JP3605232B2 - 建物の換気構造 - Google Patents
建物の換気構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3605232B2 JP3605232B2 JP18464196A JP18464196A JP3605232B2 JP 3605232 B2 JP3605232 B2 JP 3605232B2 JP 18464196 A JP18464196 A JP 18464196A JP 18464196 A JP18464196 A JP 18464196A JP 3605232 B2 JP3605232 B2 JP 3605232B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- room
- variable
- exhaust fan
- air
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物内部の部屋を換気する建物の換気構造として、例えば、特開昭63−165632号公報に記載あるように、床下空間に空気取入口を設け、床下空間から小屋裏空間までを空気シャフトゾーンにて連通させ、小屋裏空間に屋外に通ずる空気排出口を設け、空気シャフトゾーンに通ずる空気取入口と空気排気口とを各部屋の上下に設けた建物の換気構造が知られている。この建物の換気構造は、温度差によって生ずる空気の上昇力や風によって生ずる風圧による床下空間から小屋裏に流れる空気によって家屋全体の空気を換気するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開昭63−165632号公報記載の建物の換気構造では、家屋内外の温度差や風速等に大きく影響されるため、部屋の空気が炭酸ガス、一酸化炭素、湿気等の有害ガスが多く発生したときに、十分換気されず、部屋の中にいつまでも有害ガスが充満することがある。
本発明の目的は、これらの問題点を解消し、常時換気され、しかも、一時的に有害ガスが充満すると速やかに換気できる建物の換気構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、部屋に設けられた屋外に通じる換気口と、部屋と部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口と、各部屋に設けられたガスセンサーと、部屋の外壁または天井に設けられた屋外に通じる排気ファンと、部屋の外壁または天井に設けられた屋外に通じる風量自動可変排気ファンとからなり、常時、前記可変通気口が一部開口し、換気ファンが稼働していて、部屋に設けられたガスセンサーが有害ガスを感知し、この感知した有害ガスが所定の許容量を超えると、風量自動可変排気ファンが稼働すると共に、ガスセンサーが感知した部屋から風量自動可変排気ファンが設けられている部屋までの可変通気口の開口面積が大きくなる構造になされているものである。
【0005】
又、請求項2記載の発明は、各居室に設けられた屋外に通ずる換気口と小型排気ファンと、部屋と部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口と、各居室に設けられたガスセンサーと、部屋の外壁または天井に設けられた屋外に通ずる排気用の排気ファンとからなり、常時、前記可変通気口は開口し、排気ファンが稼働していて、部屋に設けられたガスセンサーが有害ガスを感知し、この感知した有害ガスが所定の許容量を超えると、小型排気ファンが稼働すると共に、ガスセンサーが有害ガスを感知した居室と隣の部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口が閉まる構造になされているものである。
【0006】
本発明において部屋とは、建物の中が区画された一部分をいうものであって、和室や洋室等の居室、玄関ホール、階段ホール、台所等をいう。
本発明においてガスセンサーとは、有害ガスを感知するものであって、有害ガスの中に1種類だけ感知するものであってもよく、又、複数種類の有害ガスを感知するものであってもよい。そして、測定したい有害ガスが多数あって1個のガスセンサーで感知することが不可能である場合には、それぞれ別の有害ガスを感知するガスセンサーを複数個設けるとよい。
本発明における有害ガスとは人体に害を及ぼしたり、不快にするガスを総称するものであって、一酸化物炭素、炭酸ガス、湿気、煙草等の煙等が代表的な有害ガスである。
本発明における所定の許容量とはそれぞれの有害ガスについて予め定めた量をいう。
【0007】
請求項1記載の発明に使用する排気ファンや風量自動可変排気ファンと換気口は、排気ファンや風量自動可変排気ファンで部屋の空気を屋外に排気させ、換気口から外気を導入して建物全体を換気するものである。従って、この排気ファンや風量自動可変排気ファンと換気口とは建物全体の空気が換気し易い場所に設けることが好ましい。例えば、排気ファンや風量自動可変排気ファンを台所や2階の階段ホール等に設け、換気口をこれより遠い1階の居室や2階の居室に設けるとよい。
【0008】
(作用)
本発明では、部屋に設けられた屋外に通じる換気口と、部屋と部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口と、部屋の外壁または天井に設けられた屋外に通じる排気ファンが設けられ、常時、可変通気口が一部開口し、排気ファンが稼働しているから、常時稼働している排気ファンによってこの排気ファンが設けられている部屋内の空気が排気され、この部屋の空気が負圧になり、部屋と部屋との間の間仕切りに設けられている一部開口している可変通気口から隣の部屋の空気が流れ込む。すると、この隣の部屋が負圧になり、更に、次の隣の部屋から空気が流れ込むというように次々と部屋の空気が排気ファンが設けられている部屋の方向に流れ込み、最後に、屋外に通じる換気口から外気が部屋に入る。換言すると、換気口から外気が流入し排気ファンで部屋の空気が排気されて換気される。
このようにして、常時、各部屋の換気が行われる。
【0009】
そして、各部屋の中のどれか1つの部屋から炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生すると、請求項1記載の発明では、部屋に設けられたガスセンサーが有害ガスを感知し、この感知した有害ガスが所定の許容量を超えると、風量自動可変排気ファンが稼働するようになっているから、風量自動可変排気ファンが稼働し、風量自動可変排気ファンが設けられている部屋の排気量が多くなる。
【0010】
しかも、請求項1記載の発明では、ガスセンサーが感知した部屋から風量自動可変排気ファンが設けられている部屋までの可変通気口の開口面積が大きくなるから、ガスセンサーが感知した部屋から風量自動可変排気ファンが設けられている部屋までの可変通気口の開口面積が大きくなり空気が流れ易くなる。従って、ガスセンサーが感知した部屋から大量の空気が、可変通気口を通って、風量自動可変排気ファンから屋外に排気される。
このように、炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生し、許容量を超えると、速やかに排気され、部屋の中に有害ガスが長期間充満することがなく、快適であるし、安全である。
【0011】
又、請求項2記載の発明では、居室に設けられたガスセンサーが有害ガスを感知し、この感知した有害ガスが所定の許容量を超えると、小型排気ファンが稼働すると共にガスセンサーが感知した居室と隣の部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口が閉まるようになっているから、この有害ガスを感知した居室と隣の部屋との間の間仕切りや建具に設けられている可変通気口が閉まり小型排気ファンが稼働して、小型排気ファンによってガスセンサーが感知した居室の空気が排気され、この居室の換気口から外気が入って換気される。このように1つの居室のみが換気されるから速やかに換気される。しかも、居室と隣の部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられている可変通気口が閉まっているからこの有害ガスが別の部屋に拡がることがない。
このように、別の部屋に有害ガスが拡がらず安全であると同時に、炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生すると速やかに排気され、居室の中に有害ガスが長期間充満することがなく、快適である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(実施例1)
先ず図1および図2に示す実施例について説明する。
図1および図2は本発明建物の換気構造の一実施例を示すもので、図1は建物の断面図、図2は可変通気口と風量自動可変排気ファンとの関係を示す説明図である。
【0013】
図1および図2において、Aは建物であり、この建物Aには、1階に居室11、12、台所13、階段ホール14等が設けられ、2階に居室21、階段ホール22等が設けられている。
3は換気口であり、この換気口3は1階の居室11の屋外に通じる壁に設けられた換気口3−1と、1階の台所13の屋外に通じる壁に設けられた換気口3−2と、2階の居室21の屋外に通じる壁に設けられた換気口3−3等からなる。
【0014】
4は可変通気口であり、この可変通気口4は1階の居室11と居室12との間の間仕切りに設けられた可変通気口4−1と、居室12と階段ホール14との間の間仕切りに設けられた可変通気口4−2と、居室12から図示されない浴室との間の欄間からなる建具に設けられた可変通気口4−3と、階段ホール14と台所13との間に設けられた間仕切りに設けられた可変通気口4−4と、2階の居室21と階段ホール22との間の間仕切りに設けられた可変通気口4−5と、階段ホール22から図示されない部屋との間の扉からなる建具に設けられた可変通気口4−6等からなる。
【0015】
この可変通気口4は、図2に示すように、上半分に開閉扉41が設けられ、下半分が常時開口され、この開口部分にルーバー42が設けられている。
この開閉扉41は後述の制御装置8によって開閉できるようになっていて、開くと、可変通気口4が全開されて可変通気口4の開口面積が大きくなり、閉じると、下半分だけになって開口面積が小さくなるようになっている。
【0016】
5は排気ファンであり、この排気ファン5は2階の階段ホール22の屋外に通じる壁の開口に設けられていて、常時、稼働していて、建物A内の空気を屋外に排気している。
6は1階の台所13に設けられているフードであり、このフード6の中に図示されない換気扇と風量自動可変排気ファン61が設けられていて、この換気扇と風量自動可変排気ファン61は開口62を通って屋外に通じている。そして、換気扇は台所13でガスレンジ等を使用するとき等の有害ガスが発生するときには手動で開閉でき、風量自動可変排気ファン61は後述の制御装置8によって稼働、停止ができるようになっている。
【0017】
7はガスセンサーであり、このガスセンサー7は炭酸ガス、一酸化物炭素、煙草の煙、湿気等の有害ガスを感知するものである。
8は制御装置であり、この制御装置8は、図2に示すように、ガスセンサー7が感知した炭酸ガス、一酸化物炭素、煙草の煙、湿気等の有害ガスの量を絶えず測定していて、許容範囲を超えると、風量自動可変排気ファン61のスイッチを入ると同時に、ガスセンサー7が感知した部屋から風量自動可変排気ファン61が設けられている台所13までの開閉扉41のスイッチが入るようになっている。すると、風量自動可変ファン61が稼働すると共に、ガスセンサー7が感知した部屋から風量自動可変排気ファン61が設けられている台所13までの可変通気口45の開口面積が大きくなる。
【0018】
次に、この建物の換気構造の使用状態を説明する。
常時、排気ファン5が稼働している。
すると、この排気ファン5が設けられている2階の階段ホール22内の空気が排気され、この2階の階段ホール22と、この2階の階段ホール22およびこの階段ホール22に続いている1階の階段ホール14の空気が負圧になり、この2階の階段ホール22と2階の居室21との間の間仕切りに設けられている可変通気口4−5と、図示されない部屋との間の扉からなる建具に設けられた可変通気口4−6を通って空気が流れ込む。居室21の空気が2階の階段室22に流れ込むと居室21が負圧になり、換気口3−3から外気が流れ込む。換言すると、換気口3−3から外気が入って、排気ファン5で排気されて2階の階段ホール22と居室21等が換気される。
【0019】
又、上記のように1階の階段ホール14が負圧になると、1階の階段ホール14と1階の居室12との間の間仕切りに設けられている可変通気口4−2と、台所13との間の間仕切りに設けられている可変通気口4−4を通って空気が流れ込む。又、居室12の空気が1階の階段室に流れ込むとこの居室12が負圧になり、隣の居室11から可変通気口4−1を通って流れ込む。その結果、台所13の間には換気口3−2から外気が流れ込むし、居室11には換気口3−1から外気が流れ込む。
換言すると、換気口3−2から外気が入って排気ファン5で排気されて1階の居室11、12、階段ホール14、台所13が換気される。
【0020】
そして、各部屋の中のどれか1つの部屋、例えば、居室11に据え付けている暖房器具から炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生すると、居室11に設けられたガスセンサー7が有害ガスを感知し、この感知した有害ガスの量を制御装置8が測定していて、この有害ガスが予め定めている所定の許容量を超えると、制御装置8が風量自動可変排気ファン61のスイッチを入ると同時に、ガスセンサー7が感知した部屋から風量自動可変排気ファン61が設けられている台所13までの可変通気口4−1、4−2、4−4の開閉扉41のスイッチを入れて開口面積が大きくなる。
【0021】
すると、ガスセンサー7が感知した居室11から風量自動可変排気ファン61が設けられている台所13までの可変通気口4−1、4−2、4−4の扉41が開き開口面積が大きくなるから、ガスセンサー7が感知した居室11から風量自動可変排気ファン61が設けられている台所13まで空気が流れ易くなり、ガスセンサー7が感知した居室11から大量の空気が、可変通気口41、42、44を通って、風量自動可変排気ファン61で屋外に排気される。
このように、炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生し、許容量を超えると、速やかに排気され、その結果、部屋の中に有害ガスが長期間充満することがなく、快適であるし、安全である。
【0022】
(実施例2)
先ず図3および図4に示す実施例について説明する。
図3および図4は本発明建物の換気構造の一実施例を示すもので、図3は建物の断面図、図4は小型排気ファンと可変通気口との関係を示す説明図である。
【0023】
図3および図4において、Aaは建物であり、この建物Aaには、1階に居室11a、12a、台所13a、階段ホール14a等が設けられ、2階に居室21a、階段ホール22a等が設けられている。
3aは換気口であり、この換気口3aは1階の居室11aの屋外に通じる壁に設けられた換気口3a−1と、1階の居室12aの屋外に通じる壁に設けられた換気口3a−2と、1階の台所13aの屋外に通じる壁に設けられた換気口3a−3と、2階の居室21の屋外に通じる壁に設けられた換気口3a−4とからなる。
【0024】
4aは可変通気口であり、この可変通気口4aは1階の居室11aと居室12aとの間の間仕切りに設けられた可変通気口4a−1と、居室12aと階段ホール14aとの間の間仕切りに設けられた可変通気口4a−2と、居室12aから図示されない浴室との間の扉からなる建具に設けられた可変通気口4a−3と、階段ホール14aと台所13aとの間に設けられた間仕切りに設けられた可変通気口4a−4と、2階の居室21aと階段ホール22aとの間の間仕切りに設けられた可変通気口4a−5と、階段ホール22aから図示されない部屋との間に設けられた扉に設けられた可変通気口4a−6からなる。
この可変通気口4aは後述する制御装置8aによって開閉扉41aが開閉できるようになっている。
【0025】
5aは排気ファンであり、この排気ファン5は2階の階段ホール22の屋外に通じる壁に設けられていて、常時、稼働していて、建物Aa内の空気を屋外に排出している。
9aは小型排気ファンであり、この小型排気ファン9aはそれぞれの居室に設けられている。即ち、この小型排気ファン9aは1階の居室11aの屋外に通じる壁に設けられた小型排気ファン9a−1、居室12aの屋外に通じる壁に設けられた小型排気ファン9a−2、2階に居室21aの屋外に通じる壁に設けられた小型排気ファン9a−3等からなる。そして、この小型排気ファン9aは後述の制御装置8aによって稼働停止されるようになっている。
【0026】
7aはガスセンサーであり、このガスセンサー7aは炭酸ガス、一酸化物炭素、煙草の煙、湿気に感知するものであり、各居室11a、12a、21aに設けられている。
8aは制御装置であり、この制御装置8aは、図4に示すように、ガスセンサー7aが感知した炭酸ガス、一酸化物炭素、煙草の煙、湿気の量を絶えず測定していて、許容範囲を超えると、ガスセンサー7aが感知した部屋の小型排気ファン9aを稼働させると共に、ガスセンサー7aが感知した居室と隣の部屋との間の間仕切りの可変通気口4aの開閉扉41aを閉じるようになっている。
【0027】
次に、この建物の換気構造の使用状態を説明する。
常時、排気ファン5aが稼働している。
すると、この排気ファン5aが設けられている2階の階段ホール22a内の空気が排気され、この2階の階段ホール22aと、この2階の階段ホール22aおよびこの階段ホール22aに続いている1階の階段ホール14aの空気が負圧になり、この2階の階段ホール22aと2階の居室21aとの間の間仕切りに設けられている可変通気口4a−5と、図示されない部屋との間の扉からなる建具に設けられた可変通気口4a−6を通って空気が流れ込む。居室21aの空気が2階の階段室22aに流れ込むと居室21aが負圧になり、換気口3a−4から外気が流れ込む。換言すると、換気口3a−3から外気が入り排気ファン5aによって排気されて2階の階段ホール22aと居室21a等が換気される。
【0028】
又、1階の階段ホール14aが負圧になると、1階の階段ホール14aと1階の居室12aとの間の間仕切りに設けられている可変通気口4a−2と、台所13aとの間の間仕切りに設けられている可変通気口4a−4を通って空気が流れ込む。又、居室12aの空気が1階の階段室に流れ込むとこの居室12aが負圧になり、一部、換気口3a−2から排気されると同時に隣の居室11aから可変通気口4a−1を通って流れ込む。台所13aには換気口3a−3から外気が流れ込むし、居室11aには換気口3a−1から外気が流れ込む。換気口3−2a、3−1aから外気が入り排気ファン5aによって排気される。
このようにして1階の居室11a、12a、階段ホール14a、台所13aが換気される。
【0029】
そして、各部屋の中のどれか1つの部屋、例えば、居室11aに据え付けている暖房器具から炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生すると、居室11aに設けられたガスセンサー7aが有害ガスを感知し、この感知した有害ガスの量を制御装置8aが測定していて、この有害ガスが予め定めている所定の許容量を超えると、制御装置8aが小型排気ファン9a−1を稼働させると同時にガスセンサー7aが感知した居室11aと隣の部屋12aとの間の間仕切りに設けられた可変通気口4a−1の開閉扉41aを閉める。
【0030】
すると、小型排気ファン9aによってガスセンサー7aが感知した居室11aの空気が排気され、換気口3a−1から外気が入って換気される。このように1つの居室が換気される。しかも、居室11aと部屋12aとの間の間仕切りに設けられている可変通気口4−1aが閉まるから、この有害ガスが別の部屋に拡がることがない。
そのために、炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生すると速やかに排気され、部屋の中に有害ガスが長期間充満することがなく、快適であるし、別の部屋に有害ガスが拡がらず安全である。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の発明および請求項2記載の発明では、部屋に設けられた屋外に通じる換気口と、部屋と部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口と、1以上の部屋の外壁または天井に設けられた屋外に通じる排気ファンが設けられ、可変通気口は常時一部開口しているから、常時稼働している排気ファンによって各部屋の換気が行われる。
そして、各部屋の中のどれか1つの部屋から炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生し、これが許容量を超えると、請求項1記載の発明では、部屋に設けられたガスセンサーが有害ガスを感知すると、風量自動可変排気ファンが稼働するようになっているから、風量自動可変排気ファンによって風量自動可変排気ファンが設けられている部屋の排気量が多くなり、速やかに換気されるので安心である。
【0032】
請求項2記載の発明では、居室に設けられたガスセンサーが有害ガスを感知すると、小型排気ファンが稼働すると同時にガスセンサーが感知した居室と隣の部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口が閉まるようになっているから、小型排気ファンによってガスセンサーが感知した居室の空気が排気され、換気口から外気が入る。しかも、居室と部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられている可変通気口が閉まっているからこの有害ガスが別の部屋に拡がることがない。
そのために、炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生すると速やかに排気され、部屋の中に有害カスが長期間充満することがなく、快適であるし、別の部屋に有害ガスが拡がらず安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明建物の換気構造の一実施例を示すもので、建物の断面図である。
【図2】可変通気口と風量自動可変排気ファンとの関係を示す説明図である。
【図3】本発明建物の換気構造の他の実施例を示すもので、建物の断面図である。
【図4】小型排気ファンと可変通気口との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
A 建物
11、11a 1階の居室
12、12a 1階の居室
13、13a 台所
14、14a 1階の階段ホール
21、21a 2階の居室
22、22a 2階の階段ホール
3、3a 換気口
4、4a 可変通気口
5、5a 排気ファン
61 風量自動可変排気ファン
7、7a ガスセンサー
8、8a 制御装置
9a 小型排気ファン
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物内部の部屋を換気する建物の換気構造として、例えば、特開昭63−165632号公報に記載あるように、床下空間に空気取入口を設け、床下空間から小屋裏空間までを空気シャフトゾーンにて連通させ、小屋裏空間に屋外に通ずる空気排出口を設け、空気シャフトゾーンに通ずる空気取入口と空気排気口とを各部屋の上下に設けた建物の換気構造が知られている。この建物の換気構造は、温度差によって生ずる空気の上昇力や風によって生ずる風圧による床下空間から小屋裏に流れる空気によって家屋全体の空気を換気するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開昭63−165632号公報記載の建物の換気構造では、家屋内外の温度差や風速等に大きく影響されるため、部屋の空気が炭酸ガス、一酸化炭素、湿気等の有害ガスが多く発生したときに、十分換気されず、部屋の中にいつまでも有害ガスが充満することがある。
本発明の目的は、これらの問題点を解消し、常時換気され、しかも、一時的に有害ガスが充満すると速やかに換気できる建物の換気構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、部屋に設けられた屋外に通じる換気口と、部屋と部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口と、各部屋に設けられたガスセンサーと、部屋の外壁または天井に設けられた屋外に通じる排気ファンと、部屋の外壁または天井に設けられた屋外に通じる風量自動可変排気ファンとからなり、常時、前記可変通気口が一部開口し、換気ファンが稼働していて、部屋に設けられたガスセンサーが有害ガスを感知し、この感知した有害ガスが所定の許容量を超えると、風量自動可変排気ファンが稼働すると共に、ガスセンサーが感知した部屋から風量自動可変排気ファンが設けられている部屋までの可変通気口の開口面積が大きくなる構造になされているものである。
【0005】
又、請求項2記載の発明は、各居室に設けられた屋外に通ずる換気口と小型排気ファンと、部屋と部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口と、各居室に設けられたガスセンサーと、部屋の外壁または天井に設けられた屋外に通ずる排気用の排気ファンとからなり、常時、前記可変通気口は開口し、排気ファンが稼働していて、部屋に設けられたガスセンサーが有害ガスを感知し、この感知した有害ガスが所定の許容量を超えると、小型排気ファンが稼働すると共に、ガスセンサーが有害ガスを感知した居室と隣の部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口が閉まる構造になされているものである。
【0006】
本発明において部屋とは、建物の中が区画された一部分をいうものであって、和室や洋室等の居室、玄関ホール、階段ホール、台所等をいう。
本発明においてガスセンサーとは、有害ガスを感知するものであって、有害ガスの中に1種類だけ感知するものであってもよく、又、複数種類の有害ガスを感知するものであってもよい。そして、測定したい有害ガスが多数あって1個のガスセンサーで感知することが不可能である場合には、それぞれ別の有害ガスを感知するガスセンサーを複数個設けるとよい。
本発明における有害ガスとは人体に害を及ぼしたり、不快にするガスを総称するものであって、一酸化物炭素、炭酸ガス、湿気、煙草等の煙等が代表的な有害ガスである。
本発明における所定の許容量とはそれぞれの有害ガスについて予め定めた量をいう。
【0007】
請求項1記載の発明に使用する排気ファンや風量自動可変排気ファンと換気口は、排気ファンや風量自動可変排気ファンで部屋の空気を屋外に排気させ、換気口から外気を導入して建物全体を換気するものである。従って、この排気ファンや風量自動可変排気ファンと換気口とは建物全体の空気が換気し易い場所に設けることが好ましい。例えば、排気ファンや風量自動可変排気ファンを台所や2階の階段ホール等に設け、換気口をこれより遠い1階の居室や2階の居室に設けるとよい。
【0008】
(作用)
本発明では、部屋に設けられた屋外に通じる換気口と、部屋と部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口と、部屋の外壁または天井に設けられた屋外に通じる排気ファンが設けられ、常時、可変通気口が一部開口し、排気ファンが稼働しているから、常時稼働している排気ファンによってこの排気ファンが設けられている部屋内の空気が排気され、この部屋の空気が負圧になり、部屋と部屋との間の間仕切りに設けられている一部開口している可変通気口から隣の部屋の空気が流れ込む。すると、この隣の部屋が負圧になり、更に、次の隣の部屋から空気が流れ込むというように次々と部屋の空気が排気ファンが設けられている部屋の方向に流れ込み、最後に、屋外に通じる換気口から外気が部屋に入る。換言すると、換気口から外気が流入し排気ファンで部屋の空気が排気されて換気される。
このようにして、常時、各部屋の換気が行われる。
【0009】
そして、各部屋の中のどれか1つの部屋から炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生すると、請求項1記載の発明では、部屋に設けられたガスセンサーが有害ガスを感知し、この感知した有害ガスが所定の許容量を超えると、風量自動可変排気ファンが稼働するようになっているから、風量自動可変排気ファンが稼働し、風量自動可変排気ファンが設けられている部屋の排気量が多くなる。
【0010】
しかも、請求項1記載の発明では、ガスセンサーが感知した部屋から風量自動可変排気ファンが設けられている部屋までの可変通気口の開口面積が大きくなるから、ガスセンサーが感知した部屋から風量自動可変排気ファンが設けられている部屋までの可変通気口の開口面積が大きくなり空気が流れ易くなる。従って、ガスセンサーが感知した部屋から大量の空気が、可変通気口を通って、風量自動可変排気ファンから屋外に排気される。
このように、炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生し、許容量を超えると、速やかに排気され、部屋の中に有害ガスが長期間充満することがなく、快適であるし、安全である。
【0011】
又、請求項2記載の発明では、居室に設けられたガスセンサーが有害ガスを感知し、この感知した有害ガスが所定の許容量を超えると、小型排気ファンが稼働すると共にガスセンサーが感知した居室と隣の部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口が閉まるようになっているから、この有害ガスを感知した居室と隣の部屋との間の間仕切りや建具に設けられている可変通気口が閉まり小型排気ファンが稼働して、小型排気ファンによってガスセンサーが感知した居室の空気が排気され、この居室の換気口から外気が入って換気される。このように1つの居室のみが換気されるから速やかに換気される。しかも、居室と隣の部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられている可変通気口が閉まっているからこの有害ガスが別の部屋に拡がることがない。
このように、別の部屋に有害ガスが拡がらず安全であると同時に、炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生すると速やかに排気され、居室の中に有害ガスが長期間充満することがなく、快適である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(実施例1)
先ず図1および図2に示す実施例について説明する。
図1および図2は本発明建物の換気構造の一実施例を示すもので、図1は建物の断面図、図2は可変通気口と風量自動可変排気ファンとの関係を示す説明図である。
【0013】
図1および図2において、Aは建物であり、この建物Aには、1階に居室11、12、台所13、階段ホール14等が設けられ、2階に居室21、階段ホール22等が設けられている。
3は換気口であり、この換気口3は1階の居室11の屋外に通じる壁に設けられた換気口3−1と、1階の台所13の屋外に通じる壁に設けられた換気口3−2と、2階の居室21の屋外に通じる壁に設けられた換気口3−3等からなる。
【0014】
4は可変通気口であり、この可変通気口4は1階の居室11と居室12との間の間仕切りに設けられた可変通気口4−1と、居室12と階段ホール14との間の間仕切りに設けられた可変通気口4−2と、居室12から図示されない浴室との間の欄間からなる建具に設けられた可変通気口4−3と、階段ホール14と台所13との間に設けられた間仕切りに設けられた可変通気口4−4と、2階の居室21と階段ホール22との間の間仕切りに設けられた可変通気口4−5と、階段ホール22から図示されない部屋との間の扉からなる建具に設けられた可変通気口4−6等からなる。
【0015】
この可変通気口4は、図2に示すように、上半分に開閉扉41が設けられ、下半分が常時開口され、この開口部分にルーバー42が設けられている。
この開閉扉41は後述の制御装置8によって開閉できるようになっていて、開くと、可変通気口4が全開されて可変通気口4の開口面積が大きくなり、閉じると、下半分だけになって開口面積が小さくなるようになっている。
【0016】
5は排気ファンであり、この排気ファン5は2階の階段ホール22の屋外に通じる壁の開口に設けられていて、常時、稼働していて、建物A内の空気を屋外に排気している。
6は1階の台所13に設けられているフードであり、このフード6の中に図示されない換気扇と風量自動可変排気ファン61が設けられていて、この換気扇と風量自動可変排気ファン61は開口62を通って屋外に通じている。そして、換気扇は台所13でガスレンジ等を使用するとき等の有害ガスが発生するときには手動で開閉でき、風量自動可変排気ファン61は後述の制御装置8によって稼働、停止ができるようになっている。
【0017】
7はガスセンサーであり、このガスセンサー7は炭酸ガス、一酸化物炭素、煙草の煙、湿気等の有害ガスを感知するものである。
8は制御装置であり、この制御装置8は、図2に示すように、ガスセンサー7が感知した炭酸ガス、一酸化物炭素、煙草の煙、湿気等の有害ガスの量を絶えず測定していて、許容範囲を超えると、風量自動可変排気ファン61のスイッチを入ると同時に、ガスセンサー7が感知した部屋から風量自動可変排気ファン61が設けられている台所13までの開閉扉41のスイッチが入るようになっている。すると、風量自動可変ファン61が稼働すると共に、ガスセンサー7が感知した部屋から風量自動可変排気ファン61が設けられている台所13までの可変通気口45の開口面積が大きくなる。
【0018】
次に、この建物の換気構造の使用状態を説明する。
常時、排気ファン5が稼働している。
すると、この排気ファン5が設けられている2階の階段ホール22内の空気が排気され、この2階の階段ホール22と、この2階の階段ホール22およびこの階段ホール22に続いている1階の階段ホール14の空気が負圧になり、この2階の階段ホール22と2階の居室21との間の間仕切りに設けられている可変通気口4−5と、図示されない部屋との間の扉からなる建具に設けられた可変通気口4−6を通って空気が流れ込む。居室21の空気が2階の階段室22に流れ込むと居室21が負圧になり、換気口3−3から外気が流れ込む。換言すると、換気口3−3から外気が入って、排気ファン5で排気されて2階の階段ホール22と居室21等が換気される。
【0019】
又、上記のように1階の階段ホール14が負圧になると、1階の階段ホール14と1階の居室12との間の間仕切りに設けられている可変通気口4−2と、台所13との間の間仕切りに設けられている可変通気口4−4を通って空気が流れ込む。又、居室12の空気が1階の階段室に流れ込むとこの居室12が負圧になり、隣の居室11から可変通気口4−1を通って流れ込む。その結果、台所13の間には換気口3−2から外気が流れ込むし、居室11には換気口3−1から外気が流れ込む。
換言すると、換気口3−2から外気が入って排気ファン5で排気されて1階の居室11、12、階段ホール14、台所13が換気される。
【0020】
そして、各部屋の中のどれか1つの部屋、例えば、居室11に据え付けている暖房器具から炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生すると、居室11に設けられたガスセンサー7が有害ガスを感知し、この感知した有害ガスの量を制御装置8が測定していて、この有害ガスが予め定めている所定の許容量を超えると、制御装置8が風量自動可変排気ファン61のスイッチを入ると同時に、ガスセンサー7が感知した部屋から風量自動可変排気ファン61が設けられている台所13までの可変通気口4−1、4−2、4−4の開閉扉41のスイッチを入れて開口面積が大きくなる。
【0021】
すると、ガスセンサー7が感知した居室11から風量自動可変排気ファン61が設けられている台所13までの可変通気口4−1、4−2、4−4の扉41が開き開口面積が大きくなるから、ガスセンサー7が感知した居室11から風量自動可変排気ファン61が設けられている台所13まで空気が流れ易くなり、ガスセンサー7が感知した居室11から大量の空気が、可変通気口41、42、44を通って、風量自動可変排気ファン61で屋外に排気される。
このように、炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生し、許容量を超えると、速やかに排気され、その結果、部屋の中に有害ガスが長期間充満することがなく、快適であるし、安全である。
【0022】
(実施例2)
先ず図3および図4に示す実施例について説明する。
図3および図4は本発明建物の換気構造の一実施例を示すもので、図3は建物の断面図、図4は小型排気ファンと可変通気口との関係を示す説明図である。
【0023】
図3および図4において、Aaは建物であり、この建物Aaには、1階に居室11a、12a、台所13a、階段ホール14a等が設けられ、2階に居室21a、階段ホール22a等が設けられている。
3aは換気口であり、この換気口3aは1階の居室11aの屋外に通じる壁に設けられた換気口3a−1と、1階の居室12aの屋外に通じる壁に設けられた換気口3a−2と、1階の台所13aの屋外に通じる壁に設けられた換気口3a−3と、2階の居室21の屋外に通じる壁に設けられた換気口3a−4とからなる。
【0024】
4aは可変通気口であり、この可変通気口4aは1階の居室11aと居室12aとの間の間仕切りに設けられた可変通気口4a−1と、居室12aと階段ホール14aとの間の間仕切りに設けられた可変通気口4a−2と、居室12aから図示されない浴室との間の扉からなる建具に設けられた可変通気口4a−3と、階段ホール14aと台所13aとの間に設けられた間仕切りに設けられた可変通気口4a−4と、2階の居室21aと階段ホール22aとの間の間仕切りに設けられた可変通気口4a−5と、階段ホール22aから図示されない部屋との間に設けられた扉に設けられた可変通気口4a−6からなる。
この可変通気口4aは後述する制御装置8aによって開閉扉41aが開閉できるようになっている。
【0025】
5aは排気ファンであり、この排気ファン5は2階の階段ホール22の屋外に通じる壁に設けられていて、常時、稼働していて、建物Aa内の空気を屋外に排出している。
9aは小型排気ファンであり、この小型排気ファン9aはそれぞれの居室に設けられている。即ち、この小型排気ファン9aは1階の居室11aの屋外に通じる壁に設けられた小型排気ファン9a−1、居室12aの屋外に通じる壁に設けられた小型排気ファン9a−2、2階に居室21aの屋外に通じる壁に設けられた小型排気ファン9a−3等からなる。そして、この小型排気ファン9aは後述の制御装置8aによって稼働停止されるようになっている。
【0026】
7aはガスセンサーであり、このガスセンサー7aは炭酸ガス、一酸化物炭素、煙草の煙、湿気に感知するものであり、各居室11a、12a、21aに設けられている。
8aは制御装置であり、この制御装置8aは、図4に示すように、ガスセンサー7aが感知した炭酸ガス、一酸化物炭素、煙草の煙、湿気の量を絶えず測定していて、許容範囲を超えると、ガスセンサー7aが感知した部屋の小型排気ファン9aを稼働させると共に、ガスセンサー7aが感知した居室と隣の部屋との間の間仕切りの可変通気口4aの開閉扉41aを閉じるようになっている。
【0027】
次に、この建物の換気構造の使用状態を説明する。
常時、排気ファン5aが稼働している。
すると、この排気ファン5aが設けられている2階の階段ホール22a内の空気が排気され、この2階の階段ホール22aと、この2階の階段ホール22aおよびこの階段ホール22aに続いている1階の階段ホール14aの空気が負圧になり、この2階の階段ホール22aと2階の居室21aとの間の間仕切りに設けられている可変通気口4a−5と、図示されない部屋との間の扉からなる建具に設けられた可変通気口4a−6を通って空気が流れ込む。居室21aの空気が2階の階段室22aに流れ込むと居室21aが負圧になり、換気口3a−4から外気が流れ込む。換言すると、換気口3a−3から外気が入り排気ファン5aによって排気されて2階の階段ホール22aと居室21a等が換気される。
【0028】
又、1階の階段ホール14aが負圧になると、1階の階段ホール14aと1階の居室12aとの間の間仕切りに設けられている可変通気口4a−2と、台所13aとの間の間仕切りに設けられている可変通気口4a−4を通って空気が流れ込む。又、居室12aの空気が1階の階段室に流れ込むとこの居室12aが負圧になり、一部、換気口3a−2から排気されると同時に隣の居室11aから可変通気口4a−1を通って流れ込む。台所13aには換気口3a−3から外気が流れ込むし、居室11aには換気口3a−1から外気が流れ込む。換気口3−2a、3−1aから外気が入り排気ファン5aによって排気される。
このようにして1階の居室11a、12a、階段ホール14a、台所13aが換気される。
【0029】
そして、各部屋の中のどれか1つの部屋、例えば、居室11aに据え付けている暖房器具から炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生すると、居室11aに設けられたガスセンサー7aが有害ガスを感知し、この感知した有害ガスの量を制御装置8aが測定していて、この有害ガスが予め定めている所定の許容量を超えると、制御装置8aが小型排気ファン9a−1を稼働させると同時にガスセンサー7aが感知した居室11aと隣の部屋12aとの間の間仕切りに設けられた可変通気口4a−1の開閉扉41aを閉める。
【0030】
すると、小型排気ファン9aによってガスセンサー7aが感知した居室11aの空気が排気され、換気口3a−1から外気が入って換気される。このように1つの居室が換気される。しかも、居室11aと部屋12aとの間の間仕切りに設けられている可変通気口4−1aが閉まるから、この有害ガスが別の部屋に拡がることがない。
そのために、炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生すると速やかに排気され、部屋の中に有害ガスが長期間充満することがなく、快適であるし、別の部屋に有害ガスが拡がらず安全である。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の発明および請求項2記載の発明では、部屋に設けられた屋外に通じる換気口と、部屋と部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口と、1以上の部屋の外壁または天井に設けられた屋外に通じる排気ファンが設けられ、可変通気口は常時一部開口しているから、常時稼働している排気ファンによって各部屋の換気が行われる。
そして、各部屋の中のどれか1つの部屋から炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生し、これが許容量を超えると、請求項1記載の発明では、部屋に設けられたガスセンサーが有害ガスを感知すると、風量自動可変排気ファンが稼働するようになっているから、風量自動可変排気ファンによって風量自動可変排気ファンが設けられている部屋の排気量が多くなり、速やかに換気されるので安心である。
【0032】
請求項2記載の発明では、居室に設けられたガスセンサーが有害ガスを感知すると、小型排気ファンが稼働すると同時にガスセンサーが感知した居室と隣の部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口が閉まるようになっているから、小型排気ファンによってガスセンサーが感知した居室の空気が排気され、換気口から外気が入る。しかも、居室と部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられている可変通気口が閉まっているからこの有害ガスが別の部屋に拡がることがない。
そのために、炭酸ガスや一酸化炭素等の有害ガスが発生すると速やかに排気され、部屋の中に有害カスが長期間充満することがなく、快適であるし、別の部屋に有害ガスが拡がらず安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明建物の換気構造の一実施例を示すもので、建物の断面図である。
【図2】可変通気口と風量自動可変排気ファンとの関係を示す説明図である。
【図3】本発明建物の換気構造の他の実施例を示すもので、建物の断面図である。
【図4】小型排気ファンと可変通気口との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
A 建物
11、11a 1階の居室
12、12a 1階の居室
13、13a 台所
14、14a 1階の階段ホール
21、21a 2階の居室
22、22a 2階の階段ホール
3、3a 換気口
4、4a 可変通気口
5、5a 排気ファン
61 風量自動可変排気ファン
7、7a ガスセンサー
8、8a 制御装置
9a 小型排気ファン
Claims (2)
- 部屋に設けられた屋外に通じる換気口と、部屋と部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口と、各部屋に設けられたガスセンサーと、外壁または天井に設けられた屋外に通じる排気ファンと、部屋の外壁または天井に設けられた屋外に通じる風量自動可変排気ファンとからなり、常時、前記可変通気口が一部開口し、換気ファンが稼働していて、部屋に設けられたガスセンサーが有害ガスを感知し、この感知した有害ガスが所定の許容量を超えると、風量自動可変排気ファンが稼働すると共に、ガスセンサーが感知した部屋から風量自動可変排気ファンが設けられている部屋までの可変通気口の開口面積が大きくなる構造になされていることを特徴とする建物の換気構造。
- 各居室に設けられた屋外に通ずる換気口と小型排気ファンと、部屋と部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口と、各居室に設けられたガスセンサーと、部屋の外壁または天井に設けられた屋外に通ずる排気用の排気ファンとからなり、常時、前記可変通気口が開口し、排気ファンが稼働していて、部屋に設けられたガスセンサーが有害ガスを感知し、この感知した有害ガスが所定の許容量を超えると、小型排気ファンが稼働すると共に、ガスセンサーが有害ガスを感知した居室と隣の部屋との間の間仕切りまたは建具に設けられた可変通気口が閉まる構造になされていることを特徴とする建物の換気構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18464196A JP3605232B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 建物の換気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18464196A JP3605232B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 建物の換気構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1025824A JPH1025824A (ja) | 1998-01-27 |
| JP3605232B2 true JP3605232B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=16156792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18464196A Expired - Fee Related JP3605232B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 建物の換気構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3605232B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6273023A (ja) * | 1985-09-25 | 1987-04-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 換気孔装置 |
| JPS62147241A (ja) * | 1985-12-19 | 1987-07-01 | Sekisui Chem Co Ltd | 建築物の除湿方法 |
| JP2767342B2 (ja) * | 1991-05-21 | 1998-06-18 | 清記 須山 | 室内換気システム |
| JPH085115A (ja) * | 1994-06-14 | 1996-01-12 | Azusa Sekkei:Kk | 建物の換気方法 |
| JPH0894138A (ja) * | 1994-09-27 | 1996-04-12 | Sekisui Chem Co Ltd | 戸建住宅用全館換気構造 |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP18464196A patent/JP3605232B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1025824A (ja) | 1998-01-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3740593B2 (ja) | 室内空気保全装置 | |
| KR101624547B1 (ko) | 공동주택의 제연시스템 | |
| JP4526174B2 (ja) | 高層集合住宅及び加圧防排煙方法 | |
| JP3605232B2 (ja) | 建物の換気構造 | |
| JP6921704B2 (ja) | 建物の換気システム | |
| KR100671477B1 (ko) | 고 정밀 자동 통합 제연제어 장치 | |
| KR200393245Y1 (ko) | 고층건물의 제연장치 | |
| KR100902635B1 (ko) | 계단실 또는 엘리베이터샤프트를 이용한 다층 건물 통풍시스템 | |
| KR101417641B1 (ko) | 제연덕트를 이용한 환기 시스템 | |
| JP2005040504A (ja) | 排煙設備および加圧排煙システム | |
| KR101912050B1 (ko) | 공동주택의 엘리베이터룸을 이용한 소형 배풍시스템 | |
| KR200419718Y1 (ko) | 건축물 자동제연시스템의 송풍라인 풍압 자동조절장치 | |
| JPH11159782A (ja) | 温風装置 | |
| JP2004180840A (ja) | 加圧排煙システム | |
| JP3951699B2 (ja) | 空調設備を利用した火災室の加圧排煙システム | |
| EP2584278B1 (en) | Ventilation system for ventilating a fire compartment in a building | |
| JP6431387B2 (ja) | 換気空調システム及び建物 | |
| KR200393246Y1 (ko) | 제연장치 | |
| JP2007212026A (ja) | 住宅用換気システム | |
| JP7451646B1 (ja) | 換気装置 | |
| JP2003185206A (ja) | 火災室の加圧排煙システム | |
| KR102272016B1 (ko) | 계단실 급기 가압 방식의 댐퍼 시스템 | |
| JP4082635B2 (ja) | 換気システム | |
| KR102419300B1 (ko) | 제연댐퍼 시스템 | |
| US5033360A (en) | Air quality control system |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040421 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040915 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041001 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |