JP3609973B2 - 門扉 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉体の開閉に伴い生じる音を低減できる門扉に関し、例えば、ラッチ錠を用いた扉体の開閉の際にラッチと門柱との接触に伴い生じる音を低減できる門扉に関する。また、本発明は、閉じた状態の扉体の正確な位置決めを容易に行うことができる門扉に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
最近、門扉においても、ドアと同様にラッチ式の錠前が使用されるようになっている。従来の門扉としては、図8に示すような片開き式の門扉11を例示することができる。この門扉11は、外開き形のものであり、図示しない一方の門柱に支持されて開閉する扉体14が備えるラッチ143を、他方の門柱13が備えるラッチ受132の凹部132aに挿入させると共に、扉体14が備える図示しない戸当りを門柱13に当接させてラッチ143と共に扉体14を所定の閉じた位置に保つものである。
【0003】
ここで、この門扉11は、通常ラッチ143が扉体14から突出した状態に保たれるため、扉体14が閉じる際に、図8に実線で示すように、ラッチ143が門柱13の扉体14側の端面と接触しながら扉体14と共に門柱13の扉体14側の端面における外側端縁からラッチ受132を覆うストライク133の開口部133aにかけての長い距離を矢印YD方向に移動した後、図8に二点鎖線で示すように、ラッチ受132の凹部132aに挿入される。
このため、扉体14を閉じる際に、ラッチ143と門柱13との接触に伴う音が長く生じ、特にマンション等の集合住宅の場合、この音がマンションの通路等で共鳴するため、大きな騒音が生じるといった問題があった。
【0004】
また、門扉には、例えば、図9(A),(B)に示すような内開き形の門扉21が知られている。この門扉21を構成する扉体24が備える戸当り245は、本来図9(A)に示すように、ラッチ243がストライク233の開口部232aからラッチ受232の凹部232aに挿入して、扉体24が閉じた状態で門柱23に当接し、ラッチ243と共に扉体24を所定位置に保持するものである。しかし、門扉21の取り付けの際に、扉体24と門柱23とが所定の位置関係からずれて、戸当り245が門柱23に対して所望の位置で当接しない場合があり、このような場合には、ラッチ243とストライク233の開口部233aとの間に多少の遊びが設けられているため、例えば、図9(B)に示すように、ラッチ243とストライク233の開口部233aの内側側面との間にすき間が生じ、扉体24の外側の一面に対してわずかな荷重が加えられても扉体24が内側に移動してラッチ243とストライク233の開口部233aの内側側面とが当接して騒音が生じるという問題があった。また、場合によっては、ラッチ243がストライク233の開口部233aに挿入しない或いは挿入し難いといった問題が生じることもあった。
【0005】
ここで、特開平11−247569号公報には、扉体を開閉可能に支持する門柱を壁に取り付けるための壁付け柱を壁に取り付けるためのネジ穴を、扉の開閉方向に伸びた長穴として、扉体の開閉方向への位置ズレを調節可能な門扉の取付構造が開示されている。しかし、この取付構造では、位置ズレを調節する際に扉体や門柱を壁付け柱から取り外して壁付け柱の位置を変更した後、再度門柱や扉体を壁付け柱に取り付ける必要があり、位置ズレの調節作業が困難であるという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、扉体の開閉に伴い生じる音を低減できる門扉を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、一方の門柱に開閉可能に支持された扉体が備えるラッチを、他方の門柱が備えるラッチ受に係止させて、上記扉体を閉じた状態に保つ門扉であって、上記他方の門柱の扉体側の端面が、その幅方向内側縁部近傍から外側縁部にかけて、上記扉体の開閉に伴う上記ラッチの移動経路から退避するように上記他方の門柱の扉体側の端面と対向する扉体端面から遠ざかる方向に没入し、これにより上記他方の門柱の扉体側の端面の幅方向内側縁部が没入面部より扉体側に突出した状態に形成されていると共に、ラッチが挿入可能に形成された凹部を備えたラッチ受が上記他方の門柱の内側の一側面に上記内側縁部に隣接して取り付けられていることを特徴とする門扉を提供する。
また、本発明は、一方の門柱に開閉可能に支持された扉体が備えるラッチを、他方の門柱が備えるラッチ受に係止させて、上記扉体を閉じた状態に保つ門扉であって、上記他方の門柱の扉体側の端面が、その幅方向内側縁部近傍から外側縁部にかけて、上記扉体の開閉に伴う上記ラッチの移動経路から退避するように上記他方の門柱の扉体側の端面と対向する扉体端面から遠ざかる方向に没入し、これにより上記他方の門柱の扉体側の端面の幅方向内側縁部が没入面部より扉体側に突出した状態に形成されていると共に、ラッチが挿入可能に形成された凹部を備えたラッチ受が上記没入面部の上記内側縁部にこの内側縁部に隣接して取り付けられていることを特徴とする門扉を提供する。
【0008】
この門扉によれば、門柱における扉体側の端面が、その幅方向内側縁部近傍から外側縁部にかけて、上記扉体の開閉に伴う上記ラッチの移動経路から退避するように上記他方の門柱の扉体側の端面と対向する扉体端面から遠ざかる方向に没入して形成されているため、扉体を閉じる際にラッチと門柱とが接触して音が生じる距離乃至時間を、ラッチがラッチ受近傍からラッチ受を覆うストライクの開口部までを移動する短かい距離乃至時間に抑えることができ、扉体を閉じる際の騒音を低減することができる。
【0009】
更に、本発明の別の好適な態様として、上記扉体に、扉体が閉じた状態で上記他方の門柱に当接する戸当りが扉体の開閉方向に取付け位置変更可能に取り付けられた門扉、特に、上記戸当りが、戸当り本体と、上記扉体に固定され、他方の門柱の幅方向に沿って形成された長孔を有する取付板とを具備し、上記戸当り本体を上記取付板とその長孔の所用位置でネジ止めにすることにより、戸当り本体が扉体の開閉方向に取付け位置変更可能に扉体に固定されるよう構成した門扉を提供する。
【0010】
門扉の取り付けの際には、扉体と門柱とが所定の位置関係からずれて、戸当りが所望の位置で門柱に当接しない場合がある。この場合、ラッチとラッチ受を覆うストライクの開口部との間に多少の遊びが設けられているため、扉体の外側又は内側の一面に対してわずかな荷重が加えられても扉体が移動してラッチとストライクの開口部側面とが当接して音が生じてしまう。或いは、ラッチがスムーズにストライクの開口部に挿入されないことも生じる。
しかし、この門扉は、扉体に対する戸当りの取付位置が扉体の開閉方向に変更可能に(他方の門柱の幅方向に沿って移動可能に)構成されているため、このような場合には、ラッチとストライクの開口部側面との間に隙間が生じないような状態(或いはラッチがストライクの開口部にスムーズに挿入される状態)に戸当りの取付位置を変更することにより、扉体が閉じた状態で戸当りが門柱に当接するようになる。従って、扉体に対する戸当りの取付位置を変更するという簡単な作業で、ラッチとストライクの開口部側面との間に生じた隙間をなくすことができ、ラッチとストライクの開口部側面との衝突等に伴う騒音を防止できる。
【0011】
上記門扉は、上記戸当りが、上記戸当りに形成された孔と、上記扉体に設けられた上記扉体の開閉方向(他方の門柱の幅方向)に伸びる長孔とをネジで締結することにより、上記扉体に取付け位置変更可能に取り付けられていることが望ましい。
【0012】
この構成によれば、戸当りに形成された孔と扉体の開閉方向に伸びる長孔とを締結するネジを緩めて、戸当りが所望の位置に配置されるように、戸当りに形成された孔を長孔に対応する位置に位置させた後、再度ネジを締結するという簡単な作業で、扉体に対する戸当りの取付位置を変更できる。
【0013】
【発明実施の形態及び実施例】
以下、図1,2を参照して、本発明の一実施例を説明する。
図1は、第1の発明の一実施例にかかる門扉1の断面を示すものであり、図中上方が内側で下方が外側である。この門扉1は、例えば、マンションのポーチ部に取り付けられる外開き形のものであり、ポーチ部の壁kに取り付けられた一対の門柱2,3と、一方の門柱2に開閉可能に支持された扉体4とを具備し、扉体4が備えるラッチ43を、他方の門柱3が備えるラッチ受32の凹部32aに挿入させて扉体4を閉じた状態に保つようになっている。
【0014】
他方の門柱3は、断面略コの字状に形成され、その開口部を壁k側に向けた状態で、別の断面略コの字形の取付部材tを介して壁kに取り付けられている。また、門柱3は、扉体4側の一端面3aが内側の縁部近傍から外側の一端縁部にかけて壁k側に後退没入して、扉体4の開閉に伴うラッチ43の移動経路上から退避して形成され、これにより、この一端面3aの内側の縁部は、上記没入面部3a−1より扉体4に突出した状態に形成されており、この突出部3a−2にラッチガード3cが取り付けられている。更に、門柱3の内側の一側面3bに形成されたラッチ受挿着溝31にラッチ受32が取り付けられている。ラッチ受32は、ラッチ43が挿入可能に形成された凹部32aを備えると共に、凹部32aの開口面は該開口よりも小さな開口部33aを有するストライク33で覆われている。
【0015】
なお、一方門柱2は、門柱3とほぼ同様の構成を有するが、内側の一側面に扉体4を開閉可能に支持するための扉体支持部21を備える。
【0016】
扉体4は、他方の門柱3側の内外側部に設けられたノブ部41と、一方の門柱2側の端面に取り付けられ、門柱2の扉体支持部21とで扉体4を開閉可能に支持する支持部42と、他方の門柱3の上記突出部3a−2の外側面と当接してラッチ43と共に扉体4を所定の閉じた位置に保つための戸当り45とを備える。
【0017】
ノブ部41は、扉体4の開閉及びラッチ43をラッチ受32の凹部32aから後退させる際に使用者が握るためのノブ41aと、扉体4を閉じた状態に保つためのラッチ43と、ラッチ43を収容するケース44とを備える。
【0018】
ノブ41aは、所定位置に付勢された状態で保持され、例えば、使用者によりこの付勢力に抗して所定位置から回動させると、ラッチ43を矢印YA方向に移動させてケース44内に収容し、これにより扉体4を開くことが可能になり、上記回動操作を停止し、ノブ41aから手を離すと、その付勢力により逆方向に回転して所定位置に戻り、ラッチ43をケース44から突出させるようになっている。
【0019】
ラッチ43は、門柱3のラッチ受32を覆うストライク33の開口部33aからラッチ受32の凹部32aに挿入可能な形状に形成され、ケース44における門柱3側の一面に設けられた図示しない開口から常時はケース44外に突出し又はノブ41aを回動操作することによりこれと一体にケース44内に没入するように矢印YA方向及びその逆方向に移動可能にケース44に設けられている。また、ラッチ43は、図1又は2中時計回り及び反時計回り方向に回動可能にケース44に設けられた軸43aにより軸支されていると共に、図示しない付勢手段により図1又は2中時計回り方向に付勢されており、ラッチ43の外側面が常時は上記ストライク33の開口部33aの外側側面に当接し、これによって扉体4がみだりに外側に開かないように保持されている。
いる。
【0020】
また、戸当り45は、扉体4の他方の門柱3側の端面に取り付けれられ、そのL字状の戸当り本体の当接部が、扉体4を閉じた状態において、他方の門柱3の上記端面3aの突出部3a−2外側面に当接するようになっており、これにより扉体4が閉じた状態で内側に動くことが防止されている。なお、戸当り45は、その取付位置が、他方の門柱3の幅方向(扉体4の厚さ方向)に変更可能に取り付けられており、その構成は、後述する図5,6,7に示す構成とすることができる。
【0021】
この門扉1は、ノブ41aを所定位置から回動し、ストライク33の開口部33aからラッチ受32の凹部32aに挿入したラッチ43を凹部32aから後退させると共に、扉体4を図1又は2中反時計回り方向に回動させることにより、開いた状態となる。そして、この状態から、扉体4を図1又は2中時計回り方向に回動させることにより、ラッチ43がラッチ受32の凹部32aに嵌入すると共に戸当り45が門柱3に当接して、扉体4が所定の閉じた位置に保たれるものである。
【0022】
ここで、扉体4を閉じるために図1中時計回り方向に回動させる際には、ノブ41aが所定位置に保持されているため、ラッチ43は、ケース44から突出した状態で扉体4と共に図1中時計回り方向に回動し、図2に実線で示すように、他方の門柱3と対向する位置に至る。
【0023】
この場合、門柱3は、扉体4側の端面3aが内側の縁部近傍から外側の一端縁部にかけて壁k側に後退し、扉体4の開閉に伴うラッチ43の移動経路上から退避させて形成されているため、ラッチ43は、門柱3と接触することなく、扉体4の回転に従って矢印YB方向に移動してラッチ受32の近傍に至る。
【0024】
そして、ラッチ43は、門柱3の扉体4側の端面3aにおけるラッチ受32の近傍部分(突出部3a−2)と当接してケース44内に除々に没入すると共に、ラッチ受32の近傍の突出部3a−2からラッチ受32を覆うストライク33の開口部33aの外側縁部までの短い距離を移動する間だけ、門柱3の端面3aと接触した状態で矢印YB方向に移動し、図2に二点鎖線で示すように、ストライク33の開口部33aからラッチ受32の凹部32aに挿入する。
【0025】
このように、扉体4側の端面3aを、内側の縁部近傍から外側の一端縁部にかけてを壁k側に後退、没入させて扉体4の開閉に伴うラッチ43の移動経路上から退避させて構成することにより、扉体4を閉じる際にラッチ43と門柱3とが接触して音を生じさせる距離(時間)を、ラッチ受32近傍の突出部3a−2からラッチ受32を覆うストライク33の開口部33aの外側縁部までの短い距離(短時間)に抑えることができ、扉体4を閉じる際の騒音を低減することができる。
【0026】
なお、本発明の門扉1は、上記図1,2の実施例に限定されず、その要旨を逸脱しない限り種々変更して差し支えない。例えば、上記実施例の門柱は、断面略コの字形に形成されているが、扉体4側の端面3aがラッチ受32の凹部32aの近傍から外側の一端縁部にかけて扉体4の開閉に伴うラッチ43の移動経路上から退避して構成されていれば、その形状は任意であり、本発明の要旨を逸脱しない限り適宜変更して差し支えない。また、壁kへの門柱2の取り付け方法も任意であり適宜変更して差し支えない。
【0027】
上記実施例では、外開き形の門扉に適用した場合について説明したが、内開き形の門扉にも好適に用いることができる。また、上記実施例の門扉1は、扉体4のノブ部のケースにラッチが設けられたものであったが、扉体4から門柱3側に突設した部材を門柱3が備える凹部に挿入させるものであれば、このような構成に限定されず、例えば、ラッチ錠が扉体4の内部に設けられた構成としてもよい。但し、この場合、図3に示すように、ラッチ受32を門柱3の内側の一側面でなく、扉体4側の端面3aにおける、扉体4が閉じた際のラッチ43の位置に対向する位置に設ける必要がある。さらに、上記実施例では、ラッチ受32をストライク33が覆う構成であったが、ストライクを備えない構成としてもよい。
【0028】
図4〜7は、本発明の他の実施例にかかる門扉1の断面を示すものであり、図中上方が内側で下方が外側である。この門扉1は、例えば、マンションのポーチ部に取り付けられる内開き形のものであり、ポーチ部の壁kに取り付けられた一対の門柱2,3と、一方の門柱2に開閉可能に支持された扉体4とを具備し、扉体4が備えるラッチ43を、他方の門柱3が備えるラッチ受32の凹部32aに挿入させて扉体4を閉じた状態に保つようになっている。
【0029】
他方門柱3は、断面略コの字状に形成され、その開口部を壁k側に向けた状態で、別の断面略コの字形の取付部材tを介して壁kに取り付けられている。また、門柱3は、内側の一側面に形成されたラッチ受挿着溝31にラッチ受32が取り付けられている。ラッチ受32は、ラッチ43が挿入可能に形成された凹部32aを備えると共に、凹部32aの開口面は、該開口よりも小さな開口部33aを有するストライク33で覆われている。
【0030】
なお、門柱2は、門柱3とほぼ同様の構成を有するが、内側の一側面に扉体4を開閉可能に支持するための扉体支持部21を備える。
【0031】
扉体4は、他方の門柱3側の内外側部に設けられたノブ部41と、一方の門柱2側の端面に取り付けられ、門柱2の扉体支持部21とで扉体4を開閉可能に支持する支持部42と、他方の門柱3の内側面と当接してラッチ43と共に扉体4を所定の閉じた位置に保つための戸当り45とを備える。
【0032】
ノブ部41は、扉体4の開閉及びラッチ43をラッチ受32の凹部32aから後退させる際に使用者が握るためのノブ41aと、扉体4を閉じ状態に保つためのラッチ43と、ラッチ43を収容するケース44とを備える。
【0033】
ノブ41aは、所定位置に付勢された状態で保持され、例えば、使用者により付勢力に抗して所定位置から回動させると、ラッチ43を矢印YA方向に移動させてケース44内に収容し、ノブ41aから手を離すと、付勢力により逆方向に回転して所定位置に戻り、ラッチ43をケース44から突出させるようになっている。
【0034】
ラッチ43は、門柱3のラッチ受32を覆うストライク33の開口部33aからラッチ受32の凹部32aに挿入可能な形状に形成され、ケース44における門柱3側の一面に設けられた図示しない開口から常時はケース44外に突出し又はノブ41aを回動操作することによりこれと一体にケース44内に没入するように矢印YA方向及びその逆方向に移動可能にケース44に設けられている。また、ラッチ43は、図4中時計回り及び反時計回り方向に回動可能にケース44の軸43aにより軸支されていると共に、図示しない付勢手段により図4中反時計回り方向に付勢されており、ラッチの内側面が常時は上記ストライク33の開口部33aの内側側面に当接している。
【0035】
戸当り45は、図5に示すように、他方の門柱3の内側の一側面に当接する戸当り本体46と、扉体4の取付溝4a内に配置、固定される取付板47と、戸当り本体46とで取付板47を挟んで配置される裏板48とを備える。
【0036】
戸当り本体46は、平板をL字状に折り曲げた形状に形成され、図6(A),(B)に示すように、L字形の一辺部における幅方向両縁部に形成されて門柱に当接する当接部46aと、L字形の他辺部における幅方向両縁部に形成され、図示しないネジが挿通される丸穴46bと備える。
【0037】
取付板47は、図6(C)に示すように、略矩形状の平板から形成され、幅方向両縁部にその長さ方向に伸びる長穴47aが形成されており、扉体4の開閉方向(図4において上下方向)に沿って長穴47aが伸びた状態で扉体4の取付溝4aに固定されるようになっている。長穴47aは、戸当り本体46の丸穴46b及び後述する裏板48の丸穴48aと共に図示しないネジが挿通されるためのものであり、ネジが挿通される位置に応じて扉体に対する戸当り本体46の位置を扉体の開閉方向に変更可能にするためのものである。
【0038】
裏板48は、図6(D)に示すように、略矩形状の平板から形成され、幅方向両縁部にタップ穴48aが形成されており、戸当り本体46と共に取付板47を挟み込んだ状態でタップ穴48aに図示しないネジが締結されることにより、戸当り本体46を取付板47に固定するためのものである。
【0039】
この門扉1は、ノブ41aを所定位置から回転させ、ストライク33の開口部33aからラッチ受32の凹部32aに挿入したラッチ43を凹部32aから後退させると共に、扉体4を図4中時計回り方向に回動することにより、開いた状態となる。そして、この状態から扉体4を図4中反時計回り方向に回動してラッチ43をストライク33の開口部33aよりラッチ受32の凹部32aに挿入すると共に、戸当り45が門柱3の一側部に当接して閉じた状態の扉体4を所定位置に保つものでる。
【0040】
ここで、門扉1の取り付けの際に、図7(A)に示すように、扉体4と門柱3とが所定の位置関係からずれた状態で戸当り45が門柱3に当接する場合がある。この場合、ラッチ43の内側面とラッチ受32を覆うストライク33の開口部33a内側縁部との間に多少の遊びが形成されることになるため、扉体4の外側の一面に対してわずかな荷重が加えられても扉体4が移動してラッチ43とストライク33の開口部33a側面とが当接して音が生じてしまう。或いは、ラッチ43がストライク33の開口部33aから挿入されず乃至は挿入され難い場合がある。
【0041】
しかし、門扉1は、扉体4に対する戸当り45の取付位置を扉体4の開閉方向に変更可能に構成されているため、このような場合には、戸当り本体46、取付板47、及び裏板48を締結しているネジを緩めた後、ラッチ43の内側面とストライク33の開口部33a内側縁部との間に隙間が生じないような状態に戸当り本体46、取付板47、及び裏板48を配置し、更に丸穴46b、長穴47a、及びタップ穴48aにネジを挿通すると共に該ネジを締結する。
これにより、図7(B)に示すように、戸当り45が門柱3の内側面に当接した状態でラッチ43の内側面とストライク33の開口部33a内側側面との間に隙間が生じず、ラッチ43とストライク33の開口部33a内側側面との衝突等に伴う騒音を防止でき、或いはラッチ43をストライク33の開口部33aにスムーズに挿入されるように位置合わせが可能になる。
【0042】
このように、扉体4に対する戸当り45の取付位置を扉体4の厚さ方向に沿って変更可能に形成することにより、ラッチ43とストライク33の開口部33aとの間の遊びや門扉1及びポーチ部の施工状態に応じて、戸当り45の取付位置を容易に変更することができ、従って、ラッチ43とストライク33の開口部33a側面との衝突等に伴う騒音を容易に防止できる。
【0043】
なお、本発明の門扉は、上記図4〜7の実施例に限定されず、種々変更して差し支えない。例えば、上記実施例の門扉1は、戸当り本体46を取付板47に形成した長孔47aを介してネジ止めするという構成にし、ラッチ43とストライク33の開口部33aとの間の遊び等に応じて、長孔47aのネジ止めする位置を変更させるものである。しかし、扉体4に対する戸当り本体46の位置を変更可能であれば、長孔に限定されず、例えば、複数の丸孔を配列した構成としてもよい。上記実施例では、内開き形の門扉に本発明を適用した場合について説明したが、外開き形の門扉にも好適に用いることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、門扉の開閉に伴い生じる音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明にかかるの門扉の一例を示す概略断面図である。
【図2】同門扉を構成するラッチと門柱との位置関係を示す概略図である。
【図3】第1の発明にかかるの門扉の他の例を示す概略断面図である。
【図4】第2の発明にかかるの門扉の一例を示す概略断面図である。
【図5】同門扉を構成する戸当りを示す側面図である。
【図6】(A),(B)は、同戸当りを構成する戸当り本体を示す平面図、(C)は取付板を示す平面図(D)は裏板を示す平面図である。
【図7】(A),(B)は、同門扉を構成するラッチ及び戸当りとラッチ受との位置関係を示す概略図である。
【図8】従来の門扉のラッチと門柱との位置関係を示す概略図である。
【図9】従来の門扉のラッチ及び戸当りとラッチ受との位置関係を示す概略図である。
【符号の説明】
1 門扉
2,3 門柱
3a 門柱の一面
32 ラッチ受
33 ストライク
45 戸当り
46 戸当り本体
46a 丸孔
47 取付板
47a 長孔
48 裏板
48a タップ穴

Claims (4)

  1. 一方の門柱に開閉可能に支持された扉体が備えるラッチを、他方の門柱が備えるラッチ受に係止させて、上記扉体を閉じた状態に保つ門扉であって、上記他方の門柱の扉体側の端面が、その幅方向内側縁部近傍から外側縁部にかけて、上記扉体の開閉に伴う上記ラッチの移動経路から退避するように上記他方の門柱の扉体側の端面と対向する扉体端面から遠ざかる方向に没入し、これにより上記他方の門柱の扉体側の端面の幅方向内側縁部が没入面部より扉体側に突出した状態に形成されていると共に、ラッチが挿入可能に形成された凹部を備えたラッチ受が上記他方の門柱の内側の一側面に上記内側縁部に隣接して取り付けられていることを特徴とする門扉。
  2. 一方の門柱に開閉可能に支持された扉体が備えるラッチを、他方の門柱が備えるラッチ受に係止させて、上記扉体を閉じた状態に保つ門扉であって、上記他方の門柱の扉体側の端面が、その幅方向内側縁部近傍から外側縁部にかけて、上記扉体の開閉に伴う上記ラッチの移動経路から退避するように上記他方の門柱の扉体側の端面と対向する扉体端面から遠ざかる方向に没入し、これにより上記他方の門柱の扉体側の端面の幅方向内側縁部が没入面部より扉体側に突出した状態に形成されていると共に、ラッチが挿入可能に形成された凹部を備えたラッチ受が上記没入面部の上記内側縁部にこの内側縁部に隣接して取り付けられていることを特徴とする門扉。
  3. 上記扉体に、扉体が閉じた状態で上記他方の門柱に当接する戸当りが扉体の開閉方向に取付け位置変更可能に取り付けられた請求項1又は2記載の門扉。
  4. 上記戸当りが、戸当り本体と、上記扉体に固定され、他方の門柱の幅方向に沿って形成された長孔を有する取付板とを具備し、上記戸当り本体を上記取付板とその長孔の所用位置でネジ止めにすることにより、戸当り本体が扉体の開閉方向に取付け位置変更可能に扉体に固定されるよう構成した請求項3記載の門扉。
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