JP3609803B2

JP3609803B2 - Lead welding equipment

Info

Publication number: JP3609803B2
Application number: JP2002194757A
Authority: JP
Inventors: 紀郎外山
Original assignee: トヤマキカイ株式会社
Priority date: 2002-07-03
Filing date: 2002-07-03
Publication date: 2005-01-12
Anticipated expiration: 2022-07-03
Also published as: JP2004039856A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池セルにリードを溶着するリードの溶着装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、太陽電池モジュールは、複数個の太陽電池セルを接続してストリングを形成し、複数行のストリングを接続して面状に製造される。この場合、複数個の太陽電池セルを接続してストリングを形成する際、隣接する太陽電池セルは、断面偏平な方形状に形成された導体、例えば、銅線からなるリードを介して接続されている。具体的には、図１４に示すように、一の太陽電池セルＰの表面に半田を介してリードＬの一半部を溶着する一方、一の太陽電池セルＰに溶着されたリードＬの他半部を隣接する他の太陽電池セルＰの裏面に半田を介して溶着することにより、複数個の太陽電池セルＰを順次接続してストリングＳを形成するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような太陽電池セルに対するリードの溶着を自動的に、かつ、連続的に行うため、太陽電池セルを溶着作業位置に移送した後、太陽電池セルの溶着位置にリードを配置するとともに、リードを押圧し、加熱溶着する自動機が提案されているが、いまだ不良率が高いばかりか、生産効率が低いという問題があった。
【０００４】
すなわち、太陽電池セルを作業台に移送するとともに、太陽電池セルにリードを配置して押圧し、加熱して半田を溶融させ、太陽電池セルにリードを半田付けすることから、熱源によっては太陽電池セルが局部的に半田の溶融温度まで急加熱され、また、急加熱させるためには、半田の溶融温度よりもかなりの高温が必要となることから、シリコンウエハ（太陽電池セル）の熱破壊によるクラックや割れが発生したり、変形による溶着不良が発生するとともに、溶融した半田が冷却固化するまでに多くの時間が必要となり、大きなロスタイムを発生させるという問題があった。
【０００５】
また、半田を溶融させる加熱装置によって作業台も太陽電池セルを介して加熱されるため、作業台に熱が蓄積されて温度が上昇し、半田の溶融温度を越える温度にまで蓄熱された場合、太陽電池セルの半田が溶融し、あるいは、いったん溶着されたリードが半田の溶融によって離脱することから、太陽電池セルの不良品を発生させる原因ともなる。
【０００６】
このような問題から、作業台への熱の蓄積を防止し、溶融した半田の固化を早めるため、作業台を大きな容積に形成するとともに、作業台に冷却装置を設けて対応しているが、作業台が冷却すれば、作業台上に載置された太陽電池セルの半田の溶融が遅延し、大きなロスタイムを発生させるものとなる。したがって、いったん冷却した作業台をヒーターを介して急速に加熱する必要が生じ、作業台を適温に維持するための温度管理が複雑になるとともに、制御がきわめて困難となる。しかも、作業台が設定温度に達するまで待機する必要が生じ、生産効率が低下することを避けることができないばかりか、コストがかさむという問題があった。
【０００７】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、不良率を低減しつつ、効率よく太陽電池セルにリードを自動的に、かつ、連続的に溶着することのできるリードの溶着装置を提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明のリードの溶着装置は、太陽電池セルが位置決めされて溶着作業位置に間欠的に搬送されるとともに、太陽電池セルの溶着位置にリードが移送されて押圧され、リードに向けて熱風が供給されて溶着されるリードの溶着装置であって、歯付きプーリーに巻回される歯付きベルトからなり、前記歯付きベルトの幅が太陽電池セルのバスバーピッチよりも小さく設定された太陽電池セルの搬送装置と、太陽電池セルの溶着作業位置に対応して搬送装置の側方に配設され、歯付きベルトの左右端縁から突出される太陽電池セルの下面側左右端部を支持する昇降自在なヒートコントロールブロックを有する支持装置と、を具備することを特徴とするものである。
【０００９】
本発明によれば、太陽電池セルが位置決めされて溶着作業位置に搬送され、その溶着位置にリードが移送され、太陽電池セルに押圧されたリードに向けて熱風が供給されて溶着されることにより、リード付き太陽電池セルが自動的に、かつ、連続的に製造される。
【００１０】
ここで、太陽電池セルを搬送する搬送装置の歯付きベルトの幅は、太陽電池セルのバスバーピッチよりも小さく設定されており、太陽電池セルが搬送装置に搬入された際、太陽電池セルは、リードの溶着位置を含む左右端部が歯付きベルトの左右端縁から突出されるように、歯付きベルト上に位置決めされて載置され、その状態で溶着作業位置に搬送される。また、ヒートコントロールブロックは、熱伝導の良好な銅から形成されて、温度制御されており、稼働時においては、半田の溶融温度未満の設定温度に達している。この場合、リードを溶着するための熱風が供給されることにより、その熱が太陽電池セルを経てヒートコントロールブロックに蓄積されて温度が上昇したとしても、半田の溶融温度を越えないように、供給される熱量やヒートコントロールブロックの質量などを考慮して設定温度が決定されている。
【００１１】
そして、溶着作業位置において、ヒートコントロールブロックが上昇すれば、搬送装置の歯付きベルトの左右端縁から突出された太陽電池セルの左右端部を設定温度に加熱されたヒートコントロールブロックによって支持することができる。このため、太陽電池セルの溶着位置に移送されたリードを押圧する際、その反力をヒートコントロールブロックによって支持することができるとともに、太陽電池セルの下面を設定温度に加熱する。
【００１２】
この後、半田を溶融させるためリードに向けて熱風が供給される。この際、太陽電池セルも加熱されることになるが、加熱された太陽電池セルの熱は、太陽電池セルを支持するとともに、それよりも低温の設定温度に制御されているヒートコントロールブロックに吸収される。このため、太陽電池セルが半田の溶融温度以上に温度上昇することはない。一方、ヒートコントロールブロックは、蓄熱されて、設定温度から半田の溶融温度近傍まで温度が上昇する。すなわち、太陽電池セルの上面側は、半田が溶融する温度に達しているのに対し、その下面側は、ヒートコントロールブロックによって支持されて半田の溶融温度近傍に達しているに過ぎず、両者には、温度差が発生している。
【００１３】
半田が溶融すれば、熱風の供給は遮断されることから、半田の溶融温度近傍まで温度が上昇したヒートコントロールブロックは、温度降下を開始し、加熱された太陽電池セルの熱を、それよりも相対的に低温のヒートコントロールブロックを通して吸収することができ、溶融した半田を速やかに固化させてリードを溶着することができる。また、太陽電池セルには、半田を溶融するに足る温度以上の熱風が作用することがなく、かつ、大きな温度差も発生しないため、太陽電池セルの熱破壊によるクラックや割れの発生を防止することができるとともに、太陽電池セルやリードの変形による溶着不良の発生を防止することができる。
【００１４】
一方、リードが溶着すれば、ヒートコントロールブロックが下降し、リードが溶着された太陽電池セルは、搬送装置を介して次工程に搬送される。この際、下降したヒートコントロールブロックは、周囲の外気に放熱し、次の太陽電池セルが溶着作業位置に搬送される際には、設定温度に低下している。
【００１５】
この結果、太陽電池セルにリードを自動的に、かつ、連続的に溶着する際、ヒートコントロールブロックは、太陽電池セルが溶着作業位置に搬送されてから、リードが溶着された太陽電池セルが次工程に搬送されるまでの間に、太陽電池セルを支持しつつ、設定温度と半田の溶融温度近傍までの温度との間で昇降することにより、太陽電池セルやリードに半田の溶融温度を大きく越えるような高熱が作用することがなく、かつ、温度差を可及的に小さくすることができ、太陽電池セルおよびリードの変形を防止するとともに、太陽電池セルの割れやクラックの発生を防止して、速やかにリードを溶着することができる。
【００１６】
なお、ヒートコントロールブロックは、設定温度を越えて低下した場合、例えば、初期状態や、溶着作業が中断して設定時間以上空冷された場合を考慮して、加熱装置が設けられている。そして、加熱装置は、温度センサーを用いてヒートコントロールブロックの温度を検出することにより、設定温度を維持するように制御されている。
【００１７】
また、本発明のリードの溶着装置は、表裏反転されるとともに、先行するリード付き太陽電池セルに後続するリード付き太陽電池セルにおけるリードの他半部が載置されて、リード付き太陽電池セルが位置決めされて溶着作業位置に間欠的に搬送されるとともに、先行するリード付き太陽電池セルに後続するリード付き太陽電池セルにおけるリードの他半部が押圧され、リードの他半部に向けて熱風が供給されて溶着されるリードの溶着装置であって、歯付きプーリーに巻回される歯付きベルトからなり、前記歯付きベルトの幅が太陽電池セルのバスバーピッチよりも小さく設定されたリード付き太陽電池セルの搬送装置と、リード付き太陽電池セルの溶着作業位置に対応して搬送装置の側方に配設され、歯付きベルトの左右端縁から突出されるリード付き太陽電池セルの下面側左右端部を支持する昇降自在なヒートコントロールブロックを有する支持装置と、を具備することを特徴とするものである。
【００１８】
本発明によれば、表裏反転されるとともに、後続するリード付き太陽電池セルにおけるリードの他半部を、先行するリード付き太陽電池セルの上面に載置した状態で、リード付き太陽電池セルが位置決めされて溶着作業位置に搬送され、先行するリード付き太陽電池セルに後続するリード付き太陽電池セルにおけるリードの他半部が押圧され、リードの他半部に向けて熱風が供給されて溶着されることにより、先行するリード付き太陽電池セルの上面に後続するリード付き太陽電池セルにおけるリードの他半部が溶着された複数個のリード付き太陽電池セルからなるストリングが自動的に、かつ、連続的に製造される。
【００１９】
ここで、リード付き太陽電池セルを搬送する搬送装置の歯付きベルトの幅は、太陽電池セルのバスバーピッチよりも小さく設定されており、リード付き太陽電池セルが搬送装置に搬入された際、リード付き太陽電池セルは、そのリードの他半部が先行するリード付き太陽電池セルの上面に載置されるとともに、溶着されたリードを含む左右端部が歯付きベルトの左右端縁から突出されるように、歯付きベルト上に位置決めされて載置され、その状態で溶着作業位置に搬送される。また、ヒートコントロールブロックは、熱伝導の良好な銅から形成されて、温度温度制御されており、稼働時においては、半田の溶融温度未満の設定温度に達している。この場合、リードを溶着するための熱風が供給されることにより、その熱がリード付き太陽電池セルを経てヒートコントロールブロックに蓄積されて温度が上昇したとしても、半田の溶融温度を越えないように、供給される熱量やヒートコントロールブロックの質量などを考慮して設定温度が決定されている。
【００２０】
そして、溶着作業位置において、ヒートコントロールブロックが上昇すれば、搬送装置の歯付きベルトの左右端縁から突出されたリード付き太陽電池セルの左右端部を設定温度に加熱されたヒートコントロールブロックによって支持することができる。このため、先行するリード付き太陽電池セルに、後続するリード付き太陽電池セルにおけるリードの他半部を押圧する際、その反力をヒートコントロールブロックによって支持することができるとともに、リード付き太陽電池セルの下面を設定温度に加熱する。
【００２１】
この後、半田を溶融させるためリードの他半部に向けて熱風が供給される。この際、リード付き太陽電池セルも加熱されることになるが、加熱されたリード付き太陽電池セルの熱は、リード付き太陽電池セルを支持するとともに、それよりも低温の設定温度に制御されているヒートコントロールブロックに吸収される。このため、リード付き太陽電池セルが半田の溶融温度以上に温度上昇することはない。一方、ヒートコントロールブロックは、蓄熱されて、設定温度から半田の溶融温度近傍まで温度が上昇する。すなわち、リード付き太陽電池セルの上面側は、半田が溶融する温度に達しているのに対し、その下面側は、ヒートコントロールブロックによって支持されて半田の溶融温度近傍に達しているに過ぎず、両者には、温度差が発生している。
【００２２】
半田が溶融すれば、熱風の供給は遮断されることから、半田の溶融温度近傍まで温度が上昇したヒートコントロールブロックは、温度の降下を開始し、加熱されたリード付き太陽電池セルの熱を、それよりも相対的に低温のヒートコントロールブロックを通して吸収することができ、溶融した半田を速やかに固化させてリードを溶着することができる。また、リード付き太陽電池セルには、半田が溶融するに足る温度以上の熱風が作用することがなく、かつ、大きな温度差も発生しないため、リード付き太陽電池セルの熱破壊によるクラックや割れの発生を防止することができるとともに、リード付き太陽電池セルやリードの変形による溶着不良の発生を防止することができる。
【００２３】
一方、リードが溶着すれば、ヒートコントロールブロックが下降し、後続するリード付き太陽電池セルのリードが溶着された先行するリード付き太陽電池セルは、搬送装置を介して次工程に搬送され、合わせて、後続するリード付き太陽電池セルが溶着作業位置に搬送される。この際、下降したヒートコントロールブロックは、周囲の外気に放熱し、次のリード付き太陽電池セルが溶着作業位置に搬送される際には、設定温度に低下している。
【００２４】
この結果、先行するリード付き太陽電池セルに、後続するリード付き太陽電池セルにおけるリードの他半部を自動的に、かつ、連続的に溶着してストリングを成形する際、ヒートコントロールブロックは、リード付き太陽電池セルが溶着作業位置に搬送されてから、後続するリード付き太陽電池セルのリードが溶着されて次工程に搬送されるまでの間に、リード付き太陽電池セルを支持しつつ、設定温度と半田の溶融温度近傍までの温度との間で昇降することにより、リード付き太陽電池セルやリードに半田の溶融温度を大きく越えるような高熱が作用することがなく、かつ、温度差を可及的に小さくすることができ、リード付き太陽電池セルおよびリードの変形を防止するとともに、リード付き太陽電池セルの割れやクラックの発生を防止して、速やかにリードを溶着することができる。また、リード付き太陽電池セルの半田を再び溶融させることもない。
【００２５】
なお、ヒートコントロールブロックは、設定温度を越えて低下した場合、例えば、初期状態や、溶着作業が中断して設定時間以上空冷された場合を考慮して、加熱装置が設けられている。そして、加熱装置は、温度センサーを用いてヒートコントロールブロックの温度を検出することにより、設定温度を維持するように制御されている。
【００２６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【００２７】
図１には、本発明のリードの溶着装置１の一実施形態が示されている。
【００２８】
この溶着装置１は、表リード溶着装置１Ａと、裏リード溶着装置１Ｂと、からなり、このうち、表リード溶着装置１Ａは、太陽電池セルＰを位置決めして間欠的に搬送する第１搬送装置２Ａと、第１搬送装置２Ａの搬送開始端側に設けられた第１予備加熱装置３Ａと、第１搬送装置２Ａを介して搬送された太陽電池セルＰの溶着作業位置において、第１搬送装置２Ａの側方に臨んで設けられた移送装置４Ａと、第１搬送装置２Ａの上方に設けられた第１押圧装置５Ａと、第１搬送装置２Ａの上方に設けられた第１熱風装置６Ａと、第１搬送装置２Ａの側方に設けられた第１支持装置７Ａと、から構成されている。一方、裏リード溶着装置１Ｂは、リードＬが溶着された太陽電池セルＰを位置決めして間欠的に搬送する第２搬送装置２Ｂと、第２搬送装置２Ｂの搬送開始端側に設けられた第２予備加熱装置３Ｂと、第２搬送装置２Ｂを介して搬送された太陽電池セルＰの溶着作業位置において、第２搬送装置２Ｂ上方に設けられた第２押圧装置５Ｂと、第２搬送装置２Ｂの上方に設けられた第２熱風装置６Ｂと、第２搬送装置２Ｂの側方に設けられた第２支持装置７Ｂと、から構成されている。そして、裏リード溶着装置１Ｂの第２搬送装置２Ｂは、表リード溶着装置１Ａの第１搬送装置２Ａと平行に、かつ、その搬送開始端側を第１搬送装置２Ａの搬送終了端側と対向させて配設されている。
【００２９】
なお、後述するように、表リード溶着装置１Ａにおける第１搬送装置２Ａの搬送終了端側および裏リード溶着装置１Ｂにおける第２搬送装置２Ｂの搬送開始端側にまたがって、表リード溶着装置１Ａによって太陽電池セルＰの溶着位置にリードＬが溶着されて第１搬送装置２Ａの搬送終了端に達した太陽電池セルＰ（以下、リード付き太陽電池セルＰＬという。）を表裏反転させて、裏リード溶着装置１Ｂにおける第２搬送装置２Ｂの搬送開始端に移送する反転装置８が設けられている。
【００３０】
第１搬送装置２Ａは、詳細には図示しないが、少なくとも１個の歯付きプーリーと、歯付きプーリー間に巻回された歯付きベルト２１と、からなり、歯付きプーリーには電動モーター２２が連結されている。また、歯付きベルト２１には、一定間隔で小孔２１ａ（図４参照）が形成されている他、歯付きベルト２１の内面は、図示しない真空源に接続され、歯付きベルト２１に噛み合う歯が形成された真空ボックス２３（図２および図３参照）に連通されている。
【００３１】
したがって、歯付きベルト２１に載置された太陽電池セルＰは、真空ボックス２３および歯付きベルト２１の小孔２１ａを通して吸引されて、歯付きベルト２１に位置決めされており、この状態で電動モーター２２を駆動させることにより、後方に搬送される。
【００３２】
ここで、歯付きベルト２１の幅は、太陽電池セルＰに溶着されるリードＬ間の間隔、すなわち、太陽電池セルＰのバスバーピッチよりも小さく設定されている。したがって、太陽電池セルＰは、その中央部が歯付きベルト２１に吸着され、リードＬの溶着位置を含む左右端部が歯付きベルト２１の左右端縁から突出されて搬送される。このため、後述するように、予備加熱、リードＬの溶着、冷却などを容易に行うことができる。
【００３３】
なお、第２搬送装置２Ｂは、搬送対象が、表裏反転されたリード付き太陽電池セルＰＬであることを除いて前述した第１搬送装置２Ａと同一であり、その詳細な説明は省略する。
【００３４】
第１予備加熱装置３Ａは、図２に示すように、第１搬送装置２Ａの搬送開始端側の上方に設けられた上部ヒーター３１と、その左右側方に設けられた下部ヒーター３２と、からなり、太陽電池セルＰの上面全体が上部ヒーター３１によって加熱され、また、太陽電池セルＰの下面側左右端部が下部ヒーター３２によって加熱される。これらの上部ヒーター３１および下部ヒーター３２からなる第１予備加熱装置３Ａによって、太陽電池セルＰは、設定温度まで加熱される。
【００３５】
ここで、下部ヒーター３２は、第１搬送装置２Ａの歯付きベルト２１の左右外方に臨んで配置されるヒーター本体３２１および該左右のヒーター本体３２１を昇降させるシリンダ３２２から構成され、シリンダ３２２の伸長作動時、ヒーター本体３２１は、太陽電池セルＰの、歯付きベルト２１の左右端縁から突出された左右端部に接触もしくは接触間際まで上昇され、一方、シリンダ３２２の縮小作動時、ヒーター本体３２１は下降して、第１搬送装置２Ａによる太陽電池セルＰの搬送に影響がないように、太陽電池セルＰとは非接触状態に保持される。
【００３６】
なお、第２予備加熱装置３Ｂは、予備加熱対象が、表裏反転されたリード付き太陽電池セルＰＬであることを除いて前述した第１予備加熱装置３Ａと同一であり、その詳細な説明は省略する。
【００３７】
ただし、後述するように、第２搬送装置２Ｂにおけるリード付き太陽電池セルＰＬは、表裏反転されて、先行するリード付き太陽電池セルＰＬの上面に、後続するリード付き太陽電池セルＰＬにおけるリードＬの他半部が載置された状態で連続して搬送されることから、第２予備加熱装置３Ｂにおける下部ヒーター３２のヒーター本体３２１は、リード付き太陽電池セルＰＬが搬入された第２搬送装置の２Ｂの搬送開始端からリード付き太陽電池セルＰＬの溶着作業位置の直前までの間にわたって配置されている。
【００３８】
移送装置４Ａは、図３に示すように、太陽電池セルＰの溶着作業位置において、第１搬送装置２Ａの左右各側方にそれぞれ配置された受け台４１と、図示しない真空源に接続されて、各受け台４１に供給された設定長さのリードＬをそれぞれ吸着する複数個の吸着部４２１を有する吸着部材４２と、からなり、各吸着部材４２は、詳細には図示しないが、通常、対応する受け台４１の上方に位置して昇降可能に設けられ、かつ、各受け台４１と、第１搬送装置２Ａによって溶着作業位置に搬送された太陽電池セルＰの溶着位置との間を往復移動可能に設けられている。
【００３９】
したがって、各受け台４１に供給されたリードＬを、吸着部材４２を介してそれぞれ吸着し、太陽電池セルＰの溶着位置に移送することができる。
【００４０】
ここで、太陽電池セルＰに対するリードＬの溶着位置は、第１搬送装置２Ａの歯付きベルト２１の左右各端縁よりも外方の、太陽電池セルＰの左右端部に設定されている。また、リードＬは、太陽電池セルＰの長さよりも大きく設定されており、その一半部が太陽電池セルＰに載置される。このため、リードＬの他半部は太陽電池セルＰの前端を越えて突出される（図４参照）。
【００４１】
第１押圧装置５Ａは、図３および図４に示すように、方形枠状の支持フレーム５１と、支持フレーム５１の左右外側面に前後方向に間隔をおいて固定された複数個の取付部材５２と、各取付部材５２にスプリング（図示せず）を介して下方に突出するように付勢されたプローブピン５３と、からなり、支持フレーム５１は、詳細には図示しないが、シリンダを介して昇降自在に設けられている。
【００４２】
したがって、図示しないシリンダを伸縮作動させることにより、支持フレーム５１、すなわち、支持フレーム５１に取付部材５２を介して設けられたプローブピン５３が昇降し、太陽電池セルＰの溶着位置に移送装置４Ａを介して載置されたリードＬの一半部を図示しないスプリングによって押圧し、あるいは、押圧位置から上方に退避することができる。この際、太陽電池セルＰは、後述する第１支持装置７Ａによって支持される。
【００４３】
ここで、各プローブピン５３は、移送装置４Ａにおける吸着部材４２の各吸着部４２１と干渉しないように、配設位置が設定されている。
【００４４】
なお、第２押圧装置５Ｂは、押圧対象が、表裏反転されて、先行するリード付き太陽電池セルＰＬの上面に載置された後続するリード付き太陽電池セルＰＬにおけるリードＬの他半部であることを除いて前述した第１押圧装置５Ａと同一であるため、その詳細な説明は省略する。
【００４５】
第１熱風装置６Ａは、図３および図４に示すように、取付フレーム６１と、取付フレーム６１の左右にそれぞれ前後方向に設定間隔をおいて左右対称に固定されるとともに、図示しない空気源とそれぞれ配管接続された複数本のヒーター６２と、からなり、取付フレーム６１は、詳細には図示しないが、シリンダを介して昇降自在に設けられている。また、各ヒーター６２の先端は、斜め下外方向に向かう吹き出しノズル６２１に形成されている。
【００４６】
したがって、各ヒーター６２に供給された空気は、加熱されて吹き出しノズル６２１から斜め下外方向に向けて吹き出される。この状態で、図示しないシリンダを伸縮作動させることにより、取付フレーム６１、すなわち、各ヒーター６２が昇降し、太陽電池セルＰの溶着位置に載置されたリードＬに向けて熱風を供給し、あるいは、上方に退避することができる。この際、各ヒーター６２は、第１押圧装置５Ａの支持フレーム５１によって区画された空間内を昇降する。
【００４７】
なお、第２熱風装置６Ｂは、熱風供給対象が、表裏反転されて、先行するリード付き太陽電池セルＰＬの上面に載置された後続するリード付き太陽電池セルＰＬにおけるリードＬの他半部であることを除いて前述した第１熱風装置６Ａと同一であり、その詳細な説明は省略する。
【００４８】
ただし、第１熱風装置６Ａにおけるヒーター６２の吹き出しノズル６２１は、偏平に形成されており、ヒーター６２が下降した場合、吹き出しノズル６２１から斜め下外方向に吹き出される熱風は、太陽電池セルＰの溶着位置に載置されたリードＬの一半部全体にほぼ均等に作用するように設定される。このため、リードＬの一半部全体が溶着される。一方、第２熱風装置６Ｂにおけるヒーター６２の吹き出しノズル６２１は、先端に向けて徐々に縮径するテーパー状に形成されており、ヒーター６２が下降した場合、吹き出しノズル６２１から斜め下外方向に吹き出される熱風は、リード付き太陽電池セルＰＬの溶着位置に載置されたリードＬの他半部に局部的に作用するように設定される。このため、リードＬの他半部は、スポット的に溶着される。
【００４９】
この実施形態においては、吹き出しノズル６２１の開口端から約２０ｃｍ離れたリードＬに半田の溶融温度である約１８０〜２３０℃の熱風が作用するように、吹き出しノズル６２１から吹き出された直後の熱風温度が約６００℃に設定されている。
【００５０】
第１支持装置７Ａは、太陽電池セルＰの溶着作業位置において、第１搬送装置２Ａの歯付きベルト２１の左右端縁に沿ってその外方に配置されたヒートコントロールブロック７１と、ヒートコントロールブロック７１を昇降させるシリンダ７２と、からなり、シリンダ７２を伸縮作動させることにより、各ヒートコントロールブロック７１を、歯付きベルト２１の左右端縁から外方に突出された太陽電池セルＰの左右各端部を支持する位置と、下方に退避した位置間に昇降させることができる。
【００５１】
ここで、各ヒートコントロールブロック７１が上昇して太陽電池セルＰの左右各端部を支持した場合、前述した第１押圧装置５Ａのプローブピン５３による太陽電池セルＰの溶着位置に載置されたリードＬの押圧を支持することができる。
【００５２】
また、ヒートコントロールブロック７１は、熱伝導が良好な銅からなり、半田の溶融温度以下の設定温度を維持するように制御されている。このため、第１予備加熱装置３Ａによって加熱された太陽電池セルＰの設定温度を維持するとともに、前述した第１熱風装置６Ａからの熱風によって太陽電池セルＰが加熱された場合、太陽電池セルＰを通してその熱を吸収し、太陽電池セルが半田の溶融温度以上に加熱されることを防止する。この際、ヒートコントロールブロック７１は、太陽電池セルＰを通して熱が蓄積され、温度が上昇するが、供給される熱量やヒートコントロールブロック７１の質量などを考慮して、半田の溶融温度を越えないように、設定温度が決定されている。すなわち、太陽電池セルＰの上面側では、第１熱風装置６Ａからの熱風によって半田が溶融する温度に達しているのに対し、その下面側はヒートコントロールブロック７１によって支持されていることにより、半田の溶融温度近傍まで達するが、それを越えることはない。このため、太陽電池セルＰの上下面に大きな温度差が発生しないことにより、太陽電池セルＰの熱破壊によるクラックや割れの発生を防止できるとともに、変形の発生を防止できる。
【００５３】
一方、第１熱風装置６Ａが上昇した場合において、熱の供給が絶たれることから、加熱された太陽電池セルＰの熱を、それよりも相対的に低温のヒートコントロールブロック７１を通して吸収することができ、溶融した半田を速やかに固化させてリードＬを溶着することができる。
【００５４】
なお、第２支持装置７Ｂは、支持対象がリード付き太陽電池セルＰＬであることを除いて前述した第１支持装置７Ａと同一であり、その詳細な説明を省略する。
【００５５】
反転装置８は、図５に示すように、第１搬送装置２Ａと第２搬送装置２Ｂにまたがって架設されたベースプレート８１と、各搬送装置２Ａ，２Ｂの各歯付きベルト２１の上方において、ベースプレート８１にそれぞれ回転自在に軸支された回転テーブル８２，８２と、各回転テーブル８２に設けられたシリンダ装置８３と、シリンダ装置８３に連結され、図示しない真空源に配管接続された複数個の吸着パッド８４１を有する吸着部材８４と、から構成され、回転テーブル８２は、ベースプレート８１に固定されたモーター（図示せず）によって各搬送装置２Ａ，２Ｂによる太陽電池セルＰ、リード付き太陽電池セルＰＬの搬送方向と平行な回転軸回りに回転することができ、また、吸着部材８４は、シリンダ装置８３によって回転テーブル８２の回転軸と直交する方向に進退することができる。
【００５６】
したがって、第１搬送装置２Ａ側の吸着部材８４をシリンダ装置８３を介して進退させるとともに、図示しないモーターおよび回転テーブルを介して９０度回転させることにより、第１搬送装置２Ａにおける歯付きベルト２１上のリード付き太陽電池セルＰＬを吸着し、第２搬送装置２Ｂ側の吸着部材８４に対向させて、受け渡すことができる。次いで、第２搬送装置２Ｂ側の吸着部材８４をシリンダ装置８３を介して進退させるとともに、図示しないモーターおよび回転テーブルを介して９０度回転させることにより、第１搬送装置２Ａ側の吸着部材８４から受け渡されたリード付き太陽電池セルＰＬを吸着し、第２搬送装置２Ｂにおける歯付きベルト２１上に載置することができる。この場合、第１搬送装置２Ａの歯付きベルト２１上のリード付き太陽電池セルＰＬは、表裏反転されて、第２搬送装置２Ｂの歯付きベルト２１上に載置される。
【００５７】
次に、このように構成されたリードＬの溶着装置１の作動について説明する。
【００５８】
まず、初期状態においては、第１、第２押圧装置５Ａ，５Ｂの支持フレーム５１および第１、第２熱風装置６Ａ，６Ｂの取付フレーム６１は、それぞれ上昇位置に退避している他、第１、第２支持装置７Ａ，７Ｂのヒートコントロールブロック７１も、下方位置に退避している。また、詳細には図示しないが、移送装置４は、第１搬送装置２Ａによる太陽電池セルＰの搬送に同期して作動し、リードＬが設定長さに切断されて受け台４１上に載置されている。
【００５９】
このような状態において、まず、ストッカーから太陽電池セルＰが図示しない移送装置を介して第１搬送装置２Ａの搬送開始端の設定位置に移送されると、真空源が駆動し、太陽電池セルＰは、歯付きベルト２１の小孔２１ａを通して吸引され、設定位置に位置決めされる。この後、第１予備加熱装置３Ａを作動させ、搬入された太陽電池セルＰを予備加熱する。すなわち、上部ヒーター３１によって太陽電池セルＰの上面が加熱されるとともに、下部ヒーター３２のシリンダ３２２が伸長作動し、ヒーター本体３２１が太陽電池セルＰの裏面に略接触するように上昇することにより、ヒーター本体３２１によって太陽電池セルＰの下面側左右端部が加熱される（図６参照）。そして、太陽電池セルＰが溶着作業位置に搬送されるまでの間、太陽電池セルＰは、第１予備加熱装置３Ａによって設定温度まで加熱される。
【００６０】
設定時間加熱されると、シリンダ３２２が縮小作動し、ヒーター本体３２１を下降させた後、第１搬送装置２Ａのモーター２２を駆動させることにより、歯付きベルト２１上に載置された太陽電池セルＰは、歯付きベルト２１に吸着されて溶着作業位置まで位置決めされて搬送される。太陽電池セルＰが溶着作業位置に到達すると、第１搬送装置２Ａの作動を停止させるとともに、ストッカーから新たな太陽電池セルＰが移送装置を介して第１搬送装置２Ａの搬送開始端に移送される。
【００６１】
一方、太陽電池セルＰが溶着作業位置に到達すれば、第１支持装置７Ａのシリンダ７２を伸長作動させることにより、ヒートコントロールブロック７１を上昇させ、太陽電池セルＰが歯付きベルト２１の上面からわずかに浮上するように、歯付きベルト２１の左右各端縁から突出された太陽電池セルＰの左右各端部を支持する。この際、ヒートコントロールブロック７１は、設定温度に加熱されていることにより、太陽電池セルＰは、予備加熱された温度に維持される（図７参照）。
【００６２】
また、移送装置４Ａの吸着部材４２がリードＬを吸着するとともに、溶着作業位置において歯付きベルト２１に吸着された太陽電池セルＰの溶着位置まで移動して載置する（図７参照）。
【００６３】
リードＬが太陽電池セルＰの溶着位置に載置されたならば、第１押圧装置５Ａの図示しないシリンダを作動させることにより、支持フレーム５１を下降させ、各吸着部材４２の吸着部４２１と干渉しない位置において、プローブピン５３がリードＬをスプリングによって太陽電池セルＰに押圧する（図８参照）。この際、太陽電池セルＰの、リードＬの溶着位置を含む下面側左右端部が第１支持装置７Ａのヒートコントロールブロック７１によって支持されていることから、プローブピン５３のスプリングによる付勢力を太陽電池セルＰを介してヒートコントロールブロック７１が支持することができる。
【００６４】
プローブピン５３がリードＬを太陽電池セルＰの溶着位置に押圧したならば、移送装置４Ａの各吸着部材４２が元の位置に移動した後（図９参照）、第１熱風装置６Ａの図示しないシリンダを作動させることにより、取付フレーム６１、すなわち、ヒーター６２が第１押圧装置５Ａの支持フレーム５１内を下降し、その吹き出しノズル６２１からリードＬに向けて熱風を供給し、リードＬの半田を溶融させる（図１０参照）。この際、太陽電池セルＰは、第１予備加熱装置３Ａおよび第１支持装置７Ａのヒートコントロールブロック７１によって設定温度まで加熱されていることにより、ヒーター６２からの熱風を受けて半田は速やかに溶融する。一方、リードＬに向けて供給される熱風によって太陽電池セルＰも加熱されるが、その熱は、設定温度に保持されて、太陽電池セルＰを支持しているヒートコントロールブロック７１に吸収されるため、太陽電池セルＰが、半田の溶融温度以上に温度上昇することはない。この際、ヒートコントロールブロック７１は、蓄熱されて、設定温度から半田の溶融温度近傍まで温度が上昇する。すなわち、太陽電池セルＰの上面側は、半田が溶融する温度に達しているのに対し、その下面側は、ヒートコントロールブロック７１に支持されて半田の溶融温度近傍に達するに過ぎず、両者には、温度差が発生している。
【００６５】
半田が溶融すれば、溶融した半田にリードＬが沈み込むことから、このとき、シリンダを作動させてヒーター６２を退避位置に上昇させれば、熱風の供給がなくなったことにより、ヒートコントロールブロック７１は、半田の溶融温度近傍から温度の降下を開始する。したがって、加熱された太陽電池セルＰの熱を、それよりも相対的に低温のヒートコントロールブロック７１を通して吸収することができ、溶融した半田を速やかに固化させてリードＬを太陽電池セルＰの溶着位置に溶着することができる（図４および図１１参照）。また、太陽電池セルＰには、半田を溶融させるに必要な温度以上の熱風は作用せず、かつ、大きな温度差が発生しないため、太陽電池セルＰの熱破壊によるクラックや割れの発生を防止することができるとともに、太陽電池セルＰやリードＬの変形による溶着不良の発生を防止することができる。
【００６６】
リードＬが太陽電池セルＰの溶着位置に溶着されたならば、第１押圧装置５Ａのシリンダを作動させ、支持フレーム５１を退避位置に上昇させ、リードＬからプローブピン５３を離脱させた後（図１２参照）、シリンダ７２を縮小作動させてヒートコントロールブロック７１を退避位置に下降させる（図１３参照）。この際、第１熱風装置６Ａの熱風を受けて半田の溶融温度近傍まで上昇した後、ヒーター６２が上昇することによって温度降下を開始している第１支持装置７Ａのヒートコントロールブロック７１は、周囲の外気に放熱し、再び設定温度に低下する。
【００６７】
この後、第１搬送装置２Ａを作動させ、リード付き太陽電池セルＰＬを反転作業位置まで搬送するとともに、その搬送開始端において予備加熱された太陽電池セルＰを溶着作業位置に搬送する。
【００６８】
一方、第１搬送装置２Ａの反転作業位置に搬送されたリード付き太陽電池セルＰＬは、真空圧による吸着状態を解除された後、反転装置８によって表裏反転され、第２搬送装置２Ｂの搬送開始端に移送される。すなわち、第１搬送装置２Ａ側のシリンダ装置８３を伸長作動させ、吸着部材８４の吸着パッド８４１を歯付きベルト２１上に載置されたリード付き太陽電池セルＰＬに接触させた後、吸着パッド８４１に負圧を作用させ、リード付き太陽電池セルＰＬを吸着する。リード付き太陽電池セルＰＬを吸着したならば、シリンダ装置８３を縮小作動させ、吸着部材８４を上昇させた後、図示しないモーターを作動させ、回転テーブル８２を反時計回り方向に９０度回転させる。このため、吸着部材８４の吸着パッド８４１に吸着されたリード付き太陽電池セルＰＬも、反時計回り方向に９０度回転し、第２搬送装置２Ｂ側に対向する。また、第２搬送装置２Ｂ側の吸着部材８４もモーターを作動させることにより、その吸着パッド８４１を第１搬送装置２Ａ側に対向させているとともに、シリンダ装置８３を伸長作動させている。
【００６９】
ここで、第１搬送装置２Ａ側のシリンダ装置８３を伸長作動させれば、吸着しているリード付き太陽電池セルＰＬを、第２搬送装置２Ｂ側の吸着部材８４の吸着パッド８４１に接触させることができる。次いで、第１搬送装置２Ａ側の吸着部材８４への負圧の供給を停止するとともに、第２搬送装置２Ｂ側の吸着部材８４に負圧を作用させれば、リード付き太陽電池セルＰＬは、第２搬送装置２Ｂ側の吸着部材８４に移載される。この後、両方のシリンダ装置８３を縮小作動させるとともに、モーターを介して各吸着部材８４を反時計回り方向に９０度回転させれば、吸着部材８４をそれぞれの歯付きベルト２１に対向させることができる。この状態で、第２搬送装置２Ｂ側のシリンダ装置８３を伸長作動させることにより、吸着部材８４の吸着パッド８４１に吸着されたリード付き太陽電池セルＰＬを第２搬送装置２Ｂの歯付きベルト２１の設定位置に載置することができる。この後、負圧の供給を停止すれば、リード付き太陽電池セルＰＬは、自重によって歯付きベルト２１上に載置される。この後、シリンダ装置８３を縮小作動させ、吸着部材８４を退避位置に上昇させるとともに、図示しない真空源を駆動させてリード付き太陽電池セルＰＬを歯付きベルト２１に吸着する。
【００７０】
この場合、第２搬送装置２Ｂ側の吸着部材８４によるリード付き太陽電池セルＰＬの吸着面が裏面となることにより、第２搬送装置２Ｂの歯付きベルト２１に載置されたリード付き太陽電池セルＰＬは、裏面を上面にして載置される。また、第２搬送装置２Ｂの歯付きベルト２１に移送されたリード付き太陽電池セルＰＬは、先行して第２搬送装置２Ｂの歯付きベルト２１に移送されたリード付き太陽電池セルＰＬに連続しており、かつ、先行するリード付き太陽電池セルＰＬの上面（裏面）に、後続するリード付き太陽電池セルＰＬにおけるリードＬの他半部が載置される。
【００７１】
次いで、第２搬送装置２Ｂを駆動させることにより、リード付き太陽電池セルＰＬは、後続するリード付き太陽電池セルＰＬにおけるリードＬの他半部が、先行するリード付き太陽電池セルＰＬの上面に載置されて、溶着作業位置に向けて間欠的に搬送される。この際、第２予備加熱装置３Ｂは、第２搬送装置２Ｂの間欠的な駆動に合わせてシリンダ３２２が伸縮作動し、リード付き太陽電池セルＰＬを第２搬送装置２Ｂによってその搬送開始端からリード付き太陽電池セルＰＬの溶着作業位置直前に搬送するまでの間、リード付き太陽電池セルＰＬを設定温度に加熱する。
【００７２】
一方、リード付き太陽電池セルＰＬが溶着作業位置に到達すれば、第２支持装置７Ｂのシリンダ７２を伸長作動させて、ヒートコントロールブロック７１を上昇させ、リード付き太陽電池セルＰＬの左右各端部を支持する。この際、ヒートコントロールブロック７１は、設定温度に加熱されていることにより、リード付き太陽電池セルＰＬは、予備加熱された温度に維持される。
【００７３】
次いで、第２押圧装置５Ｂのシリンダを作動させて、支持フレーム５１を下降させ、プローブピン５３がスプリングによって、後続するリード付き太陽電池セルＰＬにおけるリードＬの他半部を、先行するリード付き太陽電池セルＰＬの上面に押圧する。この際、リード付き太陽電池セルＰＬは、その左右端部が第２支持装置７Ｂのヒートコントロールブロック７１によって支持されていることから、プローブピン５３のスプリングによる付勢力をリード付き太陽電池セルＰＬを介してヒートコントロールブロック７１が支持することができる。
【００７４】
この後、第２熱風装置６Ｂのシリンダを作動させることにより、ヒーター６２が下降し、その吹き出しノズル６２１からリードＬの他半部に向けて熱風を供給し、リードＬの他半部の半田を溶融させる。この際、リード付き太陽電池セルＰＬは、第２予備加熱装置３Ｂおよび第２支持装置７Ｂによって設定温度まで加熱されていることにより、ヒーター６２からの熱風を受けて半田は速やかに溶融する。一方、リードＬに向けて供給される熱風によってリード付き太陽電池セルＰＬも加熱されるが、その熱は、設定温度に保持されて、リード付き太陽電池セルＰＬを支持しているヒートコントロールブロック７１に吸収されるため、リード付き太陽電池セルＰＬが、半田の溶融温度以上に温度上昇することはない。この際、ヒートコントロールブロック７１は、蓄熱されて、設定温度から半田の溶融温度近傍まで温度が上昇する。すなわち、リード付き太陽電池セルＰＬの上面側は、半田が溶融する温度に達しているのに対し、その下面側は、ヒートコントロールブロック７１に支持されて半田の溶融温度近傍に達するに過ぎず、両者には、温度差が発生している。
【００７５】
半田が溶融すれば、溶融した半田にリードＬが沈み込むことから、このとき、シリンダを作動させてヒーター６２を退避位置に上昇させれば、熱風の供給がなくなったことにより、ヒートコントロールブロック７１は、半田の溶融温度近傍から温度の降下を開始する。したがって、加熱されたリード付き太陽電池セルＰＬの熱を、それよりも相対的に低温のヒートコントロールブロック７１を通して吸収することができ、溶融した半田を速やかに固化させて、後続するリード付き太陽電池セルＰＬのリードＬの他半分を、先行するリード付き太陽電池セルＰＬの溶着位置に溶着することができる。また、リード付き太陽電池セルＰＬには、半田を溶融させるに必要な温度以上の熱風は作用せず、かつ、大きな温度差が発生しないため、リード付き太陽電池セルＰＬの熱破壊によるクラックや割れの発生を防止することができるとともに、リード付き太陽電池セルＰＬやリードＬの変形による溶着不良の発生を防止することができる。
【００７６】
後続するリード付き太陽電池セルＰＬのリードＬが、先行するリード付き太陽電池セルＰＬに溶着されたならば、第２押圧装置５Ｂのシリンダを作動させ、支持フレーム５１を退避位置に上昇させ、リードＬからプローブピン５３を離脱させた後、シリンダ７２を縮小作動させてヒートコントロールブロック７１を退避位置に下降させる。この際、第２熱風装置６Ｂの熱風を受けて半田の溶融温度近傍まで上昇した後、ヒーター６２が上昇することによって温度降下を開始している第２支持装置７Ｂのヒートコントロールブロック７１は、周囲の外気に放熱し、再び設定温度に低下する。
【００７７】
この後、第２搬送装置２Ｂを駆動させ、リード付き太陽電池セルＰＬをその長さに相当する距離だけ、先行するリード付き太陽電池セルＰＬに、後続するリード付き太陽電池セルＰＬにおけるリードを溶着した状態で搬送する。
【００７８】
以下、同様に作業して、先行するリード付き太陽電池セルＰＬに、後続するリード付き太陽電池セルＰＬにおけるリードを順に溶着することにより、複数個のリード付き太陽電池セルＰＬをリードＬを介して互いに連結して、太陽電池セルＰのストリングＳを形成することができる。そして、ストリングＳは、第２搬送装置２Ｂを駆動することにより、ストリングＳのストッカーに搬送される。
【００７９】
この場合、ストリングＳを形成するリード付き太陽電池セルＰＬの個数は予め設定されており、設定された個数だけ連続するように制御される。例えば、ストリングＳを形成する複数個のリード付き太陽電池セルＰＬのうち、最先行するリード付き太陽電池セルＰＬについては、リードＬが太陽電池セルＰの前端を越えて突出する必要がないため、表リード溶着装置１Ａにおいて、太陽電池セルＰにリードＬを溶着する際、短小なリードＬが移送されて溶着される。
【００８０】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、不良率を低減しつつ、効率よく太陽電池セルにリードを自動的に、かつ、連続的に溶着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のリードの溶着装置の一実施形態を示す概略平面図である。
【図２】本発明のリードの溶着装置を構成する表リード溶着装置の予備加熱装置を模式的に示す正面図である。
【図３】本発明のリードの溶着装置を構成する表リード溶着装置における移送装置、第１押圧装置および第１熱風装置を第１搬送装置、第１支持装置、太陽電池セルおよびリードとともに模式的に示す正面図である。
【図４】本発明のリードの溶着装置を構成する表リード溶着装置における第１押圧装置および第１熱風装置の関係を第１搬送装置に載置された太陽電池セルおよびリードとともに示す斜視図である。
【図５】本発明のリードの溶着装置を構成する反転装置を示す斜視図である。
【図６】図２の予備加熱装置による加熱工程を模式的に示す正面図である。
【図７】図３のリードの溶着装置の溶着工程を模式的に示す正面図である。
【図８】図３のリードの溶着装置の溶着工程を模式的に示す正面図である。
【図９】図３のリードの溶着装置の溶着工程を模式的に示す正面図である。
【図１０】図３のリードの溶着装置の溶着工程を模式的に示す正面図である。
【図１１】図３のリードの溶着装置の溶着工程を模式的に示す正面図である。
【図１２】図３のリードの溶着装置の溶着工程を模式的に示す正面図である。
【図１３】図３のリードの溶着装置の溶着工程を模式的に示す正面図である。
【図１４】複数個の太陽電池セルをリードを介して接続してなるストリングの平面図およびその側面図である。
【符号の説明】
１溶着装置
１Ａ，１Ｂ表リード溶着装置、裏リード溶着装置
２Ａ，２Ｂ第１、第２搬送装置
２１歯付きベルト
３Ａ，３Ｂ第１、第２予備加熱装置
４Ａ移送装置
４２吸着部材
５Ａ，５Ｂ第１、第２押圧装置
５１支持フレーム
５２取付部材
５３プローブピン
６Ａ，６Ｂ第１、第２熱風装置
６１取付フレーム
６２ヒーター
７Ａ，７Ｂ第１、第２支持装置
７１ヒートコントロールブロック
８反転装置
Ｐ太陽電池セル
Ｌリード
ＰＬリード付き太陽電池セル
Ｓストリング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a lead welding apparatus for welding a lead to a solar battery cell.
[0002]
[Prior art]
Generally, a solar cell module is manufactured in a planar shape by connecting a plurality of solar cells to form a string and connecting a plurality of rows of strings. In this case, when a plurality of solar cells are connected to form a string, adjacent solar cells are connected via a conductor formed in a flat cross section, for example, a lead made of copper wire. Yes. Specifically, as shown in FIG. 14, one half of the lead L is welded to the surface of one solar battery cell P via solder, while the other half of the lead L welded to one solar battery cell P. A string S is formed by sequentially connecting a plurality of solar cells P by welding the part to the back surface of another adjacent solar cell P via solder.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in order to automatically and continuously perform the welding of the lead to such a solar battery cell, after transferring the solar battery cell to the welding work position, the lead is arranged at the welding position of the solar battery cell, An automatic machine that presses the lead and heat-welds has been proposed, but it still has a problem that the defect rate is high and the production efficiency is low.
[0004]
That is, while transferring the solar cell to the work table, the lead is placed on the solar cell and pressed, heated to melt the solder, and the lead is soldered to the solar cell. The cell is locally heated to the melting temperature of the solder, and in order to rapidly heat the cell, a temperature considerably higher than the melting temperature of the solder is required. Therefore, due to the thermal destruction of the silicon wafer (solar cell) There are problems that cracks and cracks occur, poor welding due to deformation occurs, and that much time is required for the molten solder to cool and solidify, resulting in a large loss time.
[0005]
In addition, since the work table is also heated through the solar battery cell by the heating device that melts the solder, the heat is accumulated in the work table, the temperature rises, and when the heat is stored to a temperature exceeding the melting temperature of the solder, The solder of the solar battery cell is melted or the lead once welded is detached by the melting of the solder, which may cause defective solar battery cells.
[0006]
From such a problem, in order to prevent the accumulation of heat on the workbench and accelerate the solidification of the molten solder, the workbench is formed with a large volume, and a cooling device is provided on the workbench. If the work table is cooled, melting of the solder of the solar battery cell placed on the work table is delayed and a large loss time is generated. Therefore, it is necessary to rapidly heat the work table once cooled through the heater, and temperature management for maintaining the work table at an appropriate temperature becomes complicated, and control becomes extremely difficult. In addition, it is necessary to wait until the work table reaches the set temperature, and thus it is not only possible to avoid a decrease in production efficiency, but also there is a problem that costs increase.
[0007]
The present invention has been made in view of such problems, and a lead welding apparatus capable of automatically and continuously welding leads to solar cells efficiently while reducing the defect rate. Is to provide.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In the lead welding apparatus of the present invention, solar cells are positioned and transported intermittently to the welding operation position, and the lead is transferred to the welding position of the solar cells and pressed, and hot air is supplied toward the leads. A lead welding device to be welded ,tooth Consisting of a toothed belt wound around a pulley with Said The width of the toothed belt is set smaller than the bus bar pitch of the solar cells. Solar cell transfer device and thick To the side of the transfer device corresponding to the welding position of the positive battery cell Arranged A support device having a heat control block that can be moved up and down to support the left and right end portions of the lower surface side of the solar cell protruding from the left and right end edges of the toothed belt And comprising It is characterized by this.
[0009]
According to the present invention, the solar battery cell is positioned and transported to the welding work position, the lead is transferred to the welding position, and hot air is supplied and welded toward the lead pressed by the solar battery cell. The solar cells with leads are manufactured automatically and continuously.
[0010]
Here, the width of the toothed belt of the transport device that transports the solar cells is set smaller than the bus bar pitch of the solar cells, and when the solar cells are carried into the transport device, the solar cells are The left and right end portions including the lead welding position are positioned and placed on the toothed belt so as to protrude from the left and right end edges of the toothed belt, and in this state, the lead is conveyed to the welding work position. The heat control block is made of copper having good heat conductivity and temperature controlled, and reaches a set temperature lower than the melting temperature of the solder during operation. In this case, supply of hot air to weld the leads will not exceed the melting temperature of the solder even if the heat rises in the heat control block via the solar cells and rises in temperature. The set temperature is determined in consideration of the amount of heat generated and the mass of the heat control block.
[0011]
And if the heat control block rises at the welding work position, the left and right ends of the solar cells protruding from the left and right end edges of the toothed belt of the transport device are supported by the heat control block heated to the set temperature. Can do. For this reason, when pressing the lead transferred to the welding position of the solar battery cell, the reaction force can be supported by the heat control block, and the lower surface of the solar battery cell is heated to the set temperature.
[0012]
Thereafter, hot air is supplied toward the leads to melt the solder. At this time, the solar cells are also heated, but the heat of the heated solar cells is absorbed by the heat control block that supports the solar cells and is controlled to a lower set temperature. Is done. For this reason, the temperature of the solar battery cell does not rise above the melting temperature of the solder. On the other hand, the heat control block stores heat, and the temperature rises from the set temperature to the vicinity of the melting temperature of the solder. That is, while the upper surface side of the solar battery cell has reached the temperature at which the solder is melted, the lower surface side is only supported by the heat control block and has reached the vicinity of the melting temperature of the solder. A temperature difference has occurred.
[0013]
When the solder melts, the supply of hot air is cut off, so the heat control block whose temperature has risen to the vicinity of the melting temperature of the solder starts a temperature drop, and the heat of the heated solar cells is more than that. It can be absorbed through a relatively low-temperature heat control block, and the molten solder can be quickly solidified to weld the lead. In addition, since the hot air at a temperature higher than the temperature sufficient to melt the solder does not act on the solar battery cell and a large temperature difference does not occur, the occurrence of cracks and cracks due to thermal destruction of the solar battery cell is prevented. In addition, it is possible to prevent the occurrence of poor welding due to deformation of the solar battery cells or leads.
[0014]
On the other hand, if the lead is welded, the heat control block is lowered, and the solar cell to which the lead is welded is transported to the next process via the transport device. At this time, the lowered heat control block dissipates heat to the surrounding outside air, and when the next solar battery cell is transported to the welding work position, it is lowered to the set temperature.
[0015]
As a result, when the lead is automatically and continuously welded to the solar battery cell, the heat control block is connected to the solar battery cell to which the lead is welded after the solar battery cell is transferred to the welding work position. By raising and lowering between the set temperature and the temperature close to the melting temperature of the solder while supporting the solar cells while being transported to the process, the melting temperature of the solder is increased in the solar cells and leads. Excessive high heat does not act and the temperature difference can be made as small as possible, preventing deformation of the solar cells and leads, and preventing cracking and cracking of the solar cells. The lead can be promptly welded.
[0016]
Note that the heat control block is provided with a heating device in consideration of, for example, an initial state or a case where the welding operation is interrupted and air-cooled for a set time or longer when the heat control block falls below the set temperature. The heating device is controlled to maintain the set temperature by detecting the temperature of the heat control block using a temperature sensor.
[0017]
Further, the lead welding apparatus of the present invention is turned upside down and the other half of the lead in the solar cell with lead following the preceding solar cell with lead is placed so that the solar cell with lead Positioned and intermittently transported to the welding work position, the other half of the lead in the solar cell with lead following the preceding solar cell with lead is pressed, and hot air is directed toward the other half of the lead A lead welding apparatus that is supplied and welded. ,tooth Consisting of a toothed belt wound around a pulley with Above The width of the toothed belt is set smaller than the bus bar pitch of the solar cells. A rechargeable solar cell transfer device To the side of the transfer device corresponding to the welding position of solar cells Arranged A support device having a heat control block that can be raised and lowered to support the left and right ends of the lower surface side of the solar cell with leads protruding from the left and right edges of the toothed belt And comprising It is characterized by this.
[0018]
According to the present invention, the solar cell with leads is positioned with the other half of the lead in the subsequent solar cell with leads placed on the upper surface of the preceding solar cell with leads. Then, the other half of the lead in the solar cell with lead following the preceding solar cell with lead is pressed, and hot air is supplied toward the other half of the lead to be welded. As a result, a string composed of a plurality of solar cells with leads in which the other half of the lead in the solar cell with leads following the upper surface of the preceding solar cell with leads is welded automatically and continuously. To be manufactured.
[0019]
Here, the width of the toothed belt of the transport device that transports the solar cells with leads is set to be smaller than the bus bar pitch of the solar cells, and when the solar cells with leads are carried into the transport device, the leads The attached solar cell is placed on the upper surface of the leaded solar cell with the other half of the lead leading, and the left and right end portions including the welded lead protrude from the left and right end edges of the toothed belt. Thus, it is positioned and placed on the toothed belt, and is conveyed to the welding work position in that state. Further, the heat control block is made of copper having good heat conduction and is controlled in temperature and temperature, and reaches a set temperature lower than the melting temperature of the solder during operation. In this case, even if the temperature rises due to the supply of hot air for welding the leads and the heat accumulates in the heat control block via the solar cells with leads, the melting temperature of the solder should not be exceeded. The set temperature is determined in consideration of the amount of heat supplied and the mass of the heat control block.
[0020]
And if the heat control block rises at the welding work position, the left and right ends of the solar cells with leads protruding from the left and right edges of the toothed belt of the transport device are supported by the heat control block heated to the set temperature. can do. For this reason, while pressing the other half part of the lead in the succeeding lead solar cell to the preceding lead solar cell, the reaction force can be supported by the heat control block, and the lead solar cell Is heated to the set temperature.
[0021]
Thereafter, hot air is supplied toward the other half of the lead in order to melt the solder. At this time, the solar cell with leads is also heated, but the heat of the heated solar cell with leads supports the solar cell with leads and is controlled to a lower set temperature than that. Absorbed by the heat control block. For this reason, the temperature of the solar cell with lead does not rise above the melting temperature of solder. On the other hand, the heat control block stores heat, and the temperature rises from the set temperature to the vicinity of the melting temperature of the solder. That is, while the upper surface side of the solar cell with leads has reached a temperature at which the solder is melted, its lower surface side is only supported by the heat control block and has reached the vicinity of the melting temperature of the solder, There is a temperature difference between the two.
[0022]
If the solder melts, the supply of hot air is cut off, so the heat control block whose temperature has risen to near the melting temperature of the solder starts to drop the temperature of the heated solar cell with leads, It can be absorbed through a heat control block having a relatively lower temperature than that, and the molten solder can be quickly solidified to weld the lead. In addition, since the hot solar air above the temperature sufficient to melt the solder does not act on the solar cell with lead and a large temperature difference does not occur, cracks and cracks due to thermal destruction of the solar cell with lead are not caused. Generation | occurrence | production can be prevented, and generation | occurrence | production of the welding defect by the deformation | transformation of a photovoltaic cell with a lead and a lead can be prevented.
[0023]
On the other hand, if the lead is welded, the heat control block is lowered, and the preceding solar cell with lead to which the lead of the subsequent solar cell with lead is welded is transported to the next process via the transport device, and The subsequent solar cell with lead is conveyed to the welding work position. At this time, the lowered heat control block radiates heat to the surrounding outside air, and when the next solar cell with lead is transported to the welding work position, the temperature is lowered to the set temperature.
[0024]
As a result, when forming the string by automatically and continuously welding the other half of the lead in the subsequent lead solar cell to the preceding lead solar cell, the heat control block The set temperature is maintained while supporting the solar cell with the lead after the lead solar cell is transported to the welding work position and the lead of the subsequent solar cell with lead is welded and transported to the next process. And the temperature up to near the melting temperature of the solder, the high temperature that greatly exceeds the melting temperature of the solder does not act on the solar cell with leads and the lead, and the temperature difference is possible. Can reduce the size of the solar cell with leads and lead deformation, and also prevents cracking and cracking of the solar cell with leads. Te, it is possible to quickly weld the lead. Moreover, the solder of the solar cell with leads is not melted again.
[0025]
Note that the heat control block is provided with a heating device in consideration of, for example, an initial state or a case where the welding operation is interrupted and air-cooled for a set time or longer when the heat control block falls below the set temperature. The heating device is controlled to maintain the set temperature by detecting the temperature of the heat control block using a temperature sensor.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0027]
FIG. 1 shows an embodiment of a lead welding apparatus 1 according to the present invention.
[0028]
The welding device 1 includes a front lead welding device 1A and a back lead welding device 1B. Among these, the front lead welding device 1A positions the solar cells P and conveys them intermittently. 2A, a first preheating device 3A provided on the conveyance start end side of the first conveyance device 2A, and a welding operation position of the solar cells P conveyed via the first conveyance device 2A, the first conveyance device A transfer device 4A provided facing the side of 2A, a first pressing device 5A provided above the first transfer device 2A, and a first hot air device 6A provided above the first transfer device 2A; And a first support device 7A provided on the side of the first transfer device 2A. On the other hand, the back lead welding apparatus 1B positions the solar battery cell P to which the lead L is welded and intermittently conveys it, and the second conveyance apparatus 2B provided on the conveyance start end side of the second conveyance apparatus 2B. 2 At the welding work position of the solar battery P conveyed via the second preheating device 3B and the second conveying device 2B, the second pressing device 5B provided above the second conveying device 2B, and the second conveying device 2B Is composed of a second hot air device 6B provided above and a second support device 7B provided on the side of the second transfer device 2B. The second transfer device 2B of the back lead welding apparatus 1B is parallel to the first transfer device 2A of the front lead welding apparatus 1A, and the transfer start end side thereof faces the transfer end end side of the first transfer device 2A. Are arranged.
[0029]
As will be described later, the front lead welding apparatus 1A spans the conveyance end end side of the first conveyance apparatus 2A in the front lead welding apparatus 1A and the conveyance start end side of the second conveyance apparatus 2B in the back lead welding apparatus 1B. The lead L is welded to the welding position of the solar battery cell P, and the solar battery P (hereinafter referred to as a solar battery cell with leads PL) that has reached the transport end of the first transport device 2A is turned upside down so that the back lead A reversing device 8 is provided for transferring to the transfer start end of the second transfer device 2B in the welding device 1B.
[0030]
Although not shown in detail, the first transport device 2A includes at least one toothed pulley and a toothed belt 21 wound between the toothed pulleys. The toothed pulley includes an electric motor 22. It is connected. In addition, the toothed belt 21 has small holes 21a (see FIG. 4) formed at regular intervals, and the inner surface of the toothed belt 21 is connected to a vacuum source (not shown) and engages with the toothed belt 21. Is communicated with a vacuum box 23 (see FIG. 2 and FIG. 3).
[0031]
Accordingly, the solar battery cell P placed on the toothed belt 21 is sucked through the vacuum box 23 and the small hole 21a of the toothed belt 21 and positioned on the toothed belt 21, and in this state, the electric motor 22 Is driven backward.
[0032]
Here, the width of the toothed belt 21 is set smaller than the interval between the leads L welded to the solar battery cell P, that is, the bus bar pitch of the solar battery cell P. Therefore, the center portion of the solar battery P is adsorbed by the toothed belt 21, and the left and right end portions including the welding position of the lead L are conveyed from the left and right end edges of the toothed belt 21. For this reason, as will be described later, preheating, welding of the leads L, cooling, and the like can be easily performed.
[0033]
Note that the second transfer device 2B is the same as the first transfer device 2A described above except that the object to be transferred is the solar cell PL with lead that is reversed, and the detailed description thereof is omitted.
[0034]
As shown in FIG. 2, the first preheating device 3A includes an upper heater 31 provided above the transfer start end side of the first transfer device 2A, and a lower heater 32 provided on the left and right sides thereof. Thus, the entire upper surface of the solar cell P is heated by the upper heater 31, and the left and right ends of the lower surface side of the solar cell P are heated by the lower heater 32. The solar battery cell P is heated to the set temperature by the first preheating device 3 A including the upper heater 31 and the lower heater 32.
[0035]
Here, the lower heater 32 includes a heater main body 321 arranged facing the left and right outer sides of the toothed belt 21 of the first transport device 2A, and a cylinder 322 for moving the left and right heater main bodies 321 up and down. During the extension operation, the heater main body 321 is raised to the right and left end portions of the solar battery cell P protruding from the left and right end edges of the toothed belt 21, or is raised up to the point of contact. 321 descends and is held in a non-contact state with the solar battery cell P so as not to affect the transfer of the solar battery cell P by the first transfer device 2A.
[0036]
The second preheating device 3B is the same as the first preheating device 3A described above except that the object to be preheated is the solar cell PL with lead that is reversed, and the detailed description thereof is omitted. To do.
[0037]
However, as will be described later, the solar cell PL with lead in the second transfer device 2B is turned upside down, and the lead L in the subsequent solar cell PL with lead is placed on the upper surface of the preceding solar cell PL with lead. Since the other half part is continuously transported in a state where it is placed, the heater body 321 of the lower heater 32 in the second preheating device 3B is the second transport device in which the solar cells PL with leads are carried. It arrange | positions over from the conveyance start end of 2B to just before the welding operation position of the photovoltaic cell PL with a lead.
[0038]
As shown in FIG. 3, the transfer device 4 A is connected to a cradle 41 disposed on each of the left and right sides of the first transfer device 2 A and a vacuum source (not shown) at the welding work position of the solar cells P. The adsorbing member 42 has a plurality of adsorbing portions 421 for adsorbing the lead L of the set length supplied to each cradle 41, and each adsorbing member 42 is usually not shown in detail, Reciprocating between each cradle 41 and the welding position of the solar cell P transported to the welding work position by the first transport device 2A is provided above the corresponding cradle 41 so as to be movable up and down. It is provided to be movable.
[0039]
Therefore, the lead L supplied to each cradle 41 can be adsorbed via the adsorbing member 42 and transferred to the welding position of the solar battery cell P.
[0040]
Here, the welding position of the lead L with respect to the photovoltaic cell P is set to the left and right end portions of the photovoltaic cell P outside the left and right end edges of the toothed belt 21 of the first transport device 2A. The lead L is set to be larger than the length of the solar battery cell P, and one half of the lead L is placed on the solar battery cell P. For this reason, the other half part of the lead L protrudes beyond the front end of the photovoltaic cell P (refer FIG. 4).
[0041]
As shown in FIGS. 3 and 4, the first pressing device 5 A includes a rectangular frame-shaped support frame 51 and a plurality of attachment members 52 fixed to the left and right outer surfaces of the support frame 51 at intervals in the front-rear direction. And a probe pin 53 urged so as to protrude downward through a spring (not shown) to each mounting member 52. Although not shown in detail, the support frame 51 is connected via a cylinder. It can be moved up and down.
[0042]
Therefore, when the cylinder (not shown) is expanded and contracted, the support frame 51, that is, the probe pin 53 provided on the support frame 51 via the mounting member 52 is moved up and down, and the transfer device 4A is moved to the welding position of the solar battery cell P. One half of the lead L placed therethrough can be pressed by a spring (not shown) or retracted upward from the pressing position. At this time, the solar battery cell P is supported by a first support device 7A described later.
[0043]
Here, the arrangement positions of the probe pins 53 are set so as not to interfere with the suction portions 421 of the suction member 42 in the transfer device 4A.
[0044]
The second pressing device 5B is the other half portion of the lead L in the subsequent solar cell PL with lead that is pressed on the upper surface of the preceding solar cell PL with lead, and the pressing target is reversed. Since it is the same as the 1st press apparatus 5A mentioned above except that, the detailed description is abbreviate | omitted.
[0045]
As shown in FIGS. 3 and 4, the first hot air device 6 A is fixed to the left and right of the mounting frame 61 with a set interval in the front-rear direction on the left and right sides of the mounting frame 61, and an air source (not shown) The mounting frame 61 is provided so as to be movable up and down via a cylinder, although not shown in detail. In addition, the tip of each heater 62 is formed in a blowing nozzle 621 that extends obliquely downward and outward.
[0046]
Therefore, the air supplied to each heater 62 is heated and blown out obliquely downward and outward from the blowing nozzle 621. In this state, the mounting frame 61, that is, each heater 62 is moved up and down by extending and retracting a cylinder (not shown) to supply hot air toward the lead L placed at the welding position of the solar battery cell P, or , Can be retracted upward. At this time, each heater 62 moves up and down in a space defined by the support frame 51 of the first pressing device 5A.
[0047]
In the second hot air device 6B, the hot air supply target is the other half of the lead L in the subsequent solar cell PL with lead that is placed on the upper surface of the preceding solar cell PL with lead, with the front and back reversed. Except for this, it is the same as the first hot air device 6A described above, and a detailed description thereof will be omitted.
[0048]
However, the blowing nozzle 621 of the heater 62 in the first hot air device 6A is formed flat, and when the heater 62 descends, the hot air blown obliquely downward and outward from the blowing nozzle 621 is the solar cell P. It is set so as to act substantially evenly on the entire half of the lead L placed at the welding position. For this reason, the whole half of the lead L is welded. On the other hand, the blowing nozzle 621 of the heater 62 in the second hot air device 6B is formed in a taper shape that gradually decreases in diameter toward the tip. When the heater 62 descends, the blowing nozzle 621 blows obliquely downward and outward. The hot air to be applied is set so as to locally act on the other half of the lead L placed at the welding position of the solar cell PL with lead. For this reason, the other half of the lead L is spot-welded.
[0049]
In this embodiment, the hot air temperature immediately after being blown from the blowing nozzle 621 so that hot air of about 180 to 230 ° C., which is the melting temperature of the solder, acts on the lead L that is about 20 cm away from the opening end of the blowing nozzle 621. Is set to about 600 ° C.
[0050]
7 A of 1st support apparatuses are the heat control block 71 arrange | positioned in the outer direction along the left-right edge of the toothed belt 21 of the 1st conveying apparatus 2A in the welding operation position of the photovoltaic cell P, and the heat control block Each of the left and right ends of the solar cell P projecting outward from the left and right end edges of the toothed belt 21 by operating the cylinder 72 to extend and contract. It can be moved up and down between a position supporting the part and a position retracted downward.
[0051]
Here, when each heat control block 71 ascends and supports the left and right ends of the solar battery cell P, the heat control block 71 is placed at the position where the solar battery cell P is welded by the probe pin 53 of the first pressing device 5A described above. The pressing of the lead L can be supported.
[0052]
The heat control block 71 is made of copper having good heat conduction, and is controlled so as to maintain a set temperature equal to or lower than the melting temperature of the solder. For this reason, while maintaining the preset temperature of the solar cell P heated by the first preheating device 3A, and when the solar cell P is heated by the hot air from the first hot air device 6A, the solar cell P The solar battery cell is prevented from being heated above the melting temperature of the solder. At this time, the heat control block 71 accumulates heat through the solar battery cell P and the temperature rises, but in consideration of the amount of heat supplied, the mass of the heat control block 71, and the like, the melting temperature of the solder should not be exceeded. In addition, the set temperature is determined. That is, on the upper surface side of the solar cell P, the solder reaches a temperature at which the solder is melted by the hot air from the first hot air device 6A, whereas the lower surface side is supported by the heat control block 71, so that the solder The temperature reaches the melting temperature of, but does not exceed it. For this reason, since the big temperature difference does not generate | occur | produce in the upper and lower surfaces of the photovoltaic cell P, while being able to prevent the generation | occurrence | production of the crack by the thermal destruction of the photovoltaic cell P and a crack, generation | occurrence | production of a deformation | transformation can be prevented.
[0053]
On the other hand, when the first hot air device 6A rises, the supply of heat is cut off, so that the heat of the heated solar cells P can be absorbed through the heat control block 71 having a relatively lower temperature. The lead L can be welded by quickly solidifying the molten solder.
[0054]
The second support device 7B is the same as the first support device 7A described above except that the support target is the solar cell PL with lead, and the detailed description thereof is omitted.
[0055]
As shown in FIG. 5, the reversing device 8 includes a base plate 81 extending over the first transport device 2A and the second transport device 2B, and a base plate above the toothed belts 21 of the transport devices 2A and 2B. Rotating tables 82 and 82 rotatably supported by 81, cylinder devices 83 provided on each rotating table 82, and a plurality of suction units connected to the cylinder devices 83 and connected to a vacuum source (not shown) by piping. The rotary table 82 is composed of a solar cell P and a solar cell PL with leads by the transport devices 2A and 2B by a motor (not shown) fixed to the base plate 81. The suction member 84 can be rotated around a rotation axis parallel to the transport direction. It can be moved in the direction perpendicular to the second rotational shaft.
[0056]
Accordingly, the suction member 84 on the first conveying device 2A side is advanced and retracted via the cylinder device 83 and rotated 90 degrees via a motor and a rotary table (not shown), whereby the toothed belt 21 on the first conveying device 2A is Of the solar cells PL with leads of the second transfer device 2B can be adsorbed and opposed to the adsorption member 84 on the second transfer device 2B side. Next, the suction member 84 on the second transport device 2B side is advanced and retracted via the cylinder device 83, and is rotated 90 degrees via a motor and a rotary table (not shown), thereby removing the suction member 84 on the first transport device 2A side. The delivered solar cell PL with lead can be adsorbed and placed on the toothed belt 21 in the second transport device 2B. In this case, the solar cell PL with leads on the toothed belt 21 of the first transport device 2A is reversed and placed on the toothed belt 21 of the second transport device 2B.
[0057]
Next, the operation of the lead L welding apparatus 1 configured as described above will be described.
[0058]
First, in the initial state, the support frame 51 of the first and second pressing devices 5A and 5B and the mounting frame 61 of the first and second hot air devices 6A and 6B are retracted to the raised positions, respectively. The heat control block 71 of the second support devices 7A and 7B is also retracted to the lower position. Although not shown in detail, the transfer device 4 operates in synchronization with the transport of the solar cells P by the first transport device 2A, and the lead L is cut to a set length and placed on the cradle 41. Has been.
[0059]
In such a state, when the solar cell P is first transferred from the stocker to a set position at the transfer start end of the first transfer device 2A via a transfer device (not shown), the vacuum source is driven and the solar cell P Is sucked through the small hole 21a of the toothed belt 21 and positioned at the set position. Thereafter, the first preheating device 3A is operated to preheat the carried solar battery cell P. That is, the upper surface of the solar cell P is heated by the upper heater 31, the cylinder 322 of the lower heater 32 is extended, and the heater body 321 is lifted so as to be substantially in contact with the back surface of the solar cell P. The left and right ends of the lower surface side of the solar battery cell P are heated by the heater body 321 (see FIG. 6). And until the photovoltaic cell P is conveyed to the welding operation position, the photovoltaic cell P is heated to the set temperature by the first preheating device 3A.
[0060]
When heated for a set time, the cylinder 322 is contracted and the heater body 321 is lowered, and then the solar cell placed on the toothed belt 21 is driven by driving the motor 22 of the first transport device 2A. P is attracted to the toothed belt 21 and positioned and transported to the welding work position. When the solar cell P reaches the welding work position, the operation of the first transfer device 2A is stopped, and a new solar cell P is transferred from the stocker to the transfer start end of the first transfer device 2A via the transfer device. The
[0061]
On the other hand, when the solar battery P reaches the welding position, the cylinder 72 of the first support device 7 A is extended to raise the heat control block 71, so that the solar battery P moves from the upper surface of the toothed belt 21. The left and right end portions of the solar battery cell P projecting from the left and right end edges of the toothed belt 21 are supported so as to slightly float. At this time, since the heat control block 71 is heated to the set temperature, the solar battery cell P is maintained at the preheated temperature (see FIG. 7).
[0062]
Further, the adsorbing member 42 of the transfer device 4A adsorbs the lead L and moves to the welding position of the solar cell P adsorbed by the toothed belt 21 at the welding operation position (see FIG. 7).
[0063]
If the lead L is placed at the welding position of the solar battery cell P, the support frame 51 is lowered by operating a cylinder (not shown) of the first pressing device 5A, and interferes with the suction portion 421 of each suction member 42. At the position where the probe pin 53 is not placed, the probe pin 53 presses the lead L against the solar battery cell P by a spring (see FIG. 8). At this time, since the left and right ends of the lower surface side including the welding position of the lead L of the solar battery P are supported by the heat control block 71 of the first support device 7A, the urging force by the spring of the probe pin 53 is applied to the sun. The heat control block 71 can be supported via the battery cell P.
[0064]
If the probe pin 53 presses the lead L to the welding position of the solar battery cell P, after each adsorption member 42 of the transfer device 4A moves to the original position (see FIG. 9), the first hot air device 6A is not shown. By operating the cylinder, the mounting frame 61, that is, the heater 62 descends in the support frame 51 of the first pressing device 5A, supplies hot air from the blowing nozzle 621 toward the lead L, and solders the lead L. Melt (see FIG. 10). At this time, the solar battery cell P is heated to the set temperature by the heat control block 71 of the first preheating device 3A and the first support device 7A, so that the solder melts rapidly upon receiving the hot air from the heater 62. To do. On the other hand, the solar cell P is also heated by the hot air supplied toward the lead L, but the heat is held at the set temperature and absorbed by the heat control block 71 supporting the solar cell P. Therefore, the temperature of the solar battery cell P does not rise above the melting temperature of the solder. At this time, the heat control block 71 stores heat, and the temperature rises from the set temperature to the vicinity of the melting temperature of the solder. That is, while the upper surface side of the solar battery cell P has reached the temperature at which the solder is melted, the lower surface side is only supported by the heat control block 71 and reaches the vicinity of the melting temperature of the solder. A temperature difference has occurred.
[0065]
If the solder is melted, the lead L sinks into the melted solder. At this time, if the heater is moved up to the retracted position by operating the cylinder, the supply of hot air is lost, and the heat control block 71 Starts a temperature drop from around the melting temperature of the solder. Therefore, the heat of the heated solar battery cell P can be absorbed through the heat control block 71 having a relatively lower temperature than that, and the molten solder is quickly solidified to fix the lead L to the solar battery cell P. Can be welded in place (see FIGS. 4 and 11). Moreover, since the hot air over the temperature required for melting the solder does not act on the solar battery cell P and a large temperature difference does not occur, the occurrence of cracks and cracks due to thermal destruction of the solar battery cell P is prevented. In addition, it is possible to prevent the occurrence of poor welding due to deformation of the solar battery cell P or the lead L.
[0066]
When the lead L is welded to the welding position of the solar battery cell P, the cylinder of the first pressing device 5A is operated, the support frame 51 is raised to the retracted position, and the probe pin 53 is detached from the lead L ( 12), the cylinder 72 is reduced and the heat control block 71 is lowered to the retracted position (see FIG. 13). At this time, after receiving the hot air from the first hot air device 6A and rising up to the vicinity of the melting temperature of the solder, the heat control block 71 of the first support device 7A, which starts the temperature drop by the heater 62 rising, Radiates heat to the outside air and drops back to the set temperature.
[0067]
Thereafter, the first transport device 2A is operated to transport the solar cell PL with lead to the reversal work position, and the solar cell P preheated at the transport start end is transported to the welding work position.
[0068]
On the other hand, the solar cell PL with lead transported to the reversal work position of the first transport device 2A is reversed by the reversing device 8 after being released from the suction state by the vacuum pressure, and the transport of the second transport device 2B is started. Transferred to the end. That is, the cylinder device 83 on the first transport device 2A side is extended to bring the suction pad 841 of the suction member 84 into contact with the solar cell PL with leads placed on the toothed belt 21, and then the suction pad 841. A negative pressure is applied to adsorb the solar cell PL with lead. If the lead-attached solar battery PL is adsorbed, the cylinder device 83 is reduced and the adsorbing member 84 is raised, then a motor (not shown) is operated, and the turntable 82 is rotated 90 degrees counterclockwise. For this reason, the solar cell PL with lead adsorbed by the adsorption pad 841 of the adsorption member 84 also rotates 90 degrees counterclockwise and faces the second transfer device 2B side. Further, the suction member 84 on the second transport device 2B side also operates the motor so that the suction pad 841 is opposed to the first transport device 2A side and the cylinder device 83 is extended.
[0069]
Here, if the cylinder device 83 on the first transfer device 2A side is extended, the adsorbed solar cell PL with lead is brought into contact with the suction pad 841 of the suction member 84 on the second transfer device 2B side. Can do. Next, when the supply of negative pressure to the suction member 84 on the first transport device 2A side is stopped and negative pressure is applied to the suction member 84 on the second transport device 2B side, the solar cell PL with leads is It is transferred to the suction member 84 on the second transport device 2B side. Thereafter, both the cylinder devices 83 are contracted and each suction member 84 is rotated 90 degrees counterclockwise via a motor, so that the suction members 84 can be opposed to the respective toothed belts 21. it can. In this state, by extending the cylinder device 83 on the second transport device 2B side, the solar cell PL with lead adsorbed by the suction pad 841 of the suction member 84 is transferred to the toothed belt 21 of the second transport device 2B. It can be placed at a set position. Thereafter, if the supply of the negative pressure is stopped, the solar cell PL with lead is placed on the toothed belt 21 by its own weight. Thereafter, the cylinder device 83 is contracted to raise the suction member 84 to the retracted position, and a vacuum source (not shown) is driven to suck the solar cell PL with lead to the toothed belt 21.
[0070]
In this case, the lead solar cell placed on the toothed belt 21 of the second transport device 2B by the suction surface of the lead solar cell PL by the suction member 84 on the second transport device 2B side being the back surface. The PL is placed with the back surface as the top surface. Moreover, the solar cell PL with lead transferred to the toothed belt 21 of the second transport device 2B is continuous with the solar cell PL with lead transferred to the toothed belt 21 of the second transport device 2B in advance. In addition, the other half of the lead L in the subsequent solar cell PL with lead is placed on the upper surface (rear surface) of the preceding solar cell PL with lead.
[0071]
Next, by driving the second transfer device 2B, the other half part of the lead L in the subsequent solar cell PL with lead is placed on the upper surface of the preceding solar cell PL with lead. And is intermittently conveyed toward the welding work position. At this time, in the second preheating device 3B, the cylinder 322 expands and contracts in accordance with the intermittent driving of the second transport device 2B, and the lead-loaded solar cells PL are read from the transport start end by the second transport device 2B. The solar cell PL with lead is heated to a set temperature until it is conveyed immediately before the welding work position of the solar cell PL with attachment.
[0072]
On the other hand, if the solar cell PL with lead reaches the welding work position, the cylinder 72 of the second support device 7B is extended to raise the heat control block 71, and the left and right ends of the solar cell PL with lead Support. At this time, since the heat control block 71 is heated to the set temperature, the solar cell PL with lead is maintained at the preheated temperature.
[0073]
Next, the cylinder of the second pressing device 5B is operated to lower the support frame 51, and the probe pin 53 is moved by the spring so that the other half of the lead L in the subsequent solar cell PL with lead is replaced with the preceding solar with lead. Press against the upper surface of the battery cell PL. At this time, since the left and right end portions of the solar cell PL with lead are supported by the heat control block 71 of the second support device 7B, the urging force by the spring of the probe pin 53 is applied to the solar cell PL with lead. The heat control block 71 can be supported via.
[0074]
Thereafter, by operating the cylinder of the second hot air device 6B, the heater 62 is lowered, hot air is supplied from the blowing nozzle 621 toward the other half of the lead L, and the solder of the other half of the lead L is removed. Melt. At this time, the solar cell with lead PL is heated to the set temperature by the second preheating device 3B and the second support device 7B, so that the solder is rapidly melted by receiving hot air from the heater 62. On the other hand, the solar cell PL with lead is also heated by the hot air supplied toward the lead L, but the heat is held at a set temperature and the heat control block 71 supporting the solar cell PL with lead is supported. Therefore, the temperature of the solar cell with lead PL does not rise above the melting temperature of the solder. At this time, the heat control block 71 stores heat, and the temperature rises from the set temperature to the vicinity of the melting temperature of the solder. That is, while the upper surface side of the solar cell PL with lead has reached the temperature at which the solder is melted, the lower surface side is only supported by the heat control block 71 and reaches the vicinity of the melting temperature of the solder, There is a temperature difference between the two.
[0075]
If the solder is melted, the lead L sinks into the melted solder. At this time, if the heater is moved up to the retracted position by operating the cylinder, the supply of hot air is lost, and the heat control block 71 Starts a temperature drop from around the melting temperature of the solder. Therefore, the heat of the heated solar cell with leads PL can be absorbed through the heat control block 71 having a relatively lower temperature than that, and the molten solder is rapidly solidified to be followed by the solar cell with leads. The other half of the lead L of the cell PL can be welded to the welding position of the preceding solar cell PL with lead. Moreover, since the hot air above the temperature necessary for melting the solder does not act on the solar cell PL with lead and a large temperature difference does not occur, cracks and cracks due to thermal destruction of the solar cell PL with lead Can be prevented, and the occurrence of poor welding due to the deformation of the solar cell with leads PL and the leads L can be prevented.
[0076]
If the lead L of the subsequent solar cell PL with lead is welded to the preceding solar cell PL with lead, the cylinder of the second pressing device 5B is actuated to raise the support frame 51 to the retracted position. After the probe pin 53 is detached from L, the cylinder 72 is contracted to lower the heat control block 71 to the retracted position. At this time, after receiving the hot air from the second hot air device 6B and rising to the vicinity of the melting temperature of the solder, the heat control block 71 of the second support device 7B, which starts the temperature drop by the heater 62 rising, Radiates heat to the outside air and drops back to the set temperature.
[0077]
Thereafter, the second transfer device 2B is driven, and the lead in the solar cell PL with the lead is welded to the solar cell PL with the lead by the distance corresponding to the length of the solar cell PL with the lead. Carry in the condition.
[0078]
Hereinafter, the plurality of solar cells PL with leads are connected to the preceding solar cells PL with leads through the leads L by sequentially welding the leads in the subsequent solar cells PL with leads to the preceding solar cells PL with leads. The strings S of the photovoltaic cells P can be formed by being connected to each other. And the string S is conveyed by the stocker of the string S by driving the 2nd conveying apparatus 2B.
[0079]
In this case, the number of the solar cells PL with leads forming the string S is set in advance, and is controlled so as to continue for the set number. For example, among the plurality of leaded solar cells PL forming the string S, the lead L of the leaded solar cell PL does not need to protrude beyond the front end of the solar cell P. In the front lead welding apparatus 1A, when welding the lead L to the solar battery cell P, the short lead L is transferred and welded.
[0080]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to efficiently and continuously weld leads to solar cells efficiently while reducing the defect rate.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic plan view showing an embodiment of a lead welding apparatus of the present invention.
FIG. 2 is a front view schematically showing a preheating device for a front lead welding device constituting the lead welding device of the present invention.
FIG. 3 schematically shows a transfer device, a first pressing device, and a first hot air device in a front lead welding device constituting a lead welding device of the present invention together with a first transport device, a first support device, a solar battery cell, and a lead. It is a front view shown in FIG.
FIG. 4 is a perspective view showing the relationship between the first pressing device and the first hot air device in the front lead welding device constituting the lead welding device of the present invention, together with the solar cells and leads placed on the first transport device. is there.
FIG. 5 is a perspective view showing a reversing device constituting the lead welding apparatus of the present invention.
6 is a front view schematically showing a heating process by the preheating device of FIG. 2. FIG.
7 is a front view schematically showing a welding process of the lead welding apparatus of FIG. 3; FIG.
8 is a front view schematically showing a welding process of the lead welding apparatus of FIG. 3; FIG.
9 is a front view schematically showing a welding process of the lead welding apparatus of FIG. 3. FIG.
10 is a front view schematically showing a welding process of the lead welding apparatus of FIG. 3; FIG.
11 is a front view schematically showing a welding process of the lead welding apparatus of FIG. 3; FIG.
12 is a front view schematically showing a welding process of the lead welding apparatus of FIG. 3; FIG.
13 is a front view schematically showing a welding process of the lead welding apparatus of FIG. 3; FIG.
FIG. 14 is a plan view and a side view of a string formed by connecting a plurality of solar cells via leads.
[Explanation of symbols]
1 Welding device
1A, 1B Front lead welding equipment, back lead welding equipment
2A, 2B first and second transfer devices
21 Toothed belt
3A, 3B first and second preheating devices
4A Transfer device
42 Adsorption member
5A, 5B first and second pressing devices
51 Support frame
52 Mounting member
53 Probe Pin
6A, 6B first and second hot air devices
61 Mounting frame
62 Heater
7A, 7B first and second support devices
71 Heat control block
8 Reversing device
P Solar cells
L lead
Solar cell with PL lead
S string

Claims

A lead welding apparatus in which a solar battery cell is positioned and intermittently conveyed to a welding operation position, and a lead is transferred to the welding position of the solar battery cell, pressed, and supplied with hot air toward the lead. a is made toothed belt wound around toothed pulleys, the width of the toothed belt and the conveying apparatus set smaller solar cell than the bus bar pitch of the solar cell, solar battery cells A support device having a heat control block that can be moved up and down and that is disposed on the side of the conveying device corresponding to the welding work position and supports the left and right ends of the lower surface side of the solar cells protruding from the left and right edges of the toothed belt. And a lead welding apparatus.

The other half of the lead in the solar cell with lead following the preceding lead solar cell is placed, and the solar cell with lead is positioned and intermittently transported to the welding work position And a lead welding apparatus in which the other half of the lead in the solar cell with lead subsequent to the preceding solar cell with lead is pressed and hot air is supplied toward the other half of the lead for welding. there are, made toothed belt wound around toothed pulleys, a conveying device of the set read solar cell with less than the bus bar pitch of the width of the toothed belt solar cell, with rie de is disposed on the side of the conveying device corresponds to the welding operation position of the solar cell, the lower surface of the leaded solar cell protruding from the right and left edges of the toothed belt Lead welding apparatus characterized by comprising a supporting device having a vertically movable heating control block for supporting the right end portion.