JP3603282B2 - トーン信号のエネルギー検出装置及びエネルギー検出方法 - Google Patents

トーン信号のエネルギー検出装置及びエネルギー検出方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トーン信号のエネルギー検出装置及び方法に係り、さらに詳しくは非線形の追跡器を用いてトーン信号のエネルギーを検出する装置、及びそのエネルギー検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
バースト検出器(burst detector)は、プリアンブルを用いるフレーム伝送システムにおいて極めて重要な役割を担うものである。そして、このバースト検出器は、基本的にフレームが受信部に至る正確な時点を探し出す機能を実行する。このバースト検出器によって検出された結果は、受信部において主に2つの面から利用されている。
【0003】
第1に、バースト検出器で検出された結果は、受信機の同期部の適切な動作時点(power on)を決定することに用いられる。これより、不必要な信号処理の実行と消費電力を削減することができる。従来の多くの受信機では、フレームが存在しない状況下でも、受信機が不必要な信号処理を実行し、それにともなう消費電力の増加を抑えるために、受信機の動作モード(operation mode)と待機モード(stand−by mode)とが定義されており、このようなモードを決定するために前記バースト検出の結果が用いられている。
【0004】
第2に、前記バースト検出器で検出された結果は、プリアンブル(preamble)を用いるシステムの受信機の同期部がデータエイディッド(data−aided;DA)方式で動作可能に用いられる。これは、送信機と受信機とが予め設定された特定のプリアンブルパターンを用いるために、受信部に至ったフレームの正確な時点を検出して受信信号とプリアンブルとの相関性を同期アルゴリズムとして用いる技術である。
【0005】
前記バースト検出は一般に、信号のエネルギーを検出する過程と同一の方式で行われる。汎用のエネルギー検出のアルゴリズムとしては、例えば、絶対値検出器(Absolute value detector :AVD)方式、平方根検出器(Root mean square detector : RMSD)方式、二乗検出器(Square law detector : SLD)方式などが挙げられる。また、エネルギーの検出には、受信信号の絶対値や、受信信号の平方根、または受信信号の二乗などを取って一定区間で累積させる方法などが用いられる。
【0006】
しかし、このような従来の方式は、同期部の動作モードの調節には使用可能であったが、より正確なバースト開始のシンボルを検出できる確率が低いため、前記データエイディッド(data−aided)方式の同期部に用いるには適応的な技術と言えなかった。すなわち、単位シンボル当りのサンプル数が比較的多い場合に、バーストが開始されるシンボルの正確な位置(トーン成分)を把握することが困難であった。逆に、単位シンボル当りのサンプル数が比較的少ない場合には、観察するサンプルが少ないことによりエネルギー検出が不安定となり、バースト検出を適応的に行える確率が低下するという問題があった。したがって、受信機の同期部での動作モードの調節及び前記DA方式の復調に用いられるバースト検出器は、トーン信号のエネルギー検出器の形態が適している。
【0007】
したがって、従来では、比較的正確なバーストを受信した時点のシンボルを探索するために、Teagerエネルギー演算子(Teager energy operator : TEO)方式が主に用いられてきた。このTEOのアルゴリズムは、通信システムのトーン信号の成分検出や、医療分野における脳伝導に主に用いられている。そして、このTEOのアルゴリズムによるバースト検出の結果が受信機の同期部に入力されると動作時点が決定され、これによってデータエイディッド(data−aided)方式の同期環境が提供される。
【0008】
図1は従来のTEO方式を用いたトーン信号のエネルギー検出装置の構成を模式的に示すブロック図であり、図2は従来のTEOのアルゴリズムの動作原理を模式的に示す図である。図1及び図2に示すように、従来のTEO方式を用いたトーン信号のエネルギー検出装置は、遅延部100、二乗器110、乗算器120、減算器130を有して構成されている。
【0009】
遅延部100は、受信されるサンプルストリームを1つのサンプルを単位として遅延させて出力するものである。二乗器110は、連続的に受信した3個のサンプルのうち、トーン成分の有無を検出する時点である中央サンプルを二乗して出力するものである。また、乗算器120は、中央サンプルの前後のサンプルを乗算した値を出力するものである。そして、減算器130は二乗器110から入力された値から乗算器120から入力された値を減算して出力するものである。
【0010】
一方、図1に示す各構成要素における入力及び出力は図2に示されている。遅延部100に入力されるサンプルストリームは、単位シンボル当り1個のサンプルを取るものである。二乗器110に入力される信号s(k)はk番目の受信サンプルであり、乗算器120に入力される信号は、このs(k)信号よりも前に受信したサンプルs(k−1)及び後に受信したサンプルs(k+1)である(kは整数)。また、減算器130の出力T[s(k)]、すなわち、TEOのアルゴリズムによって計算される最終値は下記式(1)で表される。
【0011】
【数1】
Figure 0003603282
【0012】
前記式(1)中、T[s(k)]はk番目に受信したサンプルにおけるTEOアルゴリズムの出力を表し、s(k)はk番目に受信したサンプルを表し、sは受信したサンプルの絶対値(サンプルサイズ)を表す。
【0013】
前記のようにTEOのアルゴリズムの出力は、受信したサンプルを用いて前記式(1)により求めることができる。この場合に、必要なサンプルの総数は、トーン成分の有無を検出する時点を中心としてその前後で1サンプルずつを取った計3個のサンプルとなる。
【0014】
しかし、このようなTEOのアルゴリズムは、チャネル上で発生するインパルスエラー(impulse error)とバーストエラー(burst error)により誤った警報を発する確率(false alarm probability)が高く、バーストの有無を検出するk番目に受信したサンプルの時点で発生した信号の減衰によるバースト検出を適応的に行える確率が低いため、フレームエラー率(FER : Frame Error Rate)が高まるおそれがある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記問題点を解決するために案出されたもので、その第1の目的は、チャネル上から発生するインパルスエラーとバーストエラーによる誤った警報を発報する確率(false alarm probability)が低く、しかもバーストの有無を検出するサンプルの時点で信号の減衰が存在する場合でもバーストの検出が可能なトーン信号のエネルギー検出装置及び方法を提供することにある。
【0016】
また、本発明の第2の目的は、所定個数以上のバーストエラーによる誤った警報を発報する確率、及びバーストが存在するサンプルに流入される比較的大きな雑音による検出の失敗確率を改善したトーン信号のエネルギー検出装置及び方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
(1)前記第1の目的を達成するための本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置は、受信したサンプルの絶対値を所定の時間間隔で遅延させて出力する遅延部と、該遅延部から基準位置のサンプルの絶対値が入力されると、この絶対値を二乗してその結果を第1演算値として出力する第1演算部と、前記遅延部から前記基準位置のサンプルよりも前に受信した複数のサンプルの絶対値が入力されると、これらの絶対値にそれぞれのサンプルサイズを乗算してその結果を出力する第2演算部と、前記遅延部から前記基準位置のサンプルよりも後に受信した複数のサンプルの絶対値が入力されると、これらの絶対値にそれぞれのサンプルサイズを乗算してその結果を出力する第3演算部と、前記第2演算部で乗算して得られた結果と前記第3演算部で乗算して得られた結果とを乗算してその結果を第演算値として出力する第4演算部と、前記第1演算値から前記第演算値を減算してその結果を第演算値として出力する第5演算部と、該第演算値が入力されると、前記基準位置のサンプルよりも前に受信したサンプルの個数に該当するピーク出力の検出の有無によってバースト検出を行う検出部とを備えて構成される。
【0018】
(2)本発明は、前記トーン信号のエネルギー検出装置において、遅延の時間間隔を1つのサンプルを単位として設定することが可能である。
【0019】
(3)また、本発明は、前記トーン信号のエネルギー検出装置において、遅延の時間間隔を2つのサンプルを単位として設定してもよい。
【0020】
(4)さらに、本発明は、前記トーン信号のエネルギー検出装置において、受信したサンプルの個数を5以上の奇数とすることが望ましい。
【0021】
(5)前記第1の目的を達成するための本発明に係るトーン信号のエネルギー検出方法は、(a)受信したサンプルの絶対値を所定の時間間隔で遅延させて出力する段階と、(b)前記受信したサンプルのうち基準位置サンプルの絶対値を二乗してその結果を第1演算値として算出する段階と、(c)前記基準位置サンプルよりも前に受信した複数のサンプルの絶対値と前記基準位置サンプルよりも後に受信した複数のサンプルの絶対値とを乗算してその結果を第2演算値として算出する段階と、(d)前記第1演算値から前記第2演算値を減算してその結果を第3演算値として算出する段階と、(e)前記第3演算値が入力されると、前記基準位置のサンプルよりも前に受信したサンプルの個数に該当するピーク出力の検出の有無によってバースト検出を行う段階とを備えて構成される。
【0022】
(6)本発明は、前記トーン信号のエネルギー検出方法において、遅延の時間間隔を1つのサンプルを単位として設定することが可能である。
【0023】
(7)また、本発明は、前記トーン信号のエネルギー検出方法において、遅延の時間間隔を2つのサンプルを単位として設定してもよい。
【0024】
(8)さらに、本発明は、前記トーン信号のエネルギー検出方法において、受信したサンプルの個数を5以上の奇数とすることが望ましい。
【0025】
(9)そして、本発明は、前記トーン信号のエネルギー検出方法において、基準位置のサンプルを前記受信したサンプルのうち中央に位置するサンプルであるように構成することができる。
【0026】
(10)前記第2の目的を達成するための本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置は、受信したサンプルの絶対値を所定の時間間隔で遅延させて出力する遅延部と、該遅延部から基準位置のサンプルの絶対値が入力されると、この絶対値を二乗してその結果を第1演算値として出力する第1演算部と、前記遅延部から前記基準位置のサンプルよりも前に受信したサンプルの絶対値が入力されるとこれらにそれぞれの絶対値を乗算してその結果を第2演算値として出力する第2演算部と、前記遅延部から前記基準位置のサンプルよりも後に受信したサンプルの絶対値が入力されるとこれらにそれぞれの絶対値を乗算してその結果を第3演算値として出力する第3演算部と、前記第1演算値と前記第3演算値とを乗算してその結果を第演算値として出力する第演算部と、前記第2演算値と前記第3演算値とを乗算してその結果を第5演算値として出力する第5演算部と、該第演算値から前記第演算値を減算してその結果を第6演算値として出力する第6演算部と、該第6演算値が入力されると、前記基準位置のサンプルよりも前に受信したサンプルの個数に該当するピーク出力の検出の有無によってバースト検出を行う検出部とを有して構成される。
【0027】
(11)本発明は、前記トーン信号のエネルギー検出装置において、遅延の時間間隔を1つのサンプルを単位として設定することが可能である。
【0028】
(12)また、本発明は、前記トーン信号のエネルギー検出装置において、遅延の時間間隔を2つのサンプルを単位として設定してもよい。
【0029】
(13)さらに、本発明は、前記トーン信号のエネルギー検出装置において、受信したサンプルの個数を5以上の奇数とすることが望ましい。
【0030】
(14)前記第2の目的を達成するための本発明に係るトーン信号のエネルギー検出方法は、(a)受信したサンプルの絶対値を所定の時間間隔で遅延させて出力する段階と、(b)前記受信したサンプルのうち基準位置サンプルの絶対値を二乗してその結果を第1演算値として算出する段階と、(c)前記基準位置サンプルよりも前に受信した複数のサンプルサイズを乗算してその結果を第2演算値として算出する段階と、(d)前記基準位置サンプルよりも後に受信した複数のサンプルサイズを乗算してその結果を第3演算値として算出する段階と、(e)前記第1演算値と前記第3演算値とを乗算してその結果を第4演算値として算出する段階と、(f)前記第2演算値と前記第3演算値とを乗算してその結果を第5演算値として算出する段階と、(g)前記第4演算値から前記第5演算値を減算してその結果を第6演算値として算出する段階と、(h)前記第6演算値が入力されると、前記基準位置のサンプルよりも前に受信したサンプルの個数に該当するピーク出力の検出の有無によってバースト検出を行う段階とを備えて構成される。
【0031】
(15)本発明は、前記トーン信号のエネルギー検出方法において、遅延の時間間隔を1つのサンプルを単位として設定されることが可能である。
【0032】
(16)また、本発明は、前記トーン信号のエネルギー検出方法において、遅延の時間間隔を2つのサンプルを単位として設定してもよい。
【0033】
(17)そして、本発明は、前記トーン信号のエネルギー検出方法において、受信したサンプルの個数を5以上の奇数とすることが望ましい。
【0034】
以上のように構成すれば、本発明は、5個以上の奇数個(2M+1個(Mは2以上の整数))のサンプルを用いることによってインパルスエラーまたは一定個数のバーストエラーが発生した際にも、誤った警報を発報する確率(false alarm probability)を大幅に改善させることが可能になる。また、本発明では、用いるサンプルの数を増加させることにより全てのインパルスエラーとM−1個までのバーストエラーとを克服することが可能となり、その結果、誤った警報を発報する確率を大幅に改善できる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づき、本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置及び方法について詳細に説明する。
図3は本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置に対する一実施形態の構成を模式的に示すブロック図であり、図4は本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置に用いられる拡張されたTeagerエネルギー演算子(ETEO)のアルゴリズムを示す図であり、それから図5は本発明に係るトーン信号のエネルギー検出方法に対する一実施形態のフローを示す図である。
【0036】
図3から図5に示すように、本発明に係る一実施形態のトーン信号のエネルギー検出装置は、前処理部300、遅延部310、二乗器320、乗算器330、340、350、減算器360及び検出部370を有して構成される。
【0037】
前処理部300は、受信したサンプルの絶対値を算出して遅延部310に出力するものである(段階S500)。遅延部310は、受信したサンプルを1つのサンプルを単位として遅延させて出力する(段階S510)。二乗器320は、遅延部310からバースト検出の時点に該当するサンプルサイズが入力されると、このサンプルサイズを二乗してその結果を第1演算値として出力する(段階S520)。そして、参照番号330の乗算器は、バースト検出の時点に該当するサンプルよりも前に受信した複数のサンプルサイズが入力されると、そのサンプルにそれぞれのサイズを乗算してその結果を出力するようになっている。
【0038】
また、参照番号340の乗算器は、バースト検出時点に該当するサンプルよりも後に受信した複数のサンプルサイズが入力されると、これらにそれぞれのサイズを乗算して出力するものである。参照番号350の乗算器は、参照番号330及び参照番号340の乗算器の出力値が入力されると、それぞれを乗算してその結果を第2演算値として出力する(段階S530)。
【0039】
そして、減算器360は、二乗器320から入力された第1演算値から、参照番号350の乗算器から入力された第2演算値を減算し、その結果を第3演算値として出力する(段階S540)。検出部370は、減算器360から入力された第3演算値によって、バースト検出時点に該当するサンプルよりも前または前記バースト検出時点に該当するサンプルよりも後に受信したサンプルの個数に該当するピークが検出されたか否かを判定し(段階S550)、該当する個数のピークが検出されたと判定されればバースト検出信号を出力するものである(段階S560)。
【0040】
前記の本発明に係る一実施形態にあっては、単位シンボル当り1個を抽出してバースト検出に用いるサンプル数は2M+1個(Mは2以上の整数)である。
ここで、Mは、用いられるサンプル全体のうち最初または最後のサンプルから、バーストの検出時点のサンプル直前または直後のサンプルまでの個数である。
【0041】
なお、本発明にあっては、バーストの検出に用いられるサンプル全体の個数は5個以上の奇数であることが望ましく、バーストを検出する時点のサンプルはサンプル全体のうち中央に位置するサンプルであることが望ましい。従来のTEOのアルゴリズムにおいては、受信したサンプルを直接用いるものであったが、一方、本発明に係るETEOのアルゴリズムにあっては、受信したサンプルの絶対値を取ったものであるサンプルサイズを用いる。一方、図4に示すようなETEOのアルゴリズムによって得られる結果を数式で表せば次の通りである。
【0042】
【数2】
Figure 0003603282
【0043】
前記式(2)中、Tはk番目に受信したサンプルにおけるETEOのアルゴリズムの出力を表し、x(k)はk番目に受信したサンプルを表し、Mは用いるサンプル全体のうち最初または最後のサンプルからバーストの検出時点のサンプルの直前または直後のサンプルまでのサンプルの個数を表し、xは受信したサンプルの絶対値(サンプルサイズ)を表す。
【0044】
前記式(2)で定義されるETEOのアルゴリズムは、その動作原理より、バーストの検出時点から常にM個の連続したピーク出力が発生するという特徴を有している。このようなETEOのアルゴリズムが有する固有の特徴は、TEOのアルゴリズムの誤った警報を発報する確率をより一層削減することを可能にするもう一つの大きな長所であると言える。
【0045】
図6は本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置に対する他の実施形態の構成を示すブロック図であり、図7は本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置に対する他の実施形態に用いられる修正されたTeagerエネルギー演算子(MTEO)のアルゴリズムを示す図であり、そして図8は本発明に係るトーン信号のエネルギー検出方法に対する他の実施形態のフローを示す図である。
【0046】
図6から図8に示すように、本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置の他の実施形態は、前処理部600、遅延部610、二乗器620、乗算器630、640、650、660、減算器670、及び検出部680を有して構成される。
【0047】
前処理部600は、受信したサンプルの絶対値を算出してその結果を遅延部610に出力するものである(段階S800)。遅延部610は、受信したサンプルを1つのサンプル単位で遅延させて出力する(段階S810)。二乗器620は、遅延部610からバースト検出時点に該当するサンプルサイズが入力されると、このサンプルサイズを二乗してその結果を第1演算値として出力する(段階S820)。
【0048】
また、参照番号630の乗算器は、遅延部610からバースト検出時点に該当するサンプルよりも前に受信した複数のサンプルサイズが入力されると、これらのサンプルにそれぞれのサイズを乗算しその計算結果を第2演算値として出力する(段階S830)。参照番号640の乗算器は、遅延部610からバースト検出時点に該当するサンプルよりも後に受信した複数のサンプルサイズが入力されると、これらのサンプルにそれぞれのサイズを乗算しその計算結果を第3演算値として出力する(段階S840)。
【0049】
さらに、参照番号660の乗算器は、第1演算値と第3演算値とが入力されると、これらを互いに乗算してその結果を第4演算値として出力し(段階S850)、参照番号650の乗算器は、第2演算値と第3演算値とが入力されると、これらを互いに乗算してその結果を第5演算値として出力する(段階S860)。減算器670は、乗算器660から入力された第4演算値から、参照番号650の乗算器から入力された第5演算値を減算してその計算結果を第6演算値として出力する(段階S870)。
【0050】
そして、検出部680は、減算器670から入力された第6演算値の信号に応じてバーストの検出時点に該当するサンプルよりも前または後に受信したサンプルの個数に該当するピークが検出されたか否かを判定し(段階S880)、該当個数のピークが検出されたと判定されればバースト検出信号を出力するようになっている(段階S890)。
【0051】
前記の本発明に係る他の実施形態にあっては、単位シンボル当り1個を抽出してバースト検出に用いるサンプル数は2M+1(Mは2以上の整数)個である。ここで、Mは、バースト検出に用いるサンプル全体のうち、最初または最後のサンプルからバーストの検出時点のサンプルの直前または直後のサンプルまでの個数である。このバースト検出に用いられるサンプル全体の個数は5個以上の奇数であり、バーストを検出する時点のサンプルは、サンプル全体のうちで中央に位置するサンプルとして構成される。MTEOのアルゴリズムにおいてもETEOのアルゴリズムと同様に、受信したサンプルの絶対値を取って構成されるサンプルサイズを用いる。一方、図7に示すMTEOのアルゴリズムによって得られる結果を数式で表すと次の式(3)の通りである。
【0052】
【数3】
Figure 0003603282
【0053】
前記式(3)中、Tはk番目に受信したサンプルにおけるMTEOのアルゴリズムの出力を表し、x(k)はk番目に受信したサンプルを表し、Mは用いるサンプル全体のうち最初または最後のサンプルからバーストの検出時点のサンプルの直前または直後のサンプルまでの個数を表し、xは受信したサンプルの絶対値(サンプルサイズ)を表す。
【0054】
一方、ETEOのアルゴリズムにおいては、前記式(2)に示すように、バーストが存在する地点におけるサンプルサイズに対する指数2Mのべき乗の項のため、M個以上のバーストエラーに対する誤った警報を発報する可能性、及びバーストが存在する地点でサンプルに流入する比較的大きな雑音により検出が失敗する可能性が存在する。
【0055】
前記式(3)で定義されるMTEOのアルゴリズムは、前記式(2)で定義されるETEOのアルゴリズムのk番目のサンプルサイズ(前記式(2)の第一番目の項である指数2Mのべき乗の項)を、k番目のサンプルサイズの指数Mのべき乗の項にこのk番目のサンプルよりも後に受信したMのサンプルサイズを乗算した項(前記式(3)の第一番目の項)に置き換えたものである。
【0056】
このように前記ETEOのアルゴリズムが修正されたMTEOのアルゴリズムでは、バーストが存在する時点で発生する比較的大きな干渉によりバーストの検出が失敗する確率が大幅に削減される。その理由は、MTEOのバースト検出のアルゴリズムが、前記式(3)のk番目のサンプルサイズ(指数Mのべき乗の項)に大きく依存せずに、このk番目のサンプルサイズ(指数Mのべき乗項)以外に、このk番目のサンプルよりも後に受信したMのサンプルサイズにより大きく依存しているからである。このMTEOのアルゴリズムにおいても前記ETEOのアルゴリズムと同様に、バーストの検出時点から常にM個の連続したピーク出力が発生するという特徴を有している。
【0057】
図9は、エラーが発生しない場合の、TEOのアルゴリズム、ETEOのアルゴリズム及びMTEOのアルゴリズムの出力を示す図である。図9に示すように、受信時にエラーが発生しなければ、TEOのアルゴリズム、ETEOのアルゴリズム及びMTEOのアルゴリズムのすべてで、正常にバーストを検出できることがわかる。
【0058】
図10はインパルスエラーが発生した場合の、TEOのアルゴリズム、ETEOのアルゴリズム及びMTEOのアルゴリズムの出力を示す図である。
図10に示すように、TEOのアルゴリズムでは誤った警報(false alarm)を発報しているが、ETEOのアルゴリズムではその連続したピーク出力の特徴により適応的なバーストの検出が可能であることがわかる。その一方で、MTEOのアルゴリズムではETEOのアルゴリズムとは異なり、M個の連続したピーク出力の特徴を特に用いなくともインパルスエラーの問題を克服できることがわかる。
【0059】
図11はバーストエラーが発生した場合の、TEOのアルゴリズム、ETEOのアルゴリズム及びMTEOのアルゴリズムの出力を示す図である。
図11に示すように、TEOのアルゴリズムではバーストエラーについて誤った警報の発報が発生するが、ETEOのアルゴリズムではM−1個までのバーストエラーの問題を克服することができる。一方、MTEOのアルゴリズムでは、連続したピーク出力の特徴により適応的なバーストの検出が可能であることがわかる。MTEOのアルゴリズムでは、その動作原理により、最大2M−1個までのバーストエラーの問題を克服することが可能である。このバーストエラーを克服できる最大数2M−1個は、ETEOのアルゴリズムよりもM個さらに多い。
【0060】
図12は、バーストが存在するサンプルに信号減衰によるエラーが発生する場合に、TEOのアルゴリズム、ETEOのアルゴリズム、及びMTEOのアルゴリズムの出力を示す図である。図12に示すように、TEOのアルゴリズム及びETEOのアルゴリズムでバーストの検出に失敗した場合でも、MTEOのアルゴリズムではバーストの検出が可能であり、したがって、MTEOのアルゴリズムはTEOのアルゴリズム及びETEOのアルゴリズムに比べてバーストの検出に適応したものであることがわかる。
【0061】
図13は、10M8 HomePNA(Home Phoneline Networking Alliance)システムのフレーム規格を示す図である。図13に示すイーサネット(R)パケットは、64個の同期用プリアンブル(PREAMBLE)64のシンボルを有して構成されている。この10M8 HomePNAシステムは、このようなフレーム規格を用いる代表的なTDMA(Time Division Multiple Access)システムである。
【0062】
したがって、この10M8 HomePNA受信機においては、プリアンブルから始まるバーストを効率的に検出できる検出器の位置、アルゴリズム及びその検出結果を、同期部でいかに活用するかが重要な鍵となっている。一般に、検出器で検出された結果は、受信機の動作時点(power on)の決定と、データエイディッド(data−aided)同期(synchronization)に用いられる。
【0063】
一方、10M8 HomePNAシステムにおいて、バーストの最初部分を構成するプリアンブルは、常にFDQAM(Frequency Diverse Quadrature Amplitude Modulation)に変調されるため、シンボル間に「0」値が挿入された構造を有している。したがって、図3から図5、及び図6から図8を参照しながら説明したように、ETEOのアルゴリズムまたはMTEOのアルゴリズムを用いるトーン信号のエネルギー検出装置を修正せずに10M8 HomePNAシステムに適用する場合に性能の低下を招くおそれがある。
【0064】
これは、前記「0」値をバーストの検出に用いるため、この「0」値の位置に挿入された干渉の影響が、前記検出装置の出力を不安定にするからである。したがって、本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置及びエネルギー検出方法を、10M8 HomePNAシステムに適用するには、プリアンブル領域の有効なシンボルについてのみバースト検出のアルゴリズムが動作するように修正する必要がある。
【0065】
図14及び図15はそれぞれ、10M8 HomePNAシステムに適用するために、図4及び図7に示すETEOのアルゴリズム及びMTEOのアルゴリズムを変形した例を示す図である。図14及び図15に示すように、このETEOのアルゴリズム及びMTEOのアルゴリズムの変形例では、受信したサンプルの絶対値を取った後、2つのサンプルを単位として遅延させて、トーン信号のエネルギー検出が行われることがわかる。
【0066】
一方、10M8 HomePNAシステムに適用されるトーン信号のエネルギー検出装置は、図3及び図6に示すトーン信号のエネルギー検出装置で、遅延部510を、2つのサンプルを単位として遅延させる素子に置き換えればよく、前記10M8 HomePNAシステムにおけるトーン信号のエネルギー検出方法は、図5及び図8に示すトーン信号のエネルギー検出方法で受信したサンプルを、1つのサンプル単位で遅延させる代りに、2つのサンプル単位で遅延させればよいため、ここではその詳細な説明を省略する。
【0067】
このような10M8 HomePNAシステムに適用されるETEOのアルゴリズム及びMTEOのアルゴリズムを数式で表せば、それぞれ下記式(4)及び下記式(5)に示す通りである。
【0068】
【数4】
Figure 0003603282
【0069】
前記式(4)中、Tはk番目に受信したサンプルにおける前記10M8 HomePNAシステムに適用されるETEOのアルゴリズムの出力を表し、x(k)はk番目に受信したサンプルを表し、xは受信したサンプルの絶対値(サンプルサイズ)を表す。
【0070】
【数5】
Figure 0003603282
【0071】
前記式(5)中、Tはk番目に受信したサンプルにおける前記10M8 HomePNAシステムに適用されるMTEOのアルゴリズムの出力を表し、x(k)はk番目に受信したサンプルを表し、xは受信したサンプルの絶対値(サンプルサイズ)を表す。
【0072】
前記式(4)及び前記式(5)中、Mは用いるサンプル全体のうち最初または最後のサンプルからバーストの検出時点のサンプルの直前または直後のサンプルに至るまでの個数である。ここで、M個のバースト検出に用いられるサンプル全体の個数は5個以上の奇数であり、バーストの検出時点のサンプルはサンプル全体のうち中央に位置するサンプルである。一方、バースト検出に用いるサンプル数は2M+1個であり、単位シンボル当り1個を抽出する。
【0073】
本発明に係る実施形態を例示して本発明を詳細に説明したが、本発明はこのような実施形態のみに限定されるものではなく、当業者であれば本発明に係る技術的思想の基づき各種の変形及び修正が可能であることは明白であり、このような各種の変形及び修正が本発明に係る特許請求の範囲に含まれることは勿論のことである。
【0074】
【発明の効果】
以上説明した通りに構成される本発明によれば以下の効果を奏する。
すなわち、ETEOのアルゴリズムを用いる本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置及びエネルギー検出方法によれば、5個以上の奇数個(2M+1個)のサンプルを用いることにより、インパルスエラーまたは一定個数のバーストエラーの発生時にも誤った警報を発報する確率(false alarm probability)を大きく改善させることが可能となる。
【0075】
また、本発明によれば、用いられるサンプル数を増やすことによって、全てのインパルスエラーと、M−1個までのバーストエラーの問題点を克服することができるため、誤った警報を発報する確率を大幅に改善させることが可能である。
【0076】
したがって、本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置及びエネルギー検出方法は、従来のトーン信号のエネルギー検出装置及びエネルギー検出方法に比べ、複雑度が略同程度であるものの、誤った警報を発報する確率をより一層削減することができて、バーストの検出性能を顕著に向上させることが可能である。さらに、トーン信号のエネルギー検出に受信信号のサイズを用いることで、バーストの検出性能をより一層安定させることが可能となる。
【0077】
一方、MTEOのアルゴリズムを用いる本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置及びエネルギー検出方法は、5個以上の奇数個(2M+1個)のサンプルをバースト検出に用いると同時に、バースト検出時点で受信したサンプルサイズとバースト検出に用いられるサンプルよりも後に受信した複数のサンプルサイズとを乗算してバースト検出の有無を判定することにより、インパルスエラー及び2M−1個までのバーストエラーを削減してこのバーストエラーの問題点を克服することができる。
【0078】
また、本発明によれば、バーストの検出時点において、信号減衰(signal attenuation)によるエラーが発生する場合でもバーストの検出が可能である。さらに、このようなETEOのアルゴリズムを用いる本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置及びエネルギー検出方法は、従来のものと複雑度が略同一であるにもかかわらず、従来のものよりも優れた性能を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のTEO方式を用いるトーン信号のエネルギー検出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】従来のTEOのアルゴリズムの動作原理を示す図である。
【図3】本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置に対する一実施形態の構成を模式的に示すブロック図である。
【図4】本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置に用いられる拡張されたTeagerエネルギー演算子(ETEO)のアルゴリズムを示す図である。
【図5】本発明に係るトーン信号のエネルギー検出方法に対する一実施形態のフローを示す図である。
【図6】本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置に対する他の実施形態の構成を模式的に示すブロック図である。
【図7】本発明に係るトーン信号のエネルギー検出装置に対する他の実施形態に用いられる修正されたTeagerエネルギー演算子(MTEO)のアルゴリズムを示す図である。
【図8】本発明に係るトーン信号のエネルギー検出方法に対する他の実施形態のフローを示す図である。
【図9】エラーが発生しない場合の、TEOのアルゴリズム、ETEOのアルゴリズム及びMTEOのアルゴリズムの出力を示す図である。
【図10】インパルスエラーが発生した場合の、TEOのアルゴリズム、ETEOのアルゴリズム及びMTEOのアルゴリズムの出力を示す図である。
【図11】バーストエラーが発生した場合の、TEOのアルゴリズム、ETEOのアルゴリズム及びMTEOのアルゴリズムの出力を示す図である。
【図12】バーストが存在するサンプルに信号減衰によるエラーが発生する場合の、TEOのアルゴリズム、ETEOのアルゴリズム及びMTEOのアルゴリズムの出力を示す図である。
【図13】10M8 HomePNA(Home Phoneline Networking Alliance)システムのフレーム規格を示す図である。
【図14】10M8 HomePNAシステムに適用するために、図4に示すETEOのアルゴリズムを変形した例を示す図である。
【図15】10M8 HomePNAシステムに適用するために、図7に示すMTEOのアルゴリズムを変形した例を示す図である。
【符号の説明】
100 遅延部
110 二乗器
120 乗算器
130 減算器
300 前処理部
310 遅延部
320 二乗器
330、340、350 乗算器
360 減算器
370 検出部
600 前処理部
610 遅延部
620 二乗器
630、640、650、660 乗算器
670 減算器
680 検出部

Claims (17)

  1. 受信したサンプルの絶対値を、所定の時間間隔で遅延させて出力する遅延部と、
    該遅延部から基準位置のサンプルの絶対値が入力されると、この絶対値を二乗してその結果を第1演算値として出力する第1演算部と、
    前記遅延部から、前記基準位置のサンプルよりも前に受信した複数のサンプルの絶対値が入力されると、これらの絶対値にそれぞれのサンプルサイズを乗算してその結果を出力する第2演算部と、
    前記遅延部から前記基準位置のサンプルよりも後に受信した複数のサンプルの絶対値が入力されると、これらの絶対値にそれぞれのサンプルサイズを乗算してその結果を出力する第3演算部と、
    前記第2演算部で乗算して得られた結果と前記第3演算部で乗算して得られた結果とを乗算してその結果を第演算値として出力する第4演算部と、
    前記第1演算値から前記第演算値を減算してその結果を第演算値として出力する第5演算部と、
    該第演算値が入力されると、前記基準位置のサンプルよりも前に受信したサンプルの個数に該当するピーク出力の検出の有無によってバースト検出を行う検出部と、
    を備えることを特徴とするトーン信号のエネルギー検出装置。
  2. 前記遅延の時間間隔は、1つのサンプルを単位として設定されることを特徴とする請求項1に記載のトーン信号のエネルギー検出装置。
  3. 前記遅延の時間間隔は、2つのサンプルを単位として設定されることを特徴とする請求項1に記載のトーン信号のエネルギー検出装置。
  4. 前記受信したサンプルの個数は、5以上の奇数であることを特徴とする請求項1に記載のトーン信号のエネルギー検出装置。
  5. (a)受信したサンプルの絶対値を、所定の時間間隔で遅延させて出力する段階と、
    (b)前記受信したサンプルのうち、基準位置のサンプルの絶対値を二乗してその結果を第1演算値として算出する段階と、
    (c)前記基準位置サンプルよりも前に受信した複数のサンプルの絶対値と前記基準位置サンプルよりも後に受信した複数のサンプルの絶対値とをそれぞれ乗算してその結果を第2演算値として算出する段階と、
    (d)前記第1演算値から前記第2演算値を減算してその結果を第3演算値として算出する段階と、
    (e)前記第3演算値が入力されると、前記基準位置のサンプルよりも前に受信したサンプルの個数に該当するピーク出力の検出の有無によってバースト検出を行う段階と、
    を備えることを特徴とするトーン信号のエネルギー検出方法。
  6. 前記遅延の時間間隔は、1つのサンプルを単位として設定されることを特徴とする請求項5に記載のトーン信号のエネルギー検出方法。
  7. 前記遅延の時間間隔は、2つのサンプルを単位として設定されることを特徴とする請求項5に記載のトーン信号のエネルギー検出方法。
  8. 前記受信したサンプルの個数は、5以上の奇数であることを特徴とする請求項5に記載のトーン信号のエネルギー検出方法。
  9. 前記基準位置のサンプルは、前記受信したサンプルのうち中央に位置するサンプルであることを特徴とする請求項8に記載のトーン信号のエネルギー検出方法。
  10. 受信したサンプルの絶対値を、所定の時間間隔で遅延させて出力する遅延部と、
    該遅延部から基準位置のサンプルの絶対値が入力されると、この絶対値を二乗してその結果を第1演算値として出力する第1演算部と、
    前記遅延部から前記基準位置のサンプルよりも前に受信したサンプルの絶対値が入力されると、これらにそれぞれの絶対値を乗算してその結果を第2演算値として出力する第2演算部と、
    前記遅延部から前記基準位置のサンプルよりも後に受信したサンプルの絶対値が入力されると、これらにそれぞれの絶対値を乗算してその結果を第3演算値として出力する第3演算部と、
    前記第1演算値と前記第3演算値とを乗算してその結果を第演算値として出力する第演算部と、
    前記第2演算値と前記第3演算値とを乗算してその結果を第5演算値として出力する第5演算部と
    該第演算値から前記第演算値を減算してその結果を第6演算値として出力する第6演算部と、
    前記第6演算値が入力されると前記基準位置のサンプルよりも前に受信したサンプルの個数に該当するピーク出力の検出の有無よってバースト検出を行う検出部と、
    を備えることを特徴とするトーン信号のエネルギー検出装置。
  11. 前記遅延の時間間隔は、1つのサンプルを単位として設定されることを特徴とする請求項10に記載のトーン信号のエネルギー検出装置。
  12. 前記遅延の時間間隔は、2つのサンプルを単位として設定されることを特徴とする請求項10に記載のトーン信号のエネルギー検出装置。
  13. 前記受信したサンプルの個数は、5以上の奇数であることを特徴とする請求項10に記載のトーン信号のエネルギー検出装置。
  14. (a)受信したサンプルの絶対値を所定の時間間隔で遅延させて出力する段階と、
    (b)前記受信したサンプルのうち基準位置サンプルの絶対値を二乗してその結果を第1演算値として算出する段階と、
    (c)前記基準位置サンプルよりも前に受信した複数のサンプルサイズを乗算してその結果を第2演算値として算出する段階と、
    (d)前記基準位置サンプルよりも後に受信した複数のサンプルサイズを乗算してその結果を第3演算値として算出する段階と、
    (e)前記第1演算値と前記第3演算値とを乗算してその結果を第4演算値として算出する段階と、
    (f)前記第2演算値と前記第3演算値とを乗算してその結果を第5演算値として算出する段階と、
    (g)前記第4演算値から前記第5演算値を減算してその結果を第6演算値として算出する段階と、
    (h)該第6演算値が入力されると、前記基準位置のサンプルよりも前に受信したサンプルの個数に該当するピーク出力の検出の有無によってバースト検出を行う段階と、
    を備えることを特徴とするトーン信号のエネルギー検出方法。
  15. 前記遅延の時間間隔は、1つのサンプルを単位として設定されることを特徴とする請求項14に記載のトーン信号のエネルギー検出方法。
  16. 前記遅延の時間間隔は、2つのサンプルを単位として設定されることを特徴とする請求項14に記載のトーン信号のエネルギー検出方法。
  17. 前記受信したサンプルの個数は、5以上の奇数であることを特徴とする請求項14に記載のトーン信号のエネルギー検出方法。
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