JP3609360B2 - 吐出口径可変液体容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は電気湯沸し器等の液体容器における液体の吐出口部分の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気湯沸し器等の液体容器においては、内容器に通じた液通路の出側端部に吐出口を設け、容器外装体の一部にその吐出口を取付け、手動又は電動のポンプにより加圧し、内容器の液体(湯)を吐出口から外部のカップ等の飲料食器に吐出させるようにしている。
【0003】
この場合、吐出口から吐出される液体の流量や流速の如何によっては、流れが拡散し飛沫となって食器外に飛び散ることがある。この飛び散りを防止するために、吐出口の先端部に筒状のストレーナーを設け、吐出口から出た流れを整流化することにより流線の乱れを防止することが知られている(例えば、特公平5−30455号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のストレーナーは、その口径が一定であったため、流量や流速の変化に応じて流線の径を調節することができず、流線の乱れを的確に防止できない場合があった。特に、吐出量調節機能をもった電気湯沸し器等においては、調節機能を作用させた場合、例えば、少量吐出時においては、ストレーナーの口径と流量のアンバランスが大きくなり、飛び散りが発生しやすい問題があった。
【0005】
そこで、この発明は吐出流の流量や流速の変化があっても飛び散りが発生しにくい液体容器を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明は、液体通路の吐出口を設けた容器外装体に、該吐出口から吐出される液体の流線を整流するストレーナーを設けてなる液体容器において、上記ストレーナーの口径を可変に形成し、その口径を調整するための口径調整手段を上記容器外装体に設けた構成を採用した。
【0007】
上記の構成によると、吐出される液体の流量や流速に応じて、口径調整手段を作動させストレーナーの口径を変化させることにより、飛び散りを防止することができる。
【0008】
また、上記のストレーナーを相互に対向した半割り形の固定ストレーナーと可動ストレーナーとにより形成し、該可動ストレーナーを上記の口径調整手段により固定ストレーナーに対し接近又は離反させて該ストレーナーの口径を適宜変更できるようにした構成を採用することができる。
【0009】
さらに、上記の液体通路の途中に流量調整手段を設け、その流量調整手段と上記口径調整手段を共用することにより、ストレーナーの口径調整と液体通路の流量調整とを連動して行なう構成を採用することもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1及び図2は第1実施形態に係る電気湯沸し器の吐出部を示している。即ち、内容器に通じた液体通路1を容器外装体のくちばし部2まで立ち上げ、そのくちばし部2の内部に設けた流量調整手段としての流量調整装置3の入り側の弁孔4の下端に、液体通路1の上端部を接続している。流量調整装置3は、弁孔4に上下動自在に挿入された弁体5を有し、その弁体5を液体通路1側からばね6により付勢して、常時は弁孔4を閉塞するようにしている。
【0011】
流量調整装置3の内部に、上記弁体5を作動させる弁棒7を収納し、その弁棒7の下端を弁体5に当てるとともに、上端部をパッキン8に貫通保持させる。該パッキン8は流量調整装置3の上端開口部9に装着される。パッキン8から露出した弁棒7の上端に作動腕11の後端部が当てられる。
【0012】
くちばし部2の上面に口径調整手段としての調整ボタン12が上下方向に揺動自在に取り付けられ、その調整ボタン12の下面に突設された調整脚13が前記の作動腕11上に当てられる。このため、使用者が調整ボタン12を押し込むと、作動腕11、弁棒7を経て弁体5が下降し、調整ボタン12の押し込み量に応じて弁孔4が開放される。
【0013】
流量調整装置3の出側通路14の先端部が下向きに屈曲され、吐出口15が形成される。
【0014】
上記の吐出口15と、くちばし部下板16との間にストレーナー17が設けられる。ストレーナー17は、上端が大径のテーパー状に形成され、その上端内部に所要のすき間をおいて吐出口15が挿入される。また、ストレーナー17の下端がくちばし部下板16の開口18に臨む。
【0015】
ストレーナー17は、前面が開放された半割り形の固定ストレーナー17aと、これに向き合って後面が開放された半割り形の可動ストレーナー17bの組み合せからなり、図2に示すように、可動ストレーナー17bの両側縁に設けられたオーバラップ縁19、19が、固定ストレーナー17aの両側縁の外側にオーバラップする。また、可動ストレーナー17bの上端にカム片21が突設される。カム片21はL形をなし、上端部内面に傾斜したカム面22が形成され、下部両側に水平方向のガイドリブ23、23が形成される。
【0016】
上記のくちばし部下板16と一体のくちばし部中板20に、前記の可動ストレーナー17bに対向した切欠き24が設けられ、その切欠き24の両側縁に平行なガイドレール25、25が設けられる。そのガイドレール25、25に前記のカム片21のガイドリブ23、23がスライド自在に嵌合される。また、カム片21とくちばし部2の内面との間に介在されたばね26により、そのカム片21とともに可動ストレーナー17bが内方に付勢される。
【0017】
前記の作動腕11は、その中間部27がばね28により支持され、その中間部27から前方に延び出した部分の先端部が下向きに屈曲され、その屈曲された下端が前記のカム面22に接触される。
【0018】
なお、前記の調整ボタン12は、吐出ボタンを兼用することが普通であり、その下方にスタートスイッチ29が設けられる。
【0019】
第1実施形態の電気湯沸し器は以上のようなものであり、湯を吐出させるべく調整ボタン12を押し込むと、スタートスイッチ29がオンとなってポンプが駆動され、液体通路1に湯が押し上げられる。また、調整ボタン12の押し込み量に応じて、作動腕11の内端部及び弁棒7を介して弁体5を押し込み、弁孔4を開口させる。また、これと同時に、作動腕11の外端部、カム片21を介して可動ストレーナー17bを後退させ、ストレーナー17の下端を開放させる。これにより、ストレーナー17の口径が吐出流量に応じたサイズに設定されるため、カップ等の食器への注湯時における湯の飛び散りを防止することができる。
【0020】
図3に示した第2実施形態は、可動ストレーナー17bの可動構造において、前述のものと相違している。即ち、この場合の可動ストレーナー17bは、ヒンジ31により前後方向に揺動可能に取り付けられ、そのヒンジ31より上方に設けたカム片21’の外面に設けた傾斜カム面22’に作動腕11の外端部を接触させたものである。作動腕11の上下動により可動ストレーナー17bが前後に揺動することによりストレーナー17の口径が調整される。その他の構成及び作用は、前述の第1実施形態の場合と同様である。
【0021】
上述の第1及び第2実施形態は、液体通路1に流量調整装置3が設けられ、その流量調整とストレーナー17の口径調整手段を連動させる形式のものであったが、図4に示した第3実施形態は、流量調整装置は無く、通常の安全弁装置32を有するだけである。従って、ストレーナ−17の口径調整は、調整ボタン12により単独で行なわれる構造となっている。図示の場合、その口径調整手段は第2実施形態の場合と同様に、可動ストレーナー17bをヒンジ31で支持したものを示しているが、第1実施形態の場合と同様に、スライド構造を採用してもよい。
【0022】
上記のように、ストレーナー17の口径調整を単独で行なう形式のものは、吐出流量や吐出速度に合わせて使用者が最適な大きさの口径に調整することにより、飛び散りを有効に防止することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、この発明は、ストレーナーの口径を変更可能に構成したことにより、流量調整と連動して、又は連動することなく単独で、流量や流速に応じてその口径を設定することができるので、吐出流の流線を整え、食器等に注ぐ場合の液体の飛び散りを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)第1実施形態の一部断面図
(b)同上の作動時の一部断面図
【図2】(a)同上の一部分解斜視図
(b)(a)図の一部平面図
【図3】第2実施形態の一部断面図
【図4】第3実施形態の一部断面図
【符号の説明】
1 液体通路
2 くちばし部
3 流量調整装置
4 弁孔
5 弁体
6 ばね
7 弁棒
8 パッキン
9 上端開口部
11 作動腕
12 調整ボタン
13 調整脚
14 出側通路
15 吐出口
16 くちばし部下板
17 ストレーナー
17a 固定ストレーナー
17b 可動ストレーナー
18 開口
19 オーバラップ縁
20 くちばし部中板
21、21’ カム片
22、22’ カム面
23 ガイドリブ
24 切欠き
25 ガイドレール
26 ばね
27 中間部
28 ばね
29 スタートスイッチ
31 ヒンジ

Claims (3)

  1. 液体通路の吐出口を設けた容器外装体に、該吐出口から吐出される液体の流線を整流するストレーナーを設けてなる液体容器において、上記ストレーナーの口径を可変に形成し、その口径を調整するための口径調整手段を上記容器外装体に設けたことを特徴とする吐出口径可変液体容器。
  2. 上記のストレーナーを相互に対向した半割り形の固定ストレーナーと可動ストレーナーとにより形成し、該可動ストレーナーを上記の口径調整手段により固定ストレーナーに対し接近又は離反させて該ストレーナーの口径を適宜変更できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の吐出口径可変液体容器。
  3. 上記の液体通路の途中に流量調整手段を設け、その流量調整手段と上記口径調整手段を共用することにより、上記ストレーナーの口径調整と液体通路の流量調整とを連動して行なうことを特徴とする請求項2に記載の吐出口径可変液体容器。
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