JP3601224B2 - 通信装置及び記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信状態に応じて通信速度を切り換える通信速度切換機能を備える通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話やPHS(Personal Handy Phone System )等の携帯型電話機では、所有者が通信圏内から通信圏外に移動した場合は、自機が通信圏外にいることをユーザーに知らせるため表示部に「圏外」として表示し、また、通信圏内にいる場合は現在位置の電界強度をアンテナマークとともにレベルで表示するため、基地局から発信される所定電波を受信して現在位置の電界強度を常に測定するようにしている。
【0003】
また、これらの携帯型電話機では、現在位置の電界強度如何に関わらず、現在位置が基地局でカバーされた通信圏内であれば発呼及び着呼が可能であり、その発呼及び着呼後の通話も可能である。さらに、携帯型電話機では、その通信方式にデジタル通信方式を採用したものが多く普及しており、このデジタル通信方式を利用して電子メール等のデジタルデータを送受信するデータ通信を可能とする機種も普及するようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の携帯型電話機にあっては、データ通信を行う場合でも現在位置の電界強度如何に関わらず、現在位置が基地局でカバーされた通信圏内であれば発呼及び着呼が可能であれば、データ通信も可能とする傾向にあったため、電界強度が弱い状態でもデータ通信を行ってしまってデータエラーが多発するといった問題があった。
【0005】
すなわち、従来の携帯型電話機では、現在位置の電界強度を測定してそのレベルを表示するだけであり、その電界強度レベル表示だけではデータ通信の通信品質を考慮してデータ通信の可否を判断できる表示にはなっておらず、データ通信の可否はあくまで所有者の判断に任されていた。このため、通信圏内で電界強度の強弱を考慮することなく通話を行った場合は、音声信号を電気的に操作することで通話品質をある程度カバーすることは可能であるが、データ通信の場合はデータが正確に伝送されないとデータそのものが意味をなさなくなるため、所有者は電界強度の強弱を考慮して通信の可否を判断する必要がある。
【0006】
また、従来の無線通信機能を内蔵したPDA(Personal Digital Assistants )等の携帯型情報端末おいても、上記形態型電話機と同様に内蔵の無線通信機能を利用して現在位置の電界強度を測定してそのレベルを表示するだけであり、その電界強度レベルの表示でけだはデータ通信の通信品質を考慮してデータ通信の可否を判断することができず、データ通信の可否はあくまで所有者の判断に任されていた。
【0007】
本発明の課題は、無線通信方式において高速通信時と低速通信時の発生頻度の比率により通信状態を示して、無線通信装置の所有者に対してより良い通信状態での通信を促すようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
高速通信モードと低速通信モードとを切り換えて無線通信を行う通信機能を備えた通信装置であって、
前記高速通信モードで通信を行って通信の成否を判別する高速モード判別手段と、
この高速モード判別手段により高速通信モードが通信否であると判別された場合は、前記低速通信モードで通信を行って通信の成否を判別する低速モード判別手段と、
前記高速通信モードによる通信の完了時及び前記低速通信モードによる通信の完了時に、該高速通信モードによる通信回数と該低速通信モードによる通信回数とに基づいて通信状態を示す情報を出力する通信状態出力手段と、
を備えことを特徴としている。
【0009】
この請求項1記載の発明の通信装置によれば、
高速通信モードと低速通信モードとを切り換えて無線通信を行う通信機能を備えた通信装置であって、前記高速通信モードで通信を行って高速モード判別手段により通信の成否を判別し、この高速通信モードが通信否であると判別された場合は、前記低速通信モードで通信を行って低速モード判別手段により通信の成否を判別し、前記高速通信モードによる通信の完了時及び前記低速通信モードによる通信の完了時に、通信状態出力手段により該高速通信モードによる通信回数と該低速通信モードによる通信回数とに基づいて通信状態を示す情報を出力する。
【0010】
したがって、通信装置と基地局との間の通信状態(電界強度)を正確に把握させることができ、データ通信を行う際により高速モードでの通信を促すことができ、通信装置におけるデータ通信の信頼性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
(第1の実施の形態)
図1〜図5は、本発明の通信装置及び記憶媒体を適用した第1の実施の形態の携帯情報端末を示す図である。
【0013】
まず、構成を説明する。
【0014】
図1は、本第1の実施の形態の携帯情報端末1の要部構成を示すブロック図である。この図1において、携帯情報端末1は、CPU2、入力装置3、RAM4、無線通信装置5、表示装置6、印刷装置7、記憶装置8及び記憶媒体9等により構成されており、記憶媒体9を除く各部はバス10により接続されている。
【0015】
CPU(Central Processing Unit )2は、記憶装置8に記憶されているシステムプログラム及び当該システムに対応する各種アプリケーションプログラムの中から指定されたアプリケーションプログラムをRAM4内の図示しないプログラム格納領域に格納し、入力装置3から入力される各種指示あるいはデータをRAM4内に格納し、この入力指示及び入力データに応じて記憶装置8内に格納したアプリケーションプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM4内に格納するとともに、表示装置6に表示する。そして、RAM4に格納した処理結果を入力装置3から入力指示される記憶装置8内の保存先に保存する。
【0016】
また、CPU2は、無線通信処理に関わる処理として後述する通信状態記憶処理を実行し、まず無線通信装置5の通信速度を高速モードに設定してデータ送受信を試して通信成立の可否をチェックし、高速モードで通信が失敗した場合は、無線通信装置5の通信速度を低速モードに設定してデータ送受信を試して通信成立の可否をチェックする。続いて、CPU2は、その各高速モードあるいは低速モードで通信が成立した場合は、RAM4内に設定される無線通信に関わる情報格納領域(高速通信回数カウンタ4a、低速通信回数カウンタ4b、通信圏外表示フラグ4c、高速通信回数比率値メモリ4d)により高速通信回数及び低速通信回数を計数し、この高速通信回数及び低速通信回数に基づいて高速通信回数比率を計算し、この計算した高速通信回数比率値をRAM4内に格納する。
【0017】
さらに、CPU2は、通信状態記憶処理によりRAM4に格納した高速通信回数比率値あるいは通信状態を示すメッセージを所定時間毎に表示装置6に表示する後述するタイマー処理を実行する。
【0018】
入力装置3は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備え、押下されたキーの押下信号をCPU2に出力する。
【0019】
RAM(Random Accesss Memory )4は、CPU2により処理されるプログラムやデータを一時的に格納するメモリエリアを形成するとともに、無線通信に関わる情報を格納するメモリエリアとして図2に示す高速通信回数カウンタ4a、低速通信回数カウンタ4b、通信圏外表示フラグ4c、高速通信回数比率値メモリ4dを形成する。高速通信回数カウンタ4a及び低速通信回数カウンタ4bは、上記CPU2による通信状態記憶処理に際して高速モード通信及び低速モード通信の成立回数を計数するために利用され、通信圏外表示フラグ4cは、上記CPU2によるタイマー処理に際して通信圏外表示を行うために利用され、高速通信回数比率値メモリ4dは、上記CPU2による通信状態記憶処理に際して高速通信回数比率値を格納するために利用される。
【0020】
無線通信装置5は、上記CPU2の指示により指定された相手先との間で電子メールの送受信を行う無線通信機能を有し、また、上記CPU2により実行される通信状態記憶処理に際して指示される指示に応じて通信速度を高速モードと低速モードに設定して、現在位置で通信可能な無線基地局との間で試しのデータ送受信を行う。
【0021】
表示装置6は、液晶表示パネル等により構成され、CPU2から入力される表示データを表示するとともに、上記CPU2により実行されるタイマー処理に際して入力される高速通信回数比率値あるいは通信状態を示すメッセージを表示する。
【0022】
印刷装置7は、CPU2から入力される印字データを所定の印刷用紙に印刷出力する。
【0023】
記憶装置8は、プログラムやデータ等が予め記憶されている記憶媒体9を有しており、この記憶媒体9は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記憶媒体9は記憶装置8に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記憶媒体9には上記システムプログラム及び当該システムに対応する各種アプリケーションプログラム、通信処理プログラム、通信状態記憶処理プログラム、タイマー処理プログラム及び各処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0024】
また、この記憶媒体9に記憶するプログラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通信回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体9に記憶されているプログラム、データを通信回線を介して使用する構成にしてもよい。
【0025】
次に、本第1の実施の形態の動作を説明する。
【0026】
まず、上記CPU2により実行される通信状態記憶処理について図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0027】
CPU2は、本通信状態記憶処理を定期的に実行しており、通信状態記憶処理を開始すると、RAM4内の高速通信回数カウンタ4a及び低速通信回数カウンタ4bをクリアする(ステップS1)。次いで、無線通信装置5の通信方式(通信速度)を高速モードに設定して(ステップS2)、無線通信装置5により高速モードで無線基地局との間で試しのデータ送受信を実行させて(ステップS3)、この高速モードのデータ通信が成立したか否かを判別する(ステップS4)。高速モードのデータ通信が成立した場合は、ステップS12に移行してRAM4内の高速通信回数カウンタ4aのカウント値を「+1」加算する。
【0028】
また、高速モードのデータ通信が成立しなかった場合は、無線通信装置5の通信方式(通信速度)を低速モードに設定して(ステップS5)、無線通信装置5により低速モードで無線基地局との間で試しのデータ送受信を実行させて(ステップS6)、この高速モードのデータ通信が成立したか否かを判別する(ステップS7)。低速モードのデータ通信が成立しなかった場合は、エラー処理を行って本処理を抜け、低速モードのデータ通信が成立した場合は、RAM4内の低速通信回数カウンタ4bのカウント値を「+1」加算する(ステップS8)。
【0029】
次いで、通信状態記憶のためのデータ送受信処理が完了したか否かを判別し(ステップS9)、完了していない場合はステップS2の高速モード設定処理に戻り、完了している場合は高速通信回数カウンタ4aのカウント値と低速通信回数カウンタ4bのカウント値とに基づいて高速通信回数比率を計算する(ステップS10)。この高速通信回数比率は、次式(1)により求められる。
(高速通信回数/総通信回数)×100=高速通信回数比率(%)・・(1)
但し、総通信回数:高速通信回数+低速通信回数
そして、この計算した高速通信回数比率値(%)をRAM4内の高速通信回数比率値メモリ4dに格納して(ステップS11)、本通信状態記憶処理を終了する。
【0030】
なお、高速通信回数比率値(%)は、上記式(1)により求められることから例えば、全ての通信が高速モードで行うことができた場合は100(%)となり、逆に全ての通信が低速モードで行った場合は0(%)となる。無線通信方式では、無線基地局との距離が遠くなるにつれて高速モードで通信できる比率が低下する。このような高速通信回数比率値(%)の関係に従って、次に説明するタイマー処理において利用される高速通信回数比率値(%)の閾値(一定値)を予め設定しておく。
【0031】
次に、CPU2により実行されるタイマー処理について図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0032】
CPU2は、上記通信状態記憶処理を実行する期間の間にタイマー処理も定期的に実行しており、タイマー処理を開始すると、まず、RAM4内の高速通信回数比率値メモリ4dに格納した高速通信回数比率値(%)を取得して(ステップS21)、この取得した高速通信回数比率値(%)を表示装置6に表示する(ステップS22)。この表示装置6に表示された高速通信回数比率値(%)の例を図5(A)、(B)に示す。図5(A)に示す表示例では「高速通信回数比率値=80%」であり、高速モードによる通信成功率が比較的高いことを示している。図5(B)に示す表示例では「高速通信回数比率値=50%」であり、高速モードによる通信成功率が比較的低いことを示している。
【0033】
次いで、この表示した高速通信回数比率値(%)が一定値(基準値)より大きいか否かを判別する(ステップS23)。すなわち、図示しないがRAM4内に予め格納された高速通信回数比率値(%)を判別する閾値である一定値と、計算により格納された高速通信回数比率値(%)とが比較されて、その一定値より高速通信回数比率値(%)が大きいか否かが判別される。例えば、一定値は高速通信回数比率値=50%であるとすると、取得した高速通信回数比率値(%)が50%より大きいか否かが判定される。
【0034】
高速通信回数比率値(%)が一定値(50%)より小さい場合は、通信圏外警告処理を実行する(ステップS24)。例えば、取得した高速通信回数比率値(%)が40%であったとすると、図5(C)に示すように「高速通信回数比率値=40% “通信圏外”です!」と表示装置6に表示して警告するとともに、RAM4内の通信圏外表示フラグ4cをONして、本タイマー処理を終了する。
【0035】
また、高速通信回数比率値(%)が一定値(50%)より大きい場合は、前回実行された警告解除処理を実行して、通信圏外表示フラグ4cをOFFして(ステップS25)、本処理を終了する。すなわち、上記ステップS24の通信圏外警告処理により表示装置6に表示した図5(C)の警告表示を解除する。
【0036】
以上のように、本第1の実施の形態の携帯情報端末1では、通信状態記憶機能を有して通信状態記憶処理を定期的に実行し、無線通信装置5の通信速度を高速モードに設定してデータ送受信を試して通信成立の可否をチェックし、この通信が失敗した場合は、無線通信装置5の通信速度を低速モードに設定してデータ送受信を試して通信成立の可否をチェックし、その高速モード通信及び低速モード通信の成立回数を、RAM4内の高速通信回数カウンタ4a及び低速通信回数カウンタ4bにより高速通信回数、低速通信回数として計数し、この高速通信回数及び低速通信回数に基づいて高速通信回数比率を計算し、この計算した高速通信回数比率値をRAM4内の高速通信回数比率値メモリ4dに格納するようにした。このため高速通信回数比率値を求めてデータ通信の圏外検出を容易にすることができる。
【0037】
また、携帯情報端末1では、高速通信回数比率値メモリ4dに格納された高速通信回数比率値を表示装置6に定期的に表示するとともに、その格納した高速通信回数比率値を一定値(閾値)と比較し、その格納した高速通信回数比率値が一定値(閾値)より小さい場合に表示装置6に圏外表示を行うとともに、通信圏外表示フラグ4cをON設定するようにしたため、所有者に警告を発して無駄なデータ通信を行うことを回避させることができる。さらに、高速通信回数比率値を定期的に表示することにより、より確実に高速モードでのデータ通信を促すことができ、データ通信の信頼性を向上させることができる。
【0038】
(第2の実施の形態)
図6は、本発明を適用した第2の実施の形態の携帯情報端末1により実行される通信状態表示処理のフローチャートを示す図であり、図7は、この通信状態表示処理により表示装置6に表示される高速通信回数及び低速通信回数の一例を示す図である。なお、本第2の実施の形態の携帯情報端末1の内部構成は、上記第1の実施の形態の図1に示したブロック構成と同一であるため、その図示及び構成説明は省略する。
【0039】
CPU2により実行される通信状態表示処理について図6に示すフローチャートに基づいて説明するが、この図6に示すフローチャートでは、上記第1の実施の形態の図3に示した通信状態記憶処理のフローチャートと同一のステップS1〜ステップS9、ステップS12には、同一のステップ番号を付しており、その説明は簡略化して説明する。
【0040】
CPU2は、本通信状態表示処理を定期的に実行し、通信状態表示処理を開始すると、RAM4内の高速通信回数カウンタ4a及び低速通信回数カウンタ4bをクリアし、無線通信装置5の通信方式(通信速度)を高速モードに設定して、無線通信装置5により高速モードで無線基地局との間で試しのデータ送受信を実行させた後、この高速モードのデータ通信が成立したか否かを判別する(ステップS1〜ステップS4)。高速モードのデータ通信が成立した場合は、ステップS12に移行してRAM4内の高速通信回数カウンタ4aのカウント値を「+1」加算し、高速モードのデータ通信が成立しなかった場合は、無線通信装置5の通信方式(通信速度)を低速モードに設定し、無線通信装置5により低速モードで無線基地局との間で試しのデータ送受信を実行させた後、この高速モードのデータ通信が成立したか否かを判別する(ステップS5〜ステップS7)。
【0041】
そして、低速モードのデータ通信が成立しなかった場合は、エラー処理を行って本処理を抜け、低速モードのデータ通信が成立した場合は、RAM4内の低速通信回数カウンタ4bのカウント値を「+1」加算し(ステップS8)、通信状態表示のためのデータ送受信処理が完了したか否かを判別する(ステップS9)。完了していない場合はステップS2の高速モード設定処理に戻り、完了している場合は高速通信回数カウンタ4aのカウント値と低速通信回数カウンタ4bのカウント値とに基づいて、図7(A)〜(C)に示すように、表示装置6の高速通信回数と低速通信回数を表示する(ステップS100)。
【0042】
この図7(A)に示す表示例では「高速通信回数=16 低速通信回数=4」であり、高速モードによる通信成功率が比較的高いことを示している。図7(B)に示す表示例では「高速通信回数=10 低速通信回数=10」であり、高速モードによる通信成功率が比較的低いことを示している。図7(C)に示す表示例では「高速通信回数=8 低速通信回数=12 “通信圏外”です!」であり、高速通信回数が低速通信回数よりも少ないために通信圏外表示を行っている。この場合、RAM4内の通信圏外表示フラグ4cをONして、本通信状態表示処理を終了する。
【0043】
以上のように、本第2の実施の形態の携帯情報端末1では、通信状態表示機能を有して通信状態表示処理を定期的に実行し、無線通信装置5の通信速度を高速モードに設定してデータ送受信を試して通信成立の可否をチェックし、この通信が失敗した場合は、無線通信装置5の通信速度を低速モードに設定してデータ送受信を試して通信成立の可否をチェックし、その高速モード通信及び低速モード通信の成立回数を、RAM4内の高速通信回数カウンタ4a及び低速通信回数カウンタ4bにより高速通信回数、低速通信回数として計数し、この高速通信回数及び低速通信回数を表示装置6に表示するとともに、高速通信回数が低速通信回数より少ない場合は“通信圏外”を表示するようにしたため、データ通信の圏外検出を容易にすることができ、所有者に警告を発して無駄なデータ通信を行うことを回避させることができる。したがって、より確実に高速モードでのデータ通信を促すことができ、データ通信の信頼性を向上させることができる。
【0044】
また、本第2の実施の形態では、計数した高速通信回数と低速通信回数を、そのまま表示装置6に表示するようにしたため、第1の実施の形態の通信状態記憶処理で行われていた高速通信回数比率値の計算を省略することができるとともに、上記図4に示したタイマー処理も省略することができ、CPU2の処理負担を軽減することができる。
【0045】
なお、上記各実施の形態では、本発明を携帯情報端末に適用した場合を説明したが、本発明をデータ通信機能を備えた携帯型無線電話機等にも適用可能であることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載及び請求項2記載の発明の通信装置によれば、高速通信回数と低速通信回数との比率を通信状態を示す情報を出力することにより、通信装置と基地局との間の通信状態(電界強度)を正確に把握させることができ、データ通信を行う際により高速モードでの通信を促すことができ、通信装置におけるデータ通信の信頼性を向上させることができる。
【0047】
請求項3記載の発明の通信装置によれば、高速通信回数と低速通信回数の比率を求めてデータ通信の通信圏外の検出を容易にすることができ、通信装置の所有者に警告を発して無駄なデータ通信を行うことを回避させることができる。
【0048】
請求項4記載の発明の通信装置によれば、高速通信回数と低速通信回数とを通信状態を示す情報を出力することにより、通信装置と基地局との間の通信状態(電界強度)を正確に把握させることができ、データ通信を行う際により高速モードでの通信を促すことができ、通信装置におけるデータ通信の信頼性を向上させることができる。
【0049】
請求項5記載の発明の記憶媒体によれば、高速通信回数と低速通信回数とに基づいて通信状態を示す情報を出力するプログラムをコンピュータで実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信装置及び記憶媒体を適用した第1の実施の形態の携帯情報端末1の要部構成を示すブロック図。
【図2】図1のRAM4内に格納されるカウンタ及びフラグ等のメモリ構成を示す図。
【図3】図1のCPU2により実行される通信状態記憶処理のフローチャート。
【図4】図1のCPU2により実行されるタイマー処理のフローチャート。
【図5】図3の通信状態記憶処理及び図4のタイマー処理により図1の表示装置6に表示される高速通信回数比率値の一例を示す図。
【図6】本発明の通信装置及び記憶媒体を適用した第2の実施の形態の携帯情報端末1により実行される通信状態表示処理のフローチャート。
【図7】図6の通信状態表示処理及び図4のタイマー処理により図1の表示装置6に表示される通信状態メッセージの一例を示す図。
【符号の説明】
1 携帯情報端末
2 CPU
3 入力装置
4 RAM
4a 高速通信回数カウンタ
4b 低速通信回数カウンタ
4c 通信圏外表示フラグ
4d 高速通信回数比率値メモリ
5 無線通信装置
6 表示装置
7 印刷装置
8 記憶装置
9 記憶媒体
10 バス

Claims (5)

  1. 高速通信モードと低速通信モードとを切り換えて無線通信を行う通信機能を備えた通信装置であって、
    前記高速通信モードで通信を行って通信の成否を判別する高速モード判別手段と、
    この高速モード判別手段により高速通信モードが通信否であると判別された場合は、前記低速通信モードで通信を行って通信の成否を判別する低速モード判別手段と、
    前記高速通信モードによる通信の完了時及び前記低速通信モードによる通信の完了時に、該高速通信モードによる通信回数と該低速通信モードによる通信回数とに基づいて通信状態を示す情報を出力する通信状態出力手段と、
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記通信状態出力手段は、前記高速通信モードによる通信回数と前記低速通信モードによる通信回数との比率を前記通信状態を示す情報として出力することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記通信状態出力手段は、前記高速通信モードによる通信回数と前記低速通信モードによる通信回数との比率が、予め決められた基準値以下である場合は通信圏外であることを報知することを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4. 前記通信状態出力手段は、前記高速通信モードによる通信回数のカウント値と、前記低速通信モードによる通信回数のカウント値とを夫々前記通信状態を示す情報として出力することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. コンピュータが実行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、
    高速通信モードと低速通信モードとを切り換えて無線通信を行う通信機能を実行するためのコンピュータが実行可能なプログラムを格納し、
    前記高速通信モードで通信を行って通信の成否を判別するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
    この高速通信モードが通信否であると判別された場合は、前記低速通信モードで通信を行って通信の成否を判別するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
    前記高速通信モードによる通信の完了時及び前記低速通信モードによる通信の完了時に、該高速通信モードによる通信回数と該低速通信モードによる通信回数とに基づいて通信状態を示す情報を出力するためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
    を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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