JP3608362B2 - 投写型表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、照射された光を、入力された画像信号に基づいて変調する光変調手段として、液晶ライトバルブを用いた投写型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー画像を投写スクリーンに投写する投写型表示装置として、液晶ライトバルブを光変調手段として用いた投写型表示装置が提案されている。図7は、従来の投写型表示装置の要部を示す概念図である。この投写型表示装置は、3つの液晶ライトバルブ42,44,46と、クロスダイクロイックプリズム48と、投写レンズ系50とを備えている。クロスダイクロイックプリズム48は、3つの液晶ライトバルブ42,44,46で変調された赤、緑、青の3色の光を合成して、投写レンズ系50の方向に射出する。投写レンズ系50は、合成された光を投写スクリーン52上に結像させる。
【0003】
液晶ライトバルブ42,44,46は、偏光軸(透過軸)が直交するように設定された2枚の偏光素子に、液晶装置(液晶素子アレイ)が挟まれて構成されている。3つの液晶ライトバルブ42,44,46からは、それぞれの液晶装置および2枚の偏光素子によって、所定の偏光方向を有する直線偏光光(図7ではs偏光光)の変調光が射出される。例えば、全画面白色の画像信号が与えられた場合には、液晶ライトバルブに入射された光が透過するように動作し、全画面黒色の画像信号が与えられた場合には、入射された光を遮断するように動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、実際には、前画面黒色の画像信号が3つの液晶ライトバルブ42,44,46に与えられた場合にも、透過する光が存在し、しかも、3つの色光ごとにその透過量が異なっている。この結果、全画面黒色の画像が投写スクリーン52に投写されるはずであるにも関わらず、異なった色の画像、例えば、少し青みがかった画像が投写されることになる。
【0005】
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、投写型表示装置における投写画像の色バランスを向上させる技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第1の投写型表示装置は、
照明光を射出する照明手段と、
前記照明手段から射出された照明光を第1、第2、第3の3つの色光に分離する色光分離手段と、
前記第1、第2、第3の色光をそれぞれ変調する第1、第2、第3の液晶ライトバルブと、
前記第1、第2、第3の液晶ライトバルブから射出される光を合成する色光合成手段と、
前記色光合成手段から射出される合成光を投写する投写光学系とを備えた投写型表示装置であって、
前記第1の液晶ライトバルブは、第1の液晶装置と、前記第1の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第1の射出側偏光素子とを備え、
前記第2の液晶ライトバルブは、第2の液晶装置と、前記第2の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第2の射出側偏光素子とを備え、
前記第3の液晶ライトバルブは、第3の液晶装置と、前記第3の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第3の射出側偏光素子とを備え、
前記第1、第2、第3の射出側偏光素子の偏光度は、前記第1、第2、第3の色光の中で前記第1の色光の波長が最も短く、前記第3の色光の波長が最も長いとすると、前記第1の射出側偏光素子の偏光度を基準として前記第1、第2、第3の順に低くなるように設定されていることを特徴とする。
【0007】
また、第2の投写型表示装置は、
照明光を射出する照明手段と、
前記照明手段から射出された照明光を第1、第2、第3の3つの色光に分離する色光分離手段と、
前記第1、第2、第3の色光をそれぞれ変調する第1、第2、第3の液晶ライトバルブと、
前記第1、第2、第3の液晶ライトバルブから射出される光を合成する色光合成手段と、
前記色光合成手段から射出される合成光を投写する投写光学系とを備えた投写型表示装置であって、
前記第1の液晶ライトバルブは、第1の液晶装置と、前記第1の液晶装置の光入射面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第1の入射側偏光素子とを備え、
前記第2の液晶ライトバルブは、第2の液晶装置と、前記第2の液晶装置の光入射面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第2の入射側偏光素子とを備え、
前記第3の液晶ライトバルブは、第3の液晶装置と、前記第3の液晶装置の光入射面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第3の入射側偏光素子とを備え、
前記第1、第2、第3の入射側偏光素子の偏光度は、前記第1、第2、第3の色光の中で前記第1の色光の波長が最も短く、前記第3の色光の波長が最も長いとすると、前記第1の入射側偏光素子の偏光度を基準として前記第1、第2、第3の順に低くなるように設定されていることを特徴とする。
【0008】
第1、第2、第3の射出側偏光素子または入射側偏光素子の偏光度がほぼ等し設定され、第1、第2、第3の液晶ライトバルブから射出される漏れ光(本来ライトバルブから射出されるべきでない光)に差が発生する場合には、所定の画像信号に対応した画像の色(例えば、黒色)のバランスが劣化する。
【0011】
一般に、液晶装置を用いた液晶ライトバルブは、光の波長が短いほど射出される漏れ光の光量が増加する。従って、第1、第2、第3の色光に対応した第1、第2、第3の液晶ライトバルブが同じもので構成されているとすると、第1、第2、第3の液晶ライトバルブから射出される漏れ光の光量に差が発生し、所定の画像信号に対応した画像の色のバランスが劣化する。しかし、上記第1、第2の投写型表示装置においては、第1、第2、第3の色光の波長に応じて第1、第2、第3の射出側偏光素子または入射側偏光素子の偏光度がそれぞれ設定されているので、第1、第2、第3の液晶ライトバルブから射出される漏れ光の光量がほぼ等しくなるようにすることができる。これにより、所定の画像信号に対応した画像の色のバランスの劣化を低減することができる。また、一般的に、偏光度を従来よりも高くした偏光素子を製作するよりも低くした偏光素子を製作することの方が簡単であり、容易に第1、第2、第3の漏れ光の光量をほぼ等しくなるようにすることができるので、所定の画像信号に対応した画像の色のバランスの劣化を容易に低減することができる。
【0012】
また、第3の投写型表示装置は
照明光を射出する照明手段と、
前記照明手段から射出された照明光を第1、第2、第3の3つの色光に分離する色光分離手段と、
前記第1、第2、第3の色光をそれぞれ変調する第1、第2、第3の液晶ライトバルブと、
前記第1、第2、第3の液晶ライトバルブから射出される光を合成する色光合成手段と、
前記色光合成手段から射出される合成光を投写する投写光学系とを備えた投写型表示装置であって、
前記第1の液晶ライトバルブは、第1の液晶装置と、前記第1の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第1の射出側偏光素子とを備え、
前記第2の液晶ライトバルブは、第2の液晶装置と、前記第2の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第2の射出側偏光素子とを備え、
前記第3の液晶ライトバルブは、第3の液晶装置と、前記第3の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第3の射出側偏光素子とを備え、
前記第1、第2、第3の射出側偏光素子の偏光度は、前記第1、第2、第3の色光の中で前記第1の色光の波長が最も短く、前記第3の色光の波長が最も長いとすると、前記第2の射出側偏光素子の偏光度を基準として前記第2、第1、第3の順に低くなるように設定されていることを特徴とする。
【0013】
また、第4の投写型表示装置は
照明光を射出する照明手段と、
前記照明手段から射出された照明光を第1、第2、第3の3つの色光に分離する色光分離手段と、
前記第1、第2、第3の色光をそれぞれ変調する第1、第2、第3の液晶ライトバルブと、
前記第1、第2、第3の液晶ライトバルブから射出される光を合成する色光合成手段と、
前記色光合成手段から射出される合成光を投写する投写光学系とを備えた投写型表示装置であって、
前記第1の液晶ライトバルブは、第1の液晶装置と、前記第1の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第1の射出側偏光素子とを備え、
前記第2の液晶ライトバルブは、第2の液晶装置と、前記第2の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第2の射出側偏光素子とを備え、
前記第3の液晶ライトバルブは、第3の液晶装置と、前記第3の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第3の射出側偏光素子とを備え、
前記第1、第2、第3の入射側偏光素子の偏光度は、前記第1、第2、第3の色光の中で前記第1の色光の波長が最も短く、前記第3の色光の波長が最も長いとすると、前記第2の入射側偏光素子の偏光度を基準として前記第2、第1、第3の順に低くなるように設定されていることを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、第2の液晶ライトバルブから射出される漏れ光の光量を少なくすることができるので、第1、第2、第3の色光のうち第2の色光の比視感度がより高い場合に、色のバランスの劣化を容易に低減するとともに、コントラストの高い画像を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。なお、以下の説明では、特に説明のない限り、光の進行方向をz方向、光の進行方向(z方向)からみて3時の方向をx方向、12時の方向をy方向とする。
【0016】
図1は、この発明の投写型表示装置の要部を示す概略平面図である。この投写型表示装置は、照明光学系100と、ダイクロイックミラー210,212と、反射ミラー160,218,222,224と、入射側レンズ230と、リレーレンズ232と、3枚のフィールドレンズ240,242,244と、3枚の液晶ライトバルブ250,252,254と、クロスダイクロイックプリズム260と、投写レンズ系270とを備えている。
【0017】
照明光学系100は、略平行な光束を出射する光源110と、第1のレンズアレイ120と、第2のレンズアレイ130と、入射光を所定の直線偏光光に変換する偏光変換素子140と、重畳レンズ150と、反射ミラー160とを備えている。照明光学系100は、照明領域である3枚の液晶ライトバルブ250,252,254をほぼ均一に照明するためのインテグレータ光学系である。この照明光学系100は、本発明の照明手段に相当する。
【0018】
光源110は、放射状の光線を出射する放射光源としての光源ランプ112と、光源ランプ112から出射された放射光をほぼ平行な光線束として出射する凹面鏡114とを有している。光源ランプとしては、ハロゲンランプやメタルハライドランプが用いられることが多い。凹面鏡114としては、放物面鏡を用いることが好ましい。
【0019】
第1のレンズアレイ120は、光源110からの射出光を複数の部分光束に分割するとともに、各部分光束をそれぞれ第2のレンズアレイ130の近傍で集光させる機能を有している。また、第2のレンズアレイ130は、第1のレンズアレイ120から射出された各部分光束を照明領域である3枚の液晶ライトバルブ250,252,254に照射する機能を有している。また、偏光変換素子140は、入射された光束(非偏光、すなわちランダムな偏光方向を有する光束)を所定の直線偏光光に変換する機能を有している。さらに、重畳レンズ150は、偏光変換素子140から射出された複数の部分光束を、照明領域である液晶ライトバルブ250,252,254上で重畳させる機能を有する。また、フィールドレンズ240,242,244は、照明領域に照射される各部分光束をそれぞれの中心軸に平行な光束に変換する機能を有する。
【0020】
図2は、第1のレンズアレイ120の外観を示す斜視図である。第1のレンズアレイ120は略矩形状の輪郭を有する小レンズ122がM行N列のマトリクス状に配列された構成を有している。この例では、M=10,N=8である。第2のレンズアレイ130も、第1のレンズアレイ120の小レンズ122に対応するように、小レンズがM行N列のマトリクス状に配列された構成を有している。各小レンズ122は、光源110(図1)から入射された平行な光束を複数の(すなわちM×N個の)部分光束に分割し、各部分光束を第2のレンズアレイ130の近傍で結像させる。各小レンズ122をz方向から見た外形形状は、液晶ライトバルブ250,252,254の形状とほぼ相似形をなすように設定されている。例えば、液晶ライトバルブの照明領域(画像が表示される領域)のアスペクト比(横と縦の寸法の比率)が4:3であるならば、各小レンズ122のアスペクト比も4:3に設定する。
【0021】
図3は、偏光変換素子140(図1)の構成およびその機能を示す説明図である。この偏光変換素子140は、偏光ビームスプリッタアレイ141と、選択位相差板142とを備えている。偏光ビームスプリッタアレイ141は、それぞれ断面が平行四辺形の柱状の複数の透光性板材143が、交互に貼り合わされた形状を有している。透光性板材143の界面には、偏光分離膜144と反射膜145とが交互に形成されている。なお、この偏光ビームスプリッタアレイ141は、偏光分離膜144と反射膜145が交互に配置されるように、これらの膜が形成された複数枚の板ガラスを貼り合わせて、所定の角度で斜めに切断することによって作製される。
【0022】
第1と第2のレンズアレイ120,130を通過した光は、偏光分離膜144でs偏光光とp偏光光とに分離される。p偏光光は、偏光分離膜144をそのまま透過する。一方、s偏光光は、偏光分離膜144で反射され、さらに反射膜145で反射されて、偏光分離膜144をそのまま通過したp偏光光とほぼ平行な状態で射出される。選択位相差板142の偏光分離膜144を通過する光の射出面部分にはλ/2位相差層146が形成されており、反射膜145で反射された光の射出面部分にはλ/2位相差層が形成されていない。従って、偏光分離膜144を透過したp偏光光は、λ/2位相差層146によってs偏光光に変換されて射出する。この結果、偏光変換素子140に入射したランダムな偏光方向を有する光束は、ほとんどがs偏光光に変換されて射出する。もちろん反射膜145で反射される光の射出面部分だけに選択位相差板142のλ/2位相差層146を形成することにより、p偏光光に変換して射出することもできる。
【0023】
図3(A)から解るように、偏光変換素子140から射出する2つのs偏光光の中心(2つのs偏光光の中央)は、入射するランダムな光束(s偏光光+p偏光光)の中心よりもx方向にずれている。このずれ量は、λ/2位相差層146の幅Wp(すなわち偏光分離膜144のx方向の幅)に等しい。このため、図1に示すように、光源110の光軸(2点鎖線で示す)は、偏光変換素子140以降のシステム光軸(一点鎖線で示す)から、Wp/2に等しい距離Dだけずれた位置に設定されている。
【0024】
図1に示す投写型表示装置において、光源110から射出された略平行な光束は、インテグレータ光学系を構成する第1と第2のレンズアレイ120,130によって、複数の部分光束に分割される。第1のレンズアレイ120の各小レンズから射出された部分光束は、偏光変換素子140の偏光分離膜144の近傍で光源110の光源像(2次光源像)が形成されるように集光される。また、既に説明したように、偏光変換素子140に入射した部分光束は、偏光分離膜144および反射膜145によって、2つの偏光光に分離される。したがって、偏光変換素子140の偏光分離膜144上に2次光源像がほぼ形成されるとともに、実効的には反射膜145上にも2次光源像が形成されているとみなすことができる。つまり、偏光変換素子140内には、第1と第2のレンズアレイ120,130を通過した部分光束の2倍の数の2次光源像が、偏光分離膜144上および反射膜145上の対応する各位置に形成される。
【0025】
偏光変換素子140内に形成された2次光源像から射出された部分光束は、重畳レンズ150によって照明領域である液晶ライトバルブ250,252,254の表示領域上で重畳される。また、反射ミラー160は、重畳レンズ150から射出された光束をダイクロイックミラー210の方向に反射する機能を有するが、装置の構成によっては、必ずしも必要とされるものではない。上記の結果、各液晶ライトバルブ250,252,254は、ほぼ均一に照明される。
【0026】
2枚のダイクロイックミラー210,212は、重畳レンズ150で集光された白色光を、赤、緑、青の3色の色光に分離する色光分離手段としての機能を有する。第1のダイクロイックミラー210は、照明光学系100から射出された白色光束の赤色光成分を透過させるとともに、青色光成分と緑色光成分とを反射する。第1のダイクロイックミラー210を透過した赤色光は、反射ミラー218で反射され、フィールドレンズ240を通って赤光用の液晶ライトバルブ250に達する。このフィールドレンズ240は、第2のレンズアレイ130から射出された各部分光束をその中心軸に対して平行な光束に変換する。他の液晶ライトバルブの前に設けられたフィールドレンズ242,244も同様である。第1のダイクロイックミラー210で反射された青色光と緑色光のうちで、緑色光は第2のダイクロイックミラー212によって反射され、フィールドレンズ242を通って緑光用の液晶ライトバルブ252に達する。一方、青色光は、第2のダイクロイックミラー212を透過し、入射側レンズ230、リレーレンズ232および反射ミラー222,224を備えたリレーレンズ系を通り、さらに射出側レンズ(フィールドレンズ)244を通って青色光用の液晶ライトバルブ254に達する。なお、青色光にリレーレンズ系が用いられているのは、青色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ230に入射した部分光束をそのまま、射出側レンズ244に伝えるためである。
【0027】
3枚の液晶ライトバルブ250,252,254は、与えられた画像情報(画像信号)に従って、3色の色光をそれぞれ変調して画像を形成する光変調手段としての機能を有する。クロスダイクロイックプリズム260は、3色の色光を合成してカラー画像を形成する色光合成手段としての機能を有する。なお、クロスダイクロイックプリズム260には、赤光を反射する誘電体多層膜と、青光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に略X字状に形成されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されて、カラー画像を投写するための合成光が形成される。クロスダイクロイックプリズム260で生成された合成光は、投写レンズ系270の方向に射出される。投写レンズ系270は、この合成光を投写スクリーン300上に投写して、カラー画像を表示する投写手段としての機能を有する。
【0028】
図1に示した投写型表示装置は、3枚の液晶ライトバルブ250,252,254に特徴を有している。
【0029】
図4は、液晶ライトバルブの機能を説明するための概念図である。図4は、液晶ライトバルブ250の1画素に対応する部分を分解して示している。液晶ライトバルブ250は、液晶装置250bと、液晶装置250bの入射面側に設けられた入射側偏光素子250aと、液晶装置250bの射出面側に設けられた射出側偏光素子250cとを備えている。偏光素子250aおよび250bに示された複数の平行線の向きは偏光軸(透過軸、すなわち、偏光素子を透過する直線偏光光の偏光方向)を示している。入射側偏光素子250aと射出側偏光素子250cとは偏光軸(透過軸)が互いに垂直な方向に設定されている。図4は、入射側偏光素子250aの偏光軸がs偏光の方向に設定され、射出側偏光素子250cの偏光軸がp偏光の方向に設定されている。なお、本実施例では、液晶装置として、偏光素子を含まない液晶素子アレイを例に説明している。偏光素子を含む通常の液晶パネルであってもよい。
【0030】
非偏光光(s偏光+p偏光)が入射側偏光素子250aに入射すると、偏光軸に垂直な偏光方向(p偏光の方向)の偏光光が反射または吸収されて、偏光軸に平行な偏光方向の偏光光、すなわちs偏光光が射出される。入射側偏光素子250aから射出されたs偏光光は、液晶装置に与えられる電圧によって図4(a),4(b)に示すように変換される。すなわち、液晶装置250bに電圧が与えられない場合には、図4(a)に示すように、液晶の旋光性によってs偏光光に垂直なp偏光光に変換される。射出側偏光素子250cは、偏光軸がp偏光の方向に設定されているので、偏光素子250cからは、液晶装置250bから射出された光が射出される。一方、液晶装置250bに電圧が与えられた場合には、図4(b)に示すように、液晶装置250bからは入射光と同じs偏光光が射出される。しかし、射出側偏光素子250cは、偏光軸がp偏光の方向に設定されているので、液晶装置250bから射出されたs偏光光は、偏光素子250cで反射または吸収されて遮断される。液晶ライトバルブ250は、画像信号に応じて変化する電圧を液晶装置250bに与えて射出される光の偏光成分を制御して、画像信号に応じた輝度変化を発生させている。なお、他の液晶ライトバルブ252,254も、同様である。
【0031】
しかし、実際には、液晶ライトバルブ250,252,254に入射された光が、すべて透過されたり、すべて遮断されたりするわけではない。図5は、3枚の液晶ライトバルブ250,252,254を従来の液晶ライトバルブに置き換えて、全画面黒色の画像信号を液晶ライトバルブに与えた場合に、それぞれの射出側偏光素子250c,252c,254cに入射される偏光光(透過前の偏光光)と射出される偏光光(透過後の偏光光)の偏光状態を示す説明図である。全画面黒色の画像信号を液晶ライトバルブに与えた場合、理想的には、3枚の液晶ライトバルブ250,252,254で光が遮断されることが好ましい。しかしながら、図5(a),5(b),5(c)に示すように、それぞれの射出側偏光素子250c,252c,254cを透過前の偏光光は完全な直線偏光光とはならず、実際には、楕円偏光光となり、楕円の偏平率や傾きは色光によって異なっている。すなわち、図5(a)に示すように、赤色光は、s偏光の直線偏光光に比較的近い楕円偏光光となる。緑色光は、図5(b)に示すように、赤色光に比べて楕円形状の偏平率が小さく、かつ透過軸方向に傾いた楕円偏光光となる。青色光は、図5(c)に示すように、緑色光に比べてより円に近く、かつより透過軸方向に傾いた楕円偏光光となる。それぞれの射出側偏光素子250c,252c,254cからは、図5(a),5(b),5(c)に示したように、それぞれ透過軸(偏光軸)方向の偏光成分がほとんど透過され、吸収軸方向の偏光成分は射出側偏光素子の偏光度(吸収軸方向の偏光光を吸収する度合)に応じて吸収され、吸収されなかった光が射出される。この結果、吸収されずに射出された楕円偏光光が漏れ光として射出される。
【0032】
図6は、光の波長に対する液晶ライトバルブの射出側偏光素子の偏光度と漏れ光との関係を従来の液晶ライトバルブと本発明の実施例に用いられた液晶ライトバルブとを比較して示す説明図である。なお、偏光度は、例えば、吸収軸方向の入射偏光光に対する吸収軸方向の射出偏光光の割合で定義される。
【0033】
図5からもわかるように、従来のように、3枚の液晶ライトバルブ250,252,254として射出側偏光素子250c,252c,254cの偏光度が等しいものを用いた場合、赤色光に比べて青色光のほうが、すなわち、光の波長が短いほうが、漏れ光の量が増加する。一方、本実施例の場合には、図6に示すように、青色光の液晶ライトバルブ254の射出側偏光素子254cの偏光度を従来よりも高くに設定し、青色光、緑色光、赤色光の液晶ライトバルブ254,252,250に設けられた射出側偏光素子254c,252c,250cの順に、偏光度が低くなるように設定している。これにより、各色光における漏れ光の光量は比視感度の大きな緑色光の漏れ光の光量にほぼ一致して等しくなる。なお、明るさを落とさずに青色光の偏光度を上げるには、青色のみに対応した色つきの偏光素子(偏光板)を使用すればよい。各色の漏れ光の光量の差は、±10%以内にすることが好ましく、±5%以内にすることが特に好ましい。
【0034】
本発明の実施例によれば、漏れ光の光量が全体に増加することなく表示のコントラスト比がほぼ同じで、各色光の漏れ光の光量がほぼ等しくなるので、黒色の色バランスを向上させることができる。
【0035】
また、赤色、緑色、青色の3色の色光のうち緑色の比視感度は、他の色光に比べて高い。そこで、緑色光用の液晶ライトバルブ252の射出側偏光素子252Cの偏光度をより高く設定し、緑色光、青色光、赤色光の液晶ライトバルブ252,254,250に設けられた射出側偏光素子252c,254c,250cの順に、偏光度が低くなるように設定してもよい。このようにすれば、緑色光の漏れ光の光量をより少なくすることができるので、緑色光による明暗のコントラストを向上させることができる。これにより、投写画像全体のコントラストを向上させることもできる。
【0036】
ここで、偏光素子は、2枚のプラスチック板の間にヨウ素や色素を挟んで延伸させることにより製作され、偏光度は、延伸量等によって調整することができる。このとき、偏光素子の透過軸方向の光の透過度と、吸収軸方向の光の吸収度(偏光度)とは、相反する関係にあり、偏光度を低下させれば透過度を高くすることができる。また、一般に投写型表示装置には光源ランプ112(図1)としてメタルハライドランプ、水銀灯等が多く用いられる。これらのランプは、一般的に長波長側の光、すなわち、赤色光の光強度が弱い傾向にある。従って、本発明の実施例のように赤色光の偏光度を低下させるように設定すれば、逆に光の透過度を高くすることができる。従って、本発明の投写型表示装置は、白色の画像を投写表示した場合の白色のバランスも向上させることができる。
【0037】
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0038】
(1)本実施例では、液晶ライトバルブの射出側偏光素子を例に説明しているが、入射側偏光素子においても同様に実施することができる。
【0039】
(2)本実施例では、照明光学系として、偏光変換素子を備えて液晶ライトバルブの入射側偏光素子の透過軸方向に等しい直線偏光光のみを射出する偏光照明光学系を例に説明しているが、非偏光光を液晶ライトバルブに照射する照明光学系を用いてもよい。また、本実施例では、光源から射出される照明光を複数の部分光束に分割し、各部分光束それぞれを重畳して液晶ライトライトバルブに照射するインテグレータ照明光学系を例に説明しているが、これを用いない照明光学系であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の投写型表示装置の要部を示す概略平面図である。
【図2】第1のレンズアレイ120の外観を示す斜視図。
【図3】偏光変換素子140の構成およびその機能を示す説明図である。
【図4】液晶ライトバルブの機能を説明するための概念図である。
【図5】3枚の液晶ライトバルブ250,252,254を従来の液晶ライトバルブに置き換えて、全画面黒色の画像信号を液晶ライトバルブに与えた場合に、それぞれの射出側偏光素子250c,252c,254cに入射される偏光光(透過前の偏光光)と射出される偏光光(透過後の偏光光)の偏光状態を示す説明図である。
【図6】液晶ライトバルブの射出側偏光素子の偏光度と漏れ光との関係を従来の液晶ライトバルブと本発明の実施例に用いられた液晶ライトバルブとを比較して示す説明図である。
【図7】従来の投写型表示装置の要部を示す概念図である。
【符号の説明】
42,44,46…液晶ライトバルブ
48…クロスダイクロイックプリズム
50…投写レンズ系
52…投写スクリーン
100…照明光学系
110…光源
112…光源ランプ
114…凹面鏡
120…第1のレンズアレイ
122…小レンズ
130…第2のレンズアレイ
140…偏光変換素子
141…偏光ビームスプリッタアレイ
142…選択位相差板
143…透光性板材
144…偏光分離膜
145…反射膜
150…重畳レンズ
160…反射ミラー
218,222,224…反射ミラー
210,212…ダイクロイックミラー
230…入射側レンズ
232…リレーレンズ
240,242…フィールドレンズ
244…フィールドレンズ(射出側レンズ)
250…液晶ライトバルブ
250a…入射側偏光素子
250b…液晶装置
250c…射出側偏光素子
252…液晶ライトバルブ
252a…入射側偏光素子
252b…液晶装置
252c…射出側偏光素子
254…液晶ライトバルブ
254a…入射側偏光素子
254b…液晶装置
254c…射出側偏光素子
260…クロスダイクロイックプリズム
270…投写レンズ系
300…投写スクリーン

Claims (4)

  1. 照明光を射出する照明手段と、
    前記照明手段から射出された照明光を第1、第2、第3の3つの色光に分離する色光分離手段と、
    前記第1、第2、第3の色光をそれぞれ変調する第1、第2、第3の液晶ライトバルブと、
    前記第1、第2、第3の液晶ライトバルブから射出される光を合成する色光合成手段と、
    前記色光合成手段から射出される合成光を投写する投写光学系とを備えた投写型表示装置であって、
    前記第1の液晶ライトバルブは、第1の液晶装置と、前記第1の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第1の射出側偏光素子とを備え、
    前記第2の液晶ライトバルブは、第2の液晶装置と、前記第2の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第2の射出側偏光素子とを備え、
    前記第3の液晶ライトバルブは、第3の液晶装置と、前記第3の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第3の射出側偏光素子とを備え、
    前記第1、第2、第3の射出側偏光素子の偏光度は、前記第1、第2、第3の色光の中で前記第1の色光の波長が最も短く、前記第3の色光の波長が最も長いとすると、前記第1の射出側偏光素子の偏光度を基準として前記第1、第2、第3の順に低くなるように設定されていることを特徴とする
    投写型表示装置。
  2. 照明光を射出する照明手段と、
    前記照明手段から射出された照明光を第1、第2、第3の3つの色光に分離する色光分離手段と、
    前記第1、第2、第3の色光をそれぞれ変調する第1、第2、第3の液晶ライトバルブと、
    前記第1、第2、第3の液晶ライトバルブから射出される光を合成する色光合成手段と、
    前記色光合成手段から射出される合成光を投写する投写光学系とを備えた投写型表示装置であって、
    前記第1の液晶ライトバルブは、第1の液晶装置と、前記第1の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第1の射出側偏光素子とを備え、
    前記第2の液晶ライトバルブは、第2の液晶装置と、前記第2の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第2の射出側偏光素子とを備え、
    前記第3の液晶ライトバルブは、第3の液晶装置と、前記第3の液晶装置の光射出面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第3の射出側偏光素子とを備え、
    前記第1、第2、第3の射出側偏光素子の偏光度は、前記第1、第2、第3の色光の中で前記第1の色光の波長が最も短く、前記第3の色光の波長が最も長いとすると、前記第2の射出側偏光素子の偏光度を基準として前記第2、第1、第3の順に低くなるように設定されていることを特徴とする
    投写型表示装置。
  3. 照明光を射出する照明手段と、
    前記照明手段から射出された照明光を第1、第2、第3の3つの色光に分離する色光分離手段と、
    前記第1、第2、第3の色光をそれぞれ変調する第1、第2、第3の液晶ライトバルブと、
    前記第1、第2、第3の液晶ライトバルブから射出される光を合成する色光合成手段と、
    前記色光合成手段から射出される合成光を投写する投写光学系とを備えた投写型表示装置であって、
    前記第1の液晶ライトバルブは、第1の液晶装置と、前記第1の液晶装置の光入射面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第1の入射側偏光素子とを備え、
    前記第2の液晶ライトバルブは、第2の液晶装置と、前記第2の液晶装置の光入射面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第2の入射側偏光素子とを備え、
    前記第3の液晶ライトバルブは、第3の液晶装置と、前記第3の液晶装置の光入射面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第3の入射側偏光素子とを備え、
    前記第1、第2、第3の入射側偏光素子の偏光度は、前記第1、第2、第3の色光の中で前記第1の色光の波長が最も短く、前記第3の色光の波長が最も長いとすると、前記第1の入射側偏光素子の偏光度を基準として前記第1、第2、第3の順に低くなるように設定されていることを特徴とする
    投写型表示装置。
  4. 照明光を射出する照明手段と、
    前記照明手段から射出された照明光を第1、第2、第3の3つの色光に分離する色光分離手段と、
    前記第1、第2、第3の色光をそれぞれ変調する第1、第2、第3の液晶ライトバルブと、
    前記第1、第2、第3の液晶ライトバルブから射出される光を合成する色光合成手段と、
    前記色光合成手段から射出される合成光を投写する投写光学系とを備えた投写型表示装置であって、
    前記第1の液晶ライトバルブは、第1の液晶装置と、前記第1の液晶装置の光入射面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第1の入射側偏光素子とを備え、
    前記第2の液晶ライトバルブは、第2の液晶装置と、前記第2の液晶装置の光入射面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第2の入射側偏光素子とを備え、
    前記第3の液晶ライトバルブは、第3の液晶装置と、前記第3の液晶装置の光入射面側に配置され所定の直線偏光光を透過させる第3の入射側偏光素子とを備え、
    前記第1、第2、第3の入射側偏光素子の偏光度は、前記第1、第2、第3の色光の中で前記第1の色光の波長が最も短く、前記第3の色光の波長が最も長いとすると、前記第2の入射側偏光素子の偏光度を基準として前記第2、第1、第3の順に低くなるように設定されていることを特徴とする
    投写型表示装置。
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