JP3606531B2 - 足場研掃機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、建築工事の仮設足場に使用される足場枠や足場板に付着する付着物、例えばコンクリートや塗料を除去する足場研掃機に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の建築工事においては、建築物の側近に足場枠を建築物の高さに応じて何段にも積み上げ、各足場枠間に足場板を掛け渡して仮設足場を形成して建築工事を行っている。これらの足場枠や足場板にはコンクリート打設時のコンクリートや、外壁塗装時の塗料が付着することがあり、工事完了に伴い足場を解体した後、次回の工事に備えてそれらの付着物を取り除く作業を行っている。
【0003】
従来、この足場枠等の付着物は足場研掃機と呼ばれる装置により除去されており、例えば、本出願人が先に出願した特開平4−20657号公報に記載の如く、架台上に被研掃物が通過する間隔を保持して一対の回転軸をほぼ水平に配設し、該回転軸に研掃用リングを装着し、被研掃物を前記一対の回転軸の間を横たえて通過させる間に回転する研掃用リングに接触させて付着物を除去するようにした足場研掃機がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の足場研掃機では研掃用リングを装着した一対の回転軸をほぼ水平に配設しており、被研掃物も横たえて送り込むように構成されているために装置の幅が大きくなり、設置するのに広いスペースを必要としていた。また、被研掃物も研掃具に対し一方側から送り込み、他方側から取り出すようにしたものが多く、研掃作業の際に被研掃物の送り手と取り出し手の作業者が2名必要であった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑み、装置をコンパクトにして省スペース化と低コスト化を図ると共に、1名でも研掃作業が可能となるようにした足場研掃機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1記載の足場研掃機は、被研掃物を立てて移送する移送コンベヤを配設し、該移送コンベヤの両側には被研掃物が通過できる間隔を保持して一対の回転主軸を回転自在に立設すると共に、該回転主軸を中心とした所定半径の同心円上に複数本の軸体を回転主軸に沿って所定間隔を保持して一体化して取り付け、各軸体にその長手方向に沿って所定の間隔で複数枚の落下止め用リングを取り付け、更に各落下止め用リングの間の各軸体には軸体の外径より大きい内径を有する板より形成した研掃用リングを所定枚数ずつ分散させて装着したことを特徴としている。
【0007】
また、本発明の請求項2記載の足場研掃機は、前記回転主軸に沿って一体化した軸体は、上方位置になるにしたがって回転主軸より遠ざかる方向に傾斜させたことを特徴としている。
【0008】
また、本発明の請求項3記載の足場研掃機は、前記移送コンベヤは被研掃物を研掃部に対して所定回数往復動させて被研掃物を最終的に送り込み側より取り出す構成としたことを特徴としている。
【0010】
【作用】
本発明の請求項1記載の足場研掃機にあっては、省スペース化を図るために、移送コンベヤに被研掃物を立てた状態で移送するようにしている。そして、移送コンベヤの両側に立設した一対の回転主軸に装着した研掃用リングを高速回転させ、通過する被研掃物に研掃用リングを接触させて付着物を擦り落とすようにしている。また、研掃用リングを軸体に所定間隔で取り付けた落下止め用リングの間に分散させて装着し、研掃具を回転させた時に研掃用リングの自重を落下止め用リング単位に分散するようにし、これによってリング間の摩擦力を少なくしてリングが外方向に飛び出し易くし、それぞれのリングを独立させて高速回転可能としてその研掃効果を高めるようにしている。
【0011】
また、本発明の請求項2記載の足場研掃機にあっては、研掃用リングを上方位置になるほど回転主軸より遠ざかる方向に傾斜させた軸体に装着し、研掃具を回転させる時に研掃用リングに上方の作用力を働かせ、上方に若干浮き上がらせて研掃用リング間の摩擦力を少なくし、研掃用リングを外方向に飛び出し易くして前記と同様に研掃効果を高めるようにしている。
【0012】
また、本発明の請求項3記載の足場研掃機によれば、被研掃物を研掃部に対し所定回数往復動させるようにして被研掃物を最終的に送り込み側より取り出すようにしている。
【0014】
【実施例】
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】
足場研掃機は被研掃物を移送する移送コンベヤ1と該移送コンベヤ1により移送される被研掃物の付着物を除去する研掃部2とよりなっている。
【0016】
移送コンベヤ1は、細長いフレーム3の上面に走行用レール4をフレーム3の長手方向に沿って敷設し、該走行レール4上に、被研掃物である足場枠を搭載して移送する走行台車5を配設している。該走行台車5の下部には前記走行レール4上をスムーズに走行可能なように車輪6を配設してあり、また、走行台車5の上部には搭載する足場枠の建地や横地を支えて固定する支持金具7を適宜間隔で取り付けている。
【0017】
更に、フレーム3の両端には回転軸8、9に取り付けたスプロケット10、11を配設し、これらのスプロケット10、11に移送用チェーン12を巻回すると共に、該移送用チェーン12の両端を前記走行台車5の両端に接続している。そして、フレーム3の一端部にモータ13を配設し、該モータ13に取り付けたスプロケット14と前記回転軸8の端部に取り付けたスプロケット15をチェーン16により連結し、モータ13の正逆回転により移送用チェーン12を介して前記走行台車5を前後に移動自在としている。
【0018】
また、フレーム3の両側には、走行台車5に被研掃物を搭載して移送する際に、被研掃物が側方に倒れないようにフレーム3の長手方向に沿って被研掃物の大きさに応じた案内板17を配設している。
【0019】
研掃部2は、フレーム3の中央部付近の両側に配設した支持枠18に被研掃物が通過できる間隔を隔てて研掃具19を立設したものである。
【0020】
研掃具19は、図3に示すように、支持枠18の上下位置に取り付けた軸受20にそれぞれ回転主軸21をほぼ垂直に軸支して回転自在とし、該回転主軸21に複数枚の適宜半径の落下止め用リング22を固着している。また、回転主軸21を中心とした所定半径の同心円上に複数本の軸体23を落下止め用リング22を貫通させて回転主軸21と平行に一体化して取り付けている。そして各落下止め用リング22間の軸体23に薄板から形成したドーナツ状の研掃用リング24を多数装着している。
【0021】
研掃用リング24は内径が軸体23の外径より大きくて軸体23に遊嵌状態で取り付けてある。なお、軸体23に固着した落下止め用リング22の間に研掃用リング24を分散させて装着しているので、研掃用リング24の自重を各落下止め用リング22で分散して支持することができ、回転主軸21を回転させた時に研掃用リング24を遠心力でスムーズに外方向に飛び出させてそれぞれのリング24を独立させて高速回転できるようになっている。
【0022】
また、研掃用リング24の自重に対応する別の方法として、図5に示すように、研掃用リング24を装着する軸体23を上方位置になるほど回転主軸21から遠ざかって上部に向かって開くように傾斜を持たせるようにする。これによって、回転主軸21を回転させると、その遠心力によって研掃用リング24は傾斜した軸体23に沿って上方に向かう力を付与され、自重に対抗して若干上方に浮きあがり、スムーズに外方向に飛び出すことができる。
【0023】
25は回転主軸21を回転駆動する駆動用モータであって、支持枠18側面のモータ固定板26に取り付けてあり、該駆動用モータ25に装着したスプロケット27と回転主軸21に装着したスプロケット28にチェーン29を巻回し、駆動用モータ25により回転主軸21を回転駆動することにより研掃具19を回転するようにしている。
【0024】
しかして、足場研掃機により被研掃物である足場枠等の付着物を除去する時には、先ず移送コンベヤ1のモータ13を駆動して走行台車5が被研掃物の送り込み側に来るようにし、また、駆動用モータ25を駆動して研掃具19を回転させる。
【0025】
そして、前記走行台車5の支持金具7に被研掃物である足場枠の建地又は横地を嵌め入れ、被研掃物を立てた状態で研掃具19に向かって送り込む。研掃具19は高速回転しており、被研掃物が研掃具19の間を通過する間に高速回転する研掃用リング24が被研掃物に対して両側から当たって被研掃物の付着物を擦り落とす。
【0026】
この研掃用リング24は軸体23に対して遊嵌状態で装着しているため、被研掃物に衝突する度に後方に退きながら被研掃物の表面の付着物を擦り落とす。また研掃用リング24は、軸体23に分散させて装着したり、研掃用リング24を装着する軸体23を傾斜させることによって研掃具19を回転させた時に研掃用リング24の自重により研掃用リング24相互間の摩擦力が大きくなって外方向に飛び出しにくくなるといった欠点を少なくし、研掃用リング24の被研掃物に対する衝突作用を高めるようにしている。
【0027】
被研掃物が上記研掃具19を通過し終えると、モータ13を逆回転させて走行台車5を後戻りさせる。これによって再び被研掃物が研掃具19の間を通過し、再度研掃具19により付着物の除去が行われる。そして走行台車5が元の送り込み位置に戻ってきて停止すると、被研掃物を支持金具7より取り出して別の被研掃物を支持金具7に嵌め入れて研掃具19に向かって送り込むのである。
【0028】
この時、移送コンベヤ1上を何回往復させるかは被研掃物の付着物の除去状況によって判断すると良く、付着物が多くて1回の往復では付着物の除去が不十分な場合には何度か往復動させるようにすると良い。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1記載の足場研掃機にあっては、被研掃物を移送コンベヤ1によって立てた状態で研掃具19に送り込み、研掃具19の回転する研掃用リング24によって被研掃物を立てた状態で研掃して付着物を取り除くようにしたので、設置面積が狭くて済み、装置の省スペース化と低コスト化を図ることができる。また、研掃用リング24を軸体23に落下止め用リング22を介して分散させて装着したので、研掃具19を回転させる時に研掃用リング24の自重が分散されることによりリング24間の摩擦力が少なくなってリング24が外方向に飛び出し易くなり、それぞれのリング24が独立して高速回転できて研掃効果を高めることができる。
【0030】
また、本発明の請求項2記載の足場研掃機によれば、研掃用リング24を装着する軸体23を上方位置ほど回転主軸21より遠ざかる方向に傾斜させたので、研掃具19を回転させる時に研掃用リング24に上方の作用力が働き、上方に若干浮き上がって研掃用リング24間の摩擦力が少なくなり、リング24が外方向に飛び出し易くなってそれぞれリング24が独立して高速回転できて研掃効果を高めることができる。
【0031】
また、本発明の請求項3記載の足場研掃機によれば、被研掃物を研掃具19の間を所定回数往復動させ、被研掃物を最終的に送り込み側より取り出すようにしたので、1名の作業者によって研掃作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る足場研掃機の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の要部を示す概要図である。
【図4】図3の平面図である
【図5】本発明に係る足場研掃機の別の実施例の要部を示す概要図である。
【符合の説明】
1…移送コンベヤ 2…研掃部
19…研掃具 21…回転主軸
22…抜け止め用リング 23…軸体
24…研掃用リング 25…駆動用モータ

Claims (3)

  1. 被研掃物を立てて移送する移送コンベヤを配設し、該移送コンベヤの両側には被研掃物が通過できる間隔を保持して一対の回転主軸を回転自在に立設すると共に、該回転主軸を中心とした所定半径の同心円上に複数本の軸体を回転主軸に沿って所定間隔を保持して一体化して取り付け、各軸体にその長手方向に沿って所定の間隔で複数枚の落下止め用リングを取り付け、更に各落下止め用リングの間の各軸体には軸体の外径より大きい内径を有する板より形成した研掃用リングを所定枚数ずつ分散させて装着したことを特徴とする足場研掃機。
  2. 前記回転主軸に沿って一体化した軸体は、上方位置になるにしたがって回転主軸より遠ざかる方向に傾斜させたことを特徴とする請求項1記載の足場研掃機。
  3. 前記移送コンベヤは被研掃物を研掃部に対して所定回数往復動させて被研掃物を最終的に送り込み側より取り出す構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の足場研掃機。
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