JP3605187B2 - 抜型刃物植込み装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、抜型刃物植込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、タバコケース,食品包装箱,ダンボール等の各種の箱の製作に於て、素材のシート体(紙等)を打抜くための帯状の抜型刃物(ナイフ)は、合板等のダイボードのスリットに植込まれて用いられる。ダイボードの上記スリットの寸法と形状は極めて高精度である必要があり、かつ、抜型刃物(ナイフ)も(直接的に上記箱の折曲げと組立ての作業性及び箱の品質に影響を与えるため)極めて高精度に専用の自動制御付きナイフ折曲装置にて折曲形成される必要がある。
【0003】
従来、このように高精度の寸法と形状の(ダイボードの)スリットに、高精度の寸法と形状の抜型刃物(ナイフ)を植込むには、熟練作業者が木槌を用いて、1本づつたたき込んで作業を行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の上述の植込み方法は手作業ゆえに多大な労力を要し一枚のダイボードに多くの抜型刃物(ナイフ)を植込むのに長時間を要して作業能率が良くなかった。
【0005】
また、ダイボードに帯状の抜型刃物(ナイフ)を植込む際に、騒音の発生、刃先の欠損、指の切断事故等の問題があった。
【0006】
また、手作業ゆえに帯状の抜型刃物(ナイフ)をダイボードに均一かつ正確に植込むには熟練を要していた。
【0007】
本発明は、上述の問題を解決し、作業能率の改善、作業の(半)自動化の推進、騒音公害の防止、ダイボードに植込まれた抜型刃物(ナイフ)の品質の向上、作業者の安全性改善を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る抜型刃物植込み装置は、スリットが設けられたダイボードを載置させる定盤と、該定盤に載置された該ダイボードの上記スリットの上方開口部に下端縁部が差し込まれた帯状の抜型刃物を下方へ押付けるための下面が平面状である押付盤と、該押付盤に上下方向の振動を与えるための電気振動発生機から成る振動付加機構と、上記定盤上のダイボードの所定位置へ上記押付盤を水平方向に移動させる押付盤移動アームと、を備えているものである。
【0009】
また、帯状の抜型刃物への過大な押付力を防止するためのバランス手段を付加したものである。
【0010】
そして、バランス手段が、コイルスプリングから成る。
【0011】
あるいは、バランス手段が、ガススプリングから成る。
【0012】
【作用】
(請求項1によれば、)振動付加機構にて、微小な上下方向の振動が押付盤に与えられるので、帯状の抜型刃物はスリット内へ小さな抵抗力で均等に全体が差込まれて(侵入して)ゆく。押付盤は比較的大きな面積とできるので、ダイボードに一度に多くの抜型刃を植込み得る。
【0013】
さらに、振動付加機構が、電気振動発生機なので、微小な上下の振動を与えることができ、均一にダイボードのスリットへ押込(差込)まれてゆく。
【0014】
さらに、押付盤を、水平移動させて、ダイボードのスリットに予め下端縁部のみが植込まれた帯状の抜型刃物の上方に対応させ得る。即ち、一枚のダイボードの面積に対し、押付盤が小さい面積である場合に、押付盤を水平移動させつつ、次々と、抜型刃物を押付けてゆくことができる。
【0015】
(請求項2によれば、)バランス手段にて、帯状の抜型刃物には適度な押付力が与えられる。従って、帯状の抜型刃物の刃先に傷や歪を与えることがなく、かつ、スリットに傷を付けて歪ませることもない。
【0016】
(請求項3によれば、)バランス手段が簡易な構造となる。
【0017】
(請求項4によれば、)バランス手段が一定の押上力にて押付盤等の自重を軽減する。これによって、帯状の抜型刃物には過大な押付力がかからず、適度な力でこの帯状の抜型刃物をダイボードに植込むことができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について詳説する。
【0019】
図1は、ダイボード1に帯状の抜型刃物(ナイフ)2を植込む装置の一例を示し、この装置は押付盤3と振動付加機構4を有する押付力付加部材5と、この押付力付加部材5を保持する水平状の押付盤移動アーム6と、この押付盤移動アーム6の基端を支持する支柱部7とを、備える。
【0020】
8は定盤であり、この上に、予めレーザー等にて加工されたスリット9を有するダイボード1を載置する。定盤8上のダイボード1のスリット9には、上記押付力付加部材5の押付盤3を接近させる前に、(手作業にて)予め帯状の抜型刃物2の下端縁部34(図3の(イ)参照)を、差し込んでおく。
【0021】
押付盤3は、金属製基盤部11と、その少なくとも下面全体を被覆したウレタン等の合成樹脂やゴムのクッション材12とを、有する。平面的に見てこの押付盤3は矩形や正方形又は丸型等とする。また、押付盤3の大きさは、最大は定盤8と略同一とすることもできるが、好ましくは定盤8の何分の一かの大きさとして、(複数取りとしての)複数のスリット9の群のみを、一度の作業で押圧可能とする。また、基盤部11は、中央上部に取付ボス部13を有し、かつ、上面に補強リブを放射状に有する。
【0022】
この基盤部11の取付ボス部13の上方に、修理や交換のために基盤部11を着脱する着脱機構31が設けられている。
【0023】
さらにその上には、振動付加機構4が設けられていると共に、シャフト14が連設される。このシャフト14の下半部は大径部15として、鍛造スプライン16が形成されており、また、上半部はヘッド部18付きの小径部17が設けられている。
【0024】
振動付加機構4としては、鉛直一軸方向に(上下に)振動する電気振動発生機(バイブレータ)が望ましい。しかも、この電気振動発生機の外径寸法を、大径部15と略同一径とすれば、コンパクトに(図1の如く)アーム6から垂設できることとなり好都合である。
【0025】
ところで、押付盤移動アーム6は、長孔部35付の本体部6aと、矢印Aの如くこの本体部6aに沿って往復動可能に取付けられたスライド板19と、を備える。スライド板19には、貫孔付きの保持体23a,23bが垂設される。
【0026】
そして、スライド板19の孔36と、本体部6aの長孔部35に串挿状に、前記シャフト14の小径部17が挿通され、このスライド板19の上面と、ヘッド部18の間には、圧縮コイルスプリング42が介装される(コイルスプリング42は小径部17に外嵌される)。
【0027】
即ち、上記コイルスプリング42によって、押付力付加部材5の自重(下方向押圧力)を軽減するバランス手段10が構成されている。このバランス手段10は、(言い換えれば)帯状の抜型刃物2を押付ける力が過大となることを防止するものであり、本発明では、その代りに、振動付加機構4が付設されていて、比較的小さな押圧力でも、スムースかつ迅速に、抜型刃物2をダイボード1のスリット9内へ押込むことが実現されている。
【0028】
なお、20はロックハンドルであり、スライド板19を本体部6aの所望の位置にて、固定自在である。ところで、バランス手段10としては、コイルスプリングに代えてガススプリングを使用してもよい。
【0029】
図2は、押付盤3等を省略乃至仮想線にて示した平面図である。この図2と図1に於て、アーム6の基部が支持されている支柱部7は、定盤8の一角部に取付けて立設された固定の支柱本体21と、この支柱本体21に外嵌されて矢印Bのように上下動自在でかつ矢印Eのように回転自在な移動部32と、を備えている。
【0030】
言い換えると、移動部32から直接的にアーム6が水平突設されている。そして、移動部32の上下動(矢印B)及び回転(矢印E)を停止させるロックハンドル22を付設する。勿論、図示省略したが、上下動ロックと、回転ロックとを、別々のロックハンドルにて行なうも、好ましいことである。
【0031】
スライド板19の前記保持体23a,23bの貫孔に、水平状ロック杆25が挿通され、このロック杆25の先端には半円弧状の圧接部33が付設され、基端(手前端)にはレバー24が付設されると共に、先端方向(矢印C方向)へロック杆25を付勢するコイルスプリング26を備えている。
【0032】
大きな上下ストロークで、押付力付加部材5を上下動させるとき、レバー24を手で握って引けば、コイルスプリング26は圧縮され、圧接部33がスプライン16から分離できる。逆に、振動付加機構4を作動させ、押付盤3のクッション材12を抜型刃物2の上端縁に当接し、(図3の(イ)から(ロ)のように)刃物2を押込むとき、コイルスプリング26の弾発力にてスプライン16を圧接部33が弾発的に接触しつつ、ゆっくりとかつスムースに押付力付加部材5が下降するようにしている。
【0033】
次に、この装置を用いて、ダイボード1に帯状の抜型刃物2を植込む方法を説明する。
【0034】
まず、図3の(イ)に示すように、ダイボード1のスリット9の上方開口部に、予め、手作業にて帯状の抜型刃物2の下端縁部34をわずかに差し込む。(このときアーム6を外方へ揺動して、押付盤3をダイボード1から外れた位置に保つのが良い。)
【0035】
次に、矢印E方向にアーム6を内方へ揺動させ、さらに、矢印A方向にスライド板19,押付力付加部材5等を移動して、目的のスリット9の上に押付盤3を対応させる。次に、支柱部7及び押付力付加部材5の下降によって、押付盤3を刃物2に当接し、押付力付加部材5等の自重からバランス手段10による外力を差引いた下方向の力、及び、振動付加機構4の上下一軸方向の振動によって、刃物2をダイボード1のスリット9へ押込むことができる。
【0036】
なお、図2のようにダイボード1の大きさに比較して、押付盤3の大きさが小さい場合は、2回以上にわたって順次上述の作動を繰返して、ダイボード1の全面にわたって、刃物2…を植込む。
【0037】
ところで、支柱部7としては、図4に示すように、定盤8に着脱自在に取付けられる取付具45から立設されるものであってもよい。即ち、取付具45は断面コの字状の枠体46と、該枠体46の下壁46aに螺着される締付ネジ部材47と、を備え、この枠体46の上壁46bに支柱部7が立設される。また、締付ネジ部材47は、下壁46aに螺進退自在に螺着されるネジ軸47aと、該ネジ軸47aの一端部に付設された当接片47bと、該ネジ軸47aの他端部側に付設される操作杆47cと、からなる。
【0038】
従って、図4に示すように、定盤8の端縁部に枠体46を嵌合状として、締付ネジ部材47を締付けて、該締付ネジ部材47の当接片47bを定盤8の下面に圧接させれば、定盤8上に支柱部7を立設することができる。
【0039】
また、締付ネジ部材47を緩めれば、取付具45を定盤8から支柱部7を取外せ、この支柱部7に連設されたアーム6、振動付加機構4、押付盤3等全体を、取外すことができる。
【0040】
即ち、既設の定盤8に、簡単にこの抜型刃物植込み装置を組み付けることができる。
【0041】
なお、この図4においては、アーム6は、支柱部7のスライド体44から水平方向に突設され、このスライド体44は、支柱部7の支柱本体48に、スライド自在に外嵌され、ロックハンドル49にて該スライド体44が支柱本体48に固定される。
【0042】
次に、図5と図6は図1に代わる抜型刃物植込み装置を示し、この場合、振動付加機構4及び押付盤3が、アーム6上の支点Oを中心に矢印Hの如く鉛直面内の揺動が可能とされている。
【0043】
具体的には、アーム6が断面コの字状のレール50を備え、このレール50にスライダー51が該レール50の長手方向に走行可能として付設されている。
【0044】
スライダー51は、図6と図7に示すように、底壁51aと、該底壁51aから立設される立上り壁51b,51cと、からなり、立上り壁51b,51c間にレール50が挿通されている。また、スライダー51の立上り壁51cには、断面コの字状のローラ保持体52が取付けられ、このローラ保持体52に、レール50の縦壁50aの裏面に転動するゴムローラ53が回転自在に枢支されている。
【0045】
そして、このスライダー51には、枢支軸54を介して、(該スライダー51の前方に配設される)保持板55が付設されている。即ち、枢支軸54が保持板55の頂部、及びスライダー51の立上り壁51b,51cの頂部に串挿状に挿通され、保持板55は枢支軸54の軸心である上記支点Oを中心に矢印Hの如く鉛直面内を揺動する。なお、図6において、56…は、保持板55及びスライダー51の立上り壁51b,51cに設けられた軸受56である。
【0046】
また、スライダー51には、レール50を転動するローラ57…が付設される。即ち、ローラ57…はその軸部58が、スライダー51の立上り壁51bに取付けられ、レール50の上下壁50b,50cに案内されて走行する。
【0047】
しかして、保持体55には、振動付加機構4が付設され、この振動付加機構4に着脱機構31を介して、押付盤3が付設される。
【0048】
着脱機構31は、押付盤3のボス部13が嵌合する筒状部60と、該筒状部60に付設されるネジ部材61…と、振動付加機構4の下端部に付設されるネジ部材62が螺着される連結部63と、を備える。
【0049】
従って、ネジ部材61…を緩めれば、筒状部60からボス部13を取外すことができて、押付盤3を振動付加機構4から取外すことができる。
【0050】
逆に、押付盤3のボス部13を筒状部60に嵌合させて、ネジ部材61を締め付ければ、押付盤3を取付けることができる。なお、ネジ部材62…を緩めれば、着脱機構31自体も取外すことができる。
【0051】
また、レール50は、水平面及び鉛直面内の揺動を可能として、その基端部50aが軸64を介して支柱部7に枢支され、ガススプリング等からなる弾発部材65にてバランスされている。
【0052】
なお、レール50の先端部50bには、操作レバー66が設けられ、この操作レバー66を図5の実線で示すように、下方へ揺動させることにより、レール50を仮想線で示すように、水平状に配設することができる。
【0053】
このように、保持板55に振動付加機構4を介して連結された押付盤3は、支点Oを中心に矢印Hの如く揺動自在となり、押付盤3はその自重によりそのボス部13が鉛直状に保持されて、その基盤部11が水平状に保持される。
【0054】
ところで、この場合も、支柱部7は、取付具45から立設されるが、この場合の取付具45は後述する図8の別の実施例に示すように、支柱部7が立設される枠体77と、該枠体77に着脱自在に取付けられる取付枠78と、を備え、この取付枠78に、図4に示す取付具45の締付ネジ部材47が螺着され、枠体77と取付枠78とで定盤8の端縁部を嵌合状として、この締付ネジ部材47を締付けることにより、この取付具45を定盤8に取付けることができる。
【0055】
従って、この抜型刃物植込み装置を使用しても、刃物2を確実にスリット9へ押込むことができる。
【0056】
次に、図8は別の実施例の要部分解斜視図を示し、この場合、アーム6であるレール50を、一対のパイプ材66,66から構成している。
【0057】
即ち、このパイプ材66,66には、スライダー67がスライド自在に付設され、このスライダー67に保持板68が枢支され、この保持板68に振動付加機構4が取付けられ、この振動付加機構4に着脱機構31を介して押付盤3が取付けられる。
【0058】
ところで、この場合のスライダー67は、ボールスライダーブッシュー69を備えた一対のブロック体70,70と、該ブロック体70,70を挾持する挾持板71a,71bと、からなり、ブロック体70,70のボールスライダーブッシュー69にパイプ材66が挿通される。
【0059】
従って、このスライダー67に付設される振動付加機構4及び押付盤3はレール50に沿ってスライドする。
【0060】
また、保持板68は、スライダー67に挿通される枢支軸72にて枢支され、図5に示す抜型刃物植込み装置と同様、押付盤3が、支点Oを中心に矢印H(図5参照)の如く揺動自在となり、押付盤3の基盤部11が水平状に保持される。
【0061】
そして、パイプ材66,66の基端部は、支持体73に支持され、この支持体73の突部73aが支柱部7に挿入され、ピン74を介して枢支されている。この支持体73は支柱部7に内装される弾発部材76にて上方へ弾発付勢され、この弾発部材76にて押付力付加部材5の自重が軽減される。また、支柱部7には、レール50の跳ね上がり防止用の弾発部材75が内装されている。
【0062】
また、支柱部7の下端には、上述の取付具45が連設され、この支柱部7を定盤8に取付けることができる。なお、図5に示す取付具45も同様であるが、取付枠78の側壁78aには、鉛直方向長孔88,88が設けられ、取付枠78の枠体77に対する取付位置を調整することができ、これにより種々の厚さの定盤8に対応して取付具45を取付けることができる。
【0063】
パイプ材66,66の先端部は、連結片79にて連結され、この連結片79には操作レバー80が連設されている。また、着脱機構31は、押付盤3のボス部13が挿入保持される保持体81と、該保持体81に着脱自在に取付けられる取付ブロック82と、を備え、この取付ブロック82を保持体81に取付けることによって振動付加機構4の下端部がこの着脱機構31に取付けられる。
【0064】
次に、図9は、さらに別の実施例を示し、この場合、アーム6が、平行な一対のレール83,84と、レール83,84の先端部を連結する連結体85と、レール83,84間にX字状に配設される枠体86,87とからなり、この場合も、レール83,84が、水平面内及び鉛直面内の揺動が可能とされ、しかも、レール83,84に沿って振動付加機構4付の押付盤3はスライドする。
【0065】
従って、図8と図9に示す抜型刃物植込み装置も刃物2を確実にスリット9へ押込むことができる。
【0066】
ところで、図5と図8の抜型刃物植込み装置の振動付加機構4としては、エアー式のバイブレータであり、図5に示すように、配管90を介してエアーを供給・排出することにより、振動を発生させる。なお、配管90は図示省略のエアー源に連通連結されるが、このエアー源の入切の切換えは、例えば、足踏式とされる。
【0067】
【発明の効果】
本発明は、上述の構成により、次のような著大な効果を奏する。
【0068】
(請求項1によれば、)上下の振動が与えられた押付盤3にて、ダイボード1に帯状の抜型刃物2を全体的に均一かつ平均にかつスムースに植込むことができる。
【0069】
また、ダイボード1に抜型刃物2が、(半)自動的に植込まれるので、熟練を要さず、刃物植込み作業の能率が改善されると共に、騒音も少なくなり、しかも、指等を負傷せず安全面においても優れている。
【0070】
特に、ダイボード1の大きい面積範囲に刃物2を高能率にかつ静粛に植込み得る効果は顕著である。
【0071】
さらに、安定して、押付盤3に微小な鉛直一軸方向に上下の振動を与えることができ、より一層確実に、帯状の抜型刃物2をダイボード1に植込むことができる。
【0072】
さらに、ダイボード1に植込みたいと所望する帯状の抜型刃物2の上方へ、押付盤3を自由自在に移動させることができ、広い面積のダイボード1に有効である。
【0073】
(請求項2によれば、)バランス手段10により、帯状の抜型刃物2に過大な押付力がかからないようにすることができ、スリット9や刃物2に歪みを与えたり、傷付けることなく、円滑に植込みが行なわれて、刃物2の形状が高精度となる。
【0074】
(請求項3によれば、)バランス手段10として、簡単な構造をしていて、かつ、弾性力をもっているので、帯状の抜型刃物2に過大な押付力がかからないようにすることができる。
【0075】
(請求項4によれば、)バランス手段10として、上方向の一定の力を安定して及ぼすので、帯状の抜型刃物2にかかる過大な押付力をやわらげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す簡略平面図である。
【図3】帯状の抜型刃物のダイボードへの植込み状態を示した説明図である。
【図4】本発明の変形例を示す要部正面図である。
【図5】図1に代わる他の実施例を示す斜視図である。
【図6】要部断面図である。
【図7】要部斜視図である。
【図8】別の実施例を示す要部分解斜視図である。
【図9】さらに別の実施例を示す簡略図である。
【符号の説明】
1 ダイボード
2 帯状の抜型刃物
3 押付盤
4 振動付加機構
6 押付盤移動アーム
8 定盤
9 スリット
10 バランス手段
42 コイルスプリング
Claims (4)
- スリット9が設けられたダイボード1を載置させる定盤8と、該定盤8に載置された該ダイボード1の上記スリット9の上方開口部に下端縁部が差し込まれた帯状の抜型刃物2を下方へ押付けるための下面が平面状である押付盤3と、該押付盤3に上下方向の振動を与えるための電気振動発生機から成る振動付加機構4と、上記定盤8上のダイボード1の所定位置へ上記押付盤3を水平方向に移動させる押付盤移動アーム6と、を備えていることを特徴とする抜型刃物植込み装置。
- 帯状の抜型刃物2への過大な押付力を防止するためのバランス手段 10 を付加した請求項1記載の抜型刃物植込み装置。
- バランス手段 10 が、コイルスプリング 42 から成る請求項2記載の抜型刃物植込み装置。
- バランス手段 10 が、ガススプリングから成る請求項2記載の抜型刃物植込み装置。
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