JP3605743B2 - ネジ打ち回し機におけるノーズ部のネジガイドの取付機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、打ち込みネジを被ねじ込み材に垂直に打ち込むために打ち込みネジをガイドするネジガイドの取付機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ネジ打ち回し機において、打ち込みネジを打ち込む際に被ねじ込み材に垂直に打ち込めるように、ノーズ部の先端に一対のネジガイドが回動開閉自在に取りつけられている。このネジガイドはノーズ部に取付ピンで取りつけられているが、この取付ピン25は図6に示すように一端には抜け止め用の膨突部26を形成し、他端には溝27を形成し、該溝27には抜け止め用にゴム製の座金28が嵌め込まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の取付ピン25では一端には膨突部26があり、他端にはゴム製座金28を嵌める溝27が形成されているので、取り付けピン25をネジガイドに嵌合する際の方向が決められている。このように、取付けピン25には方向性があり、さらにストップリングのような外れ止めのための部品が必要なので、部品の点数が増えるとともに、組み付け性がよくなかった。また、コンタクトトップも特別な加工をして独自に取りつける必要があった。
【0004】
本発明は上記問題点を解消し、少ない部品点数により、方向性がなく、容易確実に取り付けることができるネジ打ち回し機におけるノーズ部のネジガイドの取付機構を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るネジ打ち回し機におけるノーズ部のネジガイドの取付機構は、ボディの先端に設けられたノーズ部に打ち込みネジを供給し、この打ち込みネジを打撃してその一部を被打ち込み材に対して打ち込んだ後に回転させてねじ込むとともに、上記ノーズ部の先端両側に設けられた一対のネジガイドによって上記ノーズ部から打ち出された打ち込みネジを垂直状態に案内し、さらに上記ネジガイドを被打ち込み材を保護する可撓性材により形成されたコンタクトトップで覆ったネジ打ち回し機において、上記各ネジガイドの基部を、ノーズ部を貫通した取付ピンに貫通させて回動自在に支持するとともに、上記コンタクトトップの基部から上記取付けピンの端部を収容する貫通孔又は嵌合凹部を形成した一対の押え片を上記コンタクトトップと一体的に対向形成し、両押え片を上記取付ピンの両端部に配置して上記取付ピンの抜け止めとするとともに、上記取付ピンの端部を上記押え片の貫通孔又は嵌合凹部内に収容させることによってコンタクトトップをノーズ部へ取り付けるようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1はネジ打ち回し機を示し、このネジ打ち回し機はボディ先端のノーズ部1に供給された打ち込みネジ2をノーズ部1の上部に配置された打撃ピストン3で打撃して被ねじ込み材にその一部を打ち込み、続いて図示しないネジ回転機構により打ち込みネジを回転させてねじ込むものである。
【0007】
上記ノーズ部の先端には一対のネジガイドが回動開閉自在に取り付けられ、打撃時に上記打ち込みネジ2を両側から挟持して被ねじ込み材4に垂直に打ち込めるようにガイドししている。また、ネジガイド5の先端が被ねじ込み材4に直接接触しないようにノーズ部1の先端には被ねじ込み材を保護する合成樹脂製のコンタクトトップ12が配置されている。
【0008】
上記各ネジガイド5はノーズ部1に回動自在に支持されている。また、ネジガイド5はノーズ部1に配置されたスプリング7でネジガイド5の先端が互いに当接して閉じるように付勢され、打撃ピストン3が駆動された時に打ち込みネジ2を被ねじ込み材4に垂直に打ち込まれるように両側からガイドするもので、打ち込みネジ2はスプリング7に抗してネジガイド5を押し広げながら打ち出される。
【0009】
ところで、ネジガイド5の基部には取付ピン6の取付孔10が形成されている。この取付孔10はノーズ部1に形成された軸孔11と同径で、しかも取付ピン6の太さとほぼ同じ大きさの径で取付ピン6がスムーズに挿入できるように形成されている。
【0010】
取付ピン6は、両端部に中央部よりも径の小さい小径部6aが突出して左右対称に形成され、ノーズ部1の軸孔11に挿入したときに左右の小径部6aがノーズ部1の両側面からそれぞれ突出するように形成されている。
【0011】
そして、ノーズ部1の先端には、ネジガイド5の先端が被ねじ込み材4に直接接触して、被ねじ込み材4に傷をつけることがないようにコンタクトトップ12が配置されている。このコンタクトトップ12はゴムや合成樹脂の可撓性部材で短筒状に形成され、両側には上方に向かってノーズ部1を両側から挟持する押え片13が形成されている。この押え片13には上記小径部6aに貫通する貫通孔14がそれぞれ2個形成されている。
【0012】
前記構成においてネジガイド5を取り付けるときは、図4(a)に示すように、ノーズ部1の先端内部にネジガイド5の上部を挿入した後、ノーズ部1の一方の側面の軸孔11から取付ピン6の先端を挿入する。取付ピン6は軸孔11を貫通し、一方のネジガイド5の取付孔10を貫通し、さらにネジガイド5の他方の取付孔10を貫通してノーズ部1の他方の側面から小径部6aを突出させる(図4(b)参照)。この状態で、下方からコンタクトトップ12の押え片13をノーズ部1の両側から拡開させながら押し上げて両押え片13を上記取付ピン6の両端部に配置し、貫通孔14に小径部6aを貫通させる。これにより、ネジガイド5の基部は取付ピン6に回動自在に支持される。取付ピン6の両端は、2つの押え片13に挟まれてノーズ部1から抜け出すことはなく、一方コンタクトトップ12も押え片13が小径部6aに係合してノーズ部1から脱落することがない。
【0013】
上述のように、両端部に小径部6aが形成された取付ピン6は左右対称に形成され、ノーズ部1の軸孔11とネジガイド5の取付孔10とは同一径に形成されるとともに、上記取付ピン6を挿入できる大きさに形成されているので、取付ピン6はどちらからでも自由に挿入でき、挿入方向を限定することなくネジガイド5をノーズ部1に取りつけることができる。そして、一旦取りつけた取付ピン6は被ねじ込み材4を保護するコンタクトトップ12の押え片13の貫通孔14に貫通してノーズ部1から抜け出さないように保持されるとともに、このコンタクトトップ12もノーズ部1から離脱することはない。また、取付ピンはネジガイドを支持するとともに、コンタクトトップの取り付け手段も兼ねるので、同時にネジガイドとコンタクトトップとをノーズ部に取りつけることができる。また、ストップリング等の抜け止め部品を追加する必要がなく、作業の効率を向上させるとともに、組み立てコストの低減を図ることができる。
【0014】
なお、図5に示すように取付ピン20を一端から他端まで同じ太さに形成し、コンタクトトップ12の押え片13の内側に上記取付ピン20が嵌合できる大きさの嵌合凹部21を形成するようにしてもよい。
【0015】
このネジガイドの取付機構によれば、ノーズ部1の両側面から突出した取付ピン20の両端部20aをコンタクトトップ12の押え片13に形成された嵌合凹部21に嵌合させることにより、取付ピン6に上述の小径部のような特別な加工を施すこともなくネジガイド5とコンタクトトップ12とをノーズ部1に簡単且つ確実に取りつけることができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、取付ピンは左右対称に形成され、取り付けに方向性がなく、ノーズ部のどちらから貫通してもよいので、取付ピンの方向を意識することなくネジガイドをノーズ部に簡単に取り付けることができる。しかも、この取付ピンはコンタクトトップの押え片により抜け止めされるので、取付ピンに特殊な加工をする必要もなく、この取付ピンを固定するための固定部品も必要としないので、部品点数を少なくすることができる。また、コンタクトトップも取り付けピンによって固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネジガイド及びコンタクトトップの取付構造を適用したネジ打ち回し機の要部を示す側面図
【図2】ネジガイド及びコンタクトトップの取付構造を示す要部縦断面図
【図3】上記ネジガイド及びコンタクトトップの取付構造を説明する分解側面図
【図4】(a)(b)(c)はネジガイド及びコンタクトトップの取り付け態様を示す要部正面図
【図5】ネジガイド及びコンタクトトップの取付構造の他の例を示す要部正面図
【図6】従来のネジガイドの取付構造
【符号の説明】
1 ノーズ部
2 打ち込みネジ
3 打撃ピストン
4 被ねじ込み材
5 ネジガイド
6 取付ピン
12 コンタクトトップ
13 押え片
14 貫通孔(係合部)
Claims (1)
- ボディの先端に設けられたノーズ部に打ち込みネジを供給し、この打ち込みネジを打撃してその一部を被打ち込み材に対して打ち込んだ後に回転させてねじ込むとともに、上記ノーズ部の先端両側に設けられた一対のネジガイドによって上記ノーズ部から打ち出された打ち込みネジを垂直状態に案内し、さらに上記ネジガイドを被打ち込み材を保護する可撓性材により形成されたコンタクトトップで覆ったネジ打ち回し機において、
上記各ネジガイドの基部を、ノーズ部を貫通した取付ピンに貫通させて回動自在に支持するとともに、上記コンタクトトップの基部から上記取付けピンの端部を収容する貫通孔又は嵌合凹部を形成した一対の押え片を上記コンタクトトップと一体的に対向形成し、両押え片を上記取付ピンの両端部に配置して上記取付ピンの抜け止めとするとともに、上記取付ピンの端部を上記押え片の貫通孔又は嵌合凹部内に収容させることによってコンタクトトップをノーズ部へ取り付けるようにしたことを特徴とするネジ打ち回し機におけるノーズ部のネジガイドの取付機構。
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JP12897696A JP3605743B2 (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | ネジ打ち回し機におけるノーズ部のネジガイドの取付機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12897696A JP3605743B2 (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | ネジ打ち回し機におけるノーズ部のネジガイドの取付機構 |
Publications (2)
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JPH09290375A JPH09290375A (ja) | 1997-11-11 |
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Family Applications (1)
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1996
- 1996-04-25 JP JP12897696A patent/JP3605743B2/ja not_active Expired - Fee Related
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