JP3607879B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カム機構を介して嵌合・離脱操作されるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のコネクタの一例として、米国特許第6,113,407号に開示されたようなスライダ式のコネクタが知られている。このものは、互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのうちの一方に、スライダ挿通路が嵌合方向と交差する方向に穿設されて、このスライダ挿通路内に、カム溝を有するスライダが進退可能に設けられるとともに、他方のコネクタハウジングにカム溝と係合可能なフォロワピンが設けられた構造であって、スライダがスライダ挿通路から引き出された後退位置にある場合に両コネクタハウジングを嵌合すると、フォロワピンがカム溝の入口に臨み、続いてスライダをスライダ挿通路内に向けて前進させると、フォロワピンがカム溝に沿って変位しつつ、両コネクタハウジングが嵌合されるようになっている。
【0003】
ところでこのようなコネクタでは、スライダを装着する側のコネクタハウジングについて、スライダは一旦スライダ挿通路内に押し込んで前進位置に予め保持し、係る状態で相手のコネクタハウジングとの嵌合作業現場に搬入する場合が多い。これは、搬入状態ではコネクタハウジングをコンパクトにまとめ、スライダが他の部品に引っ掛かること等から回避するためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記対策を施した場合には、両コネクタハウジングを嵌合するに先だって、前進位置にあるスライダを後退位置まで戻す必要があるが、スライダの戻し操作が中途半端で停止される場合がある。その場合も、外部からは判別し得ないので、両コネクタハウジングを初期嵌合した際、フォロワピンがカム溝の入口に入れないことを以て、スライダが正規の後退位置に戻っていないことを初めて知るところとなる。
そのときは、一旦両コネクタハウジングを離間させたのち、スライダを後退位置まで戻し、改めて両コネクタハウジングを初期嵌合するといった手順を踏む必要があって、作業に手間取るという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、スライダが後退位置にあるか否かを簡単にかつ正確に確認できるようにするところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウジングには、スライダ挿通路が嵌合方向と交差する方向に穿設されて、このスライダ挿通路内には、カム溝を有するスライダが前記スライダ挿通路から引き出された後退位置とスライダ挿通路内に押し込まれた前進位置との間で進退可能に装着されるとともに、他方のコネクタハウジングには前記カム溝と係合可能なフォロワピンが設けられ、前記スライダが後退位置にある場合に前記両コネクタハウジングを嵌合することに伴って前記フォロワピンが前記カム溝の入口に臨み、前記スライダの進退に伴い前記フォロワピンが前記カム溝に沿って変位することにより、前記両コネクタハウジングが嵌合・離脱されるようにしたコネクタにおいて、前記一方のコネクタハウジングにおける前記スライダ挿通路の外壁には、スライダ挿通路内を目視可能な確認窓が開口されるとともに、前記スライダが前記後退位置に至って初めて前記カム溝の縁の部分が前記確認窓の全面に臨み、その後退位置よりも前にある状態では前記カム溝の一部が前記確認窓に臨む設定となっているところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記一方のコネクタハウジングと前記スライダとが異なった色で形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記スライダが前記スライダ挿通路の両端から対称姿勢において装着可能となっており、前記確認窓が前記スライダ挿通路の外壁におけるこのスライダ挿通路の長さ方向の中央と対応する位置に形成されているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
例えばスライダを前進位置から後退位置に向けて戻した場合に、後退位置に至る手前では、スライダに形成されたカム溝の少なくとも一部が確認窓に臨んでおり、正規に後退位置に至って初めてカム溝の縁の部分が確認窓の全面に臨んだ状態となる。すなわち、確認窓においてその全面がカム溝の縁の部分で埋められているか否かを目視することで、スライダが正規に後退位置に至っているか否かを正確にかつ簡単に確認することができる。
【0008】
<請求項2の発明>
スライダが後退位置に戻った場合に、確認窓内の全面がその回りとは異なった色で埋められた状態となるから、目視による確認がより正確にできる。
<請求項3の発明>
スライダがスライダ挿通路の両端から選択的に装着可能である場合に、1個の確認窓で両者に兼用でき、確認すべき箇所を間違えるおそれがなくて、正確な確認が担保される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図16に基づいて説明する。
この実施形態では、スライダによるてこ機能を利用して嵌合・離脱を助勢する形式のコネクタを例示しており、図1及び図2に示すように、互いに嵌合される雄側のコネクタハウジング10(以下、雄ハウジングという)と、雌側のコネクタハウジング20(以下、雌ハウジングという)とを備え、この雌ハウジング20にスライダ40が装着されるようになっている。
【0010】
雄ハウジング10は合成樹脂製であって、図3にも示すように、横長のブロック状をなす本体部11の前面に小フード部12が突設された形状となっている。この雄ハウジング10における小フード部12の奥面からは、その正面から見た右端の領域に、図示4本の大雄端子14Lが格子状に配されて突設されているとともに、残りの領域には、小雄端子14Sが、図示14本ずつの列となって3段に分かれて突設されている。
【0011】
雌ハウジング20は同じく合成樹脂製であって、図4にも示すように、上記した雄ハウジング10の小フード部12内に嵌合可能な扁平なタワー部21の回りに、小フード部12の外側に嵌合可能な大フード部22が設けられた形状となっている。大フード部22の上面と下面とには、それぞれ所定間隔を開けてカバー部23が形成されており、両カバー部23と大フード部22の上下の面との間に、後記するスライダ40の摺動板41が挿通される挿通路24が形成されている。この挿通路24は、左右両面に開口しているのに対して、前後両面は塞がれている。
【0012】
上記したタワー部21内には、図4に示すように、その正面から見た左端の領域に、大雌端子26L(同図の鎖線参照)が収容される4個の大キャビティ27Lが、大雄端子14Lと対応して格子状の配置で形成されているとともに、残りの領域には、小雌端子26S(図2の鎖線参照)が収容される小キャビティ27Sが、小雄端子14Sと対応するようにして、14個ずつの列となって3段に分かれて形成されている。
大キャビティ27Lの底面には、大雌端子26Lに一次係止する大ランス28Lが撓み変形可能に設けられている一方、小キャビティ27Sの天井面には、小雌端子26Sに一次係止する小ランス28Sが同じく撓み変形可能に設けられている。
タワー部21の正面から見た右側面には、図6に示すようにリテーナ差込口30が開口され、大小の雌端子26L,26Sをそれぞれ二重係止するリテーナ31が差し込み可能とされている。
【0013】
すなわちリテーナ31がリテーナ差込口30に挿入されると、まず係止突部32(小雌端子26S用のみを図2に図示)が対応するキャビティ27L,27Sの手前側に退避した仮係止位置に保持され、この状態で雌端子26L,26Sが対応するキャビティ27L,27S内に挿入され、所定位置まで押し込まれると、ランス28L,28Sによって一次係止される。続いて、リテーナ31がさらに押し込まれて本係止位置に保持されると、係止突部32が対応するキャビティ27L,27S内に進入して、そのキャビティ27L,27Sに挿入された雌端子26L,26Sに係止することで、抜け止め状態に二重係止するようになっている。
【0014】
雌ハウジング20にはスライダ40が装着されるようになっている。このスライダ40は、雌ハウジング20と同様に合成樹脂製ではあるが、雌ハウジング20とは異なった色の合成樹脂材により成形されている。
スライダ40は、図9ないし図11に示すように、一対の摺動板41の基端側同士を連結板42で繋いだ門形形状に形成され、両摺動板41を雌ハウジング20の上下の挿通路24に挿通しつつ左右いずれかの側面側から差し込み装着されるようになっている。
両摺動板41には、カム溝44が形成されている。カム溝44は、摺動板41の先端側から長さ方向の中央部にわたり、幅方向の後縁に向けて次第に傾いた傾斜状に形成されている。このカム溝44の始端部44Aは傾斜が少し急に形成され、この始端部44Aに、摺動板41の前縁に直角に開口した入口45が連設されている。
【0015】
これに対して雄ハウジング10側では、図1ないし図3に示すように、小フード部12の上下両面における前縁に寄った位置で、横幅方向の中央部に、上記したカム溝44に嵌合可能なフォロワピン17が立てられている。また、雌ハウジング20における上下の挿通路24の前面板24Aには、図4に示すように、その横幅方向の中央部に、フォロワピン17の進入を許容する通孔47が開口されている。
【0016】
スライダ40の両摺動板41における基端側の外面には、スライダ40を抜き差し操作する際に利用する掴み部50が設定され、片方の掴み部50は、図9及び図10に示すように撓み変形可能なロック片52が形成され、先端がロック爪53となっている。
一方、雌ハウジング20における上下のカバー部23の左右両端部には、例えば正面から見た左側の端部を例に取ると、上側のカバー部23には、図5に示すように、スライダ40の掴み部50を嵌めて逃がす逃がし溝55が形成され、一方の下側のカバー部23には、図8に示すように、ロック片52が進入可能な逃がし溝55Aが形成され、ただしこの逃がし溝55Aの先端側には、ロック片52のロック爪53が嵌まるロック孔56が形成されている。
なお、右側の端部では、左側とは上下反対に形成されている。
【0017】
スライダ40の両摺動板41には、図9及び図10に示すように、カム溝44の長さ方向のほぼ中央部に対応する位置で、かつ後縁に寄った位置に、仮ロック片57が形成されている。この仮ロック片57は、摺動板41の基端側を向いて片持ち状に突設されて撓み変形可能となっており、突出端の外面側に突部58が形成されている。
一方、雌ハウジング20におけるカバー部23には、図1に示すように、その後縁に沿った位置の長さ方向の中央部に長溝60が形成されている。この長溝60内には、仮ロック片57の突部58が移動自由に嵌合可能であって、長さ方向の両端部で表面側が塞がれており、その塞がれた部分の内面に、図7に示すように、仮ロック片57の突部58が落ち込む係止孔61が形成されている。
【0018】
そして、スライダ40が例えば雌ハウジング20の挿通路24に図1の左側から挿通され、仮ロック片57の突部58が、長溝60における同図の左側の端縁の係止孔61に落ち込むことで、スライダ40は後退位置に保持される。この後退位置では、同図に示すように、カム溝44の入口45が雌ハウジング20の通孔47に整合した状態となる。
一方、連結板42が雌ハウジング20の左側面20Aに当たるまで押し込まれたところが前進位置であって、この前進位置では、図8に示すように、ロック片52のロック爪53がカバー部23のロック孔56に嵌まってロックされるようになっている。
なお、スライダ40を雌ハウジング20の右側面20B側から装着した場合も、上記と同様の作用を呈するので、重複した説明は省略する。すなわち、コネクタの配設位置によって、スライダ40の差し込み作業等がしやすい方を左右選択することができる。
【0019】
雌ハウジング20における上下のカバー部23には、スライダ40が正規に後退位置にあるか否かを確認するための確認窓65が開口されている。確認窓65は詳細には、図1に示すように長方形に形成され、上記した長溝60よりも少し手前の位置で、かつカバー部23の長さ方向の中央部に形成されている。
そして、スライダ40が後退位置にある場合に限って、摺動板41おけるカム溝44の始端部44Aの奥側の縁の部分67が、確認窓65の全面に臨み、後退位置よりも前にあるときにはカム溝44の一部が確認窓65に臨む設定となっている。これは、スライダ40が右側から装着された場合も同様である。
【0020】
また、スライダ40が前進位置に至っているか否かを、手の感触で検知する手段が講じられている。そのため、スライダ40の連結板42には、図11に示すように、その奥縁側の中央高さ位置に、縦長の凹部70が切り欠き形成されている。
これに対して、雌ハウジング20における左右の側面20A,20Bには、その奥縁側の中央高さ位置に、図6,7にも示すように、上記したスライダ40の凹部70に嵌まる突部72が形成されている。この突部72の突出高さは、連結板42の厚さとほぼ等しく設定されており、したがってスライダ40が前進位置に至り、すなわちスライダ40の連結板42が雌ハウジング20の左または右の側面に突き当たった際には、図15に示すように、突部72が凹部70に嵌まり、かつ突部72の突出面72Aと連結板42の外面42Aとが面一となるようになっている。
【0021】
本実施形態は上記のような構造であって、続いてその作用を説明する。
雌ハウジング20側では、各キャビティ27L,27Sに雌端子26L,26Sが挿入され、リテーナ31により二重に抜け止めされて収容される。
それとともに、雌ハウジング20にスライダ40が予め装着される。スライダ40は例えば雌ハウジング20の左側面側から挿通路24に挿入されて、一気に前進位置まで押し込まれる。図8に示すように、ロック片52のロック爪53がロック孔56に弾性的に嵌まることで前進位置に保持される。
【0022】
雌ハウジング20は、スライダ40を前進位置に装着した状態で、雄ハウジング10との嵌合作業現場へと搬入される。そして、両ハウジング10,20を嵌合することに先立ち、スライダ40が後退位置へ戻される。その場合は、スライダ40の上下の掴み部50(一方はロック片52)を指で挟むようにして掴むと、ロック片52が内方に撓み変形することでロック爪53がロック孔56から抜け、ロックが解除されるから、掴み部50を掴んだままでスライダ40を引っ張る。この間、仮ロック片57が長溝60に沿って戻り、突部58が係止孔61に落ち込んだところで引っ張りを停止すると、スライダ40が図1に示す後退位置に保持された状態となる。
【0023】
ここで、スライダ40が正規に後端位置まで戻されたか否かを確認するために確認窓65を覗く。スライダ40が後端位置まで戻っていれば、摺動板41におけるカム溝44の縁の部分67が確認窓65の全面に臨んでおり、特に摺動板41はカバー部23とは色が異なっているから、確認窓65内の全面がその回りとは異なった色で埋められた状態に見え、これによりスライダ40が正規に後端位置まで戻されたことが確認される。
一方、後退位置まで戻されていないと、図12に示すように、カム溝44の一部が確認窓65に臨んでいるため、確認窓65内では、色の異なる部分に欠けが生じた状態に見え、これによりスライダ40が後退位置まで戻されていないことが確認できる。そうしたら、スライダ40を改めて後退位置まで引き戻せばよい。
【0024】
スライダ40が正規に後退位置に戻されたら、図1の矢線に示すように、雄ハウジング10が雌ハウジング20の大フード部22内に嵌合される。それに伴い、雄ハウジング10側のフォロワピン17が通孔47を通ってカム溝44の入口45に進入し、さらに雄ハウジング10を押し込むと、図13に示すように、フォロワピン17が始端部44Aの奥側の側縁(同図の上側の側縁)を押すことにより、その傾斜に倣ってスライダ40が前進位置に向けて所定寸法移動する。これにより、フォロワピン17がカム溝44に入り込んだ状態となり、このことは併せて、フォロワピン17が始端部44Aの手前側の側縁に引っ掛かることで、雄ハウジング10の外れ止めが図られる。
【0025】
続いて、図13の矢線に示すように、スライダ40を前進位置に向けて押し込む。これにより図14に示すように、主にカム溝44の手前側の側縁がフォロワピン17を押すことによって、雄ハウジング10が次第に雌ハウジング20側に押し込まれる。スライダ40が前進位置まで押し込まれると、図15に示すように、フォロワピン17もカム溝44の終端部44Bに移動し、これにより雄雌のハウジング10,20が正規に嵌合された状態となる。スライダ40が前進位置まで押し込まれると、既述したように、ロック片52のロック爪53がロック孔56に嵌まって抜け止め状態にロックされ(図8参照)、併せて両ハウジング10,20が正規の嵌合状態にロックされる。
【0026】
ここで、スライダ40が正規に前進位置に押し込まれたか否かを検知するために、スライダ40の連結板42の外面42A側、特に凹部70の位置の付近を手で触って見る。スライダ40が前進位置まで押し込まれていれば、図15に示すように、雌ハウジング20側の突部72がスライダ40の連結板42の凹部70に嵌まって、突部72の突出面72Aが連結板42の外面42Aと面一となっている筈であるから、そのような面一の感触が得られれば、スライダ40が前進位置まで押し込まれていることが検知される。
一方、図16に示すように、スライダ40が前進位置の手前に留まっていれば、突部72の突出面72Aが連結板42の外面42Aまで達しなくて、凹部70を触った場合に凹んだ感触が得られ、それによりスライダ40が正規に前進位置まで押し込まれていないことが検知される。そうしたらスライダ40を再度押し込んで、凹部70付近を触って面一であることを確認すればよい。
【0027】
なお、両ハウジング10,20の嵌合を外すには、図15の状態からスライダ40の掴み部50を掴むと、ロック片52が撓み変形してロックが解除されるから、引き続いてスライダ40を引っ張る。そうすると、主にカム溝44の奥側の側縁がフォロワピン17を押すことによって、雄ハウジング10が次第に雌ハウジング20から離間する方向に押し出される。スライダ40が後退位置まで引き戻されると、フォロワピン17はカム溝44の入口45まで戻されるため、続いて、雄ハウジング10を引っ張れば、フォロワピン17を通孔47を通して手前に抜きつつ、雄ハウジング10を雌ハウジング20から外すことができる。
【0028】
以上説明したように本実施形態によれば、スライダ40を後退位置に戻したのち確認窓65を覗き、確認窓65内においてその全面がその回りとは異なった色で埋められているか、あるいは色の異なる部分に欠けが生じているかを目視により識別することで、スライダ40が正規に後退位置に至っているか否かを正確にかつ簡単に確認することができる。
また、スライダ40が左右両側から選択的に装着可能である場合に、1個の確認窓65で両者に兼用してあるから、確認すべき箇所を間違えるおそれがなくて、正確な確認が担保される。
【0029】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)例えば比較的明るい場所で確認窓を覗ける場合は、スライダの色を替えなくても、カム溝の一部が確認窓に臨んでいるか否かを目視するだけで、スライダが正規に後退位置に戻ったか否かを確認することも可能である。
(2)スライダは左右いずれか一方のみから装着されるようになっていてもよく、そのようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
(3)スライダが雄ハウジング側に装着されるようになっていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雌雄のハウジングの嵌合前の平面図
【図2】その縦断面図
【図3】雄ハウジングの正面図
【図4】雌ハウジングの正面図
【図5】その平面図
【図6】その側面図
【図7】その背面図
【図8】その底面図
【図9】スライダの底面図
【図10】その縦断面図
【図11】その側面図
【図12】スライダが後退位置に至らない状態の雌ハウジングの平面図
【図13】雌雄のハウジングの初期嵌合状態を示す一部切欠平面図
【図14】その嵌合途中を示す一部切欠平面図
【図15】その嵌合完了状態を示す一部切欠平面図
【図16】スライダが前進位置まで至らない状態の一部切欠平面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング
17…フォロワピン
20…雌ハウジング
23…カバー部(外壁)
24…挿通路
40…スライダ
41…摺動板
44…カム溝
45…(カム溝44の)入口
52…ロック片
56…ロック孔
57…仮ロック片
61…係止孔
65…確認窓
67…(カム溝44の)縁の部分

Claims (3)

  1. 互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウジングには、スライダ挿通路が嵌合方向と交差する方向に穿設されて、このスライダ挿通路内には、カム溝を有するスライダが前記スライダ挿通路から引き出された後退位置とスライダ挿通路内に押し込まれた前進位置との間で進退可能に装着されるとともに、他方のコネクタハウジングには前記カム溝と係合可能なフォロワピンが設けられ、
    前記スライダが後退位置にある場合に前記両コネクタハウジングを嵌合することに伴って前記フォロワピンが前記カム溝の入口に臨み、前記スライダの進退に伴い前記フォロワピンが前記カム溝に沿って変位することにより、前記両コネクタハウジングが嵌合・離脱されるようにしたコネクタにおいて、
    前記一方のコネクタハウジングにおける前記スライダ挿通路の外壁には、スライダ挿通路内を目視可能な確認窓が開口されるとともに、前記スライダが前記後退位置に至って初めて前記カム溝の縁の部分が前記確認窓の全面に臨み、その後退位置よりも前にある状態では前記カム溝の一部が前記確認窓に臨む設定となっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記一方のコネクタハウジングと前記スライダとが異なった色で形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記スライダが前記スライダ挿通路の両端から対称姿勢において装着可能となっており、前記確認窓が前記スライダ挿通路の外壁におけるこのスライダ挿通路の長さ方向の中央と対応する位置に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
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