JP3601415B2 - 液晶組成物および液晶表示素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネマチック液晶組成物に関する。更に詳しくは、アクティブマトリックス液晶表示素子(AM−LCD)用の液晶組成物、およびこの液晶組成物を用いた液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在フルカラー表示が可能な液晶表示素子として、バックライトを使用した透過型AM−LCDが、コンピュータ端末やカーナビゲーションシステム等様々な分野で実用化されている。しかし、このバックライトは消費電力が大きいという欠点を有しており、透過型AM−LCDを搭載したデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラは、長時間使用することができないという不都合が生じている。
【0003】
この問題を解決するために、バックライトを使用しない反射型のAM−LCDが開発された。反射型のAM−LCDは、S.−T.Wu、C.−S.Wu、C.−L.Kuo等によりSID97 Digest/643頁に報告されているように、光が液晶層を2回通過するので、液晶層の厚み(d)と液晶の屈折率異方性値(Δn)の積(Δn・d)を小さく設定しなければならない。具体的には、従来の透過型TNタイプのAM−LCDに使用する液晶に要求されるΔnがおよそ0.075〜0.120程度であったのに対して、反射型TNタイプのAM−LCDの場合、液晶に要求されるΔnは0.075以下である。
【0004】
Δn以外に、反射型のAM−LCD用液晶組成物に求められる特性としては、従来の透過型のAM−LCD用液晶組成物の場合と同様に、下記(1)〜(4)が挙げられる。
(1)LCDのコントラストを良くするために、高い比抵抗値と高い電圧保持率(VHR)を有すること。
(2)LCDの屋外での使用を可能とするために、ネマチック相を示す温度範囲が広いこと(ネマチック相を示す上限温度が高く、ネマチック相を示す下限温度が低いこと)。
(3)LCDの消費電力を小さくするために、しきい値電圧(Vth)が低いこと。
(4)LCDの応答速度を速くするために粘度(η)が小さいこと。
である。
【0005】
AM−LCDに使用可能と考えられる液晶性化合物または液晶組成物を開示した文献としては、例えば、特開平11−29771号公報、特開平10−245559号公報、特開平9−255956号公報及び特開平9−249881号公報を挙げることができる。しかし、これらの開示されている液晶組成物は、Δnが大きかったり、Δnが比較的小さくてもネマチック相を示す下限温度が高かったり、電圧保持率が低いという欠点を有しているため、反射型TNタイプのAM−LCDに用いるには不十分であった。
このように、AM−LCD用液晶組成物は、種々の目的に応じて鋭意検討されているものの、常に新たな改良を要求されているのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、先に述べたAM−LCD用液晶組成物に求められる一般的な特性を満たしながら、特に、ネマチック相の上限温度が高く、ネマチック相の下限温度が低く、かつ屈折率異方性値の小さい液晶組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、これらの課題を解決すべく鋭意検討した結果、式(I−1)または(I−2)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分I、式(II−1)〜(II−8) で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分II、ならびに式(III−1)〜(III−5)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分IIIを含有する液晶組成物により、所期の目的を達成できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明の液晶組成物は、次の(1)〜(6)項に示される。(1)式(I−1)または(I−2)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分I、式( II −3)および式( II −8)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分II、ならびに式( III −1)〜( III −4)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分IIIを含有することを特徴とする液晶組成物。
【0009】
【化4】
Figure 0003601415
【0010】
Figure 0003601415
【0011】
Figure 0003601415
【0012】
(式中、RおよびRは各々独立して炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示し;Rは炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基、炭素原子数2〜10のアルケニル基または−COO−Rを示し;Rは炭素原子数1〜10のアルキル基を示し;Rは炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示し;Rは炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示す。 単結合または−CHCH−を示し;ZはおよびZは各々独立して単結合、−CHCH−または−CH=CH−を示し;はF、OCHF、OCFを示し;YおよびYは各々独立してHまたはFを示し;QはHまたはFを示す)
(2)式( I −1)または( I −2)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 I 、式( II −1)〜式( II −8)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 II 、ならびに式( III −5)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 III を含有することを特徴とする液晶組成物。
Figure 0003601415
Figure 0003601415
Figure 0003601415
(式中、R およびR は各々独立して炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示す。Z およびZ は各々独立して単結合または−CH CH −を示し;Z およびZ は各々独立して単結合、−CH CH −または−CH=CH−を示し;X はF、Cl、OCHF 、OCF を示し;X はF、OCHF 、OCF を示し;Y およびY は各々独立してFを示す)
【0013】
(3)液晶組成物の全重量に対して、成分Iの含有量が3〜30重量%、成分IIの含有量が5〜80重量%、成分IIIの含有量が3〜70重量%であることを特徴とする前記(1)項または(2)項に記載の液晶組成物。
【0014】
(4)ネマチック相の上限温度が70℃以上であり、ネマチック相の下限温度が−20℃以下であり、かつ、屈折率異方性が0.075以下であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の液晶組成物。
(5)式( I −1)または( I −2)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 I 、式( II −5)および式( II −6)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 II 、ならびに式( III −1)〜( III −4)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 III を含有し、ネマチック相の上限温度が70℃以上であり、ネマチック相の下限温度が−20℃以下であり、かつ、屈折率異方性が0.075以下であることを特徴とする液晶組成物。
Figure 0003601415
Figure 0003601415
Figure 0003601415
(式中、R およびR は各々独立して炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基、炭素原子数2〜10のアルケニル基または−COO−R を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示す。Z およびZ は各々独立して単結合または−CH CH −を示し;Z およびZ は各々独立して単結合、−CH CH −または−CH=CH−を示し;X はF、OCHF 、OCF を示し;Y およびY はHまたはFを示し;QはHまたはFを示す)
(6)式( I −1)または( I −2)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 I 、式( II −5)および式( II −6)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 II 、ならびに式( III −1)〜( III −4)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 III を含有し、液晶組成物の全重量に対して、成分 I の含有量が3〜30重量%、成分 II の含有量が5〜80重量%、成分 III の含有量が3〜70重量%であり、ネマチック相の上限温度が70℃以上であり、ネマチック相の下限温度が−20℃以下であり、かつ、屈折率異方性が0.0 75以下であることを特徴とする液晶組成物。
Figure 0003601415
Figure 0003601415
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(式中、R およびR は各々独立して炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基、炭素原子数2〜10のアルケニル基または−COO−R を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示す。Z およびZ は各々独立して単結合または−CH CH −を示し;Z およびZ は各々独立して単結合、−CH CH −または−CH=CH−を示し;X はF、OCHF 、OCF を示し;Y およびY はHまたはFを示し;QはHまたはFを示す)
【0015】
本発明の液晶表示素子は次の(7)項に示される。
(7)前記(1)〜(6)項のいずれか1項に記載の液晶組成物を用いた液晶表示素子。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の液晶組成物における成分Iは、式(I−1)または(I−2)で表される化合物からなる。式(I−1)で表される化合物は、屈折率異方性値(Δn)がほぼ0の値を有し、透明点(Tc)がおよそ10〜30℃の範囲、また、誘電率異方性値(Δε)がほぼ0の値を有し、熱安定性、化学的安定性および相溶性に優れている。また、式(I−2)で表される化合物は、Δnがおよそ0.06〜0.07の範囲、Tcがおよそ140〜160℃の範囲、また、Δεがほぼ0の値を有し、熱安定性、化学的安定性および相溶性に優れている。これより成分Iは高信頼性を要求されるTFT用液晶組成物において特に高いTcを維持しながらΔnを小さくする役割を担う。しかしながら、これらの化合物だけで、組成物を調整すると、組成物のネマチック相を示す温度範囲が狭くなりすぎるのに加えて、しきい値電圧が上がりすぎるため好ましくない。
【0017】
本発明の液晶組成物における成分IIは、式(II−1)〜(II−8)で表される化合物からなる。式(II−1)〜(II−8)で表される化合物は、Tcがおよそ−50〜160℃の範囲、Δεがおよそ5〜20の範囲、Δnがおよそ0.03〜0.12の範囲の値を有し、熱安定性、化学的安定性および相溶性に優れている。これより成分IIは高信頼性を要求されるTFT用液晶組成物において特に、しきい値電圧を下げる役割を担う。しかしながら、これらの化合物だけで、組成物を調整すると、組成物の相溶性が悪くなってしまうことに加えて、Δnおよび粘度が大きくなってしまうので好ましくない。
成分IIの好ましい化合物として以下の化合物を挙げることができる。式中のRは前記の定義と同じ意味を表す。
【0018】
【化7】
Figure 0003601415
【0019】
【化8】
Figure 0003601415
【0020】
【化9】
Figure 0003601415
【0021】
【化10】
Figure 0003601415
【0022】
【化11】
Figure 0003601415
【0023】
【化12】
Figure 0003601415
【0024】
【化13】
Figure 0003601415
【0025】
【化14】
Figure 0003601415
【0026】
【化15】
Figure 0003601415
【0027】
【化16】
Figure 0003601415
【0028】
【化17】
Figure 0003601415
【0029】
本発明の液晶組成物における成分IIIは、式(III−1)〜(III−5)で表される化合物からなる。式(III−1)および(III−2)で表される化合物は、Tcがおよそ0〜60℃の範囲、Δεがほぼ0であり、Δnがおよそ0.03〜0.07の範囲の値を有し、また、特に粘度が低く、熱安定性、化学的安定性および相溶性に優れている。また、式(III−3)〜(III−5)で表される化合物は、Tcがおよそ140〜260℃の範囲、Δεがほぼ0であり、Δnがおよそ0.12〜0.16の範囲の値を有し、熱安定性、化学的安定性および相溶性に優れている。これより、成分IIIは組成物のTcを上げるとともに粘度を小さくする役割を担う。しかしながら、これらの化合物だけで組成物を調製すると、しきい値電圧が上がりすぎてしまうことがあり好ましくない。
成分IIIの好ましい化合物として以下の化合物を挙げることができる。式中のRおよびR〜Rは前記の定義と同じ意味を表す。
【0030】
【化18】
Figure 0003601415
【0031】
【化19】
Figure 0003601415
【0032】
【化20】
Figure 0003601415
【0033】
【化21】
Figure 0003601415
【0034】
【化22】
Figure 0003601415
【0035】
本発明においては、成分I、成分IIおよび成分IIIを任意に組み合わせることによって、小さいΔn、小さい粘度、および広いネマチック相を有するAM−LCD用の液晶組成物を調製することができる。すなわち、Tcがおよそ70〜100℃の範囲にあり、Δnがおよそ0.05〜0.075の範囲にあり、しきい値電圧がおよそ1.0〜2.5Vの範囲にあり、かつ低粘度で広いネマチック相範囲と高い電圧保持率を有する液晶組成物を得ることができる。
【0036】
本発明の液晶組成物における各成分の含有量について説明する。成分Iの含有量は液晶組成物全量に対して3〜30重量%が好ましく、5〜28重量%が更に好ましい。3重量%未満であると、液晶組成物のΔnが大きくなることがあり好ましくない。また、30重量%を超えると、液晶組成物の低温での相溶性が悪くなってしまうことがあり好ましくない。
【0037】
本発明の液晶組成物における成分IIの含有量は、液晶組成物全量に対して5〜80重量%が好ましく、10〜80重量%が更に好ましい。5重量%未満であると、液晶組成物のしきい値電圧が上がりすぎるため好ましくない。また、80重量%を超えると、液晶組成物の粘性が大きくなるのに加えてΔnが大きくなることがあり好ましくない。
【0038】
本発明の液晶組成物における成分IIIの含有量は、液晶組成物全量に対して3〜70重量%が好ましく、5〜70重量%が更に好ましい。3重量%未満であると、液晶組成物の低温での相溶性が悪くなってしまうことがあり好ましくない。70重量%を超えると、液晶組成物のしきい値電圧が上がってしまうことがあり好ましくない。
【0039】
次に、本発明を構成する液晶組成物の持つ特性値について詳細に説明する。
ネマチック相の上限温度が70℃より低く、ネマチック相の下限温度が−20℃より高い液晶組成物を使用したディスプレイは、使用する環境温度に制限がある。特に、屋外で使用する場合には、表示できなくなり、ディスプレイとしての機能を果たせなくなる恐れがある。このため、液晶組成物のネマチック相範囲は、ネマチック相を示す上限温度を70℃以上、下限温度を−20℃以下にすることが望ましい。
【0040】
25℃、λ=589nmの条件で測定したΔnが0.075より大きい液晶組成物を使用した場合、反射型のAM−LCDでは、白色の表示が黄色味を帯びてしまうことがある。このため、液晶組成物の屈折率異方性値は0.075以下であることが好ましい。
【0041】
本発明の液晶組成物の成分を構成する化合物は、それぞれ下記の公報に記載された方法で合成することができる。式(I−2)で表される化合物の合成法は、特開昭54−106454号公報に記載されている。式(II−2)、(II−4)、(II−5)、(II−6)、(II−7)で表される化合物の例として、各々該当する(II−2−3)、(II−4−7)、(II−5−5)、(II−6−3)、(II−7−3)の化合物の合成法は特開平2−233626号公報に記載されている。また、式(II−7)で表される化合物の一例として、(II−7−1)の化合物の合成法は、特開昭56−135445号公報に記載されている。式(II−8)で表される化合物の一例として、(II−8−3)の化合物の合成法は、特開平10−204016号公報に記載されている。
【0042】
式(III−1)で表される化合物の一例として、(III−1−1)の化合物の合成法は、特開昭59−70624号公報または特開昭60−16940号公報に記載されている。式(III−3)で表される化合物の一例として、(III−3−1)の化合物の合成法は、特開昭57−165328号公報に記載されている。式(III−4)で表される化合物の一例として、(III−4−1)の化合物の合成法は、特公昭62−46527号公報に記載されている。このように、本願発明の組成物を構成する成分の各々の化合物は先行技術によって、合成して得られるものである。
【0043】
本発明の液晶組成物は、一般に用いられる慣用な方法、例えば、種々の化合物を混合し高い温度で互いに溶解させる方法で調製することができる。本発明の液晶組成物には、液晶分子のらせん構造を誘起して必要なねじれ角を調整する目的で、コレステリックノナノエート等のキラルドープ剤を添加して使用してもよい。また、メロシアニン系、スチリル系、アゾ系、アゾメチン系、アゾキシ系、キノフタロン系、アントラキノン系およびテトラジン系の2色性色素を添加してゲストホストモードの液晶組成物としても使用できる。さらに、ポリマー分散型液晶表示素子、複屈折制御モードおよび動的散乱モードの液晶組成物としても使用することができる。あるいは、イン・プレイン・スイッチング方式の液晶組成物としても使用することができる。
【0044】
【実施例】
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、比較例及び実施例においては、組成比を示す%は全て重量%であり、化合物は表1に示した定義に基づき記号で表記した。また、液晶組成物の特性データにおいては、ネマチック相を示す上限温度、すなわち透明点をTc、ネマチック相を示す下限温度をT、25℃における屈折率異方性値をΔn、25℃における誘電率異方性値をΔε、20℃における粘度をη20、25℃と80℃における電圧保持率をそれぞれVHR(25℃)とVHR(80℃)で表した。なお、Tは、0℃、−10℃、−20℃、−30℃、−40℃の各々のフリーザー中に30日間放置した後の液晶相で判断した。例えば、一つの液晶組成物について、−20℃でネマチック状態をとり、−30℃で結晶化した場合には、その液晶組成物のTは、<−20℃と表現した。Δnは、589nmの波長を有する光源ランプを使用して測定した。Vthは、セル厚が(0.4 / Δn)μm、ツイスト角が80°のセルを用い、ノーマリーホワイトモードで、周波数が32Hzの矩形波を印加し、セルを通過する光の透過率が90%になったときに印加されている電圧の値を測定した。25℃と80℃における電圧保持率(VHR)の測定は、TNセルを作製し(配向膜はチッソ社製のPIA−5210を使用)、保持時間を16.6msecとして面積法に基づいて実施した。
【0045】
【表1】
Figure 0003601415
【0046】
上述したように、AM−LCD用であり比較的小さいΔnを有する液晶組成物を開示している特開平11−29771号公報、特開平10−245559号公報、特開平9−255956号公報及び特開平9−249881号公報の中で、特開平11−29771号公報の実施例20と実施例10、特開平9−255956号公報の実施例1に開示された液晶組成物を比較例とした。
【0047】
比較例1
特開平11−29771号公報に開示されている液晶組成物の中で、最もΔnの小さい実施例20に記載の液晶組成物を当方で調製し、物性値を測定した。
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=75.5℃
<−20℃
Δn=0.074
VHR(25℃)=93.7%
VHR(80℃)=68.2%
この液晶組成物は、Δnは比較的小さいが、CN化合物を含有しているため、特に高温(80℃)での電圧保持率が低い。
【0048】
比較例2
特開平11−29771号公報に開示されている液晶組成物の中で、Δnが小さく、かつCN化合物を含有していない実施例10に記載の液晶組成物を当方で調製し、物性値を測定した。
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=77.2℃
<−10℃
Δn=0.076
η20=22.6mPa・s
Vth=1.47V
VHR(25℃)=98.6%
VHR(80℃)=98.1%
この液晶組成物は、T点が高く、また、組成物の中に、ビフェニル骨格を有する3環の化合物を含有しているために、同等のTとVthを有する本発明の組成物と比較してΔnが大きい。
【0049】
比較例3
特開平9−255956号公報に開示されている液晶組成物の中で、Δnが小さく、かつCN化合物を含有していない実施例1に記載の液晶組成物を当方で調製し、物性値を測定した。
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=85.2℃
< −10℃
Δn=0.080
Vth=1.29V
この液晶組成物は、T点が高く、また、Δnが大きい。
【0050】
実施例1
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=83.0℃
<−20℃
Δn=0.059
η20=21.7mPa・s
Vth=1.50V
VHR(25℃)=98.7%
VHR(80℃)=98.1%
この液晶組成物は、VHRが高く、T点が高く、T点が低く、Δnが小さい。
【0051】
実施例2
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=72.9℃
<−20℃
Δn=0.061
η20=16.7mPa・s
Vth=1.78V
VHR(25℃)=99.0%
VHR(80℃)=98.6%
この液晶組成物は、VHRが高く、T点が高く、T点が低く、Δnが小さい。
【0052】
実施例3
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=86.7℃
<−20℃
Δn=0.071
η20=21.4mPa・s
Vth=1.46V
VHR(25℃)=99.1%
VHR(80℃)=98.5%
この液晶組成物は、VHRが高く、T点が高く、T点が低く、Δnが小さい。
【0053】
実施例4
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=86.1℃
<−20℃
Δn=0.060
η20=18.2mPa・s
Vth=2.18V
VHR(25℃)=99.3%
VHR(80℃)=98.7%
【0054】
実施例5
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=81.2℃
<−20℃
Δn=0.063
η20=16.2mPa・s
Vth=1.79V
VHR(25℃)=99.0%
VHR(80℃)=98.6%
【0055】
実施例6
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=83.7℃
<−20℃
Δn=0.065
η20=23.2mPa・s
Vth=1.42V
VHR(25℃)=98.8%
VHR(80℃)=98.3%
【0056】
実施例7
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=84.3℃
<−20℃
Δn=0.065
η20=17.9mPa・s
Vth=1.62V
VHR(25℃)=99.0%
VHR(80℃)=98.5%
【0057】
実施例8
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=82.4℃
<−20℃
Δn=0.053
η20=14.6mPa・s
Vth=2.47V
VHR(25℃)=99.0%
VHR(80℃)=98.8%
【0058】
実施例9
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=87.0℃
<−20℃
Δn=0.057
η20=17.5mPa・s
Vth=1.91V
VHR(25℃)=99.0%
VHR(80℃)=98.5%
【0059】
実施例10
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=94.1℃
<−20℃
Δn=0.059
η20=21.7mPa・s
Vth=2.10V
VHR(25℃)=99.0%
VHR(80℃)=98.6%
【0060】
実施例11
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=81.4℃
<−20℃
Δn=0.064
η20=22.4mPa・s
Vth=1.48V
【0061】
実施例12
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=93.1℃
<−20℃
Δn=0.066
η20=19.9mPa・s
Vth=1.74V
【0062】
実施例13
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=83.1℃
<−20℃
Δn=0.068
η20=19.5mPa・s
Vth=1.62V
VHR(25℃)=98.8%
VHR(80℃)=98.3%
【0063】
実施例14
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=74.8℃
<−20℃
Δn=0.063
η20=17.4mPa・s
Vth=1.87V
VHR(25℃)=99.0%
VHR(80℃)=98.5%
【0064】
実施例15
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=87.0℃
<−20℃
Δn=0.067
η20=18.2mPa・s
Vth=1.64V
【0065】
実施例16
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=70.5℃
<−20℃
Δn=0.062
η20=25.8mPa・s
Vth=1.32V
【0066】
実施例17
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=92.2℃
<−20℃
Δn=0.059
η20=21.3mPa・s
Vth=1.91V
【0067】
実施例18
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=79.8℃
<−20℃
Δn=0.069
η20=24.0mPa・s
Vth=1.28V
【0068】
実施例19
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=87.4℃
<−20℃
Δn=0.062
η20=18.9mPa・s
Vth=2.24V
VHR(25℃)=99.0%
VHR(80℃)=98.6%
【0069】
実施例20
Figure 0003601415
からなる液晶組成物を調製した。この組成物の特性を次に示す。
=92.1℃
<−20℃
Δn=0.065
η20=19.7mPa・s
Vth=1.99V
【0070】
【発明の効果】
本発明によって、AM−LCDに求められる一般的な特性を満たしながら、特に、ネマチック相の上限温度が高く、ネマチック相の下限温度が低く、屈折率異方性値の小さい液晶組成物を提供することができた。

Claims (7)

  1. 式(I−1)または(I−2)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分I、式( II −3)および式( II −8)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分II、ならびに式( III −1)〜( III −4)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分IIIを含有することを特徴とする液晶組成物。
    Figure 0003601415
    Figure 0003601415
    Figure 0003601415
    (式中、RおよびRは各々独立して炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示し;Rは炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基、炭素原子数2〜10のアルケニル基または−COO−Rを示し;Rは炭素原子数1〜10のアルキル基を示し;Rは炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示し;Rは炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示す。 単結合または−CHCH−を示し;ZはおよびZは各々独立して単結合、−CHCH−または−CH=CH−を示し;はF、OCHF、OCFを示し;YおよびYは各々独立してHまたはFを示し;QはHまたはFを示す)
  2. 式( I −1)または( I −2)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 I 、式( II −1)〜式( II −8)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 II 、ならびに式( III −5)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 III を含有することを特徴とする液晶組成物。
    Figure 0003601415
    Figure 0003601415
    Figure 0003601415
    (式中、R およびR は各々独立して炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示す。Z およびZ は各々独立して単結合または−CH CH −を示し;Z およびZ は各々独立して単結合、−CH CH −または−CH=CH−を示し;X はF、Cl、OCHF 、OCF を示し;X はF、OCHF 、OCF を示し;Y およびY は各々独立してFを示す)
  3. 液晶組成物の全重量に対して、成分Iの含有量が3〜30重量%、成分IIの含有量が5〜80重量%、成分IIIの含有量が3〜70重量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶組成物。
  4. ネマチック相の上限温度が70℃以上であり、ネマチック相の下限温度が−20℃以下であり、かつ、屈折率異方性が0.075以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  5. 式( I −1)または( I −2)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 I 、式( II −5)および式( II −6)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 II 、ならびに式( III −1)〜( III −4)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 III を含有し、ネマチック相の上限温度が70℃以上であり、ネマチック相の下限温度が−20℃以下であり、かつ、屈折率異方性が0.075以下であることを特徴とする液晶組成物。
    Figure 0003601415
    Figure 0003601415
    Figure 0003601415
    (式中、R およびR は各々独立して炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基、炭素原子数2〜10のアルケニル基または−COO−R を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示す。Z およびZ は各々独立して単結合または−CH CH −を示し;Z およびZ は各々独立して単結合、−CH CH −または−CH=CH−を示し;X はF、OCHF 、OCF を示し;Y およびY はHまたはFを示し;QはHまたはFを示す)
  6. 式( I −1)または( I −2)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 I 、式( II −5)および式( II −6)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 II 、ならびに式( III −1)〜( III −4)で表される化合物群から選択された少なくとも1種の化合物からなる成分 III を含有し、液晶組成物の全重量に対して、成分 I の含有量が3〜30重量%、成分 II の含有量が5〜80重量%、成分 III の含有量が3〜70重量%であり、ネマチック相の上限温度が70℃以上であり、ネマチック相の下限温度が−20℃以下であり、かつ、屈折率異方性が0.075以下であることを特徴とする液晶組成物。
    Figure 0003601415
    Figure 0003601415
    Figure 0003601415
    (式中、R およびR は各々独立して炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基、炭素原子数2〜10のアルケニル基または−COO−R を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示し;R は炭素原子数1〜10のアルキル基、アルコキシ基、アルコキシメチル基または炭素原子数2〜10のアルケニル基を示す。Z およびZ は各々独立して単結合または−CH CH −を示し;Z およびZ は各々独立して単結合、−CH CH −または−CH=CH−を示し;X はF、OCHF 、OCF を示し;Y およびY はHまたはFを示し;QはHまたはFを示す)
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の液晶組成物を用いた液晶表示素子。
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