JP3601403B2 - ファイル - Google Patents

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JP3601403B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はファイルに係り、更に詳しくは、綴じ込み若しくは収納される書類の量に応じて背表紙幅が拡大できるとともに、表紙の基部領域における膨らみを少なくすることのできるファイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、一対の表紙間に透明な袋を綴じ込んでなる樹脂シート製のファイルが知られている。このファイルは、各袋に書類が収納されたときの収納量の増加に対応できるようにするため、背表紙に連設されている表紙の基部領域を折り曲げることができるように構成されている。この折り曲げは、表紙の基部領域において、背表紙の延出方向と略平行な方向に設けられた熱ヒンジ部によっ行えるようになっている。ここで、熱ヒンジ部は、ファイル形成用のシートを表裏から熱片で挟み込むことによって形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、熱ヒンジ部を設けたとしても、当該熱ヒンジ部はファイル形成用シートの肉厚を部分的に薄くしただけであるため、折れ曲がり姿勢を安定して保持することが困難となる。従って、表紙の基部領域における膨らみ防止を効果的に行うことができないという不都合を招来する。しかも、熱ヒンジ部を形成する熱片自体に肉厚が存在するため、熱ヒンジ部を複数列形成する場合に、それらの相対離間幅を小さなピッチで形成することができない。この場合、結果として、各熱ヒンジ部間に、いわゆる腰のあるシート領域が断続的に存在することとなり、これが前述の折り曲げ姿勢を安定的に保持できない原因をもたらすものとなっている。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、かかる従来例の不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、書類収納量が増えるに従って背表紙幅を段階的に拡大することができるとともに、表紙の基部領域が外側に膨らむことも効果的に防止することのできるファイルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、背表紙と、この背表紙を介して開閉可能に連設された表紙とを備えたファイルにおいて、
前記背表紙と表紙の連設部に前記背表紙の上下方向に沿って略平行に延びる複数列の切り込みを設け、これら切り込みの両端は表紙の上下両端縁より僅かに内側を終端としている、という構成を採っている。このように構成することによって、初期の背表紙幅を越える程度に書類収納量が増えた時に、前記連設部に形成された切り込み部分が折れ曲がり易くなり、この折れ曲がりによって背表紙幅を拡大することとなる。従って、前記連設部が外側に膨らむ虞もなくなり、ファイル全体としての外観体裁を良好に保持することが可能となる。また、切り込みの両端は表紙の上下両端縁より僅かに内側を終端としているため、前記切り込みに沿って表紙が折れ曲げられても、当該切り込みに引きずられるような亀裂が防止されることとなり、従って、長期使用を可能とする耐久性も付与することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明におけるファイルは、背表紙と、この背表紙を介して開閉可能に連設された表紙とを備えたファイルにおいて、
前記背表紙と表紙の連設部に前記背表紙の上下方向に沿って略平行に延びる複数列の切り込みを設け、これら切り込みの両端部には亀裂防止部が形成される、という構成が好ましくは採用される。この亀裂防止部は、切り込みの両端を適宜な熱片で熱押えすることによって形成することができる。このように亀裂防止部を形成した場合にあっても、前記連設部における折れ曲がり癖に起因した亀裂を防止することができる。
【0007】
なお、本発明でいう、「ファイル」とは限定的な意味に用いられるものでなく、表紙間に書類等を綴じ込み若しくは収納することのできるもの一般を含む。例えば、内部に収納袋を備えた所謂クリヤーブックと称するものの他、綴じ具を備えたものが例示できる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明に係るファイルの実施例を図面を参照しながら説明する。
【0009】
図1には本実施例に係るファイルの外観斜視図が示され、図2にはその要部拡大断面図が示されている。また、図3にはファイルを外側面から見た平面図が示されている。これらの図において、ファイル10はポリプロピレン等の合成樹脂シートにより構成された背表紙11と、この背表紙11に連設された一対の表紙12,12と、前記背表紙11の内面側に綴じ込まれた一端開放型の透明な袋13とを備えて構成されている。また、背表紙11及び各表紙12の基部側には、それらの外面側をカバーするようにシートフィルム14が配置されるとともに、その短寸幅方向両端を溶着部15として表紙12に連結され、当該シートフィルム14の内面側に図示しない見出し片が出し入れ可能となっている。
【0010】
前記表紙12において、背表紙11との連設部となる基部領域には、複数列の切り込み16が形成されている。これらの切り込み16は、0.5mm以上の間隔を隔てて形成することができるが、本実施例では、約1.5mm間隔を隔てて各四列形成されている。また、切り込み16の両端は、表紙12の上下両端縁より、僅かに内側を終端としており、この終端を横方向に掛け渡すように亀裂防止部20が形成されている。この亀裂防止部20は、熱片を用いた熱押えによって構成され、この亀裂防止部20の存在下で一定の剛性を確保して表紙12が切り込み16に沿って破断しないようになっている。
【0011】
なお、前記袋13の固定は、本実施例では熱溶着によって行われているが、適宜な綴じ具を介して綴じ込むこともできる。
【0012】
次に、本実施例に係るファイル10の作用について説明する。
【0013】
袋13内に書類等が収納されていない状態では、図2に示されるように、ファイル10は、その表紙12の基部領域が僅かに湾曲する程度の比較的平坦な初期形状を保有する。ここで、各袋13内に書類を収納して全体として厚みを増してくると、図4に示されるように、表紙12の基部領域が背表紙11の面に沿う領域を形成するように拡がり、これによって、実質的に背表紙11の幅が拡大されることとなる。この際、背表紙11からみて外側に位置する切り込み16は、内側に位置する切り込み16よりも相対的に開き、これによって、表紙12の基部領域における膨らみを生じることなく収納量の増大に対応することができる。
【0014】
前記ファイル10は、切り込み16が収納量に対応した折れ曲がり癖を生ずることになるが、その両端部は熱押えからなる亀裂防止部20が形成されているため、ファイル成形材料である樹脂シート自体の剛性により、折れ曲がり癖に起因した亀裂発生も防止することができる。
【0015】
なお、前記実施例では、各切り込み16間の離間距離が約1.5mm間隔として説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、少なくとも0.5mm以上あれば足りるものである。また、切り込み16の形成数もファイル10の用途に応じて適宜増加、減少させることができる。
【0016】
また、前記亀裂防止部20は、熱押えを形成することなく、切り込み16の終端が表紙12の上下両端縁よりも内側に位置しているだけでも足りる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、背表紙と表紙の連設部に前記背表紙の上下方向に沿って略平行に延びる複数列の切り込みを設けたから、初期の背表紙幅を越える程度に書類収納量が増えた時に、前記切り込み部分が折れ曲がることによってこれに対応しつつ背表紙幅を拡大させることができる。従って、前記連設部が外側に膨らむ虞もなく、ファイル全体としての外観体裁を良好に保持することができる他、背表紙11の形状を平面的に維持することができ、当該背表紙11に沿ってタイトル等の見出し片を設けた場合の表示を見易くすることもできる。また、切り込みの両端は表紙の上下両端縁より僅かに内側を終端とし、或いは、切り込みの両端部に亀裂防止部を形成した構成により、前記連設部における折れ曲がり癖に起因した亀裂も防止することができ、長期使用が可能な耐久性も付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るファイルの外観斜視図。
【図2】前記ファイルの要部拡大断面図。
【図3】前記ファイルの外側平面図。
【図4】前記ファイルの背表紙幅が拡大した状態を示す断面図。
【符号の説明】
10 ファイル
11 背表紙
12 表紙
15 切り込み
20 亀裂防止部

Claims (2)

  1. 背表紙と、この背表紙を介して開閉可能に連設された表紙とを備えたファイルにおいて、
    前記背表紙と表紙の連設部に前記背表紙の上下方向に沿って略平行に延びる複数列の切り込みを設け、これら切り込みの両端は表紙の上下両端縁より僅かに内側を終端としていることを特徴とするファイル。
  2. 背表紙と、この背表紙を介して開閉可能に連設された表紙とを備えたファイルにおいて、
    前記背表紙と表紙の連設部に前記背表紙の上下方向に沿って略平行に延びる複数列の切り込みを設け、これら切り込みの両端部には亀裂防止部が形成されていることを特徴とするファイル。
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