JP3601478B2 - デジタルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影に係るシーンが指定されることにより、指定されたシーンの特性に応じた処理が可能なデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラにおいては、撮影された画像データが画像ファイルとして記録されるが、その画像ファイル名は、予め定められたルールに従い、例えば不変の文字情報「画像」に番号が付加されたものとして設定される(図13の従来例を参照)。そのため、このような複数の画像ファイルを後で取扱う際に、ファイル名を確認するだけでは、撮影した内容が全く分からないという問題が発生する。
【0003】
この問題を解消するには、画像ファイルの一部の領域に撮影条件等を記述する方法がある。しかし、画像の内容を知るためには、一々専用のアプリケーションソフトを使用しなければならず、ユーザにとって面倒である。
【0004】
そこで、画像ファイル名のみで撮影の内容を識別させようとする試みが行われている。例えば、特開2000−196983公報には、デジタルカメラに設けられたキー入力手段で、ファイル名を設定する技術が開示されている。また、特開2000−341569公報には、音声でファイル名を設定する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のキー入力によるファイル名設定では、デジタルカメラのサイズや限られたユーザインターフェースを考慮すると、操作性に問題があり、簡易にファイル名を設定するのが困難である。
【0006】
一方、上記の音声によるファイル名設定では、ユーザインタフェースに関してはキー入力より改善が図れるが、ユーザは任意に音声で入力できるため、同様の被写体に対して、関連性のない全く異なるファイル名として設定されてしまう場合もある。具体的には、特定人物の撮影に関して、その人物の名前、例えば「Aさん」と音声で設定される場合や、撮影場所、例えば「富士山にて」と音声で設定される場合あるため、ファイル名の統一が図れなくなってしまう。これにより、後々に画像ファイルを検索したり整理する際に、作業効率が低下する弊害が生じることとなる。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、検索や管理が容易となるような画像ファイルの記録を簡易に行えるデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、撮影に係るシーンが指定されることにより、指定された指定シーンの特性に応じた処理が可能なデジタルカメラであって、(a)被写体に関する画像データを生成する撮像手段と、(b)前記指定シーンに基づき、前記画像データに係るファイル名を設定する設定手段とを備えるとともに、前記設定手段は、 (b-1) 前記シーンと前記シーンに対応付けられた文字情報とで構成される対応テーブルに基づいて、前記指定シーンに対応する前記文字情報を前記ファイル名に与える手段を有し、前記対応テーブルは、前記デジタルカメラに装着可能で可搬性を有する記録媒体に格納され、前記デジタルカメラに対する前記記録媒体の装着時に前記対応テーブルが読み込まれるとともに、撮影時には前記指定シーンに基づき自動的に前記ファイル名が設定され、設定されたファイル名で前記画像データが前記記録媒体に記録される。
【0009】
また、請求項2の発明は、撮影に係るシーンが指定されることにより、指定された指定シーンの特性に応じた処理が可能なデジタルカメラであって、 (a) 被写体に関する画像データを生成する撮像手段と、 (b) 前記画像データを、前記指定シーンに係る名称を有するフォルダに格納する格納手段と、 (c) 前記シーンと前記シーンに対応付けられた文字情報とで構成される対応テーブルに基づいて、前記指定シーンに対応する前記文字情報を前記名称に与える手段とを備えるとともに、前記対応テーブルは、前記デジタルカメラに装着可能で可搬性を有する記録媒体に格納され、前記デジタルカメラに対する前記記録媒体の装着時に前記対応テーブルが読み込まれ、前記対応テーブルに基づき前記フォルダが作成されるとともに、撮影時には前記指定シーンに基づき、作成されたフォルダ内に前記画像データが記録される。
【0013】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
<デジタルカメラの要部構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラ1Aの斜視図である。また、図2は、デジタルカメラ1Aの背面図である。
【0014】
デジタルカメラ1Aは、その正面に、被写体像を撮像素子10(破線部)に結像させる撮影レンズ11と、ユーザが被写体を視認するためのファインダ窓12aとが設けられている。撮像素子10は、例えばCCD(Charge Coupled Device)を有し、撮影レンズ11によって結像された光学像を電気信号に変換する。
【0015】
デジタルカメラ1Aは、その上面に、ユーザが撮影を指示するためのレリーズボタン13と、2つの撮影モード設定キー14と、撮影に関する表示を行う液晶パネル15とを備えるとともに、その側面に、可搬性を有する記録媒体として機能するメモリカード9を挿入するための挿入口16が設けられている。
【0016】
これらの撮影モード設定キー14の操作により、液晶モニタ17(後述)の画面表示を視認しつつ、絞り優先、シャッタースピード優先などの露光条件の設定や、マクロ撮影の切替え、ズームなどの設定を行えることとなる。
【0017】
また、デジタルカメラ1Aは、その背面に、正面のファインダ窓12aに対応するファインダ窓12bと、撮像素子10で生成される画像データ等を表示する液晶モニタ17と、シーン設定キー18とを備えている。
【0018】
このシーン設定キー18は、ユーザが撮影状況に応じて、複数のシーン(例えば「シーン設定なし」、「人物」、「風景」、「夜景」)から1つのシーンを選択するためのボタンである。この選択操作では、シーン選択キー18が押下される毎に選択対象のシーンが切替えられ、所望のシーンが指定される。そして、指定されたシーンに基づき、デジタルカメラ1Aの絞りやシャッター速度その他の設定が行われ、撮影状況を適切に反映する撮影ができることとなる。すなわち、指定された指定シーンの特性に応じた撮影処理や画像処理が可能となる。
【0019】
図3は、デジタルカメラ1Aの機能ブロックを示す図である。
【0020】
撮像処理部21は、撮像素子10から出力されたアナログ画像信号を、A/D変換してデジタル信号に変換するとともに、ホワイトバランス補正、補間処理、階調変換、圧縮などの撮像処理を行い、被写体に関する画像データを生成する。ここでは、シーン設定キー18により設定されたシーンの特性を反映する画像処理も施される。
【0021】
シーン判別部22は、シーン設定キー18がユーザにより操作され、どのシーンが選択されたかを判別するための部位である。
【0022】
カードI/F25は、挿入口16に装填されたメモリカード9との間で信号の受け渡しを行うインタフェースである。
【0023】
メモリカード9には、図4に示すような対応テーブル(情報テーブル)TBが格納されている。この対応テーブルTBは、シーン設定キー18によって選択可能な各シーンの名称M1(例えば「人物」、「風景」、「夜景」)と、これらに対応付けられた文字情報M2(例えば「友人」、「山」、「港」)とで構成されている。文字情報M2は、デジタルカメラ1Aやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置において、ユーザによるキー操作等により任意に設定可能となっている。
【0024】
CPU20は、上記の各部と有機的に結合し、デジタルカメラ1Aを統括的に制御する。なお、CPU20で実行されるデジタルカメラ1Aの動作に必要なプログラムは、不揮発メモリ24に格納されており、処理途中におけるデータは一時メモリ23に格納される。
【0025】
上記対応テーブルTBに関して、デジタルカメラ1Aで撮影される「人物」が常に「友人」というわけではないが、メモリカード9におけるテーブルTB中の文字情報M2を任意に入力可能としているため、種々の状況に対応できる。
【0026】
すなわち、たとえば「友人と登山をする」というような事情があらかじめわかっている場合には、メモリカード9の対応テーブルTBとして、「人物−友人」、「風景−山」・・のような対応関係をあらかじめ入力して設定しておく。また、撮影対象が予想しにくい場合には、一連の撮影を始める直前にテーブルTBの内容をデジタルカメラ1A自身のキーから入力することができる。
【0027】
一方、複数枚のメモリカード9を携帯する場合には、異なる対応テーブルTBをあらかじめそれぞれのメモリカードに記憶しておけば、それらを選択的にデジタルカメラに装着することにより、それぞれの状況に合致した対応テーブルを参照できる。たとえば、第1のメモリカードの対応テーブルTBに「人物−友人」、「風景−山」・・という第1の対応関係を記憶しておく一方で、第2のメモリカードの対応テーブルTBに「人物−家族」、「風景−町中」・・という第2の対応関係を記憶しておく。そして、実際の撮影状況に応じて、これらの複数のメモリカードの中からそのときの状況に合致したメモリカードを選択してデジタルカメラに装着して使用する。シーンと実際の被写体との対応関係は理論上は無限にあるが、それぞれのユーザを考えると、特定の時期に撮影を行う対象の種類はそれほど多くないことが通例であるため、撮影頻度が多いと予想される対応関係をあらかじめ記録したメモリカードを準備しておけば、多くの状況に対応可能である。
【0028】
また、メモリカード9として書き換え可能なメモリが使用されており、上記テーブルTBも任意に書き換え可能である。したがって、一連の撮影によって画像データを取得し、それをコンピュータなどに転送した後には、テーブルTBを新たに書き換えて使用することもできる。
【0029】
以上の事情は、後述する第2、第3の実施形態でも同様である。
【0030】
<デジタルカメラ1Aの動作>
図5は、デジタルカメラ1Aの基本的な動作を説明するフローチャートである。
【0031】
デジタルカメラ1Aの電源がユーザによりオンされると、デジタルカメラ1Aの初期化を行うとともに、メモリカード9に記憶されている画像ファイルからファイル名情報をダウンロードし、不揮発メモリ24に格納する(ステップST1)。この際には、図4に示す対応テーブルTBの情報もメモリカード9からダウンロードされ、不揮発メモリ24に格納される。
【0032】
ステップST2では、撮影モード設定キー14による各種の設定や、シーン設定キー18によるシーンの設定を行うユーザの操作を受付ける。ここで、シーン設定キー18によりシーンの設定が行われた場合には、シーンの選択情報が一時メモリ23に格納されることとなる。
【0033】
ステップST3では、ユーザによりレリーズボタン13が半押し(S1)されたかを判定する。ここで、レリーズボタン13が半押しされた場合には、ステップST4に進み、半押しされていない場合には、ステップST2に戻る。
【0034】
ステップST4では、被写体に対する測距や測光などの撮影準備を行う。
【0035】
ステップST5では、ユーザによりレリーズボタン13が全押し(S2)されたかを判定する。ここで、レリーズボタン13が全押しされた場合には、ステップST6に進み、全押しされていない場合には、ステップST4に戻る。
【0036】
ステップST6では、撮像素子10で被写体の画像信号が生成され、その画像信号に対して撮像処理部21で撮像処理を行う。そして、処理された画像データを一時メモリ23に記憶する。
【0037】
ステップST7aでは、取得された画像データのファイル名を作成する(後述)。
【0038】
ステップST8では、ステップST7aで設定されたファイル名で、一時メモリ23内の画像データがメモリカード9に記録される。
【0039】
図6は、上記のステップST7に対応するファイル名作成の動作を説明するフローチャートである。
【0040】
ステップST11では、ユーザによるシーン設定キー18の操作によって、シーン設定がされているかを判定する。ここで、シーン設定がされている場合には、ステップST12に進み、シーン設定がされていない場合には、ステップST14に進む。
【0041】
ステップST12では、ユーザにより選択されたシーンをシーン判別部22で判別する。すなわち、ステップST2でシーン設定が行われている場合には、一時メモリ23に選択情報が格納されているため、この選択情報に基づき選択シーンを判別する。
【0042】
ステップST13では、画像データのファイル名を仮設定する。仮設定されるファイル名は、対応テーブルTBを参照して得られる選択シーンに係る文字情報と、撮影順に付される連番との組合せとなっている。具体的には、ユーザにより選択されたシーンが「風景」であれば、対応テーブルTBから「風景」に対応する文字情報「山」が選ばれる。そして、ファイル名として、この文字情報「山」に番号n(n=1)を付加した「山001.jpg」が設定されることとなる。
【0043】
ステップST14では、ステップST13と同様にファイル名を仮設定するが、ユーザによりシーンが設定されていないため、画像データのファイル名は、デフォルトで設定されている文字情報「画像」に番号n(n=1)を付加した「画像001.jpg」が設定されることとなる。
【0044】
ステップST15では、ステップST1で不揮発メモリ24にダウンロードされたファイル名と、ステップST13またはステップST14で仮設定されたファイル名とを比較する。
【0045】
ステップST16では、仮設定されたファイル名と同じファイル名が、不揮発メモリ24内に存在するかを判定する。ここで、不揮発メモリ24内に同じファイル名が存在する場合には、ステップST17に進み、同じファイル名が存在しない場合には、ステップST18に進む。
【0046】
ステップST17では、仮設定されたファイル名のうち番号nの部分について、番号を1つ増加、すなわちn←n+1にするようにファイル名を変更する。
【0047】
以上のステップST15〜ST17の動作を、仮設定したファイル名と同じファイル名が不揮発メモリ24に存在しなくなるまで繰り返す。これにより、ファイル名のうち番号nの部分が連番となるため、撮影順が把握でき、検索がより容易となる。
【0048】
ステップST18では、以上のファイル名作成動作によりステップST5の撮影動作による画像データを記録する際のファイル名を不揮発メモリ24に追加する。
【0049】
このようなファイル名作成の動作を行うことにより、例えば図13の第1実施例に示すように、画像データのファイル名が設定されることとなる。
【0050】
以上のデジタルカメラ1Aの動作により、ユーザが指定したシーンの選択情報をファイル名に反映するため、ユーザの意図したファイル名で画像データを簡易に記録できるとともに、ファイル名から画像の内容が把握できることとなる。その結果、画像ファイルを一々開いて撮影内容を確認する作業が不要となるため、ユーザがメモリカード9内の画像ファイルの検索や整理を容易に行える。
【0051】
<第2実施形態>
<デジタルカメラの要部構成>
図7は、本発明の第2実施形態に係るデジタルカメラ1Bの斜視図である。また、図8は、デジタルカメラ1Bの背面図である。
【0052】
デジタルカメラ1Bは、第1実施形態のデジタルカメラ1Aと類似の構成となっているが、音声入力キー31と、音声入力キー31の押下によって有効となる音声入力用のマイク32とが付加されている。
【0053】
図9は、デジタルカメラ1Bの機能ブロックを示す図である。
【0054】
デジタルカメラ1Bは、図3に示すデジタルカメラ1Aの機能ブロックに対して、上記のマイク32を有する音声入力部33と、音声入力部33に入力された音声を認識処理する音声認識部34とが付加されている。これにより、音声認識部34での音声認識結果を、画像データのファイル名に反映できることとなる。
【0055】
<デジタルカメラ1Bの動作>
デジタルカメラ1Bの基本的な動作は、第1実施形態のデジタルカメラ1Aとほぼ同様であるが、図5のフローチャートに示すファイル名作成(ステップST7)の動作が異なっている。以下では、デジタルカメラ1Bにおけるファイル名作成の動作を説明する。なお、本動作では、説明の便宜上、シーン設定キー18によってユーザによりシーンが選択されているものとする。
【0056】
図10は、図5のステップST7bに対応するファイル名作成の動作を説明するフローチャートである。
【0057】
ステップST21では、ステップST12と同様に、ユーザにより選択されたシーンをシーン判定部22で判別する。
【0058】
ステップST22では、ユーザによる音声入力キー31の押下によって、音声入力設定がされているかを判定する。ここで、音声入力設定がされている場合には、ステップST23に進み、音声入力設定がされていない場合には、ステップST25に進む。
【0059】
ステップST23では、マイク31に入力された音声に対して、音声認識部34で音声認識を行う。ここでは、ユーザは画像データのファイル名に含ませたい言葉を入力し、音声認識された音声情報、例えば「富士山」を一時メモリ23に記憶する。
【0060】
ステップST24では、画像データのファイル名を仮設定する。ここでは、対応テーブルTB(図4)を参照し、ステップST21で判別された選択シーンに対応する文字情報M2と、ステップST23で入力され一時メモリ23に格納されている音声情報とを組合せて、ファイル名が仮設定される。具体的には、選択シーンが「風景」であれば、対応テーブルTBから「風景」に対応する「山」が選ばれる。そして、ファイル名として、この「山」と音声情報「富士山」を表現した文字列とからなる文字情報に番号n(n=1)が付加された「山_富士山001.jpg」が設定されることとなる。
【0061】
ステップST25では、ステップST24と同様にファイル名を仮設定するが、音声入力がないため、対応テーブルTBを参照して得られる文字情報M2に番号n(n=1)が付加されたファイル名が仮に設定されることとなる。
【0062】
ステップST26〜ST29では、図6に示すステップST15〜ST18と同様の動作を行う。
【0063】
このようなファイル名作成の動作を行うことにより、例えば図13の第2実施例に示すように、画像データのファイル名が設定されることとなる。
【0064】
以上のデジタルカメラ1Bの動作により、第1実施形態のデジタルカメラ1Aと同様の効果を発揮する。また、ファイル名について、選択シーンとともに、ユーザによって入力された音声情報を反映できるため、画像ファイルの整理や検索を、さらに容易に行えることとなる。
【0065】
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係るデジタルカメラ1Cは、図1〜図3に示す第1実施形態のデジタルカメラ1Aと類似の構成を有しているが、第1実施形態と異なる次の動作を行う不揮発メモリ24内のプログラムの内容が異なっている。
【0066】
<デジタルカメラ1Cの動作>
図11は、デジタルカメラ1Cの基本的な動作を説明するフローチャートである。
【0067】
ステップST31では、図5に示すステップST1と同様の動作を行う。
【0068】
ステップST32では、図12に示すように、図4に示す対応テーブルTBの文字情報M2(「友人」、「山」、「港」)の名称を持つ3つのフォルダFa、Fb、Fcを、メモリカード9内に作成する。
【0069】
ステップST33〜ST37では、図5のフローチャートに示すステップST2〜ST6と同様の動作を行う。
【0070】
ステップST38では、図6に示すステップST12と同様に、ユーザにより選択されたシーンをシーン判別部22で判別する。
【0071】
ステップST39では、選択シーンに応じて、画像データをメモリカード9内のフォルダに格納する。すなわち、画像データのファイル名を変更せずにデフォルトの「画像n.jpg」を、選択シーンに関する名称を持つフォルダに保存する。具体的には、選択シーンが「風景」であれば、対応テーブルTB(図4)を参照し、「風景」に対応する「山」の名称を有するフォルダFbに格納されることとなる。
【0072】
これにより、撮影で生成された画像ファイル(「画像001.jpg」,「画像002.jpg」,・・)が、図12に示すように、選択シーンを表す名称のフォルダに順次に格納されることとなる。
【0073】
以上のデジタルカメラ1Cの動作により、ユーザが指定したシーンに係る名称のフォルダに画像データを格納するため、ユーザの意図した名称のフォルダ内に画像データを簡易に記録できるとともに、フォルダ名から画像の内容が概略把握できる。その結果、画像ファイルを一々開いて内容を確認する作業が不要となるため、ユーザがメモリカード9内の画像ファイルの整理や検索を容易に行える。
【0074】
<変形例>
◎上記の各実施形態のデジタルカメラにおいては、ユーザによって手動でシーンが指定されることは必須でなく、複数のシーンの中から適切なシーンが自動的に指定される構成でも良い。この場合には、撮像素子で生成された画像データに基づき、例えば輝度と画素数と関係を表すヒストグラムを作成し、そのヒストグラムの特性を解析して「風景」や「夜景」などのシーンが判別されることとなる。
【0075】
◎上記の各実施形態においては、対応テーブルTBに基づいてファイル名を決定するのは必須でなく、選択された指定シーンをそのままファイル名として利用しても良い。
【0076】
◎上記の各実施形態の対応テーブルについては、メモリカード内に格納するのは必須でなく、デジタルカメラ内のフラッシュROM等に格納しても良い。
【0077】
◎本発明におけるフォルダとは、記録媒体において画像ファイル等を格納する場所を提供するものであり、同様の機能を有するディレクトリについても、これに実質的に含まれることとなる。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、指定された指定シーンに基づき画像データに係るファイル名を設定するため、検索や管理が容易となるような画像ファイルの記録を簡易に行える。特に、シーンとシーンに対応付けられた文字情報とで構成される対応テーブルに基づいて、指定シーンに対応する文字情報をファイル名に与えるため、画像ファイルの検索や管理が一層容易となる。また、対応テーブルがデジタルカメラに装着可能で可搬性を有する記録媒体に記録されるため、デジタルカメラ以外の情報処理装置等において情報テーブルの利用が容易となる。
【0079】
また、請求項2の発明によれば、画像データを指定シーンに係る名称を有するフォルダに格納するため、検索や管理が容易となるような画像ファイルの記録を簡易に行える。特に、シーンとシーンに対応付けられた文字情報とで構成される対応テーブルに基づいて、指定シーンに対応する文字情報をフォルダの名称に与えるため、画像ファイルの検索や管理が一層容易となる。また、対応テーブルがデジタルカメラに装着可能で可搬性を有する記録媒体に記録されるため、デジタルカメラ以外の情報処理装置等において情報テーブルの利用が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラ1Aの斜視図である。
【図2】デジタルカメラ1Aの背面図である。
【図3】デジタルカメラ1Aの機能ブロックを示す図である。
【図4】対応テーブルTBを説明するための図である。
【図5】デジタルカメラ1Aの基本的な動作を説明するフローチャートである。
【図6】ファイル名作成の動作を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態に係るデジタルカメラ1Bの斜視図である。
【図8】デジタルカメラ1Bの背面図である。
【図9】デジタルカメラ1Bの機能ブロックを示す図である。
【図10】ファイル名作成の動作を説明するフローチャートである。
【図11】デジタルカメラ1Cの基本的な動作を説明するフローチャートである。
【図12】メモリカード9内のフォルダFa、Fb、Fcを説明するための図である。
【図13】画像ファイル名の例を示す図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C デジタルカメラ
9 メモリカード
10 撮像素子
18 シーン設定キー
22 シーン判別部
31 音声入力キー
32 マイク
34 音声認識部
TB 対応テーブル
Claims (2)
- 撮影に係るシーンが指定されることにより、指定された指定シーンの特性に応じた処理が可能なデジタルカメラであって、
(a)被写体に関する画像データを生成する撮像手段と、
(b)前記指定シーンに基づき、前記画像データに係るファイル名を設定する設定手段と、
を備えるとともに、
前記設定手段は、
(b-1) 前記シーンと前記シーンに対応付けられた文字情報とで構成される対応テーブルに基づいて、前記指定シーンに対応する前記文字情報を前記ファイル名に与える手段、を有し、
前記対応テーブルは、前記デジタルカメラに装着可能で可搬性を有する記録媒体に格納され、
前記デジタルカメラに対する前記記録媒体の装着時に前記対応テーブルが読み込まれるとともに、
撮影時には前記指定シーンに基づき自動的に前記ファイル名が設定され、設定されたファイル名で前記画像データが前記記録媒体に記録されることを特徴とするデジタルカメラ。 - 撮影に係るシーンが指定されることにより、指定された指定シーンの特性に応じた処理が可能なデジタルカメラであって、
(a) 被写体に関する画像データを生成する撮像手段と、
(b) 前記画像データを、前記指定シーンに係る名称を有するフォルダに格納する格納手段と、
(c) 前記シーンと前記シーンに対応付けられた文字情報とで構成される対応テーブルに基づいて、前記指定シーンに対応する前記文字情報を前記名称に与える手段と、
を備えるとともに、
前記対応テーブルは、前記デジタルカメラに装着可能で可搬性を有する記録媒体に格納され、
前記デジタルカメラに対する前記記録媒体の装着時に前記対応テーブルが読み込まれ、前記対応テーブルに基づき前記フォルダが作成されるとともに、
撮影時には前記指定シーンに基づき、作成されたフォルダ内に前記画像データが記録されることを特徴とするデジタルカメラ。
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