JP3600739B2 - 排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブ - Google Patents

排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブ Download PDF

Info

Publication number
JP3600739B2
JP3600739B2 JP27267598A JP27267598A JP3600739B2 JP 3600739 B2 JP3600739 B2 JP 3600739B2 JP 27267598 A JP27267598 A JP 27267598A JP 27267598 A JP27267598 A JP 27267598A JP 3600739 B2 JP3600739 B2 JP 3600739B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
exhaust gas
air
probe
sampling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27267598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000097820A (ja
Inventor
清泰 久保
哲士 飯田
佳人 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takuma KK
Original Assignee
Takuma KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takuma KK filed Critical Takuma KK
Priority to JP27267598A priority Critical patent/JP3600739B2/ja
Publication of JP2000097820A publication Critical patent/JP2000097820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3600739B2 publication Critical patent/JP3600739B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ごみ焼却炉やガスタービン、ボイラ等から排出される排ガスの一部をサンプリングするサンプリングプローブを冷却用空気により冷却してサンプリングプローブの温度上昇を防止すると共に、サンプリングした排ガスを冷却するようにした排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ごみ焼却炉等から排出される排ガスには、HCl、SOx、NOx、重金属類、ダイオキシン類等の有害物質が含まれて居り、これらの有害物質は大気中へ放出された場合に大気汚染等の原因となる。
【0003】
従って、ごみ焼却炉等に於いては、排ガス中の有害物質の量を可能な限り少なくし、環境汚染や公害の発生を防止する必要がある。その為、燃焼条件等を所定の条件下に制御することにより、有害物質の発生を抑制すると共に、排ガス中に含まれる有害物質を排ガス処理装置により除去する方策が採られている。
又、ごみ焼却炉等に於いては、大気中への有害物質の排出量が法令等により規制されている為、排ガス採取装置を設けて排ガスダクト内を流れる排ガス中に含まれている有害物質の量を常時測定して監視することが行なわれている。
【0004】
前記排ガス採取装置は、サンプリングプローブ、フィルター、導管、液体捕集部、固体吸着部、サンプリング用吸引ポンプ及びガス分析装置等から成り、排ガスダクトに挿入したサンプリングプローブをフィルター、導管、液体捕集部、固体吸着部及びサンプリング用吸引ポンプ等によりガス分析装置等へ接続するようにしたものである。
【0005】
而して、ごみ焼却炉等の稼働中には、排ガスダクト内の排ガスの一部がサンプリングプローブによってサンプリングされ、これが導管及びサンプリング用吸引ポンプ等によりガス分析装置等へ導入され、ガス分析装置等でサンプリングガス中に含まれる有害物質の分析・測定が行なわれている。
【0006】
ところで、排ガスダクト内を流れる排ガスの温度が500℃以上の場合には、排ガスダクトに挿入されたサンプリングプローブやこれに接続された各種機器(フィルターやガス分析装置等)に損傷を与えたり、測定精度を低下させたりするので、水冷式冷却プローブが用いられている。
【0007】
従来、この種の水冷式冷却プローブ20としては、図6及び図7に示すような二重管水冷式ジャケット構造のものが知られている。
即ち、水冷式冷却プローブ20は、排ガスダクト21に挿入され、排ガスダクト21内の排ガスGの一部をサンプリングするサンプリングプローブ22と、排ガスダクト21に挿入され、サンプリングプローブ22の直管部分22aに外嵌されてサンプリングプローブ22を冷却水Wにより冷却する水冷プローブ本体23とから構成されている。
【0008】
前記水冷プローブ本体23は、サンプリングプローブ22の直管部分22aを覆う内筒23aと、内筒23aの周囲に配置されて内筒23aとの間に冷却用ジャケット23bを形成する外筒23cと、内筒23a及び外筒23cの両端部に設けられて内外筒23a,23c間を閉塞する側板23dと、冷却用ジャケット23b内に配設されて冷却用ジャケット23bを内側冷却用ジャケット23b′と外側冷却用ジャケット23b″とに仕切る仕切壁23eと、内側冷却用ジャケット23b′に連通する冷却水入口23fと、外側冷却用ジャケット23b″に連通する冷却水出口23gとから構成されている。
又、サンプリングプローブ22と水冷プローブ本体23の内筒23aとの間には、排ガスダクト21内の排ガスGがダクト外へ漏れるのを防止する耐熱性シール材24が介設されている。
【0009】
而して、送水ポンプ(図示省略)及び冷却水用ホース25により冷却水入口23fから内側冷却用ジャケット23b′内へ流入した冷却水Wは、内側冷却用ジャケット23b′内をサンプリングプローブ22の長手方向に沿って流れた後、外側冷却用ジャケット23b″内へ流入し、外側水冷ジャケット23b″内をサンプリングプローブ22の長手方向に沿って流れた後、冷却水出口23gから排出されるようになっている。
従って、サンプリングプローブ22及びサンプリングした排ガスGの一部は、水冷プローブ本体23の冷却用ジャケット23b(内側冷却用ジャケット23b′及び外側冷却用ジャケット23b″)内を流れる冷却水Wにより熱交換されて冷却されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した水冷式冷却プローブ20は、冷却用媒体(熱交換用媒体)に水を使用している為に様々な問題が発生している。
即ち、水冷式冷却プローブ20を使用した場合には、測定現場で冷却水Wを確保しなければならない。若し、冷却水Wの量が不足する場合には、充分な冷却効果が得られないうえ、冷却水W量の不足による急激な冷却水Wの体積膨張によって水冷プローブ本体23が破損したりする虞れがあった。
又、熱交換後の冷却水Wの排水先も考慮しなければならないうえ、水源及び冷却水Wの排水場所へのホース等を準備しなければならない。
更に、水冷式冷却プローブ20は、サンプリングプローブ22と内筒23aとの間に空気の層が形成された格好になっている為、実際にはサンプリングプローブ22に接触するのが空気となっている。この空気はサンプリングプローブ22と内筒23aとの間に滞留した状態となっている。その結果、冷却媒体に冷却水Wを使用しても、冷却効果があまり得られず、冷却性能に劣ると云う問題があった。
そのうえ、水冷式冷却プローブ20を長期間使用した場合には、冷却水Wに含まれている不純物がプローブ内に付着し、閉塞を来すと云う問題もあった。
このように、従来の水冷式冷却プローブ20には数多くの問題点があり、取扱性や操作性、冷却性能等に劣ると云う問題があった。
【0011】
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、冷却用媒体に空気を使用することによって取扱性や操作性、冷却性能に優れた排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の発明は、排ガスダクトに挿入され、排ガスダクト内の排ガスの一部をサンプリングするサンプリングプローブと、排ガスダクトに挿入され、サンプリングプローブの直管部分に外嵌されてサンプリングプローブを冷却用空気により冷却する空冷プローブ本体とから成る排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブであって、前記空冷プローブ本体は、サンプリングプローブの直管部分を覆い、当該直管部分との間に冷却用空気が流れる冷却用通路を形成する内筒と、内筒の周囲に配置されて内筒との間に冷却用ジャケットを形成する外筒と、排ガスダクト内に位置する内筒の先端部側に形成され冷却用通路と冷却用ジャケットを連通する連通口と、冷却用ジャケットに連通して外筒の基端部に形成された冷却用空気出口とを備えて居り、排ガスダクト外に位置する内筒の基端部側から流入した冷却用空気が冷却用通路、連通口及び冷却用ジャケットを順次通って前記冷却用空気出口から外部へ排出される構成としたことを発明の基本構成とするものである。
【0013】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、排ガスダクト内に位置する内筒の先端部側に連通口を形成すると共に、排ガスダクト外に位置する外筒の基端部側に冷却用空気出口を形成し、又、冷却用通路の一端部を大気中へ開放すると共に、冷却用通路の他端部を耐熱性シール材により閉塞し、冷却用空気出口に吸引ホースを介して接続した冷却用吸引ポンプにより、冷却用通路の一端部から大気を冷却用空気として冷却用通路内へ吸引するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブを用いた排ガス採取装置のうち、ダイオキシン採取を示す系統図であり、図1に於いて、1は排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブ、2は排ガスダクト、3はサンプリングプローブ、4は空冷プローブ本体、5は吸引ホース、6は冷却用吸引ポンプ、7は排ガスG中のダストを捕集するフィルター、8は導管、9は排ガスG中のダイオキシン類を捕集するダイオキシン類採取装置(吸収ビン9a、吸着カラム9b及び氷冷槽9c等から成る)、10はサンプリング用吸引ポンプ、11はガスメーターである。
【0015】
尚、図1に示す排ガス採取装置に於いては、ダイオキシン類を採取するようにしたが、図2に示すようにダイオキシン類採取装置9の代わりに、排ガスG中のHCl・SOx等を捕集するHCl・SOx等採取装置9′(吸収ビン9a′及び氷冷槽9c′等から成る)を使用し、排ガスG中のHCl・SOx等を採取するようにしても良い。
更に、図3に示すようにダイオキシン類採取装置9の代わりに、排ガスG中の水分を除去する水分除去装置9″(ドレントラップ9a″及び電子クーラー9c″等から成る)を、又、ガスメーター11の代わりに、排ガスG中の酸素・一酸化炭素等を測定できる連続分析装置11″を夫々使用し、排ガスG中の酸素・一酸化炭素等を測定分析するようにしても良い。
【0016】
前記排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブ1は、図4及び図5に示す如く、排ガスダクト2に挿入されたサンプリングプローブ3と、排ガスダクト2に挿入され、サンプリングプローブ3の直管部分3aに外嵌されてサンプリングプローブ3を冷却用空気Aにより冷却する空冷プローブ本体4とから構成されている。
【0017】
即ち、前記サンプリングプローブ3は、例えば都市ごみ等のごみ焼却炉(図示省略)から排出される排ガスGの一部をサンプリングするものであり、図1に示すように排ガスGが流れる排ガスダクト2に挿入され、フィルター7、導管8、ダイオキシン類採取装置9及びサンプリング用吸引ポンプ10等によりガスメーター11へ接続されている。
【0018】
而して、ごみ焼却炉の稼働中には、排ガスダクト2内の排ガスGの一部がサンプリングプローブ3によってサンプリングされ、これがフィルター7、導管8、ダイオキシン類採取装置9及びサンプリング用吸引ポンプ10等を経てガスメーター11へ導入される。
【0019】
尚、サンプリングプローブ3は、排ガスダクト2内を流れる排ガスGの温度が500℃以上の場合には透明石英製により形成されている。又、サンプリングプローブ3は、内外面が滑らかになっていると共に、急激な断面の変化や曲がりがなく、サンプリングプローブ3内外の排ガスGの流れを乱さないようになっている。
【0020】
一方、前記空冷プローブ本体4は、図4及び図5に示す如く、サンプリングプローブ3の直管部分3aを覆って直管部分3aとの間に冷却用空気Aが流れる環状の冷却用通路4aを形成する内筒4bと、排ガスダクト2に気密状に挿入され、内筒4bの周囲に配置されて内筒4bとの間に環状の冷却用ジャケット4cを形成する外筒4dと、内筒4b及び外筒4dの両端部に設けられて内外筒4b,4d間を閉塞する側板4eと、内筒4bに形成されて冷却用通路4aと冷却用ジャケット4cを連通する連通口4fと、外筒4dに形成された冷却用空気出口4gとから構成されている。
又、冷却用通路4aの一端部(図4の右端部分)は、大気中へ開放されていると共に、冷却用通路4aの他端部(図4の左端部分)は、内筒4bとサンプリングプローブ3先端部との間に介設した耐熱性シール材12により密封状に閉塞されている。
更に、連通口4fは、排ガスダクト2内に位置する内筒4bの先端部(図4の左端部分)に、又、冷却用空気出口4gは、排ガスダクト2外に位置する外筒4dの基端部(図4の右端部分)に夫々形成されている。
【0021】
そして、前記空冷プローブ本体4は、その冷却用空気出口4gが吸引ホース5を介して冷却用吸引ポンプ6に接続されて居り、冷却用吸引ポンプ6を作動させることによって、空冷プローブ本体4の周囲にある空気A(大気)を冷却用通路4aの一端部から冷却用空気Aとして冷却用通路4a内へ吸引するようになっている。
又、冷却用通路4a内へ吸引された冷却用空気Aは、連通口4f及び冷却用空気出口4gが内外筒4b,4dの両端部に夫々設けられていることとも相俟って、冷却用通路4a、連通口4f及び冷却用ジャケット4cを順次通過し、その間に排ガスGと熱交換されて冷却用空気出口4gから排出されるようになっている。
更に、冷却用空気出口4gから排出された熱交換後の冷却用空気Aは、吸引ホース5及び冷却用吸引ポンプ6を経て大気中へ放出されるようになっている。
【0022】
尚、空冷プローブ本体4の内筒4b、外筒4d及び側板4eは、耐熱性や耐食性等に優れた金属部材により形成されていることは勿論である。
又、冷却用通路4a及び冷却用ジャケット4cの長さや容積、冷却用通路4aへの冷却用空気Aの吸引量等は、サンプリングプローブ3及びサンプリングされた排ガスGを所定の温度にまで冷却できるように夫々選定されていることは勿論である。
【0023】
而して、図1に示す排ガス採取装置に於いては、排ガスダクト2内を流れる排ガスGの一部は、サンプリングプローブ3によりサンプリングされ、サンプリングプローブ3に外嵌された空冷プローブ本体4により冷却された後、フィルター7、導管8、ダイオキシン類採取装置9及びサンプリング用吸引ポンプ10を経てガスメーター11へ導入される。
【0024】
前記空冷式冷却プローブ1に於いては、冷却用吸引ポンプ6の作動により空冷プローブ本体4の周囲にある空気A(大気)が冷却用空気Aとして冷却用通路4aの一端部から冷却用通路4a内へ吸引されて居り、この吸引された冷却用空気Aによってサンプリングプローブ3及びサンプリングされた排ガスGが冷却されている。
【0025】
即ち、冷却用通路4aへ吸引された冷却用空気Aは、冷却用通路4a内をサンプリングプローブ3の直管部分3aに沿って流れた後、連通口4fから冷却用ジャケット4c内へ流入し、冷却用ジャケット4c内をサンプリングプローブ3の長手方向に沿って流れた後、冷却用空気出口4gから排出されている。
従って、サンプリングプローブ3及びサンプリングプローブ3内を流れる排ガスGは、空冷式冷却プローブ1の冷却用通路4a及び冷却用ジャケット4c内を流れる冷却用空気Aと熱交換して冷却されることになる。
【0026】
そして、サンプリングプローブ3及びサンプリングされた排ガスGとの熱交換によって温度上昇した冷却用空気Aは、冷却用空気出口4gから排出されて吸引ホース5及び冷却用吸引ポンプ6を経て大気中へ放出されている。
【0027】
本発明の実施の形態に係る空冷式冷却プローブ1は、冷却用媒体(熱交換用媒体)に空気A(大気)を使用している為、測定現場での冷却用媒体の確保が不要になると共に、冷却用媒体が不足すると云うこともなく、充分な冷却効果が得られる。
又、冷却用空気Aは急激な体積膨張の心配がなく、空冷プローブ本体4を損傷させると云うこともない。
更に、熱交換後の冷却用空気Aの排出先を考慮する必要もなく、冷却用空気Aを大気中へ放出することが可能になって熱交換後の冷却用空気Aの後処理も極めて簡単である。
そのうえ、冷却用通路4aを流れる冷却用空気Aがサンプリングプローブ3に直接接触し、且つ冷却用通路4a内へ新しい冷却用空気Aが順次吸引されるようになっている為、冷却効果が極めて優れている。
このように、空冷式冷却プローブ1は、取扱性や操作性、冷却性能等に於いて極めて優れている。
【0028】
尚、上記実施の形態に於いては、冷却用通路4a内へ冷却用空気A(大気)を吸引するようにしたが、他の実施の形態に於いては、押込みファン(図示省略)等を用いて冷却用通路4a内へ冷却用空気A(大気)を押し込むようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明の請求項1の空冷式冷却プローブは、冷却用媒体(熱交換用媒体)に冷却用空気(大気)を使用している為、測定現場での冷却用媒体の確保が不要になると共に、冷却用媒体が不足することもなく、充分な冷却効果が得られる。
又、冷却用空気は急激な体積膨張の心配がなく、空冷式冷却プローブを損傷させることもない。
更に、熱交換後の冷却用空気の排出先を考慮する必要もなく、冷却用空気を大気中へ放出することが可能になって熱交換後の冷却用空気の後処理も極めて簡単である。
そのうえ、冷却用通路を流れる冷却用空気がサンプリングプローブに直接接触している為、冷却効果が極めて優れている。
【0030】
本発明の請求項2の空冷式冷却プローブは、連通口及び冷却用空気出口を内外筒の両端部に夫々形成し、又、冷却用通路の一端部を大気中へ開放すると共に、冷却用通路の他端部を閉塞し、吸引ポンプ等により冷却用通路の一端部から大気を冷却用空気として冷却用通路内へ吸引するようにしている為、冷却用空気は冷却用通路及び冷却用ジャケット内を全域に亘って良好且つスムースに流れることになり、より優れた冷却効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブを用いた排ガス採取装置の一例を示す概略系統図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブを用いた排ガス採取装置の他の例を示す概略系統図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブを用いた排ガス採取装置の更に他の例を示す概略系統図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブの概略断面図である。
【図5】図4のI−I線断面図である。
【図6】従来の水冷式冷却プローブの概略断面図である。
【図7】図6のII−II線断面図である。
【符号の説明】
1は空冷式冷却プローブ、2は排ガスダクト、3はサンプリングプローブ、3aはサンプリングプローブの直管部分、4は空冷プローブ本体、4aは冷却用通路、4bは内筒、4cは冷却用ジャケット、4dは外筒、4fは連通口、4gは冷却用空気出口、5は吸引ホース、6は冷却用吸引ポンプ、12は耐熱性シール材、Aは冷却用空気、Gは排ガス。

Claims (2)

  1. 排ガスダクトに挿入され、排ガスダクト内の排ガスの一部をサンプリングするサンプリングプローブと、排ガスダクトに挿入され、サンプリングプローブの直管部分に外嵌されてサンプリングプローブを冷却用空気により冷却する空冷プローブ本体とから成る排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブであって、前記空冷プローブ本体は、サンプリングプローブの直管部分を覆い、当該直管部分との間に冷却用空気が流れる冷却用通路を形成する内筒と、内筒の周囲に配置されて内筒との間に冷却用ジャケットを形成する外筒と、排ガスダクト内に位置する内筒の先端部側に形成され冷却用通路と冷却用ジャケットを連通する連通口と、冷却用ジャケットに連通して外筒の基端部に形成された冷却用空気出口とを備えて居り、排ガスダクト外に位置する内筒の基端部側から流入した冷却用空気が冷却用通路、連通口及び冷却用ジャケットを順次通って前記冷却用空気出口から外部へ排出される構成としたことを特徴とする排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブ。
  2. 排ガスダクト内に位置する内筒の先端部側に連通口を形成すると共に、排ガスダクト外に位置する外筒の基端部側に冷却用空気出口を形成し、又、冷却用通路の一端部を大気中へ開放すると共に、冷却用通路の他端部を耐熱性シール材により閉塞し、冷却用空気出口に吸引ホースを介して接続した冷却用吸引ポンプにより、冷却用通路の一端部から大気を冷却用空気として冷却用通路内へ吸引するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブ。
JP27267598A 1998-09-28 1998-09-28 排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブ Expired - Fee Related JP3600739B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27267598A JP3600739B2 (ja) 1998-09-28 1998-09-28 排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27267598A JP3600739B2 (ja) 1998-09-28 1998-09-28 排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000097820A JP2000097820A (ja) 2000-04-07
JP3600739B2 true JP3600739B2 (ja) 2004-12-15

Family

ID=17517233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27267598A Expired - Fee Related JP3600739B2 (ja) 1998-09-28 1998-09-28 排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3600739B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2383830B (en) * 2001-11-08 2005-07-27 Hi Gene Dispense Ltd Beverage tubing cooling device
JP2003344244A (ja) * 2002-05-31 2003-12-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃焼排ガス高温排ガス分析装置および分析方法
EP1455184A1 (en) * 2003-03-07 2004-09-08 Ultrasonic Scientific Limited Ultrasonic analyser
ITVC20040002A1 (it) * 2004-04-09 2004-07-14 Domenico Bruzzi sonda d'estrazione, dal forno, dei gas combusti per analisi O2, CO, NOX ... (turbo-sonda O2)
JP4514543B2 (ja) * 2004-07-30 2010-07-28 株式会社タクマ 有害微量物質の測定装置および抑制装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000097820A (ja) 2000-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006506640A (ja) エンジン排気ガス中の粒状物の質量、粒径、個数のリアルタイム測定装置および方法
HUP0103365A2 (hu) Szűrőegység, légszűrő, továbbá eljárás ez utóbbi karbantartására
CA2604663A1 (en) Cleaning system and method for continuous emissions monitoring equipment
JP3600739B2 (ja) 排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブ
JPH09257667A (ja) ダスト濃度測定装置
KR20110029838A (ko) 배출가스 시료 채취장치
JP3583059B2 (ja) 排ガス導入装置
EP1008842A3 (de) Vorrichtung und Verfahren zur Entnahme von Abgasen
CN206818487U (zh) 一种多功能烟气汞自动取样系统
JP3258280B2 (ja) 排ガスの成分測定用サンプリング装置
JPH0321884A (ja) 放射性物質試料採取装置
JP3024081U (ja) ガスの大気混濁度を決定するための測定装置
JP3258279B2 (ja) 排ガスの成分測定用サンプリング装置
CN211146532U (zh) 一种用于烟气脱硫脱硝除尘的一体化装置
CN209231043U (zh) 一种烟气采样探头
CN112611693A (zh) 一种基于气体净化装置的烟气测量系统
US6782767B2 (en) Gas sample probe for a gas analyzer
JP2000227389A (ja) ガス採取ユニット及びその取り付け方法
KR102394412B1 (ko) 회분의 포집 효율과 포집된 회분의 제거 효율이 증대된 포집 장치
JP3263224B2 (ja) 酸素分析装置
CN219511939U (zh) 一种在线微量气体冷凝除水装置
KR200312480Y1 (ko) 차량 매연 측정용 이동식 매연 여과통
JPH0994425A (ja) 水分除去装置
CN220356761U (zh) 一种火力发电废气监测取样装置
CN214635177U (zh) 一种可检测浓度的voc吸附处理设备

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040616

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees