JP3609569B2 - 電気かみそり - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気かみそりに関し、とくに、独特の構造のスイッチを備える電気かみそりに関する。
【０００２】
【従来の技術】
電気かみそりは、モーターの運転をオンオフし、また、使用する商用電源の電圧を切り換えるためにスイッチを内蔵している。モーター用のスイッチは、電気かみそりを使用するときにオンとして、内刃を振動させる。電圧切り換え用のスイッチは、電気かみそりを使用する地域の商用電圧を、たとえば１００Ｖとか、２００Ｖに切り換えるものである。
【０００３】
電気かみそりに装備されるスイッチは、切換位置で節度出しをおこなう機構を必要とする。切り換えた位置で、確実に停止させるためである。従来の電気かみそりは、たとえば特開平３−１４５０２７号公報や特開平８−２４４４６号公報に記載されるように、スイッチツマミとケースとに節度出しする機構を設けている。前者の公報に記載される電気かみそりの節度機構を図１に、後者の公報の電気かみそりの節度機構を図２に示す。図１の節度機構は、ケース１の内面に節度凸部２を設け、スイッチツマミ３には節度凸部２の両側を弾性的に挟着しながら移動して節度出しを行う２列の節度フック４を設けている。この構造の電気かみそりは、節度フック４の間隔を節度凸部２の太さよりも小さくしている。したがって、節度フック４が節度凸部２を越えて移動するときに弾性変形されて節度出しをするようになっている。
【０００４】
図２の節度機構は、スイッチツマミ３を、プリント基板７を弾性的に挟着する状態で摺動する構造として、プリント基板７に、スイッチツマミ３の摺動軌跡に節度孔８を設けている。スイッチツマミ３には、節度孔８を移動する節度凸部２を設け、スイッチツマミ３の節度凸部２が、プリント基板７の節度孔８に挿入されて、スイッチツマミ３の節度出しが行われるように構成されている。
【０００５】
これ等の図に示すスイッチは、スイッチツマミ３に摺動接点５を設け、この摺動接点５をプリント基板に固定した固定接点に摺動させて、オン、オフに切り換え、あるいは使用する商用電源の電圧を切り換えるようにしている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図１に示す構造の節度機構は、２列の節度フック４を弾性変形させて、節度出しを行うので、確実に節度出しをするためには、節度フック４を相当に太く成形する必要がある。しかしながら、節度フック４を太くすると、節度フック４をスムーズに移動できなくなる欠点がある。このため、節度フック４の太さと長さ、さらに、節度フック４の材質等を最適な状態として、スムーズに移動して、しかも確実に節度を出すのが難しい欠点がある。さらに、使用しているときに、１列の節度フック４が破損すると、節度出しができなくなる欠点もある。
【０００７】
これに対して図２に示す節度機構は、スイッチツマミ３でプリント基板７を弾性的に挟着する構造とするので、スイッチツマミ３の構造が複雑になって、簡単な金型で成形できない。このため、スイッチツマミ３の製造コストが高くなる欠点がある。また、この構造の節度機構は、摺動接点５の弾性で、プリント基板７の節度孔８に節度凸部２を挿入して節度を出すので、摺動接点５の弾性がなくなると、確実に節度出しできなくなる欠点もある。
【０００８】
本発明はさらにこのような欠点を解消することを目的に開発したもので、本発明の重要な目的は、簡単な構造で、確実に節度出しができるスイッチを備える電気かみそりを提供することにある。
また、本発明の他の大切な目的は、スイッチツマミをスムーズに移動させて、しかも確実に節度出しができる電気かみそりを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気かみそりは、前述の目的を達成するために下記の構成を備える。電気かみそりは、ケース１内にプリント基板７を内蔵し、スイッチツマミ３をケース１の外部に表出させて、往復運動できるように装着している。
【００１０】
さらに、電気かみそりは下記の独特の構成を有する。
（ａ） スイッチツマミ３は摺動接点５を有し、プリント基板７は摺動接点５に接触してスイッチを切り換える固定接点６を有する。
（ｂ） スイッチツマミ３は、摺動接点５がプリント基板７の表面を弾性的に押圧して摺動するように、自在に装着されている。
（ｃ） スイッチツマミ３は、一端に、弾性変形する節度ループ１８を有する。
（ｄ） 節度ループ１８は、ケース１の内面に沿う形状に成形されると共に、内側に突出する節度凸部２を有する。
（ｅ） ケース１は、節度ループ１８内に突出する節度凹凸１４を有し、この節度凹凸１４を節度ループ１８の節度凸部２が通過するときに、節度ループ１８を弾性変形させて、スイッチツマミ３の節度出しが行われるように構成されている。
（ｆ） ケース１は、スイッチツマミ３を往復運動させる方向に案内するガイド壁１５を内面に有し、スイッチツマミ３は、ケース１に設けられたガイド壁１５に沿って摺動する摺動面２２を有する。
【００１１】
さらに、本発明の請求項２の電気かみそりは、プリント基板７にスリット１６を設け、このスリット１６に沿って移動するガイド凸部１７をスイッチツマミ３に一体成形している。ガイド凸部１７をスリット１６に沿って移動させる構造は、スイッチツマミ３とプリント基板７との相対的な位置ずれを防止する。また、プリント基板７でもって、往復運動するスイッチツマミ３の姿勢がずれるのも防止できる。
【００１２】
さらにまた、本発明の請求項３の電気かみそり、ケース１内にトランス２３を配設している。トランス２３は、ＥＩコアー２５の中心に固定しているボビンにコイル２４を巻いている。この構造のトランス２３は、ケース１に固定すると、コイル２４とケース１内面に隙間ができる。この隙間を有効に利用して、スイッチツマミ３の節度ループ１８を配設している。
【００１３】
また、本発明の請求項４の電気かみそりは、スイッチツマミ３の摺動面２２を凹部３Ａとし、この凹部摺動面２２にガイド壁１５を案内している。この構造のスイッチツマミ３は、ガイド壁１５で一定の範囲に往復運動される。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電気かみそりを例示するものであって、本発明は電気かみそりを下記のものに特定しない。
【００１５】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【００１６】
図３と図４に示す電気かみそりは、ケース１の上端に外刃９を固定している。この電気かみそりは、分解した斜視図である図５に示すように、外刃９の内面に摺動できるように内刃（図示せず）を配設する。内刃は、回転運動を往復運動に変換する機構を介してモーター１０に連結されている。さらに、モーター１０は電源用のスイッチ１１を介して二次電池１２に連結されている。
【００１７】
さらに、図５の電気かみそりは、ケース１内にプリント基板７を内蔵している。プリント基板７は、モーター１０を交流の商用電源で駆動する電源と、商用電源で二次電池１２を充電する充電回路を構成するパーツが固定されている。さらに、プリント基板７には、商用電源の電圧を切り換える電圧切換用のスイッチ１３を装着している。
【００１８】
本発明の電気かみそりは、プリント基板７に節度機構のあるスイッチツマミ３を連結する独特の構造のスイッチを装備することを特長とする。図５に示す電気かみそりは、独特の節度機構のスイッチを電圧切換用のスイッチ１３に採用し、電源用のスイッチ１１には従来の構造のスイッチを使用している。ただ、本発明の電気かみそりは、独特の構造のスイッチを電源用のスイッチに利用することもできるのは言うまでもない。
【００１９】
本発明の電気かみそりは、独特のスイッチを装備することを特徴とし、その他の部分は従来の電気かみそりと同じ構造とし、あるいはこれから開発される構造とすることもできる。以下、独特の構造の電圧切換用のスイッチの構造に付いて詳述する。
【００２０】
図５に示す電気かみそりは、プリント基板７を二つのケース１で挟着し、あるいは一方のケース１にねじ止めしてケース１内に固定している。プリント基板７はケース１の前後面と平行に内蔵されている。プリント基板７には二次電池１２を装着し、下端部に電圧切換用のスイッチ１３を連結している。
【００２１】
電圧切換用のスイッチ１３は、プリント基板７と、このプリント基板７に摺動できるように連結されたスイッチツマミ３を備える。スイッチツマミ３は、ケース１に設けた節度凹凸１４とガイド壁１５とで、節度出しが行われるように、ケース１に往復運動できるように連結される。電圧切換用のスイッチ１３を設けた部分を、図６の斜視図と、図７の平面図と、図８および図９の断面図とに示している。
【００２２】
プリント基板７は、図８において下面に固定接点６を互いに離して固定している。固定接点６に、スイッチツマミ３の摺動接点５が接触して、電圧が切り換えられる。固定接点６はプリント基板７の端部に固定されている。電圧切換用のスイッチ１３に使用される固定接点６は、電圧切り換え用の端子に接続される。電圧切換用のスイッチ１３は、オンオフ動作に代わって、複数の端子の切り換えにも使用できる。複数の端子を切り換えるスイッチは、プリント基板に複数の固定接点を固定し、スイッチツマミに固定された摺動接点が次々と固定接点に接触して切り換えるように構成する。
【００２３】
さらに、プリント基板７には、スイッチツマミ３を垂直の姿勢で往復運動させるように、スイッチツマミ３を往復運動させる方向にスリット１６を設けている。スリット１６は、スイッチツマミ３に一体成形しているガイド凸部１７を摺動させる。したがって、スリット１６の幅はガイド凸部１７の外幅よりも大きいがその外幅にほぼ等しく、その長さは、スイッチツマミ３を往復運動させるときに、ガイド凸部１７が移動できる距離に設計される。スリット１６とガイド凸部１７は、スイッチツマミ３を、プリント基板７に対して正確な位置で往復運動させる。
【００２４】
スイッチツマミ３は、節度出しをする節度ループ１８と、プリント基板７の固定接点６に接触する摺動接点５と、プリント基板７のスリット１６内を摺動するガイド凸部１７とを備える。スイッチツマミ３は、全体をプラスチックで板状に成形し、図６において下端に、節度ループ１８とガイド凸部１７を一体成形し、上端をケース１の外部に表出させる。スイッチツマミ３がケース１に内蔵された状態を図９に示している。この図に示すスイッチツマミ３は、上端をケース１の外部に表出して、下端に弾性変形する節度ループ１８を設けている。スイッチツマミ３の上端は、スリップしないように、二つの突起１９を一体成形している。
【００２５】
板状に成形されたスイッチツマミ３は、図６に示すように、下部の片面を薄く成形して凹部３Ａとし、この凹部３Ａを、ケース１に固定されるガイド壁１５の摺動面２２としている。スイッチツマミ３が往復運動されるとき、ケース１のガイド壁１５を、摺動面２２に沿って摺動させて、スイッチツマミ３を定位置で往復運動させる。
【００２６】
さらに、スイッチツマミ３は、凹部３Ａの摺動面２２を囲むように、コ字状の節度ループ１８を下端に一体成形している。節度ループ１８は、板状のスイッチツマミ３の両端に連結されている。節度ループ１８は、スイッチツマミ３を往復運動させるときに、ケース１の内面に沿って移動できるように、ケース１の内面に沿う形状、いいかえると、ケース１面内に沿う形状に成形されている。さらに、コ字状の節度ループ１８は、内側に突出して、その中央部分に節度凸部２を設けている。
【００２７】
スイッチツマミ３は、摺動接点５を固定するために、下端をＬ字状に折曲する形状として、摺動接点５を固定する固定面３Ｂを設けている。摺動接点５は、この固定面３Ｂの上面に固定される。摺動接点５は、図８に示すように、上方に向かって傾斜する弾性片５Ａを両端部に有し、中間をスイッチツマミ３の固定面３Ｂに固定している。摺動接点５の弾性片５Ａは、弾性的に固定接点６に押圧されるように、弾性変形できる金属板である。
【００２８】
さらに、スイッチツマミ３は、固定面３Ｂの端縁に沿って上方に突出するように、プリント基板７のスリット１６に挿入されるガイド凸部１７を成形している。図５に示すスイッチツマミ３は、コ字状のガイド凸部１７を一体成形している。
【００２９】
ケース１は、スイッチツマミ３を決められた位置で往復運動させるために、ガイド壁１５を設け、このガイド壁１５の下端に、節度出しをするための節度凹凸１４を成形している。図に示すガイド壁１５は、下端の中央部に節度凹凸１４となるアーチ状の凸起を一体成形している。さらに、ケース１は、スイッチツマミ３の上端を外部に表出させるために開口窓２０を設けている。開口窓２０の両側には、図９に示すようにリブ２１を一体成形し、リブ２１でもって、往復運動するスイッチツマミ３が倒れるのを防止している。
【００３０】
この構造のスイッチは、図７の実線と鎖線で示す位置に往復運動される。スイッチツマミ３が、図の実線位置と鎖線位置に切り換えられるとき、節度ループ１８が弾性変形して、節度ループ１８の節度凸部２がガイド壁１５の凸起を越える。実線位置と鎖線位置にスイッチツマミ３が往復運動されるとき、ガイド壁１５はスイッチツマミ３の凹部３Ａである摺動面２２を摺動し、ガイド凸部１７はプリント基板７のスリット１６を摺動して、スイッチツマミ３を定位置で移動させる。さらに、スイッチツマミ３の上端は、ケース１の開口窓２０を摺動して、倒れないように移動される。
【００３１】
さらにまた、このスイッチは、図９に示すように、ケース１内に配設されるトランス２３のコイル２４とケース１の間にできる隙間にスイッチツマミ３の節度ループ１８を配設している。この図に示すトランス２３は、ＥＩコアー２５の中心に固定しているボビンにコイル２４を巻いている。この構造のトランス２３は、ケース１に固定すると、コイル２４とケース１内面との間に隙間ができる。本発明の電気かみそりは、この隙間を有効に利用して、特別にスペースを設けることなく、スイッチツマミ３の節度ループ１８を配設できる。
【００３２】
【発明の効果】
本発明の電気かみそりは、簡単な構造で、スイッチツマミの節度出しを確実にできる特長がある。それは、本発明の電気かみそりが、スイッチツマミに節度ループを設け、この節度ループを弾性的に変形させて、節度ループの内側に設けた節度凸部と、ケースの節度凹凸とで節度出しをしているからである。節度ループは、閉鎖されたループ状に成形されているので、節度凸部の両側をスイッチツマミに連結している。この構造の節度ループは、節度凸部の両側をスイッチツマミに連結する状態で弾性変形して、節度出しをする。このため、節度ループを細くして、スムーズに節度を出して、スイッチツマミを切り換えでき、しかも、細い節度ループは、両端をスイッチツマミに連結しているので、破損することなく、また、確実に節度出しできる特長を実現する。
【００３３】
さらに、本発明の請求項２に記載する電気かみそりは、スイッチツマミにガイド凸部を設け、このガイド凸部を、プリント基板のスリットに摺動させて、スイッチツマミを往復運動させる。この構造は、スイッチツマミを決められた定位置で往復運動できると共に、スイッチツマミとプリント基板との相対位置を正確に配設して、スイッチを確実に切り換えできる特長を実現する。
【００３４】
さらにまた、本発明の請求項３に記載する電気かみそりは、トランスを内蔵するときにできるスペースを有効に利用して、スイッチツマミの節度ループを配設する。このため、優れた節度出しのできるスイッチツマミを、特別に専有するスペースを設けることなく、ケース内に無理なく配設できる特長が実現される。
【００３５】
また、本発明の請求項４に記載する電気かみそりは、スイッチツマミの摺動面を凹部とし、この凹部にガイド壁を案内しているので、スイッチツマミを正確な位置に保持して往復運動できる特長を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の電気かみそりの節度機構を示す分解斜視図
【図２】従来の他の電気かみそりの節度機構を示す分解斜視図
【図３】本発明の実施例にかかる電気かみそりの正面図
【図４】図３に示す電気かみそりの背面図
【図５】図３に示す電気かみそりの分解斜視図
【図６】本発明の実施例にかかる電気かみそりのスイッチ部分を示す分解斜視図
【図７】図６に示す電気かみそりのスイッチツマミの平面図
【図８】図６に示す電気かみそりのスイッチツマミ摺動部分の断面図
【図９】図３に示す電気かみそりの横断面図
【符号の説明】
１…ケース
２…節度凸部
３…スイッチツマミ ３Ａ…凹部 ３Ｂ…固定面
４…節度フック
５…摺動接点 ５Ａ…弾性片
６…固定接点
７…プリント基板
８…節度孔
９…外刃
１０…モーター
１１…電源用のスイッチ
１２…二次電池
１３…電圧切換用のスイッチ
１４…節度凹凸
１５…ガイド壁
１６…スリット
１７…ガイド凸部
１８…節度ループ
１９…突起
２０…開口窓
２１…リブ
２２…摺動面
２３…トランス
２４…コイル
２５…ＥＩコアー

Claims (4)

1. ケース（１）内にプリント基板（７）を内蔵すると共に、スイッチツマミ（３）をケース（１）の外部に表出させて往復運動できるように装着してなる電気かみそりにおいて、下記の全ての構成を有することを特徴とする電気かみそり。
   （ａ） スイッチツマミ（３）は摺動接点（５）を有し、プリント基板（７）は摺動接点（５）に接触してスイッチを切り換える固定接点（６）を有する。
   （ｂ） スイッチツマミ（３）は、摺動接点（５）がプリント基板（７）の表面を弾性的に押圧して摺動するように、自在に装着されている。
   （ｃ） スイッチツマミ（３）は、一端に、弾性変形する節度ループ（１８）を有する。
   （ｄ） 節度ループ（１８）は、ケース（１）の内面に沿う形状に成形されると共に、内側に突出する節度凸部（２）を有する。
   （ｅ） ケース（１）は、節度ループ（１８）内に突出する節度凹凸（１４）を有し、この節度凹凸（１４）を節度ループ（１８）の節度凸部（２）が通過するときに、節度ループ（１８）を弾性変形させて、スイッチツマミ（３）の節度出しが行われるように構成されている。
   （ｆ） ケース（１）は、スイッチツマミ（３）を往復運動させる方向に案内するガイド壁（１５）を内面に有し、スイッチツマミ（３）は、ケース（１）に設けられたガイド壁（１５）に沿って摺動する摺動面（２２）を有する。
2. プリント基板（７）にスリット（１６）が設けられると共に、このスリット（１６）に沿って移動するガイド凸部（１７）をスイッチツマミ（３）に一体成形してなる請求項１に記載される電気かみそり。
3. ケース（１）内にトランス（２３）が配設されており、スイッチツマミ（３）の節度ループ（１８）が、トランス（２３）のコイル（２４）とケース（１）との間の空隙に配設されている請求項１に記載される電気かみそり。
4. スイッチツマミ（３）の摺動面（２２）が凹部（３Ａ）に成形されており、この凹部（３Ａ）の摺動面（２２）にガイド壁（１５）を案内している請求項１に記載される電気かみそり。

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