JP3612301B2 - 自転車ハブ - Google Patents

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  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、脱着可能なフリーホイールを備えた自転車ハブ、特に、フリーホイールを自転車フレームから取り外すことなくスプロケット支持部材をハブ本体から分離できるよう、2部分からなる軸上に設けられたスライド係合部材を備えた自転車ハブに関する。
【0002】
【従来の技術】
サイクリングは移動手段としてだけでなくレクリエーションとしてもますます人気が高まっている。さらに、サイクリングは非常に人気のある競技スポーツとなった。自転車の使用目的がレクリエーション、移動、競技のいずれであっても、自転車産業では常に自転車の様々な構成部品を改良し続けている。過去数年において連続的に広範囲にわたりデザイン変更されている自転車の特定の構成部品の1つとして、後部自転車ハブがある。
【0003】
特に、多くの自転車は複数の変速段数を有している。そのため通常、後部自転車ハブはフリーホイールを備えている。フリーホイールは少なくとも1つのチェーン係合スプロケットを装備している。一般に普及しているドライブトレイン及びフリーホイールの一形態では、後部自転車ホイールのハブに取り付けられた複数のスプロケットが設けられている。そして、ペダルを踏むことにより、自転車のチェーンが後部スプロケットの1つと係合して後輪を回転させる。乗り手が自転車をこぐのを止めても、後輪は回転を続けることが可能であり、一方でスプロケットは静止状態に保たれる。したがって、リアハブは通常、ワンウェイクラッチを備えたフリーホイールを備えている。
【0004】
フリーホイールは、駆動力を一方の回転方向にのみ後部自転車ホイールに伝達するために使用される。これらのフリーホイールは、通常、自転車のリアハブに取り付けられている。自転車は一般に、ペダルが回転しなくてもフリーホイールにより自由に走行可能となっている。フリーホイールは、一般に、ネジ止めによってリアハブのボスに取り付けられたボス型のフリーホイールと、リアハブの一体型部品としてリアハブに固定されたフリーハブ型のフリーホイールとを含んでいる。いずれの型のフリーホイールも、外側筒状部と、外側筒状部の内周側に取り付けられた内側筒状部とを備えており、これにより、内側筒状部は外側筒状部に対し自由に回転できる。駆動力を外側筒状部から内側筒状部へ一方の回転方向にのみ伝達するために、外側筒状部と内側筒状部との間にはワンウェイクラッチが取り付けられている。通常、外側筒状部には複数のギアが取り付けられ、内側筒状部は自転車のリアハブに取り付けられている。
【0005】
スプロケットホイールと外側筒状部との間にはスプラインが設けられており、スプロケットホイールと外側筒状部との間の相対回転を確実に抑制する。このユニットは、自転車の後部ホイールに使用されているため、駆動力は、ワンウェイ機構を介して後部ホイール軸と外側筒状部との間に伝達されるはずである。この目的のために、ワンウェイクラッチのアウターレースとして外側筒状部が形成され、外側筒状部の内周にはワンウェイクラッチ及びインナーレースが配置されている。
【0006】
今日、自転車のディレーラにより得られる変速段数は増加しているため、後部ホイール用の多段変速スプロケットホイールユニットは、スプロケット数が増え、現在では通常少なくとも5〜7個のスプロケットを備えている。ギアまたはスプロケットの数が増えたことで、より広範囲のトルクをスプロケットからフリーホイールに付加することが可能になった。スプロケットの大きさは(すなわち、スプロケットのギア歯の数)しばしば、丘陵地や平地条件といった所定の走行条件より構成されている。また、スプロケットまたはギアの形状は、乗り手によって異なる技術レベルや好みに合うよう設計されている。したがって、乗り手または走行条件によっては、時折、フリーホイールまたは後部ホイール全体を変更する必要がある。そこで、簡略化された取り付け構造や容易な取り付け方法が必要となる。
【0007】
また、ここ数年で後部ギアまたはスプロケットの数が増加したことから、フリーホイールは、より大きくより重くなってしまった。これに加え、ギアまたはスプロケットの数の増加により、リアハブ及びフリーホイールの製造、設置が複雑かつ高額になる場合がある。さらに、ギアまたはスプロケットの数の増加により、自転車フレームから後輪を取り外すこと、或いは現在のフリーホイールを別のフリーホイールに交換することが困難となる場合がある。
【0008】
上記観点から、従来技術における上述の問題を克服する、脱着可能なフリーホイールを備えた自転車ハブが必要となる。本発明は、この従来技術における必要性を、本開示から当業者にとって明らかとなる他の必要性と共に示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、構造が簡略化された、脱着可能なフリーホイール用のスライド係合部材を備えた自転車ハブを提供することにある。
本発明の別の目的は、簡略化された取り付けが可能な、脱着可能なフリーホイール用のスライド係合部材を備えた自転車ハブを提供することである。
【0010】
本発明の別の目的は、製造及び組み立てが比較的単純で安価にできる、フリーホイールをハブ本体から着脱するためのスライド係合部材を備えた自転車ハブを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の一見地によれば、自転車ハブは、ハブ軸と、ハブ本体と、スプロケット支持部材と、係合部材とを備えている。ハブ軸は、第1部分と、第1部分に取り外し自在に連結される第2部分とを有する。ハブ本体は、外側筒状部と内部通路とを備え、ハブ軸の第1部分が内部通路内に回転自在に支持される。スプロケット支持部材は、ハブ軸の第2部分に取り付けられている。係合部材は、外側筒状部を係合位置においてスプロケット支持部材に回転不能に連結するとともに、係合位置と係合解除位置との間でハブ軸により軸方向に移動可能である。
【0012】
本発明のこれらの、またその他の目的、特徴、見地、利点は、添付の図と共に本発明の好ましい実施形態を開示する以下の詳細な説明から当業者にとって明白となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明によるリアハブ18が取り付けられた自転車10を示す。
自転車10はフレーム12を有しており、フレーム12は、フレーム12に移動自在に連結されたフロントフォーク13と、フレーム12に堅く連結されたリアフォーク15とを備えている。後輪16は、リアハブ18によってリアフォーク15に回転自在に連結されている。前輪14は、フロントハブ17によってフロントフォーク13に回転自在に連結されている。フレーム12にはサドルが調節可能に連結されており、また、フロントフォーク13には、前輪14を方向転換させるためにハンドレバー11が連結されている。フレーム12には、自転車10を推進させるためのドライブトレイン19が連結されている。ドライブトレイン19は、1組のフロントスプロケット19aと、ペダル19cを備えた1対のクランクアーム19bと、駆動チェーン19dと、1組のリアスプロケット19eとを備えている。フロントスプロケット19aは、ボトムブラケット(図示せず)によってフレーム12に回転自在に連結されている。リアスプロケット19eは、比較的従来の方法で後輪16のリアハブ18に連結されている。
【0014】
自転車10の様々な構成部品は、従来より周知であるため、本発明に従って変更されていない限りここでの詳細な説明は省略する。より具体的には、自転車10の構成部品は、リアハブ18に関連していない限りここでの説明は省略する。なお、ここで説明しないブレーキ、ディレーラ、追加のスプロケット等の様々な従来の自転車部品を本発明に使用してもよい。
【0015】
次に図2〜図6を参照すると、リアハブ18は、ハブ軸20と、ハブ本体22と、フリーホイール24と、係合部材26とを備えている。
ハブ軸20は、ハブ本体22の内部通路内に回転自在に支持され、ハブ本体22の両端から軸方向に延びている。係合部材26は、後述するように、ハブ本体22の一部とフリーホイール24の一部とを、係合位置において回転不能に連結する。また、係合部材26は、後述するように、係合位置と係合解除位置との間でハブ軸20により軸方向に移動可能である。ハブ軸20は、取り外し自在に連結された2つの部品で構成され、これによりハブ本体22がフリーホイール24から取り外せることが好ましい。さらに、係合部材26はハブ軸20の一部に移動可能に取り付けられ、またフリーホイール24はハブ軸20の他の一部に取り付けられており、フリーホイール24が係合部材26から取り外せるようになっていることが好ましい。ハブ軸20は、リアフォーク15からフリーホイール24を取り外すことなく、ハブ本体22からフリーホイール24を外せるようねじ込み連結された2つの部品から構成されていることが好ましい。なお、本発明は、フリーホイールを備えていないハブと共に使用してもよい。したがって、本発明において「スプロケット支持部材」とは、フリーホイールを備えた若しくは備えていないスプロケットを少なくとも1つ有するハブの部分を意味する。
【0016】
ハブ軸20は、第1部分30と第2部分32とを備えている。図2〜図7に示すように、第2部分32は、ねじ込まれた接続によって第1部分30にねじ込み連結されている。第1部分30はハブ本体22の内部通路内に回転自在に支持され、一方、第2部分32にはフリーホイール24が取り付けられていることが好ましい。また、第1部分30は、第2部分32にねじ込み連結されており、第2部分32から外せることが好ましい。ハブ軸20の直径は、分離可能なハブ軸20に十分な強度が得られる大きさであることが好ましい。より具体的には、分離可能なハブ軸20に適切な強度が得られるよう、ハブ軸20の第1部分30の直径は約10mmであり、第2部分32の最小直径は約10mmであることが好ましい。
【0017】
ハブ軸20の第1部分30は、鋳造アルミニウム、チタン、鋼鉄のような軽量で硬質の金属材料からなる細長い円筒形部材であることが好ましい。第1部分30は、必要に応じて任意の適当な材料で製造してもよい。また、第1部分30は、上述のように、段状で、直径約10mmの円形断面を有していることが好ましい。ハブ軸20の第1部分30は、第1端部34と、第1端部34から軸方向に離れた第2端部36と、第1端部34と第2端部36間に延びる中央部38とを備えている。
【0018】
第1端部34は、外部ねじ面37aと、環状スライド面37bと、これらの間に設けられた環状溝35とを備えていることが好ましい。ねじ面37aは、第1部分30及び第2部分32を取り外し自在に連結するために、従来のように時計回りにねじが形成されていることが好ましい。第1端部34と中央部38との間には接当肩39が形成されている。第1端部34の直径は中央部38よりも僅かに小さく、これにより、接当肩39が第1端部34の自由端側を向いていることが好ましい。
【0019】
スライド面37bは、接当肩39からねじ面37aに向かって延びている。溝35は、スライド面37bとねじ面37aとの軸方向間に設けられている。スライド面37bは、その上で回転自在かつスライド自在となる係合部材26の一部を受けるよう構成されている。接当肩39は、後述するように、係合部材26を係合解除位置から係合位置へ移動させるよう設けられている。溝35内には、後述するように、ハブ18が組み立てられるときに係合部材26が係合位置から係合解除位置に移動するよう、保持リング45を配置することが好ましい。保持リング45は、接当肩39から軸方向距離Aだけ離れている。すなわち、接当肩39及び保持リング45が形成する1対の接当面は、互いに軸距離Aだけ離れている。接当面は、係合部材26を軸方向に対向する2方向に移動させるよう設けられている。
【0020】
第2端部36は、クイック解除機構33が従来の方法で連結されるよう構成されている。したがって、、クイック解除機構33は、比較的従来の方法によって、リアハブ18の一方側をリアフォーク15に連結するために使用される。中央部38は、一般に円筒形の断面を有し、接当肩39から第2端部36にかけて延びている。
【0021】
第2部分32は、図4〜図6に示すように、フリーホイール24を支持するための様々な断面を有する段状の円筒形部材であることが好ましい。また、第2部分32は、約10mmの最小直径を有し、鋳造アルミニウム、チタン、鋼鉄のような軽量かつ硬質の金属材料からなることが好ましい。第2部分32は、必要に応じて適切な任意の材料で構成してもよい。第2部分32は、第1端部40と、第1端部40から軸方向に離れた第2端部42と、第1端部40と第2端部42との間に延びる中央段部44とを備えている。
【0022】
第1端部40は、ナット41を受けるための外周ねじを備えていることが好ましい。ナット41は、リアハブ18の一方側をリアフォーク15に連結するために、比較的従来の方法で第1端部40にねじ込み連結されている。また、第1端部40は、第2部分32よりも小さな直径または最小直径を備えていることが好ましい。第1端部40の最小外径は、上述のように約10mmであることが好ましい。第2端部42は、第1部分30の第1外周ねじ端部34を受けるために、その内部に形成されかつその自由端に延びる孔46を有することが好ましい。孔46は、ねじ部48aと、拡径溝部48bとを備えていることが好ましい。接当肩49は、ねじ部48aと溝部48bとの間に形成されるとともに、第1部分30側に軸方向に向いている。
【0023】
ねじ部48aは、時計回りにねじが形成された面を備えており、第1端部34の時計回りの外周ねじと係合するよう構成されている。これにより、第1部分30が第2部分32にねじ込み連結されると、第1部分30及び第2部分32が1つの軸部材として機能する。
溝部48bの直径はねじ部48aよりも僅かに大きいため、第1部分30及び第2部分32がねじ込み連結されかつ係合部材26が係合位置にある場合であっても、保持リング45が第2部分32に接触することがない。第2部分32の外周面は、フリーホイール24またはスプロケット支持部材を比較的従来の方法で支持するよう構成されている。
【0024】
また、図2〜図6を参照すると、ハブ本体22は、外側筒状部50と、筒状内側スリーブ部52、内側スリーブ部52と外側筒状部50とを自由回転可能となる方法で回転自在に連結する1対のベアリングアセンブリ54とを備えている。ハブ軸20の第1部分30は、内側スリーブ部52によって、外側筒状部50の内部通路内に回転自在に支持されていることが好ましい。後述するように、外側筒状部50は、係合部材26によって、フリーホイール24の一部(すなわち、フリーホイール24のスプロケット支持部材)に取り外し自在かつ回転不能に連結されていることが好ましい。
【0025】
外側筒状部50は、図5、図6に示すように、様々な内部及び外部の円形断面を有する筒状部材である。また、外側筒状部50は、鋳造アルミニウム、チタン、鋼鉄のような軽量かつ硬質の金属材料で形成されていることが好ましい。外側筒状部50は、必要に応じて適切な任意の材料で構成してもよい。外側筒状部50は、従来の方法によりスポークを介してハブ本体22をホイール16のリムに連結するために互いに軸方向に離れた1対のスポーク取り付け環状フランジ51a,51bを備えている。スポーク取り付けフランジ51a,51bは、外側筒状部50の対向する2箇所から延びるとともに外側筒状部50の自由端に隣接している。取り付けフランジ51a,51bには、ハブ本体22をホイール16に従来の方法で固定するために、数本のスポークが連結されている。
【0026】
外側筒状部50は、ベアリングアセンブリ54が互いに向かって長手(軸)方向に移動することを防ぐために、互いに逆側を向く1対の接当面または接当肩53a,53bを備えている。また、外側筒状部50は、フリーホイール24に近接して溝57が形成されるよう、接当肩53aからフリーホイール24側に軸方向に離れるとともに外側筒状部50の自由端から内部側に軸方向に離れた環状内周フランジ55を備えている。外側筒状部50の他端(すなわちクイック解除機構33近傍)は、比較的従来の方法でカバーアセンブリ58を受けるよう構成されている。また、カバーアセンブリ58は、一方のベアリングアセンブリ54を外側筒状部50内に保持するよう、内側スリーブ部52に取り付けられている。
【0027】
溝57は、係合部材26と回転不能に係合するよう、内周側に延びる複数の軸歯またはスプライン59(すなわち、スプラインが形成された係合部分)を備えている。すなわち、ハブ18を組み立てた状態では、外側筒状部50は、係合部材26に回転不能かつスライド自在に連結されている。溝57及びスプライン59によって形成されたスプライン付き係合部分は、軸方向長さXを有する。
【0028】
図2〜図6、図8〜図11に示すように、係合部材26は、環状部材であり、鋳造アルミニウム、チタン、鋼鉄のような硬質の金属材料で形成されていることが好ましい。係合部材26を、必要に応じて適切な任意の材料で構成してもよい。ハブ18を組み立てた状態では、係合部材26の少なくとも一部が溝57内に配置される。係合部材26は、軸方向に延びて貫通する段状の貫通孔64を有する1対の係合部60,62を備えている。係合部60の外径は、係合部62よりも小さく係合部62の一側から延びている。これにより、係合部60,62の間に外周接当面65が形成される。
【0029】
係合部60の外周面には、外周歯またはスプライン61が形成されている。係合部62の外周面上には、外周歯またはスプライン63が形成される。歯またはスプライン63は、外側筒状部50の合致/噛み合い内周歯またはスプライン59(すなわち、溝57内)に回転不能に係合する。係合部62のスプライン63は、溝57内にスライド自在かつ回転不能に受容されるように構成され、スプライン63がスプライン59と噛み合うようになっていることが好ましい。係合部60のスプライン61は、フリーホイール24の一部と回転不能かつスライド自在に係合するよう構成されている。これにより、ハブ18が組み立てられて第1部分30及び第2部分32が連結された状態では、外側筒状部50は、係合部材26によりフリーホイール24の一部と取り外し自在かつ回転不能に連結される。
【0030】
孔64は、拡径部66a及びスライド部66bを備えた段状の孔である。係合部62は、段状の孔64を形成するよう内周側に延びる環状当接部68を備えている。当接部68は、ハブ18が組み立てられたときに、接当肩39と保持リング45との間に配置される。係合部62の自由端には接当面67が形成されている。接当面67は、ハブ18が組み立てられ、第1端部34の溝35内に保持リング45が取り付けられた後に、ハブ本体22から第1部分30が外れることを防止するために、内周フランジ55と当接する。当接部68は、係合部62の接当面67側に配置されおり、これにより、スライド部66bも接当面67に隣接している。スライド部66bの内径は、ハブ軸20に形成された第1部分30の第1端部34の外径よりも僅かに大きい。したがって、係合部材26は、ベアリングアセンブリ54を介して、外側筒状部50と共に第1部分30回りに回転する。
【0031】
当接部68の軸厚Bは、ハブ軸20の第1部分30上における係合部材26の軸方向の相対移動を規制できるよう、接当肩39と保持リング45と間の軸距離Aよりも小さくなっている。より具体的には、当接部68の軸方向長さBは、接当肩39と保持リング45と間の軸方向距離Aの約半分であることが好ましい。また、係合部62の軸方向長さYは、溝57及びスプライン59によって形成されたスプライン付きの係合部の軸方向長さXよりも短い。係合部62は第1係合部と、係合部60は第2係合部と考えてもよい。さらに、係合部材26の最大軸方向長さZは、外側筒状部50の溝57及びスプライン59によって形成されたスプライン付き係合部の軸方向長さXよりも短く、これにより、係合部材26を溝57に引き込むことができる。
【0032】
次に図5、図6を参照すると、両ベアリングアセンブリ54は、比較的従来の組立体であり、それぞれ、インナーレースと、複数のベアリングまたは球体の鋼球と、アウターレースとを備えている。各アウターレースは、上述のように、ベアリング54の軸方向への移動を抑制するよう、外側筒状部50の内周面と、外側筒状部の接当肩53aまたは53bに当接する。各インナーレースは内側スリーブ部52の外周面と当接しているため、内側スリーブ部52は外側筒状部50に対し自由に回転することができる。
【0033】
内側スリーブ部52は、外部段状の円形の断面を有する細長い筒状部材であることが好ましい。また、内側スリーブ部52は、鋳造アルミニウム、チタン、鋼鉄のような軽量かつ硬質の金属材料で形成されていることが好ましい。内側スリーブ部52は、必要に応じて適切な任意の材料で構成してもよい。内側筒状部52は、支持部70と、環状外周フランジ72と、内側筒状部52を貫通する貫通孔74とを備えている。
【0034】
支持部70は、比較的従来の方法によって、ベアリングアセンブリ54を回転自在に支持する。外周フランジ72は、外側筒状部50の内周フランジ55の軸方向位置に対応する軸方向位置で支持部70から外周側に延びている。これにより、内周フランジ55及び外周フランジ72は、係合部材26の軸方向移動を規制するための接当面または停止面を形成する。貫通孔74は、第1部分30の内径よりも僅かに大きいことが好ましい。これにより、第1部分30は、貫通孔74内で自由に回転自在かつ軸方向に移動可能となる。
【0035】
次に図12〜図19を参照しながら、溝35及び保持リング45の構造についてより詳細に説明する。特に図12、図13に示すように、保持リング45の断面は四角形または矩形であることが好ましく、一方、溝35はこれに対応して、保持リング45を溝内に固定して保持リング45の軸方向の移動を規制する形状であることが好ましい。保持リング45は、従来の方法で第1端部34と取り外し可能に連結されるC字型リングであることが好ましい。保持リング45は、係合部材26が第1端部34に保持されるようスライド面37bに取り付けられた後に、第1端部に取り付けられる。
【0036】
必要に応じて、構造の異なる保持リングを本発明に従って使用してもよいが、いずれにしても、第1端部34の構造は、必要に応じて異なる形の保持リングを受けるよう変更されるのが好ましい。例えば、図14、図15には、本発明による湾曲溝35a及び円形断面保持部材45aを示している。また、図16、図17には、本発明によるV字型溝35b及び菱形断面保持部材45bを示す。さらに、図18、図19に、本発明による溝なしで使用するねじ付き保持部材45cを示す。なお、異なる保持リングを使用する場合に、第1端部34を変更することが必ずしも必要となるわけではない。例えば、保持リング45aを溝35内で使用することも可能である。
【0037】
次に図5、図6を参照すると、フリーホイール24は、内側筒状体80と、内側筒状体80と同軸に取り付けられた外側筒状体82と、第1ベアリングアセンブリ84と、第2ベアリングアセンブリ86と、第3ベアリングアセンブリ88と、ワンウェイクラッチ90とを備えている。フリーホイール24は比較的従来のものである。したがって、本発明の好ましい実施形態により変更した場合を除いて、フリーホイール24についてここではこれ以上の説明は省略する。
【0038】
フリーホイール24の第1及び第2ベアリングアセンブリ84,86は、内側筒状体80を外側筒状体82に回転自在に連結する。第3ベアリングアセンブリ88は、ハブ軸20の第2部分32回りに内側筒状体80に回転自在に連結される。ワンウェイクラッチ90は、内側筒状体80と外側筒状体82との間で連結されており、内側筒状体80と外側筒状体82との間における一方向に回転可能となっている。
【0039】
ハブ18が組み立てられてリアフォーク15に連結されると、フリーホイール24の内側筒状体80は、係合部材26を介して、ハブ本体22の外側筒状部50に取り外し自在かつ回転不能に連結される。上述のように、フリーホイール24は、リアハブ18に連結されるが、多くの部品は比較的従来のものである。
好ましい実施形態では、外側筒状体82は、その外周面に回転不能に取り付けられた7個のスプロケット19eを有している。スプロケット19e同士の間隔は、従来の方法で複数のスペーサにより保持される。したがって、好ましい実施形態では、フリーホイール24をスプロケット支持部材とすることができる。あるいは、内側筒状体80もまた、スプロケット19eを間接的に支持するため、スプロケット支持部材とすることができる。いずれの場合にも、ハブ18が組み立てられてリアフォーク15に連結された場合に、フリーホイール24は、ハブ本体22の外側筒状部50に連結された取り外し自在かつ回転不能な部分を備えている。
【0040】
フリーホイール24には、必要に応じて、より多い又は少ない数のスプロケットを設けてもより。例えば、フリーホイール24にスプロケット19eを1つだけ連結してもよい。また、必要に応じて、別のスプロケット支持部材を設けてもよい。例えば、ワンウェイクラッチ90、またはフリーホイール24の他の部品を含まない簡略化されたスプロケット支持部材を設けてもよい。したがって、ここでの「スプロケット支持部材」は、少なくとも1つのスプロケットを直接または間接的に支持する任意の部材(単数または複数)を含む。
【0041】
また、図5、図6を参照しながら内側筒状体80について詳細に説明する。内側筒状体80は、鋳造アルミニウム、チタン、鋼鉄等のような硬質で軽量な材料で構成されることが好ましい。内側筒状体80は、軸方向に延びるとともに段状の内周面を形成する孔を有し、段状形状に構成されている。内側筒状体80は、第1内部92と、第2内部94と、第1内部92と第2内部94との間に延びる筒状壁96とを備えている。第1内部90は、第1有効直径を備え、第2内部94は、第1内部92の第1直径よりも大きな第2有効直径を有している。
【0042】
第1内部92は、一体に回転するよう第2ベアリングアセンブリ86のインナーレースに連結される筒状部分を有している。第1内部92の内径は、フリーホイール24を支持する第2部分32の外径よりも僅かに大きい。環状壁96は、ワンウェイクラッチ90のためにスペースが得られるよう、第1内部92から第2内部94にかけて外周側に延びている。第2内部94は、内周面に歯またはスプライン95が形成された筒状部分である。第2内部94及びスプライン95は、スプロケット支持部材のスプライン付き係合フランジ(すなわち、内側筒状体80、またはフリーホイール24全体)を形成する。歯95は、第2内部94から外周側に延びている。歯95は、係合部材26の第1歯61と回転不能及び取り外し自在に係合するよう構成されている。
【0043】
また、図5、図6を参照しながら、外側筒状体82についてより詳細に説明する。外側筒状体82は、実質的に堅固で硬質の材料からなる一体型の単一部材として形成されることが好ましい。例えば、外側筒状体80は、アルミニウムまたはチタン、あるいは鋼鉄のようにこれらよりも僅かに重い軽量な金属材料で構成してもよい。外側筒状体82は、従来の方法によってスプロケット19eが回転不能に固定されるよう、円周状に複数のスプライン100が延びた外周面を有している。スプライン100はそれぞれ、外周側に延びる取り付け停止部102を有している。取り付け停止部102は、外側筒状体82の外周面上でのスプロケット19eの軸方向の移動を従来の方法で規制する。
【0044】
ワンウェイクラッチ90は、従来のものであり、歯止めバネと、歯止めバネ上に互いに180°離間して配置された1対の歯止め(図示せず)とを備えている。ワンウェイクラッチ90は、内側筒状体80及び外側筒状体82の各一部分を従来の方法によりさらに備えている。特に、ワンウェイクラッチ90は、筒状溝と、内側筒状体80の1対の歯止めシートと、外側筒状体82のラチェット歯とを備えている。歯止めバネは、溝内に配置されており、歯止めを歯止めシート内に従来の方法で固定する。歯止めは、通常、ラチェット歯と係合しているため、外側筒状体82が長手軸周囲に一方向に回転できるが、従来の方法により別の方向に回転することはできない。
【0045】
次に、図2〜図4、図20〜図23を参照しながら、初めの組立体とリアハブ18の動作について詳細に説明する。ハブ軸20の第2部分32には既にフリーホイール24が取り付けられており、ハブ本体22は基本的に既に組み立てられている。第1部分30は、内側スリーブ部52の孔74内に、第1端部34がハブ本体22から延びるまで挿入される。次に、係合部材26が第1端部34のスライド面37b上に配置される。そして、第1端部34の溝35内に保持リング45が取り付けられる。
【0046】
次に、ハブ本体22が組み立てられる。ハブ軸20の第1部分30が第2部分32にねじ込み連結され、係合部材26が、第1部分30及び第2部分32が連結されるまでフリーホイール24に向かって移動する。接当面65が内側筒状体80に当接すると、第2部分32に対する第1部分30の相対回転が防止される。次に、ハブ18が組み立てられ、図20に示すような使用可能状態となる。図21に示すように、ハブ18は、ナット41及びクイック解除機構33を締め付ける従来の方法を用いて、リアフォーク15の取り付け部分15a,15bに取り付けられる。また、ハブ本体22は、必要に応じて、単に第2部分32から第1部分30をねじ回すことで、フリーホイール24から容易に取り外すことができる。
【0047】
修理または調整のためにリアホイール16をリアフォーク15から取り外す必要がある場合には、リアフォーク15からフリーホイール24を外すことなく、リアフォーク15からハブ本体22を外すことができる。特に、クイック解除機構33が解除され、ハブ軸20の第1部分30が回転すると、第1部分30及び第2部分32は互いに開放される。第1部分30が回転(すなわち、開放若しくは反時計回り方向)すると、係合部材26は、フリーホイール24から図22に示すような係合解除位置に軸方向に移動する。これにより、修理、調整、交換のために、ハブ本体22をフリーホイール24及びリアフォーク15から完全に取り外せるようになる。
【0048】
本説明中で使用する「実質的」、「約」、「およそ」等の程度を表す用語は、妥当な逸脱を含んだ修飾語であるため、最終的な結果が特に大きく変わることはない。これらの用語は、言葉の意味が変更されないのであれば、修飾語の±5%の逸脱を含むものとして解釈されるべきである。
ほんの数例の実施形態を選択して本発明を例示してきたが、本開示から、様々な付属の請求項で定義された本発明の範囲から逸脱しない範囲の変更及び変更が可能であることが当業者にとって明白となる。さらに、前述の本発明による実施形態の説明は例示のみを目的としており、付属の請求項とその同等物によって定義された通りに本発明を制限することを目的とするものではない。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、自転車ハブの簡略化された取り付け構造及び容易な取り付けが可能となる。自転車ハブの製造及び組み立てが比較的簡単に安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリア自転車ハブを備えた従来の自転車の立面図である。
【図2】図1の自転車のリアフォーク上に取り付けられたリアハブの拡大斜視図であり、本発明による係合部材が第1位置に配置されている状態を示す。
【図3】図1、図2に示したリアハブを拡大し、部分的に組み立て分解した反転斜視図である。
【図4】図1〜図3に示したリアハブの部分的に反転し、部分的に組み立て分解した斜視図である。
【図5】図1〜図4に示した組み立て状態のリアハブを示す拡大部分断面図であり、係合部材が第1位置にある。
【図6】図5に示したリアハブの部分断面図であり、ハブ本体からフリーホイールが取り外され、係合部材が第2位置にある。
【図7】図1〜図6に示したハブのハブ軸に設けられた第1部分の側部立面図である。
【図8】図1〜図6に示したリアハブの係合部材を示す拡大側部立面図である。
【図9】図8に示した係合部材の端部立面図である。
【図10】図8、図9に示した係合部材の反対及び端部立面図である。
【図11】図9の断面線11−11に沿って切った、図8〜図10に示した係合部材の断面図である。
【図12】本発明の好ましい実施形態による、図1〜図6に示したハブ軸の第1部分と、ハブの保持部材を示す拡大部分側部立面図である。
【図13】図12に示した保持部材の端部立面図である。
【図14】本発明の好ましい実施形態にしたがって図1〜図6に示したハブ軸の変更された第1部分の拡径部と、ハブの変更された保持部材の側部立面図である。
【図15】図14に示した保持部材の端部立面図である。
【図16】本発明の好ましい実施形態にしたがって図1〜図6に示したハブ軸の変更された第1部分と、ハブ軸の変更された保持部材を拡大した側部立面図である。
【図17】図16に示した保持部材の端部立面図である。
【図18】本発明の好ましい実施形態にしたがって図1〜図6に示したハブ軸の変更された第1部分と、ハブの変更された保持部材を拡大した部分側部立面図である。
【図19】図18に示した保持部材の端部立面図である。
【図20】組み立てたハブを自転車のリアフォークに取り付ける前の状態にある、図1〜図6に示したリアハブの側部立面図であり、係合部材の位置を示す部分を独立して示している。
【図21】組み立てたハブを自転車のリアフォークに取り付けた後の状態にある、図1〜図6、図19に示したリアハブの側部立面図であり、係合部材の位置を示す部分を独立して示している。
【図22】図1〜図6、図20、図21に示したリアハブの側部立面図であり、ハブの一方側が自転車のリアフォークから解除され、ハブ本体がフリーホイールから解除されており、係合部材の位置を示す位置を独立して示している。
【図23】図1〜図6、図20〜図22に示したリアハブの側部立面図であり、ハブ本体を自転車のリアフォークから完全に取り外した状態にあり、係合部材の位置を示す位置を独立して示している。
【符号の説明】
18 自転車ハブ
20 ハブ軸
22 ハブ本体
24 フリーホイール
26 係合部材
30 第1部分
32 第2部分
50 外側筒状部

Claims (25)

  1. 第1部分(30)と、前記第1部分に取り外し自在に連結される第2部分(32)とを有するハブ軸と、
    外側筒状部(50)と内部通路とを備え、前記ハブ軸の前記第1部分が前記内部通路内に回転自在に支持されるハブ本体(22)と、
    前記ハブ軸の前記第2部分に取り付けられたスプロケット支持部材(24)と、
    前記外側筒状部を係合位置において前記スプロケット支持部材に回転不能に連結するとともに、前記係合位置と係合解除位置との間で前記ハブ軸により軸方向に移動可能である係合部材(26)と、
    を備えた自転車ハブ(18)
  2. 前記ハブ軸の第1部分は、前記ハブ軸の第2部分にねじ込み連結されている、請求項1に記載の自転車ハブ。
  3. 前記ハブ軸の第1部分は、前記係合部材が前記係合解除位置から前記係合位置に移動するよう設けられた接当肩(39)を有する、請求項1に記載の自転車ハブ。
  4. 前記ハブ軸の第1部分は、前記係合部材が前記係合位置から前記係合解除位置に移動するよう設けられた保持リング(45)を有する、請求項3に記載の自転車ハブ。
  5. 前記ハブ軸の第1部分は、前記ハブ軸の第2部分にねじ込み連結されており、前記第2部分に対する前記第1部分の相対回転により前記係合部材が前記係合位置と前記係合解除位置との間で移動する、請求項4に記載の自転車ハブ。
  6. 前記係合部材は、前記ハブ軸の第1部分に回転自在に取り付けられた環状当接部(68)を有し、前記環状当接部は、前記接当肩と前記保持リングとの間に配置されている、請求項4に記載の自転車ハブ。
  7. 前記環状当接部は、前記ハブ軸の第1部分での前記係合部材の軸方向の相対移動を規制するよう、前記接当肩と前記保持リングとの間に形成された軸方向距離よりも短い軸方向厚さ(B)を有する、請求項6に記載の自転車ハブ。
  8. 前記当接部の前記軸方向厚さは、前記接当肩と前記保持リングとの間の前記軸方向距離の半分に等しい、請求項7に記載の自転車ハブ。
  9. 前記保持リングは、前記ハブ軸の第1部分にねじ込んで取り付けられている、請求項4に記載の自転車ハブ。
  10. 前記ハブ軸の第1部分は、第1方向に前記係合部材を軸方向に移動させるよう設けられた第1接当面(39若しくは45)を有する、請求項1に記載の自転車ハブ。
  11. 前記ハブ軸の第1部分は、第2方向に前記係合部材を軸方向に移動させるよう設けられた第2接当面(45若しくは39)を有する、請求項10に記載の自転車ハブ。
  12. 前記ハブ軸の第1部分は、取り外し自在に取り付けられた保持リングを有する、請求項1に記載の自転車ハブ。
  13. 前記外側筒状部は、内周スプライン(59)が形成された係合部を有し、前記係合部材は、前記係合部と回転不能及びスライド自在に連結される第1スプライン係合部(62)を有する、請求項1に記載の自転車ハブ。
  14. 前記係合部材の第1スプライン係合部は、前記外側筒状部の係合部の軸方向長さ(X)よりも短い軸方向長さ(Y)を有する、請求項13に記載の自転車ハブ。
  15. 前記係合部材は、前記スプロケット支持部材のスプライン係合フランジ(95)にスライド自在かつ回転不能に係合するよう、前記係合部材から延びる第2スプライン係合部(60)を有する、請求項13に記載の自転車ハブ。
  16. 前記係合部材は、前記外側筒状部の係合部の軸方向長さよりも短い最大軸方向長さを有し、前記外側筒状部の内周溝(57)内に引き込まれることが可能である、請求項13に記載の自転車ハブ。
  17. 前記係合部材は、前記外側筒状部の内周溝の内側接当面(55)と当接するよう設けられた第1接当面(67)を有する、請求項16に記載の自転車ハブ。
  18. 前記係合部材の第1接当面は、前記第1スプライン係合部の自由端と軸方向に整列する、請求項17に記載の自転車ハブ。
  19. 前記係合部材は、前記スプロケット支持部材と当接するよう設けられた第2接当面(65)を有する、請求項17に記載の自転車ハブ。
  20. 前記係合部材の第2接当面は、前記第1スプライン係合部の自由端から軸方向に間隔があけられている、請求項19に記載の自転車ハブ。
  21. 前記係合部材は、前記スプロケット支持部材のスプライン係合フランジとスライド自在かつ回転不能に係合するよう、前記第2接当面から延びる第2スプライン係合部を有する、請求項20に記載の自転車ハブ。
  22. 前記ハブ本体は、前記ハブ軸の第1部分に回転自在に連結された内側筒状部を有する、請求項1に記載の自転車ハブ。
  23. 前記内側筒状部は、前記外側筒状部の内周フランジ(55)と軸方向に整列する外周フランジを有しており、前記内周及び外周フランジが前記外側筒状部の内周溝内での前記係合部材の軸方向の移動を防止する停止面を形成する、請求項22に記載の自転車ハブ。
  24. 前記ハブ軸の第1部分は、前記第1部分の自由端に取り付けられたクイック解除機構(33)を有する、請求項1に記載の自転車ハブ。
  25. 前記スプロケット支持部材はフリーホイールを有する、請求項1に記載の自転車ハブ。
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