JP3608578B2 - 電話機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、コーラID機能を有する電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
電話システムにおいて、コーラID機能と呼ばれているものがある。このコーラID機能は、主としてアメリカにおいて実用化されているが、そのコーラID信号は、発呼者の電話番号を示すデータ信号である。そして、着呼時、そのコーラID信号がFSK信号に変換された状態で、リンガ信号と一緒に、着呼側の電話機に送られる(リンガ信号期間以外に送られてくる場合もある)。
【0003】
したがって、このコーラID信号を使用すれば、着呼があったとき、例えば、その相手の電話番号を知ることができる。
【0004】
そこで、コーラID機能を有する電話機は、例えば図2に示すように、構成されている。
【0005】
すなわち、図2において、LNは電話回線(外線)、11は送話器および受話器を有するハンドセット、12は電話機本体に内蔵されたマイクロフォン、13は同様のスピーカ、14は音声信号ラインの切り換え回路である。また、17は、4線/2線変換などを行うハイブリッド回路、18は、回線LNに対する閉結・開放を行うフックスイッチ用のスイッチであり、これは、例えばリレー(図示せず)の接点により構成される。
【0006】
そして、通話時には、自分の音声信号が、ハンドセット11の送話器あるいはマイクロフォン12→切り換え回路14→アンプ15→ハイブリッド回路17→スイッチ18の音声信号ラインを通じて回線LNへと送り出される。また、相手の音声信号が、回線LN→スイッチ18→ハイブリッド回路17→アンプ16→切り換え回路17の音声信号ラインを通じてハンドセット11の受話器あるいはスピーカ13に供給される。
【0007】
さらに、21はシステムコントロール用のマイクロコンピュータ、22はダイヤルキー、23は各種の操作スイッチ、24は着呼時のリンガ信号の検出回路、25はリンガ、26は各種の情報を表示するLCDである。そして、ダイヤルキー22およびスイッチ23の出力および検出回路24の出力がマイクロコンピュータ21に供給されるとともに、マイクロコンピュータ21からリンガ25およびLCD26に出力信号が供給される。さらに、図示はしないが、マイクロコンピュータ21により切り換え回路14およびスイッチ18が制御される。
【0008】
また、27は音声信号処理用のDSP、28はコーデック回路で、DSP27はコーデック回路28を通じて音声信号ラインに接続されている。この場合、DSP27は、音声信号の高能率の符号化や全二重スピーカホンなどを実現するために使用されるものであり、マイクロコンピュータ21とDSP27との間で、必要に応じてコマンドやデータがアクセスされる。
【0009】
さらに、29はFSK信号からコーラID信号をデコードあるいは復調するデコーダ回路である。すなわち、着呼時、コーラID信号により変調されたFSK信号が、リンガ信号と一緒に回線LNを通じて送られてくると、デコーダ回路29により、送られてきたFSK信号からコーラID信号がデコードされ、このコーラID信号がマイクロコンピュータ21に供給される。
【0010】
したがって、着呼時、相手の電話番号が、LCD26に表示することができる。あるいは、電話番号と相手の名前との対応表を用意しておくことにより、相手の名前をLCD26に表示することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、実際には、コーラID信号をデコードするデコーダ回路29は1チップIC化されているが、そのような専用ICを使用すると、コストアップとなってしまう。
【0012】
また、コーラID信号は、アメリカ国内においては、電話会社によってフォーマットに多少の違いがあり、マイクロコンピュータ21のプログラムにより、その違いを吸収する必要がある。
【0013】
さらに、現状では、デコード用IC(デコーダ回路)29が、FSK信号とノイズ信号との区別を十分にできず、デコードされたコーラID信号と一緒にノイズ信号もマイクロコンピュータ21に供給されるので、マイクロコンピュータ21において、コーラID信号をノイズ信号から分離する作業も必要となる。このため、ノイズの多い環境では、マイクロコンピュータ21のパフォーマンスが大きく低下してしまい、他の処理ができなくなってしまう。
【0014】
この発明は、以上のような問題点を解決しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
このため、この発明においては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させると、
音声信号処理用のDSP27と、
スイッチ回路31とを設け、
コーラID信号により変調されたFSK信号が送られてきた期間には、このFSK信号をスイッチ回路31を通じてDSP27に供給してコーラID信号をデコードし、
このデコードしたコーラID信号をシステムコントロール回路21に供給し、
通話時には、通話により得られる音声信号を、スイッチ回路31を通じてDSP27に供給し、
このDSP27において、これに供給された音声信号に対して所定の処理を行うようにしたものである。
【0016】
【作用】
FSK信号が送られてくると、DSP27において、FSK信号からコーラID信号がデコードされ、このデコードされたコーラID信号がマイクロコンピュータ21に供給される。
【0017】
【実施例】
図1において、スイッチ回路31が設けられ、スイッチ18を通過する前の(スイッチ18よりも回線LN側に得られる)信号が、アンプ32を通じてスイッチ回路31の一方の入力接点Aに供給されるとともに、アンプ16の出力信号がスイッチ回路31の他方の入力接点Bに供給される。そして、スイッチ回路31の出力信号が、コーデック回路28に供給される。また、マイクロコンピュータ21からスイッチ回路31にその制御信号が供給される。
【0018】
そして、着呼があると、回線LNを通じてリンガ信号が送られてくるが、このリンガ信号が検出回路24により検出されて着呼のあったことが、マイクロコンピュータ21に通知される。すると、マイクロコンピュータ21によりリンガ25がドライブされ、ユーザに着呼が通知される。
【0019】
また、このとき、マイクロコンピュータ21により、スイッチ回路31が接点Aに接続され、リンガ信号と一緒に送られてきているFSK信号(コーラID信号)が、回線LN→アンプ32→スイッチ回路31→コーデック回路28の信号ラインを通じてDSP27に供給される。すると、DSP27において、これに供給されたFSK信号が解析されてもとのコーラID信号にデコード(復調)される。
【0020】
なお、この場合、電話会社によるコーラID信号のフォーマットの違いも、DSP27において吸収され、フォーマットの違いにかかわらず一定のフォーマットのコーラID信号とされる。また、コーラID信号に含まれるノイズ信号も、DSP27において除去される。そして、このように処理されたコーラID信号がマイクロコンピュータ21に供給される。
【0021】
したがって、LCD26には、そのコーラID信号ににより、電話をかけてきた相手の電話番号が表示される。
【0022】
そして、ユーザがハンドセット11を電話機本体から取り上げると、これによりスイッチ23のうちのスイッチ23Hが例えばオンからオフになるとともに、これがマイクロコンピュータ21により検出される。この結果、マイクロコンピュータ21により、スイッチ18がオンとされ、電話機はオフフック状態とされるとともに、スイッチ回路31が接点Bに接続され、アンプ16からの信号が、スイッチ回路31およびコーデック回路28を通じてDSP27に供給される。
【0023】
したがって、上述のように、ハンドセット11、あるいはマイクロフォン12およびスピーカ13を使用して相手との通話を行うことができる。また、この場合、相手からの音声信号および自分の音声信号がDSP27により処理され、音声信号の高能率の符号化や全二重スピーカホンなどが実現される。
【0024】
【発明の効果】
この発明によれば、着呼時、DSP27を使用してFSK信号からコーラID信号をデコードするようにしているので、デコード用の専用IC29が不要となる。そして、この場合、DSP27は、もともと通話時の音声信号の処理用であり、着呼によりリンガ25が鳴っている期間は、音声信号の処理は行っていないので、DSP27をコーラID信号のデコードに兼用しても問題はなく、したがって、コストダウンができる。
【0025】
また、コーラID信号のフォーマットに違いがあっても、これはDSP27において吸収され、一定のフォーマットに規格化されたコーラID信号がマイクロコンピュータ21に供給されるので、マイクロコンピュータ21の負荷が軽くなる。
【0026】
さらに、FSK信号にノイズ信号が含まれていても、DSP27において、コーラID信号をノイズ信号から分離することができるので、この点からもマイクロコンピュータ21の負荷が軽くなり、マイクロコンピュータ21のパフォーマンスの低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】従来例を示す系統図である。
【符号の説明】
11 ハンドセット
12 マイクロフォン
13 スピーカ
14 切り換え回路
17 ハイブリッド回路
18 スイッチ(フックスイッチ用)
21 マイクロコンピュータ
24 検出回路(リンガ信号用)
25 リンガ
26 LCD
27 DSP(音声信号処理用)
28 コーデック回路
Claims (3)
- 受話器および送話器がハイブリッド回路に接続されるとともに、このハイブリッド回路が、電話回線に対する閉結・開放を行うフックスイッチ用のスイッチを通じて上記電話回線に接続される電話機において、
上記フックスイッチ用のスイッチのオンオフを制御するシステムコントロール回路と、
このシステムコントロール回路により処理内容が切り換え制御される音声信号処理用のDSPと、
上記システムコントロール回路により切り換え制御されるスイッチ回路と
を有し、
上記スイッチ回路の一方の入力接点は、上記フックスイッチ用のスイッチの上記電話回線側の接点に接続され、
上記スイッチ回路の他方の入力接点は、上記ハイブリッド回路と上記受話器との間の信号ラインに接続され、
上記スイッチ回路の出力接点は上記DSPに接続され、
上記システムコントロール回路が上記フックスイッチ用のスイッチをオフとして上記電話回線を開放している期間には、上記システムコントロール回路が上記スイッチ回路の上記出力接点を上記一方の入力接点に接続することにより、上記電話回線を通じて送られてくるコーラID信号により変調されたFSK信号を、上記スイッチ回路を通じて上記DSPに供給して上記コーラID信号をデコードし、
このデコードしたコーラID信号を上記システムコントロール回路に供給し、
上記システムコントロール回路が上記フックスイッチ用のスイッチをオンとして上記電話回線を閉結している期間には、上記システムコントロール回路が上記スイッチ回路の上記出力接点を上記他方の入力接点に接続することにより、上記ハイブリッド回路から上記受話器に供給される音声信号の一部を、上記スイッチ回路を通じて上記DSPに供給し、
このDSPにおいて、これに供給された上記音声信号に対して音声処理を行う
ようにした電話機。 - 請求項1に記載の電話機において、
上記DSPにおいて、電話会社による上記コーラID信号のフォーマットの違いを吸収して一定化し、
この一定化したコーラID信号を上記システムコントロール回路に供給する
ようにした電話機。 - 請求項1あるいは請求項2に記載の電話機において、
上記DSPにおいて、上記コーラID信号をノイズ信号から分離し、
このノイズ信号から分離したコーラID信号を上記システムコントロール回路に供給する
ようにした電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25938894A JP3608578B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 電話機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25938894A JP3608578B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 電話機 |
Publications (2)
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JPH08102784A JPH08102784A (ja) | 1996-04-16 |
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Family
ID=17333456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP25938894A Expired - Fee Related JP3608578B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 電話機 |
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JP (1) | JP3608578B2 (ja) |
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1994
- 1994-09-29 JP JP25938894A patent/JP3608578B2/ja not_active Expired - Fee Related
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