して認識するため、各機器には相異なるノードIDが付与される。このノードIDは、各機器の電源投入及び機器の追加・削除等のバスリセット時に、新たなIDとして付与される。そして、各機器間の通信は、各機器に対応するノードID毎に異なる周波数帯域の搬送波によって区別してなされている。
【0017】
図2に本システム1に適用されるDVHSビデオデッキ10,20のブロック図を示す。DVHSビデオデッキ10は、IEEE1394ケーブル2を接続するためのポート11a,11bと、映像信号等のデジタル信号のエンコード/デコードを行なうPHYチップ12と、後述するノードID等のデータの判別を行なうLINKチップ(通信手段、出力制御手段)13と、DVHSビデオデッキ10全体の制御を司るCPU(出力制御手段)14と、ノードID、マスタテープの再生時間を記憶するメモリ(記憶手段)15と、ユーザがマスタテープの再生時間を入力するための入力キー16とを備えている。同様に、DVHSビデオデッキ20は、ポート21a,21b、PHYチップ22、LINKチップ23、CPU24、メモリ25及び入力キー26を備えている。IEEE1394ケーブル2の両端は、DVHSビデオデッキ10のポート11a及びDVHSビデオデッキ20のポート21aにそれぞれ接続される。なお、入力キー16は、ダビング指令を入力するためのダビングキー(操作キー)も具備している。また、このダビングキーは、相手機によって録画させる指令を入力する相手機録画のダビングキーと、自機によって録画する指令を入力する自機録画のダビングキーが備えられている。また、入力キー16,26は、通常はリモコン等の入力装置に設けられているが、DVHSビデオデッキ10,20の外装パネルに設けたものであってもよい。
【0018】
さらに、本発明におけるDVHSビデオデッキ10からのDVHSビデオデッキ20の再生動作の制御は以下のようになされる。まず、CPU14から制御信号がLINKチップ13及びPHYチップ12を介してポート11aに伝送される。この制御信号には、DVHSビデオデッキ20に付与されたノードIDが添付され、IEEE1394バスケーブル2を介して、DVHSビデオデッキ20のポート21aに伝送される。ポート21aにより制御信号を受けたDVHSビデオデッキ20は、その信号を、さらにPHYチップ22を介してLINKチップ23に伝送する。そして、LINKチップ23により、制御信号に添付されたノードIDが自機のものであることを認識して、この信号をCPU24に伝送する。CPU24は、伝送された制御信号に基いて、DVHSビデオデッキ20の再生動作を開始し、取得した映像信号を、上記とは逆の経路にて、DVHSビデオデッキ10のCPU14に伝送する。CPU14では、受信した上記映像信号を装填したテープに記録したり、TVモニタ19に表示させたりする。なお、LINKチップ23は、ノードIDが自機のものでなければ、制御信号をPHYチップ22に返還し、さらにポート21bよりIEEE1394ケーブルを介して接続された他の機器(図示せず)に伝送する。このように、ノードIDによって再生するDVHSビデオデッキ(相手機)を指定し、制御しているので、3台以上のDVHSビデオデッキをIEEE1394ケーブルで接続した場合であっても、相手機を指定して、制御することができる。また、DVHSビデオデッキ10からDVHSビデオデッキ20の録画動作の制御も同様になされる。
【0019】
次に、DVHSビデオデッキ10を用いた自動ダビング機能について説明する。この自動ダビング機能は、DVHSビデオデッキ10によって、DVHSビデオデッキ20を上述したように遠隔制御することにより、DVHSビデオデッキ20に録画を実行させると共に、DVHSビデオデッキ10に装填されたテープを再生することにより、取得した映像信号をDVHSビデオデッキ20に装填したテープに自動的にダビングするものである。この自動ダビングは、ユーザによるダビングキーの押下(ダビング指令)、又は予め設定した時刻にダビングを開始するタイマダビングに応じてなされる。
【0020】
例えば、ユーザの操作により、DVHSビデオデッキ10の相手機録画のダビングキーが押下され、自機のテープの再生時間が入力されると、CPU14は、この再生時間をメモリ15に記憶させると共に、IEEE1394ケーブル2を介しDVHSビデオデッキ20に対して、テープ残量を問い合わせる信号を出力する。これを受けたDVHSビデオデッキ20は、装填されたテープを走行させて、その際の巻取りリールの回転速度を検出し、その回転速度の変化よりテープ残量を算出し、それに相当する信号をIEEE1394ケーブル2を介してDVHSビデオデッキ10に返答する。DVHSビデオデッキ10のCPU14は、こうして取得したDVHSビデオデッキ20の録画用テープの残量と、メモリ15に記憶させた再生時間とを比較して、テープ残量が再生時間より大きいときは、録画可能と判断し、DVHSビデオデッキ20に対して録画指令を出力し、ダビングを実行させる。一方、上記のテープ残量が再生時間より少ないときは、所定のエラー表示を行うなどして、ダビングを受け付けないものとする。このようにして、録画用テープの残量に応じてダビングの可否を判断し、ダビング可能と判断したときのみダビングを受け付けるようにしている。
【0021】
上記ダビング時におけるCPU14の処理手順を図3に示す。相手機録画のダビングキーが押下され、ユーザより自機の再生時間が入力されると(#1)その再生時間をメモリ15に記憶させる。次に、IEEE1394ケーブル2を介して相手機のテープ残量を問い合わせ(#2)、このテープ残量と上記再生時間を比較する(#3)。この結果、テープ残量>再生時間であれば(#3においてYES)、相手機に録画コマンドを発行して(#4)、相手機の録画を開始させる。そして、相手機から録画開始動作の完了通知を受信することにより相手機の録画動作を確認した上で(#5)、自機の再生を開始させる(#6)。なお、テープ残量>再生時間でない場合は(#3においてNO)、「ダビング不可」を示す旨の所定のエラーメッセージをTVモニタ19に表示させて処理を終了する。このようにして、DVHSビデオデッキ20に装填した録画用テープ残量が十分であり録画可能と判断されるときのみ、ダビングが実行される。また、#2において、問い合わせる相手機のテープ残量は、上述の巻取りリールの回転速度の変化によって検出したものの他に、IEEE1394シリアルバスの規格に準拠したものであって、DVHSビデオデッキ20が所持しているものを用いてもよい。
【0022】
また、本システム1では、自機録画のダビングキーを操作することにより、DVHSビデオデッキ20のテープを再生させて、DVHSビデオデッキ10のテープにダビングすることも可能である。このときの、CPU14の処理手順を図4に示す。自機録画のダビングキーが押下され、ユーザより相手機の再生時間が入力されるとそれをメモリ15に記憶させ、そのメモリ15に記憶させた再生時間を問い合わせる(#11)。次に、自機のテープ残量を検出し(#12)、このテープ残量と上記再生時間を比較する(#13)。この結果、テープ残量>再生時間であれば(#13においてYES)、自機の録画を開始して(#14)、相手機に再生コマンドを送信して(#15)、相手機の再生を開始させ、さらに相手機から再生開始動作の完了通知を受信することにより、相手機の再生動作を確認する(#16)。なお、テープ残量>再生時間でない場合は(#13においてNO)、「ダビング不可」を示す旨の所定のエラーメッセージをTVモニタ19に表示させて処理を終了する。このようにして、DVHSビデオデッキ10に装填した録画用テープ残量が十分であり録画可能と判断されるときのみ、ダビングが実行される。なお、相手機の再生時間は、相手機に装填された再生用のテープを走行させ、その時の巻取りリールの回転速度の変化より再生用のテープの残量を検出し、そのテープ残量を再生時間の最大値としてとして用いるものとしてもよい。
【0023】
以上、詳述したように、本システム1によれば、インターフェースバスを介してネットワーク接続された機器の中から、録画側の機器に装填されたテープの残量を事前に問い合わせ、そのテープ残量に応じてダビングの可否を判断し、ダビング可能なときのみダビングを受け付けているので、ダビングの途中切れを回避することができる。上記においてダビング不可と判断した場合は、TVモニタ19に所定のエラーメッセージを表示するので、これを見たユーザは、録画用のテープをより長時間録画できるものに交換したり、マスタテープの再生時間を少なくすれば、途中切れのないダビングが行える。また、図3における#5及び図4における#16に示したように、ダビングの際には、相手機の動作状態を示す通知を受信しているので、それにより知得した相手機の動作状態をTVモニタ19に表示させれば、ユーザは、自機のTVモニタ19を見ることにより、遠隔操作している相手機の状態を確認することができる。
【0024】
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく種々の変形が可能であり、例えば、ネットワーク接続する相手機は、複数のビデオデッキを接続してもよい。この場合は、自機からの遠隔制御により、複数のマスタテープから複数の録画用テープにダビングすることも可能であり、その際、それぞれの録画用テープについて、テープ残量を検出しダビング可能か否かの判断を行う。この場合にあっては、ダビング途中でそれぞれのテープを入れ替える必要がないので、ユーザがその場を離れていてもダビングが自動的に実行される。
【0025】
また、DVHSビデオデッキによっては、録画時に時間カウンタ値とコンテンツを対応付けてTOC(Table Of Contents)情報としてテープに記録する機能を有するものもあるが、再生用テープの再生時間を問い合わせる際には、このTOC情報を参照してもよい。また、図3に示した#5又は図4に示した#16における通知を受信して、相手機の動作状態を再度確認する処理は省略してもよい。
【0026】
さらに、IEEE1394ケーブル2によってネットワーク接続するデジタル機器は、DVHSビデオデッキに限られることなく、ハンディカム等に代表されるデジタルビデオカメラであってもよい。また、DVHSビデオデッキ10,20は、TVモニタ19,29と一体化されたものであっても構わない。
【0027】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、相手機に録画動作させるとき、自機の再生を行う前に相手機に装填された録画用のテープ残量を確認し、その残量と自機の再生時間に応じてダビングの可否を判断し、ダビング可能と判断したときのみダビングを受け付け、一方、上記テープ残量が少なくダビング不可と判断したときは、所定のエラー表示を行う等して、ダビングを受け付けないようにし、ダビングを停止させるので、ダビングの途中切れを回避することができる。また、相手機の録画動作の開始を確認した上で自機の再生を開始することにより、相手機の録画動作が常に先行してなされるので、ダビング箇所の先頭部分が欠如することもない。
【0028】
請求項2の発明によれば、自機に録画動作させるとき、自機の録画を行う前に自機に装填された録画用のテープ残量と相手機の再生時間を確認し、その残量と再生時間に応じてダビングの可否を判断し、ダビング可能と判断したときのみダビングを受け付け、一方、上記テープ残量が少なくダビング不可と判断したときは、所定のエラー表示を行う等して、ダビングを受け付けないようにし、ダビング動作を停止するので、ダビングの途中切れを回避することができる。また、相手機に対して録画指令を出力した後に自機の再生を開始することにより、相手機の録画動作が先行してなされるので、ダビング箇所の先頭部分が欠如する虞が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるネットワークシステムにおける各DVHSビデオデッキの接続状態を示した図。
【図2】同システムに自機及び相手機として用いられるDVHSビデオデッキのブロック図。
【図3】同DVHSビデオデッキの自動ダビング時における自機が再生側である場合のCPUの動作手順を示したフローチャート。
【図4】同DVHSビデオデッキの自動ダビング時における自機が録画側である場合のCPUの動作手順を示したフローチャート。
【符号の説明】
1 ネットワークシステム
2 IEEE1394ケーブル
10 DVHSビデオデッキ(ビデオ録画装置:自機)
13 LINKチップ(通信手段、出力制御手段)
14 CPU(出力制御手段)
15 メモリ(記憶手段)
16 入力キー(操作キー)
20 DVHSビデオデッキ(ビデオ再生装置:相手機)
Claims (2)
- 複数のデジタル機器がインターフェースバスを介してネットワーク接続されることにより、各デジタル機器間での双方向の通信を可能とされ、前記ネットワーク接続の際に各デジタル機器の接続状態を自動的に認識する通信手段と、各機器自身(自機という)を動作させる動作指令及び他の機器に割り当てられたID情報を添付して該当する機器を動作させる動作指令を出力する出力制御手段とを備え、自機に装填されたテープを再生して、前記インターフェースバスを介して接続されたビデオ録画装置(相手機という)に装填されたテープにダビングさせるネットワークシステム対応のデジタルビデオ再生/録画装置において、
相手機とネットワーク接続され、その接続のためのインターフェースバスは、IEEE1394シリアルバスであり、
前記ダビングを実行させるダビング指令と共に、ダビング時における自機の再生時間を入力するための操作キーを備え、
前記出力制御手段は、ユーザにより、前記ダビング指令が入力されたとき、相手機のテープ残量を問い合わせるための信号を前記通信手段を介して出力し、この信号に対する返答から相手機のテープ残量を検知し、このテープ残量が前記操作キーによって入力された再生時間より大きいときには、録画可能と判断し、相手機に対して録画指令を出力し、該相手機から録画開始動作の完了の通知を受けた後に自機の再生を開始し、ダビングを行うことにより、相手機の録画動作が常に先行して行われるようにし、他方、テープ残量が再生時間より少ないときダビング不可の旨のメッセージを表示することを特徴とするネットワークシステム対応のデジタルビデオ再生/録画装置。 - 複数のデジタル機器がインターフェースバスを介してネットワーク接続されることにより、各デジタル機器間での双方向の通信を可能とされ、前記ネットワーク接続の際に各デジタル機器の接続状態を自動的に認識する通信手段と、各機器自身(自機という)を動作させる動作指令及び他の機器に割り当てられたID情報を添付して該当する機器を動作させる動作指令を出力する出力制御手段とを備え、前記インターフェースバスを介して接続されたビデオ録画装置(相手機という)に装填されたテープを再生させて、自機に装填されたテープにダビングするネットワークシステム対応のデジタルビデオ再生/録画装置において、
相手機とネットワーク接続され、その接続のためのインターフェースバスは、IEEE1394シリアルバスであり、
前記ダビングを実行させるダビング指令と共に、ダビング時における相手機の再生時間を入力するための操作キーを備え、
前記出力制御手段は、ユーザにより、前記ダビング指令が入力されたとき、自機のテープ残量を検出し、このテープ残量が前記操作キーによって入力された再生時間より大きいときには、録画可能と判断し、自機の録画を開始し、その後、相手機に対して再生指令を出力し、相手機から再生動作の完了通知を受信することにより相手機の再生動作を確認してからダビングを行い、他方、テープ残量が再生時間より少ないときダビング不可の旨のメッセージを表示することを特徴とするネットワークシステム対応のデジタルビデオ再生/録画装置。
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