JP3611331B2 - 直接−シーケンススペクトル拡散通信システム - Google Patents

直接−シーケンススペクトル拡散通信システム Download PDF

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Description

発明の技術分野
本発明は少なくとも1つの主無線局および複数の副無線局を具え、主無線局および副無線局が制御チャネルおよびトラフィックチャネルを経て互いに通信可能に配列された直接−シーケンススペクトル拡散通信システム
に関するものである。
かかる通信システムは主無線システムを無線基地局とし、副無線局を移動無線局およびコードレス電話システム、コードレスLAN(企業内情報通信網)等とした移動無線システムとすることができる。
さらに本発明はかかる通信システムに用いる主無線局および副無線局に関するものである。
発明の背景
スペクトル拡散システムは長い間既知であり、直接−シーケンススペクトル拡散通信システムを実現するシステムを記述している基本技術のような多くの文献、ハンドブック、例えば“コミュニケーション テクニック フォー マルチパス チャネルズ"R.Price et al.,Proc.of the IRE Vol.46,March 1959,pp.555−570、指導書“セオリ”オブ スプレッド スペクトル コミュニケーションズ"R.L.Pickholtz,et al,IEEE Tr.on Comm.,Vol.COM−30,No.5,May1982、pp.855−884およびハンドブック“デジタル コミュニケーションズ"J.Proakis,McGraw−Hill,第7および8章に記載されている。ハンドブックのこの第7章pp.702−799には、マルチパスチャネルを見いだすデジタルシグナリングは移動無線システムの場合、第8章にはスペクトル拡散受信機、特にpp.802−804には直接−シーケンススペクトル拡散が、pp.831−836にはDS−SS(PP.862−864)用のPN(疑似−雑音)シーケンスが記載されている。疑似−雑音シーケンスはリニアフィードバックシフトレジスタを用いて発生させる。疑似−雑音シーケンスの最大長さはn=2m−1ビットであり、ここにmはシフトレジスタ段の数、nはシーケンスの周期である。直接−シーケンススペクトル拡散移動無線システムでは、伝送すべきデータはかかる疑似−雑音シーケンスを用いて符号化する。受信側では、データを相関技術を用いて復号化する。既知の直接−シーケンススペクトル拡散移動無線システムでは、各チャネル、制御チャネルまたはトラフィックチャネルに対し、異なる短い疑似−雑音シーケンスを用い、これらシーケンスは互いに直角とする。かかるシステムでは、例えば無線基地局によって伝送すべきデータは長さnのチップシーケンスを用いて符号化し、これらデータは長さMの相関窓を有する相関器を用いて移動無線局で復号化する。代表的には、疑似−雑音シーケンスはM>nの際に短い。1つのチップは得られる帯域幅の繰返しに相当する矩形パルスの時間幅である。実際のシステムでは、いわゆるチップレートは伝送すべきデータの情報レートの整数倍である。受信側でかかる短い疑似−雑音シーケンスを適用する場合にはデータの復号化に何等問題は生じない。他方、各チップに対しては、異なる疑似−雑音シーケンスを発生させる必要がある。実際上、セル当たり多くの加入者を有する移動無線システムでは、多くの異なる疑似−雑音シーケンスを発生させることは厄介である。
発明の概要
本発明の目的は受信側でチャネルの疑似−雑音シーケンスに有効なロック機構を設けるだけで少ない疑似−雑音シーケンスを発生させるようにした上述した種類の直接−シーケンススペクトル拡散通信システムを提供せんとするにある。
この目的のため、本発明は少なくとも1つの主無線局および複数の副無線局を具え、主無線局および副無線局が制御チャネルおよびトラフィックチャネルを経て互いに通信可能に配列された直接−シーケンススペクトル拡散通信システムにおいて、少なくとも1つのセルにおいて多数のチャネルにより少なくとも1つのリニアフィードバックシフトレジスタによって発生される少なくとも1つの長い疑似−雑音シーケンスを共有し、これらチャネルは少なくとも1つの長い疑似−雑音シーケンスを用いる現在のチャネルにロックするために受信機側において長い疑似−雑音シーケンス内の現在のチャネルの位相を、制御チャネルを経て伝送されるリニアフィードバックシフトレジスタに関する状態情報から取出すようにしたことを特徴とする。
本発明は、単一シーケンスが著しく長いため、現在のチャネルに対する直接探索が実際上不可能であると云う事実には関係なく、現在のチャネルが例えば短い疑似−雑音シーケンスを用いることにより、現在のチャネルを制御チャネルを経て伝送された状態情報から再生し、即ち、受信した移送情報を実際に遅く復号化すると云う事実とは無関係に現在のチャネルの適宜の位相を決めることができると云う事実を基としてなしたものである。
本発明システムの一例では前記状態情報は前記リニアフィードバックシフトレジスタの前の状態であり、前記現在のチャネルのリニアフィードバックシフトレジスタの情報は前記前の情報を蓄積された変換マトリックスを用いる現在の状態に変換することによって決めるようにする。
ここで所定のチャネルに対し、シフトレジスタの前の状態は既知とすうる必要があるが現在のチャネルはこの状態および記憶されたマトリックスから簡単に計算することができる。代表的には、かかる位相計算によって前の状態をシステム1のフレームに亘って現在の状態に変換して、一定の位相オフセットが前の状態の供給されるようにする。
本発明システムの一例では、前記状態情報は、絶縁層リニアフィードバックシフトレジスタの固定状態に対するオフセットとし、前記現在のチャネルのリニアフィードバックシフトレジスタの内容は受信したオフセットおよび多数の蓄積された変換マトリックスから決めるようにする。ここで可変オフセットは計算することができる。記憶されたマトリックスの好適な組を選択する場合には、妥当な計算努力で、および妥当な記憶容量で任意のオフセットを計算することができる。多数の記憶されたマトリックスが得られる特定の自由度を用いて一層複雑なチャネル構体の場合にフレーム内オフセットおよびフレーム間オフセットを計算する。また、伝搬遅延が著しいパラメータとなる大型のセルでは、現在のチャネルに対するオフセットを有効に計算することができる。
さらに他の例は従属請求項に記載されている。受信した前の状態から現在のチャネルの位相を計算する代わりに、同一の原理に基づき主局によって副局を計算することができる。従って、副局によってローカルリニアフィードバックシフトレジスタを受信した先の状態に簡単に調整することができる。また、合成計算を行って、主局が中間状態を計算するとともに副局によって位相シフトを受信した中間状態に供給する。従って、比較的迅速に且つ比較的緩慢に副局をサポートすることができ、迅速な副局によって中間状態を供給し、緩慢な局によって他の状態シフトを受信した中間状態に供給する。また、状態ロックを粗いロックに用い、他の精密なロックを粗いロックに適用し受信したチップを有する相関に適用する。この後者の用途を採用して伝搬遅延を保証し、移動無線システムに発生するようなマルチパス伝送努力を解決する。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明CDMA移動無線システムを示す説明図、
図2は無線基地局を示す説明図、
図3は無線基地局でのチップマッピングを示す説明図、
図4は移動無線局、
図5は本発明の一例のフローチャート、
図6は長い疑似−雑音シーケンスに沿うチャネルの展開図、
図7は第1リニアフローチャートシフトレジスタを示す説明図、
図8は第2リニアフローチャートシフトレジスタを示す説明図である。
発明を実施するための最良の形態
図1は各無線区域、即ち、セルZ1およびZ2をカバーする多数の無線基地局BS1およびBS2を具える本発明直後−シーケンススペクトル拡散通信システムの一例としてセルラーCDMA(符号分割多元接続)移動無線システム1を線図的に示す。各無線区域は多数の移動無線局MS1,MS2およびMS3並びにMS4,MS5およびMS6をそれぞれサービスする。無線基地局BS1およびBS2はランドライン11および12を経て移動交換センターMSCに結合する。移動交換センターMSCは公衆電話交換網PSTNに結合する。無線基地局BS1およびBS2は、スペクトル拡散符号化信号を移動無線局に送信するように、即ち、ダウンリンクスペクトル拡散信号を送信するように配列するとともに移動体によって送信されたスペクトル拡散符号化信号を処理するように、即ち、アップリンクスペクトル拡散信号を処理するように配列する。また、移動体は、基地局からのスペクトル拡散信号を処理するように、即ち、ダウンリンクスペクトル拡散信号を処理するように配列するとともにアップリンクスペクトル信号を送信するように配列する。CDMA移動無線システムはスペクトル拡散技術に従って作動する多元接続システムであり、即ち、データ流の符号化および/またはインターリービング後これらデータ流は場合により送信前に周波数拡散される。受信側では、受信信号をデスプレッドおよびデインターリーブし、および/または場合により復号化する。これらデータ流は移動無線のユーザのような単一のユーザからあ発生させるか、または数人のユーザから発生する合成(複合)データ流とすることができる。
図2は本発明直接−シーケンススペクトル拡散通信システム1に用いる無線基地局BS1のブロック図であり、単一デジタルトラフィックチャネルTCHの主部分を示す。その後他のチャネルを示す。無線基地局BS1はシンボル周期Tを有するビットbをスプレッダー22に供給するボイスコーダ20を具える。このスプレッダー22には長疑似−雑音シーケンスPNLをも供給する。拡散されたビットはBPSK(バイナリフェーズシフトキーイング)変調器21に供給し、これにより拡散されたビットを全てのチャネルに共通の中心周波数fcで変調する。この変調器21によってチップ周期Tcで変調されたチップcを送信機23に供給し、この送信機を送信アンテナ24に結合する。本例では、システムの帯域幅を1.023MHzとし、チャネルを10m秒とする。ここでフレームは10230チップで構成する。実際には、長疑似−雑音シーケンスPNLはハーウエアリニアフィードバックシフトレジスタ25によって発生させ、このシフトレジスタ25はデジタル信号プロセッサ26によって制御する。リニアフィードバックシフトレジスタ自体は、疑似−雑音シーケンスおよび関連する生成多項式を発生する最大長リニアフィードバックシフトレジスタを示す例えばハンドブック“論理設計原理(Logic Deseign Principles)",E.J.McCluskey,Prentice/Hall Int.Inc.,1986,pp.457−461から既知である。疑似−雑音シーケンスは、その長さがシーケンスと受信側のシーケンスのレプリカとを整合させる相関器の長さ以上となる際に長くなると考えられている。本例では、長い疑似−雑音シーケンスはその長さが241−1となり、相関器はその長さが29となる。これに対し、長い疑似−雑音シーケンスがその初期状態と同一の状態となるまでにほぼ一カ月かかることはあきらかである。即ち、このレジスタは代表的には一カ月のサイクルで繰返されることはあきらかである。スペクトル拡散変調信号を移動無線局から受けるためには、無線基地局は受信アンテナ28および適宜の疑似−雑音シーケンスが供給されるデスプレッダ29に結合された受信機フロントエンドを具える。代表的には、かかる無線基地局BS1は多数のかかる受信ブランチを具える。
図3は無線基地局BS1のチャネルマッピングを示す。この無線基地局BS1は呼設定、呼制御および呼トラフィックに必要な種々の論理チャネルをサポートする。無線基地局BS1によって呼セットアップ、呼制御および呼トラフィックに必要な種々の論理チャネルをサポートする。パイロットチャネルPiCHは疑似雑音(PN)発生器30によって発生された変調されていない短い疑似−雑音シーケンスPNS1を伝送するために設けるとともにデータが疑似雑音発生器PNS2によって拡散される同期チャネルSCHを設ける。放送通信チャネルBCHは長い疑似−雑音シーケンスPNLの適宜の状態を表わす発生器32によって発生した長い疑似−雑音シーケンスPNLで拡散する。同様にページングまたはアクセスグラントチャネルPCH/AGCHは長い疑似−雑音シーケンスPNLの適宜の状態を表わす各発生器33および34によって拡散する。1つの長い疑似−雑音シーケンスの代わりに、多くの長い疑似−雑音シーケンスを適用することができる(詳細には示さない)。従って、チャネルの割当ては長い疑似−雑音シーケンス全体に亘って分布させることができる。図示の論理チャネルは物理的チャネルまたはフレームにマッピングするとともに送信アンテナ24を経て所謂ダウンリンクチャネルの合成器/変調器/送信機35によって移動無線局に伝送する。図3には疑似−雑音変調器36,37,38,39および40をも示す。物理的チャネルへの論理チャネルの特定のマッピングはシステム依存型であり、適宜に選択することができる。
図4は通信システム1に用いる移動無線局MS1を示す。この移動無線システムMS1は受信機フロントエンド43に結合された受信アンテナ42を具える。さらにこの移動無線局MS1は長いシーケンス44およびPN−復調器45の疑似−雑音発生器より成る長い疑似−雑音シーケンスで変調されたチャネルのデスプレッダと、短いシーケンス46およびPN−復調器47の疑似−雑音発生器より成る短い疑似−雑音シーケンスで変調されたチャネルのデスプレッダとを具える。疑似−雑音発生器44および46の状態はデータ信号プロセッサ48によって制御する。本発明によれば、特に、長い疑似−雑音発生器44のオフセットは、現在のチャネルによって用いられる長い疑似−雑音シーケンスPNLの関連する位相に適宜且つ有効にロックし得るように制御する。さらに、移動無線局MS1はデジタル信号プロセッサ48に結合された復調器49を具える。短いシーケンスの支路では、移動無線局はデジタル信号プロセッサ48に結合された同様の復調器52を具える。本発明によれば、デジタル信号プロセッサ48は無線基地局BS1のリニアフィードバックシフトレジスタ25に関する状態情報からローカルの長い疑似−雑音シーケンスPNLに対する適宜の位相を提供するようにプログラムして、現在受信したチャネルが適宜にロックされるようにする。一例として、ロックすべき現在のチャネルが現在のアクセスグラントチャネルAGCHに関する情報を搬送する放送通信チャネルBCHとする。アップリンクでは移動無線局はランダムアクセスチャネルRACHを経るシステムへのアクセスを要求して移動無線局からの送出呼を開始し得るようにする。無線基地局BS1はかかる要求をグラントしてダウンリンクの放送チャネルBCHの適宜のアクセスグラントチャネルを放送通信する。移動無線局がアクイジションにかかる要求を出す前に、同期位相によって適宜の基地局へのロックを行う。この目的のために、理想モードでは、変調されていないパイロットチャネルPiCHへのロックをまず行って、これにより繰返し送信を行うとともに復調処理に用いる全ての移動無線局に対するコヒーレントな搬送基準を提供する。異なる種々の基地局によってそのパイロットチャネルを符号化する異なる種々の短いPNシーケンサを適用して移動無線局は基地局を識別してロックし得るようにする。従って、移動無線局MS1は基地局のパイロットチャネルに整列された変調同期チャネルSCHの放送通信チャネルの位相BCH−oに関する状態情報を見いだすことができる。実際上、基地局BS1の側のシフトレジスタの形状の受信した位相情報BCH−oは放送通信チャネルBCHの現在の位相を反映しない。その理由は移動無線局MS1が位相BCH−oを代表的には本例では2フレームの時間周期、即ち、20ms、200460チップ受信して変調する時間を必要とする。
本発明によれば、現在のBCHチャネルの実際の位相をマトリックス変換の適用によって計算する。本例では、位相補正を固定する。その理由は推測的な即ち、位相補正は20460チップに亘って受信された位相BCH−oのシフトに対応することが既知であるからである。本例では、次の変換を適用する。
Xi+20460=A20460*Xi
この変換によって受信された位相BCH−oの2つのフレームに亘るシフトを受信する。ここに、マトリックスA20460はベクトルXとは無関係である。即ち、これが無関係な状態であれば、所定の、または推測的な既知の位相補正を移動無線局で記憶することができる。好適には、マトリックスA20460を達成するマトリックス乗算をオフラインで実行し、その結果を移動無線局MS1のROM(図示せず)に記憶する。ベクトルXiは基地局BS1の長い疑似−雑音シーケンスの実際のコード位相を表わし、ベクトル成分はシフトレジスタの内容に相当する。シフトレジスタの単一ステップは変換Xi+1=A*Xiに相当し、マトリックスAはシフトレジスタの型および生成多項式によって決まる。
リニアフィードバックシフトレジスタの次の型のものに対してマトリックスAは次のように表わすことができる。
Figure 0003611331
ここに係数C1,C2,・・・Cnは生成多項式を表わし、nはシフトレジスタの長さであり、1はシフト段を示す。リニアフィードバックシフトレジスタの他の型のものに対し、マトリックスAは次式で表わすことができる。
Figure 0003611331
所定数のシフトステップに対し、関連するマトリックスはオフラインで計算するのが好適であり、従って移動無線局MS1に記憶する。ベクトルおよびオフセットマトリックスの全てがブール的であるため、乗算によって論理AND演算の結果における1の数が奇数であるか偶数であるかのn個の決定が続く数字の論理AND演算をnに減少させる。斯様にして計算を著しく簡単且つ迅速にする。本例では、適応マトリックスA20460を移動無線局MS1に記憶する。他の固定シフトに対しては他の適応マトリックスを対応付けて記憶する。
図5は可変位相補正を計算する際の本発明直接−シーケンススペクトル拡散通信システムの一例のフローチャートを示す。本例では、シフトレジスタに対する固定基準点は基地局BS1の側に用いる、即ち、図5のXiを固定値とし、この基準値に対するオフセットを伝送する。例えば放送通信チャネルBCHのオフセットは同期チャネルSCHにある。従って隣接フレームに対するオフセットは10230だけ相違する。数個のマトリックス
Figure 0003611331
を順次計算し、記憶する。ここにj=1,2,・・・,n昇順(例えばbj+1>bj)。好適には、マトリックス配列し計算機によって計算するとともにデジタル信号プロセッサ48のROM(図示せず)に記憶する。任意のオフセットを計算し得るようにするために、b1=1とする。この際の自由度は予め計算されたマトリックス
Figure 0003611331
の数とする。トレードオフは計算努力とマトリックスの記憶要求との間で行う。ブロック60ではオフセット計算を開始する。ブロック61ではシフトレジスタの状態Xiおよび要求されたオフセットofsetを入力する。ブロック62では変数jを値nに割当て、状態ベクトルXを状態Xiに割当て、ワーク変数ofsを入力されたオフセットofsetに割当てる。ブロック63ではオフセットofsが零かどうかをテストする。零である場合にはブロック64において所望のオフセットベクトルXi+ofsetを状態ベクトルXに割当ててブロック65において計算を停止する。さもないと、ブロック66においてオフセットが予め計算されたマトリックスのオフセット境界内にあるかどうかをテストする。アルゴリズムをオフセット境界の左側とするか、または右側とするかに応じて状態ベクトルXに対して適宜のシフトステップを、また次の予め計算されたマトリックスに対する動きを実施する。これがため、ブロック67では予め計算されたマトリックス
Figure 0003611331
を用いる状態ベクトルXに適用するとともにオフセットofsを(ofs−bj)に設定する。ブロック68では変数j乃至j−1を設定することによって前の予め計算されたマトリックスに動きを与える。上述した計算を説明するために、オフセット値を25とし、シフトレジスタの長さを6とし得るものとする。更にマトリックスA1,A2,A4,A8,A16,およびA32を記憶する。いま、ofset=25(2進‘011001'=16+8+1)およびn=6とする。ブロック63,66,68,63,66を経てブロック67において、マトリックスA16を用いる変換を行い、次いでブロック63,66,68,63,66を経てブロック67においてマトリックスA8を用いる変換を行い、最後にブロック63,66,68,63,66,68,63,66,68,63,66を経てブロック67においてマトリックスA1を用いる変換を行う。この最後の変換の後ブロック63において、ワーク変数を零ブロック64においてオフセット状態Xi+ofsetを得るようにする。一例では、マトリックス
Figure 0003611331
のベキ2jを予め計算する。ここにj=0,1,2,3,・・・,40とする。
41マトリックスの記憶および41ビットシフトレジスタに対し平均で20.5マトリックス−ベクトル乗算を必要とするこの選択は簡単に実現できる。その理由はブロック66において比較が簡単なビット比較となるからである。41マトリックスは最小の計算努力で計算し、例えばマトリックスA2の計算後、A2*A2によってマトリックスA4を計算し、これを繰返す。他の例では、マトリックス
Figure 0003611331
即ち、Aのベキk*4jを予め計算し、記憶する。ここにj=0,1,2,3,・・・,20;k=1,2,3とする。記憶すべき追加のマトリックスを必要とするこの選択によって平均で15.5マトリックス−ベクトル乗算を必要とする。オフセット内では2つのビット毎に乗算を必要とする。さらに他の例では、マトリックス
Figure 0003611331
のベキ4j,j=0,1,2,3,・・・,20を予め計算し、記憶する。ここで、21マトリックスは記憶する必要があるが、平均で30.5マトリックス−ベクトル計算を実行する必要がある。従って本発明によればオフセット間のチップの数を既知とする場合には所定コード位相からコード位相を効率良く決めることができる。
図6は長い疑似−雑音シーケンスに沿うチャネルの展開を示す。図示のチャネルC1,C2およびC3は長い疑似−雑音シーケンスPNLの固定基準点Oに対して展開し得るか、またはそれ自体も長い疑似−雑音シーケンスPNLを含む基準チャネルC0に対して含まれる。即ち、オフセットは時間的変化し得るかまたは時間的変化し得なくなる。チャネルをロックする場合には、かかる時間的に変化するオフセットまたは時間的変化しないオフセットを考慮することができる。この目的のために、主基地局BS1は代表的にはそのリニアフィードバックシフトレジスタの内容、固定基準点Oに対するオフセット、または基準チャネルC0に対するオフセットを伝送し得るようにする。初期位相ではチャネルに対するロックを未だ行っていない場合にリニアフィードバックシフトレジスタの内容、固定基準点Oに対するオフセットの伝送のみをロックし得るようにする。リニアフィードバックシフトレジスタの内容、固定基準点Oに対するオフセットを伝送する場合には同期チャネルSCHに長い疑似−雑音シーケンスの第1チャネルである放送通信チャネルBCHに対する基準を含めることができる。基準チャネルに対するオフセットの場合には放送通信チャネルBCHをトラフィックチャネルTCHのような他のチャネルに対する基準チャネルとすることができる。
図7は最初に記載したマトリックスAに対応する第1リニアフィードバックシフトレジスタSHR1を示す。このシフトレジスタSHR1は直列接続のフリップフロップおよび排他的ORゲートフリップフロップ70、XORゲート71、フリップフロップ72、XORゲート73、フリップフロップ74、XORゲート75およびフリップフロップ76を具え、このフリップフロップ76によってシフトレジスタSHR1の出力を構成する。フリップフロップ70,72,74および76は共通クロックパルスc1によってクロック処理する。XOR71,73および75の他方の入力はその入力側がフリップフロップ76の出力側に結合されたANDゲート77,78および79の各出力側に結合し、フリップフロップ76はANDゲート80を経てフリプフロップ70の入力側にさらに結合する。ANDゲート79,78,77および80の他方の各入力側には各生成多項式の係数c1,c2,・・・,c1およびcnを供給する。好適にはこれら係数c1,c2,・・・,cn-1およびcnは適宜選択して前記McCluskeyハンドブックに記載されているように生成多項式を表わし得るようにする。
図8は2番目に記載したマトリックスAに対応する第2リニアフィードバックシフトレジスタSHR2を示す。このシフトレジスタSHR2は直列接続のフリップフロップ90,91,92および93を具える。入力側ではフリップフロップ90,91,92および93は各ANDゲート94,95,96および97の入力側に結合し、その他方の入力側ぬが生成多項式の係数cn,cn-1,・・・,c2およびc1をそれぞれ供給する。出力側では、ANDゲート94,95,96および97を排他的ORゲート98に結合し、そのフリップフロップ93の出力側に結合された出力側によって前記シフトレジスタSHR2の出力端子を形成する。
従って、本発明は新たなチャネルへのロックを必要とする種々の用途に適用することができる。例えば、上述したように放送通信チャネルまたはトラフィックチャネルTCHへのロッキング、更には新たな基地局が現在の移動チャネルにロックする必要がある新たな基地局へのハンドオーバー、または移動基地局が1つ以上の無線基地局に無線リンクする必要があるとともに有効なデータを全ての基地局で利用可能として良好な品質のリンクを選択するか、あるいは種々のリンクを経て受信されたデータの組合せを採り得るようにすることができる。所定の例では、1つの長い疑似−雑音シーケンスを適用した。例えば、トラフィックチャネルおよび関連する制御チャネルACCHを個別の物理的チャネルでマッピングする箇所には2つの識別される長い疑似−雑音シーケンスを適用することができる。

Claims (8)

  1. 少なくとも1つの主無線局および複数の副無線局を具え、主無線局および副無線局が制御チャネルおよびトラフィックチャネルを経て互いに通信可能に配列された直接−シーケンススペクトル拡散通信システムにおいて、少なくとも1つのセルにおいて多数のチャネルにより少なくとも1つのリニアフィードバックシフトレジスタによって発生される少なくとも1つの長い疑似−雑音シーケンスを共有し、これらチャネルは少なくとも1つの長い疑似−雑音シーケンスを用いる現在のチャネルにロックするために受信機側において長い疑似−雑音シーケンス内の現在のチャネルの位相を、制御チャネルを経て伝送されるリニアフィードバックシフトレジスタに関する状態情報から取出すようにしたことを特徴とする直接−シーケンススペクトル拡散通信システム。
  2. 前記状態情報は前記リニアフィードバックシフトレジスタの前の状態であり、前記現在のチャネルのリニアフィードバックシフトレジスタの情報は前記前の情報を蓄積された変換マトリックスを用いる現在の状態に変換することによって決めるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の直接−シーケンススペクトル拡散通信システム。
  3. 前記主無線局は、前記チャネルの前記リニアフィードバックシフトレジスタの状態からこの情報を前記蓄積された変換マトリックスを用いる先の状態に変換することによって所定のオフセットを有する所定のチャネルの先の状態を決め、この先の状態を状態情報として伝送することを特徴とする請求項1に記載の直接−シーケンススペクトル拡散通信システム。
  4. 前記主無線局は、前記チャネルの前記リニアフィードバックシフトレジスタの状態からこの情報を前記蓄積された変換マトリックスを用いる中間の状態に変換することによって所定のオフセットを有する所定のチャネルの中間の状態を決め、この中間の状態を前記副無線局に伝送し、且つ副無線局の側では現在のチャネルのリニアフィードバックシフトレジスタの状態は前記中間の状態を直接用いることによっておよび/または前記蓄積された変換マトリックスを用いる絶縁層中間の状態を変換することによって決めるようにすることを特徴とする請求項1に記載の直接−シーケンススペクトル拡散通信システム。
  5. 前記状態情報は、絶縁層リニアフィードバックシフトレジスタの固定状態に対するオフセットとし、前記現在のチャネルのリニアフィードバックシフトレジスタの内容は受信したオフセットおよび多数の蓄積された変換マトリックスから決めるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の直接−シーケンススペクトル拡散通信システム。
  6. 前記現在のチャネルへのロッキングは粗いロッキングとし、前記副無線局の相関器に現在のチャネルの位相に対応するリニアフィードバックシフトレジスタの内容をロードするとともに前記ロードされた相関器を受信したチップで相関することによって密なロッキングをたっせいするようにしたことを特徴とする請求項1に記載の直接−シーケンススペクトル拡散通信システム。
  7. 制御手段およびトラフィックチャネルを経て複数の副無線局と通信する手段を具え、直接−シーケンススペクトル拡散通信システムに使用する主無線局において、少なくとも多数のチャネルに対して前記主無線局は少なくとも1つのリニアフィードバックシフトレジスタによって発生された少なくとも1つの長い疑似−雑音シーケンスを共有し、これらチャネルは少なくとも1つの長い疑似−雑音シーケンス内で識別し得るようにし、且つ前記主無線局は前記リニアフィードバックシフトレジスタに関する状態情報を制御チャネルを経て前記副無線局に伝送し、前記主無線局は前記状態情報を符号化する短い疑似−雑音シーケンスを用いて前記副無線局によって長い疑似−雑音シーケンスを用いる現在のチャネルの受信データを復号化し得るようにしたことを特徴とする主無線局。
  8. 制御手段およびトラフィックチャネルを経て副無線局と通信する手段を具え、直接−シーケンススペクトル拡散通信システムに使用する副無線局において、前記副無線局は、少なくとも1つのリニアフィードバックシフトレジスタによって発生された少なくとも1つの長い疑似−雑音シーケンスを用いる少なくとも多数のチャネルを前記主無線局から受信するように配列し、これらチャネルは少なくとも1つの長い疑似−雑音シーケンス内で識別し得るようにし、且つ前記副無線局は制御チャネルを経て前記主無線局から受信されたリニアフィードバックシフトレジスタに関する状態情報から現在のチャネルの位相を取出すことにより長い疑似−雑音シーケンスを用いる現在のチャネルにロックするように配列するようにしたことを特徴とする副無線局。
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