JPH10171045A - 投写型表示装置 - Google Patents

投写型表示装置

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Publication number
JPH10171045A
JPH10171045A JP8352003A JP35200396A JPH10171045A JP H10171045 A JPH10171045 A JP H10171045A JP 8352003 A JP8352003 A JP 8352003A JP 35200396 A JP35200396 A JP 35200396A JP H10171045 A JPH10171045 A JP H10171045A
Authority
JP
Japan
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light
color
lens
display device
projection display
Prior art date
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Pending
Application number
JP8352003A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomiyoshi Ushiyama
富芳 牛山
Fumitaka Yajima
章隆 矢島
Takanori Ogawa
恭範 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP8352003A priority Critical patent/JPH10171045A/ja
Publication of JPH10171045A publication Critical patent/JPH10171045A/ja
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  • Liquid Crystal (AREA)
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  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投写型表示装置におけるカラー画像の白バラ
ンスの劣化や色ムラを抑える。 【解決手段】 照明光学系100の出射光が色光分離手
段200によって、青色光、緑色光、赤色光の3つの色
光に分離され、液晶ライトバルブ250,252,25
4によって、それぞれの液晶ライトバルブに与えられた
画像信号に基づいて変調される。各液晶ライトバルブか
ら出射される変調光は、クロスダイクロイックプリズム
260によって合成され、投写レンズ系270によって
投写スクリーン300上に投写され、画像が表示され
る。このとき、3つの色光のうち、その光量の損失に対
する視感度が最も小さい赤色光を、導光手段220を通
過して液晶ライトバルブ254に入射する色光とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、投写型表示装置
に関し、詳しくは、1種類の偏光光で変調手段を照明す
るために偏光照明装置を用いた投写型表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の投写型表示装置として、偏光照明
装置を用いた投写型表示装置が提案されている(例え
ば、WO96/20422等)。図7は、従来の投写型
表示装置の概略構成図である。簡単にこの投写型表示装
置について説明する。偏光照明装置1000は、光源部
1110から出射するランダムな偏光方向を有する平行
光(白色光)を第1、第2の光学素子1120、113
0により1種類の直線偏光光として出射するものであ
る。偏光照明装置から出射された照明光は、青色光緑色
光反射ダイクロイックミラー1200および緑色光反射
ダイクロイックミラー1210によって赤色光、青色
光、緑色光の3色の色光に分離される。青色光緑色光反
射ダイクロイックミラー1200を透過して分離された
赤色光は、反射ミラー1300で反射して赤色光用の液
晶ライトバルブ1400に入射され、緑色光反射ミラー
1210で反射して分離された緑色光は、緑色光用の液
晶ライトバルブ1410に入射される。また、分離され
た青色光は各色光のうちで最も長い光路長を持つので、
青色光に対しては、入射側レンズ1502、リレーレン
ズ1504および出射側レンズ1506からなるリレー
光学系で構成された導光手段1500を有している。す
なわち、青色光は、緑色光反射ダイクロイックミラーを
透過した後に、まず、入射側レンズ1502および反射
ミラー1503を経て、リレーレンズ1504に導か
れ、このリレーレンズ1504内に集束された後、反射
ミラー1505を経て出射側レンズ1506に導かれ、
この出射側レンズを透過した後に、青色光用の液晶ライ
トバルブ1420に入射される。3つの液晶ライトバル
ブ1400,1410,1420は、それぞれの色光
を、液晶ライトバルブに与えられた制御信号(画像信
号)に基づいて変調して、ダイクロイックプリズム16
00に出射する。ダイクロイックプリズム1600は、
入射された3つの色光を合成して投写レンズ1700に
出射する。投写レンズ1700を通過した合成光によっ
て、スクリーン1800上に画像が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の投写型表示装置
において、装置の小型化を図るためには、リレーレンズ
系(図7)の小型化が重要である。このリレーレンズ系
の小型化のためには、従来よりも曲率の大きなレンズの
使用が望まれるが、このようなレンズには、一般的に収
差の問題が発生する。この問題を解決する手段として非
球面レンズの利用が考えられるが、非球面レンズを安価
に精度よく実現するためには、プラスチックレンズの使
用が好ましい。しかし、プラスチックレンズの光の透過
率は、一般に青色光側(短波長側)で低下する。ここ
で、青色光の光路には、図7に示すようにリレーレンズ
系を含み、青色光はこの光路を通過することにより、そ
の光量をさらに低下させ、白バランス劣化や色ムラを招
く結果となる。したがって、リレーレンズ系にプラスチ
ックレンズを用いた非球面レンズの利用が困難であり、
装置の小型化のネックとなっていた。
【0004】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、投写型表示装置
におけるカラー画像の白バランスの劣化や色ムラを抑え
るとともに、装置の小型化が可能な投写型表示装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題を解決するため、本発明は、投写型表示装置で
あって、光源と、前記光源から出射された光を、1種類
の偏光光に変換して出射する偏光変換部と、を備えて、
所定の偏光方向の出射光を出射する偏光照明手段と、前
記偏光照明手段の出射光を第1、第2、第3の3つの色
光に分離する色光分離手段と、前記第1、第2、第3の
色光を、与えられた画像信号に基づいてそれぞれ変調
し、第1、第2、第3の変調光として出射する第1、第
2、第3の光変調手段と、前記第1、第2、第3の変調
光を合成する色光合成手段と、前記色光合成手段から出
射された合成光を投写する投写光学系と、を備え、前記
投写型表示装置は、さらに、複数のレンズを有し、前記
第3の色光を前記第3の光変調手段に導くための導光手
段を備え、前記第3の色光は、前記色光分離手段で分離
された3つの色光のうち、前記導光手段を通過すること
により発生する光量の損失に対応する視感度が、前記第
1、第2の色光よりも小さい色光であることを特徴とす
る。
【0006】上記構成では、第1、第2、第3の光変調
手段から出射される第1、第2、第3の変調光は、色光
合成手段によって合成され、投写光学系によって投写さ
れ、画像が表示される。したがって、第1、第2、第3
の色光の光量比は等しいことが好ましい。一方、第3の
色光は、導光手段において複数のレンズを通過するた
め、第1、第2の色光と比較して、光量損失が発生す
る。しかし、前記第3の色光は、第1、第2、第3の色
光のうち、導光手段を通過することにより発生する光量
の損失に対応する視感度が、前記第1、第2の色光より
も小さい色光であるため、カラー画像の白バランスの劣
化や色ムラを抑えることができる。
【0007】さらに、前記第3の色光は、前記偏光変換
部を通過する際の光量の損失が、前記第1、第2の色光
よりも少ない色光であれば、カラー画像の白バランスの
劣化をさらに防ぐことができ、極めて質の良い画像を得
ることが可能となる。
【0008】また、上記の投写型表示装置において、前
記偏光照明手段は、さらに、前記光源から出射された光
を複数の部分光束に分割する光束分割手段を備え、前記
偏光変換部は、さらに、前記光束分割手段によって分割
された前記複数の部分光束のそれぞれを2種類の直線偏
光光に分離する偏光分離手段と、前記偏光分離手段によ
り分離された2種類の直線偏光光を1種類の偏光光に変
換する偏光変換手段と、を備え、前記偏光分離手段によ
り分離された2種類の直線偏光光のうち少なくとも一方
が前記偏光変換手段を通過することにより、前記2種類
の直線偏光光が1種類の偏光光に変換される構成とする
ことが好ましい。
【0009】このような構成とすることにより、変調手
段上の照明領域全体に渡って極めて均一な照明光を得る
ことができ、従って、さらに投写画像の色ムラを低減す
ることが可能となる。
【0010】上記投写型表示装置において、前記複数の
レンズのうち、少なくとも一つのレンズが有する少なく
とも一つの曲面を非球面とすることが好ましい。
【0011】これにより、レンズの収差によって発生す
る画像のひずみを低減させることができるので、レンズ
の曲率を大きくすることができる。したがって、複数の
リレーレンズで構成される導光手段を小型化でき、投写
型表示装置の小型化が可能となる。
【0012】また、前記複数のレンズの少なくとも一つ
は、2つのレンズ曲面を有し、前記2つのレンズ曲面の
曲率半径が互いに異なるようにしてもよい。
【0013】このようにしても、レンズの収差による問
題を低減することができる。
【0014】なお、前記複数のレンズの少なくとも一つ
のレンズをプラスチックレンズとしてもよい。
【0015】プラスチックレンズとすれば、ガラスレン
ズに比べて安価で精度のよい非球面レンズや曲率半径が
異なるレンズを製造することができる。ここで、プラス
チックレンズは、アクリル樹脂を用いたものが一般的で
ある。ただし、これに限定する必要はない。なお、プラ
スチックレンズを用いた場合、光の透過率がガラスレン
ズに比べて数%〜10%程度悪くなるが、本発明の構成
によれば、その影響を低減することができる。
【0016】また、上記投写型表示装置において、前記
偏光変換部と前記色分離手段との間に集光レンズを設け
て、前記集光レンズの曲面部の少なくとも一つを非球面
とし、かつ前記集光レンズとしてプラスチックレンズを
用いてもよい。
【0017】このようにすれば、集光レンズによる収差
を低減して、さらなる光損失を防ぐことができるため、
偏光照明手段から出射して光変調手段に照射する照明光
の効率を向上させることができる。また、より均一な照
明を実現することができる。
【0018】さらに、また、上記投写型表示装置におい
て、前記色光分離手段は、前記第1の色光のみを透過し
前記第2および第3の色光を反射する第1のダイクロイ
ックミラーと、該第1のダイクロイックミラーに略平行
に配置され前記第2の色光を反射し前記第3の色光を透
過する第2のダイクロイックミラーを備え、前記色分離
手段と前記第1、第2、第3の光変調手段のうち少なく
とも1つとの間の光路上には、少なくとも可視光を反射
する少なくとも1つの反射ミラーが配置され、前記第1
および第2のダイクロイックミラーの基材は、白板ガラ
スであり、前記反射ミラーは青板フロートガラスである
ことが好ましい。
【0019】上記構成によれば、白板ガラスの光の透過
率が比較的高いので、第1、第2のダイクロイックミラ
ーの透過効率を比較的高くすることができる。一方、可
視光を透過させる必要のない反射ミラーには比較的安価
な青板フロートガラスを用いている。したがって、投写
型表示装置において、光の利用効率を向上させるととも
に、安価な投写型表示装置を提供することができる。
【0020】なお、上記投写型表示装置において、前記
3つの色光が赤色光、緑色光および青色光であるときに
は、前記第3の色光が赤色光であることが好ましい。
【0021】赤色光は、緑色光、青色光と比較して、そ
の光量の損失に対応する視感度が、前記第1、第2の色
光よりも小さい色光であるため、カラー画像の白バラン
スの劣化や色ムラを抑えることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づき説明する。図1は、この発明の実施例による
投写型表示装置の概略平面図である。この投写型表示装
置は、照明光系100と、色光分離手段200と、導光
手段220と、反射ミラー218と、2枚のフィールド
レンズ240,242と、3枚の液晶ライトバルブ25
0,252,254と、クロスダイクロイックプリズム
260と、投写レンズ系270とを備えている。
【0023】照明光学系100は、ほぼ平行な光束を出
射する光源110と、第1のレンズアレイ120と、第
2のレンズアレイ130と、入射光を所定の直線偏光光
成分に変換する偏光変換部140と、集光レンズ150
と、反射ミラー160とを備えている。照明光学系10
0は、被照明領域である3枚の液晶ライトバルブ25
0,252,254をほぼ均一に照明するための光学系
である。
【0024】光源110は、放射状の光線を出射する放
射光源としての光源ランプ112と、光源ランプ112
から出射された放射光をほぼ平行な光線束として出射す
る凹面鏡114とを有している。凹面鏡114として
は、放物面鏡を用いることが好ましい。
【0025】図2は、レンズアレイ120,130の外
観を示す斜視図である。第1のレンズアレイ120は略
矩形状の輪郭を有する小レンズ122がM行N列のマト
リクス状に配列された構成を有している。この例では、
M=10,N=8である。第2のレンズアレイ130
も、第1のレンズアレイ120の小レンズ122に対応
するように、小レンズがM行N列のマトリクス状に配列
された構成を有している。各小レンズ122は、光源1
10(図1)から入射された平行な光束を複数の(すな
わちM×N個の)部分光束に分割し、各部分光束を第2
のレンズアレイ130の近傍で結像させる。各小レンズ
122をz方向から見た外形形状は、液晶ライトバルブ
250,252,254の形状とほぼ相似形をなすよう
に設定されている。この実施例では、小レンズ122の
アスペクト比(横と縦の寸法の比率)は4:3に設定さ
れている。
【0026】図3は、偏光変換部140(図1)の構成
を示す説明図である。この偏光変換部140は、レンズ
アレイ120,130によって分割された部分光束のそ
れぞれを2種類の直線偏光光(p偏光光,s偏光光)に
分離する偏光分離手段としての偏光ビームスプリッタア
レイ141と、この偏光分離手段によって分離されたp
偏光光とs偏光光のうち、p偏光光をs偏光光に変換す
る偏光変換手段としての選択位相差板142とを備えて
いる。偏光ビームスプリッタアレイ141は、それぞれ
断面が平行四辺形の柱状の複数の透光性板材143が、
交互に貼り合わされた形状を有している。透光性板材1
43の界面には、偏光分離膜144と反射膜145とが
交互に形成されている。なお、この偏光ビームスプリッ
タアレイ141は、偏光分離膜144と反射膜145が
交互に配置されるように、これらの膜が形成された複数
枚の板ガラスを貼り合わせて、所定の角度で斜めに切断
することによって作成される。偏光変換部140は、ラ
ンダムな偏光方向を有する光源110の光を、すべてs
偏光光に変換することによって、投写型表示装置におけ
る光の利用効率を高めている。また、偏光変換部140
においては光の吸収がほとんどないので、これに起因す
る発熱も少ない。
【0027】第1と第2のレンズアレイ120,130
を通過した光は、偏光分離膜144でs偏光光とp偏光
光とに分離される。s偏光光は、偏光分離膜144によ
ってほぼ垂直に反射され、反射膜145によってさらに
垂直に反射されてから出射される。一方、p偏光光は、
偏光分離膜144をそのまま透過する。選択位相差板1
42は、偏光分離膜144を通過する光の出射面部分に
λ/2位相差層146が形成されており、反射膜145
で反射された光の出射面部分は無色透明となっている光
学素子である。従って、偏光分離膜144を透過したp
偏光光は、λ/2位相差層146によってs偏光光に変
換されて出射する。この結果、偏光変換部140に入射
したランダムな偏光方向を有する光束は、すべてs偏光
光となって出射する。なお、λ/2位相差層146の位
置を、反射膜145の出射面側に移動させれば、出射す
る光をすべてp偏光光に変換することができる。また、
このλ/2位相差層146は、投写スクリーンスクリー
ン300(図1)に投写される画像の明るさを重視し
て、視感度の高い緑色光を効率よく透過するようにして
いる。図4は、λ/2位相差層146の光の透過率を示
す説明図である。この図からわかるように、青色光の透
過率が他の色光に比べて低い特性を有している。
【0028】図3(A)から解るように、偏光変換部1
40から出射する2つのs偏光光の中心(2つのs偏光
光の中央)は、入射するランダムな光束(s偏光光+p
偏光光)の中心よりもx方向にずれている。このずれ量
は、λ/2位相差層146の幅Wp(すなわち偏光分離
膜144のx方向の幅)に等しい。このため、図1に示
すように、光源110の光軸(2点鎖線で示す)は、偏
光変換部140以降のシステム光軸(一点鎖線で示す)
から、Wp/2に等しい距離Dだけずれた位置に設定さ
れている。
【0029】図1に示す投写型表示装置において、光源
110から出射された平行光束は、第1と第2のレンズ
アレイ120,130によって、複数の部分光束に分割
される。第1のレンズアレイ120の小レンズ122お
よび第2のレンズアレイの小レンズ132の集光作用に
よって、各部分光束を偏光変換部140の偏光分離膜1
44(図3)の近傍で結像する。第2のレンズアレイ1
30の各小レンズ132から出射された部分光束は、集
光レンズ150に入射する。集光レンズ150は、これ
らの複数の部分光束を重畳させて、被照明領域である液
晶ライトバルブ250,252,254に集光させる重
畳光学系としての機能を有する。この結果、各液晶ライ
トバルブ250,252,254は、ほぼ均一に照明さ
れる。反射ミラー160は、集光レンズ150の出射光
を反射して色光分離手段200の第1のダイクロイック
ミラー210に入射させるものである。
【0030】集光レンズの出射光は、フィールドレンズ
240,242,244を通過して、その出射光の主光
線が光軸に対して平行となり、被照明領域である液晶ラ
イトバルブ250,252,254を照射する。ところ
で、集光レンズ150の収差が大きいときには、被照明
領域を照明する光の利用効率が低下するという問題があ
る。
【0031】図5は、レンズの収差と被照明領域を照明
する光の利用効率の関係を示す説明図である。ここで
は、被照明領域である液晶ライトバルブ252を他の液
晶ライトバルブに代表して説明する。また、集光レンズ
150の出射光が液晶ライトバルブ252を照射した照
明領域のうち有効に照明光が照射されている領域を被照
明領域PAと呼ぶことにする。図5(A)は、レンズの
収差が小さい場合の照明領域LAと被照明領域PAとの
関係を示している。この場合には、照明領域LAとほぼ
同じ大きさの被照明領域PAを有効に照明することがで
きるので、被照明領域を照明する光の利用効率が高い。
一方、図5(B)は、レンズに収差があり、照明領域L
Aが収差の小さい場合(図5(A))に比べて大きく広
がっている場合の照明領域LAと被照明領域PAとの関
係を示している。この場合、照明領域LAは広がってい
るが、照明光全体の光量は収差が小さい場合となんら変
わりがないので、被照明領域PAを照明する光量が低下
する。すなわち、被照明領域を照明する光の利用効率が
低下する。また、図5(C)は、レンズに収差があり、
照明領域LAが収差の小さい場合(図5(A))に比べ
て照明領域LAが縮んでいる場合の照明領域LAと被照
明領域PAとの関係を示している。この場合、照明領域
LAが縮んでいるので、有効に照明可能な被照明領域P
Aの大きさが小さくなってしまい、結果として、被照明
領域PAを照明する光の利用効率が低下する。
【0032】したがって、集光レンズ150による収差
は小さいことが好ましい。本実施例では、出射面を凸面
とする平凸レンズとしているが、レンズ収差によって、
光の利用効率の低下が問題となるときには、これを低減
すべく、種々の形状に変形することが好ましい。例え
ば、平凸レンズを入射面側が凸面となるように配置して
もよい。また、両凸レンズを使用し、光の入射面側と出
射面側の曲率を変えたものでもよい。さらに、凸面部を
非球面とすることも好ましい。なお、非球面形状も種々
の形状をとることができるが、収差を低減するように収
差の状況に応じて対応すればよい。例えば、レンズ凸面
の中心の曲率と、外側の曲率を変えたレンズ等がある。
【0033】色光分離手段200は、2枚のダイクロイ
ックミラー210,212を備え、集光レンズ150で
集光された白色光を、赤、緑、青の3色の色光に分離す
る。なお、ダイクロイックミラー210,212は、反
射と透過の両機能を有するため、透過する光の透過効率
をできる限り向上させることが好ましい。したがって、
その基材としては、光の透過率の高い白ガラスを用いた
ダイクロイックミラーを用いることが好ましい。
【0034】第1のダイクロイックミラー210は、照
明光学系100から出射された白色光束の青色光成分を
透過させるとともに、赤色光成分と緑色光成分とを反射
する。第1のダイクロイックミラー210を透過した青
色光は、反射ミラー218で反射され、フィールドレン
ズ240を通って青光用の液晶ライトバルブ250に達
する。フィールドレンズ240を通った各部分光束は、
ほぼ平行な光束となる。他の液晶ライトバルブの前に設
けられたフィールドレンズ242,244も同様であ
る。
【0035】第1のダイクロイックミラー210で反射
された赤色光と緑色光のうちで、緑色光は第2のダイク
ロイックミラー212によって反射され、フィールドレ
ンズ242を通って緑光用の液晶ライトバルブ252に
達する。一方、赤色光は、第2のダイクロイックミラー
212も透過し、導光手段220に入射する。
【0036】導光手段220は、入射側レンズ230
と、中間レンズ(リレーレンズ)232と、反射ミラー
222,224とを有するリレー光学系と、出射側レン
ズ(フィールドレンズ)244とを備えている。この導
光手段220は、入射レンズ230、リレーレンズ23
0の集光作用により、集光レンズ150から出射した光
の拡散を低減し、光の利用効率向上を図るものである。
【0037】導光手段220を構成するレンズは、導光
手段220の光路長をできる限り短くするために、レン
ズ凸面の曲率を可能な限り大きくすることが好ましい。
ここで、液晶ライトバルブ254を照射する赤色光は、
その主光線が光軸に対して平行となることが好ましい。
しかしながら、レンズ凸面の曲率が大きくなると、レン
ズ収差により、光軸に対して角度を持った光が発生し、
光の利用効率の低下や投写画像のひずみを発生させる。
このような、レンズ収差を低減する手段として、レンズ
曲面を非球面とすることが好ましい。本実施例では、入
射側レンズ230を出射面側よりも入射面側の凸面の曲
率が大きくかつ非球面形状としている。このような特殊
形状のレンズは、アクリル樹脂等を材料とするいわゆる
プラスチックレンズによれば、安価で高精度に実現する
ことができる。なお、プラスチックレンズとしては、吸
水性や耐熱性、光の透過率に優れるものを利用すること
が好ましい。
【0038】また、入射側レンズ230の形状はこれに
限定されるものではない。導光手段の目的、すなわち光
の拡散を防止し光の利用効率を向上させるとともに、レ
ンズ収差を低減可能な形状であればよい。例えば、平凸
形状や両凸形状、あるいは、片面非球面や両面非球面形
状、またはこれらの組み合わせによる形状等が考えられ
る。また、入射側レンズ230だけでなく、中間レンズ
232や出射側レンズ244も同様に非球面形状のレン
ズとすることができる。
【0039】導光手段220に入射した赤色光は、入射
側レンズ230および反射ミラー222を経て、中間レ
ンズ232に導かれ、この中間レンズ232内に集光さ
れた後、反射ミラー224を経て出射側レンズ244に
導かれ、この出射側レンズ244を透過した後に、赤色
光用の液晶ライトバルブ254に達する。
【0040】3枚の液晶ライトバルブ250,252,
254は、与えられた画像情報(画像信号)に従って、
3色の色光をそれぞれ変調して画像を形成する光変調手
段としての機能を有する。クロスダイクロイックプリズ
ム260は、3色の色光を合成してカラー画像を形成す
る色光合成手段としての機能を有する。クロスダイクロ
イックプリズム260で生成された合成光は、投写レン
ズ系270の方向に出射する。投写レンズ系270は、
この合成光を投写スクリーン300上に投写して、カラ
ー画像を表示する投写光学系としての機能を有する。
【0041】本例は、導光手段220を通過する色光を
赤色光とすることに特徴を有する。導光手段220を構
成する入射側レンズ230は上述したようにプラスチッ
クレンズである。プラスチックレンズは、ガラスレンズ
に比べて、光の透過率が、一般的に数%〜10%程度悪
く、導光手段220を通過する色光の光量が低下する。
また、短波長側の色光、すなわち、青色光の方が透過率
が悪い傾向にある。したがって、赤色光、青色光、緑色
光の3色の光を合成することによりカラー画像を形成す
る投写型表示装置においては、導光手段を通過する色光
の光量の損失は、合成された色光の色を変化させる結果
を招く。
【0042】図6は、赤色光、青色光、緑色光により合
成された任意の色光において、各色光の輝度を変化させ
たときに発生する色変化を示す色度図である。この色度
図は、色度図上の等距離が知覚的に等しい差となるCI
E1976UCS色度図である。図に示すように、元色
の色度座標(0.1863,0.4639)に対して、
赤色光を10%、20%、30%変化させても座標の変
化は(+0.0053,+0.0012)、(+0.0
104,+0.0023)、(+0.0152,+0.
0035)程度である。一方青色光を10%、20%、
30%変化させると座標の変化は(−0.0001,−
0.0078)、(−0.0003,−0.015
2)、(−0.0004,−0.0223)と赤色光に
対して大きく大きく変化することがわかる。また、緑色
光も青色光と同様である。すなわち、青色光や緑色光の
光量変化は、赤色光の光量変化に比べて、知覚的な色変
化への影響が大きい。したがって、導光手段220を通
過する色光を青色光や緑色光とすることは好ましくな
い。そこで、本発明では、図6の結果から、光の光量が
多少変化しても合成光の色に変化をあまり与えない赤色
光が、導光手段220を通過する配置とした。
【0043】また、前述したように、λ/2位相差層1
46(図3)は画像の明るさを重視して緑色光の透過を
最適化した特性とするために、偏光照明装置100(図
1)から出射される青色光の光量は、図4に示すように
低くなる。また、前述したように、各液晶ライトバルブ
を照射する色光の主光線が光軸に平行となるように、集
光レンズ150(図1)の形状を非球面形状のような特
殊形状とするために、プラスチックレンズを使用すると
きには、さらに、青色光の光量が低下することになる。
したがって、従来の投写型表示装置(図7)のように、
導光手段220の通過光を青色光とすると、導光手段2
20における光量損失もあわせて一層の光量低下が発生
することになり、カラー画像の白バランスの劣化や色ム
ラを招くことになる。しかしながら、本実施例では光の
光量が多少変化しても合成光の色に変化をあまり与えな
い赤色光が、導光手段220を通過する配置としている
ので、青色光の光の利用効率を改善させることができ
る。
【0044】なお、本実施例では、赤色光、青色光、緑
色光のうち、光の光量変化に対して合成光の色変化の影
響が最も小さい赤色光が導光手段220を通過する配置
としたが、他の種類の色光を使用する場合は、それらの
色光のうち、光の光量変化に対して合成光の色変化の影
響が最も小さい色光を利用することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例による投写型表示装置の概略
平面図。
【図2】レンズアレイ120,130の外観を示す斜視
図。
【図3】偏光変換部140の構成を示す説明図。
【図4】λ/2位相差層146の光の透過率を示す説明
図。
【図5】レンズの収差と被照明領域を照明する光の利用
効率の関係を示す説明図。
【図6】赤色光、青色光、緑色光により合成された任意
の色光において、各色光の輝度を変化させたときに発生
する色変化を示す色度図。
【図7】従来の投写型表示装置の概略構成図。
【符号の説明】
100…照明光学系 110…光源 1000…偏光照明装置 1110…光源部 112…光源ランプ 1120…第1の光学素子 1130…第2の光学素子 114…凹面鏡 120…第1のレンズアレイ 1200…青色光緑色光反射ダイクロイックミラー 1210…緑色光反射ダイクロイックミラー 122…小レンズ 130…第2のレンズアレイ 1300…反射ミラー 132…小レンズ 140…偏光変換素子 1400,1410,1420…液晶ライトバルブ 141…偏光ビームスプリッタアレイ 142…選択位相差板 143…透光性板材 144…偏光分離膜 145…反射膜 150…集光レンズ 1500…導光手段 1502…入射側レンズ 1503…反射ミラー 1504…リレーレンズ 1505…反射ミラー 1506…出射側レンズ 160…反射ミラー 1600…ダイクロイックプリズム 1700…投写レンズ 1800…スクリーン 200…色光分離手段 210…第1のダイクロイックミラー 212…第2のダイクロイックミラー 218…反射ミラー 220…導光手段 222,224…反射ミラー 230…入射側レンズ 232…中間レンズ(リレーレンズ) 240,242…フィールドレンズ 242…出射側レンズ(フィールドレンズ) 250,252,254…液晶ライトバルブ 260…クロスダイクロイックプリズム 270…投写レンズ系 300…投写スクリーン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 前記光源から出射された光を1種類の偏光光に変換して
    出射する偏光変換部と、 を備えて、所定の偏光方向の出射光を出射する偏光照明
    手段と、 前記偏光照明手段の出射光を第1、第2、第3の3つの
    色光に分離する色光分離手段と、 前記第1、第2、第3の色光を、与えられた画像信号に
    基づいてそれぞれ変調し、第1、第2、第3の変調光と
    して出射する第1、第2、第3の光変調手段と、 前記第1、第2、第3の変調光を合成する色光合成手段
    と、 前記色光合成手段から出射された合成光を投写する投写
    光学系と、を備え、 前記投写型表示装置は、さらに、 複数のレンズを有し、前記第3の色光を前記第3の光変
    調手段に導くための導光手段を備え、 前記第3の色光は、前記色光分離手段で分離された3つ
    の色光のうち、前記導光手段を通過することにより発生
    する光量の損失に対する視感度が、前記第1、第2の色
    光よりも小さい色光であることを特徴とする投写型表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第3の色光は、前記偏光変換部を通
    過する際の光量の損失が、前記第1、第2の色光よりも
    少ない色光であることを特徴とする請求項1記載の投写
    型表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の投写型表示装置
    であって、 前記偏光照明手段は、さらに、 前記光源から出射された光を複数の部分光束に分割する
    光束分割手段を備え、前記偏光変換部は、 前記光束分割手段によって分割された前記複数の部分光
    束のそれぞれを2種類の直線偏光光に分離する偏光分離
    手段と、 前記偏光分離手段により分離された2種類の直線偏光光
    を1種類の偏光光に変換する偏光変換手段と、を備える
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のレンズのうち、少なくとも一
    つのレンズが有する少なくとも一つの曲面を非球面とす
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の投写型表示装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のレンズの少なくとも一つは、
    2つのレンズ曲面を有し、前記2つのレンズ曲面の曲率
    半径が互いに異なることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の投写型表示装置。
  6. 【請求項6】 非球面からなる曲面を有する前記複数の
    レンズの少なくとも一つのレンズがプラスチックレンズ
    であることを特徴とする請求項4または5記載の投写型
    表示装置。
  7. 【請求項7】 前記偏光変換部と前記色分離手段との間
    に集光レンズを設け、前記集光レンズの曲面部の少なく
    とも一つを非球面とすることを特徴とする請求項6記載
    の投写型表示装置。
  8. 【請求項8】 前記3つの色光が赤色光、緑色光および
    青色光であるときには、前記第3の色光が赤色光である
    ことを特徴とする請求項1記載の投写型表示装置。
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