JP2586449Y2 - 足場板用研掃機 - Google Patents
足場板用研掃機Info
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- JP2586449Y2 JP2586449Y2 JP1992084482U JP8448292U JP2586449Y2 JP 2586449 Y2 JP2586449 Y2 JP 2586449Y2 JP 1992084482 U JP1992084482 U JP 1992084482U JP 8448292 U JP8448292 U JP 8448292U JP 2586449 Y2 JP2586449 Y2 JP 2586449Y2
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- Cleaning In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築工事の現場より回
収した足場板を研掃する足場板用研掃機に関する。
収した足場板を研掃する足場板用研掃機に関する。
【0002】
【従来の技術】建築工事に使用した足場板は、使用中に
塗料やモルタル等の付着物により汚れることが多く、建
築現場より回収後、例えば特願平2−124414号
(特開平4ー20657号)に示されるような足場枠と
兼用の研掃機に足場板を送り込み、足場板表面の付着物
を取り除いて次回の使用に備えるようにしている。
塗料やモルタル等の付着物により汚れることが多く、建
築現場より回収後、例えば特願平2−124414号
(特開平4ー20657号)に示されるような足場枠と
兼用の研掃機に足場板を送り込み、足場板表面の付着物
を取り除いて次回の使用に備えるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、足場枠
と兼用の研掃機では足場枠等の被研掃物を上下からロー
ラによって挟み込んで送り込む方式をとっているのが一
般的で、前記ローラの間隔の関係から、足場板の送り込
みも足場板の長手方向に送り込むようになっているた
め、研掃に要する時間及び供給排出の時間が長くかかる
と共に、足場板についてみれば装置が大きくなるうえ、
研掃効率も良いとは言えない。
と兼用の研掃機では足場枠等の被研掃物を上下からロー
ラによって挟み込んで送り込む方式をとっているのが一
般的で、前記ローラの間隔の関係から、足場板の送り込
みも足場板の長手方向に送り込むようになっているた
め、研掃に要する時間及び供給排出の時間が長くかかる
と共に、足場板についてみれば装置が大きくなるうえ、
研掃効率も良いとは言えない。
【0004】本願考案は上記の点に鑑み、研掃体の配置
と送り装置を工夫して足場板を横送り可能にした足場板
用研掃機を提供することを目的とする。
と送り装置を工夫して足場板を横送り可能にした足場板
用研掃機を提供することを目的とする。
【0005】本考案は上記の目的を達成するために、足
場板の長手辺より広い幅を有する足場板移送用コンベヤ
の上位に、多数の研掃用リングを軸体に遊嵌して形成し
た複数本の研掃体を前記コンベヤの搬送面に平行に、か
つ進行方向に対して傾斜させた状態で前記コンベヤの幅
方向に渡って研掃体の一部が重なるように並設すると共
に、隣り合う前記研掃体の回転方向が互いに逆方向とな
るようにしたものである。
場板の長手辺より広い幅を有する足場板移送用コンベヤ
の上位に、多数の研掃用リングを軸体に遊嵌して形成し
た複数本の研掃体を前記コンベヤの搬送面に平行に、か
つ進行方向に対して傾斜させた状態で前記コンベヤの幅
方向に渡って研掃体の一部が重なるように並設すると共
に、隣り合う前記研掃体の回転方向が互いに逆方向とな
るようにしたものである。
【0006】
【作用】本考案に係る足場板用研掃機によれば、足場板
の長手辺より幅広の足場板移送用コンベヤ上に足場板を
進行方向に対して横向きに載置する。足場板移送用コン
ベヤは所望の送り速度で足場板を研掃部に送り込む。研
掃部には研掃用リングを遊嵌して形成した複数本の研掃
体がコンベヤの進行方向に対して傾けた状態で足場板移
送用コンベヤの幅方向に渡って回転自在に並べられてお
り、送り込まれた足場板はこの研掃体の下方を通過する
際に表面が回転する研掃用リングによってこすられ、表
面の付着物が研掃されるのである。この時、足場板はそ
の短手方向の距離分だけ移動すれば研掃体の下方を通過
してしまうので、短時間のうちに研掃作業が完了するこ
とになる。したがって装置の長さを縮小することができ
るうえ、研掃効率を向上させることができる。
の長手辺より幅広の足場板移送用コンベヤ上に足場板を
進行方向に対して横向きに載置する。足場板移送用コン
ベヤは所望の送り速度で足場板を研掃部に送り込む。研
掃部には研掃用リングを遊嵌して形成した複数本の研掃
体がコンベヤの進行方向に対して傾けた状態で足場板移
送用コンベヤの幅方向に渡って回転自在に並べられてお
り、送り込まれた足場板はこの研掃体の下方を通過する
際に表面が回転する研掃用リングによってこすられ、表
面の付着物が研掃されるのである。この時、足場板はそ
の短手方向の距離分だけ移動すれば研掃体の下方を通過
してしまうので、短時間のうちに研掃作業が完了するこ
とになる。したがって装置の長さを縮小することができ
るうえ、研掃効率を向上させることができる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
【0008】足場板用研掃機は足場板Aを搬送する足場
板移送用コンベヤ1と足場板表面の付着物を除去する研
掃部2とから構成されている。
板移送用コンベヤ1と足場板表面の付着物を除去する研
掃部2とから構成されている。
【0009】足場板移送用コンベヤ1は幅を足場板Aの
長手辺より広くした架台3のヘッド側に駆動軸4を、テ
ール側に従属軸5を配設し、それぞれの軸4、5に取り
付けたスプロケット6、7に移送用チェーン8を掛け回
し、駆動軸4の一端部に取り付けたスプロケット9とモ
ータ10のスプロケット11とを駆動用チェーン12に
より連結してモータ10の駆動により移送用チェーン8
を回転させるようにしている。
長手辺より広くした架台3のヘッド側に駆動軸4を、テ
ール側に従属軸5を配設し、それぞれの軸4、5に取り
付けたスプロケット6、7に移送用チェーン8を掛け回
し、駆動軸4の一端部に取り付けたスプロケット9とモ
ータ10のスプロケット11とを駆動用チェーン12に
より連結してモータ10の駆動により移送用チェーン8
を回転させるようにしている。
【0010】前記移送用チェーン8には足場板Aをチェ
ーン8上に載置して移送する時に足場板Aの側面を引っ
掛けて移送する係止片13を適宜間隔で多数取り付けて
いる。移送用チェーン8は図2に示すように2条掛け回
しており、その間隔は足場板Aを横向きにコンベヤ1上
に載置して移送できる間隔に保持している。
ーン8上に載置して移送する時に足場板Aの側面を引っ
掛けて移送する係止片13を適宜間隔で多数取り付けて
いる。移送用チェーン8は図2に示すように2条掛け回
しており、その間隔は足場板Aを横向きにコンベヤ1上
に載置して移送できる間隔に保持している。
【0011】研掃部2は足場板移送用コンベヤ1の中央
部付近の上位に配設したものであって、架台3を跨ぐよ
うに支持枠14を配設し、該支持枠14内に足場板Aが
通過できる間隔を開けて前記移送用コンベヤ1の足場板
Aの移送面と平行に、かつ足場板Aの移送方向に対して
傾斜させた状態で4本の研掃体15を適宜間隔を保持し
て配置している。
部付近の上位に配設したものであって、架台3を跨ぐよ
うに支持枠14を配設し、該支持枠14内に足場板Aが
通過できる間隔を開けて前記移送用コンベヤ1の足場板
Aの移送面と平行に、かつ足場板Aの移送方向に対して
傾斜させた状態で4本の研掃体15を適宜間隔を保持し
て配置している。
【0012】研掃体15は支持枠14の前後に配設した
軸受支持材16に固定した軸受17により回転軸18の
両端部を回転自在に軸支している。回転軸18の両端部
付近には適宜半径の円板19を嵌着しており、該円板1
9間に回転軸18と平行に複数本の軸体20を固定して
いる。該軸体20には薄板から形成したドーナツ状の研
掃用リング21が多数装着してある。
軸受支持材16に固定した軸受17により回転軸18の
両端部を回転自在に軸支している。回転軸18の両端部
付近には適宜半径の円板19を嵌着しており、該円板1
9間に回転軸18と平行に複数本の軸体20を固定して
いる。該軸体20には薄板から形成したドーナツ状の研
掃用リング21が多数装着してある。
【0013】研掃用リング21は内径が軸体20の外形
より大きくて軸体20に遊嵌状態で取り付けており、回
転軸18を回転していないときには軸体20に吊り下が
った状態となっている。また研掃用リング21は軸体2
0にできるだけ多く装着するが隣接する研掃用リング2
1により圧迫されずに自由に軸体20の回りに回転でき
るようにしている。
より大きくて軸体20に遊嵌状態で取り付けており、回
転軸18を回転していないときには軸体20に吊り下が
った状態となっている。また研掃用リング21は軸体2
0にできるだけ多く装着するが隣接する研掃用リング2
1により圧迫されずに自由に軸体20の回りに回転でき
るようにしている。
【0014】22は回転軸18を回転駆動するモータで
あり、支持枠14上のモータ台23上に載置固定してあ
り、該モータ22の駆動軸に装着したスプロケット24
と回転軸18に装着したスプロケット25にチェーン2
6を巻回し、モータ22の駆動により回転軸18を回転
駆動することにより研掃体15を回転している。
あり、支持枠14上のモータ台23上に載置固定してあ
り、該モータ22の駆動軸に装着したスプロケット24
と回転軸18に装着したスプロケット25にチェーン2
6を巻回し、モータ22の駆動により回転軸18を回転
駆動することにより研掃体15を回転している。
【0015】しかして、足場板用研掃機にて足場板Aの
付着物を除去するときには、先ず足場板移送用コンベヤ
1のモータ10を駆動して移送用チェーン8を回転させ
ると共に、研掃部2のモータ22を駆動して研掃体15
を回転させる。そして足場板Aを足場板移送用コンベヤ
1の一端部に載置する。この時、足場板移送用コンベヤ
1の幅は足場板Aの長手辺より広くしており、足場板A
を進行方向に対して横向きに載置する。足場板移送用コ
ンベヤ1に載置された足場板Aは移送用チェーン8に取
り付けた係止片13によって足場板Aの底部側面を引っ
掛けられて回転する研掃体15に向けて所望の速度で送
り込まれる。
付着物を除去するときには、先ず足場板移送用コンベヤ
1のモータ10を駆動して移送用チェーン8を回転させ
ると共に、研掃部2のモータ22を駆動して研掃体15
を回転させる。そして足場板Aを足場板移送用コンベヤ
1の一端部に載置する。この時、足場板移送用コンベヤ
1の幅は足場板Aの長手辺より広くしており、足場板A
を進行方向に対して横向きに載置する。足場板移送用コ
ンベヤ1に載置された足場板Aは移送用チェーン8に取
り付けた係止片13によって足場板Aの底部側面を引っ
掛けられて回転する研掃体15に向けて所望の速度で送
り込まれる。
【0016】研掃体15は高速度で回転しており、研掃
体15の研掃用リング21が通過する足場板Aに対して
衝突し、足場板Aの表面に衝撃を与えて付着物を擦り落
とすのである。この研掃用リング21は軸体20に対し
て遊嵌状態で装着されているため、足場板Aに衝突する
度に後方に退きながら足場板Aの表面に適当な力で接触
して付着物を擦り落とすものであり、また足場板Aの凹
凸形状に追従して表面を擦りつけることができる。
体15の研掃用リング21が通過する足場板Aに対して
衝突し、足場板Aの表面に衝撃を与えて付着物を擦り落
とすのである。この研掃用リング21は軸体20に対し
て遊嵌状態で装着されているため、足場板Aに衝突する
度に後方に退きながら足場板Aの表面に適当な力で接触
して付着物を擦り落とすものであり、また足場板Aの凹
凸形状に追従して表面を擦りつけることができる。
【0017】また、研掃用リング21が足場板Aに対し
て斜め方向から衝突すれば足場板Aを横方向にずらす力
が作用するが、4本の研掃体15の内、隣り合う研掃体
15を互いに逆方向に回転させるようにすることによっ
て横方向にずれようとする力が相殺され、足場板Aが横
方向にずれることが少なく直進させることができる。
て斜め方向から衝突すれば足場板Aを横方向にずらす力
が作用するが、4本の研掃体15の内、隣り合う研掃体
15を互いに逆方向に回転させるようにすることによっ
て横方向にずれようとする力が相殺され、足場板Aが横
方向にずれることが少なく直進させることができる。
【0018】このように、足場板Aを横向きの状態で研
掃体15の下方を通過させることによって、足場板Aの
短手辺の距離だけ進めば足場板表面の研掃は完了するこ
とになり、短時間の内に研掃処理を済ませることができ
る。またそのことから研掃部2の長さや研掃部2の前後
に突き出す部分、即ち足場板Aの送込み部と排出部を短
くすることができ、足場板移送用コンベヤ1の全長を短
くすることができる。
掃体15の下方を通過させることによって、足場板Aの
短手辺の距離だけ進めば足場板表面の研掃は完了するこ
とになり、短時間の内に研掃処理を済ませることができ
る。またそのことから研掃部2の長さや研掃部2の前後
に突き出す部分、即ち足場板Aの送込み部と排出部を短
くすることができ、足場板移送用コンベヤ1の全長を短
くすることができる。
【0019】また、上述の実施例においては研掃体15
を4本配列したものを例にあげて説明したが、足場板A
のよこずれを防止できるようにするものであればこの本
数に限定するものではない。更に、研掃用リング21に
おいては外形を円形としたが、これも円形に限定するも
のでなく、例えば楕円形でもひょうたん形等でも良い。
また研掃体15を足場板Aの移送方向に対して傾斜させ
た状態で配置しているが、足場板の研掃効率は低下する
が移送方向に対して直行方向に設置できることは言うま
でもない。
を4本配列したものを例にあげて説明したが、足場板A
のよこずれを防止できるようにするものであればこの本
数に限定するものではない。更に、研掃用リング21に
おいては外形を円形としたが、これも円形に限定するも
のでなく、例えば楕円形でもひょうたん形等でも良い。
また研掃体15を足場板Aの移送方向に対して傾斜させ
た状態で配置しているが、足場板の研掃効率は低下する
が移送方向に対して直行方向に設置できることは言うま
でもない。
【0020】
【考案の効果】以上のように本考案に係る足場板用研掃
機によれば、足場板移送用コンベヤ1の幅を足場板の長
手辺より広くし、そのコンベヤ1の中央部付近の上位
に、多数の研掃用リング21を軸体20に遊嵌して形成
した複数本の研掃体15を足場板Aの搬送面に平行に、
かつ進行方向に対して傾斜させてコンベヤ1の幅方向に
渡って回転自在に並設したので、足場板Aを進行方向に
対して横向きにして研掃体15に送り込むことができ、
研掃に要する時間が短縮できて研掃効率を向上させるこ
とができるうえ、装置全体の長さを短くできて省スペー
ス化を図ることができる。
機によれば、足場板移送用コンベヤ1の幅を足場板の長
手辺より広くし、そのコンベヤ1の中央部付近の上位
に、多数の研掃用リング21を軸体20に遊嵌して形成
した複数本の研掃体15を足場板Aの搬送面に平行に、
かつ進行方向に対して傾斜させてコンベヤ1の幅方向に
渡って回転自在に並設したので、足場板Aを進行方向に
対して横向きにして研掃体15に送り込むことができ、
研掃に要する時間が短縮できて研掃効率を向上させるこ
とができるうえ、装置全体の長さを短くできて省スペー
ス化を図ることができる。
【図1】本考案に係る足場板用研掃機の一実施例を示す
正面図である。
正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図1の要部拡大図である。
1…足場板移送用コンベヤ 2…研掃部 8…移送用チェーン 15…研掃体 7…研掃用リング
Claims (1)
- 【請求項1】足場板の長手辺より広い幅を有する足場板
移送用コンベヤの上位に、多数の研掃用リングを軸体に
遊嵌して形成した複数本の研掃体を前記コンベヤの搬送
面に平行に、かつ進行方向に対して傾斜させた状態で前
記コンベヤの幅方向に渡って研掃体の一部が重なるよう
に並設すると共に、隣り合う前記研掃体の回転方向が互
いに逆方向となるようにしたことを特徴とする足場板用
研掃機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992084482U JP2586449Y2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 足場板用研掃機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992084482U JP2586449Y2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 足場板用研掃機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647501U JPH0647501U (ja) | 1994-06-28 |
JP2586449Y2 true JP2586449Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=13831869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992084482U Expired - Fee Related JP2586449Y2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 足場板用研掃機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586449Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-09 JP JP1992084482U patent/JP2586449Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0647501U (ja) | 1994-06-28 |
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Legal Events
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