JP3610211B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置技術に関し、特に電源電圧が5V版と3.3V版などのような異なる電源電圧仕様を同一チップで実現させる場合に、ワード線選択とセンスアンプ活性化とのタイミング設計に好適な半導体記憶装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、本発明者が検討した技術として、半導体記憶装置の一例としての1Mバイトワイド高速SRAMにおいて、アドレスバッファおよびATD(Address Transition Detector :アドレス遷移検出器)パルス発生回路では、3.3V動作時はトリミングヒューズを切断し、ATDパルス信号のパルス幅を調整する方式などが一般的に用いられている。
【0003】
なお、このようなSRAMなどの半導体記憶装置に関しては、たとえば昭和59年11月30日、株式会社オーム社発行、社団法人電子通信学会編の「LSIハンドブック」P485〜P530などに記載される技術などが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記のようなSRAMのアドレスバッファおよびATDパルス発生回路においては、5V/3.3V品の製品展開をヒューズ切断工程で行うため、生産上のストック工程が前工程と後工程との両方に生じることが考えられる。たとえば、図6の回路図例に示すように、ATDパルス発生回路ATDPGによる内部タイミングは、5V動作時には調整用ヒューズの未切断によるHIGHレベル、3.3V動作時は切断によるLOWレベルにヒューズトリミングが行われる。
【0005】
そこで、本発明者は、図6の回路図例に示すようなアドレスバッファABUFとATDパルス発生回路ATDPGとにおいて、アドレスバッファABUFの論理しきい値の調整をボンディング仕様の変更により切り替えていることに着目し、ATDパルス発生回路ATDPGにおいても同じようにボンディング仕様の変更により切り替え可能であることを考えついた。
【0006】
そこで、本発明の目的は、5V版と3.3V版などのような異なる電源電圧仕様を同一チップで実現させる場合に、トリミングヒューズによる信号の代わりに論理追加し、ATDパルス発生回路による内部タイミングをボンディング仕様の変更により切り替えることができる半導体記憶装置を提供するものである。
【0007】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0009】
すなわち、本発明による半導体記憶装置は、ATDパルス信号による内部タイミングをボンディング仕様の変更により切り替えるATDパルス発生回路を有するものである。たとえば、5V版と3.3V版とにおいて、3.3V動作時のみ活性化する信号を、トリミングヒューズによる信号の代わりにATDパルス発生回路に論理追加するものである。
【0010】
このATDパルス発生回路は、ボンディング仕様の変更により所望のパルス幅に調整可能な複数段からなる遅延回路を有し、またボンディング仕様は半導体記憶装置の機能変更と同じボンディング仕様の変更により切り替え、さらにこのボンディング仕様の変更はワイヤボンディングまたはワイヤレスボンディングにより所望の電圧レベルに接続して行い、特に異なる電源電圧仕様を同一チップで実現させるSRAMなどに適用するようにしたものである。
【0011】
よって、前記半導体記憶装置によれば、ヒューズ切断と同じ効果をボンディングの切り替えにより得られるので、ボンディングオプションにより品種を展開する場合、展開品のタイミングが調整できるので、特性を向上させることができる。さらに、製品生産上のストック工程が後工程のみとなるため、前工程における不良資産所持の低減が図れる。
【0012】
また、ヒューズトリミングに比べて、レーザ照射によるヒューズの切断ミスなどの危険性が回避でき、さらにトリミングの効果をプローブ検査で確認してからボンディングできるために安全性が高く、また製品の早期立ち上げによって試作・評価期間の短縮が可能である。
【0013】
さらに、1チップでいくつもの品種展開を行う際、内部タイミングのずれが予め予測できていれば、品種切り替え用の信号にパルス幅調整用の信号を関係付けることで、品種切り替えとその品種に最適なパルス幅調整が同時に行え、また量産化した後でも製品のストック工程が後工程のみとなり、顧客要求に素早く対応できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明の一実施の形態である半導体記憶装置を示す全体ブロック図、図2は本実施の形態における半導体記憶装置のATDパルス発生回路を示すブロック図、図3はアドレスバッファとATDパルス発生回路の具体例を示す回路図、図4は読み出し動作を示すタイミング図、図5はATDパルス幅の変化による影響例を説明するタイミング図である。
【0016】
まず、図1により本実施の形態の半導体記憶装置の構成を説明する。
【0017】
本実施の形態の半導体記憶装置は、たとえば1Mバイトワイド高速SRAMとされ、ワード線WLとデータ線DLとの交点に配置される複数のメモリセルMCからなるメモリマットMMATと、このメモリマットMMAT内の任意のメモリセルMCを選択するロウデコーダRDECおよびカラムデコーダCDECと、アドレス信号を入力としてロウ/カラムアドレス信号を発生するアドレスバッファABUFと、出力データを検知・増幅するセンスアンプSAと、データを入出力する入出力回路DI/Oと、ATDパルス信号を発生するATDパルス発生回路ATDPGと、ATDパルスを集合、合成するATDパルス集合回路ATDPIと、イコライズ/コントロール信号を発生するリード/ライトコントロール回路RWCなどから構成されている。
【0018】
このSRAMには、外部からアドレス信号AがアドレスバッファABUFに入力され、ロウアドレス信号、カラムアドレス信号が生成されて、それぞれロウデコーダRDEC、カラムデコーダCDECに入力され、メモリマットMMAT内の任意のメモリセルMCが選択される。そして、入出力データDI/DOは、書き込み動作時に入出力回路DI/Oを介して入力され、読み出し動作時にセンスアンプSA、入出力回路DI/Oを介して出力される。
【0019】
また、アドレス信号Aは、アドレスバッファABUFを通してATDパルス発生回路ATDPGに入力され、このATDパルス発生回路ATDPGにおいて基本のATDパルス信号ATDPが発生され、さらにATDパルス集合回路ATDPIを介してATDパルス信号ATDPが合成され、リード/ライトコントロール回路RWCにて、チップセレクト信号/CSやライトイネーブル信号/WEなどと合成され、データ線イコライズ信号DTEQ、コモンデータ線イコライズ信号CDEQ、センスアンプイコライズ信号SAEQ、センスアンプコントロール信号SACなどのATDパルス信号が発生される。このATDパルス信号は各種内部回路に送り込まれ、データ読み出し系のイコライズやコントロールに用いられる。
【0020】
特に、本実施の形態におけるATDパルス発生回路ATDPGは、たとえば図2に示すように、遅延回路DELと排他的論理和回路EORとからなり、アドレスバッファABUFからの信号を入力として、一方は遅延回路DELを介し、他方は直接に排他的論理和回路EORに入力され、所望のパルス幅に調整される。この遅延回路DELは複数段からなり、内部タイミング調整用信号ITCにより段数が制御されてディレイがそのままパルス幅となる。
【0021】
続いて、図3によりアドレスバッファABUFおよびATDパルス発生回路ATDPGの具体的な回路構成を説明する。ここでは、5V動作時と3.3V動作時とに対応可能な回路例を示す。
【0022】
アドレスバッファABUFは、たとえばインバータIV1〜IV6とPMOSトランジスタTP1,TP2とからなり、外部からのアドレス信号Aを入力としてロウデコーダRDEC、カラムデコーダCDECに対する選択信号ST/非選択信号SBが2系統に分岐されて縦列接続されたインバータIV1〜IV6を介して出力される。また、インバータIV1とIV2間の接続ノードと電源電圧VCC間に直列接続された電源電圧VCC側のPMOSトランジスタTP1のゲートには論理しきい値調整用信号VLTCが入力され、この調整用信号VLTCの電圧レベルのHIGH(5V動作時)/LOW(3.3V動作時)によりインバータIV1〜IV6の論理しきい値が調整される。
【0023】
また、ATDパルス発生回路ATDPGは、たとえばインバータIV7,IV8,IV11とPMOSトランジスタTP3〜TP5とNMOSトランジスタTN1〜TN3とを有する遅延回路DELと、インバータIV9,IV10とPMOSトランジスタTP6,TP7とNMOSトランジスタTN4,TN5とを有する排他的論理和回路EORとからなり、アドレスバッファABUFからの信号を入力として遅延回路DELにより所望のパルス幅に調整されて基本のATDパルス信号ATDPが発生される。このATDパルス信号ATDPのパルス幅は、遅延回路DELの最終段のCMOS回路の電源電圧側、接地電圧側にそれぞれ接続されたPMOSトランジスタTP4とNMOSトランジスタTN3とに入力される内部タイミング調整用信号ITCにより制御され、この調整用信号ITCの電圧レベルのHIGH(5V動作時)/LOW(3.3V動作時)により内部タイミングが調整される。
【0024】
以上のように構成されるアドレスバッファABUFおよびATDパルス発生回路ATDPGにおいては、調整用信号の電圧レベルがボンディング仕様の変更により同時に切り替えられ、たとえば5V動作時のHIGHレベルとする場合には電源電圧VCCに接続され、また3.3V動作時のLOWレベルとする場合には接地電圧GNDに接続される。この場合に、論理しきい値調整用信号VLTCと内部タイミング調整用信号ITCとはともに5V動作時、3.3V動作時で同じ電圧レベルとなるので、1個のボンディングパッドBPATに接続することが可能であるが、電圧レベルが異なる場合には別々のボンディングパッドに接続することになる。
【0025】
次に、本実施の形態の作用について、図1を参照しながら図4に基づいてSRAMの読み出し動作を説明する。
【0026】
まず、アドレスバッファABUFに入力されたアドレス信号Aの活性化に同期して、ATDパルス発生回路ATDPGから発生する基本のATDパルス信号ATDPをHIGHレベルにするとともに、ワード線WLおよび列選択スイッチYSを活性化してメモリマットMMAT内の所望のメモリセルMCを選択する。
【0027】
さらに、ATDパルス発生回路ATDPGからのATDパルス信号ATDPのLOWレベルへの移行に同期して、リード/ライトコントロール回路RWCから発生するデータ線イコライズ信号DTEQによりデータ線DL、コモンデータ線イコライズ信号CDEQによりコモンデータ線CDLをそれぞれ活性化する。
【0028】
そして、ATDパルス信号ATDPのLOWレベルへの移行に同期してリード/ライトコントロール回路RWCから発生するセンスアンプコントロール信号SACによりセンスアンプ出力SAOを活性化し、選択されたメモリセルMCのデータを入出力回路DI/Oを介して読み出すことができる。
【0029】
続いて、図5に基づいて読み出し動作におけるATDパルス信号ATDPのパルス幅の変化による影響例を説明する。
【0030】
この読み出し動作においては、ワード線WLおよびデータ線DLの活性化後に、読み出し動作のタイミングを決めるセンスアンプコントロール信号SACを発生するが、このセンスアンプコントロール信号SACのパルス幅が読み出しデータに影響する。
【0031】
たとえば、5V動作と3.3V動作などのような電源電圧仕様を同一チップで実現させる場合に、プロセスがばらついたときなどは内部のタイミングが適正な設計値に対してずれるため、パルス幅が狭い場合には誤ったデータを読み出す誤動作が発生し、またパルス幅が広い場合にはアクセスの遅れが生じる。
【0032】
そこで、本実施の形態においては、図3に示すATDパルス発生回路ATDPGの内部タイミング調整用信号ITCの電圧レベルを、アドレスバッファABUFの論理しきい値調整用信号VLTCと同様にボンディング仕様の変更によりHIGHまたはLOWの電圧レベルにすることにより、センスアンプコントロール信号SACのパルス幅を切り替えて内部タイミングを調整することができる。
【0033】
たとえば、図3のように5V動作時のHIGHレベルとする場合には、ATDパルス発生回路ATDPGの内部タイミング調整用信号ITCのパッドを電源電圧VCCのパッドにワイヤボンディングや、フリップチップ方式、ビームリード方式、テープキャリヤ方式などのワイヤレスボンディングにより接続する。また、3.3V動作時のLOWレベルとする場合には、内部タイミング調整用信号ITCのパッドを接地電圧GNDのパッドに接続する。
【0034】
以上のようにして、5V動作と3.3V動作などのような電源電圧仕様を同一チップで実現させる場合に、パルス幅が狭かったり、あるいは広く内部のタイミングが設計値に対してずれるような場合でも、適正なパルス幅に調整して誤ったデータの読み出しや、アクセスの遅れを防ぐことができる。
【0035】
また、このようなATDパルス信号ATDPによるコントロールおよびイコライズの効果は、データ線DL、コモンデータ線CDL、センスアンプ出力SAO、入出力データバスなどの異電位の対をショートさせ、同電位にすることにより、それらの電位の反転時間を短縮できる。また、内部動作回路を必要時間だけパルス駆動することにより、消費電流を低減できる。さらに、パルス幅を調整することにより、製品の動作マージンを調整できる。
【0036】
従って、本実施の形態の半導体記憶装置によれば、アドレスバッファABUF内のインバータの論理しきい値を調整している信号を、トリミングヒューズによる信号の代わりにATDパルス発生回路ATDPGに論理追加することで、このATDパルス発生回路ATDPGの内部タイミング調整用信号ITCをボンディングによる切り替えのみでアドレスバッファABUF内のインバータの論理しきい値と内部タイミングとを同時に切り替えることができる。
【0037】
よって、ヒューズ切断と同じ効果をボンディングの切り替えにより得られるので、以下のような効果を得ることができる。
【0038】
(1).ボンディングオプションにより品種を展開する場合、展開品のタイミングが調整できるので、特性を向上させることができる。
【0039】
(2).製品生産上のストック工程が後工程のみとなるため、前工程における不良資産所持を低減することができる。
【0040】
(3).ヒューズトリミングに比べて、ヒューズをレーザ照射で切断した場合の切断ミスなどの危険性を回避することができる。
【0041】
(4).パッド入力によりトリミングを行うため、トリミングの効果をプローブ検査で確認してからボンディングできるために安全性が高く、また製品の早期立ち上げが図れ、試作・評価期間を短縮することができる。
【0042】
(5).ボンディングオプションにより、1チップでいくつもの品種展開を行う際、品種展開による内部タイミングのずれが予め予測できていれば、品種切り替え用の信号にパルス幅調整の内部タイミング調整用信号をからませることにより、品種切り替えとその品種に最適なパルス幅調整を同時に行うことができる。
【0043】
(6).量産化した後でも、ヒューズ切断によるトリミングを行わないため、製品のストック工程が後工程のみとなり、顧客要求に素早く対応することができる。
【0044】
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0045】
たとえば、前記実施の形態においては、5V動作と3.3V動作との電源電圧仕様を同一チップで実現させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、低電圧化に対応して、さらに低電圧の異なる電源電圧仕様を実現する場合などについても適用可能である。
【0046】
さらに、電源電圧仕様に基づく変更の他に、×4、×16ビット品などのような入出力ビット構成の変更など、半導体記憶装置の各種機能変更においても同じボンディング仕様で対応することができる。
【0047】
また、SRAMに適用した場合について説明したが、タイミング調整用のトリミングヒューズを有しているDRAMなど、他の製品についても適用可能であることはいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0049】
(1).ボンディング仕様の変更により内部タイミングを切り替えるATDパルス発生回路を有することで、ヒューズ切断と同じ効果をボンディングの切り替えにより得ることができるので、ボンディングオプションにより品種を展開する場合、展開品のタイミング調整によって特性の向上が可能となる。
【0050】
(2).ボンディングオプションにより製品生産上のストック工程が後工程のみとなるため、前工程における不良資産所持の低減が可能となる。
【0051】
(3).ヒューズトリミングに比べて、レーザ照射によるヒューズの切断ミスなどの危険性を回避することが可能となる。
【0052】
(4).パッド入力によりトリミングを行うため、トリミングの効果をプローブ検査で確認してからボンディングを行うことができるので、安全性が高く、製品の早期立ち上げによって試作・評価期間の短縮が可能となる。
【0053】
(5).ボンディングオプションにより1チップでいくつもの品種展開を行う際、内部タイミングのずれが予め予測できていれば、品種切り替え用の信号にパルス幅調整用の信号を関係付けることができるので、品種切り替えとその品種に最適なパルス幅の調整が同時に可能となる。
【0054】
(6).量産化した後でも、ヒューズ切断によるトリミングを行うことがないので、製品のストック工程が後工程のみとなり、顧客要求に素早く対応することが可能となる。
【0055】
(7).前記(1) 〜(6) により、異なる電源電圧仕様を同一チップで実現させるSRAMなどの半導体記憶装置において、ATDパルス発生回路による内部タイミングをボンディング仕様の変更により切り替えることができるので、品種展開における特性の向上、前工程における不良資産所持の低減、試作・評価期間の短縮、顧客要求への素早い対応などの実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置を示す全体ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態における半導体記憶装置のATDパルス発生回路を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態において、アドレスバッファとATDパルス発生回路の具体例を示す回路図である。
【図4】本発明の一実施の形態において、読み出し動作を示すタイミング図である。
【図5】本発明の一実施の形態において、ATDパルス幅の変化による影響例を説明するタイミング図である。
【図6】本発明の前提となる半導体記憶装置において、アドレスバッファとATDパルス発生回路の具体例を示す回路図である。
【符号の説明】
A アドレス信号
ABUF アドレスバッファ
ATDP ATDパルス信号
ATDPG ATDパルス発生回路
ATDPI ATDパルス集合回路
BPAT ボンディングパッド
CDEC カラムデコーダ
CDEQ コモンデータ線イコライズ信号
CDL コモンデータ線
DEL 遅延回路
DL データ線
DI/DO 入出力データ
DI/O 入出力回路
DT データ線
DTEQ データ線イコライズ信号
EOR 排他的論理和回路
GND 接地電圧
ITC 内部タイミング調整用信号
IV1〜IV11 インバータ
MC メモリセル
MMAT メモリマット
RDEC ロウデコーダ
RWC リード/ライトコントロール回路
SA センスアンプ
SAC センスアンプコントロール信号
SAEQ センスアンプイコライズ信号
SAO センスアンプ出力
ST 選択信号
SB 非選択信号
TN1〜TN5 NMOSトランジスタ
TP1〜TP7 PMOSトランジスタ
VCC 電源電圧
VLTC 論理しきい値調整用信号
WL ワード線
YS 列選択スイッチ
Claims (1)
- ワード線とデータ線との交点に設けられたSRAMメモリセルと、アドレス信号が入力されるアドレスバッファと、センスアンプとを同一チップ上に有し、異なる電源電圧仕様をボンディングにより切り替えられる半導体記憶装置において、
前記アドレスバッファからのアドレス信号を入力としてATDパルス信号を発生し、このATDパルス信号による内部タイミングをボンディング仕様の変更により切り替えるATDパルス発生回路を有し、
前記ATDパルス発生回路は、前記ボンディング仕様の変更により所望のパルス幅に調整可能な複数段のインバータからなる遅延回路を有し、
前記アドレスバッファは、前記ATDパルス発生回路と同じボンディングパッドへの接続によるボンディング仕様の変更により所望の論理しきい値に調整可能な複数段のインバータを有し、
前記ATDパルス発生回路と前記アドレスバッファとのボンディング仕様の変更は、前記半導体記憶装置の異なる電源電圧仕様の機能変更と同じワイヤボンディングまたはワイヤレスボンディングにより所望の電圧レベルに接続して行われることを特徴とする半導体記憶装置。
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