JP3037751U - 角材のケレン装置 - Google Patents
角材のケレン装置Info
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- JP3037751U JP3037751U JP1996011651U JP1165196U JP3037751U JP 3037751 U JP3037751 U JP 3037751U JP 1996011651 U JP1996011651 U JP 1996011651U JP 1165196 U JP1165196 U JP 1165196U JP 3037751 U JP3037751 U JP 3037751U
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- dresser
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 木製角材の表面に付着しているコンクリート
を、角材を損傷させることなく自動的に除去できるケレ
ン装置を提供する。 【解決手段】 ピンチローラ12、13、14、15に
よって角材を長さ方向に送る搬送ラインの途中に木製角
材の上下面をケレン処理するドレッサー16、17と、
角材の両側面をケレン処理するドレッサー18、19を
配置し、角材の四面を自動的にケレン処理すると共に、
ドレッサーの打撃輪は、両端に位置するものを中間のも
のより厚くし、角材のコーナに損傷が生じるのを防止す
る。
を、角材を損傷させることなく自動的に除去できるケレ
ン装置を提供する。 【解決手段】 ピンチローラ12、13、14、15に
よって角材を長さ方向に送る搬送ラインの途中に木製角
材の上下面をケレン処理するドレッサー16、17と、
角材の両側面をケレン処理するドレッサー18、19を
配置し、角材の四面を自動的にケレン処理すると共に、
ドレッサーの打撃輪は、両端に位置するものを中間のも
のより厚くし、角材のコーナに損傷が生じるのを防止す
る。
Description
【0001】
この考案は、角材のケレン装置、更に詳しくは、木製コンクリートパネルの桟 木の如き木製角材の表面に付着したコンクリートを除去するためのケレン装置に 関する。
【0002】
木製コンクリートパネル1は、図5に示すように、合板を用いたパネルプレー ト2の裏面側周囲に、桟木3を釘による固定によって枠状に取り付け、大きなも のでは裏面側中間部にも桟木を取り付けた構造になっている。
【0003】 上記コンクリートパネル1は、上下左右に並べてコンクリートを成形するため 、重なり合う桟木3間にもコンクリートが付着することになる。このため、コン クリートパネル1の再使用時にはパネルプレート2の表面及び桟木3に付着した コンクリートを除去するケレン処理が必要となる。
【0004】 従来、コンクリートパネル1の付着コンクリートを除去するためのケレン処理 手段として、コンクリートパネル1をそのままの状態で移動させ、移動途中でパ ネルプレート1の成形面をドレッサーで打撃して付着コンクリートを除去するパ ネルケレン装置が用いられている。
【0005】
ところで、パネルケレン装置は、パネルプレート1に付着したコンクリートを 除去するためのものであり、桟木3に付着したコンクリートの除去までは行えず 、このため、桟木に対するケレン処理は別途手作業で行う必要があり、手間がか かると共に、処理コストが高くつくという問題がある。
【0006】 そこで、この考案の課題は、コンクリートパネルのケレン処理時に、該パネル を分解することにより、パネルプレートとは別に桟木だけを単独でケレン処理す ることができ、コンクリートパネルに対するケレン処理の省力化と能率向上が図 れる角材のケレン装置を提供することにある。
【0007】
上記のような課題を解決するため、請求項1の考案は、搬送ラインに沿って送 られる木製角材の移動途中に、角材の上下面にケレン処理を施す一対のドレッサ ーと、角材の両側面にケレン処理を施す一対のドレッサーを配置し、前記各ドレ ッサーが、回転軸芯を中心とする同心円上に配置した複数の旋回軸にそれぞれ多 数の打撃輪を径方向に可動となるよう取り付けて形成され、各旋回軸の打撃輪は 、両端部に位置する厚みの厚いものと中間部に位置する厚みの薄いものとが組み 合せられている構成を採用したものである。
【0008】 請求項2の考案は、請求項1の考案において、搬送ラインは、角材を上下から 挟んで回転する複数のピンチローラを角材の送り方向へ並べることによって形成 され、各ドレッサーは、モータと連動した回転軸に二枚の円板を固定し、対向す る両円板間の外周寄りの位置に複数の旋回軸を回転軸を中心とする同心円上に配 置して架設し、旋回軸に取り付けた打撃輪は内径が旋回軸よりも大径になってい る構成を採用したものである。
【0009】 この考案において、角材は、木製コンクリートパネルを構成する桟木であり、 ピンチローラで保持されて長さ方向に送られる桟木は、各ドレッサーの旋回する 打撃輪で各面が打撃され、この打撃によって付着しているコンクリートが剥離除 去される。
【0010】
以下、この考案の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0011】 先ず、ケレン処理の対象角材であるコンクリートパネルの桟木3は図6に示す ように、ケレン処理時にパネルプレート2から分解した状態にする。
【0012】 次に、桟木3にケレン処理を施すケレン装置は、図1に示すように、フレーム 11の前後方向に沿って設定した搬送ラインの前後複数箇所に、桟木3を上下か ら挾持して長さ方向に送るピンチローラ12、13、14、15を並べて設ける と共に、第1と第2のピンチローラ12と13の間に桟木3の上下面をケレン処 理する上下一対のドレッサー16、17を配置し、第3と第4のピンチローラ1 4と15間に、桟木3の両側面をケレン処理する両側一対のドレッサー18、1 9が配置されている。
【0013】 上記各ピンチローラ12、13、14、15の各々は、定位置ローラ20と、 この定位置ローラ20上で上下に揺動自在となり、ばね21で桟木3を常時押し 下げる弾性が付勢された押さえローラ22とで形成され、各定位置ローラ20は モータ23によって同一方向に回転するよう駆動され、上下から挾持した桟木3 を長さ方向に送るようになっている。
【0014】 各ドレッサー16、17、18、19は構造的に等しく、図2と図3に示すよ うに、フレーム11に固定した軸受24で回転軸25を支持し、この回転軸25 の先端に二枚の円板26、27を対向面間が桟木3の幅よりも広い間隔を有する ように固定し、両円板26、27の対向面間で外周寄りの位置に複数の旋回軸2 9を回転軸25を中心とする同心円上に配置して架設し、各旋回軸29に多数の 打撃輪30を取り付けて形成され、桟木3の上下面をケレン処理するドレッサー 16、17は、回転軸25が水平となるよう配置され、桟木3の両側面をケレン 処理するドレッサー18、19は回転軸25が垂直となるよう配置されている。
【0015】 桟木3の上下面をケレン処理するドレッサー16と17はモータ31により相 反する方向に回転するよう駆動され、また、両側面をケレン処理する両側のドレ ッサー18と19はモータ32で相反する方向に回転するよう駆動される。
【0016】 各ドレッサー16、17、18、19において、旋回軸29に取り付けた打撃 輪30は、図3と図4に示すように、両側端部に位置する厚みの厚い打撃輪30 aと、その間の中間部に位置する厚みの薄い多数の打撃輪30bとの組み合せか らなり、両打撃輪30a、30bはその内径が旋回軸29の外径よりも大径とな り、旋回軸29に対して径方向に移動自在となるよう取り付けられている。
【0017】 各ドレッサーは、その回転時に打撃輪30が遠心力を受け、最も外側に位置す る状態で旋回することになり、対となるドレッサー16、17と18、19は、 打撃輪30の最大旋回外径の最も接近する部分が互に接触することなく、かつ、 桟木3の幅や厚みよりも狭くなるように間隔が設定され、この関係により、打撃 輪30で桟木3の表面を打撃することができるようになる。
【0018】 ところで、角材である桟木3を薄い打撃輪30bだけで打撃した場合、桟木3 に対する接触部分が少ないため、桟木3の強度的に弱いコーナ部分が破損する危 険性がある。これを防ぐため、両端に位置する打撃輪30a、30aの厚みを厚 くすることにより、図3の如く、桟木3に対する接触部分が多くなり、桟木3に 喰込むことがないので、桟木3のコーナ部分を損傷させるのを有効に防止できる 。また、中間部に薄い打撃輪30bを用いることにより、桟木3の面に対するケ レン効果を向上させることができる。
【0019】 この考案のケレン装置は上記のような構成であり、各ピンチローラ12、13 、14、15及びドレッサー16、17、18、19を回転させた状態で桟木3 を第1のピンチローラ12に送り込めば、該桟木3は長さ方向へ強制的に送られ 、その移動途中でドレッサー16、17により上下面がケレン処理され、次にド レッサー18、19で両側面がケレン処理されるため、四面の何れに付着してい るコンクリートでも、図3の如く、打撃輪30の打撃による衝撃で剥離除去され ることになる。
【0020】
【考案の効果】 以上のように、この考案によると、木製角材を搬送ラインに供給するだけで、 該角材の表面付着物を打撃輪で打撃して剥離除去することができ、角材のケレン 処理が省力的に能率よく行える。
【0021】 また、ドレッサーの打撃輪は、両端に位置する打撃輪の厚みを中間部のものよ り厚くしたので、角材のコーナ部分に対する打撃時に損傷を生じさせることがな い。
【図1】この考案に係るケレン装置の正面図
【図2】ドレッサーの拡大した側面図
【図3】ドレッサーが角材をケレン処理している部分の
拡大断面図
拡大断面図
【図4】打撃輪の分解斜視図
【図5】コンクリートパネルの斜視図
【図6】コンクリートパネルの分解斜視図
1 コンクリートパネル 3 桟木 12、13、14、15 ピンチローラ 16、17、18、19 ドレッサー 30 打撃輪 30a 厚みの厚い打撃輪 30b 厚みの薄い打撃輪
Claims (2)
- 【請求項1】 搬送ラインに沿って送られる木製角材の
移動途中に、角材の上下面にケレン処理を施す一対のド
レッサーと、角材の両側面にケレン処理を施す一対のド
レッサーを配置し、前記各ドレッサーが、回転軸芯を中
心とする同心円上に配置した複数の旋回軸にそれぞれ多
数の打撃輪を径方向に可動となるよう取り付けて形成さ
れ、各旋回軸の打撃輪は、両端部に位置する厚みの厚い
ものと中間部に位置する厚みの薄いものとが組み合せら
れている角材のケレン装置。 - 【請求項2】 搬送ラインは、角材を上下から挟んで回
転する複数のピンチローラを角材の送り方向へ並べるこ
とによって形成され、各ドレッサーは、モータと連動し
た回転軸に二枚の円板を固定し、対向する両円板間の外
周寄りの位置に複数の旋回軸を回転軸を中心とする同心
円上に配置して架設し、旋回軸に取り付けた打撃輪は内
径が旋回軸よりも大径になっている請求項1記載の角材
のケレン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996011651U JP3037751U (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 角材のケレン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996011651U JP3037751U (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 角材のケレン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3037751U true JP3037751U (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=43172457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996011651U Expired - Lifetime JP3037751U (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 角材のケレン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3037751U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0515313U (ja) * | 1991-08-06 | 1993-02-26 | ウシオ電機株式会社 | 両端封止型ハロゲン白熱電球 |
-
1996
- 1996-11-14 JP JP1996011651U patent/JP3037751U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0515313U (ja) * | 1991-08-06 | 1993-02-26 | ウシオ電機株式会社 | 両端封止型ハロゲン白熱電球 |
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