JP3609579B2 - 酸性チーズの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロセスチーズ類を酸性領域(PH5以下)に於いて、離水や油分離、そしてザラの発生が無く組織が滑らかで良好な製品を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常のプロセスチーズの製造工程で酸性物質を加えて製品のPHを5以下にすると、チーズ中の蛋白質が凝集または凝固することにより、水分や脂肪分が分離したり、ザラが発生したりして、乳化の良好な製品を得ることはできないことは周知の事実である。しかし、この酸性領域(PH5以下、特にカゼインの等電点以下)においても乳化の良好なチーズ利用食品の製造方法(特公昭60−52782)が開示されている。この方法は、使用するチーズを30%以下に限定して、油脂類や水等を配合し、乳化した後、酸性物質を加て、酸性領域で乳化の安定したチーズ類を製造する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術ではチーズ分が30%以下(好ましくは10%以下)とかなり少ない上に油脂類を加えなければならない。そのため、チーズ風味がかなり弱くなる。さらに、チーズ類と油脂類、水を事前に乳化した後、酸性物質を加えなければならず製造方法が複雑である。この発明が解決しようとする課題はチーズ類と水を事前に乳化剤や溶融塩などを添加して乳化均質機で乳化することなく、チーズ分が30%以上であっても酸性領域において安定したプロセスチーズ類の製造方法を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、チーズに対してキサンタンガムを添加・混合し、水を添加し、加熱・溶融して均一に分散又は乳化させて得られる組織が滑らかで離水や油分離のないPH5以下の酸性チーズの製造方法に関するものである。
【0005】
通常のプロセスチーズの製造工程で酸性物質を加えて製品のPHを5以下にすると、チーズ中の蛋白質が凝集または凝固することにより、水分や脂肪分が分離したり、ザラが発生したりして、乳化の良好な製品を得ることはできないことは周知の事実である。チーズに酸性物質を加え、製品のPHを5以下にした場合においても、水分や脂肪分の分離やザラの発生が無く、滑らかで風味良好なチーズ製品を得る方法について種々の検討を行った結果、乳化・分散・離水防止・結晶防止等の効果がある増粘多糖類を添加する事によってその目的を達成できることがわかった。各種の増粘多糖類の中でもキサンタンガムの効果が優れ、カゼインの等電点以下であっても滑らかで風味良好な酸性チーズ製品を得ることができた。
【0006】
具体的には、1種又は2種以上のナチュラルチーズを粉砕・混合し増粘多糖類のキサンタンガムをナチュラルチーズに対して1.0重量%以上添加する必要がある。それ以下であると保存中にざらつきがでたり、離水や油分離等の欠陥が生じてくる。そして、希望する製品PHになるようPH調整剤(酸性物質)を添加し、溶融塩を添加するかしないで通常のプロセスチーズの製造工程により加熱・溶融し均一に混合・乳化することにより酸性チーズを得ることができた。
【0007】
製品の最終含水率は45%〜90%に調整することによりチーズ分が30%以上の酸性チーズの製品とすることができる。
【0008】
なお、乳化剤や溶融塩を添加して乳化しなくてもよいが、乳化均質機については使用した場合、更に安定した製品が得られた。
【0009】
【試験例1】
チェダーチーズ1,000gに対して各種増粘多糖類キサンタンガム、ペクチン、グアーガム、カードラン、グルコマンナン、カロブビーンガム、サイリウムシードガム、タラガム、カラギーナン等を1.5重量%および製品のPHが表1および表2に示すPH4とPH2になるようにPH調整剤(酸性物質)を添加し、製品含水率が65%になるよう加水したものを常法により加熱・溶融した後、冷却して試験に供するチーズを得た。得られたチーズは、製造直後と37℃恒温保管品を次の項目について評価し、表1および表2の結果を得た。その結果、キサンタンガムを添加したPH2およびPH4の酸性チーズだけが37℃で2カ月間までざらつきもなく離水や油分離もない良好な乳化の状態を保っていた。
▲1▼離水の状態(離水の有無を目視検査)
▲2▼油分離の状態(油分離の有無を目視検査)
▲3▼ザラの状態(食してザラの有無を官飴検査)
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
上記の表1および表2の中の記号(○△×)は、試料に対する各評価項目の評価結果を示し、次の意味をなす。
○:各項目(離水・油分離・ザラ)の状態が無く良好。
△:各項目(離水・油分離・ザラ)の状態がやや良好。
×:各項目(離水・油分離・ザラ)の状態が甚だしく不良。
【0012】
【試験例2】
チェダーチーズ1,000gに対してキサンタンガムを表3〜表5に示すように0.3〜2.5%の範囲で添加すると共に、製品pHが4になるようpH調整剤(酸性物質)を添加し、得られる製品の最終含水率が表3〜表5に示すように45%、65%および80%になるように加水し、常法により加熱・溶融した後、冷却して試験に供するチーズ分が30%以上の酸性チーズを得た。得られたチーズを37℃で2カ月まで保管して次の項目について評価し表3〜表5の結果を得た。その結果、チーズ分が30%以上の酸性チーズはどの水分の区分においても良好な乳化の状態を維持するのにキサンタンガムをチーズに対して1.0%以上の添加を要することがわかった。
▲1▼離水の状態(離水の有無を目視検査)
▲2▼油分離の状態(油分離の有無を目視検査)
▲3▼ザラの状態(食してザラの有無を官飴検査)
【0013】
【表3】
【0014】
【表4】
【0015】
【表5】
上記の表1〜表5中の記号(○△×)は、試料に対する各評価項目の評価結果を示し、次の意味をなす。
○:各項目(離水・油分離・ザラ)の状態が無く良好。
△:各項目(離水・油分離・ザラ)の状態がやや良好。
×:各項目(離水・油分離・ザラ)の状態が甚だしく不良。
以下に実施例を示し本発明を具体的に説明する。
【0016】
【実施例1】
チェダーチーズ10.5kgを粉砕して、キサンタンガム300gを添加・混合し、更に製品のPHが4になるようにPH調整剤(クエン酸)350gを添加すると共に最終製品の含水率が65%になるよう加水した後、常法により加熱・溶融して均一に分散又は乳化させ、冷却して酸性チーズを得た。得られたチーズは組織が滑らかで、離水や油分離のない酸味の強い風味良好なものであった。
【0017】
【実施例2】
チェダーチーズ7.5kgを粉砕し、クリームチーズ3.0kg、キサンタンガム250g、白ワイン2.0kgを添加・混合し、更に製品PHが4になるようPH調整剤(リンゴ酸)300gを添加すると共に、製品含水率が65%になるように加水し、以下実施例1と同様の方法で処理して酸性チーズを得た。得られたチーズは組織が滑らかで、離水や油分離がなく、酸味とワイン風味がマッチしたペースト状のものであった。
【0018】
【実施例3】
ゴーダチーズ11・3kgを粉砕して、キサンタンガム400gを添加・混合し更に製品PHが4.5になるようPH調整剤(クエン酸)300gを添加すると共に、製品含水率が70%になるように加水し、以下実施例1と同様の方法で処理して酸性チーズを得た。得られたチーズは、組織が滑らかで、離水や油分離がなく、少し酸味が効いた柔らかめのペースト状のものであった。
【0019】
【実施例4】
チェダーチーズ5・7kgを粉砕して、キサンタンガム400gを添加・混合し更に製品PHが3になるようPH調整剤(50%塩酸)600gを添加すると共に、製品含水率が80%になるよう加水し、以下実施例1と同様の方法で処理して酸性チーズを得た。得られたチーズは、組織が滑らかで、離水や油分離がなく、強い酸味を有するドリンク状のものであった。
【0020】
【実施例5】
チェダーチーズ14.8kgを粉砕して、オレンジ砂嚢2kg、キサンタンガム300g、オレンジフレーバー適量を添加・混合し更に製品PHが4になるようにPH調整剤(リンゴ酸)340gを添加すると共に、製品含水率が45%になるよう加水し、以下実施例1と同様の方法で処理して酸性チーズを得た。得られたチーズは、組織が滑らかで、離水や油分離がなく、オレンジ風味が効いた固形状でクリームチーズ様のものであった
【0021】
【実施例6】
ゴーダチーズ13.3kgを粉砕して、イチゴ果汁2kg、グラニュー糖2kgイチゴフレーバー適量及び、キサンタンガム300gを添加・混合し、更に製品PHが4になるようにPH調整剤(リンゴ酸)400gを添加すると共に、製品含水率が55%になるよう加水し、以下実施例1と同様の方法で処理して酸性チーズを得た。得られたチーズは、組織が滑らかで、離水や油分離なく、甘酸っぱくイチゴ風味が効いた、少し硬めのペースト状のものであった。
【0022】
【実施例7】
ゴーダチーズ10.2kgを粉砕して、マヨネーズ3kgとキサンタンガム300gを添加・混合し、更に製品PHが4になるようにPH調整剤(クエン酸)400gを添加すると共に、製品含水率が57%になるよう加水し、以下実施例1と同様の方法で処理して酸性チーズを得た。得られたチーズは、マヨネーズ風味がの効いた組織が滑らかで、離水や油分離のないペースト状のものであった。
【0023】
【実施例8】
チェダーチーズ10.4kgを粉砕し、トマトペースト2.0kgと香辛料を適量及びキサンタンガム360gを添加・混合し、更に製品PHが4前後になるようPH調整剤(リンゴ酸)300gを添加すると共に、製品含水率が65%になるように加水し、以下実施例1と同様の方法で処理して酸性チーズを得た。得られた酸性チーズは組織が滑らかで、離水や油分離がなくトマト風味と酸味、そして香辛料がマッチしたピザ風味調ものであった。
【0024】
【実施例9】
クワルク(フレッシュタイプのチーズ)10.8kgにオレンジ砂嚢2kg、キサンタンガム200g、オレンジフレーバー適量を添加・混合し更に製品PHが4になるようにPH調整剤(リンゴ酸)100gを添加すると共に、製品含水率が90%になるよう加水し、以下実施例1と同様の方法で処理して酸性チーズを得た。得られた酸性チーズは、組織が滑らかで、離水や油分離がなく、オレンジ風味が効いたドリンク状のものであった。
【0025】
【発明の効果】
本発明により ナチュラルチーズにキサンタンガムを添加することによって保存安定性の良い酸性チーズを提供することができる。この酸性チーズは、チーズ分が30%以上でも安定して製造できるので、従来にないチーズ風味の濃厚な酸性チーズ製品となる。
Claims (1)
- チーズに対してキサンタンガムを1.0重量%以上を添加・混合し、更に製品のPHが5以下になるようにPH調整剤(酸性物質)を添加すると共に最終製品の含水率が45〜90%になるよう加水した後、通常のプロセスチーズの製造工程により加熱・溶融して均一に分散又は乳化させ、冷却して得られる組織が滑らかで、離水や油分離のないチーズ分が30%以上の酸性チーズの製造方法。
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JP13568297A JP3609579B2 (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 酸性チーズの製造方法 |
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Publications (2)
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JPH10290658A JPH10290658A (ja) | 1998-11-04 |
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JP5873337B2 (ja) * | 2012-01-06 | 2016-03-01 | 株式会社Mizkan Holdings | 液状調味料の柑橘風味向上方法、液状調味料、及びそれを用いた食品の製造方法、この方法により製造された食品 |
-
1997
- 1997-04-18 JP JP13568297A patent/JP3609579B2/ja not_active Expired - Lifetime
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