JP3603714B2 - 符号分割多元接続方式用リピータ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する分野】
本発明は、移動通信で用いられる符号分割多元接続方式あるいは符号分割多重方式用のリピータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線基地局の電波の届きにくいビル内やトンネル内若しくは山岳地域でリピータ装置が用いられている。リピータ装置は、基地局の電波の届くところ(例えばビルの屋上など)に基地局向けアンテナを設置し、基地局と移動局との間を中継するものである。
【0003】
図1は、リピータ装置を用いたシステム構成図である。
【0004】
基地局1から移動局3向けの下り回線においては、基地局1からの電波を基地局向けアンテナで受信し、所定のレベルまで増幅し、基地局からの電波の届かない場所即ち不感地帯5に移動局向けアンテナ21を設置してその信号を再放射する。一方、移動局3から基地局1への上り回線においては、移動局3からの電波を移動局向けアンテナ21で受信し、所定のレベルまで増幅し、基地局向けアンテナ20から再放射する。これにより、基地局と移動局間の上り回線及び下り回線の双方向の中継機能を実現している。
【0005】
通常、送信アンテナ(下り回線の場合は移動局向けアンテナ21、上り回線の場合は基地局向けアンテナ20)から再放射した電波が受信アンテナ(下り回線の場合は基地局向けアンテナ20、上り回線の場合は移動局向けアンテナ21)に届かないように、基地局向けアンテナ20と移動局向けアンテナ21とは、十分離れた場所に設置することが必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えばビル影の電波の届きにくい場所にリピータ装置2を設置する場合には、基地局向けアンテナ20と移動局向けアンテナ21とを比較的近接した場所に設置したいことがある。このとき、再放射した電波は、受信アンテナに回り込む。再放射した電波は、受信電波と同一周波数であるため、回り込んだ信号は干渉信号となり、中継機能を実現できなくなる。
【0007】
そこで、本発明は、送信アンテナから再放射した電波が受信アンテナに回り込むことによる干渉信号を抑圧し、基地局向けアンテナと移動局向けアンテナとを近接した場所に設置することができる符号分割多元接続方式用リピータ装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
従って、本発明による符号分割多元接続方式用リピータ装置は、第1のアンテナで受信した受信信号から第1の方向性結合器により干渉抑圧信号を取り出し、該干渉抑圧信号を第1の遅延手段により遅延させた遅延信号を取り出す第1の手段と、遅延信号を第2の方向性結合器を介して第2のアンテナから受信信号と同一周波数の電波を再放射する第2の手段と、第2の方向性結合器で分岐された干渉参照信号を可変減衰器及び可変移相器により該干渉参照信号のレベル及び位相を調整し、第1の方向性結合器によって、該調整された信号を、第2のアンテナから再放射された電波が第1のアンテナに回り込むことにより生じる干渉信号成分を含む受信信号に同振幅かつ逆位相で合成し、該干渉信号成分を抑圧する第3の手段と、第1の方向性結合器の出力信号と、第2の方向性結合器から分岐した干渉参照信号との相関演算を行い、該相関演算の出力信号を積分して得られた複素数の出力信号の絶対値の逆数により可変減衰器を制御し、該出力信号の位相から180度シフトした値により可変移相器を制御する第4の手段とを有する。これにより、送信アンテナから再放射した電波が受信アンテナに回り込むことによる干渉信号を抑圧し、基地局向けアンテナと移動局向けアンテナとを近接した場所に設置することができる。
【0011】
本発明の他の実施形態によれば、相関演算の出力信号に0を越え1よりも小さい係数を乗じることも好ましい。
【0012】
本発明の他の実施形態によれば、予め測定した第1の方向性結合器における干渉参照信号と回り込み干渉信号との位相差φAと相関演算の出力信号の位相差φBに対して、相関演算出力信号にΔφ=φA−φBの位相回転を与えることも好ましい。
【0013】
本発明の他の実施形態によれば、第3の手段は、干渉参照信号を分配器により複数L個に分配し、それぞれのi(i=1,2, ... ,L)分配干渉参照信号を第2のi遅延手段、i可変減衰器及びi可変移相器により該i分配干渉参照信号の遅延量、レベル及び位相を調整し、合成器によって該調整された信号を合成し、第1の方向性結合器によって、該合成された信号を、第2のアンテナから再放射された電波が、直接に又は第1若しくは第2のアンテナの周囲の建物等により反射若しくは回折されて、第1のアンテナに回り込むことにより生じるL種類の異なる遅延量を有するマルチパス干渉信号成分を含む受信信号に同振幅かつ逆位相で合成し、該L種類のマルチパス干渉信号成分を抑圧することも好ましい。
【0014】
また、本発明による符号分割多元接続方式用リピータ装置は、第1のアンテナで受信した受信信号から第1の方向性結合器により干渉抑圧信号を取り出し、該干渉抑圧信号を第1の遅延手段により遅延させた遅延信号を取り出す第1の手段であって、第1の遅延手段が互いに異なる遅延量を有する複数M個の第1の手段と、M個の第1の手段により得られたM種類の遅延信号を合成し、得られた合成信号を出力する合成器と、合成信号を第2の方向性結合器を介して第2のアンテナから受信信号と同一周波数の電波を再放射する第2の手段と、第2の方向性結合器で分岐された干渉参照信号を分配器によりM個に分岐し、該分岐されたそれぞれの信号を可変減衰器及び可変移相器により該干渉参照信号のレベル及び位相を調整し、第1の方向性結合器によって、該調整された信号を、第2のアンテナから再放射された電波が第1のアンテナに回り込むことにより生じる干渉信号成分を含む受信信号に同振幅かつ逆位相で合成し、該干渉信号成分を抑圧する第3の手段であって、第1の手段にそれぞれ関連するM個の第3の手段とを有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下では、図面を用いて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0016】
図2は、リピータ装置2の構成図である。以下では、信号の流れを追って説明する。
【0017】
リピータ装置2は、基地局向けアンテナ20によって、基地局1から送信された下り回線周波数fD電波の信号を受信する。受信された信号は、アンテナ共用器DPXによって分配され、リピータ部22へ送信される。この信号は、リピータ部22内で増幅され、増幅された信号は、アンテナ共用器を介して、移動局向けアンテナ21から移動局3へ下り回線周波数fDの電波で再送信される。
【0018】
逆に、リピータ装置2は、移動局向けアンテナ21によって、移動局3から送信された上り回線周波数fU電波の信号を受信する。受信された信号は、アンテナ共用器DPXによって分配され、リピータ部22へ送信される。この信号は、リピータ部22内で増幅され、増幅された信号は、アンテナ共用器を介して、基地局向けアンテナ20から基地局1へ上り回線周波数fUの電波で再送信される。
【0019】
図3は、本発明によるリピータ部22の回路構成図である。
【0020】
リピータ装置2の受信アンテナで受信した受信信号から第1の方向性結合器1により干渉抑圧信号を取り出し、該干渉抑圧信号を遅延回路により遅延させて遅延信号を取り出す。次に、遅延信号を第2の方向性結合器2を介して送信アンテナから受信信号と同一周波数の電波を再放射する。次に、第2の方向性結合器2で分岐された干渉参照信号を可変減衰器及び可変移相器により該干渉参照信号のレベル及び位相を調整する。但し、電力増幅器による非線形歪みの影響が無視できる場合は、電力増幅器の入力側で干渉参照信号を取り出してもよい。最後に、第1の方向性結合器1によって、該調整された信号を、送信アンテナから再放射された電波が受信アンテナに回り込むことにより生じる干渉信号成分を含む受信信号に同振幅かつ逆位相で合成し、該干渉信号成分を抑圧する。
【0021】
遅延回路は、受信アンテナで受信される所望受信信号成分と送信アンテナから再放射された電波が回り込んで受信アンテナで受信される干渉信号成分とのタイミングをずらし、所望信号成分と該干渉信号成分との相関をなくすために用いられる。受信アンテナで受信されるべき所望受信信号と送信アンテナから再放射される再放射信号とは、本来同一の情報を有する信号であるため、遅延回路を用いないと該所望信号と該再放射信号との相関は非常に高くなり、第2の方向性結合器2から分岐した干渉参照信号を用いて受信信号中の干渉信号成分のみを抑圧することができない。本発明では、遅延回路を挿入することで、該干渉信号成分と該所望信号成分の相関をなくし、該干渉参照信号を用いて受信信号中の干渉信号成分のみを抑圧することを可能にしている。
【0022】
遅延回路の遅延量については、1チップ(例えば広帯域符号分割多元接続方式の拡散符号速度が4Mchip/secの場合は250nsec)以上であれば、受信信号と干渉信号との相関がなくなるので、十分である。
【0023】
また、所望信号がマルチパス伝搬路を介して受信される場合、所望信号には先行波と遅延波とが存在する。リピータ装置は、受信された所望信号の先行波及び遅延波をともに中継するが、該先行波に対する該遅延波の遅延量が本リピータ装置の遅延回路で設定する遅延量と等しい場合、送信アンテナで再放射された信号中の先行波成分のタイミングと受信アンテナで受信される所望信号中の遅延成分のタイミングとが一致するため、所望信号中の遅延波成分が干渉波成分とみなされ干渉成分とともに抑圧されてしまう。遅延波成分を抑圧してしまうと、再放射した電波を受信する。遅延波成分は、移動局のRAKE受信機においてフェージング変動を抑圧するために利用できるため、リピータ装置においては、先行波及び遅延波を共に再放射することが望ましい。従って、本発明によるリピータ装置の遅延回路の遅延量は、マルチパス環境の遅延広がりよりも大きな値とすることが好ましい。
【0024】
しかし、遅延量を大きくしすぎると、リピータのカバレッジエリア付近、即ち不感地帯5の境界付近に位置する移動局の通信品質が劣化する。これは、下り回線においては移動局3のRAKE受信機が、リピータ2と基地局1とから直接送信される電波を同時に捕捉できず、上り回線においては基地局1のRAKE受信機が、リピータ2と移動局3とから直接送信される電波を同時に捕捉できなくなるためである。つまり、移動局においてリピータと基地局からの電波を同時に捕捉できず、基地局においてリピータと移動局からの電波を同時に捕捉できないと、一方の電波から他方の電波への受信に切り替えるための処理が必要となる。遅延量の最適値は、移動局又は基地局の受信機の作りによって変わるが、実質的に250nsec〜4μsec程度が妥当と考えられる。
【0025】
次に、マルチパス干渉について検討する。通常、干渉成分には、送信アンテナから受信アンテナに直接漏れ込む先行波と、アンテナ周囲の建造物等で反射して受信アンテナに回り込む、1又は複数のL−1遅延波とがある。両者を共に抑圧するために、干渉参照信号を先行波及び遅延波と等しい数Lに分配し、該分配信号にそれぞれ遅延回路を挿入し、この遅延回路の遅延量を個々の遅延波の遅延量と互いに等しくなるように調整する。
【0026】
図4は、図3についてマルチパス干渉信号を考慮した回路構成である。図4は、送信アンテナから再放射された電波が、受信アンテナに回り込むことにより生じるL種類の異なる遅延量を有するマルチパス干渉信号成分を抑圧するものである。マルチパス干渉信号は、送信アンテナから直接に、又は受信若しくは送信アンテナの周囲の建物等により反射若しくは回折されて、受信信号に含まれるものである。
【0027】
図4は、図3と比較して、干渉参照信号の扱いだけが異なる。第2の方向性結合器で分岐された干渉参照信号を、複数L個に分配し、それぞれのi(i=1,2,...,L)分配干渉参照信号を第2のi遅延回路、i可変減衰器及びi可変移相器により該i分配干渉参照信号の遅延量、レベル及び位相を調整する。次に、合成器によって該調整された信号を合成する。最後に、第1の方向性結合器1によって、該合成された信号を受信信号に同振幅かつ逆位相で合成し、L種類のマルチパス干渉信号成分を抑圧する。
【0028】
図5は、図3について可変減衰器及び可変移相器を適切に制御する振幅位相制御器を加えた回路構成図である。
【0029】
図5は、図3に対して第1の方向性結合器1の出力信号と、第2の方向性結合器2から分岐した干渉参照信号との相関演算を行う。次に、該相関演算の出力信号を積分して得られた複素数の出力信号の絶対値の逆数及び位相から180゜シフトした値により、可変減衰器及び可変移相器を制御する。
【0030】
干渉参照信号の振幅及び位相の調整が十分でない場合、第1の方向性結合器1での干渉抑圧が十分でないため、該出力信号には、残差干渉信号成分が含まれる。残差干渉成分と所望信号成分とは遅延回路により、互いに無相関と見なせるため、出力信号と干渉参照信号の相関値は、残差干渉成分と干渉参照信号の相関値に等しい。相関値を積分器を通じてフィードバックすることにより、干渉参照信号の振幅及び位相の制御値が更新される。該制御値の更新により残差干渉成分は次第に小さくなる。
【0031】
図6は、図5の相関器出力に係数倍器と移相器とを加えた回路構成図である。相関器において、相関演算の平均時間が十分長く設定できない場合、干渉抑圧信号中の所望信号成分又は雑音成分に起因して相関出力信号中に雑音成分が残留する。この残留雑音成分は、干渉参照信号の振幅制御及び位相制御に誤差を与えるため、該残留雑音成分の値が大きいと第1の方向性結合器において受信信号中の回り込み干渉成分を精度よく抑圧できなくなる。そこで、相関器出力に係数倍器を加え、係数の値を0よりも大きく且つ1よりも小さい値を設定することにより、該残留雑音成分を抑圧することが可能となる。この時、相関出力信号の値も同時に小さくなるが、干渉参照信号の振幅及び位相は、積分器を通じて制御量が決定されるため、受信信号中の回り込み干渉成分は抑圧される。
【0032】
また、図5においては、第1の方向性結合器における受信信号中の回り込み干渉成分と干渉参照信号の位相差φAと、相関器出力の位相φBとが同一であることを前提としている。しかし、第1の方向性結合器と相関器とは異なる回路であるため、回路の実装上は両回路に信号を供給する信号線の電気長の違いによって、φAとφBとの値は必ずしも同一の値とはならない。そこで、φAとφBとの値を予め測定しておき、Δφ=φA−φBの位相回転を図6中の移相器で設定することにより、干渉参照信号の振幅及び位相を正しく制御することが可能となる。
【0033】
図6では、相関器出力に係数倍器、移相器の順で回路を加えているが、係数倍器と移相器の順番が逆であっても、本リピータ装置は問題なく動作する。
【0034】
図7は、図4について振幅位相制御器を加えた回路構成図である。
【0035】
第1の方向性結合器1の出力信号と、干渉参照信号が複数L分岐された分岐干渉参照信号に第2の遅延回路2iの出力信号である遅延干渉参照信号とに基づいて振幅及び位相の制御量を決定し、該干渉参照信号の振幅及び位相を制御する。振幅位相制御器iでは、遅延回路2iから出力される分岐遅延干渉参照信号と第1の方向性結合器の出力信号との相関値を求めるが、これは、回り込み干渉波iによる干渉成分との相関値を求めていることに等しい。これにより、該振幅位相制御器iにより制御された調整干渉参照信号iは、受信アンテナで受信される信号中の回り込み干渉波iによる干渉成分を抑圧することができる。従って、L台の第3の手段を並列に配置することにより、回り込み干渉波1〜Lを全て抑圧することが可能となる。
【0036】
図8は、図2のリピータ装置2について、移動局3からの受信をダイバーシチ構成にした構成図である。リピータ装置2は、複数のアンテナ21及び24で受信された、移動局3からの上り回線周波数fU電波の信号をそれぞれ、ダイバーシチ構成のリピータ部へ渡される。
【0037】
一般に、ダイバーシチ構成のリピータ装置は、上り回線(移動局→基地局)及び下り回線(基地局→移動局)のいずれに対しても適用可能である。ただし、基地局とリピータ間の回線は比較的安定しているため、下り回線に対しては、ダイバーシチ受信の効果はさほど大きくないと考えられる。一方、上り回線に対しては、移動局とリピータとの間の回線がフェージング環境であると考えられるため、ダイバーシチ受信を取り入れることが好ましい。
【0038】
図9は、図3のリピータ装置をダイバーシチ構成にした回路構成図である。第1の方向性結合器、増幅器AMP及び第1の遅延回路の直列回路を複数M個有しており、それぞれに関連してM個の可変減衰器及び可変移相器を有している。但し、第1の遅延回路は、それぞれ異なる遅延量を有する。M個の第1の遅延回路により得られたM種類の遅延信号は、合成器により合成し、その合成信号を第2の方向性結合器へ通知し、送信アンテナから電波を再放射する。次に、第2の方向性結合器で分岐された干渉参照信号を分配器DIVによりM個に分岐する。次に、分岐されたそれぞれの信号をM個の可変減衰器及び可変移相器へ通知される。
【0039】
図9で示したリピータ装置では、複数M個の受信アンテナで受信した信号に対して互いに異なる遅延量を与えて合成し再放射する。再放射した電波の受信局では、当該受信局に搭載されたRAKE受信機においてM個の異なるタイミングの信号を分離抽出し該抽出信号の位相を同相化し合成する。即ち、当該リピータ装置の複数M個の受信アンテナで受信された信号が該受信局のRAKE受信機において同相合成(あるいは最大比合成)される結果、等価的にリピータ装置におけるダイバーシチ合成の機能が実現される。
【0040】
本発明によるリピータ装置では、複数M個の受信アンテナに対して、互いに異なる振幅及び位相の回り込み干渉波が到来するが、互いに異なる遅延量で合成した信号を第2の方向性結合器により分岐した干渉参照信号をM分岐して得られる分岐干渉参照信号と、それぞれの受信アンテナに回り込んだ干渉信号とが同振幅かつ逆位相となるように調整することにより回り込み干渉信号を抑圧することができる。
【0041】
図10は、図9についてマルチパス干渉信号を考慮した回路構成図である。
【0042】
図11は、図9について振幅位相制御器を加えた回路構成図である。
【0043】
図12は、図10について振幅位相制御器を加えた回路構成図である。
【0044】
尚、本発明を説明する構成の中で、リピータ装置の通常の機能である増幅機能は、低雑音増幅器LNAと増幅器AMPとにより実現されている。従って、干渉成分の抑圧は、低雑音増幅器LNAの入力側と出力側との2通りが考えられる。干渉電力が所望信号電力よりもはるかに高いならば、LNAの非線形等で信号がひずむため、LNAの入力側で抑圧することが望ましい。しかしながら、通常の合成器をLNAの入力側に挿入すると、合成器の挿入損失によりリピータ部の雑音指数が増加するので、結合度の低い即ち挿入損失の低い方向性結合器を用いることが好ましい。リピータ装置の起動時において、干渉成分の抑圧を完了するまでは、LNAに干渉成分が混入する。従って、LNAの入力レベルのダイナミックレンジは、所望信号の入力レベルから干渉入力レベルの最大値までをカバーする必要がある。干渉除去前の干渉成分によってLNAの出力が歪まない場合は、干渉除去をLNA出力側で行ってもよい。
【0045】
本発明の技術的思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。従って、前述した説明はあくまで例であって制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定されるものだけに制約される。
【0046】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明による符号分割多元接続方式用リピータ装置は、受信アンテナで受信した信号を所定のレベルに増幅して送信アンテナから再放射する際に、その電波が再び受信アンテナに回り込む自局干渉信号を抑圧することができ、基地局向けアンテナと移動局向けアンテナとを近接した場所に設置することが可能となる。
【0047】
また、本発明によれば、不感地帯の境界付近に移動局が位置する場合、下り回線においては、移動局内に搭載されたRAKE受信機により基地局から直接移動局に到来する電波と、リピータ装置で中継して再放射された電波とを同時に受信することができ、上り回線においては、基地局に搭載されたRAKE受信機により移動局から直接到来する電波とリピータ装置で中継して再放射された電波とを同時に受信することができるために、移動局が不感地帯の内外を移動する場合においても、連続に双方向の通信を保持することが可能となる。
【0048】
更に、本発明によれば、無線周波数のままで干渉抑圧を行うために、スペクトル拡散方式を用いる無線システムであれば、無線信号の変調方式やフレームフォーマット等の信号方式にはまったく依存しない。
【0049】
更に、本発明によれば、複数の受信アンテナで受信した信号に対して、互いに異なる遅延量を与えて合成して再放射することにより、スペースダイバーシチの機能を時間ダイバーシチに置きかえているために、深いフェージング変動が発生する場合でも安定な通信を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リピータ装置を用いたシステム構成図である。
【図2】リピータ装置の構成図である。
【図3】本発明による、図2のリピータ部22の回路構成図である。
【図4】図3についてマルチパス干渉信号を考慮した回路構成図である。
【図5】図3について可変減衰器及び可変移相器を適切に制御する振幅位相制御器を加えた回路構成図である。
【図6】図5の相関器出力に係数倍器と移相器とを加えた回路構成図である。
【図7】図4について振幅位相制御器を加えた回路構成図である。
【図8】図2のリピータ装置2について、ダイバーシチ構成にした構成図である。
【図9】図3のリピータ部22をダイバーシチ構成にした回路構成図である。
【図10】図9についてマルチパス干渉信号を考慮した回路構成図である。
【図11】図9について振幅位相制御器を加えた回路構成図である。
【図12】図10について振幅位相制御器を加えた回路構成図である。
【符号の説明】
1 基地局
2 リピータ
20 基地局向けアンテナ
21 移動局向けアンテナ
22 リピータ部
23 ダイバーシチ構成のリピータ部
3 移動局
5 不感地帯
Claims (5)
- 符号分割多元接続方式用リピータ装置において、
第1のアンテナで受信した受信信号から第1の方向性結合器により干渉抑圧信号を取り出し、該干渉抑圧信号を第1の遅延手段により遅延させて遅延信号を取り出す第1の手段と、
前記遅延信号を第2の方向性結合器を介して第2のアンテナから前記受信信号と同一周波数の電波を再放射する第2の手段と、
前記第2の方向性結合器で分岐された干渉参照信号を可変減衰器及び可変移相器により該干渉参照信号のレベル及び位相を調整し、前記第1の方向性結合器によって、該調整された信号を、前記第2のアンテナから再放射された電波が前記第1のアンテナに回り込むことにより生じる干渉信号成分を含む前記受信信号に同振幅かつ逆位相で合成し、該干渉信号成分を抑圧する第3の手段と、
前記第1の方向性結合器の出力信号と、前記第2の方向性結合器から分岐した干渉参照信号との相関演算を行い、該相関演算の出力信号を積分して得られた複素数の出力信号の絶対値の逆数により前記可変減衰器を制御し、該出力信号の位相から180度シフトした値により前記可変移相器を制御する第4の手段と
を有することを特徴とするリピータ装置。 - 前記第4の手段は、前記相関演算の出力信号に0を越え1よりも小さい係数を乗じるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のリピータ装置。
- 前記第4の手段は、予め測定した前記第1の方向性結合器における干渉参照信号と回り込み干渉信号との位相差φAと相関演算の出力信号の位相φBに対して、前記相関演算出力信号にΔφ=φA−φBの位相回転を与えるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のリピータ装置。
- 前記第3の手段は、前記干渉参照信号を分配器により複数L個に分配し、それぞれのi(i=1,2,...,L)分配干渉参照信号を第2のi遅延手段、i可変減衰器及びi可変移相器により該i分配干渉参照信号の遅延量、レベル及び位相を調整し、合成器によって該調整された信号を合成し、前記第1の方向性結合器によって、該合成された信号を、前記第2のアンテナから再放射された電波が、直接に又は前記第1若しくは第2のアンテナの周囲の建物等により反射若しくは回折されて、前記第1のアンテナに回り込むことにより生じるL種類の異なる遅延量を有するマルチパス干渉信号成分を含む前記受信信号に同振幅かつ逆位相で合成し、該L種類のマルチパス干渉信号成分を抑圧することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のリピータ装置。
- 符号分割多元接続方式用リピータ装置において、
第1のアンテナで受信した受信信号から第1の方向性結合器により干渉抑圧信号を取り出し、該干渉抑圧信号を第1の遅延手段により遅延させた遅延信号を取り出す第1の手段であって、前記第1の遅延手段が互いに異なる遅延量を有する複数M個の前記第1の手段と、
M個の前記第1の手段により得られたM種類の遅延信号を合成し、得られた合成信号を出力する合成器と、
前記合成信号を第2の方向性結合器を介して第2のアンテナから前記受信信号と同一周波数の電波を再放射する第2の手段と、
前記第2の方向性結合器で分岐された干渉参照信号を分配器によりM個に分岐し、該分岐されたそれぞれの信号を可変減衰器及び可変移相器により該干渉参照信号のレベル及び位相を調整し、前記第1の方向性結合器によって、該調整された信号を、前記第2のアンテナから再放射された電波が前記第1のアンテナに回り込むことにより生じる干渉信号成分を含む前記受信信号に同振幅かつ逆位相で合成し、該干渉信号成分を抑圧する第3の手段であって、前記第1の手段にそれぞれ関連するM個の前記第3の手段と
を有することを特徴とするリピータ装置。
Priority Applications (1)
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