JP3605431B2 - 液体容器の口栓装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば化粧水等を入れる液体容器に対して実施可能な口栓装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧水等を入れる液体容器として、ガラス製又は樹脂製の容器本体に対し、その口部に、軟質樹脂製の中栓が嵌着されたものがある。この中栓には容器本体内と連通する微小な注水孔が形成されており、容器本体を逆立ち状態で上下に振ることで、内容物(化粧水等)の取り出しが行えるようになっている。
【0003】
この種液体容器では、容器本体の口部まわりに、中栓を覆い且つ注水孔を密栓可能とする外蓋を外嵌螺合できるようになっている。勿論、この外蓋は、内容物を取り出す際には予め容器本体から螺脱しておくものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の液体容器では、その使用に際していちいち外蓋を螺脱し、また使用後には螺合する必要がある。そのため面倒であった。しかも、螺脱した外蓋を落下させて破損、又は紛失等させるおそれがあった。
また、従来の液体容器では、容器本体の一振りによって取り出される内容物の量が、振る挙動の大小等に左右されて一定しないという不具合があった。
【0005】
更に、従来の液体容器では、外蓋は被せられているもののそれが完全に螺合されていない状態(即ち、なかば緩んだ状態にあって、中栓の注水孔が密栓できていない状態)にあっても、これを外観しただけでは確認することができなかった。そのため、もし、上記のような不完全螺合状態のまま液体容器を横到等させた場合には、内容物がこぼれるという不具合があった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、外蓋の螺脱や螺合を不要とすることにより、取り扱い上の容易化を図ると共に、内容物の取り出しが略定量的に行え、また一見して密栓状態にあるか否かを確認可能として内容物の漏洩を防止することができる液体容器の口栓構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。
即ち、本発明は、容器本体の口部に設けられる栓基部と、該栓基部に対して上下動自在に保持される昇降栓体と、上記栓基部に対して回動自在に外嵌される操作筒体とを有して成り、前記昇降栓体には、栓基部に対する上昇時にだけ前記操作筒体から露出する位置に吐出口が設けられ、該昇降栓体と前記栓基部との間では、昇降栓体の上昇時にその吐出口と容器本体の口部とを連通させると共に昇降栓体の下降時にその吐出口と前記容器本体の口部との連通状態を遮断する栓手段が構成されており、前記昇降栓体と栓基部と操作筒体との間では、操作筒体の回動操作に伴って昇降栓体を上下動させる連動手段が構成されていることを特徴としている。
【0008】
また、前記連動手段は、操作筒体の回動操作によって上昇させられた昇降栓体を、その吐出口が前記操作筒体内に隠れない範囲で押し下げ操作可能に保持する構成となっていると共に、この押し下げ操作に抗して昇降栓体に押上げ力を付勢するバネが設けられている構成とすることが可能である。
下降状態にある昇降栓体を前記連動手段の回動操作によって上昇させる過程で、前記バネが昇降栓体の押し上げにも利用されるように構成することもできる。
【0009】
前記昇降栓体は、従動台座と該従動台座の上部に離脱不能で且つ上下動自在に連結された吐出操作体とを有しており、これら従動台座と吐出操作体との上下間に前記バネが装填された構成とすることも可能である。
前記連動手段において、前記栓基部には昇降栓体の上下動を案内する筒状壁が設けられており、昇降栓体には栓基部の筒状壁及び前記操作筒体の周壁内面へ向けて突出する従動ピンが設けられており、上記栓基部の筒状壁及び前記操作筒体の周壁には、操作筒体の回動によって上記昇降栓体の従動ピンに合成成分としての上下動を伝えるカム案内路がそれぞれ設けられた構成とすることが可能である。
【0010】
前記栓基部の筒状壁に設けられるカム案内路は、昇降栓体の従動ピンにおける上下動を許容する縦経路と該縦経路の下部で周方向へ延びる下部周経路とを有し、前記操作筒体の周壁に設けられるカム案内路は、当該操作筒体の回動時に昇降栓体の従動ピンを栓基部の上記下部周経路に沿って横移動させる押し面及び押返し面と該従動ピンにおける上記縦経路に沿った上下動を少なくとも上限において制限する上当たり面とを有して形成された構成とすることができる。
【0011】
前記栓基部のカム案内路には、前記縦経路の上部で前記下部周経路とは反対側の周方向へ延びた先部に、昇降栓体の上下動を所定ストローク内に制限する補助縦経路が付設されており、昇降栓体を上昇後に回動させることで前記従動ピンの係合が縦経路又は補助縦経路に切り替わるように構成することで、該昇降栓体を押し下げ操作する場合の上下動ストロークを可変とすることができる。
【0012】
前記操作筒体は、前記栓基部まわりでの回動が前段位置と後段位置との2箇所以上に設けられた係合手段によって制限され、且つ前段位置での係合手段は高操作力をかけることによって乗り越え可能に設けられており、操作筒体を前段位置で係止させた場合と後段位置で係止させた場合とで前記上当たり面に対する従動ピンの当接位置高さが変更され又は前記縦経路と補助縦経路とに対する従動ピンの係合が切り替わるように構成することで、前記昇降栓体を押し下げ操作する場合の上下動ストロークを可変とすることができる。
【0013】
【作用】
栓基部は、容器本体に対して一体的に設けられ、固定されている。この栓基部に対し、昇降栓体は上下動自在に保持され、また操作筒体は栓基部まわりを回動自在となるように保持されている。そして、液体容器の常態(不使用時とする)にあって、昇降栓体は下降状態とされ、操作筒体内に収納されるようになっている。
【0014】
この状態で、容器本体(栓基部)に対して操作筒体を回動操作すると、連動手段の作動に伴って昇降栓体が上昇し、この昇降栓体に設けられた吐出口が操作筒体上へ露出するようになる。このとき、昇降栓体と栓基部との間で構成される栓手段が、吐出口と容器本体の口部とを連通状態にする。従って、液体容器の使用が可能な(内容物の取り出しができる)状態となる。
【0015】
一方、操作筒体を上記と逆方向へ回動操作すると、連動手段の逆作動により昇降栓体が下降する。そのため、昇降栓体の吐出口が操作筒体よりも下方へ隠されるようになる。また、この場合、昇降栓体と栓基部との間で構成される栓手段が、吐出口と容器本体の口部との連通を遮断する。従って、液体容器は常態(内容物の取り出しができない密栓状態)に戻される。
【0016】
このように、操作筒体の回動操作によって昇降栓体の出し入れを行い、内容物の取り出しの可否を切り替えるものであり、それらの切り替え状態は、昇降栓体が上昇しているか又は下降しているかによって一見明らかとなる。
前記昇降栓体は、操作筒体の回動操作により上昇させられた後、その吐出口が操作筒体内に隠れないことを制限された範囲内で、押し下げ操作ができる構成とすることができる。このように昇降栓体に対し、所定範囲での押し下げ動作を行わせることにより、1回の押し下げ動作によって取り出される内容物の量を略定量化することができる。なお、押し下げ動作後の昇降栓体は、バネにより元の上昇位置へ自動復帰させることができる。
【0017】
上記バネは、操作筒体を回動操作した場合に昇降栓体を上昇させるうえで利用する構成としてもよいし、又は利用しないで昇降栓体の押し下げ動作に専用する(昇降栓体を従動台座と吐出操作体とにより構成すると共に、これら両者を上下動可能構造にして、この中へバネを装填する)構成としてもよい。
前記連動手段の構成としては、昇降栓体に設けた従動ピンと、この従動ピンに係合するように栓基部及び操作筒体に設けたカム案内路とを組み合わせたカム構造とすることが好適である。このカム構造は、操作筒体による回動力の向きを上下方向へ合成変替した後、昇降栓体に対する上下動力として取り出すようになっている。
【0018】
この場合、栓基部の筒状壁に設けるカム案内路は、昇降栓体の従動ピンにおける上下動を許容する縦経路と、この縦経路の下部で周方向へ延びる下部周経路とを有したものとする。一方、操作筒体の周壁に設けるカム案内路は、栓基部の下部周経路に係合している昇降栓体の従動ピンを、操作筒体の回動時に横移動させる押し面及び押返し面と、従動ピンが縦経路へ移動したときに、少なくともその上下動の上限を制限する上当たり面とを有したものとする。
【0019】
すなわち、前記した液体容器の常態にあって、昇降栓体の従動ピンは、栓基部の下部周経路に係合している。この状態から操作筒体を回動操作すると、その押し面が従動ピンを横方向へ押して、下部周経路から縦経路へと追い出すようになる。そして、従動ピンが縦経路へ達した後は、引き続き押し面によるカム作用により、又は前記したようにバネを利用している場合にはバネ作用により、昇降栓体が上昇させられることとなる。なお、言うまでもなく昇降栓体は、従動ピンが上当たり面によって制限される高さを超えて上昇することはない。
【0020】
また、昇降栓体が上昇した状態から操作筒体を上記と逆方向へ回動操作すれば、従動ピンは押返し面によるカム作用を受けて縦経路内を下方へと押し下げられ、やがて下部周経路へ送り込まれる。この後、従動ピンは引き続き押返し面により押し返されて下部周経路の奥方へ格納されるものとなる。従ってこの状態では、昇降栓体がバネ作用を受けて操作筒体から勝手に突出した状態に戻ったり、又は液体容器を逆立ち状にした場合等に昇降栓体が突出状態になったりするおそれはない。
【0021】
栓基部のカム案内路において、縦経路の上部に、下部周経路とは反対側の周方向へ延びた先部で上下方向を向いた補助縦経路を設ける構成とすれば、昇降栓体を上昇後に回動させることで、従動ピンの係合を縦経路又は補助縦経路のいずれかに切り替えることができる。補助縦経路として、昇降栓体の上下動を縦経路とは異なる所定ストローク内に制限する寸法に形成しておけば、上記した切り替えによって昇降栓体を押し下げ操作する場合の上下動ストロークを可変にできる。すなわち、昇降栓体を押し下げ操作した場合に取り出させる内容物の量を、切り替えることができるものである。
【0022】
操作筒体において、栓基部まわりを回動させるうえで、その前段位置と後段位置との2箇所以上に係合手段を設けて各位置での係止(回動制限)ができるようにすることができる。この場合、前段位置での係合手段は、操作筒体に対して高操作力をかけることによって乗り越えることができるようにしておく。これであれば、操作筒体を前段位置で係止させた場合と後段位置で係止させた場合とで、従動ピンが上当たり面に対して当接する位置(各位置ごとで高さ寸法を異ならせておく)を変更可能としたり、又は従動ピンが縦経路と補助縦経路とのいずれに係合するかを切替可能になる。そのため、昇降栓体を押し下げ操作する場合の上下動ストローク、即ち、昇降栓体を押し下げ操作した場合に取り出させる内容物の量を、切り替えることができるものである。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1乃至図7は本発明に係る口栓装置1の第1実施例を示しており、この口栓装置1は、図2に示すように栓基部2と、この栓基部2に対して上下動自在に保持される昇降栓体3と、上記栓基部2に対してそのまわりを回動自在となるように外嵌保持される操作筒体4とを有している。上記昇降栓体3には、その上部外周部に吐出口3aが設けられている。
【0024】
この口栓装置1は、上記栓基部2によって容器本体5の口部5aへ一体的に取り付けられ(ねじ結合、アンダーカット構造又は接着等による)、この場合にその全体として液体容器6が構成されるものである。
図1(a)は液体容器6の常態(不使用時)を示しており、昇降栓体3は下降状態とされ、その上面を除く殆どが操作筒体4内に収納されるようになっている。また図1(b)は液体容器6の使用可能状態を示しており、昇降栓体3は操作筒体4から突出する上昇状態とされ、該昇降栓体3の吐出口3aが露出するようになっている。
【0025】
昇降栓体3と栓基部2との間では後述する栓手段8が構成されており、図1(a)に示した液体容器6の常態では、上記栓手段8が容器本体5の口部5aと昇降栓体3の吐出口3aとの連通状態を遮断して、密栓状態にする。また、図1(b)に示した液体容器6の使用可能状態では、上記栓手段8が容器本体5の口部5aと昇降栓体3の吐出口3aとを連通させるようになっている。
【0026】
上記のような昇降栓体3の昇降動(栓手段8の開閉動を兼ねている)は、操作筒体4を回動操作することで行えるようになっており、そのために、昇降栓体3と栓基部2と操作筒体4との間で、以下に示すような連動手段10が構成されている。
まず、昇降栓体3においては、有底円筒体を倒立させたかたちの外装筒部12と、この内部同心位置で垂下状に設けられた内装筒部13とを有している。また、上記外装筒部12の下部外周面には、相反する径方向外方へ突出する一対(2本)の従動ピン14が設けられている。15は栓手段8の一構成とされる栓下垂体である。
【0027】
また、上記栓基部2においては、容器本体5の口部5aへの取り付けに用いられる円盤状の取付ボス部16に対し、その上部に設けられた筒状壁17と、この内部同心位置で起立状に設けられた通水筒18とを有している。
上記筒状壁17は、昇降栓体3の外装筒部12に対して内嵌め可能に設けられており、当該昇降栓体3の上下動を案内するようになっている。そしてこの筒状壁17には、昇降栓体3の従動ピン14を嵌める一対のカム案内路20が形成されている。これらカム案内路20は、筒状壁17を貫通し且つ上方へ抜けるかたちで形成されたL字状の切欠とされている。
【0028】
上記通水筒18は、昇降栓体3の内装筒部13内へ密接状に装入可能に設けられており、上記筒状壁17と相まって昇降栓体3の上下動を案内すると共に、これら通水筒18と内装筒部13との間で止水作用が得られるようになっている。この通水筒18の筒内部は、容器本体5内へ収蔵される内容物の取り出し用の通路とされ、昇降栓体3の昇降に伴ってその栓下垂体15が水密的な突き刺し状となったり(図3参照)、引き抜かれたり(図6参照)する。すなわち、これによって前記栓手段8が構成されている。
【0029】
なお、上記取付ボス部16は、断面コ字状をしたリング体であって、筒状壁17及び通水筒18の各下端部を接続している円環状の中底部分がバネ受座21とされている。また、この取付ボス部16には、筒状壁17まわりで張り出す嵌合レール22が形成されている。
一方、前記操作筒体4においては、栓基部2の筒状壁17に対して回動自在な状態で外嵌可能とされる内部周壁23と、この内部周壁23に上周鍔部24を介して当該内部周壁23を取り囲むように設けられた外部周壁25とを有している。
【0030】
上記内部周壁23には、昇降栓体3の従動ピン14と係合可能となる一対のカム案内路27が形成されている。これらカム案内路27は、内部周壁23の内周面において周方向軸線に傾斜した溝(凹部)を呈するように形成されている。
この内部周壁23には、前記栓基部2の取付ボス部16に設けられた嵌合レール22と嵌合可能な周溝30が凹設されている。
【0031】
連動手段10は、このような昇降栓体3と栓基部2と操作筒体4とを組み合わせると共に、昇降栓体3と栓基部2との上下間にバネ35を装填することによって構成される。
すなわち、図3及び図4に示すように、栓基部2の筒状壁17に対し、その内部へ昇降栓体3を嵌め、また外部へ操作筒体4を嵌めるようにする。この場合、昇降栓体3の従動ピン14を栓基部2のカム案内路20に貫通させ、且つ当該従動ピン14の突端部を操作筒体4のカム案内路27へ係合させるようにする。またバネ35は、栓基部2において筒状壁17と通水筒18とバネ受座21とによって形成される周空間と、昇降栓体3において外装筒部12と内装筒部13とによって形成される周空間とで囲まれる上下空間へ装填する。
【0032】
なお、本実施例では、昇降栓体3において吐出口3aと従動ピン14とが、図2及び図4に示すように平面方向で90°の開き位置関係を有したものとした。ただ、図3では、説明の便宜上、これら吐出口3aと従動ピン14とが同一面上に現れるように描いてある。
図5(a)及び(b)は、いずれも従動ピン14がカム案内路20及び27と係合した状態を正面視するかたちで、分かり易く示した動作説明図である(ハッチング状の斜線は、断面を表すものではなく、各部材の輪郭を明確にするためのものである)。
【0033】
前記したように栓基部2のカム案内路20はL字状をした切欠であって、縦経路37とその下部で周方向へ延びる下部周経路38とを有している。この下部周経路38が縦経路37に対して延設される方向は図5各図の左方としてあるが、これは栓基部2に対して操作筒体4を最初に(液体容器6の常態から使用可能状態へ切り替えるために)回動操作する場合の回動方向(図1及び図5(a)の矢符X参照)と逆方向になるように関係付けてある。なお、下部周経路38には、その延長端寄りに従動ピン14の直径相当分を確保させて溝内へ突出する位置決め用突起39が形成されている。
【0034】
一方、前記したように操作筒体4のカム案内路27は周方向軸線に対して傾斜した溝であって、溝内部の下側段部面が押し面40とされ、上側段部面が押返し面41とされている。また、この押返し面41における上側の所定領域では、昇降栓体3の従動ピン14に対して上当たり面42としての作用を奏するようになっている。このカム案内路27において、その傾斜方向は図5各図の左側が上で、右側が下となる方向としてあるが、これは栓基部2に対して操作筒体4を最初に回動操作する場合の回動方向(矢符X参照)に沿って、従動ピン14との係合位置を徐々に高くできるように関係付けてある。
【0035】
このような構成の連動手段10において、図1(a)に示した液体容器6の常態(不使用状態)から操作筒体4を矢符X方向へ回動操作したとする。これに伴い、図5(a)に示すように操作筒体4のカム案内路27が、その押し面40によって昇降栓体3の従動ピン14を横方向へ押すようになる。そのため、栓基部2のカム案内路20に対して、その下部周経路38内の左端位置で待機していた従動ピン14が、位置決め用突起39を乗り越え、縦経路37へ向けて横移動する。このとき当然に、昇降栓体3自体も操作筒体4と一緒に回動する(図4参照)。
【0036】
従動ピン14が縦経路37へと追い出されると、図6に示すようにバネ35の弾発力によって昇降栓体3は一気に上昇する。従って従動ピン14がカム案内路20の縦経路37内を上昇するようになるが、この上昇過程で従動ピン14がカム案内路27の押返し面41を押すようになる。結局、昇降栓体3の上昇に伴って操作筒体4の回動も引き続き行われることになる。勿論、このときの操作筒体4の回動は、操作の延長として(バネ35の弾発力に頼らないで)意欲的に行ってもよい。
【0037】
このように、従動ピン14にカム案内路20,27による合成成分としての上昇動が伝えられ、昇降栓体3が図1(b)に示したように吐出口3aを露出させた上昇状態になる。そしてこのとき栓手段8(図6参照)では、栓基部2の通水筒18から昇降栓体3の栓下垂体15が引き抜かれる状態となって、容器本体5の口部5aと昇降栓体3の吐出口3aとが連通するので、この吐出口3aから容器本体5内の内容物を取り出すことができる。
【0038】
一方、この状態から操作筒体4を上記と逆方向へ回動操作すると、上昇した従動ピン14をカム案内路27の押返し面41が横方向に押すことによってこれを下降させ、更に従動ピン14をカム案内路20の縦経路37から下部周経路38へと追い込むようになる。このように、従動ピンにカム案内路20,27による合成成分としての下降動が伝えられ、昇降栓体3は再び図1(a)に示した収納状態に戻る。そしてこのとき栓手段8(図3参照)では、栓基部2の通水筒18へ昇降栓体3の栓下垂体15が突き刺される状態となって、容器本体5の口部5aと昇降栓体3の吐出口3aとの連通状態が遮断されるので、仮令、液体容器6を横転状乃至逆立ち状にしたとしても容器本体5内の内容物がこぼれることはない。
【0039】
ところで、従動ピン14が、その上昇時においてカム案内路20の縦経路37から上方へ抜けてしまうのを防止するために、操作筒体4はその回動操作量が所定範囲で制限される構造となっている。すなわち、図5(b)に示すようにカム案内路27における押返し面41の一部(前記した上当たり面42)により、縦経路37の上部を塞いだ状態が維持されるようになっている。
【0040】
この回動操作量の制限構造は、図7に示すように操作筒体4に対し、その内部周壁23に外接する状態で垂設されたストッパ片45と、操作筒体4の回動時に所定位置で上記ストッパ片45と衝突干渉するように、栓基部2の取付ボス部16に対して径方向外方へ突設された突当て片46とから成る(図4参照)。47は突当て片46にストッパ片45が当接した状態(即ち、液体容器6の使用可能状態)を保持させる係合突起である。
【0041】
なお、本実施例では、液体容器6が常態(不使用状態)とされた場合の操作筒体4の待機位置についても、機械的な制限が与えられるようにするために、栓基部2の取付ボス部16に対し、上記突当て片46から約180°離れた位置にも、別の突当て片48及び係合突起49を設けた。
また、本実施例に示した連動機構10は、図1(b)に示した昇降栓体3の上昇後に、この昇降栓体3を、吐出口3aが操作筒体4内に隠れない範囲で押し下げ操作できるようになっている(図6参照)。このような押し下げ操作を可能とする構造は、図5(b)に示すように操作筒体4のカム案内路27に対し、押し面40の上側領域に平坦面部52を形成してあることによる。すなわち、この平坦面部52は、従動ピン14が上当たり面42に当接するようにされた場合に、この従動ピン14の下方に所定の下降許容空間を確保させる作用を有している。また、この平坦面部52は、昇降栓体3を押し下げ操作する場合の上下動ストロークを、その下限において制限するうえでも重要な作用を有している。
【0042】
このように昇降栓体3を所定範囲で押し下げ操作することにより、昇降栓体3に対して動作慣性を生じさせ、内容物の吐出を促すようにできる(例えば、吐出口3a内で生じている内容物の表面張力又は粘性に対し、これを振り切るような作用を与える)ものである。そして、このような昇降栓体3に生じる動作慣性は常に同一に保つことができるので、1回の押し下げ操作によって取り出される内容物の量は、各回を通じて略定量化されることになる。なお、押し下げ動作後の昇降栓体3は、バネ35により元の上昇位置へ自動復帰されるようになる。
【0043】
図8及び図9は本発明に係る口栓装置1の第2実施例を示しており、この第2実施例が前記第1実施例と最も異なるところは、連動手段10として栓基部2に設けられるカム案内路20や、操作筒体4に設けられるカム案内路27の形状及び組み合わせにある。
なお、その他の構成や細部構造、及び作用については第1実施例と略同様であるので、同一作用を奏するものに同一符号を付することでそれらの詳説は省略する。
【0044】
すなわち、栓基部2のカム案内路20は、筒状壁17を貫通し且つ上方へ抜けるかたちで形成されたL字状の切欠であって、縦経路37とその下部で周方向へ延びる下部周経路38とを有している。縦経路37の上部には、下部周経路38とは反対側の周方向へ延びる上部折曲路55が設けられている。この上部折曲部55は、上下方向に所定高さを有している。なお、上記縦経路37は、下部周経路38に対し、上部折曲路55側へ向けてやや傾斜するように形成されている。
【0045】
また、操作筒体4のカム案内路27は、内部周壁23の内周面において、その約半周分にわたって傾斜した段部(凹部)を形成させるようになっている。そして、その段部の下面が押返し面41とされ、この押返し面41において最も高位となる部分が上当たり面42とされている。また、この上当たり面42と、これに隣接するカム案内路27(図9各図の左側)の押返し面41との境界部で形成されている縦方向段部の側面が押し面40とされている。
【0046】
栓基部2のカム案内路20や操作筒体4のカム案内路27が上記のような形状を有したことによっても、これらの合成成分として昇降栓体3の従動ピン14に所定の昇降動が伝えられ、また上昇後の昇降栓体3に(上部折曲路55に応じたストロークの)押し下げ操作が許容されるという、連動手段10の作用には、第1実施例とそれほど変わったところはない。
【0047】
ただ、この第2実施例では、液体容器6の常態(不使用状態)から操作筒体4を回動操作した場合に、カム案内路27の押し面40に押された従動ピン14が、カム案内路20の下部周経路38から縦経路37へ追い出された後、押し面40と干渉することなく一気に上昇を許容される、という点で第1実施例の作用と相違する。そしてこの相違点は、従動ピン14の上昇過程(昇降栓体3の上昇過程)に操作筒体4の回動を伴わなくてもよい分、その動作が円滑且つ迅速に行えるという利点に繋がるものである。
【0048】
図10乃至図12は本発明に係る口栓装置1の第3実施例を示しており、この第3実施例が前記第1実施例と最も異なるところは、昇降栓体3の構成にある。なお、第1実施例と同一作用を奏するものには同一符号を付してある。
すなわち、この第3実施例における昇降栓体3は、図10に示すように従動台座58と、この従動台座58の上部に連結された吐出操作体59とを有し、これら従動台座58と吐出操作体59との上下間にバネ35が装填されて成る。
【0049】
吐出操作体59は、外装筒部12と内装筒部13とを有し、外装筒部12の上部外周部に吐出口3aが設けられ、また内装筒部13の内部に栓下垂体15が設けられたものである。そして、外装筒部12の下部外周部には、従動ピン14を嵌めて且つその上下動を許容するピン通孔62が形成されている。
一方、従動台座58は、円筒状をした台座本体58aに対し、その外周面下部に、相反する径方向外方へ向けて一対の従動ピン14が突設されて成る。図11に示すように台座本体58aは、吐出操作体59における外装筒部12と内装筒部13との周空間へ嵌まる大きさに形成されている。また、従動ピン14は、吐出操作体59のピン通孔62に嵌まった状態で、更に径方向外方へ突出する長さを有している。
【0050】
これら従動台座58と吐出操作体59とは、バネ35によって相互離反状態に付勢され、台座本体58aの上部外周及び外装筒部12の下部内周に各々設けられた突条相互63が係合した離脱不能状態に保持される。
従ってこの第3実施例では、操作筒体4を回動操作した場合、昇降栓体3は、従動台座58及び吐出操作体59が相互離反状態のまま上下動するようになり、昇降栓体3が上昇時にあって押し下げ操作をした場合に、従動台座58に対して吐出操作体59だけが上下動するようになっている。このように、バネ35は、昇降栓体3が全体として操作筒体4から上昇する場合の押し上げには利用されず、昇降栓体3(吐出操作体59)を押し下げ操作した場合の復元にのみ利用されるものとなっている。
【0051】
この第3実施例におけるその他の構成としては、図12に示すように栓基部2のカム案内路20において、縦経路37の上部に上部折曲路55が設けられている点(即ち、この点は第2実施例と略同じである)と、操作筒体4のカム案内路27において、平坦面部52が形成されていない点とがある。これらの相違点は、いずれも、上記したように昇降栓体3の全体としての昇降にバネ35を利用しないことに起因するもので、従動ピン14を常にカム案内路20及び27で一義的に位置決めしつつ移動させるようになっている。
【0052】
図13は第1実施例に対する第1変形例を示しており、この第1変形例が前記第1実施例(図5参照)と最も異なるところは、連動手段10として栓基部2に設けられるカム案内路20の形状にある。なお、第1実施例と同一作用を奏するものには同一符号を付してある。
すなわち、この第1変形例のカム案内路20は、縦経路37の上部に下部周経路38とは反対側の周方向へ延びる上部周経路66が設けられている。また、この上部周経路66の延長先部には、所定高さを有した補助縦経路67が設けられている。この補助縦経路67は、従動ピン14(昇降栓体3)の上下動を縦経路37よりも短い所定ストローク内に制限できるようになっている。
【0053】
従って、操作筒体4に対して上昇させた後の昇降栓体3を単独で回動させることで、従動ピン14を縦経路37(図13(a)参照)に係合させるか、又は補助縦経路67(図13(b))に係合させるかにおいて切り替え可能になっている。すなわち、昇降栓体3を押し下げ操作する場合の上下動ストロークを可変にできるものであり、これによって昇降栓体3を1回押し下げ操作して取り出させる内容物の量を、2段階に切り替えることができる。
【0054】
図14は第1実施例に対する第2変形例を示しており、上記第1変形例(図13参照)と同様に、昇降栓体3を押し下げ操作する場合の上下動ストロークを可変にしたものであるが、この第2変形例では、栓基部2のカム案内路20及び操作筒体4のカム案内路27として第1実施例(図5参照)と同じものを用いてある。なお、第1実施例と同一作用を奏するものには同一符号を付してある。
【0055】
すなわち、この第2変形例では、操作筒体4の回動操作量を、その前段位置と後段位置との2箇所の係合手段によって可変とする構造を採用することにより、図14(a)及び(b)に示すように従動ピン14がカム案内路27の上当たり面42に対して当接する高さ位置(即ち、上当たり面42と平坦面部52との離反距離)を変更できるようにしている。
【0056】
図14(c)及び(d)に示すように栓基部2の取付ボス部16には、操作筒体4のストッパ片45と係合可能な突当て片46と係合突起47とが設けられているが、本第2変形例の場合には、上記係合突起47よりも前段側へ所定間隔をおいて更に別の係合突起68が設けられている。
これら突当て片46、係合突起47,68のうち、操作筒体4を後段位置で係止させるための係合手段は、図14(d)に示すように突当て片46と係合突起47との間で操作筒体4のストッパ片45を係止させることによって構成される。
【0057】
また、操作筒体4を前段位置で係止させるための係合手段は、図14(c)に示すように係合突起47と68との間で操作筒体4のストッパ片45を係止させることによって構成される。なお、この前段位置の係合手段では、操作筒体4の回動操作時に高操作力を加えることで、ストッパ片45に対してその上下方向にわたる撓み変形を誘発させ、これによって係合突起47,68を乗り越えさせるようにできるものである。
【0058】
なお、図示は省略するが、上記のように操作筒体4を前段位置で係止させるか、又は後段位置で係止させるかによって、第1変形例(図13参照)に示したように従動ピン14を縦経路37と補助縦経路67とで切り替える構成とすることも可能である。
【0059】
図15は第2実施例に対する第1変形例を示しており、この第1変形例が前記第2実施例(図9参照)と最も異なるところは、連動手段10として栓基部2に設けられるカム案内路20の形状にある。なお、操作筒体4のカム案内路27は、第2実施例(図9参照)と略同じものを用いてある。またその他、第2実施例と同一作用を奏するものには同一符号を付してある。
【0060】
すなわち、この第1変形例のカム案内路20は、縦経路37の上部の上部折曲路55に続いて上部周経路66が設けられ、更にこの上部周経路66の延長先部に、所定高さを有した補助縦経路67が設けられている。この補助縦経路67は、従動ピン14(昇降栓体3)の上下動を縦経路37(上部折曲路55)よりもやや長い所定ストローク内に制限できるようになっている。
【0061】
従って、操作筒体4に対して上昇させた後の昇降栓体3を単独で回動させることで、従動ピン14を縦経路37の上部折曲路55(図15(a)参照)に係合させるか、又は補助縦経路67(図15(b))に係合させるかにおいて切り替え可能になっている。すなわち、昇降栓体3を押し下げ操作する場合の上下動ストロークを可変にできるものであり、これによって昇降栓体3を1回押し下げ操作して取り出させる内容物の量を、2段階に切り替えることができる。
【0062】
図16は第2実施例に対する第2変形例を示しており、上記第1変形例(図15参照)と同様に、昇降栓体3を押し下げ操作する場合の上下動ストロークを可変にしたものである。
この第2変形例において、栓基部2のカム案内路20は、縦経路37の上部の上部折曲路55から直接的に補助縦経路67へ接続されるようになっている。なお、操作筒体4のカム案内路27には、第2実施例(図9参照)と略同じものを用いてある。またその他、第2実施例と同一作用を奏するものには同一符号を付してある。
【0063】
そして、この第2変形例では、操作筒体4の回動操作量を、その前段位置と後段位置との2箇所の係合手段によって可変とする構造を採用することにより、従動ピン14を縦経路37の上部折曲路55(図16(a)参照)に係合させるか、又は補助縦経路67(図16(b))に係合させるかにおいて切り替え可能になっている。
【0064】
なお、前段位置の係合手段及び後段位置の係合手段は、第1実施例の第2変形例(図14(c)及び(d)参照)と同じ構成であり、また作用も同一なので、ここでの詳説は省略する。
図17(a)は本発明に係る口栓装置1の第4実施例を示し、また図17(b)は本発明に係る口栓装置1の第5実施例を示している。これら第4実施例及び第5実施例では、昇降栓体3と栓基部2との間で構成される栓手段8において、前記第1実施例と相違する。なお、第1実施例と同一作用を奏するものには同一符号を付してある。
【0065】
すなわち、図17(a)に示す第4実施例の栓手段8において、栓基部2の取付ボス部16には、昇降栓体3の外装筒部12に対してその内周面に水密状に当接し得る円筒状の止水隔壁72が立設されている。また、この止水隔壁72の内周部下部には、容器本体5の口部5aを閉塞し、且つ昇降栓体3が下降時においてその内装筒部13の内周面に水密状に当接し得るように膨隆した中底部73が設けられている。そして、この中底部73には、膨隆部分まわりで互いに所定間隔をおいて複数の通水孔74が形成されている。
【0066】
従って、昇降栓体3が下降時にあっては、外装筒部12と止水隔壁72との周間、内装筒部13と中底部73との周間、及び内装筒部13と各通水孔74との上下間において密栓状態が得られるようになっている。また昇降栓体3が上昇すれば、内装筒部13と中底部73との周間、及び内装筒部13と各通水孔74との上下間が連通状態となるものである。
【0067】
一方、図17(b)に示す第5実施例の栓手段8において、栓基部2の取付ボス部16には、昇降栓体3の内装筒部13に対してその外周面に水密状に当接し得る円筒状の止水隔壁77が立設されている。また、この止水隔壁77の内周部下部には、容器本体5の口部5aを閉塞可能な中底部78が設けられ、この中底部78には、止水隔壁77の立ち上がり縁部で互いに所定間隔をおいて複数の通水孔79が形成されている。
【0068】
従って、昇降栓体3が下降時にあっては、内装筒部13と止水隔壁77との周間、及び内装筒部13と各通水孔79との上下間において密栓状態が得られるようになっている。また昇降栓体3が上昇すれば、内装筒部13と各通水孔79との上下間が連通状態となるものである。
図18は本発明に係る口栓装置1の第6実施例を示しており、この第6実施例では、操作筒体4がその周壁23を一重壁構造とされている点において、前記第1実施例と相違する(第1実施例では、図3に示したように内部周壁23と外部周壁25との二重壁構造であった)。なお、第1実施例と同一作用を奏するものには同一符号を付してある。
【0069】
本発明は、前記した各実施例に限定されるものではなく、更に細部的な各種改良乃至変更を加えることが可能である。
例えば、連動手段10において、栓基部2や操作筒体4に設けるカム案内路20,27のリード角を緩急変化させることで、操作筒体4の回動操作量、操作トルク、昇降栓体3の昇降ストローク等を各種変更することができる。
【0070】
また、連動手段10において、従動ピン14とカム案内路20,27との組み合わせを1組だけとしたり、3組以上としたりすることも可能である。
昇降栓体3において、操作筒体4から上昇させた後で押し下げ操作をさせない構造を採用することも可能であり、この場合には、必ずしもバネ35を装填させる必要はない。すなわち、カム案内路20,27の合成成分のみによって昇降栓体3の昇降動作を司るようにすることができる。
【0071】
操作筒体4の回動操作量を制限する場合にあって、係合手段の構成は適宜選考可能であると共に、係合手段の構成数も、前段位置と後段位置との2箇所にすることが限定されるものではない。
容器本体5を樹脂製等とする場合には、容器本体5の口部5aに対して栓基部2を一体的に形成させるようにすることも可能である。
【0072】
容器本体5内に収蔵する液体は何ら限定されるものではない。
【0073】
【発明の効果】
本発明は、上述の構成を具備するものであって、栓基部は、容器本体に対して一体的に設けられ、昇降栓体は、この栓基部に対して上下動自在に保持され、また操作筒体は栓基部まわりを回動自在となるように保持されている。そして、液体容器の常態(不使用状態)にあって、昇降栓体は下降状態とされ、操作筒体内に収納されている。この状態で、容器本体(栓基部)に対して操作筒体を回動操作すると、連動手段の作動に伴って昇降栓体が上昇し、この昇降栓体に設けられた吐出口が操作筒体上へ露出するようになる。このとき、昇降栓体と栓基部との間で構成される栓手段が吐出口と容器本体の口部とを連通状態にするので、液体容器は使用可能状態となる。一方、操作筒体を上記と逆方向へ回動操作すると、連動手段の逆作動により昇降栓体が下降し、昇降栓体の吐出口が再び操作筒体よりも下方へ隠されるようになる。またこの場合、上記栓手段が、吐出口と容器本体の口部との連通を遮断するので、液体容器は常態(不使用状態)に戻される。
【0074】
このように、従来とは異なり、液体容器の使用に際していちいち外蓋を螺脱し、また使用後には螺合するという手間が全く不要となるので、取り扱いが極めて容易となる。勿論、螺脱した外蓋を落下させて破損、又は紛失等させる等の欠点は、一切ない。
このように、操作筒体の回動操作によって昇降栓体の出し入れを行い、内容物の取り出しの可否を切り替えるものであり、それらの切り替え状態は、昇降栓体が上昇しているか又は下降しているかによって一見明らかとなる。そのため、密栓されていない液体容器をうっかりと横到させる等の失敗がなくなり、内容物の漏洩を防止できる。
【0075】
前記昇降栓体は、操作筒体の回動操作により上昇させられた後、その吐出口が操作筒体内に隠れないことを制限された範囲内で、押し下げ操作ができる構成とすることができる。このように昇降栓体に対し、所定範囲での押し下げ動作を行わせることにより、1回の押し下げ動作によって取り出される内容物の量を略定量化することができる。
【0076】
前記連動手段の構成としては、昇降栓体に設けた従動ピンと、この従動ピンに係合するように栓基部及び操作筒体に設けたカム案内路とを組み合わせたカム構造とすることが好適である。このカム構造は、操作筒体による回動力の向きを上下方向へ合成変替した後、昇降栓体に対する上下動力として取り出すようにしたもので、構造的に簡潔であると共に、変替効率に優れるという利点を有している。従って、製造コストの低廉化、動作の確実化及び長寿命化等が図れる。
【0077】
栓基部に設けるカム案内路において、縦経路に対し、これと並行し且つ連通する補助縦経路を設ける構成とすれば、昇降栓体を上昇後に回動させることで、従動ピンの係合を縦経路又は補助縦経路のいずれかに切り替えることができる。補助縦経路として、昇降栓体の上下動を縦経路とは異なる所定ストローク内に制限する寸法に形成しておけば、上記した切り替えによって昇降栓体を押し下げ操作する場合の上下動ストロークを可変にできる。すなわち、昇降栓体を押し下げ操作した場合に取り出させる内容物の量を、所望に応じて切り替えることができるものである。
【0078】
操作筒体において、栓基部まわりを回動させるうえで、その前段位置と後段位置との2箇所以上に係合手段を設けて各位置での係止(回動制限)ができるようにし、前段位置での係合手段は操作筒体に対して高操作力をかけることによって乗り越え可能にしておく。そして、操作筒体を前段位置で係止させた場合と後段位置で係止させた場合とで、従動ピンが上当たり面に対して当接する位置(各位置ごとで高さ寸法を異ならせておく)を変更可能としたり、又は従動ピンが縦経路と補助縦経路とのいずれに係合するかを切替可能にしておく。このような構成とした場合にも、昇降栓体を押し下げ操作する場合の上下動ストローク、即ち、昇降栓体を押し下げ操作した場合に取り出させる内容物の量を、所望に応じて切り替えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る口栓装置の第1実施例においてその使用状況を説明する斜視図であって、(a)は常態(不使用時)であり、(b)は使用可能状態である。
【図2】第1実施例の口栓装置を分解し、且つそれぞれの必要箇所を破砕して示す斜視図である。
【図3】第1実施例の口栓装置が常態(不使用時)にあるときの側断面図(吐出口が現れるように切断位置を複合させてある)である。
【図4】第1実施例の口栓装置を示す半平面断面図である。
【図5】第1実施例の口栓装置に設けられた連動手段の動作説明図であって、(a)は常態(不使用時)であり、(b)は使用可能状態である。
【図6】図3に示した状態から口栓装置を使用可能にさせた状態を示す半側断面図である。
【図7】操作筒体の回動操作量を制限する構造を示したもので、(a)は一部を破砕した分解斜視図であり、(b)は操作筒体の平面断面図であり、(c)は栓基部の平面断面図である。
【図8】第2実施例の口栓装置を分解し、且つそれぞれの必要箇所を破砕して示す斜視図である。
【図9】第2実施例の口栓装置に設けられた連動手段の動作説明図であって、(a)は常態(不使用時)であり、(b)は使用可能状態である。
【図10】第3実施例の口栓装置を分解し、且つそれぞれの必要箇所を破砕して示す斜視図である。
【図11】第3実施例の口栓装置を半側断面して示したもので、(a)は常態(不使用時)であり、(b)は使用可能状態である。
【図12】第3実施例の口栓装置に設けられた連動手段の動作説明図であって、(a)は常態(不使用時)であり、(b)は使用可能状態である。
【図13】第1実施例に対する第1変形例に関し、(a)及び(b)はいずれもその連動手段において昇降栓体の上下動ストロークを切り替える状況を説明した動作説明図である。
【図14】第1実施例に対する第2変形例に関し、(a)及び(b)はいずれもその連動手段において昇降栓体の上下動ストロークを切り替える状況を説明した動作説明図であり、(c)及び(d)は上記切り替えを操作筒体の回動操作量によって異ならせるための構造を示す平面断面図である。
【図15】第2実施例に対する第1変形例に関し、(a)及び(b)はいずれもその連動手段において昇降栓体の上下動ストロークを切り替える状況を説明した動作説明図である。
【図16】第2実施例に対する第2変形例に関し、(a)及び(b)はいずれもその連動手段において昇降栓体の上下動ストロークを切り替える状況を説明した動作説明図である。
【図17】(a)は第4実施例の口栓装置に設けられた栓手段を示す半側断面図であり、(b)は第5実施例の口栓装置に設けられた栓手段を示す半側断面図である。
【図18】第6実施例の口栓装置を示す半側断面図である。
【符号の説明】
1 口栓装置
2 栓基部
3 昇降栓体
3a 吐出口
4 操作筒体
5 容器本体
5a 口部
6 液体容器
8 栓手段
10 連動手段
14 従動ピン
17 筒状壁
20 カム案内路
23 周壁(内部周壁)
27 カム案内路
35 バネ
37 縦経路
38 下部周経路
40 押し面
41 押返し面
42 上当たり面
58 従動台座
59 吐出操作体
67 補助縦経路

Claims (7)

  1. 容器本体(5)の口部(5a)に設けられる栓基部(2)と、該栓基部(2)に対して上下動自在に保持される昇降栓体(3)と、上記栓基部(2)に対して回動自在に外嵌される操作筒体(4)とを有して成り、
    前記昇降栓体(3)には、栓基部(2)に対する上昇時にだけ前記操作筒体(4)から露出する位置に吐出口(3a)が設けられ、
    該昇降栓体(3)と前記栓基部(2)との間では、昇降栓体(3)の上昇時にその吐出口(3a)と容器本体(5)の口部(5a)とを連通させると共に昇降栓体(3)の下降時にその吐出口(3a)と前記容器本体(5)の口部(5a)との連通状態を遮断する栓手段(8)が構成されており、
    前記昇降栓体(3)と栓基部(2)と操作筒体(4)との間では、操作筒体(4)の回動操作に伴って昇降栓体(3)を上下動させる連動手段(10)が構成され、
    前記連動手段(10)は、操作筒体(4)の回動操作によって上昇させられた昇降栓体(3)を、その吐出口(3a)が前記操作筒体(4)内に隠れない範囲で押し下げ操作可能に保持する構成となっていると共に、この押し下げ操作に抗して昇降栓体(3)に押上げ力を付勢するバネ(35)が設けられ、
    前記昇降栓体(3)は、従動台座(58)と該従動台座(58)の上部に離脱不能で且つ上下動自在に連結された吐出操作体(59)とを有しており、これら従動台座(58)と吐出操作体(59)との上下間に前記バネ(35)が装填されていることを特徴とする液体容器の口栓装置。
  2. 容器本体(5)の口部(5a)に設けられる栓基部(2)と、該栓基部(2)に対して上下動自在に保持される昇降栓体(3)と、上記栓基部(2)に対して回動自在に外嵌される操作筒体(4)とを有して成り、
    前記昇降栓体(3)には、栓基部(2)に対する上昇時にだけ前記操作筒体(4)から露出する位置に吐出口(3a)が設けられ、
    該昇降栓体(3)と前記栓基部(2)との間では、昇降栓体(3)の上昇時にその吐出口(3a)と容器本体(5)の口部(5a)とを連通させると共に昇降栓体(3)の下降時にその吐出口(3a)と前記容器本体(5)の口部(5a)との連通状態を遮断する栓手段(8)が構成されており、
    前記昇降栓体(3)と栓基部(2)と操作筒体(4)との間では、操作筒体(4)の回動操作に伴って昇降栓体(3)を上下動させる連動手段(10)が構成され、
    前記連動手段(10)において、前記栓基部(2)には昇降栓体(3)の上下動を案内する筒状壁(17)が設けられており、昇降栓体(3)には栓基部(2)の筒状壁(17)及び前記操作筒体(4)の周壁(23)内面へ向けて突出する従動ピン(14)が設けられており、上記栓基部(2)の筒状壁(17)及び前記操作筒体(4)の周壁(23)には、操作筒体(4)の回動によって上記昇降栓体(3)の従動ピン(14)に合成成分としての上下動を伝えるカム案内路(20,27)がそれぞれ設けられ、
    前記栓基部(2)の筒状壁(17)に設けられるカム案内路(20)は、昇降栓体(3)の従動ピン(14)における上下動を許容する縦経路(37)と該縦経路(37)の下部で周方向へ延びる下部周経路(38)とを有し、前記操作筒体(4)の周壁(23)に設けられるカム案内路(27)は、当該操作筒体(4)の回動時に昇降栓体(3)の従動ピン(14)を栓基部(2)の上記下部周経路(38)に沿って横移動させる押し面(40)及び押返し面(41)と該従動ピン(14)における上記縦経路(37)に沿った上下動を少なくとも上限において制限する上当たり面(42)とを有して形成されていることを特徴とする液体容器の口栓装置。
  3. 下降状態にある昇降栓体(3)を前記連動手段(10)の回動操作によって上昇させる過程で、前記バネ(35)が昇降栓体(3)の押し上げにも利用されるようになっていることを特徴とする請求項1又は2記載の液体容器の口栓装置。
  4. 前記連動手段(10)において、前記栓基部(2)には昇降栓体(3)の上下動を案内する筒状壁(17)が設けられており、昇降栓体(3)には栓基部(2)の筒状壁(17)及び前記操作筒体(4)の周壁(23)内面へ向けて突出する従動ピン(14)が設けられており、上記栓基部(2)の筒状壁(17)及び前記操作筒体(4)の周壁(23)には、操作筒体(4)の回動によって上記昇降栓体(3)の従動ピン(14)に合成成分としての上下動を伝えるカム案内路(20,27)がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の液体容器の口栓装置。
  5. 前記栓基部(2)の筒状壁(17)に設けられるカム案内路(20)は、昇降栓体(3)の従動ピン(14)における上下動を許容する縦経路(37)と該縦経路(37)の下部で周方向へ延びる下部周経路(38)とを有し、前記操作筒体(4)の周壁(23)に設けられるカム案内路(27)は、当該操作筒体(4)の回動時に昇降栓体(3)の従動ピン(14)を栓基部(2)の上記下部周経路(38)に沿って横移動させる押し面(40)及び押返し面(41)と該従動ピン(14)における上記縦経路(37)に沿った上下動を少なくとも上限において制限する上当たり面(42)とを有して形成されていることを特徴とする請求項4記載の液体容器の口栓装置。
  6. 前記栓基部(2)のカム案内路(20)には、前記縦経路(37)の上部で前記下部周経路(38)とは反対側の周方向へ延びた先部に、昇降栓体(3)の上下動を所定ストローク内に制限する補助縦経路(67)が付設されており、昇降栓体(3)を上昇後に回動させることで前記従動ピン(14)の係合が縦経路(37)又は補助縦経路(67)に切り替わり、該昇降栓体(3)を押し下げ操作する場合の上下動ストロークが可変とされていることを特徴とする請求項2、4又は5のいずれかに記載の液体容器の口栓装置。
  7. 前記操作筒体(4)は、前記栓基部(2)まわりでの回動が前段位置と後段位置との2箇所以上に設けられた係合手段によって制限され、且つ前段位置での係合手段(45,68,47)は高操作力をかけることによって乗り越え可能に設けられており、操作筒体(4)を前段位置で係止させた場合と後段位置で係止させた場合とで前記上当たり面(42)に対する従動ピン(14)の当接位置高さが変更され又は前記縦経路(37)と補助縦経路(67)とに対する従動ピン(14)の係合が切り替わり、前記昇降栓体(3)を押し下げ操作する場合の上下動ストロークが可変とされていることを特徴とする請求項2,5又は6のいずれかに記載の液体容器の口栓装置。
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